JP3414882B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JP3414882B2
JP3414882B2 JP09331995A JP9331995A JP3414882B2 JP 3414882 B2 JP3414882 B2 JP 3414882B2 JP 09331995 A JP09331995 A JP 09331995A JP 9331995 A JP9331995 A JP 9331995A JP 3414882 B2 JP3414882 B2 JP 3414882B2
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達夫 木村
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松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中身商品を販売する自
動販売機において中身商品を搬出するための自動販売機
の商品搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機の商品搬出装置は、自
動販売機のコンパクト化に伴い商品搬出装置も商品の収
納個数を減らさずにコンパクト化することが要求され、
また多種多様な商品の容器形状と容器材質にも販売適応
するために様々な工夫がなされている。
【0003】従来の自動販売機の商品搬出装置としては
実公平3−121479号公報に示されているものがあ
る。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の自動
販売機の商品搬出装置について説明する。
【0005】図7は、従来の自動販売機の商品搬出装置
の商品収納コラムの正面図である。図8は、従来の自動
販売機の商品搬出装置の一部破断縦断側面図である。図
9は、従来の自動販売機の商品搬出制御装置の動作を示
すフローチャートである。
【0006】図7、図8、図9において、1は自動販売
機本体である。2は前面に開口を有する収納庫である。
3は収納庫2内に収納され冷凍温度帯で保存される販売
対象の商品である。4は硬貨投入口及び選択ボタン等を
配設した外扉である。5は外扉4の中央下部に設けた商
品3を取り出すための販売口である。6は収納庫2に内
設され下面に商品送出用の開口を形成した商品収納コラ
ムである。商品収納コラム6は外扉4から見て前後に2
列配置され、外扉4側に相当する前列には4個、後列に
は5個、合計9個設けられている。7は商品収納コラム
6の外殻をなす箱体状のハウジングである。8は商品収
納コラム6に備えられた商品送出機構の駆動モーターで
ある。9は駆動モーター8に連結されその螺旋辺間に商
品3を収納し、商品送出指令に基ずく駆動モーター8の
駆動により、180°回転して最下段の商品3を順次1
個ずつ送出するスパイラルである。
【0007】10はハウジング7内の中央に設けられハ
ウジング7を2分しその各側の商品通路幅aが商品3の
幅bよりも大きく設定した仕切板である。商品3は仕切
板10を中心に左右に分かれて縦2列でスパイラル9の
螺旋辺間に収納される。12は商品収納コラム6に備え
られ、駆動モーター8が回転開始した後の停止位置を検
知する停止検知装置である。13は商品収納コラム6の
直下に配置され商品収納コラム6から送出された商品3
を受け止める鋼板製の底壁である。14は底壁13の前
方中央に設けられ商品3を庫内から庫外へ導く開口部で
ある。15は各商品収納コラム6から送出された商品3
を底壁13の上を滑らして開口部14に移送する庫内搬
送装置である。16は庫内搬送装置15に備えられた前
後に移動する前後押し部材である。前後押し部材16は
販売待機時に底壁13の最後部に待機している。
【0008】17は庫内搬送装置15に備えられた左右
に移動する左右押し部材である。左右押し部材17は各
