JPH08235431A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JPH08235431A
JPH08235431A JP6344995A JP6344995A JPH08235431A JP H08235431 A JPH08235431 A JP H08235431A JP 6344995 A JP6344995 A JP 6344995A JP 6344995 A JP6344995 A JP 6344995A JP H08235431 A JPH08235431 A JP H08235431A
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JP
Japan
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product
sold
storage column
frozen
stored
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Application number
JP6344995A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Matsuda
哲雄 松田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6344995A priority Critical patent/JPH08235431A/ja
Publication of JPH08235431A publication Critical patent/JPH08235431A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 氷結する箱形の冷凍商品を直積み上げ収容で
も支障なく搬出できる自動販売機の商品搬出装置を提供
する。 【構成】 収容コラム1の搬出口1aに面して前下がり
に傾斜し、冷凍商品2が載置される載置面3a及び当該
載置面3aから搬出口外へ水平に張り出された搬出面3
bを有するベース部3を設けた。また、収容コラム1内
の販売商品2aを搬出口方向に押し出す押出部4dと、
この押出時に販売商品2a上に載った次販売商品2bを
上方向に押し上げる押上部4eと、押出後に次販売商品
2aを支持しながら載置面3aに導く商品ガイド面4h
等を有する送出カム4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機の商品搬出
装置に係り、特に、箱形のアイスクリームや冷凍食品な
どのように氷結する冷凍商品を収容コラム内に直接積み
上げて一個ずつ搬出するようにした自動販売機の商品搬
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アイスクリームや冷凍食品などのように
氷結する冷凍商品を販売する自動販売機の商品搬出装置
としては、収容コラム内に螺旋状のパイプを設けて、こ
の螺旋状パイプの上下間に商品を収容するようにしたス
パイラル方式のものや、棚付きのエンドレスチェーンを
駆動モータで回転させ、各棚に商品を収容するようにし
たゴンドラ方式のものがある。
【0003】一方、箱形の商品を直接積み上げて(直積
上げ)収容するようにしたものとしては、例えば、実開
昭60−25069号公報に示されたような煙草の自動
販売機が良く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したス
パイラル方式やゴンドラ方式の装置では、各冷凍商品が
分離収容されるので商品間の氷結は防ぐことができる
が、収容個数が少なくなるとともに機構が複雑となり、
コスト高となる。また、これらの装置には、スプリング
等により商品に当接するようにして商品の売切れを感知
するための売切レバーが設けられているが、全ての商品
が売り切れて始めて作動するように構成されているた
め、長時間の不作動によってスプリングや回動軸が氷結
していまい、商品が売り切れても氷結のため作動せず、
売切感知ができなくなる不具合が生じていた。
【0005】また、上述した実開昭60−25069号
公報に示されたような箱形の商品を直積上げ収容する装
置は、箱形商品が水平に順次積み上げられ、各商品間や
商品と収容コラムの内壁間が全面接触となる。従って、
これを箱形のアイスクリーム等の冷凍商品に適用する
と、冷凍商品は配送中や充填(ローディング)時に商品
表面に結露水が付着する所謂あせかきが生じるので、氷
点以下に冷却される収容コラム内で箱形冷凍商品の表面
に溜った結露水が凍って商品間が強固に氷結してしま
