JP3516193B2 - 車両用昇降装置 - Google Patents
車両用昇降装置Info
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- JP3516193B2 JP3516193B2 JP06907996A JP6907996A JP3516193B2 JP 3516193 B2 JP3516193 B2 JP 3516193B2 JP 06907996 A JP06907996 A JP 06907996A JP 6907996 A JP6907996 A JP 6907996A JP 3516193 B2 JP3516193 B2 JP 3516193B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バス等大型車両に装
架する車両用昇降装置に関する。
架する車両用昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バス等大型車両に装架する車両用
昇降装置には、昇降ステップと車椅子等の昇降装置とに
適宜変換して利用が可能な車両用昇降装置、車椅子等を
積載する専用昇降プラットホーム等、種々のものが提案
されている。
昇降装置には、昇降ステップと車椅子等の昇降装置とに
適宜変換して利用が可能な車両用昇降装置、車椅子等を
積載する専用昇降プラットホーム等、種々のものが提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
バス等大型車両に装架する車両用昇降装置は、その車両
の床面が高いため、車両用昇降装置の装架には、ボディ
に大幅な改造が必要であった。この発明の車両用昇降装
置は、ボディの改造を最小限度にし、合わせて車外に必
要とする昇降空間を可及的狭くし、構造も堅牢で安定し
て昇降が行える車両用昇降装置の提供にある。
バス等大型車両に装架する車両用昇降装置は、その車両
の床面が高いため、車両用昇降装置の装架には、ボディ
に大幅な改造が必要であった。この発明の車両用昇降装
置は、ボディの改造を最小限度にし、合わせて車外に必
要とする昇降空間を可及的狭くし、構造も堅牢で安定し
て昇降が行える車両用昇降装置の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】原動機に関連し、車室の
乗降口内を、プラットホームを垂直に昇降させる垂直昇
降機構と、前記垂直昇降機構を平行アームリンクの先端
に軸支し、平行アームリンクを原動機で回動し、プラッ
トホームを乗降口と路面との間をスイング昇降させる平
行アームリンク機構とからなる車両用昇降装置におい
て、プラットホームを垂直に昇降させる垂直昇降機構
は、昇降タワーフレームの左右にレールタワーを配置
し、そのレールタワーに昇降体を嵌装し、この昇降タワ
ーフレームの前面に前記昇降体と一体の昇降フレームを
配置し、この昇降フレームにプラットホームを支軸によ
り起伏自在に軸支し、前記レールタワーの上部内方に上
部リールを吊架し、これに案内されるワイヤーの一端を
前記昇降体に連結し、他端は背後下方に案内して後原動
機に連結し、ワイヤーを牽引または繰出して昇降体と一
体の昇降タワーフレームを垂直に昇降し、プラットホー
ムを乗降口と路面との間にスイング昇降させる平行アー
ムリンク機構は、バス等大型車両の乗降口に対応し、通
常床面との間に数段のステップが設けられる昇降部の左
右内壁にフレームを取付け、このフレームに昇降用のア
ッパーリンクとロアリンクの基端を支軸により軸支し、
そのアッパーリンクの基端から延長されたレバー部の先
端とフレームとにスイング用油圧シリンダーの取付端
と、このスイング用油圧シリンダーに嵌挿されたピスト
ンに連結するピストンロッドの連結端を連結し、アッパ
ーリンクおよびロアリンクを、支軸を中心に夫々回動
し、アッパーリンクおよびロアリンクの先端に、支軸に
より軸支される昇降タワーフレームを乗降口より外方に
スイング移動し、プラットホームをスイング昇降するこ
とを特徴とする車両用昇降装置にある。
乗降口内を、プラットホームを垂直に昇降させる垂直昇
降機構と、前記垂直昇降機構を平行アームリンクの先端
に軸支し、平行アームリンクを原動機で回動し、プラッ
トホームを乗降口と路面との間をスイング昇降させる平
