JPH07129839A - 自動販売機の商品払出装置 - Google Patents
自動販売機の商品払出装置Info
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- JPH07129839A JPH07129839A JP27430493A JP27430493A JPH07129839A JP H07129839 A JPH07129839 A JP H07129839A JP 27430493 A JP27430493 A JP 27430493A JP 27430493 A JP27430493 A JP 27430493A JP H07129839 A JPH07129839 A JP H07129839A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 商品の払出しミスを防止することができると
共に、自動販売機全体の奥行寸法を短くすることができ
る自動販売機の商品払出装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 商品Aを積み重ねて収納する商品コラム11
と、商品コラム11の下部から底部に亘って形成され、
一の商品Aが通過可能な払出開口12a,12bと、払
出開口12a,12bの一部を除いた商品コラム11の
底面を構成するベース3と、ベース3に沿って、商品コ
ラム11内の最下位の商品Aを払出開口12a,12b
から商品コラム11の外部に押し出す払出機構13とを
備えた自動販売機の商品払出装置4であって、払出開口
12a,12bに臨み、最下位の商品Aの払出開口側の
端部を下側から支持すると共に、商品Aの押出し動作に
伴って払出開口12a,12bから退避する支持部材1
4a,14bを備えたものである。
共に、自動販売機全体の奥行寸法を短くすることができ
る自動販売機の商品払出装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 商品Aを積み重ねて収納する商品コラム11
と、商品コラム11の下部から底部に亘って形成され、
一の商品Aが通過可能な払出開口12a,12bと、払
出開口12a,12bの一部を除いた商品コラム11の
底面を構成するベース3と、ベース3に沿って、商品コ
ラム11内の最下位の商品Aを払出開口12a,12b
から商品コラム11の外部に押し出す払出機構13とを
備えた自動販売機の商品払出装置4であって、払出開口
12a,12bに臨み、最下位の商品Aの払出開口側の
端部を下側から支持すると共に、商品Aの押出し動作に
伴って払出開口12a,12bから退避する支持部材1
4a,14bを備えたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品コラム内に積み重
ねて収納した箱詰め菓子や冷凍食品などの商品を、販売
指令に基づいて、その最下位の商品から1個ずつ払い出
すようにした自動販売機の商品払出装置に関するもので
ある。
ねて収納した箱詰め菓子や冷凍食品などの商品を、販売
指令に基づいて、その最下位の商品から1個ずつ払い出
すようにした自動販売機の商品払出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の自動販売機の商品払出装置とし
て、例えば実開平3−82470号公報に記載のもの、
および実開平2−67482号公報に記載のものが知ら
れている。前者の商品払出装置は、同一種の商品を前後
2列に収納し、各列の商品を交互に払出す形式(ダブル
タイプ)のものであり、商品を前後2列に積み重ねて収
容する商品コラムと、商品コラムの下部の前面および背
面に形成した前後の払出開口と、商品コラムの底面を構
成するベースと、ベース上を往復動するプッシャを備え
た払出機構とで構成されている。販売指令により払出機
構のプッシャが往動すると、前列の最下位の商品が前側
の払出開口から外部に水平に押し出され、復動すると、
後列の最下位の商品が後側の払出開口から外部に水平押
し出されて、交互に商品の払出しが行われる。
て、例えば実開平3−82470号公報に記載のもの、
および実開平2−67482号公報に記載のものが知ら
れている。前者の商品払出装置は、同一種の商品を前後
2列に収納し、各列の商品を交互に払出す形式(ダブル
