JP3485476B2 - パレット落下防止装置 - Google Patents

パレット落下防止装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降パレットを備
えた立体駐車装置のパレットの落下防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のパレットの落下防止装置
としては、特開平9−209590号公報に記載のもの
がある。この装置は、パレット受部材を回転支持軸で支
持し、そのパレット受部材が一方へ回動してパレットの
昇降通路に突出した状態でパレットの落下を防止し、他
方へ回動してパレットの昇降通路から退避した状態でパ
レットを通過させるようになっているものである。この
装置は、パレット受部材に関連して上下に並ぶ一対のば
ね部材を備えている。ばね部材の一方は、電磁ソレノイ
ドによりパレット受部材が退避位置へ達するときの衝撃
を緩和する制動力を発生し、他方は、パレット受部材が
突出位置へ達するときの衝撃を緩和する制動力を発生す
る。そして、それら一対のばね部材は、水平方向に延び
る圧縮ばねである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の装置は、水
平方向に延びる圧縮ばねを用いているため、パレット落
下防止装置の幅方向の寸法を大きくする要因の一つにな
っている。このパレット落下防止装置の幅方向の寸法が
大きくなることは、駐車装置における支柱の幅寸法の範
囲に収まらない状態を生じて、僅かではあるが支柱の間
隔を広くしなければならないことになり、限られた場所
に駐車装置を設置する際に設置できないという不利があ
る。本発明は、幅を小さくできるパレット落下防止装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、水平方
向に延びる回動軸に回動自在に支持され、駐車パレット
の昇降経路に突出した突出位置をとるパレット受部材
と、前記回動軸よりも上方に位置し、外部からの指令に
応じて前記パレット受部材を上方へ引き上げて前記突出
位置から前記駐車パレットの昇降経路より外れた退避位
置へ回動させる電磁ソレノイドと、前記回動軸とほぼ同
軸心に配され、前記パレット受部材を互いに反対の回動
方向に付勢する一対のねじりコイルばねとを備え、前記
一対のねじりコイルばねのうち一方が、前記パレット受
部材を常に前記突出位置から前記退避位置へ回動する方
向に付勢する上向き付勢ばねであって、他方が、前記パ
レット受部材を常に前記退避位置から前記突出位置へ回
動する方向に付勢する下向き付勢ばねであり、前記パレ
ット受部材が前記突出位置にあるとき、前記上向き付勢
ばねによる上向きの付勢力が前記下向き付勢ばねによる
下向きの付勢力よりも大きくなるように、且つ双方のば
ねの付勢力の差の上向き付勢力がパレット受部材の自重
による下向きの付勢力よりも小さくなるように設定する
とともに、前記パレット受部材が前記退避位置にあると
き、前記下向き付勢ばねによる下向きの付勢力が前記上
向きの付勢ばねによる上向きの付勢力よりも大きくなる
ように設定したことを特徴とする(請求項1)。
【0005】本発明の手段では、一対のばね部材を装置
内に組み込むにあたり、ばね部材をねじりコイルばねに
してパレット受部材の回動軸とほぼ同軸心に配したこと
によって、装置の幅寸法を小さくすることができる。そ
して、各ねじりコイルばねは、パレット受部材を常に付
勢することによって、付勢力を確実に発生できる状態を
維持するとともに、それ自身の位置ずれを防止してい
る。上向き付勢ばねは、パレット受部材が突出位置にあ
るときに下向き付勢ばねよりも大きな力でパレット受部
材を付勢することで、電磁ソレノイドによるパレット受
部材の上昇開始時の引き上げを補助する力を発生する。
つまり、突出位置にあるパレット受部材は、電磁ソレノ
イドの力と各ばねの付勢力の差による上向きの力とを受
けて上昇する。ここで電磁ソレノイドは、雨水による影
響を防ぐためにパレット受部材の回動軸よりも上方に配
してあり、パレット受部材を上方へ引き上げるような構
成になっている。これによってパレット受部材の上昇開
