JPH0711446U - 車両の昇降式ステップ装置 - Google Patents

車両の昇降式ステップ装置

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JPH0711446U
JPH0711446U JP4204393U JP4204393U JPH0711446U JP H0711446 U JPH0711446 U JP H0711446U JP 4204393 U JP4204393 U JP 4204393U JP 4204393 U JP4204393 U JP 4204393U JP H0711446 U JPH0711446 U JP H0711446U
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JP
Japan
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fixed
elevating
ground
lifting
link mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP4204393U
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English (en)
Inventor
浩三 植田
哲 山村
憲明 加茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の乗降口に設けられるステップを、走行
中は地上高を高くして地面等との干渉を無くし、乗降の
際には地面からステップまでの高さを低くして老人・子
供でも安全・容易に乗降できるようにしたものである。 【構成】 下段ステップ4を固定ステップ5と昇降ステ
ップ6とに分割し、前記昇降ステップ6を固定フレーム
9側に設けられた平行リンク機構15にて水平状態で支
持し、固定フレーム9と平行リンク機構15間を昇降シ
リンダ16で連結し、昇降シリンダ16の伸縮にて平行
リンク機構15が回動し、昇降ステップ6が固定ステッ
プ5と同一位置および固定ステップ5と地面との中間位
置の間を昇降するようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バス等の乗降口に設けられるステップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、バス等の車両に使用されている乗降口には、車両の床面の地上高が高く なっていることから床面の下方に下段ステップが設けられており、前記下段ステ ップは車体側に固定され、更に走行中の地面との干渉防止等のために地面より所 定の高さ(約400mm)以上に制限されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、下段ステップが前記の如き高さであれば老人や子供にとって乗降が困 難となり多大な労力を要するとともに最悪の場合には乗降中に転んだりする危険 がある。 そこで本考案は走行中は下段ステップの地上高を高くして地面との干渉等を防 止するとともに乗降時には下段ステップの一部を下げて老人や子供が容易に乗降 できるステップ構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車両の乗降口に床面より下方の下段ステップを有するステップ装置 において、前記下段ステップは内側の固定ステップと外側の昇降ステップとに分 割され、一方床面下方には固定フレームに固定された左右一対の支持支柱を設け 、前記支持支柱には上下に設けた上・下リンクの基端を上下回動可能に軸支する とともに前記上・下リンクの先端には前記昇降ステップに固定の一対の昇降支柱 に軸支して平行リンク機構を形成し、前記上・下リンクのいずれか一方と固定フ レーム側との間には、昇降ステップを固定ステップと同一位置及び固定ステップ と地面との中間位置に移動させうる昇降シリンダを設けたことを特徴とするもの である。
【0005】
【作用】
乗降する場合には昇降シリンダを作動させて上・下リンクを下方回動させる。 上・下リンクの下方回動にて昇降ステップが固定ステップと地面との間の中間 位置まで降下し、昇降ステップと固定ステップとが階段状となる。 また昇降ステップは平行リンク機構にて支持されているので常に水平状態が保 持される。これにより地上及び各ステップの間隔が小さくなり、安全に乗降する ことができる。
【0006】 走行する場合には昇降シリンダを作動させて上・下リンクを上方回動させる。 上下リンクの上方回動にて階段状であった昇降ステップが上昇し、最上昇位置 にて固定ステップと同一位置となり、昇降ステップの地上高が高くなる。 これにて地面との干渉が無くなり安全に走行することができる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面にて説明すると、1はバス等の車両の乗降口2に設 けられるステップ装置で、該ステップ装置1は地面と車両の床面3との間を階段 状にして乗降が容易に行なえるようになっている。 前記ステップ装置1の一部には床面3より下方に位置する下段ステップ4を有 し、該下段ステップ4は内側の固定ステップ5と外側の昇降ステップ6とに分割 され、前記固定ステップ5は床面3より階段状に連続して固定され、前記昇降ス テップ6は昇降装置7にて固定ステップ5より下方に昇降可能とし、昇降ステッ プ6の上方に乗降口2を開閉する扉8を設けてある。
【0008】 前記昇降装置7は床面3を支持する断面コ字形の固定フレーム9に取付られて いる。すなわち、固定フレーム9の下面には左右方向に延びた断面コ字形の取付 フレーム10を固定し、前記取付フレーム10の両端には平板状の支持支柱11 を縦方向に取付けてある。 前記支持支柱11の外側には上下に上リンク12と下リンク13との各基端を 軸支して上・下リンク12、13を上下回動可能とし、前記上・下リンク12、 13の先端には昇降ステップ6の下面に垂設された昇降支柱14に軸支し、前記 上・下リンク12、13、支持支柱11及び昇降支柱14にて平行リンク機構1 5を形成するようにしてある。