タイプ)のものであり、商品を前後2列に積み重ねて収
容する商品コラムと、商品コラムの下部の前面および背
面に形成した前後の払出開口と、商品コラムの底面を構
成するベースと、ベース上を往復動するプッシャを備え
た払出機構とで構成されている。販売指令により払出機
構のプッシャが往動すると、前列の最下位の商品が前側
の払出開口から外部に水平に押し出され、復動すると、
後列の最下位の商品が後側の払出開口から外部に水平押
し出されて、交互に商品の払出しが行われる。
【0003】この場合、例えばプッシャが往動端位置に
あるときには、プッシャの上に前列の次販商品が載って
おり、この状態からプッシャが復動すると、この次販商
品の下面からプッシャが除々に外れてゆき、次販商品は
いったん斜めになって、プッシャが外れると同時に落ち
込むようにして水平姿勢に落ち着く。このため、商品の
残量が少なくなると、次販商品が斜めになった時点で、
払出開口から滑り落ちてしまうおそれがある。そこで、
ベースは、商品コラムの前後の奥行寸法とほぼ同一の長
さを有し、かつ、その先端部上面には、次販商品の落ち
込みを阻止するようにゴムなどの制動部材が埋め込まれ
ている。
あるときには、プッシャの上に前列の次販商品が載って
おり、この状態からプッシャが復動すると、この次販商
品の下面からプッシャが除々に外れてゆき、次販商品は
いったん斜めになって、プッシャが外れると同時に落ち
込むようにして水平姿勢に落ち着く。このため、商品の
残量が少なくなると、次販商品が斜めになった時点で、
払出開口から滑り落ちてしまうおそれがある。そこで、
ベースは、商品コラムの前後の奥行寸法とほぼ同一の長
さを有し、かつ、その先端部上面には、次販商品の落ち
込みを阻止するようにゴムなどの制動部材が埋め込まれ
ている。
【0004】一方、後者の商品払出装置は、商品を1列
に積み重ねて収容するシングルタイプのものであり、こ
の場合には、払出開口が商品コラムの下部から底部に亘
って形成され、すなわち、ベースが商品コラムの前後の
奥行幅よりかなり短く形成されている。したがって、プ
ッシャを前進させ商品を押し出してゆくと、商品は、商
品コラムから払い出される前に、前部の支えを失って傾
いてゆく。すると、商品の後端部が持ち上がり、プッシ
ャが商品の後端から外れて、商品の下面をスライドして
前進してしまい、商品の払出しミスが生ずるおそれがあ
る(商品の残量が少なくなると特に顕著である)。そこ
で、この商品払出装置には、プッシャに連動して進退す
るサブ受け台が設けられており、プッシャが前進すると
払出開口の下側にサブ受け台が前進してゆき、傾いてゆ
く商品の前端部を下側から支えると共に、続くサブ受け
台の後退(プッシャの後退)により、商品を落とし込む
ようにしている。すなわち、プッシャが前進に伴って、
サブ受け台が払出開口の下側に臨むようになっている。
に積み重ねて収容するシングルタイプのものであり、こ
の場合には、払出開口が商品コラムの下部から底部に亘
って形成され、すなわち、ベースが商品コラムの前後の
奥行幅よりかなり短く形成されている。したがって、プ
ッシャを前進させ商品を押し出してゆくと、商品は、商
品コラムから払い出される前に、前部の支えを失って傾
いてゆく。すると、商品の後端部が持ち上がり、プッシ
ャが商品の後端から外れて、商品の下面をスライドして
前進してしまい、商品の払出しミスが生ずるおそれがあ
る(商品の残量が少なくなると特に顕著である)。そこ
で、この商品払出装置には、プッシャに連動して進退す
るサブ受け台が設けられており、プッシャが前進すると
払出開口の下側にサブ受け台が前進してゆき、傾いてゆ
く商品の前端部を下側から支えると共に、続くサブ受け
台の後退(プッシャの後退)により、商品を落とし込む
ようにしている。すなわち、プッシャが前進に伴って、
サブ受け台が払出開口の下側に臨むようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の商品払
出装置では、ベースの先端部に埋め込んだ制動部材によ
り、各列の次販商品が落ち込んでしまう払出しミスを防
止することができるものの、このためにベースの奥行寸
法が長くなって、商品払出装置全体の奥行寸法が長くな
る不具合があった。また、後者の商品払出装置では、上
記のような不具合はないが、商品の払出しミスを防止す