々販売待機時に自販機本体1の各側面寄りに待機してい
る。18は開口部14下部に設けられ庫内と庫外の間仕
切りをするシャッター装置である。19はシャッター装
置18に備えられ左右に移動することで庫内を開放・閉
鎖し、開口部14より少し大きいスライドドアーであ
る。スライドドアー19は販売待機時にシャッター装置
18の最左側(開口部14の直下)に待機して庫内を閉
鎖している。20は商品3を載置して搬送する開口部1
4より少し小さい受渡しトレーである。受渡しトレー2
0は販売待機時にスライドドアー19直下の販売口5の
位置で待機している。
【0009】21は庫外搬送装置であり、商品3を受渡
しトレー20に載置して上下方向に移動することにより
庫内から庫外へ搬送する。22は庫外搬送装置21に備
えられ受渡しトレー20を着脱自在に載置し直線運動と
曲線運動により上下に移動するトレー載置部である。2
3は庫内搬送装置15に備えられた前後押し部材16の
待機位置を検知する待機位置検知装置である。24は収
納庫2の右下に設けられた食品加工用の電子レンジであ
る。25は自動販売機本体1の左側面に対向するよう
に、且つ左開きに開閉するように設けられた電子レンジ
24のレンジドアーである。レンジドアー25は販売待
機時は閉扉されている。
【0010】26はレンジドアー25の内壁に設けた受
渡しトレー20を着脱自在に載置するトレーラックであ
る。トレー載置部22は開口部14の位置と、販売口5
の位置と、トレーラック26との間で受渡しトレーを上
下に移動する。27は販売口5の位置で受渡しトレー2
0上の商品3を販売口5に押し出すデリバリープッシャ
ー装置である。28はデリバリープッシャー装置27に
備えられた前後方向に往復運動する押片である。押片2
8は販売待機時に最後側に待機している。29は停止検
知装置12、待機位置検知装置23、その他の各搬送装
置に備えられた各検知装置の検知信号を基に商品収納コ
ラム6を初めとする各搬送装置の動作制御及び、貨幣判
別、商品選択判別、表示制御等の自動販売機全体を制御
する制御装置である。
【0011】以上のように構成された自動販売機の商品
搬出装置について、以下その動作を説明する。
【0012】まず、商品3が外扉4に配設した選択ボタ
ンを押すことにより選択される(ステップ1)と、商品
選択信号が制御装置29に出力され制御装置29により
駆動モーター8を回転開始させ商品3を底壁13の上面
に送出する(ステップ2)。
【0013】また、ステップ2の開始と同時にスライド
ドアー19を開扉開始し、スライドドアー19の開扉終
了信号が制御装置29に出力されると制御装置29によ
りスライドドアー19の動作を停止させる。この時、ス
ライドドアー19はシャッター装置18の最右側に待機
して庫内を開放している。更に、ステップ2の開始と同
時にレンジドアー25を開扉開始し、レンジドアー25
の開扉終了信号が制御装置29に出力されると制御装置
29によりレンジドアー25の動作を停止させる(ステ
ップ3)。
【0014】次に、スライドドアー19の開扉終了信号
が制御装置29に出力されると制御装置29により庫外
搬送装置21の作動を開始させて受渡しトレー20が上
昇を開始し、最上停止位置信号が制御装置29に出力さ
れると制御装置29により庫外搬送装置21を停止させ
て受渡しトレー20を開口部14近傍に停止させる(ス
テップ4)。尚、受渡しトレー20が最上位置に到達す
る以前に停止検知装置12が作動してその検知信号が制
御装置29に出力されると制御装置29により駆動モー
ター8を停止させる(ステップ2)。
【0015】次に、庫外搬送装置21の最上停止位置信
号が制御装置29に出力されると、制御装置29により
前後押し部材16を前方に移動開始させて、ステップ2
で底壁13上に送出された商品3を底壁13上を滑らせ
て前方に移動開始し、前後押し部材16の前停止信号が
制御装置29に出力されると、制御装置29により前後
