JP2001329713A - 駐車管理機 - Google Patents

駐車管理機

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JP2001329713A
JP2001329713A JP2000150380A JP2000150380A JP2001329713A JP 2001329713 A JP2001329713 A JP 2001329713A JP 2000150380 A JP2000150380 A JP 2000150380A JP 2000150380 A JP2000150380 A JP 2000150380A JP 2001329713 A JP2001329713 A JP 2001329713A
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support shaft
parking management
vehicle
parking
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JP2000150380A
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Kiyonori Andou
清規 安藤
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NIPPON PARK KK
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H6/00Buildings for parking cars, rolling-stock, aircraft, vessels or like vehicles, e.g. garages
    • E04H6/42Devices or arrangements peculiar to garages, not covered elsewhere, e.g. securing devices, safety devices, monitoring and operating schemes; centering devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出車時にロック板が支持軸と車体との間に挟
まれて過負荷を受けることによる装置の破損を防止す
る。 【解決手段】 第1ロック板4,第2ロック板5の最大
起立時に第1ロック板4,第2ロック板5の先端部が支
持軸14,14の起立側外周面よりも外側に位置するよ
うに第1ロック板4,第2ロック板5の起立角度を規制
する第1ストッパ6,6および第2ストッパ7,7を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時間貸し駐車場に
設置され、起伏作動するロック板により自動車の出入り
を1台ごと管理する駐車管理機に関し、特に、出車時に
ロック板が過負荷を受けて装置が破損するのを防止した
駐車管理機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロック板を備えた駐車管理機は、
車一台分の駐車スペースが定められ、その駐車スペース
の一側方境界部分から内方に向けロック板が設けられ、
このロック板は基端に備えた支持軸を回転可能に水平に
軸支されており、そしてこの支持軸を起伏装置によって
回転駆動させることにより、前記ロック板を起伏させる
ように設けられていた。そして、駐車に際し、自動車が
倒伏状態のロック板を乗り越えて駐車スペースに乗り入
れると、起伏装置が作動してロック板が車体下面に当接
するまで起立状態となり、そのロック板が自動車の車輪
の外側から車体内部までに亘って対向した状態となり、
自動車の出車を規制することになる。また、出車に際し
ては所定の手続き(金銭投入など)を行うことによりロ
ック板が倒伏し規制を解除するから、それを乗り越えて
出車することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のロック板式駐車
管理機は、強度上、ロック板の高さ方向幅を短く形成し
て車高の高い自動車には起立角度を大きくして対応する
構造上、ロック板の起立角度の上限が設定されておら
ず、抵抗がなければ地面に対して垂直となるまで起立す
る構造となっていたので、駐車後に乗員が降車して車高
が上がることでロック板にかかる抵抗がなくなると、自
動車の車高が高い場合にはロック板が直立状態まで起立
してしまうことがある。そして、出車時に乗車して再び
車高が低くなったとき、直立状態のロック板が地面と車
体との間に挟まって倒伏できず、そのまま垂直方向に過
負荷を受けることによって支持軸の段付部などからの破
損やロック板の座屈が生じてしまうという問題があっ
た。この問題はロック板を十分長尺に形成してどんな車
