JP2952164B2 - 車両の乗降ステップ装置 - Google Patents

車両の乗降ステップ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバスなどの車両の乗降口
に設けるステップ装置で、特に高齢者等の乗降が容易に
なるステップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にバスなどの車両の乗降口には乗降
ステップが設けられ、このステップを歩いて乗降するよ
うになっている。ところが、地上から乗降ステップの下
段ステップまでは約40cmの高低差があるため子供や
高齢者の乗降が困難となり、最悪の場合には片足状態で
バランスをくずして転倒する危険があった。その一方で
下段ステップの地上高は走行の支障を生じさせないため
これ以上下げることは困難であった。
【0003】そのため従来は特開平6−206499号
公報に開示されている如く、乗降ステップの一部である
可動ステップを昇降可能にし、走行中は可動ステップを
上昇させて走行の支障とならないようにし、乗降時には
可動ステップを降下させて地上と乗降ステップとの高低
差を小さくして乗降を容易にするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記構造はL
字形の支持アームに可動ステップを設け、この支持アー
ムを下方に平行移動させて可動ステップを昇降させるよ
うにし、その昇降は昇降用シリンダにて直接昇降させる
と当該シリンダが長くなることからスプロケット、チェ
ーン等を利用して当該シリンダを短くするようになって
いる。
【0005】ところが前記昇降装置は昇降用シリンダ以
外に部品点数が多くなり全体として大きくなるため床下
の限られた空間に設けることが困難であった。また支持
アームの最上昇位置で支持アームを固定し、走行中の自
然降下を防止するロック装置を設けているが、当該ロッ
ク装置は支持アームの基部をロックするようになってい
るため、可動ステップまでの距離が長いことから、可動
ステップのたわみ量が大きくなり走行中の振動にて可動
ステップが扉に衝突したり支持アームが変形する危険が
ある。
【0006】そこで本発明は昇降装置である昇降用シリ
ンダをコンパクトにするとともに昇降ステップを最上昇
位置で確実に固定できるようにした乗降用ステップ装置
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は車体
に設けられた乗降ステップの一部若しくは全部を昇降ス
テップとし、この昇降ステップを床面若しくは固定され
た乗降ステップと地上との間の略中間位置まで降下させ
うるようにした車両の乗降ステップ装置において、前記
昇降ステップを、車体側に軸支された上・下リンクから
なる平行リンク機構にて昇降可能に支持し、前記平行リ
ンク機構の中間部には、略鉛直方向への伸縮作動にて
行リンク機構を上下回動させうる昇降用シリンダを設
け、更に車体側には、平行リンク機構の最上昇位置で平
行リンク機構の降下を規制するロック装置を設けたこと
を特徴とするものである。
【0008】請求項2は請求項1のロック装置を、車体
側に軸支されるとともに平行リンク機構の中間部に設け
られた被係合部材を係合するフックと、該フックを係脱
可能に揺動させるロック用シリンダとにて形成したこと
を特徴とするものである。請求項3は車体に設けられた
乗降ステップの一部若しくは全部を昇降ステップとし、
この昇降ステップを床面若しくは固定された乗降ステッ
プと地上との間の略中間位置まで降下させうるようにし
た車両の乗降ステップ装置において、前記昇降ステップ
を、車体側に軸支された上・下リンクからなる平行リン
ク機構にて昇降可能に支持し、前記平行リンク機構の中
間部には自由端に被係合部材を有するアームを回動可能
に設けるとともに平行リンク機構の上下回動とアームの
回動とを行わせる昇降用シリンダを設け、一方車体側に
は平行リンク機構の最上昇位置で前記被係合部材と係合
しうるフックを軸支し、前記フックには常時係合方向に
付勢するスプリングを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【0010】
【作用】乗降する際には昇降用シリンダを伸縮させて平
