JP3208293B2 - 車両用昇降装置 - Google Patents

車両用昇降装置

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JP3208293B2
JP3208293B2 JP22918095A JP22918095A JP3208293B2 JP 3208293 B2 JP3208293 B2 JP 3208293B2 JP 22918095 A JP22918095 A JP 22918095A JP 22918095 A JP22918095 A JP 22918095A JP 3208293 B2 JP3208293 B2 JP 3208293B2
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信輝 宮里
純一 草苅
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,車両の乗降口に設
けられて床面と路面との間を昇降し得る昇降台に水平方
向に展開可能な補助昇降台を設けてなる車両用昇降装
関する。
【0002】
【従来の技術】車椅子に座った乗客をバス等の車両に安
全に乗降させるために,車両の乗降口にシリンダで昇降
する昇降台を設けた車両用昇降装置は既に知られてい
る。
【0003】かかる車両用昇降装置の昇降台は車椅子を
支持するために充分な面積が必要であるが,昇降台を無
闇に大きくすると不使用時の格納に支障を来す問題があ
る。そこで,上記問題を解決すべく,昇降台に水平方向
に展開可能な補助昇降台を設け,不使用時に補助昇降台
を昇降台の内部に格納しておき,使用時に補助昇降台を
昇降台から外部に張り出すようにしたものが提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは,車両の走行時における位置(以下,走行時格納位
置という)にある昇降台から補助昇降台を水平方向に張
り出した後,昇降台を下降させて補助昇降台の高さを路
面に沿わせていた。しかしながら,補助昇降台が沿う歩
道の路面と車両が停止している車道の路面との間に大き
な段差部があると,昇降台から補助昇降台を水平方向に
張り出す際に,補助昇降台の先端が前記段差部に衝突し
て破損する可能性があった。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で,昇降台から張り出す補助昇降台が路面の段差部に衝
突するのを確実に防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明による車両用昇降装は,車両の乗降口に設
けられて床面と路面との間を昇降し得る昇降台に水平
方向に展開可能な補助昇降台を設けてなる車両用昇降装
置において,セレクトスイッチおよび作動スイッチが設
けられる操作ボックスを備え,前記セレクトスイッチ
は,昇降台を展開/格納させる「展開/格納位置」と,
昇降台を上昇/下降させる「昇降位置」とを選択可能で
あり,また前記作動スイッチは,セレクトスイッチが
「展開/格納位置」に選択されたときに昇降台を展開さ
せる「展開位置」と格納させる「格納位置」とを選択可
能であるとともに,セレクトスイッチが「昇降位置」に
選択されたときに昇降台を上昇させる「上昇位置」と下
降させる「下降位置」とを選択可能であり,昇降台が走
行時格納位置にあるときに,セレクトスイッチを「展開
/格納位置」に操作し且つ作動スイッチを「展開位置」
に操作すると,昇降台を,走行時格納位置よりも高く且
つ車体床面よりも低い展開/格納位置まで,昇降台から
補助昇降台を張り出すことなく上昇させた後に,昇降台
から補助昇降台を張り出すようにし,また昇降台が展開
/格納位置にあるときに,セレクトスイッチを「昇降位
置」に操作し且つ作動スイッチを「下降位置」に操作す
ると,張り出した補助昇降台が路面に近接するように昇
降台を下降させ,また同じくセレクトスイッチを「昇降
位置」に操作し且つ作動スイッチを「上昇位置」に操作
すると,昇降台が車体床面の高さまで上昇するようにし
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を,添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図17は本発明の一実施例を示すも
ので,図1はバスの全体側面図,図2は図1の2−2線
断面図,図3は図2の3−3線拡大断面図,図4は図3
の4−4線断面図,図5は図4の5−5線断面図,図6
は図5の6−6線断面図,図7は図4の7−7線断面
図,図8は図7の8−8線拡大断面図,図9は昇降台の
展開状態を示す図,図10は図9の10方向拡大矢視
図,図11は昇降台の下降状態を示す図,図12は昇降