押し部材16を最前部に停止させる。また、前後押し部
材16の前停止信号が制御装置29に出力されると、制
御装置29により各左右押し部材17を開口部14に向
けて移動開始させて、前後押し部材16によって前方に
移動した商品3を底壁13上を滑らせて開口部14に向
けて移動開始し、左右押し部材17の内側停止信号が制
御装置29に出力されると、制御装置29により左右押
し部材17を開口部14近傍に停止させ、商品3を受渡
しトレー20上に移載する(ステップ5)。
【0016】次に、左右押し部材17の内側停止信号が
制御装置29に出力されると、制御装置29により庫外
搬送装置21の作動を開始させて受渡しトレー20が下
降を開始する(ステップ6)。次に受渡しトレー20が
下降を開始して販売口5位置の検知信号が制御装置29
に出力されると制御装置29によりスライドドアー19
を閉扉開始し、スライドドアー19の閉扉終了信号が制
御装置29に出力されると制御装置29によりスライド
ドアー19の動作を停止させる。この時、スライドドア
ー19はシャッター装置18の最左側に待機して庫内を
閉鎖している(ステップ7)。
【0017】また、ステップ7の開始と同時に各左右押
し部材17を自販機本体1の各側面に向けて移動(復帰
動作)開始させて、左右押し部材17の外側停止信号が
制御装置29に出力されると、制御装置29により左右
押し部材17を自販機本体1の各側面寄りの位置(販売
待機位置)に停止させる。更に、左右押し部材17の外
側停止信号が制御装置29に出力されると、制御装置2
9により前後押し部材16を後方に移動(復帰動作)開
始させて、待機位置検知装置23が作動してその検知信
号が制御装置29に出力されると、制御装置29により
前後押し部材16を最後部(販売待機位置)に停止させ
る(ステップ8)。
【0018】ステップ7で販売口5位置を通過した受渡
しトレー20は更に下降を継続し、商品3を載置したま
まトレーラック26の位置でトレー載置部22から脱出
しトレーラック26に移載され、トレー載置部22は更
に下降を継続して最下停止位置信号が制御装置29に出
力されると制御装置29により庫外搬送装置21を停止
させてトレー載置部22をレンジドアー25の開閉域下
方に停止させる(ステップ6)。
【0019】次に、トレー載置部22の最下停止位置信
号が制御装置29に出力されると制御装置29によりレ
ンジドアー25を閉扉開始し、レンジドアー25の閉扉
終了信号が制御装置29に出力されると制御装置29に
よりレンジドアー25の動作を停止させ、レンジドアー
25は閉扉を完了すると共に受渡しトレー20上に載置
されている商品3を電子レンジ24内に搬入する。レン
ジドアー25の閉扉終了信号が制御装置29に出力され
ると制御装置29により電子レンジ24に商品3の加熱
調理を開始させ、所定の加熱時間が経過すると電子レン
ジ24は加熱を停止する(ステップ9)。
【0020】次に、所定加熱時間の経過信号が制御装置
29に出力されると制御装置29によりレンジドアー2
5を開扉開始し、レンジドアー25の開扉終了信号が制
御装置29に出力されると制御装置29によりレンジド
アー25の動作を停止させ、レンジドアー25は開扉を
完了すると共に受渡しトレー20上に載置されている調
理済みの商品3を電子レンジ24外に搬出する(ステッ
プ10)。次にレンジドアー25の開扉終了信号が制御
装置29に出力されると制御装置29により庫外搬送装
置21の作動を開始させてトレー載置部22を上昇開始
し、トレーラック26に載置されている受渡しトレー2
0は調理済みの商品3を載置したままトレーラック26
から脱出しトレー載置部22に移載され、そのまま上昇
を継続して販売口5位置の検知信号が制御装置29に出
力されると制御装置29により庫外搬送装置21を停止
させて受渡しトレー20を販売口5位置に停止させる
(ステップ11)。
【0021】最後に、販売口5位置の検知信号が制御装