い、また、商品とコラム内壁間にも氷結が生じるので、
商品の分離搬出ができなくなり、販売に支障が生じる可
能性がある。また、売切レバーにも上述したような氷結
による不具合が生じる。従って、現在、箱形冷凍商品の
直積上げ収容は、上記のような氷結の畏れが大きいため
実施されていないのが現状である。
【0006】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、氷結する箱形の冷凍商
品を直積み上げ収容でも支障なく搬出できる自動販売機
の商品搬出装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】また、売切レバーの氷結による不作動を防
止できる自動販売機の商品搬出装置を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、箱形の冷凍商品を直接積み上げて収容し、下端前面
に搬出口が設けられた収容コラムと、搬出口に面して傾
斜し収容コラムに収容された冷凍商品が載置される載置
面を有するベース部と、収容コラムの最下端に収容され
た販売商品を搬出口へ送り出す送出手段とを備えたもの
である。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記請求項1同
様の収容コラム及び送出手段と、搬出口に面して前下が
りに傾斜し収容コラムに収容された冷凍商品が載置され
る載置面及び当該載置面から搬出口外へ水平に張り出さ
れた搬出面を有するベース部とを備えたものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1同様の
収容コラム及びベース部と、収容コラムの最下端に収容
された販売商品を搬出口方向に押し出す押出部、及びこ
の押出部が販売商品を押し出す時に当該販売商品上に載
った次販売商品を上方向に押し上げる押上部を有する送
出カムとを備えたものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1同様の
収容コラム及びベース部と、回動可能に軸支されて、ベ
ース部載置面にある冷凍商品に当接する方向に付勢さ
れ、当該ベース部載置面に冷凍商品がない場合に売切感
知センサを作動させる売切レバーと、収容コラムの最下
端に収容された販売商品を搬出口方向に押し出す押出
部、及び販売商品の押し出し時に売切レバーの商品当接
部側を押圧し強制的に回動させる売切レバー押圧部を有
する送出カムとを備えたものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1同様の
収容コラム、ベース部及び送出手段と、回動可能に軸支
され、一端側に売切感知センサとなる近接スイッチのマ
グネット部が取り付けられ、このマグネット部の重量に
よって他端側が前記ベース部載置面にある冷凍商品に当
接する方向に付勢され、ベース部載置面に冷凍商品がな
い場合に売切感知センサを作動させる売切レバーとを備
えたものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1同様の
収容コラム、ベース部及び請求項4同様の売切レバー
と、収容コラムの最下端に収容された販売商品を搬出口
方向に押し出す押出部、前記販売商品を前記搬出口から
押し出した後に次販売商品を支持しながらベース部載置
面に導く商品ガイド面、前記販売商品の押し出し時に前
記売切レバーの商品当接部側を押圧し強制的に回動させ
る売切レバー押圧部、及び回動した売切レバーで前記商
品ガイド面に支持されて載置面に導かれる次販売商品を
ほぼ水平に受けるように当該売切レバーの端部をガイド
する売切レバーガイド面を有する送出カムとを備えたも
のである。
【0014】
【作用】請求項1記載の構成によれば、冷凍商品の載置
面が傾斜していることにより、各冷凍商品も傾斜状態で
積み上げられることになるので、結露水が箱形冷凍商品
の表面に溜りにくく、商品間が氷結しにくくなる。ま
た、商品間及び商品とコラム内壁間の接触面積も小さく
なるので、氷結しても弱いものとなり、送出手段で容易
に分離搬出することができる。
【0015】請求項2記載の構成によれば、冷凍商品の
載置面が搬出口に面して前下がりに傾斜するとともに、
この載置面から搬出口外に張り出した搬出面が水平とな
っているので、上記請求項1と同様の作用を有するとと
もに、収容コラムが空の状態から最初に投入した冷凍商
品が傾斜した載置面から搬出口外に飛び出してしまうの
を防げる。また、送出手段により最下端の販売商品を搬
出口方向に送り出す際に、最下端の販売商品が傾斜状態
から水平状態に移行することにより、当該販売商品の上
に積み上げられている冷凍商品も傾斜状体から水平状態