行アームリンク機構とからなる車両用昇降装置におい
て、プラットホームを垂直に昇降させる垂直昇降機構
は、昇降タワーフレームの左右にレールタワーを配置
し、そのレールタワーに昇降体を嵌装し、この昇降タワ
ーフレームの前面に前記昇降体と一体の昇降フレームを
配置し、この昇降フレームにプラットホームを支軸によ
り起伏自在に軸支し、前記レールタワーの上部内方に上
部リールを吊架し、これに案内されるワイヤーの一端を
前記昇降体に連結し、他端は背後下方に案内して後原動
機に連結し、ワイヤーを牽引または繰出して昇降体と一
体の昇降タワーフレームを垂直に昇降し、プラットホー
ムを乗降口と路面との間にスイング昇降させる平行アー
ムリンク機構は、バス等大型車両の乗降口に対応し、通
常床面との間に数段のステップが設けられる昇降部の左
右内壁にフレームを取付け、このフレームに昇降用のア
ッパーリンクとロアリンクの基端を支軸により軸支し、
そのアッパーリンクの基端から延長されたレバー部の先
端とフレームとにスイング用油圧シリンダーの取付端
と、このスイング用油圧シリンダーに嵌挿されたピスト
ンに連結するピストンロッドの連結端を連結し、アッパ
ーリンクおよびロアリンクを、支軸を中心に夫々回動
し、アッパーリンクおよびロアリンクの先端に、支軸に
より軸支される昇降タワーフレームを乗降口より外方に
スイング移動し、プラットホームをスイング昇降するこ
とを特徴とする車両用昇降装置にある。
【0005】原動機に関連し、車室の乗降口内を、プラ
ットホームを垂直に昇降させる垂直昇降機構と、前記垂
直昇降機構を平行アームリンクの先端に軸支し、平行ア
ームリンクを原動機で回動し、プラットホームを乗降口
と路面との間をスイング昇降させる平行アームリンク機
構とからなる車両用昇降装置において、プラットホーム
を垂直に昇降させる垂直昇降機構は、昇降タワーフレー
ムの左右にレールタワーを配置し、そのレールタワーに
昇降体を嵌装し、この昇降タワーフレームの前面に前記
昇降体と一体の昇降フレームを配置し、この昇降フレー
ムにプラットホームを支軸により起伏自在に軸支し、前
記レールタワーの上部内方に上部リールを吊架し、これ
に案内されるワイヤーの一端を前記昇降体に連結し、他
端は昇降タワーフレームの背面の左右に配した下部リー
ルに案内し、さらに夫々昇降タワーフレームにおけるそ
の少し上方の一側よりに配置した集合リールに並列に案
内し、同じく昇降タワーフレームに装置されるワイヤー
昇降油圧シリンダーのピストンロッドの先端と連結し、
昇降タワーフレーム上の支軸を中心に揺動する作動杆に
前記案内され たワイヤーの他方端の牽引方向が対応する
ものは直接に連結し、牽引方向が対応しないもう一つは
作動杆に支架した中間リールにより牽引方向を変えて連
結し、ワイヤーを牽引または繰出して昇降体と一体の昇
降タワーフレームを垂直に昇降し、プラットホームを乗
降口と路面との間にスイング昇降させる平行アームリン
ク機構は、バス等大型車両の乗降口に対応し、通常床面
との間に数段のステップが設けられる昇降部の左右内壁
にフレームを取付け、このフレームに昇降用のアッパー
リンクとロアリンクの基端を支軸により軸支し、そのア
ッパーリンクの基端から延長されたレバー部の先端とフ
レームとにスイング用油圧シリンダーの取付端と、この
スイング用油圧シリンダーに嵌挿されたピストンに連結
するピストンロッドの連結端を連結し、アッパーリンク
およびロアリンクを、支軸を中心に夫々回動し、アッパ
ーリンクおよびロアリンクの先端に、支軸により軸支さ
れる昇降タワーフレームを乗降口より外方にスイング移
動し、プラットホームをスイング昇降することを特徴と
する車両用昇降装置としてもよいものである。
ットホームを垂直に昇降させる垂直昇降機構と、前記垂
直昇降機構を平行アームリンクの先端に軸支し、平行ア
ームリンクを原動機で回動し、プラットホームを乗降口
と路面との間をスイング昇降させる平行アームリンク機
構とからなる車両用昇降装置において、プラットホーム
を垂直に昇降させる垂直昇降機構は、昇降タワーフレー
ムの左右にレールタワーを配置し、そのレールタワーに
昇降体を嵌装し、この昇降タワーフレームの前面に前記
昇降体と一体の昇降フレームを配置し、この昇降フレー
ムにプラットホームを支軸により起伏自在に軸支し、前
