JP2938708B2 - 車両の昇降式複数段ステップ装置 - Google Patents

車両の昇降式複数段ステップ装置

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JP2938708B2
JP2938708B2 JP8619493A JP8619493A JP2938708B2 JP 2938708 B2 JP2938708 B2 JP 2938708B2 JP 8619493 A JP8619493 A JP 8619493A JP 8619493 A JP8619493 A JP 8619493A JP 2938708 B2 JP2938708 B2 JP 2938708B2
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JP8619493A
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浩三 植田
啓 山村
憲明 加茂
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バス等の乗降口に設け
られる複数段のステップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バス等の車両に使用されている乗
降口には、車両の床面が地面より高くなっていることか
ら床面までに複数段のステップが設けられ、前記ステッ
プは車体側に固定され、更に下段ステップは走行中の地
面との干渉防止等のために地面より所定の高さ(約40
0mm)に制限されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、下段ステップ
が前記の如き高さであれば老人や子供にとって乗降が困
難となり多大な労力を要するとともに最悪の場合には乗
降中に転んだりする危険がある。そこで本発明は走行中
は各ステップの地上高を高くして地面との干渉等を防止
するとともに乗降時には各ステップを下げて老人や子供
が容易に乗降できるステップ構造を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の床面下
方に位置する固定フレームに左右一対のガイド支柱を垂
設し、前記ガイド支柱には下方に移動可能な昇降支柱を
沿設し、前記昇降支柱には支持フレームを介して下段ス
テップ又は中間ステップのいずれか一方を固定し、前記
昇降支柱に固定されていない下段ステップ若しくは中間
ステップを昇降支柱に固定された中間ステップ若しくは
下段ステップに設けられたガイド部材にて昇降可能に支
持し、前記ガイド支柱側、中間ステップ側及び下段ステ
ップ側間には、昇降支柱の昇降にて、中間ステップ及び
下段ステップが床面若しくは床面と一体状の上段ステッ
プと同一位置または階段状の位置に昇降制御する連結手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】乗降する場合には、昇降支柱を降下させること
により連結手段を介して中間ステップ及び下段ステップ
を階段状にし、この状態で乗降する。走行する場合に
は、昇降支柱を上昇させて中間ステップ及び下段ステッ
プを上昇させる。その際、連結手段により下段ステップ
は中間ステップより上昇量が大きいことから、昇降支柱
の最上昇にて各ステップが床面若しくは上段ステップと
同一面になり、地上高が高くなる。これにて地面との干
渉が無くなり安全に走行することができる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にて説明すると、
1はバス等の車両の乗降口に設けられるステップ装置
で、該ステップ装置1は車両の床面2下方の断面コ字形
の固定フレーム3に固定されている。4は乗降口を開閉
する扉である。
【0007】前記固定フレーム3には平板状の取付フレ
ーム5を介して左右一対のガイド支柱6を固定してあ
る。前記ガイド支柱6は断面コ字形で下方に延び、相互
の開口面を対向させてある。7は左右の垂直部8と水平
部9とにてU字形に形成した昇降支柱で、該昇降支柱7
の左右垂直部8外側面には摩擦係数の小さい合成樹脂等
で成形された被抱持部10を上下方向に設け、前記被抱
