JP2665278B2 - 車両用垂直昇降装置 - Google Patents

車両用垂直昇降装置

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JP2665278B2 JP3102339A JP10233991A JP2665278B2 JP 2665278 B2 JP2665278 B2 JP 2665278B2 JP 3102339 A JP3102339 A JP 3102339A JP 10233991 A JP10233991 A JP 10233991A JP 2665278 B2 JP2665278 B2 JP 2665278B2
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憲明 加茂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバス等の車両に車椅子の
身障者等を安全に乗降させるための昇降装置の分野で利
用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の垂直昇降装置は特開昭54−83
220号公報に開示されているように乗降用の階段状の
ステップを平坦状の昇降台にして車椅子での乗降装置と
して兼用できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記構造であ
ればステップとして使用する際には前記ステップを昇降
の途中にてシリンダで支持した状態になっているため、
油洩れ、油圧ホ−スの破損等にて、乗降中若しくは走行
中にステップが自然降下するという危険がある。そこで
本発明の目的は昇降台を昇降途中で確実に固定できるよ
うにして乗降中若しくは走行中に昇降台が自然降下しな
いようにした車両垂直昇降装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は車両の乗降口左
右に固定支柱を立設するとともに車両の床面端部より上
部壁板を垂下し、前記固定支柱に昇降支柱をスライド可
能に設け、前記昇降支柱下端には昇降台基端を上部壁板
より離れた状態で水平状に取付け、前記固定支柱には昇
降台を床面から地面まで昇降させるためのシリンダを設
け、前記上部壁板下端には上部壁板と昇降台基端との隙
間に起立格納させる位置と昇降台上にて階段状に張り出
す位置とに変更させうるステップ装置を設け、前記固定
支柱には、昇降台を昇降途中であって張り出されたステ
ップ装置が支持される位置にて降下阻止するロックピン
を固定支柱内に出し入れ可能に設け、前記ロックピンに
はロックピンを固定支柱内に挿入させる駆動手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】車椅子等での乗降を行なう場合にはシリンダを
伸縮させて昇降支柱とともに昇降台を車両床面から地面
まで昇降させて乗降を行う。昇降台を昇降途中で停止さ
せてステップとして使用する場合には、昇降台を所定の
位置で停止させ、駆動手段を作動させてロックピンを固
定支柱内に挿入させる。
【0006】これにてロックピンが昇降支柱の降下を規
制することになるので,昇降台を所定の位置に固定する
ことができる。
【0007】
【実施例】以下実施例を図面にて説明すると、1はバス
であり、該バス1の側面前・中・後に各乗降口2・・を
閉鎖する扉3・・が設けられ、前の扉3は乗降口2の一
方側に2つ折りにて開放格納され中・後の各扉3は乗降
口2の左右側方に開放格納されるようになっている。
【0008】4・・は床面5上に設けられた座席であ
る。6は運転席で、該運転席6の横には料金箱7が設置
されている。前記乗降口2には本発明の昇降装置8が設
けられており、図3乃至図面12にて説明する。9、9
は乗降口2の内側左右の車体に立設された一対の固定支
柱で、該固定支柱9、9にはスライド可能な昇降支柱1
0、10がそれぞれ内装され、両支柱9、10間に設け
た昇降用シリンダ11、11にて昇降支柱10、10を
スライドさせるようになっている。
【0009】前記昇降支柱10、10下端には平板状の
ブラケット12、12を介して昇降台13の基部を固定
し、昇降台13を水平状態に保持するようになってい
る。前記昇降台13は図3に示す如く主昇降台14と主