るために、サブ受け台が必要となり、構造が複雑になる
問題があった。しかも、後者の商品払出装置を、前者の
商品払出装置のようなダブルタイプのものに適用する
と、次販商品の落ち込みの問題が生ずるため、ダブルタ
イプに適用できない問題があった。
出装置では、ベースの先端部に埋め込んだ制動部材によ
り、各列の次販商品が落ち込んでしまう払出しミスを防
止することができるものの、このためにベースの奥行寸
法が長くなって、商品払出装置全体の奥行寸法が長くな
る不具合があった。また、後者の商品払出装置では、上
記のような不具合はないが、商品の払出しミスを防止す
るために、サブ受け台が必要となり、構造が複雑になる
問題があった。しかも、後者の商品払出装置を、前者の
商品払出装置のようなダブルタイプのものに適用する
と、次販商品の落ち込みの問題が生ずるため、ダブルタ
イプに適用できない問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、商品の払出しミスを防止することがで
きると共に、自動販売機全体の奥行寸法を短くすること
ができる自動販売機の商品払出装置を提供することをそ
の目的としている。
れたものであり、商品の払出しミスを防止することがで
きると共に、自動販売機全体の奥行寸法を短くすること
ができる自動販売機の商品払出装置を提供することをそ
の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、商品を積み重ねて収納する商品コラムと、商品
コラムの下部から底部に亘って形成され、一の商品が通
過可能な払出開口と、払出開口の一部を除いた商品コラ
ムの底面を構成するベースと、ベースに沿って、商品コ
ラム内の最下位の商品を払出開口から商品コラムの外部
に押し出す払出機構とを備えた自動販売機の商品払出装
置であって、払出開口に臨み、最下位の商品の払出開口
側の端部を下側から支持すると共に、商品の押出し動作
に伴って払出開口から退避する支持部材を備えたことを
特徴とする。
発明は、商品を積み重ねて収納する商品コラムと、商品
コラムの下部から底部に亘って形成され、一の商品が通
過可能な払出開口と、払出開口の一部を除いた商品コラ
ムの底面を構成するベースと、ベースに沿って、商品コ
ラム内の最下位の商品を払出開口から商品コラムの外部
に押し出す払出機構とを備えた自動販売機の商品払出装
置であって、払出開口に臨み、最下位の商品の払出開口
側の端部を下側から支持すると共に、商品の押出し動作
に伴って払出開口から退避する支持部材を備えたことを
特徴とする。
【0008】
【作用】商品コラム内に積み重ねて収納した商品に対
し、払出機構がベースに沿って作動すると、商品コラム
内の最下位の商品が、払出開口から商品コラムの外部に
押し出されてゆく。そして、商品の尾端がベースの払出
開口側の端部を通過すると、商品は支えを失って下方へ
落とし込まれる。この場合、払出開口が商品コラムの底
部まで延びている分、ベースの奥行寸法が短くなるが、
支持部材が払出開口に臨んで、最下位の商品の払出開口
側の端部を下側から支持するようになっているため、販
売待機時に、何らかの要因で商品が払出開口側に傾いて
も、商品が払出開口から滑り落ちることがなく、また支
持部材は、商品の押出し動作に伴って払出開口から退避
するようになっているため、商品の押し出しを許容し、
商品の払出しに支障を生ずることがない。
し、払出機構がベースに沿って作動すると、商品コラム
内の最下位の商品が、払出開口から商品コラムの外部に
押し出されてゆく。そして、商品の尾端がベースの払出
開口側の端部を通過すると、商品は支えを失って下方へ
落とし込まれる。この場合、払出開口が商品コラムの底
部まで延びている分、ベースの奥行寸法が短くなるが、
支持部材が払出開口に臨んで、最下位の商品の払出開口
側の端部を下側から支持するようになっているため、販
売待機時に、何らかの要因で商品が払出開口側に傾いて
も、商品が払出開口から滑り落ちることがなく、また支
持部材は、商品の押出し動作に伴って払出開口から退避
するようになっているため、商品の押し出しを許容し、
商品の払出しに支障を生ずることがない。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の一実施
例に係る自動販売機の商品払出装置について説明する。