【0009】 前記平行リンク機構15により昇降ステップ6が水平状態を保持しつつ昇降で きるようになっている。 16は平行リンク機構15を上下動させるための昇降シリンダで、該昇降シリ ンダ16は一端を固定フレーム9の側面に、他端を左右の下リンク13間に架設 した連結フレーム17にブラケット18を介してそれぞれ軸支し、昇降シリンダ 16が伸長すると下リンク13が降下し、縮小すると下リンク13が上昇するよ うになっている。
【0010】 19は昇降ステップ6を最上昇位置、すなわち固定ステップ5と同一位置に保 持するためのロック装置で、該ロック19は図2の如く取付フレーム10の中央 にロックピン20を支持するガイド管21を固定し、前記ロックピン20は取付 フレーム10に補助フレーム22を介して固定されたロックシリンダ23にてガ イド管21内をスライドしうるようになっている。
【0011】 一方左右の下リンク13間に架設された支持フレーム24の中央にブロック状 の係合部材25が固定され、前記係合部材25にはピン孔26が貫通し、前記ピ ン孔26は昇降ステップ6の最上昇位置で前記ロックピン20の前方に位置する とともに図2の如くロックピン20と係合しうるようになっている。 尚、実施例ではステップ装置として床面の次に下段ステップを有する構造にし ているが、床面と下段ステップとの間に中間ステップを有する構造であっても同 用の作用効果を有するものである。
【0012】 本考案は前記の如き構成で次に作用について説明すると、まず車両が乗降場所 に到着すると図1の状態より扉8を開くとともにロック装置19のロックシリン ダ23を作動させてロックピン20を係合部材25との係合から解除させる。 前記状態にした後、昇降シリンダ16を伸長させて上・下リンク12、13を 図1実線位置から一点鎖線位置まで下方回動させる。
【0013】 上・下リンク12、13の下方回動により、下段ステップ4が降下するが、そ の際上・下リンク12、13が平行リンク機構15を形成しているので、昇降ス テップ6は常時水平状態で降下する。 昇降ステップ6が最降下すると図1の如く昇降ステップ6、固定ステップ5及 び床面3が階段状となり、この状態にて乗降者は各ステップ6、5を通って車両 への乗降を行なう。
【0014】 特に昇降ステップ6が地面に近づき地面との段差が小さくなるため老人・子供 でも容易に乗降することができる。 乗降者の乗降が終了すると図1一点鎖線の状態から昇降シリンダ16を縮小さ せる。昇降シリンダ16の縮小にて上・下リンク12、13が上方回動し、昇降 ステップ6が上昇する。
【0015】 昇降ステップ6が最上昇すると、昇降ステップ6が固定ステップ5と同一面と なり、昇降ステップ6の地上高を高くすることができる。 前記状態の後、ロックシリンダ23を作動させてロックピン20を図2の如く 係合部材25のピン孔26に係合させ、昇降ステップ6を最上昇位置に保持する 。それとともに乗降口2の扉8を閉めて次の乗降場所まで走行する。
【0016】
【考案の効果】
以上の如く本考案は床面より下方に位置する下段ステップを固定ステップと昇 降ステップとに分割し、上・下リンクより成る平行リンク機構にて前記昇降ステ ップを支持し、平行リンク機構の回動にて昇降ステップが最上昇位置で固定ステ ップと同一面となり、最降下位置で階段状となるようにしたので、走行中は下段 ステップの地上高を高くして地面等との干渉を無くすことができ、乗降の際には 地面から昇降ステップまでの高さを低くできるので老人・子供でも安全・容易に 乗降できるものである。
【0017】 また昇降ステップを平行リンク機構にて昇降させうるようにしたので、下段ス テップより下方の部材をコンパクトにすることができ、走行中の地面等との干渉 を無くする効果を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全体図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 ステップ装置 3 床面 4 下段ステップ 5 固定ステップ 6 昇降ステップ 7 昇降装置 11 支持支柱 12 上リンク 13 下リンク 15 平行リンク機構 16 昇降シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の乗降口に床面より下方の下段ステ
    ップを有するステッップ装置において、前記下段ステッ
    プは内側の固定ステップと外側の昇降ステップとに分割
    され、一方床面下方には固定フレームに固定された左右
    一対の支持支柱を設け、前記支持支柱には上下に設けた
    上・下リンクの基端を上下回動可能に軸支するとともに
    前記上・下リンクの先端には前記昇降ステップに固定の
    一対の昇降支柱に軸支して平行リンク機構を形成し、前
    記上・下リンクのいずれか一方と固定フレーム側との間
    には、昇降ステップを固定ステップと同一位置及び固定
    ステップと地面との中間位置に移動させうる昇降シリン
    ダを設けてなる車両の昇降式ステップ装置。
JP4204393U 1993-07-30 1993-07-30 車両の昇降式ステップ装置 Pending JPH0711446U (ja)

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JP4204393U JPH0711446U (ja) 1993-07-30 1993-07-30 車両の昇降式ステップ装置

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JP4204393U JPH0711446U (ja) 1993-07-30 1993-07-30 車両の昇降式ステップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0711446U true JPH0711446U (ja) 1995-02-21

Family

ID=12625107

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JP4204393U Pending JPH0711446U (ja) 1993-07-30 1993-07-30 車両の昇降式ステップ装置

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