置29に出力されると制御装置29により押片28を前
方に移動開始させて、受渡しトレー20上に載置された
調理済みの商品3を受渡しトレー20上を滑らせて前方
に移動開始し、押片28の前停止信号が制御装置29に
出力されると、制御装置29により押片28を最前部に
停止させ、調理済みの商品3を販売口5に搬出する。ま
た、同時に販売口5位置の検知信号が制御装置29に出
力されると制御装置29によりレンジドアー25を閉扉
開始し、レンジドアー25の閉扉終了信号が制御装置2
9に出力されると制御装置29によりレンジドアー25
の動作を停止させ、レンジドアー25は閉扉を完了する
(ステップ12)。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、ハウジング7内の中央に設けられた仕切板
10がハウジング7を2分しその各側の商品通路幅aが
商品3の幅bよりも大きく設定されており、商品収納コ
ラム6の幅は2×bよりも大きい寸法を必要としたた
め、商品収納コラム6の幅は商品3の幅bによって限定
され、幅bの大きい商品3を販売する場合どうしても商
品収納コラム6を大型化しなければならず、その結果自
動販売機本体1も大型化になり、運搬や設置の作業に困
難を伴い、設置が規制されたり、また商品3の収納効率
を悪化せるという欠点があった。
【0023】本発明は従来の課題を解決するもので、商
品収納コラムの幅は商品の幅bによって限定されること
なく商品収納コラムの幅は2×bよりも小さい寸法でも
構成できる自動販売機の商品搬出装置を提供することを
目的とする。
【0024】また、上記従来の構成は、商品3が商品収
納コラム6から送出されるとき、商品3はスパイラル9
下端が商品3を切り離し始める部分から底壁13上に落
ち始めるため、商品3のスパイラル9下端が切り離し終
わる部分が商品収納コラム6内に引っかかり、商品3は
底壁13上に完全に落下しない状態で前後押し部材16
が前方に移動して商品3が詰まるという欠点があった。
【0025】本発明の他の目的は、商品が商品収納コラ
ムから送出されるとき、商品はスパイラル下端が商品を
切り離し始める部分から底壁上に落ち始めないで、スパ
イラル下端が商品を切り離し終わる時に商品全体がほぼ
同時に底壁上に完全に落下することにより商品の送出不
良を防止することである。
【0026】さらに、上記従来の構成は、商品3が商品
収納コラム6から送出されるとき、商品3はスパイラル
9下端が商品3を切り離し始める部分から底壁13上に
落ち始めるため、商品3のスパイラル9下端が切り離し
終わる部分が商品収納コラム6内に引っかかり、商品3
は底壁13上に完全に落下しない状態で前後押し部材1
6が前方に移動して商品3が詰まるという欠点があっ
た。
【0027】本発明のさらに他の目的は、商品が商品収
納コラムから送出されるとき、たとえ、商品のスパイラ
ル下端が切り離し終わる部分が商品収納コラム内に引っ
かかり、商品は底壁上に完全に落下しない状態になって
も、詰まることなく正常に搬送され商品の送出不良を防
止することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の自動販売機の商品搬出装置は、商品収納コラム
の外殻をなす箱体状のハウジングと、前記ハウジング内
の中央に設けられ前記ハウジングを2分した仕切板と、
前記ハウジング内の中央に設けられ上下に走る螺旋辺間
に商品が1個ずつ収納され180゜回転して最下段の商
品を順次1個ずつ送出するスパイラルと、前記ハウジン
グの上部に設けられ前記スパイラルと連結して前記スパ
イラルを駆動する駆動装置とからなり、前記ハウジング
内の前記仕切板を中心として、商品を左右2列に、かつ
前記仕切板に向かって斜めに収納するように構成されて
いる。
【0029】また、スパイラル下端が商品を切り離し始
める側のハウジング内側壁に最下段商品の後方を支持す
る位置に設け商品との接触部分に傾斜面を備えた略L字