この商品払出装置は、箱詰めの菓子や冷凍食品などの商
品を販売する自動販売機に搭載されるものであり、図1
は商品払出装置が収容された自動販売機の商品収納庫の
裁断側面図である。同図に示すように、商品収納庫1に
は、その側板2間に渡したチャンネルベース3に支持さ
れて、左右方向(図示の紙面に直交する方向)に複数個
の商品払出装置4が配設されている。各商品払出装置4
は、同一種の商品Aを前後2列に積み重ねて収納すると
共に、販売指令に基づいて、各列の最下位の商品Aを1
個ずつ前後方向に交互に払い出すようになっており、こ
の商品払出装置4から払い出された商品Aは、商品払出
装置4の前後の斜め下方にそれぞれ配設された前シュー
ト5aまたは後シュート5bから、払出口6を介して図
外の販売口に導かれる。
例に係る自動販売機の商品払出装置について説明する。
この商品払出装置は、箱詰めの菓子や冷凍食品などの商
品を販売する自動販売機に搭載されるものであり、図1
は商品払出装置が収容された自動販売機の商品収納庫の
裁断側面図である。同図に示すように、商品収納庫1に
は、その側板2間に渡したチャンネルベース3に支持さ
れて、左右方向(図示の紙面に直交する方向)に複数個
の商品払出装置4が配設されている。各商品払出装置4
は、同一種の商品Aを前後2列に積み重ねて収納すると
共に、販売指令に基づいて、各列の最下位の商品Aを1
個ずつ前後方向に交互に払い出すようになっており、こ
の商品払出装置4から払い出された商品Aは、商品払出
装置4の前後の斜め下方にそれぞれ配設された前シュー
ト5aまたは後シュート5bから、払出口6を介して図
外の販売口に導かれる。
【0010】商品払出装置4は、商品Aを前後2列に収
納する商品コラム11と、商品コラム11の下部から底
部に亘って形成された前後一対の払出開口12a,12
bと、上面が、商品コラム11の底面を構成する上記の
チャンネルベース3と、商品Aを各払出開口12a,1
2bから商品コラム11の外部に押し出す払出機構13
と、各払出開口12a,12bに臨んで最下位の商品A
の払出開口側の端部を支持する前後一対の支持部材14
a,14bと、商品Aの売り切れを検知する売切検知装
置15とで構成されている。
納する商品コラム11と、商品コラム11の下部から底
部に亘って形成された前後一対の払出開口12a,12
bと、上面が、商品コラム11の底面を構成する上記の
チャンネルベース3と、商品Aを各払出開口12a,1
2bから商品コラム11の外部に押し出す払出機構13
と、各払出開口12a,12bに臨んで最下位の商品A
の払出開口側の端部を支持する前後一対の支持部材14
a,14bと、商品Aの売り切れを検知する売切検知装
置15とで構成されている。
【0011】商品コラム11は、前面から商品Aを補充
する形式のものであり、商品コラム11の前面には、収
納した商品Aを軽く押さる観音開き形式の押え部材21
が設けられている。図中の符号22は、この押え部材の
支軸が回動自在に取り付けられるブラケットである。こ
の場合商品Aは、後列から積み上げるようにし、あるい
は後列と前列に交互に積み上げるようにして、最終的
に、後列の最上部を積み上げた後、前列の最上部を積み
上げることで、補充される。
する形式のものであり、商品コラム11の前面には、収
納した商品Aを軽く押さる観音開き形式の押え部材21
が設けられている。図中の符号22は、この押え部材の
支軸が回動自在に取り付けられるブラケットである。こ
の場合商品Aは、後列から積み上げるようにし、あるい
は後列と前列に交互に積み上げるようにして、最終的
に、後列の最上部を積み上げた後、前列の最上部を積み
上げることで、補充される。
【0012】払出機構13は、チャンネルベース3上を
往復動するプッシャ31と、チャンネルベース3の下側
に取り付けられた機構本体32とで構成されている。プ
ッシャ31は、方形のブロック形状に形成され、縦、横
および高さ共、商品Aより一回り小さい外観形状を有し
ている。機構本体32は、特に図示しないがモータと、
モータに連結されたクランク機構などのリンク機構で構
成されており、クランク機構の作動突起33が、チャン
ネルベース3に形成されたガイドスリット(図示せず)
を貫通して、下側からプッシャ31に係止されている。
すなわち、モータの制御回転によりクランク機構が作動
し、作動突起33を介してプッシャ31を往復動させる