昇降台14内に格納された補助昇降台15とから成り、
前記主昇降台14と補助昇降台15との間には図12に
示す如くX字形の張出装置16を設け、張出装置16の
一端を主昇降台14に固定された主ブラケット17に、
他端を補助昇降台15に固定された補助ブラケット18
にそれぞれ軸支し、前記張出装置16の一部に取付けた
シリンダ19の伸縮にて補助昇降台15を図3の格納状
態から図4の張出状態に移動させることができるように
なっている。
【0010】前記主昇降台14の基部には平板状の渡し
板20が回動可能に蝶着されており、更に前記渡し板2
0はスプリング21にて倒伏方向に付勢されている。前
記渡し板20は昇降台13が最上昇位置にくると、図4
の如くスプリング21にて倒伏され自由端がバス1の床
面5に位置し昇降台13と床面5との間の橋渡しを行な
う。
【0011】また昇降台13が降下していくと渡し板2
0の自由端が乗降口の下部壁板22に規制されて渡し板
20が起立状態になり、最降下位置では図9の如く渡し
板20が起立状態にて昇降台13と下部壁板22との隙
間を閉鎖するようになっている。23、23は主昇降台
14の左右基部に立設した取付支柱で、該取付支柱2
3、23には図10の如くパワ−ユニット24、24及
びパワ−ユニット24、24にて駆動されるシリンダ2
5、25が内装され、前記シリンダ25、25には取付
支柱23、23から一対の取付支柱23、23の対向側
に突出させた回転軸26、26にア−ム27、27を介
して連結し、前記回転軸26、26の突出端にはサイド
カバ−28、28の基部を固定し、前記シリンダ25、
25の伸張にてサイドカバ−28、28を起立格納し、
縮小にて図9及び図10の如くサイドカバ−28、28
を倒伏させて昇降台13上の車椅子の横すべりを防止す
るようになっている。
【0012】29は一端を固定支柱9上部に固定し、他
端を主昇降台14上に固定した伸縮筒で、該伸縮筒29
にはバス1側から前記パワ−ユニット24まで延びた蝶
旋状のコ−ド30を内装し、前記伸縮筒29にてコ−ド
30がたるむのを防止するようになっている。31は昇
降台13を昇降途中(車両走行時の位置)にて固定する
ためのフック装置である。
【0013】前記ロック装置31は図7及び図8に示す
如くバス1下部にシリンダ32を設け、前記シリンダ3
2をベルクランク33を介してロックピン34に連結
し、前記ロックピン34は固定支柱9のピン孔35に支
持され、シリンダ32の作動にてロックピン34が昇降
支柱10のピン孔36に入ることにより昇降支柱10の
昇降が規制され、それにともなって昇降台13も昇降途
中に固定されるようになる。
【0014】また昇降途中に固定された昇降台13上に
て扉3が開閉されるようになっている。37は昇降台1
3を昇降途中に固定してステップの一部として昇降する
際に昇降台13上に形成されるステップ装置である。前
記ステップ装置37は図5に示す如く支持部材38とス
テップ部材39とを折り畳み可能に設け、前記ステップ
部材39の基部を上部壁板40と下部壁板22との間に
軸支してある。
【0015】前記下部壁板22の内側にブラケット41
を設け、そのブラケット41にア−ム42の中間を軸支
し、そのア−ム42の一端を支持部材38に軸支し、他
端とブラケット41の間にシリンダ43を設けてある。
前記シリンダ43を縮小させるとア−ム42が反時計方
向に回動し、図5実線の如く支持部材38が昇降台13
上に立設するとともにステップ部材39が水平状態にな
る。
【0016】その際、ア−ム42が回動できるようにす
るため下部壁板22に切欠溝44が形成されている。前
記シリンダ43を伸長させるとア−ム42が時計方向に
回動し、図5一点鎖線の如く支持部材38とステップ部
材39とが折り畳まれた状態で上部壁板40の外側に格
納され、格納状態にて支持部材38が下部壁板22と同
一平面になるようになっている。
【0017】45は補助昇降台14に設けたストッパで
ある。尚、実施例はバスにて説明したが、バスに限定さ
れるものではなく、車椅子等が乗降する車両であれば実
施できるものである。また床面の地上高が低い場合には
ステップ装置を省略することも可能である。またロック
装置は実施例の構造に限定されるものではなく、昇降支
柱の降下を規制する構造であれば満足するものである。
【0018】本発明は前記の如き構成で次に作用につい