形の商品支持部材を備えた構成となっている。
【0030】さらに、停止検知装置と待機位置検知装置
からの検知信号により駆動装置の動作と前後押し部材の
動作を制御する制御装置とを備え、商品販売動作に入っ
た後制御装置により駆動装置が作動し収納商品が商品収
納コラムの下端から送出した後、停止検知装置の作動に
より駆動装置の動作が停止する。その後、前後押し部材
が搬送方向に作動して数秒後に一時停止し逆方向に作動
して待機位置検知装置の作動により前後押し部材が待機
位置で一時停止した後、再び前後押し部材が搬送方向に
作動して商品を搬送させる構成となっている。
【0031】
【作用】本発明の自動販売機の商品搬出装置は、ハウジ
ング内の中央に設けられた仕切板がハウジングを2分し
その各側の商品通路幅が商品の幅よりも小さく設定し、
商品はスパイラルの螺旋辺間に斜めに傾けて収納するの
で、商品収納コラムの幅は商品の幅によって限定される
ことなく商品収納コラムの幅は2×bよりも小さい寸法
でも構成できることとなる。
【0032】また、スパイラル下端が商品を切り離し始
める側のハウジング内側壁に最下段商品を支持する位置
に設け商品との接触部分に傾斜面を備えた略L字形の商
品支持部材を設けるので、商品が商品収納コラムから送
出されるとき、商品のスパイラル下端が切り離し始める
部分が商品支持部材に支持されており底壁上に落ち始め
ないで、スパイラル下端が商品を切り離し終わると同時
に商品支持部材の傾斜面から離脱するため、商品全体が
ほぼ同時に底壁上に完全に落下して商品の送出不良を防
止することとなる。
【0033】さらに、駆動装置の動作が停止し、前後押
し部材が搬送方向に作動して数秒後に一時停止し逆方向
に作動して待機位置検知装置の作動により前後押し部材
が待機位置で一時停止した後、再び前後押し部材が搬送
方向に作動して商品を搬送させる制御なので、たとえ、
商品のスパイラル下端が切り離し終わる部分が商品収納
コラム内に引っかかり、商品は底壁上に完全に落下しな
い状態になっても、前後押し部材が搬送方向に作動して
数秒後に一時停止し逆方向に作動したときに、商品は前
後押し部材に少し押し出されることによって、商品収納
コラム内から離脱し底壁上に完全に落下するため、詰ま
ることなく正常に搬送され商品の送出不良を防止するこ
ととなる。
【0034】
【実施例】以下、本発明による自動販売機の商品搬出装
置の第1の実施例について、図面を参照しながら説明す
る。なお、従来と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0035】図1は、本発明の第1の実施例による自動
販売機の商品搬出装置の商品収納コラムの正面図であ
る。
【0036】図1において、1は自動販売機本体、2は
収納庫、3は商品、4は外扉、5は販売口、6は商品収
納コラム、8は駆動モーター、9はスパイラル、12は
停止検知装置、13は底壁、14は開口部、15は庫内
搬送装置、16は前後押し部材、17は左右押し部材、
18はシャッター装置、19はスライドドアー、20は
受渡しトレー、21は庫外搬送装置、22はトレー載置
部、23は待機位置検知装置、24は電子レンジ、25
はレンジドアー、26はトレーラック、27はデリバリ
ープッシャー装置、28は押片、29は制御装置で図8
の構成と同じものである。30は商品収納コラム6の外
殻をなしその幅が従来の幅よりも小型化した箱体状のハ
ウジングである。31はハウジング30内の中央に設け
られハウジング30を2分しその各側の商品通路幅aが
商品3の幅bよりも小さく設定した仕切板である。
【0037】以上のように構成された自動販売機の商品
搬出装置について、以下その動作を説明する。
【0038】まず、商品収納コラム6に商品3を収納す
るとき、ハウジング30内の中央に設けられた仕切板3
1がハウジング30を2分しその各側の商品通路幅aを
商品3の幅bよりも小さく設定しているので、商品収納