ようになっている。この往復動は、往動時にプッシャ3
1の前部がチャンネルベース3の前端からオーバーラン
する端位置と、復動時にプッシャ31の後部がチャンネ
ルベース3の後端からオーバーランする端位置との間で
行われる。
往復動するプッシャ31と、チャンネルベース3の下側
に取り付けられた機構本体32とで構成されている。プ
ッシャ31は、方形のブロック形状に形成され、縦、横
および高さ共、商品Aより一回り小さい外観形状を有し
ている。機構本体32は、特に図示しないがモータと、
モータに連結されたクランク機構などのリンク機構で構
成されており、クランク機構の作動突起33が、チャン
ネルベース3に形成されたガイドスリット(図示せず)
を貫通して、下側からプッシャ31に係止されている。
すなわち、モータの制御回転によりクランク機構が作動
し、作動突起33を介してプッシャ31を往復動させる
ようになっている。この往復動は、往動時にプッシャ3
1の前部がチャンネルベース3の前端からオーバーラン
する端位置と、復動時にプッシャ31の後部がチャンネ
ルベース3の後端からオーバーランする端位置との間で
行われる。
【0013】チャンネルベース3は、商品コラム11の
前後方向の中間部に位置しており、商品コラム11の前
後方向の寸法の2/3程度の幅(前後方向の幅)を有し
ている。これにより、前払出開口12aおよび後払出開
口12bは、それぞれ商品コラム11の下部から底部に
亘って形成されている。前後各払出開口12a,12b
の高さは、最下位の商品Aの水平移動を許容し、その上
側の商品Aの移動を阻止できるように、商品Aの高さよ
りわずかに高く形成されている。
前後方向の中間部に位置しており、商品コラム11の前
後方向の寸法の2/3程度の幅(前後方向の幅)を有し
ている。これにより、前払出開口12aおよび後払出開
口12bは、それぞれ商品コラム11の下部から底部に
亘って形成されている。前後各払出開口12a,12b
の高さは、最下位の商品Aの水平移動を許容し、その上
側の商品Aの移動を阻止できるように、商品Aの高さよ
りわずかに高く形成されている。
【0014】前支持部材14aおよび後支持部材14b
は、図1および図2に示すように、それぞれ前払出開口
12aおよび後払出開口12bに、商品コラム11の外
側から回動自在に臨んでおり、前支持部材14aは前方
に回動され、後支持部材14bは後方に回動される。前
後各支持部材14a,14bは、板材を折曲げて形成さ
れた本体41と、本体41を回動自在に支持する軸ピン
42と、軸ピン42の両端を支持する支持金具43と、
軸ピン42に巻回した巻締めばね44とで構成され、支
持金具43の部位で商品コラム11の外壁面に取り付け
られている。本体41は、先端部を断面「L」字状に折
曲げて形成されており、巻締めばね44の弱いばね力に
より、チャンネルベース3側に付勢され、待機状態にあ
る最下位の商品Aを下側から支持すると共に、商品Aが
飛び出さないように軽く押さえている。
は、図1および図2に示すように、それぞれ前払出開口
12aおよび後払出開口12bに、商品コラム11の外
側から回動自在に臨んでおり、前支持部材14aは前方
に回動され、後支持部材14bは後方に回動される。前
後各支持部材14a,14bは、板材を折曲げて形成さ
れた本体41と、本体41を回動自在に支持する軸ピン
42と、軸ピン42の両端を支持する支持金具43と、
軸ピン42に巻回した巻締めばね44とで構成され、支
持金具43の部位で商品コラム11の外壁面に取り付け
られている。本体41は、先端部を断面「L」字状に折
曲げて形成されており、巻締めばね44の弱いばね力に
より、チャンネルベース3側に付勢され、待機状態にあ
る最下位の商品Aを下側から支持すると共に、商品Aが
飛び出さないように軽く押さえている。
【0015】そして、販売動作により、商品Aがプッシ
ャ31に押されて払出開口12a,12bから押し出さ
れてくると、支持部材14の本体41は、巻締めばね4
4に抗して外側に回動し、最終的にその先端が、商品A
に摺接した状態で、商品Aの下面から先端面を経て上面
に回り込む。本体41は、商品Aの尾端がチャンネルベ
ース3の端から外れる直前に、その先端が商品Aの先端
面から上面に回り込むような長さになっており、本体4
1の先端が商品Aの上面に回り込むまで、その摩擦力に