高のときでもロック板が常に傾斜状態でロックするよう
に設けることで解消できるが、長尺なロック板を起伏さ
せるためにはロック板、支持軸、軸受け等各部を強度ア
ップした上、より大型のエアシリンダが必要となるの
で、装置の大型化、コストアップを招く。
【0004】本発明は、上記従来技術が抱える問題点に
着目してなされたものであって、その目的とするところ
は、ロック板の起立角度を規制するストッパを設けるこ
とによって、出車時にロック板が支持軸と車体との間に
挟まれて過負荷を受けることによる装置の破損を防止
し、耐用寿命を高めた駐車管理機を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明請求項1記載の駐車管理機では、車一台分の
駐車スペースが定められ、この駐車スペースの一側方境
界部分から内方に向けロック板が設けられ、このロック
板は基端に備えた支持軸を回転可能に水平に軸支され、
この支持軸の端部にはピニオンが設けられ、このピニオ
ンと噛合するラックと、このラックを進退駆動させるシ
リンダとを備えた起伏装置を有し、この起伏装置によっ
て前記支持軸を回転駆動させることにより前記ロック板
を起伏させるようにした駐車管理機において、前記ロッ
ク板の最大起立時にロック板の先端部が支持軸の起立側
外周面よりも外側に位置するようにロック板の起立角度
を規制するストッパを備えることを特徴とする。請求項
2記載の発明では、請求項1記載の駐車管理機におい
て、前記ロック板の支持軸頂部近接位置から下方に傾斜
したスロープ板が配置され、前記ストッパとして、前記
スロープ板に当接してその回転を規制する突部材がロッ
ク板上面側に設けられていることを特徴とする。請求項
3記載の発明では、請求項1または2記載の駐車管理機
において、前記ストッパとして、前記支持軸への取付部
材に当接してその回転を規制する突部材が基台上に設け
られていることを特徴とする。請求項4記載の発明で
は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の駐車管理機に
おいて、前記ストッパとして、前記ラックに当接してそ
の進退を規制する突部材が基台上に設けられていること
を特徴とする。請求項5記載の発明では、請求項1〜4
のいずれか1項に記載の駐車管理機において、前記支持
軸とロック板とがその長さ方向の略中央部で二分割され
て支持軸はそれぞれが軸支され、かつ前記起伏装置が各
支持軸毎に設けられるとともに両起伏装置は同時作動可
能に設けられ、さらに前記一対のロック板は、一方のロ
ック板が基台により前記駐車スペースに駐車した車の車
輪当接位置に設置された状態で他方のロック板が前記車
輪と同一軸上側にある車輪同士の間の車体下部に当接可
能に前記基台に配置されていることを特徴とする。請求
項6記載の発明では、請求項5記載の駐車管理機におい
て、前記両シリンダはエアシリンダであって、それぞれ
進出用エア回路同士および後退用エア回路同士が一体に
連通状態で連結されていることを特徴とする。請求項7
記載の発明では、請求項6記載の駐車管理機において、
前記両エアシリンダはそれぞれ前記ロック板の起立を解
除するまで常に空気が供給されることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の駐車管理機は、乗車した状態で車体の
底部に当接状態となったロック板が、降車して車高が高
くなることによりさらに起立した場合でも、ストッパに
よってロック板の立ち上がり角度が規制され、ロック板
の先端部が支持軸の起立側外周面よりも外側に位置した
状態となる。そして、出車時に乗員によって車高が低く
なりロック板に荷重がかかった場合には、その荷重によ
ってロック板が倒伏方向に回転するので、ロック板が過
負荷を受けて座屈したり、装置が破損したりするのを避
けることができる。請求項5記載の駐車管理機では、自
動車が駐車スペースに駐車した場合、ロック板は同時に
起立してそれぞれ一対ずつ車輪と車体(またはデフ)に
対向し、その自動車の出車を規制した状態となる。この
状態において、その自動車が所定の手続きを取らない
で、つまりロック板が起立したまま出車しようとした場
合、それが大型の四輪駆動車であれば、まず車輪がそれ
に対向するロック板に乗りかかるから、そのロック板は
踏み倒されてしまう。しかしながら車体の下に起立して
いるロック板は、車輪に対向したロック板とは支持軸同
士が連続していないから起立したままの状態で対向す
る。自動車はその車体でこのロック板を車輪のようには
踏み倒せないから出車が不可能となる。前記ロック板
は、自動車の入・出車に伴いそれぞれのエアシリンダへ
のエア供給を同時に行い、その支持軸のピニオンをラッ
クの進退で回動させることにより同時に起伏させること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本実施の形態の駐車管理機