コラム6の正面から見て商品3は斜めに傾けた状態でス
パイラル9の螺旋辺間に収納される。
【0039】以上のように本実施例の自動販売機の商品
搬出装置は、商品収納コラム6の外殻をなしその幅が従
来の幅よりも小型化した箱体状のハウジング30と、ハ
ウジング30内の中央に設けられハウジング30を2分
しその各側の商品通路幅aが商品3の幅bよりも小さく
設定した仕切板31とから構成されているので、商品3
はスパイラル9の螺旋辺間に斜めに傾けて収納し、商品
収納コラム6の幅は商品3の幅によって限定されること
なく商品収納コラム6の幅は2×bよりも小さい寸法で
も構成できるため、商品収納コラム6は小型化すること
ができ、その結果自動販売機本体1も小型化することが
できて、運搬や設置の作業は容易になり、狭い設置場所
でも設置が規制されることもなく、また商品3の収納効
率も向上するのでオペレートを省力化することもでき
る。
【0040】次に、本発明による自動販売機の商品搬出
装置の第2の実施例について、図面を参照しながら説明
する。なお、第1の実施例と同一構成については、同一
符号を付して詳細な説明は省略する。
【0041】図2は本発明の第2の実施例による自動販
売機の商品搬出装置の商品収納コラム下部の部分斜視
図、図3は同実施例の商品の挙動を示す部分側面断面図
である。
【0042】同図において、1は自動販売機本体、2は
収納庫、3は商品、4は外扉、5は販売口、6は商品収
納コラム、8は駆動モーター、9はスパイラル、12は
停止検知装置、13は底壁、14は開口部、15は庫内
搬送装置、16は前後押し部材、17は左右押し部材、
18はシャッター装置、19はスライドドアー、20は
受渡しトレー、21は庫外搬送装置、22はトレー載置
部、23は待機位置検知装置、24は電子レンジ、25
はレンジドアー、26はトレーラック、27はデリバリ
ープッシャー装置、28は押片、29は制御装置、30
はハウジング、31は仕切板で図1の構成と同じもので
ある。32はスパイラル9下端が商品3を切り離し始め
る側のハウジング30内左側壁に最下段商品3の後方を
支持する位置に設け商品との接触部分に傾斜面を備えた
略L字形の商品支持部材である。
【0043】以上のように構成された自動販売機の商品
搬出装置について、以下その動作を説明する。
【0044】まず、商品3が外扉4に配設した選択ボタ
ンを押すことにより選択されると、駆動モーター8がス
パイラル9を回転開始し、最下段商品3の後方はスパイ
ラル9下端が商品3を切り離し始めても商品支持部材3
2に支持されて底壁13上に落ち始めないで販売待機状
態を維持する。即ち、商品3はスパイラル9下端と商品
支持部材32と仕切板31とによって支持される状態を
保つ。そして、スパイラル9の回転が進行し、スパイラ
ル9下端が商品3を切り離し終わるその瞬間に、商品3
はスパイラル9下端から離脱し同時に商品支持部材32
の傾斜面からも離脱して仕切板31に案内されて、商品
3全体がほぼ同時に底壁13上に完全に落下する。その
後、庫内搬送装置15に備えられた前後押し部材16が
前方に移動開始して、底壁13上に送出された商品3を
底壁13上を滑らせて前方に移動開始する。
【0045】以上のように本実施例の自動販売機の商品
搬出装置は、スパイラル9下端が商品3を切り離し始め
る側のハウジング30内左側壁に最下段商品3の後方を
支持する位置に設け商品との接触部分に傾斜面を備えた
略L字形の商品支持部材32から構成されているので、
商品3全体がほぼ同時に底壁13上に完全に落下して商
品3の送出不良を防止することができる。
【0046】さらに、本発明による自動販売機の商品搬
出装置の第3の実施例について、図面を参照しながら説
明する。なお、第1、第2の実施例と同一構成について
は、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0047】図4は本発明の第3の実施例による自動販