台の上昇状態を示す図,図13は油圧回路図,図14は
油圧回路図,図15は制御系のブロック図,図16はフ
ローチャートの第1分図,図17はフローチャートの第
2分図である。
【0009】図1及び図2に示すように,バス1の左側
面にはそれぞれ扉2F ,2C ,2Rを有する前部乗降口
F ,中央乗降口3C 及び後部乗降口3R が設けられ
る。中央乗降口2C には,車椅子に座った乗客を車椅子
ごと乗降させるための昇降装置4が設けられる。
【0010】次に,図3〜図10を参照しながら昇降装
置4の構造を説明する。
【0011】中央乗降口2C の前後壁面には一対の固定
支柱11,11が立設されており,固定支柱11,11
の内部に摺動自在に嵌合する昇降支柱12,12は,固
定支柱11,11の上部に収納した昇降用シリンダ1
3,13の出力ロッド131 ,131 に接続されて昇降
駆動される。昇降支柱12,12の下端にブラケット1
4,14を介して支持された昇降台15は,前記ブラケ
ット14,14によって昇降支柱12,12に結合され
た主昇降台16と,この主昇降台16の内部に展開可能
に格納された中間フレーム17と,この中間フレーム1
7の内部に展開可能に収納された補助昇降台18とを備
える。昇降支柱12,12の昇降時に,前記ブラケット
14,14が固定支柱11,11と干渉するのを防止す
べく,固定支柱11,11に上下方向に延びる長溝11
1 ,111 が形成される。従って,昇降台15の主昇降
台16,中間フレーム17及び補助昇降台18は,扉2
C を開放した中央乗降口3C から車体左側にテレスコピ
ック式に張り出される。
【0012】図5,図6及び図9に示すように,主昇降
台16は,「コ」字状断面を有して前記ブラケット1
4,14に結合された前後一対のガイド部材19,19
と,両ガイド部材19,19の上面間を接続する上面板
20と,両ガイド部材19,19の下面間を接続する下
面板21とを備えてボックス状に形成される。
【0013】中間フレーム17は,主昇降台16のガイ
ド部材19,19の内部に摺動自在に嵌合するスライダ
22,22と,両スライダ22,22の内面に固着され
た「コ」字状断面を有する前後一対のガイド部材23,
23と,両ガイド部材23,23の下面間を接続する下
面板24とを備える。
【0014】補助昇降台18は,中間フレーム17のガ
イド部材23,23の内部に摺動自在に嵌合するスライ
ダ25,25と,両スライダ25,25の内面に固着さ
れた「コ」字状断面を有する前後一対の側板26,26
と,両側板26,26の上面間を接続する上面板27
と,両側板26,26の下面間を接続する下面板28と
を備えてボックス状に形成される。補助昇降台18の先
端には断面三角形のストッパ29が枢支されており,補
助昇降台18と同一平面内に位置する倒伏位置と補助昇
降台18から上向きに起立する起立位置との間を電動の
ストッパ用シリンダ30により揺動する。
【0015】車椅子を支持した昇降台15が昇降すると
き,車椅子の落下を防止すべく前記ストッパ29は図1
0に鎖線で示す起立位置に揺動する。
【0016】図5及び図9に示すように,昇降台15を
格納位置と展開位置との間で駆動する展開装置31は,
一端が主昇降台16に枢支された第1リンク32aと,
一端が補助昇降台18に枢支されて他端が前記第1リン
ク32aの他端に枢支された第2リンク32bと,一端
が主昇降台16のガイド溝161 に摺動自在に支持され
た第3リンク32C と,一端が補助昇降台18のガイド
溝181 に摺動自在に支持されて他端が前記第3リンク
32C の他端に枢支された第4リンク32dとを備えて
おり,第3リンク32cの一端から一体に延びるアーム
33が主昇降台16に設けた展開用シリンダ34の出力
ロッド341 に接続される。
【0017】補助昇降台18のスライダ25,25に形
成したストッパ部251 ,251 が当接可能なストッパ
部231 ,231 が中間フレーム17のガイド部材2
3,23の左右方向外端に設けられるとともに,補助昇
降台18のスライダ25,25の左右方向内端に形成し
たストッパ部252 ,252 が当接可能なストッパ部2
2 ,232 が中間フレーム17のガイド部材23,2
3の左右方向内端に設けられる。また,中間フレーム1
7のスライダ22,22に形成したストッパ部221
221 が当接可能なストッパ部191 ,191 が主昇降
台16のガイド部材19,19の左右方向外端に設けら
れる。
【0018】而して,展開用シリンダ34を収縮駆動し
て第1〜第4リンク32a〜32dを展開すると(図9
参照),先ず補助昇降台18が左右方向外側に張り出
し,やがて補助昇降台18のスライダ25,25のスト
ッパ部251 ,251 が中間フレーム17のガイド部材