持部10をガイド支柱6内面に固定された合成樹脂等か
らなる抱持部11にて昇降可能に支持している。
【0008】また昇降支柱7の水平部9中央には床面2
に直接又は間接的に軸支された昇降シリンダ12を取り
付け、前記昇降シリンダ12の伸縮にて昇降支柱7を昇
降させうるようになっている。前記昇降支柱7には前方
に略水平状態で張り出した左右一対の支持フレーム13
を固定し、各支持フレーム13の前部に平板状の中間ブ
ラケット14を立設し、前記左右一対の中間ブラケット
14の上部に前後一対の補強フレーム15を架設し、補
強フレーム15上に平板状の中間ステップ16を固定し
てある。
【0009】したがって中間ステップ16は昇降支柱7
と一体に昇降するようになっており、昇降支柱7が最上
昇すると中間ステップ16が床面2と同一平面となるよ
うになっている。前記中間ブラケット14の外側面上下
方向には断面四角状のガイド部材17が固定されてお
り、前記ガイド部材17の外周上に断面コ字状の昇降部
材18が昇降可能に設けられている。
【0010】前記昇降部材18には前方に延びた平板状
の下段ブラケット19を固定し、前記左右一対の下段ブ
ラケット19の上部に前後一対の補強フレーム20を架
設し、補強フレーム20上に平板状の下段ステップ21
を固定してあり、前記下段ステップ21は中間ステップ
16より下方に降下できるようになっている。22はガ
イド支柱6側、中間ステップ16側及び下段ステップ2
1側間に連結される連結手段としての連結アームで、該
連結アーム22は中間ステップ16が床面2と同一面ま
で上昇すると下段ステップ21も図2の如く同一面まで
上昇させ、中間ステップ16が降下すると下段ステップ
21は図1の如く中間ステップ16より下に降下して階
段状となるように昇降制御するようになっている。
【0011】すなわち、連結アーム22の中央を中間ブ
ラケット14側面に軸支して上下揺動可能とし、連結ア
ーム22の前後端にはそれぞれ切欠溝23、24を形成
するとともに後部切欠溝23はガイド支柱6にブラケッ
ト25を介して軸支された後部係合部材26に、前部切
欠溝24は下段ステップ21側の昇降部材18に軸支さ
れた前部係合部材27にそれぞれ係合し、かつ幾分スラ
イドできるようになっている。
【0012】28は昇降支柱7を最上昇すなわち中間ス
テップ16及び下段ステップ21を床面2と同一面にし
た状態(図2)を保持させるためのロック装置で、固定
フレーム3の下方に断面コ字形の補助フレーム29を固
定し、前記補助フレーム29には前方に貫通させたガイ
ド管30を固定し、ガイド管30に前後摺動可能なロッ
クピン31を内挿し、前記ロックピン31はブラケット
32を介して補助フレーム29に固定されたロックシリ
ンダ33にて制御されるようになっている。
【0013】更に昇降支柱7には昇降支柱7の最上昇位
置で前記ガイド管30に対向する部分に孔34を有する
係止部材35を固定し、ロックピン31が前方に摺動す
るとロックピン31が孔34に係合するようになってい
る。図5及び図6は連結手段の他の実施例で中間ブラケ
ット14の上下に上部プーリ36と下部プーリ37を設
け、ガイド支柱6に固定したブラケット38には固定止
着部39を下段パレット21側の昇降部材18には移動
止着部40をそれぞれ設け、ワイヤーロープ等の無端状
の伝達部材41を上・下部プーリ36、37に掛け回す
とともに各止着部39、40に固定してある。
【0014】前記構造により中間ブラケット14すなわ
ち中間ステップ16が降下すると伝達部材41にて下段
ステップ21は引き下げられて図5の状態となり、中間
ステップ16が上昇すると伝達部材41にて下段ステッ
プ21は引き上げられて図6の状態となる。尚、実施例
では中間ステップ及び下段ステップを床面まで上昇させ
るようにしているが、床面より下方に床面と一体状の上
段ステップがある場合には上段ステップまで上昇させる
ようにすることも可能である。
【0015】また昇降支柱に固定された支持フレームに
下段ステップを固定し、中間ステップを下段ステップ側
に支持させるようにしても同様の作用効果を有するもの
である。本発明は前記の如き構成で次に作用について説
明すると、まず車両が乗降場所に到着すると図2の状態
より扉4を開くとともにロク装置28のロックシリンダ