記レールタワーの上部内方に上部リールを吊架し、これ
に案内されるワイヤーの一端を前記昇降体に連結し、他
端は昇降タワーフレームの背面の左右に配した下部リー
ルに案内し、さらに夫々昇降タワーフレームにおけるそ
の少し上方の一側よりに配置した集合リールに並列に案
内し、同じく昇降タワーフレームに装置されるワイヤー
昇降油圧シリンダーのピストンロッドの先端と連結し、
昇降タワーフレーム上の支軸を中心に揺動する作動杆に
前記案内され たワイヤーの他方端の牽引方向が対応する
ものは直接に連結し、牽引方向が対応しないもう一つは
作動杆に支架した中間リールにより牽引方向を変えて連
結し、ワイヤーを牽引または繰出して昇降体と一体の昇
降タワーフレームを垂直に昇降し、プラットホームを乗
降口と路面との間にスイング昇降させる平行アームリン
ク機構は、バス等大型車両の乗降口に対応し、通常床面
との間に数段のステップが設けられる昇降部の左右内壁
にフレームを取付け、このフレームに昇降用のアッパー
リンクとロアリンクの基端を支軸により軸支し、そのア
ッパーリンクの基端から延長されたレバー部の先端とフ
レームとにスイング用油圧シリンダーの取付端と、この
スイング用油圧シリンダーに嵌挿されたピストンに連結
するピストンロッドの連結端を連結し、アッパーリンク
およびロアリンクを、支軸を中心に夫々回動し、アッパ
ーリンクおよびロアリンクの先端に、支軸により軸支さ
れる昇降タワーフレームを乗降口より外方にスイング移
動し、プラットホームをスイング昇降することを特徴と
する車両用昇降装置としてもよいものである。
【0006】
【発明の実施の形態】原動機に関連し、車室の乗降口内
を、プラットホームを垂直に昇降させる垂直昇降機構
と、前記垂直昇降機構を平行アームリンクの先端に軸支
し、平行アームリンクを原動機で回動し、プラットホー
ムを乗降口と路面との間をスイング昇降させる平行アー
ムリンク機構とからなる車両用昇降装置において、プラ
ットホームを垂直に昇降させる垂直昇降機構は、昇降タ
ワーフレームの左右にレールタワーを配置し、そのレー
ルタワーに昇降体を嵌装し、この昇降タワーフレームの
前面に前記昇降体と一体の昇降フレームを配置し、この
昇降フレームにプラットホームを支軸により起伏自在に
軸支し、前記レールタワーの上部内方に上部リールを吊
架し、これに案内されるワイヤーの一端を前記昇降体に
連結し、他端は背後下方に案内し、昇降タワーフレーム
の背面の左右に配した下部リールに案内し、さらに夫々
昇降タワーフレームにおけるその少し上方の一側よりに
配置した集合リールに並列に案内し、同じく昇降タワー
フレームに装置されるワイヤー昇降油圧シリンダーのピ
ストンロッドの先端と連結し、昇降タワーフレーム上の
支軸を中心に揺動する作動杆に前記案内されたワイヤー
の他方端の牽引方向が対応するものは直接に連結し、牽
引方向が対応しないもう一つは作動杆に支架した中間リ
ールにより牽引方向を変えて連結し、ワイヤーを牽引ま
たは繰出して昇降体と一体の昇降タワーフレームを垂直
に昇降し、プラットホームを乗降口と路面との間にスイ
ング昇降させる平行アームリンク機構は、バス等大型車
両の乗降口に対応し、通常床面との間に数段のステップ
が設けられる昇降部の左右内壁にフレームを取付け、こ
のフレームに昇降用のアッパーリンクとロアリンクの基
端を支軸により軸支し、そのアッパーリンクの基端から
延長されたレバー部の先端とフレームとにスイング用油
圧シリンダーの取付端と、このスイング用油圧シリンダ
ーに嵌挿されたピストンに連結するピストンロッドの連
結端を連結し、アッパーリンクおよびロアリンクを、支
軸を中心に夫々回動し、アッパーリンクおよびロアリン
クの先端に、支軸により軸支される昇降タワーフレーム
を乗降口より外方にスイング移動し、プラットホームを
スイング昇降することを特徴とする車両用昇降装置。
を、プラットホームを垂直に昇降させる垂直昇降機構
と、前記垂直昇降機構を平行アームリンクの先端に軸支
し、平行アームリンクを原動機で回動し、プラットホー
ムを乗降口と路面との間をスイング昇降させる平行アー
ムリンク機構とからなる車両用昇降装置において、プラ
ットホームを垂直に昇降させる垂直昇降機構は、昇降タ
ワーフレームの左右にレールタワーを配置し、そのレー
ルタワーに昇降体を嵌装し、この昇降タワーフレームの