より、商品Aの先端を引き上げるように作用している。
ャ31に押されて払出開口12a,12bから押し出さ
れてくると、支持部材14の本体41は、巻締めばね4
4に抗して外側に回動し、最終的にその先端が、商品A
に摺接した状態で、商品Aの下面から先端面を経て上面
に回り込む。本体41は、商品Aの尾端がチャンネルベ
ース3の端から外れる直前に、その先端が商品Aの先端
面から上面に回り込むような長さになっており、本体4
1の先端が商品Aの上面に回り込むまで、その摩擦力に
より、商品Aの先端を引き上げるように作用している。
【0016】すなわち、支持部材14a,14bの本体
41の機能は、商品Aが押し出される過程では、商品A
が斜めに傾くのを防止して商品Aの水平姿勢を保つと共
に、商品Aが落とし込まれる直前では、商品Aの先端部
を下側に押圧する。これは、商品Aが、押し出される過
程で傾いて尻上がりの姿勢になると、プッシャ31が商
品Aの下側に滑り込んでゆき、払出しミスが生ずるおそ
れがある一方、商品Aが水平姿勢のまま落とし込まれる
と、シュート5a,5bの絞り込み部分に支えてしまう
不具合があるからである。
41の機能は、商品Aが押し出される過程では、商品A
が斜めに傾くのを防止して商品Aの水平姿勢を保つと共
に、商品Aが落とし込まれる直前では、商品Aの先端部
を下側に押圧する。これは、商品Aが、押し出される過
程で傾いて尻上がりの姿勢になると、プッシャ31が商
品Aの下側に滑り込んでゆき、払出しミスが生ずるおそ
れがある一方、商品Aが水平姿勢のまま落とし込まれる
と、シュート5a,5bの絞り込み部分に支えてしまう
不具合があるからである。
【0017】次に、図2ないし図7を参照して、商品払
出装置4の一連の払出し動作について説明する。図2に
示すように、プッシャ31が商品コラム11の後列側に
あり、前列の商品Aを払出す待機状態から、販売指令に
よりプッシャ31が往動し、前列の最下位の商品Aを前
方に押してゆくと、商品Aが前払出開口12aから迫り
出してゆくと共に、前支持部材14aが商品Aに押され
て回動してゆく(図3参照)。このとき、最下位の商品
Aの上に積み重なっている他の商品Aの重みと、退避し
てゆく前支持部材14aの摺接により、商品Aは水平姿
勢を維持している。一方、商品コラム11の後列側で
は、最下位の商品Aの下側にあったプッシャ31が、除
々に引き抜かれるようにして外れてゆき、最下位の商品
Aが傾いてその先端が後支持部材14bに突き当たっ
て、これに支持される。
出装置4の一連の払出し動作について説明する。図2に
示すように、プッシャ31が商品コラム11の後列側に
あり、前列の商品Aを払出す待機状態から、販売指令に
よりプッシャ31が往動し、前列の最下位の商品Aを前
方に押してゆくと、商品Aが前払出開口12aから迫り
出してゆくと共に、前支持部材14aが商品Aに押され
て回動してゆく(図3参照)。このとき、最下位の商品
Aの上に積み重なっている他の商品Aの重みと、退避し
てゆく前支持部材14aの摺接により、商品Aは水平姿
勢を維持している。一方、商品コラム11の後列側で
は、最下位の商品Aの下側にあったプッシャ31が、除
々に引き抜かれるようにして外れてゆき、最下位の商品
Aが傾いてその先端が後支持部材14bに突き当たっ
て、これに支持される。
【0018】さらにプッシャ31が往動してゆくと、前
支持部材14aの先端が相対的に商品Aの先端部の上側
に回り込み、商品Aの先端部を下方に押圧すると共に、
商品Aの尾端がチャンネルベース3の前端から外れる
(図4参照)。この瞬間に偶力が働いて商品Aはおじぎ
をするようにして斜めに落下してゆく(図5参照)。一
方、後列側では、最下位の商品Aの下側にあったプッシ
ャ31が、完全に外れて、商品Aが水平姿勢、すなわち
待機状態に落ち着く(図4および図5参照)。この状態
では、プッシャ31が商品コラム11の前列側にあっ
て、後列の商品Aを払い出すもう一方の待機状態とな
る。
支持部材14aの先端が相対的に商品Aの先端部の上側
に回り込み、商品Aの先端部を下方に押圧すると共に、
商品Aの尾端がチャンネルベース3の前端から外れる
(図4参照)。この瞬間に偶力が働いて商品Aはおじぎ
をするようにして斜めに落下してゆく(図5参照)。一
方、後列側では、最下位の商品Aの下側にあったプッシ
ャ31が、完全に外れて、商品Aが水平姿勢、すなわち