を示す平面図、図2は図1のA−A線による断面図、図
3は図1のB−B線による断面図、図4は駐車管理機の
設置状態を示す全体平面図である。
【0008】図において、1は土間コン上に固定される
基台であって、両長辺側に傾斜10を有するように細長
い台形状に形成されている。この基台1の中央部に第1
起伏装置2と第2起伏装置3とが並列して配置され、そ
の両側に第1ロック板4,第2ロック板5が配置されて
いる。前記第1起伏装置2と第2起伏装置3は、それぞ
れ復動型のエアシリンダ11と、そのロッド先端に固定
されたラック12とで構成されている。このラック12
は基台1上でその短辺と平行方向に進退するように設置
され、側面には基台1上面を転動するローラ13が片側
2カ所ずつ設けられている。12aはラック先端側の衝
止部材であり、ピニオン16の脱落を防止するものであ
る。
【0009】前記第1ロック板4と第2ロック板5は、
それぞれ基端側に支持軸14が固定され、その軸心が基
台1の長辺と平行するように配置されている。この支持
軸14は、前記基台1に固定された軸受け15によって
両側が回動自在に支持され、その一端側にはピニオン1
6が装着されている。前記ピニオン16は、穴付きであ
って支持軸14に嵌合され、そのボス部16aに止めね
じ16bが螺合されその先端が支持軸14外周面の凹部
に押圧接触するようにして固定されている。また、この
場合、前記ピニオン16は、エアシリンダ11のロッド
が最大前進した状態で前記第1ロック板4、あるいは第
2ロック板5を起立させた状態に配置させるように前記
ラック12と噛合されている。
【0010】図中17はラック12の前進用配管、18
はラック12の後退用配管であり、空圧源側からの配管
をそれぞれティーズで二方向に分け、両エアシリンダ1
1,11を同時に、かつ同一方向に作動させる。なお、
前記エアシリンダ11,11は、それぞれフリーの状態
で前記第1ロック板4,第2ロック板5を支障なく起立
させるが、車体に当たったらその車体を傷付けないで停
止する程度の能力を有するものである。また、19はス
ロープ板であって前記第1ロック板4,第2ロック板5
の支持軸14側を下方へなだらかに導くものであり、基
台1上に固定されている。
【0011】前記第1ロック板4,第2ロック板5の支
持軸14下方起立側の基台1上には、第1ストッパ6,
6がそれぞれ立設されている。このストッパ6,6は、
第1ロック板4,第2ロック板5の最大起立角度を規制
するためのものであって、第1ロック板4,第2ロック
板5が地面と所定角度となったとき、その基端部起立側
外周面と当接して、第1ロック板4,第2ロック板5の
回転を停止させるものである。ここで、最大起立時に
は、第1ロック板4,第2ロック板5の先端部が支持軸
14への起立側外周面よりも外側に位置した状態となっ
ており、起立角度は、地面から見て60度程度となるの
が好ましい。
【0012】前記第1ロック板4,第2ロック板5の基
端側左右には、第2ストッパ7,7がそれぞれ着設され
ている。この第2ストッパ7,7も、上述した第1スト
ッパ6,6と同様に第1ロック板4,第2ロック板5の
起立角度を規制するためのものであって、第1ストッパ
6,6が第1ロック板4,第2ロック板5と当接するの
と略同時に、前記スロープ板19,19の端縁に当接す
る構成となっている。
【0013】次に作用を説明する。図4は駐車管理機を
設置した駐車スペースに自動車がバックで進入し駐車し
た状態を示す。図中20は四輪駆動車の後輪、21はデ
フ、22は車止めである。まず、空車状態の駐車スペー
スでは、第1ロック板4,第2ロック板5ともエアシリ
ンダ11,11で倒立状態となっている。そして、駐車
に際しては、この倒立状態の第2ロック板5を乗り越え
て自動車を駐車スペースに乗り入れる。この乗り入れに
より制御装置が作動し、駐車時間の計測が開始される。
同時にエアシリンダ11,11がラック12,12を往
動させピニオン16,16を介して第1ロック板4,第
2ロック板5を同時に起立させる。これにより、第1ロ
ック板4が車体下のデフ21に対向し、また第2ロック
板5が車輪20に対向することになって自動車の出車を
規制することができる。そして、この状態で両エアシリ
ンダ11,11にはロック解除指令までエアが供給し続
けられる。
【0014】そして、駐車する自動車の車高が低い場
合、起立した第1ロック板4,第2ロック板5が自動車
の底に当たることがあるが、この実施の形態では、エア
シリンダ11,11が第1ロック板4,第2ロック板5
を起立させるだけの力しかないので、第1ロック板4,
第2ロック板5が自動車の底にソフトタッチして急激な
衝突が回避され、自動車や第1ロック板4,第2ロック
板5の損傷を回避することができる。また、駐車して第
1ロック板4,第2ロック板5が起立後、乗員が降車す
ることにより車高が高くなった場合、エアシリンダ1