前面に前記昇降体と一体の昇降フレームを配置し、この
昇降フレームにプラットホームを支軸により起伏自在に
軸支し、前記レールタワーの上部内方に上部リールを吊
架し、これに案内されるワイヤーの一端を前記昇降体に
連結し、他端は背後下方に案内し、昇降タワーフレーム
の背面の左右に配した下部リールに案内し、さらに夫々
昇降タワーフレームにおけるその少し上方の一側よりに
配置した集合リールに並列に案内し、同じく昇降タワー
フレームに装置されるワイヤー昇降油圧シリンダーのピ
ストンロッドの先端と連結し、昇降タワーフレーム上の
支軸を中心に揺動する作動杆に前記案内されたワイヤー
の他方端の牽引方向が対応するものは直接に連結し、牽
引方向が対応しないもう一つは作動杆に支架した中間リ
ールにより牽引方向を変えて連結し、ワイヤーを牽引ま
たは繰出して昇降体と一体の昇降タワーフレームを垂直
に昇降し、プラットホームを乗降口と路面との間にスイ
ング昇降させる平行アームリンク機構は、バス等大型車
両の乗降口に対応し、通常床面との間に数段のステップ
が設けられる昇降部の左右内壁にフレームを取付け、こ
のフレームに昇降用のアッパーリンクとロアリンクの基
端を支軸により軸支し、そのアッパーリンクの基端から
延長されたレバー部の先端とフレームとにスイング用油
圧シリンダーの取付端と、このスイング用油圧シリンダ
ーに嵌挿されたピストンに連結するピストンロッドの連
結端を連結し、アッパーリンクおよびロアリンクを、支
軸を中心に夫々回動し、アッパーリンクおよびロアリン
クの先端に、支軸により軸支される昇降タワーフレーム
を乗降口より外方にスイング移動し、プラットホームを
スイング昇降することを特徴とする車両用昇降装置。
【0007】
【実施例】以下、この発明の車両用昇降装置を実施の一
例である図面により説明すると、バス等大型車両1の乗
降口2に対応し、通常床面3との間に数段のステップが
設けられる昇降部4の左右内壁にフレーム5、5を取付
け、このフレーム5、5に昇降用のアッパーリンク6と
ロアリンク7の基端を支軸8、9により軸支し、そのア
ッパーリンク6の基端から延長されたレバー部6aの先
端とフレーム5とにスイング用油圧シリンダー10の取
付端と、このスイング用油圧シリンダー10に嵌挿され
たピストンに連結するスイング用ピストンロッド11の
連結端を連結し、アッパーリンク6およびロアリンク7
を、支軸8、9を中心に夫々回動し、アッパーリンク6
およびロアリンク7の先端に、支軸12、13により軸
支される昇降タワーフレーム14を乗降口2より外方に
スイング移動し、昇降タワーフレーム14を昇降自在に
設けている。
例である図面により説明すると、バス等大型車両1の乗
降口2に対応し、通常床面3との間に数段のステップが
設けられる昇降部4の左右内壁にフレーム5、5を取付
け、このフレーム5、5に昇降用のアッパーリンク6と
ロアリンク7の基端を支軸8、9により軸支し、そのア
ッパーリンク6の基端から延長されたレバー部6aの先
端とフレーム5とにスイング用油圧シリンダー10の取
付端と、このスイング用油圧シリンダー10に嵌挿され
たピストンに連結するスイング用ピストンロッド11の
連結端を連結し、アッパーリンク6およびロアリンク7
を、支軸8、9を中心に夫々回動し、アッパーリンク6
およびロアリンク7の先端に、支軸12、13により軸
支される昇降タワーフレーム14を乗降口2より外方に
スイング移動し、昇降タワーフレーム14を昇降自在に
設けている。
【0008】前記昇降タワーフレーム14は、左右にレ
ールタワー15、15を配置し、そのレールタワー1
5、15に昇降体16、16を嵌装し、この昇降タワー
フレーム14の前面に前記昇降体16、16と一体の昇
降フレーム17を配置し、この昇降フレーム17にプラ
ットホーム18を支軸19により起伏自在に軸支してい
る。
ールタワー15、15を配置し、そのレールタワー1
5、15に昇降体16、16を嵌装し、この昇降タワー
フレーム14の前面に前記昇降体16、16と一体の昇
降フレーム17を配置し、この昇降フレーム17にプラ
ットホーム18を支軸19により起伏自在に軸支してい
る。
【0009】前記レールタワー15、15の上部内方に
上部リール20、20を吊架し、これに前面側に案内さ
れるワイヤー21、21の一端を前記昇降体16、16
