JPH054879Y2 - - Google Patents

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JPH054879Y2
JPH054879Y2 JP1986125966U JP12596686U JPH054879Y2 JP H054879 Y2 JPH054879 Y2 JP H054879Y2 JP 1986125966 U JP1986125966 U JP 1986125966U JP 12596686 U JP12596686 U JP 12596686U JP H054879 Y2 JPH054879 Y2 JP H054879Y2
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JP
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fence
stage
abutment
opening
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JP1986125966U
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JPS6332598U (ja
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  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は舞台において、大道具や備品など
を、舞台転換のために奈落から舞台上へ移動させ
ることを主な目的とする迫り上げ装置における安
全装置に関するものである。
〔従来の技術〕
舞台の床に開口を設け、舞台下方の奈落にも上
記開口に一致する開口を設けて、この奈落の開口
に迫り台を設けて、この迫り台を動力駆動の昇降
手段により舞台の床の開口まで上昇させるように
した舞台内迫り上げ装置は一般の劇場の舞台に設
備されている。
このような舞台内迫り上げ装置は奈落の開口内
に下げて、奈落の床面と同一の平面にした迫り台
上に大道具や備品などを載せたのち、迫り台を上
昇させて、舞台に設けた開口に嵌入させて舞台の
床面と同一平面として大道具などを舞台上の所望
の場所に移動させる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のように迫り台の上面と、奈落および舞台
の床面とは同一面として大道具などの搬入、搬出
を行なわねばならないので迫り台の周囲に手摺な
どを取付けることはできない。このため、迫り台
の昇降中に迫り台上の人や大道具が迫り台の縁か
ら落下するおそれがあり、きわめて危険であり、
また、人が手摺のない迫り台上に乗つて昇降する
際、周囲の空間が目に入つて恐怖感が生じるとい
う問題もある。しかし、迫り台の昇降部分にフエ
ンスを設けると、このフエンスが邪魔になつて大
道具などの搬入や搬出ができなくなるという問題
があつた。
〔問題を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この考案は舞
台の床の下部に、迫り台の周囲を囲むフエンスを
設け、乗込口の部分のフエンスを開閉式とし、他
のフエンスは固定式として、迫り台がフエンスで
囲まれた中を昇降するようにしたものである。
〔作用〕
この考案は上記のように、舞台の床の下部に迫
り台の周囲を囲むフエンスがあり、このフエンス
における乗込口の部分を開閉式としたものである
から、奈落に下降している迫り台上に大道具や備
品などを乗り込ませる場合はフエンスの一部を開
いて乗り込ませ、その後フエンスを閉じ迫り台を
上昇させる。また、下降してきた迫り台上の大道
具などを搬出する場合も開閉式のフエンスの一部
を開いて搬出する。
〔実施例〕
第1図、第3図において、1は舞台2に設けた
開口、3は奈落4に設けた開口で、迫り台5はこ
の開口1,3の間で昇降する。また、その駆動手
段は図示省略してあるが公知のもので開口3の下
方などに設ける。
8は舞台2の下部に複数の支持部材9を介して
固定した左右一対の前後方向のガイドレールで、
その前後端には第3図のように奈落4上から立ち
上つた支柱10の上端が固定してあり、左右の支
柱10の上端と下部寄りの部分には上下の横材
6,7の両端が固定してある。
11は左右の支柱10と上下の横材6,7間に
張つた網状の固定フエンスで、その下縁と奈落4
の床面間には約2mの空間を設ける。
12は乗込口に設けた開閉式フエンスで前後の
支柱10間に設ける。この開閉式フエンス12は
第3図、第4図のように2枚で1組となつてお
り、各フエンス12は長方形の枠13内に網14
を張つたもので、前記固定フエンス11と同様に
その下縁と奈落4の床面間に約2mの空間を設け
る。また、このフエンス12は複数の蝶番15に
より折り畳み自在に連結してある。
後部のフエンス12の後部は複数の垂直の軸1
8により後部の支柱10に回動自在に取付けられ
る。
また、前部のフエンス12の上側前端に固定し
た垂直の軸19の上端には、この軸19を中心と
する首振り式のランナ20を取付け、その両側前
後にそれぞれ車輪21を取付ける。
前記ガイドレール8は第6図のように幅の広い
下向きコ字形で、その両側壁の下部に内側へ向け
て受縁22を設け、この受縁22上に前記ランナ
20の車輪21を載せる。
後部のフエンス12の後側上端のブラケツトに
は前記軸18と同芯の垂直の軸25を固定し、こ
の軸25をガイドレール8を貫通せしめて上方に
突出させ、その上端に第5図のようにレバー26
を固定し、このレバー26を駆動マシン27に連
結する。
上記駆動マシン27はエアまたは油圧シリンダ
あるいは電動機駆動の電動シリンダのようなもの
で、マシン27の後端は第5図のように固定部に
設けたブラケツト28に軸により回動自在に取付
け、マシン27の前部から突出したロツド29を
前記レバー26の外端に軸により回動自在に連結
して、ロツド29の進退によりレバー26を回動
させるものである。また、第3図のように前部の
フエンス12の下側前端に手動操作用ハンドル3
0を設ける場合もある。
第1図、第3図の31は奈落4の開口3の周囲
に出没自在に設けた昇降式フエンスで、迫り台5
の上昇時に開口3内への落ち込みを防止するもの
である。
つぎに、上記実施例の作用を説明すれば、通常
時、すなわち、大道具などの乗り込みを行なわな
いときは開閉式のフエンス12も閉鎖位置として
おく。この状態では第1図ないし第3図のように
固定フエンス11と開閉式のフエンス12が迫り
台5の昇降系路を囲んでいるから迫り台5の昇降