始時の電磁ソレノイドによる引き上げ力は、パレット受
部材が突出位置にある状態ではプランジャーが下方へ最
も突出しているから、最も小さくなっている。この電磁
ソレノイドによる引き上げ開始時の小さい引き上げ力を
補助している構成により、電磁ソレノイドの大型化を抑
えることができる。また、パレット受部材が突出位置に
あるときのねじりばねによる上向き付勢力は、パレット
受部材が突出位置に到達する時には、制動力として作用
する。これによって、パレット受部材が突出位置に到達
する時の衝撃を緩和して跳ね上がりを抑制できると共に
音を小さくできる。そして、電磁ソレノイドが消磁状態
のとき、パレット受部材は自重による作用力がねじりば
ねによる作用力に勝って確実に突出位置に位置する。
【0006】また、一対のねじりコイルばねが逆の回動
方向に作用しているから、パレット受部材を電磁ソレノ
イドにより突出位置から退避位置へ回動させるとき、始
めは上向き付勢ばねの付勢力が勝っていて、回動の途中
から下向き付勢ばねの付勢力が勝る状態とすることが可
能であり、これを適用したものである。この構成では、
パレット受部材が退避位置に到達するとき下向き付勢力
が作用しており、これが制動力となる。これにより、パ
レット受部材がソレノイドにより上昇させられて退避位
置に達するときの衝撃を緩和し、そのときの衝撃音を小
さくする。また、ソレノイドを消磁したとき、下向き付
勢力により駆動されて突出位置へ向かう始動が確実に行
われる。
【0007】前記一対のねじりコイルばねは、各線の間
に隙間を設けて形成するのがよい。この構成では、各線
間の摩擦をなくすことで、その摩擦による付勢力の変動
をなくすことができる。
【0008】前記一対のねじりコイルばねに樹脂コーテ
ィングを施した構成とするのがよい。この構成では、ね
じりコイルばねの錆付きを抑え、各線と回動軸との間の
摩擦の変化に伴う付勢力の変動をなくすことができる。
【0009】前記各ねじりコイルばねと前記回動軸との
間に、合成樹脂のスリーブを配した構成とするのがよ
い。この構成では、ねじりコイルばねが錆びた場合で
も、ねじりコイルばねと回動軸との間、すなわちねじり
コイルばねと合成樹脂スリーブとの間の摩擦の変化がほ
とんどなく、パレット受部材に対する付勢力の変動をな
くすことができる。この構成は、前記ねじりコイルばね
の樹脂コーティングに代替してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1〜図
4を用いて説明する。このパレット落下防止装置1は、
図1、図2にその構造を示すように、本体2にパレット
受部材3、ねじりコイルばね4、5、電磁ソレノイド
6、リミットスイッチ7等を組付けたものである。本体
2は、鋼板で形成された略溝型の部材の上端に、同様に
鋼板で形成された溝型の部材を溶接して取付け部8を設
けてある。この取付け部は、ボルト挿通孔を有し、後述
するように、この部分で駐車装置の梁42に取り付けら
れる。また、後述する爪部11が突出する開口部53を
設け、その下側開口縁54が補強部材55で補強されて
いる。図中9はカバーである。
【0011】パレット受部材3は、図1に見られるよう
に、略円板状の基部10と、その基部10から略半径方
向外方に突出した爪部11とを有する形状に、所定厚さ
の鋼材で形成されている。基部10は、中心部に軸孔を
穿設され、その軸孔に挿通された軸12によって本体2
内に位置するように本体壁に支持されている。このパレ
ット受部材3は、軸12を中心に回動可能であり、爪部
11が本体2の壁面に形成された開口部から突出する、
図1に実線で示す状態の突出位置と、同図に仮想線で示
す本体2内に収まった退避位置とに回動可能である。こ
の回動は、基部10に設けてある切り欠きの縁部13、
14と、これに対応して後述する軸23に設けてあるゴ
ム製の円筒部材を嵌着した大径部分15とによって規制
される。すなわち、大径部分15が縁部13と係合した
状態が図示の突出位置にある状態で、縁部14に係合し
た状態が退避状態である。なお、パレット受部材3を図
1に実線で示す状態では、パレット受部材3がパレット
を受けていない無負荷状態であるから、大径部15が変
形しないで爪部11の下側と本体2の部分との間に隙間