売機の商品搬出制御装置の機能ブロック図、図5は同実
施例の動作を示すフローチャート、図6は同実施例の内
部構造を示す斜視図である。
【0048】図4、図6において、1は自動販売機本
体、2は収納庫、3は商品、4は外扉、5は販売口、6
は商品収納コラム、8は駆動モーター、9はスパイラ
ル、12は停止検知装置、13は底壁、14は開口部、
15は庫内搬送装置、16は前後押し部材、17は左右
押し部材、18はシャッター装置、19はスライドドア
ー、20は受渡しトレー、21は庫外搬送装置、22は
トレー載置部、23は待機位置検知装置、24は電子レ
ンジ、25はレンジドアー、26はトレーラック、27
はデリバリープッシャー装置、28は押片、30はハウ
ジング、31は仕切板、32は商品支持部材で図1、図
2、図3の構成と同じものである。33は各搬送装置に
備えられた各検知装置の検知信号を基に商品収納コラム
6を初めとする各搬送装置の動作制御及び、貨幣判別、
商品選択判別、表示制御等の自動販売機全体を制御する
制御装置である。
【0049】以上のように構成された自動販売機の商品
搬出装置について、以下その動作を図5のフローチャー
トをもとにして説明する。
【0050】まず、商品3が外扉4に配設した選択ボタ
ンを押すことにより選択される(ステップ1)と、商品
選択信号が制御装置33に出力され制御装置33により
駆動モーター8を回転開始させ商品3を底壁13の上面
に送出する。このとき、商品3のスパイラル9下端が切
り離し終わる部分が商品収納コラム6内に引っかかり、
商品3は底壁13上に完全に落下しない状態となる。受
渡しトレー20が最上位置に到達する以前に停止検知装
置12が作動してその検知信号が制御装置33に出力さ
れると制御装置33により駆動モーター8を停止させる
(ステップ2)。
【0051】庫外搬送装置21の最上停止位置信号が制
御装置33に出力される(ステップ4)と、制御装置3
3により前後押し部材16を前方に移動開始させ(ステ
ップ5−1)、数秒後に一時停止し(ステップ5−2)
逆方向に作動して待機位置検知装置23が作動してその
検知信号が制御装置33に出力されると制御装置33に
より前後押し部材16を待機位置で一時停止させる。こ
のとき、商品3は前後押し部材16に少し押し出される
ことによって、商品収納コラム6内から離脱し底壁13
上に完全に落下する(ステップ5−3)。そして、制御
装置33により再び前後押し部材16を搬送方向に作動
させ商品3を底壁13上に滑らせて前方に移動開始する
(ステップ5−4)。
【0052】以上のように本実施例の自動販売機の商品
搬出装置は、各搬送装置に備えられた各検知装置の検知
信号を基に商品収納コラム6を初めとする各搬送装置の
動作制御及び、貨幣判別、商品選択判別、表示制御等の
自動販売機全体を制御する制御装置33を備え、駆動モ
ーター8の動作が停止し、前後押し部材16が搬送方向
に作動して数秒後に一時停止し逆方向に作動して待機位
置検知装置23の作動により前後押し部材16が待機位
置で一時停止した後、再び前後押し部材16が搬送方向
に作動して商品3を搬送させる制御なので、たとえ、商
品3のスパイラル9下端が切り離し終わる部分が商品収
納コラム6内に引っかかり、商品3は底壁13上に完全
に落下しない状態になっても、前後押し部材16が搬送
方向に作動して数秒後に一時停止し逆方向に作動したと
きに、商品3は前後押し部材16に少し押し出されるこ
とによって、商品収納コラム6内から離脱し底壁13上
に完全に落下するため、詰まることなく正常に搬送され
商品の送出不良を防止することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、商品収納
コラムの外殻をなす箱体状のハウジングと、ハウジング
内の中央に設けられハウジングを2分した仕切板と前記
ハウジング内の中央に設けられ上下に走る螺旋辺間に商
品が1個ずつ収納され180゜回転して最下段の商品を