1,11が常時作動状態にあるから車高の変動に順応し
てさらに起立し、自動車の底に当接して停止する。
【0015】ここで、降車時に車高が高くなって第1ロ
ック板4,第2ロック板5が車体の底に当たらなくなっ
た場合は、最大起立角度が60度となるまで起立してか
ら第1ストッパ6,6および第2ストッパ7,7が当接
して停止する(タイミングは同時が好ましいが、これに
限らない。)。このとき、第1ロック板4と第2ロック
板5の先端部は支持軸14の起立側外周面よりも外側に
位置した状態となっている。
【0016】次に、所定の料金が精算されると、エアシ
リンダ11,11に逆向きに空気圧が供給されラック1
2,12が復動することにより、ピニオン16,16を
介して第1ロック板4と第2ロック板5とが倒伏するの
で、この倒伏状態の第2ロック板5を車輪20で乗り越
えて自動車を駐車スペースから出車させることができ
る。
【0017】ここで、出車時に乗員が乗り込み再び車高
が低くなって第1ロック板4,第2ロック板5に荷重が
かかったとき、その荷重は第1ロック板4,第2ロック
板5の倒伏方向に支持軸14を回転させるように作用す
る。よって、第1ロック板4,第2ロック板5が支持軸
14と車体との間に固定された状態で過負荷を受けるの
を避けることができ、第1ロック板4,第2ロック板5
の座屈や支持軸14の破損等を防止できる。
【0018】また、万一料金の不払い等を意図して、自
動車が前記した駐車状態から第1ロック板4,第2ロッ
ク板5を無理に乗り越えようとした場合、まず車輪20
が第2ロック板5に当接し、この車輪20の回転方向が
第2ロック板5を押し倒す方向であるため、四輪駆動車
のように車輪と馬力が大きいと、この第2ロック板5を
倒伏させてしまう。しかしながら、第1ロック板4は前
記第2ロック板5と無関係に起立状態を続けるので、自
動車の進行により車体下のデフ21が第1ロック板4に
当接する。このデフ21は第1ロック板4をその先端か
ら支持軸14方向であって土間コン側に押し込む方向に
作用するからこの第1ロック板4が強固に対向しそれ以
上の移動を阻止することになる。
【0019】以上説明してきたように、本実施の形態の
駐車管理機では、第1ストッパ6,第2ストッパ7によ
って第1ロック板4,第2ロック板5の最大起立角度を
60度に規制したので、出車時に乗車して車高が低くな
り、第1ロック板4,第2ロック板5が車体から荷重を
受けても、第1ロック板4,第2ロック板5が倒伏方向
に回転するので、第1ロック板4,第2ロック板5が地
面と車体との間に挟まれて過負荷を受けることにより生
じる座屈、破損等を回避することができる。また、自動
車の駐車場に車輪20と対向する第1ロック板4,およ
び車体下のデフ21と対向する第2ロック板5を有し、
それぞれ専用のエアシリンダ11,11で駆動するよう
にしたので、万一第2ロック板5を倒伏させても第1ロ
ック板4が阻止し続けるので、いかなる自動車でも不正
な出車を阻止することができる。構造は大変簡単であ
り、また、車輪側に配置される第2ロック板5は、無理
に対向しないから破損することもない。第1ロック板
4,第2ロック板5は駐車した自動車の車体下にソフト
に当接するだけの力で起立するので、自動車が無理に動
かない限りその自動車に損傷を与えることがない。
【0020】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は、本実施の形態に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があっても本発明に含まれる。ロック板の起立角度
を規制するストッパは任意のものを用いることができ、
例えば図5に示すように、両端を基台1とロック部材と
に接続したポリアミドの帯状体8を設けてストッパとし
ても良い。また、基台1上にラック12の移動を阻止す
る部材を設けても良い。さらに、これらを組み合わせて
使用する構成としても良い。また、第1,第2起伏装置
2,3は同時駆動させずいずれか一方を数分遅れで駆動
させるなどとすることもできる。また、第1ロック板4
と第2ロック板5の最大起立角度は一致しなくても良
い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の駐車管理
機にあっては、乗車した状態で車体の底部に当接状態と
なったロック板が、乗員が降車して車高が高くなること
によりさらに起立した場合でも、ストッパによってロッ
ク板の最高起立角度が規制され、ロック板の先端部が支
持軸の起立側外周面よりも外側に位置する状態を保持す
る。よって、出車時に再び車高が低くなってロック板に
荷重がかかったとき、ロック板が倒伏方向に回転するの
で、ロック板が過負荷を受けることによる支持軸の破損
およびロック板の座屈等が回避され、装置の耐用寿命を
高めることができる。
【0022】また、駐車した自動車が所定の手続きを取