がある。パレット受け部3が後述するパレット5を車両
と共に支持したときは、この隙間は消滅し荷重が主に開
口縁54と軸12によって受けられ、その受け面が略水
平となる。
【0012】ねじりコイルばね4、5は、コイル部の巻
き方向が逆のもので、図2に示すように、軸12がコイ
ル部を通っている。軸12にはパレット受部材3の両側
に夫々環状部材26、27を嵌合固定してあり、コイル
部内孔に環状部材27が位置し、双方のねじりコイルば
ね4、5のコイル部の間にパレット受部材3の基部10
が位置し、両側に環状部材26、26が位置し、これら
が部分的に接触して略コイル部の位置が軸12とほぼ同
軸心に有るように保持している。図中28は軸12の止
め輪である。そして、ねじりコイルばね4は、一端の係
合部21が軸23に係合し、他端の係合部20かパレッ
ト受部材3の基部10の適所に植立したピン22に係合
している。また、ねじりコイルばね5は、一端の係合部
25が軸23に係合し、他端の係合部がパレット受部材
3の基部10の適所に植立したピン(図に現れない)に
係合している。ねじりコイルばね4、5の係合部21、
25が係合している軸23は、前述した大径部15を有
する軸であり、その大径部15の両側の小径部である。
【0013】前記ねじりコイルばね4、5は、図3
(b)に示すようなトルク特性のものが使用されてい
る。図において、直線Tuがねじりコイルばね4、直線
Tdはねじりコイルばね5の特性である。パレット受部
材3が突出位置にある状態で、つまり爪部11が開状態
であるとき、ねじりコイルばね4のトルクがねじりコイ
ルばね5のトルクよりも大きく、パレット受部材3が退
避位置にある状態で、つまり爪部11が閉状態であると
き、ねじりコイルばね5のトルクがねじりコイルばね4
のトルクよりも大きい。そして、突出位置から退避位置
約15度パレット受部材3が回動した位置から退避位
置側でねじりコイルばね5のトルクが勝るようになって
いる。このねじりコイルばね4、5はいずれも樹脂コー
ティングされた線材を使用して、コイル部の螺旋が間隙
を隔てて位置するように形成してある。これは錆付きを
抑え、動作時のコイル部自身の摩擦が生じないようにし
て、作用力の変動を無くし、長期間初期の性能を保持で
きるようにしたものである。なお、ねじりコイルばね
4、5の樹脂コーティングは、環状部材27の外周に合
成樹脂スリーブを嵌合させた構成で、代替可能である。
このようにするとねじりばねが錆びても合成樹脂との接
触であるから、摩擦抵抗の増大は殆どなく、作用力の変
動もない。
【0014】電磁ソレノイド6は、そのプランジャ30
が下方へ向かって進退するように、本体2内に取り付け
てある。これは屋外に設置される駐車装置の場合を考慮
してできるだけ雨水等の進入がないようにしたものであ
る。このプランジャ30とパレット受部材3の基部10
中心から所定寸法爪部11側に離れた位置とが、リンク
31によって連結されている。この例では、リンク31
がパレット受部材3の両側に配置された1対のもので構
成されているが、場合によっては片側にのみ設けること
もあり得る。図中、32、33はリンクとの連結ピンで
ある。前記ソレノイド6は、図3(a)に曲線Fで示す
吸引力特性のものが使用されている。
【0015】リミットスイッチ7は、図1に示すよう
に、パレット受部材3の基部10の外周部分に形成され
た円弧状の凸縁36によってアクチュエータ部を駆動さ
れるように設けてある。すなわち、パレット受部材3の
爪部11が突出位置にある状態では凸縁36がアクチュ
エータ部から外れてオフとなり、退避位置にある状態で
はアクチュエータ部が駆動されてオンとなるように設け
てある。これによってパレット受部材3が突出位置にあ
るか退避位置にあるかを知ることができる。図1、図2
において、37はリミットスイッチ7用の導線、38は
中継端子台である。
【0016】このように構成したパレット落下防止装置
1は、例えば図4に示すように設けて使用する。この駐
車装置40の概略の構成は、ピット48内の下段の1台
の駐車区画の4隅に柱41を設け、その柱41の上端を
連結するように配置された駐車車両前後方向の2本の梁
42で主な骨格を形成してあり、両側2本ずつの柱41