待機状態に落ち着く(図4および図5参照)。この状態
では、プッシャ31が商品コラム11の前列側にあっ
て、後列の商品Aを払い出すもう一方の待機状態とな
る。
【0019】この待機状態から、更なる販売指令により
プッシャ31が復動し、後列の最下位の商品Aを押して
ゆくと、商品Aが後払出開口12bから迫り出してゆく
と共に、後支持部材14bが商品Aに押されて回動して
ゆき(図6参照)、結局、上記動作とは前後逆の動作
で、商品Aが斜めに後シュート5bに落し込まれる(図
7参照)。そして、元の待機状態に戻る。このような動
作を交互に繰り返してゆくことにより、商品Aが1個ず
つ払い出される。
プッシャ31が復動し、後列の最下位の商品Aを押して
ゆくと、商品Aが後払出開口12bから迫り出してゆく
と共に、後支持部材14bが商品Aに押されて回動して
ゆき(図6参照)、結局、上記動作とは前後逆の動作
で、商品Aが斜めに後シュート5bに落し込まれる(図
7参照)。そして、元の待機状態に戻る。このような動
作を交互に繰り返してゆくことにより、商品Aが1個ず
つ払い出される。
【0020】以上のように本実施例によれば、回動自在
に構成され、かつ弱く付勢された支持部材14a,14
bを、払出開口12a,12bに臨ませるようにしてい
るので、最下位の商品Aが商品コラム11内で傾いて
も、払出開口12a,12bから抜け落ちてしまうこと
がなく、商品Aの払出しミスを確実に防止することがで
きる。したがって、商品Aの残量が少なくなっても、払
出しミスのおそれがなくなるため、売切防止装置15を
少ない残数に設定することができる。なんとなれば、売
切防止装置15と支持部材14a,14bとを兼用する
こともできる。また、支持部材14a,14bにより、
商品Aを落とし込む直前まで水平姿勢に保持しておくこ
とができるので、チャンネルベース3の前後方向の幅を
狭くすることができ、その分、商品収納庫1を、ひいて
は自動販売機自体の奥行寸法を短くすることができる。
に構成され、かつ弱く付勢された支持部材14a,14
bを、払出開口12a,12bに臨ませるようにしてい
るので、最下位の商品Aが商品コラム11内で傾いて
も、払出開口12a,12bから抜け落ちてしまうこと
がなく、商品Aの払出しミスを確実に防止することがで
きる。したがって、商品Aの残量が少なくなっても、払
出しミスのおそれがなくなるため、売切防止装置15を
少ない残数に設定することができる。なんとなれば、売
切防止装置15と支持部材14a,14bとを兼用する
こともできる。また、支持部材14a,14bにより、
商品Aを落とし込む直前まで水平姿勢に保持しておくこ
とができるので、チャンネルベース3の前後方向の幅を
狭くすることができ、その分、商品収納庫1を、ひいて
は自動販売機自体の奥行寸法を短くすることができる。
【0021】なお、支持部材を、巻締めばねに代えて重
錘などで軽く付勢するようにしてもよし、プッシャに連
動して退避するように構成してもよい。また、支持部材
の形状や構造は、待機状態にある商品の先端を支持でき
る限り、任意である。
錘などで軽く付勢するようにしてもよし、プッシャに連
動して退避するように構成してもよい。また、支持部材
の形状や構造は、待機状態にある商品の先端を支持でき
る限り、任意である。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の自動販売機の商品
払出装置によれば、支持部材により、最下位の商品の先
端部を支持するようにしているので、商品の払出しミス
を確実に防止することができると共に、自動販売機全体
の奥行寸法を短くすることができ、商品の収容量を減ら
すことなくかつ低コストで、自動販売機の薄型化を達成
することができる。
払出装置によれば、支持部材により、最下位の商品の先
端部を支持するようにしているので、商品の払出しミス
を確実に防止することができると共に、自動販売機全体
の奥行寸法を短くすることができ、商品の収容量を減ら
すことなくかつ低コストで、自動販売機の薄型化を達成
することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る商品払出装置を搭載し
た商品収納庫の裁断側面図である。
た商品収納庫の裁断側面図である。
【図2】実施例の商品払出装置の払出動作(1)を表し
た裁断側面図である。