途中での落下事故が防止される。
また、迫り台5の上昇時にはフエンス31が開
口3の周囲に上昇する。
つぎに、迫り台5が第1図、第3図の実線のよ
うに開口3内に降り、台5の上面と奈落4の床面
が同一面となつている条件において、フエンス3
1も下降している。
この状態では固定フエンス11や開閉式フエン
ス12の下縁と奈落4の床面の間には約2mの間
隔があるから、迫り台5上への人の出入りや比較
的小型の道具の出入りは支障なく行なえる。
この状態で第1図に鎖線で示してあるような背
の高い大道具32を迫り台5上へ乗り込ませる場
合は駆動マシン27を作動させて、後部のフエン
ス12を軸25を中心に外方へ回転させると、こ
れに蝶番15により連結されている前部のフエン
ス12が軸19を中心に外方へ回転しつつランナ
20が後方へレール8に沿つて移動するので前後
の扉12は第2図の鎖線、第5図、第7図の実線
のように二つ折りとなつて外方へ突出した状態と
なり、前後の支柱10の間が全開となるので、大
道具32も容易に迫り台5上へ乗り込ませること
ができる。
こうして、大道具32を迫り台5上へ乗り込ま
せたのち、マシン27によりフエンス12を全閉
位置として迫り台5を上昇させ、迫り台5の上面
が舞台2の床面と同一になつて停止したのち、迫
り台5上の大道具32を迫り台5上から舞台2上
へ移動させる。
舞台2上の大道具を奈落4へ戻す操作は上記の
逆の手順で行なう。
なお、上記の作用で開閉式のフエンス12の開
閉用マシン27と迫り台5の昇降手段を連動させ
て迫り台5が奈落4の開口3内に下降したときフ
エンス12を全開とし、それ以外の場合はフエン
ス12を閉鎖状態とする自動開閉式とする場合、
あるいは迫り台5の昇降とフエンス12の開閉を
別個に行なう場合とがあり、駆動マシン27を省
略してハンドル30による手動開閉としてもよ
い。
また、実施例の開閉式フエンス12は2枚1組
として、開放時に二つ折りとなるものを示した
が、その他に1枚のフエンス12を開閉させるも
のや、2枚1組のフエンス12を観音開き式に開
閉するようにしたものなどがある。
〔効果〕
この考案の安全装置は前記のように舞台の床の
下部に迫り台の周囲を囲むフエンスを設けたもの
であるから、迫り台の昇降中における台上からの
転落事故が防止できるものであるが、さらに、こ
の考案装置の場合、迫り台上への乗込口の部分の
フエンスを開閉式にしたから、フエンスが邪魔に
なるような背の高い大道具でもフエンスを開くこ
とにより簡単に迫り台上へ乗り込ませたり、迫り
台上から奈落の床上へ運び出したりできる。ま
た、大道具の乗り込みや搬出が終つたのちは開閉
式のフエンスを閉じることにより迫り台の全周が
フエンスで囲まれるのできわめて安全であり、迫
り台がフエンスで囲まれた中を昇降するので乗つ
ている人の恐怖感を解消できるなどの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案装置を実施した舞台内迫り上
げ装置の縦断正面図、第2図は同上の舞台を透視
した平面図、第3図は縦断側面図、第4図は開閉
式フエンスの上部を示す一部切欠拡大側面図、第
5図は同上の一部切欠拡大平面図、第6図はラン
ナ取付部の一部切欠拡大縦断正面図、第7図はラ
ンナ部とフエンス取付部を示す一部切欠拡大横断
平面図である。 1,3……開口、2……舞台、4……奈落、5
……迫り台、11……固定式フエンス、12……
開閉式フエンス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 舞台の床に開口を設け、舞台下方の奈落から、
    前記開口へ迫り台を上昇させるようにした舞台内
    迫り上げ装置において、舞台の床の下部に迫り台
    の周囲を囲むフエンスを設け、乗込口の部分のフ
    エンスを開閉式とし、他のフエンスは固定式とし
    て、迫り台がフエンスで囲まれた中を昇降するよ
    うにしたことを特徴とする舞台内迫り上げ装置に
    おける安全装置。
JP1986125966U 1986-08-18 1986-08-18 Expired - Lifetime JPH054879Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986125966U JPH054879Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

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JP1986125966U JPH054879Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

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JPS6332598U JPS6332598U (ja) 1988-03-02
JPH054879Y2 true JPH054879Y2 (ja) 1993-02-08

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ID=31019328

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5395501B2 (ja) * 2009-04-23 2014-01-22 カヤバ システム マシナリー株式会社 落下防止装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838995B2 (ja) * 1975-09-16 1983-08-26 株式会社日立製作所 コンバ−ゼンスイロズレケンチホウホウ オヨビ ソノソウチ

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JPS4838994U (ja) * 1971-09-09 1973-05-15
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JPS566159Y2 (ja) * 1975-05-16 1981-02-10
JPS5838995U (ja) * 1981-09-09 1983-03-14 三菱電機株式会社 ヒ−タ装置

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JPS6332598U (ja) 1988-03-02

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