に連結し、他端は背後下方に案内し、昇降タワーフレー
ム14の背面の左右に配した下部リール22、22に案
内し、さらに夫々昇降タワーフレーム14におけるその
少し上方の一側よりに配置した集合リール23に並列に
案内し、同じく昇降タワーフレーム14に装置されるワ
イヤー昇降油圧シリンダー24のピストンロッド25の
先端と連結し、昇降タワーフレーム14上の支軸26を
中心に揺動する作動杆27に前記案内されたワイヤー2
1、21の他方端の牽引方向が対応するものは直接に連
結し、牽引方向が対応しないもう一つは作動杆27に支
架した中間リール28により牽引方向を変えて連結し、
ワイヤー昇降油圧シリンダー24のピストンロッド25
の移動でワイヤー21、21を牽引し、昇降体16、1
6をレールタワー15、15に沿って上昇し、プラット
ホーム18を垂直に上昇する。ワイヤー昇降油圧シリン
ダー24の油圧を開放すると、プラットホーム18は、
重力作用でワイヤー21、21を牽引して降下し、ワイ
ヤー21、21を連結する作動杆27を引き戻し、ピス
トンロッド25をワイヤー昇降油圧シリンダー24内に
押し戻すものである。
上部リール20、20を吊架し、これに前面側に案内さ
れるワイヤー21、21の一端を前記昇降体16、16
に連結し、他端は背後下方に案内し、昇降タワーフレー
ム14の背面の左右に配した下部リール22、22に案
内し、さらに夫々昇降タワーフレーム14におけるその
少し上方の一側よりに配置した集合リール23に並列に
案内し、同じく昇降タワーフレーム14に装置されるワ
イヤー昇降油圧シリンダー24のピストンロッド25の
先端と連結し、昇降タワーフレーム14上の支軸26を
中心に揺動する作動杆27に前記案内されたワイヤー2
1、21の他方端の牽引方向が対応するものは直接に連
結し、牽引方向が対応しないもう一つは作動杆27に支
架した中間リール28により牽引方向を変えて連結し、
ワイヤー昇降油圧シリンダー24のピストンロッド25
の移動でワイヤー21、21を牽引し、昇降体16、1
6をレールタワー15、15に沿って上昇し、プラット
ホーム18を垂直に上昇する。ワイヤー昇降油圧シリン
ダー24の油圧を開放すると、プラットホーム18は、
重力作用でワイヤー21、21を牽引して降下し、ワイ
ヤー21、21を連結する作動杆27を引き戻し、ピス
トンロッド25をワイヤー昇降油圧シリンダー24内に
押し戻すものである。
【0010】前記昇降体16は、支板16aの上下端に
おいて左右に突設する支軸29、29にコロ30、30
を遊支し、上方側のコロ30、30をレールタワー15
の前面側内壁に連接し、下方側のコロ30、30をレー
ルタワー15の後面側内壁に連接し、上下のコロ30、
30の側面をレールタワー15の左右側面内壁に摺動す
るようにしている。
おいて左右に突設する支軸29、29にコロ30、30
を遊支し、上方側のコロ30、30をレールタワー15
の前面側内壁に連接し、下方側のコロ30、30をレー
ルタワー15の後面側内壁に連接し、上下のコロ30、
30の側面をレールタワー15の左右側面内壁に摺動す
るようにしている。
【0011】前記昇降体16、16の前面に前述の如く
昇降フレーム17を取付け、昇降フレーム17の下部前
面左右端に配置しブラケット31、31にプラットホー
ム18の基端を前述のように支軸19をもって起伏自在
に設けている。
昇降フレーム17を取付け、昇降フレーム17の下部前
面左右端に配置しブラケット31、31にプラットホー
ム18の基端を前述のように支軸19をもって起伏自在
に設けている。
【0012】昇降フレーム17の前面に左右に展開する
折り畳み自在の手摺32を配置している。
折り畳み自在の手摺32を配置している。
【0013】この発明の車両用昇降装置の実施例は、以
上のように構成されるから、図1に示すように起立した
プラットホーム18を図示しないが、ロックレバーを操
作してロックを解除し、プラットホーム18を手前に回
動して図4に示すように、水平に倒し、またフラップ1
8aを上げ、さらに手摺32をプラットホーム18の両
側に展開し、昇降状態にセットする。それから、図示し
ない油圧機構を作動してワイヤー昇降油圧シリンダー2
4のピストンロッド25を作動して作動杆27によりワ
イヤー21、21を引き、昇降体16、16を上昇さ