た裁断側面図である。
【図3】実施例の商品払出装置の払出動作(2)を表し
た裁断側面図である。
た裁断側面図である。
【図4】実施例の商品払出装置の払出動作(3)を表し
た裁断側面図である。
た裁断側面図である。
【図5】実施例の商品払出装置の払出動作(4)を表し
た裁断側面図である。
た裁断側面図である。
【図6】実施例の商品払出装置の払出動作(5)を表し
た裁断側面図である。
た裁断側面図である。
【図7】実施例の商品払出装置の払出動作(6)を表し
た裁断側面図である。
た裁断側面図である。
3 チャンネルベース 4 商品払出装置 11 商品コラム 12a 前払出開口 12b 後払出開口 13 払出機構 14a 前支持部材 14b 後支持部材 A 商品
Claims (1)
- 【請求項1】 商品を積み重ねて収納する商品コラム
と、当該商品コラムの下部から底部に亘って形成され、
一の商品が通過可能な払出開口と、当該払出開口の一部
を除いた商品コラムの底面を構成するベースと、当該ベ
ースに沿って、前記商品コラム内の最下位の商品を前記
払出開口から当該商品コラムの外部に押し出す払出機構
とを備えた自動販売機の商品払出装置であって、 前記払出開口に臨み、最下位の商品の払出開口側の端部
を下側から支持すると共に、前記商品の押出し動作に伴
って当該払出開口から退避する支持部材を備えたことを
特徴とする自動販売機の商品払出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27430493A JPH07129839A (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 自動販売機の商品払出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27430493A JPH07129839A (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 自動販売機の商品払出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07129839A true JPH07129839A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17539783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27430493A Pending JPH07129839A (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 自動販売機の商品払出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07129839A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200004976A (ko) * | 2018-07-05 | 2020-01-15 | 허은 | 카트리지 공급장치를 이용한 카드전용 키오스크 판매기 |
EP3739557B1 (en) * | 2016-05-20 | 2023-10-25 | Wm. Wrigley Jr. Company | Ejector system for dispensing machine and method of using the same |
-
1993
- 1993-11-02 JP JP27430493A patent/JPH07129839A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3739557B1 (en) * | 2016-05-20 | 2023-10-25 | Wm. Wrigley Jr. Company | Ejector system for dispensing machine and method of using the same |
KR20200004976A (ko) * | 2018-07-05 | 2020-01-15 | 허은 | 카트리지 공급장치를 이용한 카드전용 키오스크 판매기 |
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