に移行しようとして、商品間及び商品とコラム内壁間の
接触部分にずれを生じさせる力が働き、それらの間の氷
結が解除される。
【0016】請求項3記載の構成によれば、傾斜した載
置面により請求項1と同様の作用を有するとともに、送
出カムの押出部により最下端の販売商品を押し出すとき
押上部により次販売商品が押し上げられるので、商品間
の氷結が完全に解かれ、難なく搬出することができる。
【0017】請求項4記載の構成によれば、傾斜した載
置面により請求項1と同様の作用を有するとともに、売
切レバーに氷結が生じても、送出カムの押出部により販
売商品を押し出すときに売切レバー押圧部によって売切
レバーの商品当接部側を押圧して強制的に回動させるの
で、氷結を解除でき、また、販売商品の搬出毎に売切レ
バーが回動するので、売切レバーの氷結を未然に防止し
て、氷結による売切レバーの不作動をなくすことができ
る。
【0018】請求項5記載の構成によれば、傾斜した載
置面により請求項1と同様の作用を有するとともに、売
切感知センサとなる近接スイッチのマグネット部が売切
レバーの一端側に取り付けられて当該マグネット部の重
量により売切レバーの他端側が販売商品に当接する方向
に付勢されるので、機械的な売切レバー復帰スプリング
が不要となり、その分、売切レバーの氷結箇所が少なく
なる。また、販売商品の搬出毎に売切レバーが回動する
ので、売切レバーの氷結を未然に防止して、氷結による
売切レバーの不作動をなくすことができる。
【0019】請求項6記載の構成によれば、傾斜した載
置面により請求項1と同様の作用を有するとともに、販
売商品の搬出後の待機状態への復帰時、送出カムの商品
ガイド面により次販売商品がベース部載置面に導かれる
とともに、売切レバーガイド面により売切レバーの端部
をガイドして次販売商品をほぼ水平にうけるようにガイ
ドすることにより、次販売商品を安定した商品姿勢で下
降させることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1〜図4は、本発明の一実施例に係る自動販
売機の商品搬出装置を示す側面断面図で、図1は搬出待
機時、図2は搬出開始及び売切レバー強制押圧時、図3
は販売商品の分離搬出時、図4は次販売商品の下降時を
それぞれ示している。また、図5は当該商品搬出装置の
上面図、図6は上記図4の状態における正面図である。
【0021】各図において、1は箱形のアイスクリーム
や冷凍食品等の冷凍商品2が直積上げにて収容される収
容コラムであり、その下端前面には搬出口1aが設けら
れている。この収容コラム1は、図5に示すように、横
断面がコの字形状で、前面開口は両側壁の端部を内側に
折り曲げて形成されたフランジ1b,1bにより、冷凍
商品2を投入するためのローディング口1cとなってい
る。また、背面側には、内側に突出し、縦方向に伸びる
3本にリブ1dが形成されている。さらに、この収容コ
ラム1は、2個以上の冷凍商品を氷結したままでは正し
く投入できないような寸法形状に形成されている。すな
わち、図5,図6に示すように、コラム内寸Aが商品2
個分の対角寸法Xよりも小さくしてあり、また、コラム
内寸Aからフランジ1b1つ分の寸法を差し引いた内寸
Bが商品の全長寸法Yよりも小さくしてある。従って、
商品を投入するときには傾けてフランジ1b,1b間を
通した後に水平状態に戻すことになるが、傾けて投入す
る場合においても2個以上氷結しているままでは投入後
に水平状態に戻らないようにして、投入前に必ず商品間
の氷結解除が行わざる得ないようにしている。
【0022】上記収容コラム1の下端に位置するベース
部3は、搬出口1aに面して前下がりに傾斜した載置面
3aと、この載置面3aから搬出口1aの外側に水平に
張り出された搬出面3bとから形成されている。載置面
3aが前下がりに傾斜しているので、上記ローディング
口1cから1個ずつ投入される冷凍商品2は、図1に示
すように、それぞれ前下がりに傾斜し、商品間の接触面
がずれた状態で積み上げられる。また、上記収容コラム
1の背面下部からベース部3にわたって、後述する送出
カム4及び売切レバー5が出没するために、冷凍商品2
の全長より幅の狭い角孔3dが形成されている。
【0023】上記送出カム4は、ベース部3の下方にあ
って駆動ギヤモータ6により駆動される偏心軸7に固定
されて回転駆動される。この商品送出カム4は、軸方向
の中央に位置する小径のカム4aとその両側に位置す大
径のカム4bとが一体成形されたもので、偏心軸7の近
傍は同一形状となり、その回転方向側には凹部4cが形
成され、それぞれの外周は滑らかな面で形成されてい
る。両側の大径カム4bには、収容コラム1の最下端に
収容された販売商品2aを搬出口1a方向に押し出す突