23,23のストッパ部231 ,231 に当接する結
果,補助昇降台18に引かれて中間フレーム17も左右
方向外側に張り出す。そして,補助昇降台18及び中間
フレーム17の展開端は,中間フレーム17のスライダ
22,22のストッパ部221 ,221 が主昇降台16
のガイド部材19,19のストッパ部191 ,191
当接することにより規制される。
【0019】逆に,展開位置にある補助昇降台18及び
中間フレーム17を格納すべく展開用シリンダ34を伸
長駆動すると(図5参照),第1〜第4リンク32a〜
32dに引かれた補助昇降台18が左右方向内側に移動
し,やがて補助昇降台18のスライダ25,25のスト
ッパ部252 ,252 が中間フレーム17のガイド部材
23,23のストッパ部232 ,232 に当接すると,
補助昇降台18に押されて中間フレーム17も左右方向
内側に移動し,補助昇降台18及び中間フレーム17は
主昇降台16の内部に格納される。
【0020】補助昇降台18及び中間フレーム17が主
昇降台16の内部に格納されたとき,主昇降台16の左
右方向外側の開口部はカバー35で閉塞される。カバー
35は上端において主昇降台16の開口部に枢支され,
図示せぬスプリングで閉方向に付勢されている。従っ
て,補助昇降台18及び中間フレーム17を張り出す
と,カバー35は上方に揺動して補助昇降台18の上面
に沿い,主昇降台16及び補助昇降台18間の段差を減
少させる。
【0021】図3及び図4に示すように,主昇降台16
の上面には折畳式ステップ36が設けられる。折畳式ス
テップ36の上面の高さは,主昇降台16の上面板20
の高さとバス1の床面5の高さとの中間にあり,昇降台
15を格納位置として車椅子を使用しない通常の乗客が
中央乗降口3C から乗降する際のステップとして使用さ
れる。昇降台15を使用して車椅子の乗降を行うとき,
折畳式ステップ36はステップ用シリンダ37で折り畳
まれ,車椅子と干渉しないように図11及び図12に示
す位置に格納される。
【0022】昇降台15が図3に示す走行時格納位置に
あるとき,昇降支柱12,12が振動等で上下に移動し
ないように,図8に示すロック装置38,38で昇降支
柱12,12が固定支柱11,11にロックされる。各
ロック装置38は固定支柱11に設けたロック用シリン
ダ39を備えており,このロック用シリンダ39の出力
ロッド391 の先端に設けたロックピン40が固定支柱
11及び昇降支柱12にそれぞれ設けたブロック41,
42のピン孔411 ,421 に摺動自在に嵌合する。従
って,ロック用シリンダ39を伸長駆動してロックピン
40を前記両ピン孔411 ,421 に係合させると,昇
降支柱12,12が固定支柱11,11に結合されて昇
降台15の昇降が規制される。
【0023】図13は昇降用シリンダ13,13及びロ
ック用シリンダ37,37の油圧回路51を示すもの
で,この油圧回路51は油圧ポンプ52及び昇降用シリ
ンダ13,13間に介装される3位置の昇降用ソレノイ
ドバルブ53と,油圧ポンプ52及びロック用シリンダ
37,37間に介装される3位置のロック用ソレノイド
バルブ54とを備える。
【0024】図14は展開用シリンダ34の油圧回路5
5を示すもので,この油圧回路55は展開用モータ56
で駆動される展開用油圧ポンプ57と,展開用油圧ポン
プ57及び昇降用シリンダ13,13間に介装されるダ
ブルチェックバルブ58とを備える。
【0025】図15は制御系のブロック図であって,マ
イクロコンピュータよりなる電子制御ユニット61は,
中央処理装置(CPU)62と,ランダムアクセスメモ
リ(RAM)63と,リードオンリーメモリ(ROM)
64と,入力回路65と,出力回路66とを備えてお
り,入力回路65には操作ボックス67に設けたセレク
トスイッチ68,作動スイッチ69及び電源スイッチ7
0が接続されるとともに,出力回路66には展開用モー
タ56,ストッパ用シリンダ30,昇降用ソレノイドバ
ルブ53及びロック用ソレノイドバルブ54が接続され
る。
【0026】セレクトスイッチ68は,昇降台15を展
開/格納させる展開/格納位置と,昇降台15を上
昇/下降させる昇降位置と,ストッパ29を起立/
倒伏させるストッパ操作位置とを選択可能である。
また,作動スイッチ69は,セレクトスイッチ68が
展開/格納位置にあるときに昇降台15を展開ある
いは格納させるとともに,セレクトスイッチ68が
降位置にあるときに昇降台15を上昇あるいは下降さ
せ,更にセレクトスイッチ68がストッパ操作位置
にあるときにストッパ29を起立/倒伏させるものであ
る。電源スイッチ70は,緊急時に全ての装置の作動を
停止させる緊急停止スイッチを兼ねている。