せ、昇降体16、16に一体に支架されているプラット
ホーム18を、図4の二点鎖線で示す状態に垂直に上昇
し、ここでストップし、床面と同一面に上昇することが
できる。そこで車室の床面からプラットホーム18に乗
り移ることができる。
上のように構成されるから、図1に示すように起立した
プラットホーム18を図示しないが、ロックレバーを操
作してロックを解除し、プラットホーム18を手前に回
動して図4に示すように、水平に倒し、またフラップ1
8aを上げ、さらに手摺32をプラットホーム18の両
側に展開し、昇降状態にセットする。それから、図示し
ない油圧機構を作動してワイヤー昇降油圧シリンダー2
4のピストンロッド25を作動して作動杆27によりワ
イヤー21、21を引き、昇降体16、16を上昇さ
せ、昇降体16、16に一体に支架されているプラット
ホーム18を、図4の二点鎖線で示す状態に垂直に上昇
し、ここでストップし、床面と同一面に上昇することが
できる。そこで車室の床面からプラットホーム18に乗
り移ることができる。
【0014】次に図示しない油圧機構を開放すると、プ
ラットホーム18の重力作用でワイヤー21、21を牽
引し、ワイヤー21、21に連結する作動杆27を引き
戻し、ピストンロッド25をワイヤー昇降油圧シリンダ
ー24内に押し戻し、プラットホーム18は、図4に示
すように、実線で示す位置まで垂直に降下する。ここで
図示しない油圧機構を停止し、かつプラットホーム18
を昇降タワーフレーム14に対して停止状態に保持す
る。
ラットホーム18の重力作用でワイヤー21、21を牽
引し、ワイヤー21、21に連結する作動杆27を引き
戻し、ピストンロッド25をワイヤー昇降油圧シリンダ
ー24内に押し戻し、プラットホーム18は、図4に示
すように、実線で示す位置まで垂直に降下する。ここで
図示しない油圧機構を停止し、かつプラットホーム18
を昇降タワーフレーム14に対して停止状態に保持す
る。
【0015】次に図示しない油圧機構を作動してスイン
グ用油圧シリンダー10のピストンロッド11を押し出
すと、アッパーリンク6およびロアリンク7を、支軸
8、9を中心に夫々回動し、そのアッパーリンク6およ
びロアリンク7の先端に、支軸12、13により軸支さ
れる昇降タワーフレーム14を乗降口2より外方にスイ
ング移動し、プラットホーム18を路面上にスイング降
下させる。そこで、プラットホーム18のフラップ18
aを水平に下げ、プラットホーム18から図示しないが
車椅子を降ろすことができる。そして路面上からプラッ
トホーム18の上昇については、上記説明の逆の順序に
よるものである。
グ用油圧シリンダー10のピストンロッド11を押し出
すと、アッパーリンク6およびロアリンク7を、支軸
8、9を中心に夫々回動し、そのアッパーリンク6およ
びロアリンク7の先端に、支軸12、13により軸支さ
れる昇降タワーフレーム14を乗降口2より外方にスイ
ング移動し、プラットホーム18を路面上にスイング降
下させる。そこで、プラットホーム18のフラップ18
aを水平に下げ、プラットホーム18から図示しないが
車椅子を降ろすことができる。そして路面上からプラッ
トホーム18の上昇については、上記説明の逆の順序に
よるものである。
【0016】
【発明の効果】この発明の車両用昇降装置は、以上のよ
うになるから、プラットホームは床面と車室乗降口の下
段まで、車室内をかつ垂直に昇降し、プラットホームに
より昇降する時、視界的に閉鎖され、かつ動揺がなく、
従来のスイングアーム昇降のように車室外の空間に投げ
出される恐怖感が全くなく、プラットホームに乗り安心
して乗降ができるものである。
うになるから、プラットホームは床面と車室乗降口の下
段まで、車室内をかつ垂直に昇降し、プラットホームに
より昇降する時、視界的に閉鎖され、かつ動揺がなく、
従来のスイングアーム昇降のように車室外の空間に投げ
出される恐怖感が全くなく、プラットホームに乗り安心
して乗降ができるものである。
【0017】また乗降口の下段を越えて垂直昇降をしな
いので、床下に開放することなく、従来の通り閉鎖する
ことができるので、ボディの改造をする必要がなく、ま
たその下段の特別な閉鎖構造をとる必要もないので、昇
降装置の架装コストを低減することができるものであ
る。