行リンク機構を下方回動させ、昇降ステップを床面等と
地上との間の略中間位置まで降下させ、地上とステップ
間の高低差を小さくし、この状態で乗降する。その際高
齢者等でもバランスをくずすことなく容易に乗降するこ
とができる。尚、高齢者等以外の人が乗降する場合には
昇降ステップを降下させることなくそのまま乗降ステッ
プとして使用することもできる。
【0011】乗降が完了して走行する場合には昇降用シ
リンダを伸縮させて平行リンク機構を上方回動させ、昇
降ステップを床面等と同一位置すなわち最上昇位置まで
上昇させてロック装置にて平行リンク機構を固定する。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にて説明すると、
1は車体2に固定された床面で、該床面1の延長上で乗
降口3に位置する部分には乗降ステップ4が形成され、
乗降ステップ4上に乗降口3を開閉する扉5が設けられ
ている。前記乗降ステップ4は図1に示す如く固定ステ
ップ6と昇降ステップ7とに2分割されており、前記昇
降ステップ7は昇降ステップ本体8と昇降ステップ本体
8を支持する支持台9とから構成されている。
【0013】10は車体2に固定された固定フレーム
で、該固定フレーム10には左右一対の平板状の取付部
材11が固定されている。前記取付部材11の基部(図
1右側)には左右各一対の上リンク12と下リンク13
の各基部が軸支され、前記上リンク12と下リンク13
の各先部は上・下リンク12、13が平行となるように
昇降ステップ7の支持台9に軸支され、これにて平行リ
ンク機構14を形成し、上・下リンク12、13が上下
回動しても昇降ステップ7は常時水平状態を保持するよ
うになっている。
【0014】15は左右一対の下リンク13の中間部に
固定されたシャフトで、該シャフト15には円筒部材1
6を回転可能に設け、前記円筒部材16の中央と両端部
には連結部材17と一対のアーム18とを立設してあ
る。前記一対のアーム18の自由端間にはシャフト状の
被係合部材19が連結されている。20は固定フレーム
10の中央にブラケット21を介して軸支された昇降用
シリンダで、該昇降用シリンダ20の端部を前記連結部
材17に軸支し、昇降用シリンダ20の伸縮にて円筒部
材16に一体のアーム18を揺動させるとともに平行リ
ンク機構14を上下回動させうるようになっている。前
記昇降用シリンダ20は図5に示す如く配管22を介し
てエアータンク23に連通され、前記配管22上には一
対のバルブ24を設け、この一対のバルブ24が一方は
エアータンク23に、他方は大気に連通されるとともに
交互に切換えられることにより昇降用シリンダ20が伸
縮するようになっている。
【0015】ところで、昇降用シリンダ20は平行リン
ク機構14の中間部に設けているので、昇降用シリンダ
20の伸縮量を昇降ステップ7の昇降量よりも小さくす
ることができ、それにより昇降用シリンダ20も短くな
り、床下の狭い空間でもスムーズに取り付けることがで
きるようになっている。25は取付部材11に設けたロ
ック装置で、該ロック装置25は一対の取付部材11間
にシャフト26を固定し、このシャフト26に挿通させ
た円筒部材27にフック28を固定してある。前記フッ
ク28には係合部29を形成し、昇降ステップ7が固定
ステップ6と同一面になった位置すなわち平行リンク機
構14の最上昇位置で係合部29が連結部材17に一体
の被係合部材19と係合し、平行リンク機構14の自然
降下を規制するようになっている。
【0016】前記フック28の下面にはテーパ状のガイ
ド面30を形成し、平行リンク機構14上昇時に被係合
部材19がガイド面30に当接してフック28を時計方
向に揺動させることにより自動的に被係合部材19をフ
ック28の係合部29に係合させうるようになってい
る。前記フック28にはスプリング31が設けられ、常
時係合方向に付勢され、その一方で取付部材11に固定
されたフック用ストッパ32にてフック28が係合位置
以上に反時計方向に揺動しないように規制している。
【0017】またフック28の係合部29に係合しうる
被係合部材19側のアーム18も下リンク13に固定し
たアーム用ストッパ33にて係合位置以上に反時計方向
に揺動しないように規制している。ところで、前記フッ