らないで、つまりロック板が起立したまま出車しようと
した場合、車輪に対向するロック板が踏み倒されてしま
っても、車体の下に起立しているロック板は起立したま
まの状態で対向し、自動車の不正な出車を防止すること
ができる。ロック板起伏装置の駆動源にエアシリンダを
使用し起立を解除するまで常に空気を供給してロック状
態を維持するようにしたので、ロックのメカ装置や位置
調整用のリミットスイッチ等がなくてもロック板は駐車
する様々な自動車の地上からの高さに対応してロック
し、高さが変動しても稼動設定範囲内で追随できる。ま
た、このため、構造が大変簡単となってコンパクト化が
図れるし、メンテナンスも簡単に行え、しかも製造コス
ト、ランニングコストとも安価にすることが可能とな
る。前記エアシリンダは二式に分けたからそれぞれは力
の弱いものを使用でき、自動車を傷付けないようにする
ことができるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態の駐車管理機を示す平面図で
ある。
【図2】図1のA−A線による断面図である。
【図3】図1のB−B線による断面図である。
【図4】実施の形態の駐車管理機の設置状態を示す全体
平面図である。
【図5】その他の実施の形態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 第1起伏装置 3 第2起伏装置 4 第1ロック板 5 第2ロック板 6 第1ストッパ 7 第2ストッパ 8 帯状体 10 傾斜 11 エアシリンダ 12 ラック 12a 衝止部材 13 ローラ 14 支持軸 15 軸受け 16 ピニオン 16a ボス部 16b 止めねじ 17 前進用配管 18 後退用配管 19 スロープ板 20 車輪(四輪駆動の後輪) 21 デフ 22 車止め

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車一台分の駐車スペースが定められ、こ
    の駐車スペースの一側方境界部分から内方に向けロック
    板が設けられ、このロック板は基端に備えた支持軸を回
    転可能に水平に軸支され、この支持軸の端部にはピニオ
    ンが設けられ、このピニオンと噛合するラックと、この
    ラックを進退駆動させるシリンダとを備えた起伏装置を
    有し、この起伏装置によって前記支持軸を回転駆動させ
    ることにより前記ロック板を起伏させるようにした駐車
    管理機において、 前記ロック板の最大起立時にロック板の先端部が支持軸
    の起立側外周面よりも外側に位置するようにロック板の
    起立角度を規制するストッパを備えることを特徴とする
    駐車管理機。
  2. 【請求項2】 前記ロック板の支持軸頂部近接位置から
    下方に傾斜したスロープ板が配置され、 前記ストッパとして、前記スロープ板に当接してその回
    転を規制する突部材がロック板上面側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の駐車管理機。
  3. 【請求項3】 前記ストッパとして、前記支持軸への取
    付部材に当接してその回転を規制する突部材が基台上に
    設けられていることを特徴とする請求項1または2記載
    の駐車管理機。
  4. 【請求項4】 前記ストッパとして、前記ラックに当接
    してその進退を規制する突部材が基台上に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の駐車管理機。
  5. 【請求項5】 前記支持軸とロック板とがその長さ方向
    の略中央部で二分割されて支持軸はそれぞれが軸支さ
    れ、かつ前記起伏装置が各支持軸毎に設けられるととも
    に両起伏装置は同時作動可能に設けられ、 さらに前記一対のロック板は、一方のロック板が基台に
    より前記駐車スペースに駐車した車の車輪当接位置に設
    置された状態で他方のロック板が前記車輪と同一軸上側
    にある車輪同士の間の車体下部に当接可能に前記基台に
    配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の駐車管理機。
  6. 【請求項6】 前記両シリンダはエアシリンダであっ
    て、それぞれ進出用エア回路同士および後退用エア回路
    同士が一体に連通状態で連結されていることを特徴とす
    る請求項5記載の駐車管理機。
  7. 【請求項7】 前記両エアシリンダはそれぞれ前記ロッ
    ク板の起立を解除するまで常に空気が供給されることを
    特徴とする請求項6記載の駐車管理機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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