いので、床下に開放することなく、従来の通り閉鎖する
ことができるので、ボディの改造をする必要がなく、ま
たその下段の特別な閉鎖構造をとる必要もないので、昇
降装置の架装コストを低減することができるものであ
る。
【0018】さらにスイングが乗降口の下段と路面との
間なので最小限となり、プラットホームの迫り出しが少
なく、狭い所でも乗降することができるものである。
間なので最小限となり、プラットホームの迫り出しが少
なく、狭い所でも乗降することができるものである。
【0019】よって、この発明の車両用昇降装置は、ボ
ディの改造を最小限度にし、合わせて車外に必要とする
昇降空間を可及的狭くし、構造も堅牢で、かつ乗降者も
安心して利用できるものである。
ディの改造を最小限度にし、合わせて車外に必要とする
昇降空間を可及的狭くし、構造も堅牢で、かつ乗降者も
安心して利用できるものである。
【図1】この発明の車両用昇降装置をバスの乗降口に架
装した状態の縦断側面図である。
装した状態の縦断側面図である。
【図2】同じくプラットホームを起立状態に折り畳み、
乗降口内に格納した状態の正面図である。
乗降口内に格納した状態の正面図である。
【図3】同じくプラットホームを起立状態に折り畳み、
乗降口内に格納した状態の背面図である。
乗降口内に格納した状態の背面図である。
【図4】同じくプラットホームの垂直昇降状態とスイン
グ昇降状態を説明する側面図である。
グ昇降状態を説明する側面図である。
【図5】ワイヤーに吊架される昇降体の拡大側面図であ
る。
る。
【図6】同じく、ワイヤーに吊架される昇降体と昇降フ
レームの接続状態を説明する背面図である。
レームの接続状態を説明する背面図である。
1 車両
2 乗降口
3 床面
4 昇降部
5 フレーム
6 アッパーリンク
6a レバー部
7 ロアリンク
8 支軸
9 支軸
10 スイング用油圧シリンダー
11 ピストンロッド
12 支軸
13 支軸
14 昇降タワーフレーム
15 レールタワー
16 昇降体
16a 支板
17 昇降フレーム
18 プラットホーム
18a フラップ
19 支軸
20 上部リール
21 ワイヤー
22 下部リール
23 集合リール
24 ワイヤー昇降油圧シリンダー
25 ピストンロッド
26 支軸
27 作動杆
28 中間リール
29 支軸
30 コロ
31 ブラケット
32 手摺
Claims (2)
- 【請求項1】 原動機に関連し、車室の乗降口内を、プ
ラットホームを垂直に昇降させる垂直昇降機構と、前記
垂直昇降機構を平行アームリンクの先端に軸支し、平行
アームリンクを原動機で回動し、プラットホームを乗降
口と路面との間をスイング昇降させる平行アームリンク
機構とからなる車両用昇降装置において、プラットホー
ムを垂直に昇降させる垂直昇降機構は、昇降タワーフレ
ームの左右にレールタワーを配置し、そのレールタワー
に昇降体を嵌装し、この昇降タワーフレームの前面に前
記昇降体と一体の昇降フレームを配置し、この昇降フレ
ームにプラットホームを支軸により起伏自在に軸支し、
前記レールタワーの上部内方に上部リールを吊架し、こ
れに案内されるワイヤーの一端を前記昇降体に連結し、
他端は背後下方に案内して後原動機に連結し、ワイヤー
を牽引または繰出して昇降体と一体の昇降タワーフレー
ムを垂直に昇降し、プラットホームを乗降口と路面との
間にスイング昇降させる平行アームリンク機構は、バス
等大型車両の乗降口に対応し、通常床面との間に数段の
ステップが設けられる昇降部の左右内壁にフレームを取
付け、このフレームに昇降用のアッパーリンクとロアリ
ンクの基端を支軸により軸支し、そのアッパーリンクの
基端から延長されたレバー部の先端とフレームとにスイ
ング用油圧シリンダーの取付端と、このスイング用油圧
シリンダーに嵌挿されたピストンに連結するピストンロ
ッドの連結端を連結し、アッパーリンクおよびロアリン
クを、支軸を中心に夫々回動し、アッパーリンクおよび
ロアリンクの先端に、支軸により軸支される昇降タワー
フレームを乗降口より外方にスイング移動し、プラット
ホームをスイング昇降することを特徴とする車両用昇降
装置。 - 【請求項2】 原動機に関連し、車室の乗降口内を、プ
ラットホームを垂直に昇降させる垂直昇降機構と、前記
垂直昇降機構を平行アームリンクの先端に軸支し、平行