て説明すると、まずステップを歩いて乗降する場合には
図3の如く補助昇降台15を主昇降台14に格納し、昇
降台13を昇降途中に停止させ、ロック装置31のシリ
ンダ32を縮小させてロックピン34を昇降支柱10の
ピン孔36に挿通させ昇降支柱10及び昇降台13を固
定する。
【0019】更にステップ装置37をシリンダ43の縮
小にて階段状に形成するとともに取付支柱23のシリン
ダ25の伸長にてサイドカバ−28を立設格納させてお
く。この状態にて扉3、を開き、昇降台13、ステップ
装置37を利用して乗降する。次に車椅子にて乗降する
場合について説明すると、図3の状態から扉3を開き、
シリンダ43を伸長させてステップ装置37を上部壁板
40外側に格納し、図12二点鎖線に示す如くシリンダ
19にて張出装置16を作動させて補助昇降台15を張
り出す。
【0020】更に取付支柱23のシリンダ25を縮小さ
せてサイドカバ−28を図11の状態に倒伏させるとと
もにロック装置31のシリンダ32を伸長させてロック
ピン34を昇降支柱10のピン孔から抜き昇降支柱10
を昇降可能な状態にする。前記状態にて昇降用シリンダ
を伸長させて昇降台13を図3の位置から図4一点鎖線
位置(最降下位置)まで降下させる。
【0021】昇降台13が最降下した後車椅子が昇降台
13に乗り込み、乗り込んだ後ストッパ45を起立させ
る。その状態で昇降用シリンダ11を縮小させて昇降台
13を上昇させる。その際、渡し板20が昇降台13と
下部壁板22との間を閉鎖しているので車椅子の身障者
の足等を挾む危険を防止することができる。
【0022】また渡し板20は下部壁板22及びステッ
プ装置37の支持部材38に規制されて起立状態のまま
で上昇する。昇降台13が図4実線の如く最上昇すなわ
ち床面5と同一平面になると渡し板20がスプリング2
1にて倒伏され水平状態になる。この状態で車椅子は昇
降台13から渡し板20を通って床面5に移動する。上
記装置さを繰り返して乗降を行なう。
【0023】
【発明の効果】以上の如く本発明は固定支柱にロックピ
ンを設け、このロックピンを駆動手段にて固定支柱内に
出し入れできるようにし、ロックピンを固定支柱内に入
れることにより昇降支柱を昇降途中であって張り出され
たステップ装置が支持された状態にて降下阻止できるよ
うにしたので、従来のような自然落下を確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バスの全体図である。
【図2】バスの内部の平面図である。
【図3】昇降装置の全体図である。
【図4】車椅子での乗降時の作動状態図である。
【図5】昇降台の昇降途中位置の部分拡大図である。
【図6】図5のA−A図である。
【図7】一部断面図した図5のB−B図である。
【図8】図7のC−C断面拡大図である。
【図9】昇降台最降下時の部分拡大図である。
【図10】一部断面した図9のD−D図である。
【図11】図9の部分拡大図である。
【図12】昇降台の作動状態を示す平面図である。
【符号の説明】
5 床面 8 昇降装置 9 固定支柱 10 昇降支柱 13 昇降台 20 渡し板 23 取付支柱 28 サイドカバ− 31 ロック装置 34 ロックピン 37 ステップ装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の乗降口左右に固定支柱を立設すると
    ともに車両の床面端部より上部壁板を垂下し、前記固定
    支柱に昇降支柱をスライド可能に設け、前記昇降支柱下
    端には昇降台基端を上部壁板より離れた状態で水平状に
    取付け、前記固定支柱には昇降台を床面から地面まで昇
    降させるためのシリンダを設け、前記上部壁板下端には
    上部壁板と昇降台基端との隙間に起立格納させる位置と
    昇降台上にて階段状に張り出す位置とに変更させうるス
    テップ装置を設け、前記固定支柱には、昇降台を昇降途
    中であって張り出されたステップ装置が支持される位置
    にて降下阻止するロックピンを固定支柱内に出し入れ可
    能に設け、前記ロックピンにはロックピンを固定支柱内
    に挿入させる駆動手段を設けてなる車両用垂直昇降装
    置。
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