ク28は平行リンク機構14の中間部をロックすること
になるので、ロック位置から昇降ステップ7までの距離
が短くなり、走行中の振動による昇降ステップ7の振動
量が小さく、昇降ステップ7が扉5に衝突しないように
なっている。また最上昇位置で乗降する際も乗降者の自
重によるたわみ量も小さく上・下リンク12、13の変
形を小さくできるようになっている。
【0018】34は平行リンク機構14の最上昇位置及
び最降下位置での揺動を防止するための規制部材で、該
規制部材34はシャフト状で上リンク12の上面に直交
状に固定してある。前記規制部材34の端部は、取付部
材11に形成されるとともに上リンク12の軸支点を中
心とする円弧状に設けられたガイド孔35に挿通し、平
行リンク機構14最上昇位置で規制部材34がガイド孔
35の上縁に当接し、最降下位置でガイド孔35の下縁
に当接するようになっている。
【0019】図10は第2実施例を示すもので、平行リ
ンク機構14の下リンク13の中間部に補強桁36及び
ブラケット37を介して昇降用シリンダ20を軸支して
ある。一方取付部材11に固定したシャフト26を挿通
させた円筒部材27にフック28とアーム38とを所定
角度ずらして固定してある。前記フック28には係合部
29が形成され、平行リンク機構14の最上昇位置で上
リンク12の中間部に固定されたシャフト状の被係合部
材19を係合部29にて係合し、平行リンク機構14の
降下を防止するようになっている。前記フック28には
スプリング31が設けられ、常時係合方向に付勢されて
いる。
【0020】前記アーム38の端部には、昇降用シリン
ダ20を支持しているブラケット21に軸支したエアー
圧によるフック用シリンダ39の端部を軸支し、フック
28の係合解除方向の揺動(図10の時計方向)はフッ
ク用シリンダ39を縮小させることにて、フック28の
係合方向の揺動(図10の反時計方向)はフック用シリ
ンダ39を全て大気に開放することによるスプリング3
1の付勢力にて行なうようになっている。これにより昇
降ステップ7の昇降及び昇降ステップ7の最上昇位置で
の固定が確実に行なえるとともに昇降用シリンダ20の
コンパクト化や昇降ステップ7の最上昇位置での昇降ス
テップ7のたわみ量を非常に小さくすることができる。
【0021】図11は第3実施例を示すもので、取付部
材11の側面に屈折リンク40の一端をシャフト41に
て枢支し、前記屈折リンク40の他端には取付部材11
の長孔42を貫通したシャフト43の一端を固定し、該
シャフト43の他端を平行リンク機構14の上リンク1
2に立設したブラケット44を介して枢支してある。前
記屈折リンク40の一部には取付部材11に軸支された
昇降用シリンダ20が連結され、昇降用シリンダ20の
伸縮にて屈折リンク40が屈折することにより(図11
の実線及び一点鎖線)平行リンク機構14が上下に回動
しうるようになっている。
【0022】また取付部材11には上ストッパ45と下
ストッパ46とが固定され、平行リンク機構14の最降
下位置で屈折リンク40が下ストッパ46に当接して
(一点鎖線)それ以上の下方回動を規制し、平行リンク
機構14の最上昇位置で屈折リンク40の中間シャフト
47が屈折リンク40の上・下のシャフト41、43間
を結ぶデッドポイントXを越えるとともに屈折リンク4
0が上ストッパ45に当接して(実線)、平行リンク機
構14が自重降下するのを規制するようになっている。
これにより平行リンク機構14の回動と最上昇位置での
固定を一本の昇降用シリンダ20で行なうことができ、
安価に製作できるとともに全体をコンパクトにすること
ができる。
【0023】図12は第4実施例を示すもので、固定フ
レーム10にブラケット48を介してシャフト49を設
け、一方平行リンク機構14の下リンク13にブラケッ
ト50を介してシャフト51を設け、前記両シャフト4
9、51間にアーム52とクランクアーム53とから成
る屈折リンク54を設け、平行リンク機構14が最上昇
位置で屈折リンク54の中間シャフト55が両シャフト
49、51間を結ぶデッドポイントXを越えるとともに
固定フレーム10上の上ストッパ56に屈折リンク54
が当接して、それ以上回動するのを規制するようになっ
ている。
【0024】前記シャフト49には、固定フレーム10