状の押出部4dと、この押出部4dが販売商品2aを押
し出す時に当該販売商品2a上に載った次販売商品2b
を上方向に押し上げる押上部4eと、販売商品2aを搬
出口1aから押し出した後に次販売商品2bを支持しな
がらベース部載置面3aに導く商品ガイド面4fが形成
されている。一方、中央部の小径カム4aには、上記押
出部4dよりは引っ込んだ位置にあって販売商品2aの
押し出し時に売切レバー5の商品当接部側を押圧し強制
的に回動させる売切レバー押圧部4gと、回動した売切
レバー5で前記商品ガイド面4fに支持されて載置面3
aに導かれる次販売商品2bをほぼ水平に受けるように
当該売切レバー5の端部5aをガイドする売切レバーガ
イド面4hが形成されている。なお、偏心軸7の駆動ギ
ヤモータ6側にはカム8が取り付けられており、このカ
ム8の一回転によりオンオフされるスイッチ9が設けら
れ、送出カム4の一回転,すなわち冷凍商品1個の搬出
の終了を検出できるように構成されている。
【0024】一方、売切レバー5は、収容コラム1の背
面下部側に軸支されて回動可能となっており、商品当接
部と反対側の端部には、売切感知センサとしてコラム背
面に設けられた近接スイッチ10のマグネット部10a
が取り付けられており、このマグネット部10aの重量
によりスプリング等によらず商品当接部を販売商品2a
側に付勢するようになっている。また、この売切レバー
5の支軸5bから商品当接部側の端部5aまでの長さ
は、送出カム4により販売商品2aが押し出される時に
その端部5aが販売商品2aに接触しない程度の長さと
なっている。
【0025】次に、このように構成された本実施例の動
作について説明する。商品2の収容コラム1への投入
は、商品寸法に対してコラム寸法を図5,図6に示した
ようにすることで、2個以上氷結したままでの投入はで
きず、分離して1個ずつ投入することになる。
【0026】ベース部3の載置面3aが前傾しているこ
とにより、投入された商品も斜めに傾斜し、商品相互間
が少しずれた状態での積上げとなる。これにより、結露
水が商品間に溜りにくく、商品同士及び商品とコラム内
面との接触面積が小さくなるので、それら間が氷結しに
くく、氷結したとしても弱い力で分離できる。さらに、
商品コラム1の内面にはリブ1dが形成されているの
で、商品とコラム内面との接触が点接触と成り、さらに
氷結しにくいものとなっている。なお、載置面3aが搬
出口1aに向かって前下がりに傾斜していても搬出面3
bは水平となっているので、最初にコラム内に投入され
た商品が傾斜した搬出面3aを滑り落ちてしまうことは
ない。
【0027】商品の搬出は、図1,図2,図3,図4に
示す順に行われる。すなわち、図1の搬出待機状態か
ら、駆動ギヤモータ6により送出カム4を回転させ、そ
の押出部4dにより販売商品2aを図2に示すように押
し出す。このとき、販売商品2aが傾斜載置面3aから
水平搬出面3bに移動していくにつれて、販売商品2a
の前方側が持ち上げられる形となり、次販売商品2bの
前部側を押し上げることになる。これにより、順次積み
上げられている冷凍商品2も傾斜状態から水平状態に移
行しようとして、商品間及び商品とコラム内壁間の接触
部分にずれを生じさせる力が働き、それらの間の氷結が
解除される。一方、売切レバー5は、販売商品2aの後
面と離れるので、氷結がない場合はマグネット部10a
の重量で時計回りに回動する。氷結している場合は、送
出カム4の売切レバー押圧部4gにより強制的に押圧さ
れ、氷結が解除して、売切レバー5が回動できるように
なる。
【0028】さらに、送出カム4が回転すると、図3に
示すように当該カム4の最大径部である押上部4eによ
り次販売商品2bを押し上げながら販売商品2aを押し
出していく。このとき、次販売商品2bを押し上げるこ
とにより、氷結があった場合はコラムと商品及び商品同
士の分離ができると同時に、販売商品2aを上から押え
ることがないので、商品の搬出を安定して行える。
【0029】送出カム4の最大径部である押上部4eが
通過すると、次販売商品2bから上の商品が下降してく
るが、図4に示すように、次販売商品2bを送出カム4
の商品ガイド面4fで案内しながら、売切レバー5を送
出カム4の売切レバーガイド面4hで案内しているの
で、次販売商品2bを送出カム4と売切レバー5で受け
ながら安定して載置面3a上に下降させることができ
る。なお、販売商品2aはベース部3から下方に落下
し、自動販売機の商品取出口に送られて利用者によって
取り出される。上記のようにして、送出カム4が1回転
すると、その軸7に設けられたカム8によりスイッチ9
が作動し、駆動ギヤモータ6が停止して搬出終了とな