アームリンクを原動機で回動し、プラットホームを乗降
口と路面との間をスイング昇降させる平行アームリンク
機構とからなる車両用昇降装置において、プラットホー
ムを垂直に昇降させる垂直昇降機構は、昇降タワーフレ
ームの左右にレールタワーを配置し、そのレールタワー
に昇降体を嵌装し、この昇降タワーフレームの前面に前
記昇降体と一体の昇降フレームを配置し、この昇降フレ
ームにプラットホームを支軸により起伏自在に軸支し、
前記レールタワーの上部内方に上部リールを吊架し、こ
れに案内されるワイヤーの一端を前記昇降体に連結し、
他端は昇降タワーフレームの背面の左右に配した下部リ
ールに案内し、さらに夫々昇降タワーフレームにおける
その少し上方の一側よりに配置した集合リールに並列に
案内し、同じく昇降タワーフレームに装置されるワイヤ
ー昇降油圧シリンダーのピストンロッドの先端と連結
し、昇降タワーフレーム上の支軸を中心に揺動する作動
杆に前記案内されたワイヤーの他方端の牽引方向が対応
するものは直接に連結し、牽引方向が対応しないもう一
つは作動杆に支架した中間リールにより牽引方向を変え
て連結し、ワイヤーを牽引または繰出して昇降体と一体
の昇降タワーフレームを垂直に昇降し、プラットホーム
を乗降口と路面との間にスイング昇降させる平行アーム
リンク機構は、バス等大型車両の乗降口に対応し、通常
床面との間に数段のステップが設けられる昇降部の左右
内壁にフレームを取付け、このフレームに昇降用のアッ
パーリンクとロアリンクの基端を支軸により軸支し、そ
のアッパーリンクの基端から延長されたレバー部の先端
とフレームとにスイング用油圧シリンダーの取付端と、
このスイング用油圧シリンダーに嵌挿されたピストンに
連結するピストンロッドの連結端を連結し、アッパーリ
ンクおよびロアリンクを、支軸を中心に夫々回動し、ア
ッパーリンクおよびロアリンクの先端に、支軸により軸
支される昇降タワーフレームを乗降口より外方にスイン
グ移動し、プラットホームをスイング昇降することを特
徴とする車両用昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06907996A JP3516193B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 車両用昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06907996A JP3516193B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 車両用昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09226442A JPH09226442A (ja) | 1997-09-02 |
JP3516193B2 true JP3516193B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=13392230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06907996A Expired - Fee Related JP3516193B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 車両用昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3516193B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6174923B2 (ja) * | 2013-06-26 | 2017-08-02 | 和光工業株式会社 | 車両用昇降装置における折畳み手すり固縛装置 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP06907996A patent/JP3516193B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09226442A (ja) | 1997-09-02 |
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