に軸支された昇降用シリンダ20を連結部材57を介し
て軸支されており、昇降用シリンダ20の伸縮にて屈折
リンク54が回動されて平行リンク機構14が上・下回
動されるようになっており、平行リンク機構14の最降
下位置では屈折リンク54のアーム52が固定ステップ
6裏面に固定された下ストッパ58に当接し、平行リン
ク機構14がそれ以上降下するのを防止するようになっ
ている。これにより第3実施例と同様に安価に製作でき
るとともに全体をコンパクトにすることができる。
【0025】本発明は前記の如き構成で次に作用につい
て説明すると、まずバス等が停留所等に到着すると、乗
降者が若者ばかりであれば昇降ステップ7はそのままで
扉5を開き乗降口3より乗降させる。その際昇降ステッ
プ7を降下させないのは乗降ステップ4までの高低差
(約40cm)は若者にとってそれほど苦にならない高
低差だからである。乗降者の中に高齢者や子供がいる場
合には、乗降ステップ4の一部である昇降ステップ7を
所定の高さ(地上より約20cm)である図1一点鎖線
まで降下させた後に扉5を開いて乗降させる。その際、
地上と昇降ステップ7間、昇降ステップ7と固定ステッ
プ6間の各高さは約20cmとなり、高齢者等でもバラ
ンスをくずすことなく容易に乗降することができる。
【0026】ところで前記昇降ステップ7の降下は、平
行リンク機構14最上昇位置からバルブ24を切換えて
エアータンク23のエアーを昇降用シリンダ20に供給
し、昇降用シリンダ20を伸長させる。昇降用シリンダ
20の伸長当初は図6の位置から、被係合部材19には
下方向の力とアーム18の回動による時計方向の力とが
作用することにより、アーム18が幾分時計方向に揺動
するとともにフック28をスプリング31の付勢力に抗
して時計方向に回動させて被係合部材19との係合を図
7の如く解除させる。
【0027】前記の如くフック28の係合部29と被係
合部材19との係合が解除されると前記アーム18は平
行リンク機構14の自重によりアーム用ストッパ33に
当接するまで反時計方向に揺動し、その状態で図7の如
く昇降ステップ7を最降下位置(図1一点鎖線)まで降
下させる。その際、フック28は係合解除状態になると
スプリング31にて反時計方向に回動し、フック用スト
ッパ32に当接して元の位置で停止する。また昇降ステ
ップ7の最降下位置では乗降中に昇降ステップ7がそれ
以上降下するのを防止するため規制部材34がガイド孔
35の下端に当接している。
【0028】乗降が終了すると昇降ステップ7を上昇さ
せるため、バルブ24を切換えてエアータンク23のエ
アーを昇降用シリンダ20に供給し、昇降用シリンダ2
0を縮小させる。昇降用シリンダ20の縮小にて平行リ
ンク機構14が上方回動し、昇降ステップ7が上昇す
る。昇降ステップ7の最上昇位置直前において図9の如
く被係合部材19はフック28のガイド面30に当接
し、それ以後被係合部材19の上昇力にてフック28が
時計方向に回動する。昇降ステップ7が最上昇位置すな
わち固定ステップ6と同一位置に達すると図6の如く被
係合部材19がフック28の係合部29に係合し、最上
昇位置に保持される。
【0029】昇降ステップ7が最上昇位置に保持される
と扉5が作動して乗降口3を閉鎖し、その状態で次の停
留所等まで走行する。走行中の振動にて平行リンク機構
14が上方回動しようとするが、規制部材34がガイド
孔35の上端に当接していることから上方回動は規制さ
れる。尚、実施例では乗降口に1段のステップのみを設
けた構造になっているが、複数段のステップを有するも
のでも同様の作用効果を有するものであり、また床面が
低い車両においては乗降ステップを床面と同一面にする
ことも可能である。また昇降用シリンダは油圧にて作動
するものでも同様の作用効果を有する。
【0030】
【発明の効果】以上の如く請求項1の発明では昇降ステ
ップを昇降させる平行リンク機構の中間部に昇降用シリ
ンダを設けるようにしたので、昇降用シリンダの伸縮量
が昇降ステップの昇降量よりも十分小さくてすみ、昇降
用シリンダが小さくなることから床下の狭い空間であっ
ても容易に格納することができる。
【0031】請求項2の発明では平行リンク機構側の被
係合部材を昇降ステップ最上昇位置でロック用シリンダ