り、次販売の待機となる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、冷凍商品
の載置面を傾斜させたことにより、各冷凍商品も傾斜状
態で積み上げられることになるので、結露水が箱形冷凍
商品の表面に溜りにくく、商品間が氷結しにくくなる。
また、商品間及び商品とコラム内壁間の接触面積も小さ
くなるので、氷結しても弱いものとなり、送出手段で容
易に分離搬出することができる。従って、氷結する箱形
の冷凍商品を直積上げ収容でも支障なく搬出することが
できる効果がある。
【0031】請求項2記載の発明によれば、冷凍商品の
載置面を搬出口に面して前下がりに傾斜させるととも
に、この載置面から搬出口外に張り出した搬出面を水平
としたので、上記請求項1と同様の効果が得られるとと
もに、収容コラムが空の状態から最初に投入した冷凍商
品が傾斜した載置面から搬出口外に飛び出してしまうの
を防げる。また、送出手段により最下端の販売商品を搬
出口方向に送り出す際に、最下端の販売商品が傾斜状態
から水平状態に移行することにより、当該販売商品の上
に積み上げられている冷凍商品も傾斜状体から水平状態
に移行しようとして、商品間及び商品とコラム内壁間の
接触部分にずれを生じさせる力が働き、それらの間の氷
結が解除される等の効果が得られる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、傾斜した載
置面により請求項1と同様の効果が得られるとともに、
送出カムの押出部により最下端の販売商品を押し出すと
き押上部により次販売商品が押し上げられるので、商品
間の氷結が完全に解かれ、難なく搬出することができる
効果がある。
【0033】請求項4記載の発明によれば、傾斜した載
置面により請求項1と同様の効果が得られるとともに、
売切レバーに氷結が生じても、送出カムの押出部により
販売商品を押し出すときに売切レバー押圧部によって売
切レバーの商品当接部側を押圧して強制的に回動させる
ので、氷結を解除でき、また、販売商品の搬出毎に売切
レバーが回動するので、売切レバーの氷結を未然に防止
して、氷結による売切レバーの不作動を防止できる等の
効果がある。
【0034】請求項5記載の発明によれば、傾斜した載
置面により請求項1と同様の効果が得られるとともに、
売切感知センサとなる近接スイッチのマグネット部を売
切レバーの一端側に取り付けて当該マグネット部の重量
により売切レバーの他端側が販売商品に当接する方向に
付勢するようにしたので、機械的な売切レバー復帰スプ
リングが不要となり、その分、売切レバーの氷結箇所が
少なくなる。また、販売商品の搬出毎に売切レバーが回
動するので、売切レバーの氷結を未然に防止して、氷結
による売切レバーの不作動をなくすことができる等の効
果がある。
【0035】請求項6記載の発明によれば、傾斜した載
置面により請求項1と同様の効果が得られるとともに、
販売商品の搬出後の待機状態への復帰時、送出カムの商
品ガイド面により次販売商品がベース部載置面に導かれ
るとともに、売切レバーガイド面により売切レバーの端
部をガイドして上記次販売商品をほぼ水平に受けるよう
にガイドすることにより、次販売商品を安定した姿勢で
下降させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動販売機の商品搬出
装置の搬出待機時を示す側面断面図。
【図2】同じく搬出開始及び売切レバー強制押圧時を示
す側面断面図。
【図3】同じく販売商品の分離搬出時を示す側面断面
図。
【図4】同じく次販売商品の下降時を示す側面断面図。
【図5】上記商品搬出装置の上面図。
【図6】上記商品搬出装置の図4の状態における正面
図。
【符号の説明】
1 収容コラム 1a 搬出口 2 冷凍商品 3 ベース部 3a 載置面 3b 搬出面 4 送出カム 4d 押出部 4e 押上部 4f 商品ガイド面 4g 売切レバー押圧部 4h 売切レバーガイド面 5 売切レバー 10 近接スイッチ 10a マグネット部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形の冷凍商品を直接積み上げて収容
    し、下端前面に搬出口が設けられた収容コラムと、 前記搬出口に面して傾斜し前記収容コラムに収容された
    冷凍商品が載置される載置面を有するベース部と、 前記収容コラムの最下端に収容された販売商品を前記搬
    出口へ送り出す送出手段とを備えたことを特徴とする自
    動販売機の商品搬出装置。
  2. 【請求項2】 箱形の冷凍商品を直接積み上げて収容
    し、下端前面に搬出口が設けられた収容コラムと、 前記搬出口に面して前下がりに傾斜し前記収容コラムに