【0027】次に,前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用を,主に図16及び図17のフローチャートに基
づいて説明する。
【0028】バス1の走行中,昇降台15は図3に示す
走行時格納位置に格納されており,バス1の停止後に昇
降台15を用いて以下の手順で車椅子の乗降が行われ
る。
【0029】先ず,ステップS1で操作ボックス67の
電源スイッチ70がONしており,且つステップS2で
昇降台15の使用に支障がないように中央乗降口3cの
扉2cが開かれているとき,ステップS3で操作ボック
ス67のセレクトスイッチ68を展開/格納位置
操作するとともに,ステップS4で操作ボックス67の
作動スイッチ69展開位置に操作すると,ステッ
プS5でロック用ソレノイドバルブ54が作動してロッ
ク用シリンダ37,37が収縮駆動され,ロックピン4
0,40がピン孔421 ,421 から退没することによ
り固定支柱11,11に対する昇降支柱12,12のロ
ックが解除される(図8参照)。
【0030】続いて,ステップS6で昇降用ソレノイド
バルブ53が作動して昇降用シリンダ13,13が収縮
駆動され,昇降台15は走行時格納位置から例えば10
0mm高く且つ床面5より低い位置に設定された展開/
格納位置まで上昇する。この展開/格納位置は図11に
鎖線で示されている。続いて,ステップS7で展開用モ
ータ56が作動して展開用油圧ポンプ57が駆動される
ことにより,展開用シリンダ34が収縮駆動されて昇降
台15の中間フレーム17及び補助昇降台18が左右方
向外側に展開する。このとき,昇降台15は予め走行時
格納位置から100mm高い展開/格納位置に上昇して
いるため,車道の路面G1 と歩道の路面G2 間の段差部
0 が通常よりも大きい場合であっても,補助昇降台1
8が前記段差部G0 に衝突することが防止される。
【0031】上述のようにして昇降台15の展開が完了
すると,ステップS8で車椅子の乗降が行われる。これ
を具体的に説明すると,車椅子でバス乗り込む場合に
は,操作ボックス67のセレクトスイッチ68を昇降
位置に操作して作動スイッチ69を下降位置(下
位置)に操作することにより,昇降台15の補助昇降台
18を前記展開/格納位置から路面の高さまで下降させ
た後,車椅子を昇降台15上に移動させる。そして今度
は作動スイッチ69を上昇位置(上位置)に操作す
ることにより昇降台15を車体の床面5の高さまで上昇
させた後,車椅子を車体の床面5上に移動させれば良
い。
【0032】また車椅子でバスから降りる場合には,操
作ボックス67のセレクトスイッチ68を昇降位置
に操作して作動スイッチ69を上昇位置(上位置)
に操作することにより,昇降台15の補助昇降台18を
前記展開/格納位置から車体の床面5の高さまで上昇さ
せた後,車椅子を昇降台15上に移動させる。そして今
度は作動スイッチ69を下降位置(下位置)に操作
することにより昇降台15を歩道の路面G2 の高さまで
下降させた後,車椅子を歩道の路面G2 上に移動させれ
ば良い。
【0033】昇降台15が昇降するときに操作ボックス
67のセレクトスイッチ68をストッパ位置に操作
して作動スイッチ69を起立位置(上位置)に操作
すれば,電動のストッパ用シリンダ30が作動して補助
昇降台18の先端のストッパ29が起立し,車椅子を安
定して支持することができる。また車椅子が昇降台15
上にあるいは昇降台15から移動するときには,作動ス
イッチ69を倒伏位置(下位置)に操作すれば,車
椅子と干渉しないようにストッパ29を倒伏させること
ができる。
【0034】上述のようにして車椅子の乗降が終了した
後,ステップS9で操作ボックス67のセレクトスイッ
チ68を展開/格納位置に操作するとともに,ステ
ップS10で操作ボックス67の作動スイッチ69を
格納位置に操作すると,ステップS11で昇降用シ
リンダ13,13が作動して昇降台15は展開/格納位
置まで昇降する。続いて,ステップS12で展開用シリ
ンダ34が伸長駆動されて昇降台15の中間フレーム1
7及び補助昇降台18が主昇降台16の内部に格納され
た後,ステップS13で昇降用シリンダ13,13が作
動して昇降台15は走行時格納位置に下降し,ステップ
S14でロック用シリンダ37,37が伸長駆動されて
固定支柱11,11に対して昇降支柱12,12がロッ
クされる。
【0035】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0036】例えば,実施例では昇降台15の昇降及び
展開をマイクロコンピュータで制御しているが,これを
リレー回路で行わせることも可能である。また,実施例
では昇降台15を三段式に展開させているが,中間フレ
ーム17を廃止して二段式に展開させることも可能であ
る。