にて作動されるフックにより支持するようにしたので走
行中の振動等にて昇降ステップが自然降下するのを防止
できるとともに、フックにて平行リンク機構の中間部を
支持し、平行リンク機構の支持部分から昇降ステップま
での距離が短くなるようにしたので、走行中の振動や乗
降中の乗降者の自重による昇降ステップのたわみ量が非
常に小さくなり、昇降ステップが扉に衝突するのを防止
できるとともに平行リンク機構の変形や破損を防止する
ことができる。
【0032】請求項3の発明では昇降用シリンダにて昇
降ステップの昇降を行なわせるとともに最上昇位置での
フックへの係脱操作も行なわせるようにしたので、フッ
クへの係脱操作のための独立した駆動装置が不要とな
り、部品点数が少なくなるとともに安価に製作すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体図である。
【図2】図1のA−A図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図3のC−C断面拡大図である。
【図5】昇降用シリンダのエアー回路図である。
【図6】昇降用シリンダの伸長開始直前の作動状態図で
ある。
【図7】昇降用シリンダの伸長途中の作動状態図であ
る。
【図8】昇降用シリンダの伸長終了時の作動状態図であ
る。
【図9】昇降用シリンダの縮小終了直前の作動状態図で
ある。
【図10】第2実施例の全体図である。
【図11】第3実施例の全体図である。
【図12】第4実施例の全体図である。
【符号の説明】
2 車体 3 乗降口 4 乗降ステップ 7 昇降ステップ 11 取付部材 14 平行リンク機構 20 昇降用シリンダ 25 ロック装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−206499(JP,A) 実開 平6−68999(JP,U) 実開 平2−16340(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 3/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に設けられた乗降ステップの一部若
    しくは全部を昇降ステップとし、この昇降ステップを床
    面若しくは固定された乗降ステップと地上との間の略中
    間位置まで降下させうるようにした車両の乗降ステップ
    装置において、前記昇降ステップを車体側に軸支された
    上・下リンクからなる平行リンク機構にて昇降可能に支
    持し、前記平行リンク機構の中間部には、略鉛直方向へ
    の伸縮作動にて平行リンク機構を上下回動させうる昇降
    用シリンダを設け、更に車体側には、平行リンク機構の
    最上昇位置で平行リンク機構の降下を規制するロック装
    置を設けてなる車両の乗降ステップ装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック装置は、車体側に軸支される
    とともに平行リンク機構の中間部に設けられた被係合部
    材を係合するフックと、該フックを係脱可能に揺動させ
    るロック用シリンダとにて形成してなる請求項1に記載
    の車両の乗降ステップ装置。
  3. 【請求項3】 車体に設けられた乗降ステップの一部若
    しくは全部を昇降ステップとし、この昇降ステップを床
    面若しくは固定された乗降ステップと地上との間の略中
    間位置まで降下させうるようにした車両の乗降ステップ
    装置において、前記昇降ステップを、車体側に軸支され
    た上・下リンクからなる平行リンク機構にて昇降可能に
    支持し、前記平行リンク機構の中間部には自由端に被係
    合部材を有するアームを回動可能に設けるとともに平行
    リンク機構の上下回動とアームの回動とを行わせる昇降
    用シリンダを設け、一方車体側には平行リンク機構の最
    上昇位置で前記被係合部材と係合しうるフックを軸支
    し、前記フックには常時係合方向に付勢するスプリング
    を設けてなる車両の乗降ステップ装置。
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