    収容された冷凍商品が載置される載置面及び当該載置面
    から搬出口外へ水平に張り出された搬出面を有するベー
    ス部と、 前記収容コラムの最下端に収容された販売商品を搬出口
    へ送り出す送出手段とを備えたことを特徴とする自動販
    売機の商品搬出装置。
  3. 【請求項3】 箱形の冷凍商品を直接積み上げて収容
    し、下端前面に搬出口が設けられた収容コラムと、 前記搬出口に面して傾斜し前記収容コラムに収容された
    冷凍商品が載置される載置面を有するベース部と、 前記収容コラムの最下端に収容された販売商品を搬出口
    方向に押し出す押出部、及び前記押出部が前記販売商品
    を押し出す時に当該販売商品上に載った次販売商品を上
    方向に押し上げる押上部を有する送出カムとを備えたこ
    とを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  4. 【請求項4】 箱形の冷凍商品を直接積み上げて収容
    し、下端前面に搬出口が設けられた収容コラムと、 前記搬出口に面して傾斜し前記収容コラムに収容された
    冷凍商品が載置される載置面を有するベース部と、 回動可能に軸支されて、前記ベース部載置面にある冷凍
    商品に当接する方向に付勢され、当該ベース部載置面に
    冷凍商品がない場合に売切感知センサを作動させる売切
    レバーと、 前記収容コラムの最下端に収容された販売商品を搬出口
    方向に押し出す押出部、及び前記販売商品の押し出し時
    に前記売切レバーの商品当接部側を押圧し強制的に回動
    させる売切レバー押圧部を有する送出カムとを備えたこ
    とを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  5. 【請求項5】 箱形の冷凍商品を直接積み上げて収容
    し、下端前面に搬出口が設けられた収容コラムと、 前記搬出口に面して傾斜し前記収容コラムに収容された
    冷凍商品が載置される載置面を有するベース部と、 回動可能に軸支され、一端側に売切感知センサとなる近
    接スイッチのマグネット部が取り付けられ、このマグネ
    ット部の重量によって他端側が前記ベース部載置面にあ
    る冷凍商品に当接する方向に付勢され、ベース部載置面
    に冷凍商品がない場合に売切感知センサを作動させる売
    切レバーと、 前記収容コラムの最下端に収容された販売商品を搬出口
    へ送り出す送出手段とを備えたことを特徴とする自動販
    売機の商品搬出装置。
  6. 【請求項6】 箱形の冷凍商品を直接積み上げて収容
    し、下端前面に搬出口が設けられた収容コラムと、 前記搬出口に面して傾斜し前記収容コラムに収容された
    冷凍商品が載置される載置面を有するベース部と、 回動可能に軸支されて、前記ベース部載置面にある冷凍
    商品に当接する方向に付勢され、ベース部載置面に冷凍
    商品がない場合に売切感知センサを作動させる売切レバ
    ーと、 前記収容コラムの最下端に収容された販売商品を搬出口
    方向に押し出す押出部、前記販売商品を前記搬出口から
    押し出した後に次販売商品を支持しながらベース部載置
    面に導く商品ガイド面、前記販売商品の押し出し時に前
    記売切レバーの商品当接部側を押圧し強制的に回動させ
    る売切レバー押圧部、及び回動した売切レバーで前記商
    品ガイド面に支持されて載置面に導かれる次販売商品を
    ほぼ水平に受けるように当該売切レバーの端部をガイド
    する売切レバーガイド面を有する送出カムとを備えたこ
    とを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1202229A1 (en) * 2000-10-31 2002-05-02 Sanyo Electric Co. Ltd Product housing apparatus and product housing method for vending machine
JP2012079051A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Sadatoshi Tsukikawa 小型自動販売機
KR20210101365A (ko) * 2020-02-07 2021-08-19 주식회사 아이덱스 자동판매기의 캡슐 토출장치
CN114360147A (zh) * 2020-10-14 2022-04-15 富士电机株式会社 商品收纳装置

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