【0037】
【発明の効果】以上のように,本発明によれば,昇降台
が走行時格納位置にあるときに,セレ クトスイッチを
「展開/格納位置」に操作し且つ作動スイッチを「展開
位置」に操作すると,昇降台を,走行時格納位置よりも
高く且つ車体床面よりも低い展開/格納位置まで,昇降
台から補助昇降台を張り出すことなく上昇させた後に,
昇降台から補助昇降台を張り出すようにし,またこのよ
うにして昇降台が展開/格納位置にあるときに,セレク
トスイッチを「昇降位置」に操作し且つ作動スイッチを
「下降位置」に操作すると,張り出した補助昇降台が路
面に近接するように昇降台を下降させることができる。
かくして,昇降台から補助昇降台を張り出す際に,昇降
台を,走行時格納位置よりも高く且つ車体床面よりも低
い展開/格納位置まで一旦上昇させてから,補助昇降台
を張り出し,その後に補助昇降台が路面に近接するよう
に昇降台を下降させるので,補助昇降台の先端が路面の
段差部に衝突して破損するのを確実に防止することがで
きる。
【0038】また昇降台が展開/格納位置にあるとき
に,セレクトスイッチを「昇降位置」に操作し且つ作動
スイッチを「上昇位置」に操作すると,昇降台が車体床
面の高さまで上昇するようにしたので,車椅子を車体床
面から昇降台上に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バスの全体側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線拡大断面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】図4の7−7線断面図
【図8】図7の8−8線拡大断面図
【図9】昇降台の展開状態を示す図
【図10】図9の10方向拡大矢視図
【図11】昇降台の下降状態を示す図
【図12】昇降台の上昇状態を示す図
【図13】油圧回路図
【図14】油圧回路図
【図15】制御系のブロック図
【図16】フローチャートの第1分図
【図17】フローチャートの第2分図
【符号の説明】
1 バス(車両) 3c 中央乗降口(乗降口) 5 床面 15 昇降台 18 補助昇降台67 操作ボックス 68 セレクトスイッチ 69 作動スイッチ2 路面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 3/02 A61G 3/00 501 - 502 B62D 25/22 B62D 31/02 B60P 1/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(1)の乗降口(3c)に設けられ
    て床面(5)と路面(G2 )との間を昇降し得る昇降台
    (15)に水平方向に展開可能な補助昇降台(18)
    を設けてなる車両用昇降装置において,セレクトスイッチ(68)および作動スイッチ(69)
    が設けられる操作ボックス(67)を備え, 前記セレクトスイッチ(68)は,昇降台(15)を展
    開/格納させる「展開/格納位置」と,昇降台(15)
    を上昇/下降させる「昇降位置」とを選択可能であり, また前記作動スイッチ(69)は,セレクトスイッチ
    (68)が「展開/格納位置」に選択されたときに昇降
    台(15)を展開させる「展開位置」と格納させる「格
    納位置」とを選択可能であるとともに,セレクトスイッ
    チ(68)が「昇降位置」に選択されたときに昇降台
    (15)を上昇させる「上昇位置」と下降させる「下降
    位置」とを選択可能であり, 昇降台(15)が走行時格納位置にあるときに,セレク
    トスイッチ(68)を「展開/格納位置」に操作し且つ
    作動スイッチ(69)を「展開位置」に操作すると,
    降台(15)を,走行時格納位置よりも高く且つ車体床
    面(5)よりも低い展開/格納位置まで,昇降台(1
    5)から補助昇降台(18)を張り出すことなく上昇さ
    た後に,昇降台(15)から補助昇降台(18)を張
    り出すようにし, また昇降台(15)が展開/格納位置にあるときに,セ
    レクトスイッチ(68)を「昇降位置」に操作し且つ作
    動スイッチ(69)を「下降位置」に操作すると, 張り
    出した補助昇降台(18)が路面(G2 )に近接するよ
    うに昇降台(15)を下降させ,また同じくセレクトス
    イッチ(68)を「昇降位置」に操作し且つ作動スイッ
    チ(69)を「上昇位置」に操作すると,昇降台(1
    5)が車体床面(5)の高さまで上昇するようにした,
    車両用昇降装
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