と1本ずつの梁42との間を駐車用パレット50が昇降
するように設けてある。パレット50は上段パレット4
3と下段パレット44とを、両側2本ずつの4本の連結
支柱45で連結したものである。昇降駆動装置は図示を
省略してあるが、パレット50は昇降駆動装置によっ
て、下段パレット44が乗り入れ高さ位置になる上昇位
置と、上段パレット43が乗り入れ高さ位置になる下降
位置と、に変更されるようになっている。なお、図示の
駐車装置40は、ピット48内に2台並べて駐車できる
ようにしたもので、双方の隣接する部分の前後の柱4
1、41、及び梁42、42は両側で共用するように設
けてあり、これにより柱41の1本分の幅だけ駐車装置
の幅を狭くできるようにしてある。
【0017】前記パレット落下防止装置1は、1組のパ
レット50に対して4個使用し、その取付け部8をボル
トによって梁42の下面の前後に離れた2箇所に、爪部
11の突出する側を内側に向けて固定する。適切に取り
付けたパレット落下防止装置1のパレット受部材3は、
突出位置において、例えば、パレット50の落下の際に
下段パレット44の側縁部または側縁部に設けた被係合
部の下面に爪部11が当接してパレット50を支持で
き、また、退避位置においてパレット50の昇降を許容
する。すなわち、パレット50が上昇位置にある時、爪
部11が突出した状態とされ、爪部11は下段パレット
44よりも下側位置にあり、昇降駆動装置の万一の故障
でパレット50が落下した場合にこれを支持して駐車し
ている車両の破損を防止する。そして、パレット50の
昇降の際には爪部11がパレット50の通過経路から外
れた退避位置とされて、昇降を可能となる。
【0018】このパレット落下防止装置1のパレット受
部材3に作用する力について、図3(a)に示す1例を
用いて説明する。まず、パレット受部材3は、単独では
回動位置が回動範囲の何処にあっても自重によって生じ
る下向き作用力によって突出位置になる。そして、ねじ
りコイルばね4によりプランジャ30に伝達される上向
きの力は、回動位置に対して図3(a)に曲線Fbuで
示すように変化し、ねじりコイルばね5によりプランジ
ャに伝達される下向きの力は曲線Fbdで示すように変
化する。これらのことから、パレット受部材3を突出位
置へ押し下げる力は、自重による下向き作用力とねじり
コイルばね5による下向きの力との和であり、曲線F
s′で示すようになる。反対にパレット受部材3を退避
位置へ引き上げる力はねじりコイルばね4による上向き
の押し上げ力であり、これらの力は常に作用している。
このような力が作用しているパレット受部材3を退避位
置に引き上げるに必要な力は、同図に曲線Fsで示すよ
うになる。従って、電磁ソレノイド6に要求される引き
上げ力は、曲線Fsで示すような力を上回る力であれば
よいが、電磁ソレノイド6は一般的には特性の決まった
適当な市販品を使用することになるから、ねじりコイル
ばね4、5のトルク特性を適切に決めて製作すればよ
い。
【0019】このパレット落下防止装置1は、電磁ソレ
ノイド6が消磁され作用していない状態では、パレット
受部材3は突出位置にあり、この状態(開状態)から電
磁ソレノイド6が作動すると、パレット受部材3が回動
して退避位置(閉状態)となる。この時の初期動作はね
じりコイルばね4の押し上げ力がねじりコイルばね5の
押し下げ力より勝っているから、その分電磁ソレノイド
6の引き上げ力が小さくてもよい。すなわち、プランジ
ャ30がもっとも突出した状態では力が最も小さくなる
が、これを適切に補っているから、プランジャの能力が
小さいものを使用できることになる。また、退避位置に
到達する動作の終わりの状態では、ねじりコイルばね5
の押し下げ力がねじりコイルばね4の押し上げ力より勝
っているから、その分制動力として作用し、衝撃が緩和
される。これに加えて、回動の規制部である縁部14と
大径部15との衝突は、大径部15がゴムであるため衝
撃音が小さくなる。また、電磁ソレノイド6が消磁され
ると、パレット受部材3は退避位置から突出位置に回動
する。この場合の初期動作は、ねじりコイルばね5の押
し下げ力がねじりコイルばね4の押し上げ力より勝って
いるから、始動が確実であり、電磁ソレノイド6を逆方
向に動作させなくても、突出動作をパレット受部材3の