33を作動させてロックピン31を係止部材35との係
合から解除させる。
【0016】前記状態にした後、昇降シリンダ12を伸
長させ昇降支柱7をガイド支柱6に沿って降下させる。
昇降支柱7が降下すると支持フレーム13、中間ブラケ
ット14とともに中間ステップ16も昇降支柱7と同じ
距離だけ降下する。中間ステップ16が降下すると連結
アーム22の中央も降下するが、連結アーム22の後部
切欠溝23が所定の位置に保持されていることから、連
結アーム22が前下がりに傾斜し、昇降部材18をガイ
ド部材17に沿って降下させる。
【0017】昇降部材18の降下にて下段ステップ21
も中間ステップ16より下方に降下し、図1の階段状に
なる。前記状態により乗降者は各ステップ16、21を
通って車両への乗降を行うが、その際、下段ステップ2
1が地上により近づくとともに複数のステップ16、2
1にてステップ16、21間の高さが小さくなることか
ら老人、子供でも容易に乗降することができる。
【0018】乗降者の乗降が終了すると図1の状態から
昇降シリンダ12を縮小させる。昇降シリンダ12の縮
小にて昇降支柱7が上昇し、中間ステップ16が上昇す
る。中間ステップ16の上昇に伴って連結アーム22が
前上りに回動し、昇降部材18がガイド部材17に沿っ
て上昇することにより下段ステップ21も上昇する。
【0019】昇降支柱7が最上昇すると図2の如く中間
ステップ16及び下段ステップ21が床面2と同一面と
なり、各ステップ16、21の地上高を高くすることが
できる。前記状態の後、ロックシリンダ33を作動させ
てロックピン31を昇降支柱7側の係止部材35に係合
させ、昇降支柱7を最上昇位置に保持する。
【0020】それとともに乗降口の扉4を閉めた後、次
の乗降場所まで走行する。
【0021】
【発明の効果】以上の如く本発明はガイド支柱に沿って
昇降支柱を昇降可能に設け、前記昇降支柱には支持フレ
ームを介して中間ステップ若しくは下段ステップを設
け、中間ステップ及び下段ステップのいずれか一方のス
テップを他方のステップにて昇降可能に支持し、前記ガ
イド支柱側、中間ステップ側及び下段ステップ側に連結
手段を設けて昇降支柱が最上昇すると中間ステップ及び
下段ステップが床面若しくは上段ステップと同一面とな
り、降下すると階段状となるようにしたので、走行中は
ステップの地上高を高くして地面等との干渉を無くすこ
とができ、乗降の際には地上から下段ステップまでの高
さ及び各ステップ間の高さを小さくできるので老人、子
供でも容易かつ安全に乗降ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乗降状態の全体図である。
【図2】本発明の走行状態の全体図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B図である。
【図5】他の実施例の乗降状態の全体図である。
【図6】他の実施例の走行状態の全体図である。
【符号の説明】
1 ステップ装置 6 ガイド支柱 7 昇降支柱 13 支持フレーム 14 中間ブラケット 16 中間ステップ 17 ガイド部材 18 昇降部材 21 下段ステップ 22 連結アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の床面下方に位置する固定フレーム
    に左右一対のガイド支柱を垂設し、前記ガイド支柱には
    下方に移動可能な昇降支柱を沿設し、前記昇降支柱には
    支持フレームを介して下段ステップ又は中間ステップの
    いずれか一方を固定し、前記昇降支柱に固定されていな
    い下段ステップ若しくは中間ステップを昇降支柱に固定
    された中間ステップ若しくは下段ステップに設けられた
    ガイド部材にて昇降可能に支持し、前記ガイド支柱側、
    中間ステップ側及び下段ステップ側間には、昇降支柱の
    昇降にて中間ステップ及び下段ステップが床面若しくは
    床面と一体状の上段ステップと同一位置または階段状の
    位置に昇降制御する連結手段を設けてなる車両の昇降式
    複数段ステップ装置。
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