自重とねじりばね5の作用力で確実に行うことができ
る。
【0020】
【発明の効果】請求項1、2に記載の発明は、電磁ソレ
ノイドの大型化を抑えることができ、装置の幅寸法を小
さくすることができ、パレット受部材が突出位置に到達
する時の音を小さくできる効果を奏する。また、パレッ
ト受部材がソレノイドにより上昇させられて退避位置に
達するときの衝撃を緩和し、そのときの衝撃音を小さく
でき、パレット受部材が突出位置へ向かう始動が電磁ソ
レノイドの作用力によることなく確実に行われる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す部分断面正面図で
ある。
【図2】同実施の形態の部分断面側面図である。
【図3】(a)は同実施の形態のパレット受部材の回転
角度と作用力との関係を示すグラフであり、(b)は同
実施の形態のねじりコイルばねのトルク特性を示すグラ
フである。
【図4】同実施の形態のパレット落下装置の使用例を示
す駐車装置の(a)は概略正面図、(b)は概略側面図
である。
【符号の説明】
1 パレット落下防止装置 2 本体 3 パレット受部材 4 ねじりコイルばね 5 ねじりコイルばね 6 電磁ソレノイド 7 リミットスイッチ 8 取付け部 9 カバー 10 基部 11 爪部 12 軸 13 縁部 14 縁部 15 大径部 20 係合部 21 係合部 22 ピン 23 軸 25 係合部 26 環状部材 27 環状部材 28 止め輪 30 プランジャ 31 リンク 32 リンク結合ピン 33 リンク結合ピン 36 凸縁 37 導線 38 中継端子台 40 駐車装置 41 柱 42 梁 43 上段パレット 44 下段パレット 45 連結支柱 46 駐車車両 47 駐車車両 48 ピット 50 パレット 53 開口部 54 開口縁 55 補強部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 貢一 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町35番地 株 式会社ナブコ 甲南工場内 (56)参考文献 特開 平9−41691(JP,A) 特開 平10−30352(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に延びる回動軸に回動自在に支
    持され、駐車パレットの昇降経路に突出した突出位置を
    とるパレット受部材と、前記回動軸よりも上方に位置
    し、外部からの指令に応じて前記パレット受部材を上方
    へ引き上げて前記突出位置から前記駐車パレットの昇降
    経路より外れた退避位置へ回動させる電磁ソレノイド
    と、前記回動軸とほぼ同軸心に配され、前記パレット受
    部材を互いに反対の回動方向に付勢する一対のねじりコ
    イルばねとを備え、前記一対のねじりコイルばねのうち
    一方が、前記パレット受部材を常に前記突出位置から前
    記退避位置へ回動する方向に付勢する上向き付勢ばねで
    あって、他方が、前記パレット受部材を常に前記退避位
    置から前記突出位置へ回動する方向に付勢する下向き付
    勢ばねであり、 前記パレット受部材が前記突出位置にあるとき、前記上
    向き付勢ばねによる上向きの付勢力が前記下向き付勢ば
    ねによる下向きの付勢力よりも大きくなるように、且つ
    双方のばねの付勢力の差の上向き付勢力がパレット受部
    材の自重による下向きの付勢力よりも小さくなるように
    設定するとともに、前記パレット受部材が前記退避位置
    にあるとき、前記下向き付勢ばねによる下向きの付勢力
    が前記上向きの付勢ばねによる上向きの付勢力よりも大
    きくなるように設定した、パレット落下防止装置。
  2. 【請求項2】 前記パレット受部材が突出位置から退避
    位置側に回動し始めたときに前記下向き付勢ばねの付勢
    力が前記上向き付勢ばねの付勢力よりも勝るように設定
    した、請求項1に記載のパレット落下防止装置。
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