順次1個ずつ送出するスパイラルと、前記ハウジングの
上部に設けられ前記スパイラルと連結して前記スパイラ
ルを駆動する駆動装置とからなり、前記ハウジング内の
前記仕切板を中心として、商品を左右2列に、かつ前記
仕切板に向かって斜めに収納する自動販売機の商品搬出
装置を構成するので、商品はスパイラルの螺旋辺間に斜
めに傾けて収納し、商品収納コラムの幅は商品の幅によ
って限定されることなく商品収納コラムの幅は2×bよ
りも小さい寸法でも構成できるため、商品収納コラムは
小型化することができ、その結果自動販売機本体も小型
化することができて、運搬や設置の作業は容易になり、
狭い設置場所でも設置が規制されることもなく、また商
品の収納効率も向上するのでオペレートを省力化するこ
ともできる。
【0054】また、スパイラル下端が商品を切り離し始
める側のハウジング内側壁に最下段商品の後方を支持す
る位置に設け商品との接触部分に傾斜面を備えた略L字
形の商品支持部材を備えることにより、商品全体がほぼ
同時に底壁上に完全に落下して商品の送出不良を防止す
ることができる。
【0055】さらに、各搬送装置に備えられた各検知装
置の検知信号を基に商品収納コラムを初めとする各搬送
装置の動作制御及び、貨幣判別、商品選択判別、表示制
御等の自動販売機全体を制御する制御装置を備え、駆動
装置の動作が停止し、前後押し部材が搬送方向に作動し
て数秒後に一時停止し逆方向に作動して待機位置検知装
置の作動により前後押し部材が待機位置で一時停止した
後、再び前後押し部材が搬送方向に作動して商品を搬送
させる制御なので、たとえ、商品のスパイラル下端が切
り離し終わる部分が商品収納コラム内に引っかかり、商
品は底壁上に完全に落下しない状態になっても、前後押
し部材が搬送方向に作動して数秒後に一時停止し逆方向
に作動したときに、商品は前後押し部材に少し押し出さ
れることによって、商品収納コラム内から離脱し底壁上
に完全に落下するため、詰まることなく正常に搬送され
商品の送出不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動販売機の商品搬出装置の第1
の実施例の商品収納コラムの正面図
【図2】本発明による自動販売機の商品搬出装置の第2
の実施例の商品収納コラム下部の部分斜視図
【図3】同実施例の自動販売機の商品搬出装置の商品の
挙動を示す部分側面断面図
【図4】本発明による自動販売機の商品搬出装置の第3
の実施例の機能ブロック図
【図5】同実施例の自動販売機の商品搬出装置の動作を
示すフローチャート
【図6】同実施例の自動販売機の商品搬出装置の内部構
造を示す斜視図
【図7】従来の自動販売機の商品搬出装置の商品収納コ
ラムの正面図
【図8】従来の自動販売機の商品搬出装置の一部破断縦
断側面図
【図9】従来の自動販売機の商品搬出装置の動作を示す
フローチャート
【符号の説明】
2 収納庫 6 商品収納コラム 8 駆動モーター 9 スパイラル 13 底壁 14 開口部 15 庫内搬送装置 30 ハウジング 31 仕切板 32 商品支持部材 33 制御装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内を冷却される本体収納庫と、前記本
    体収納庫内に複数個設けられ商品を多数収納して下端か
    ら商品を1個ずつ送出する商品収納コラムと、前記商品
    収納コラムの外殻をなす箱体状のハウジングと、前記ハ
    ウジング内の中央に設けられ前記ハウジングを2分し
    仕切板と、前記ハウジング内の中央に設けられ上下に走
    る螺旋辺間に商品が1個ずつ収納され180゜回転して
    最下段の商品を順次1個ずつ送出するスパイラルと、前
    記ハウジングの上部に設けられ前記スパイラルと連結し
    て前記スパイラルを駆動する駆動装置とからなり、前記
    ハウジング内の前記仕切板を中心として、商品を左右2
    列に、かつ前記仕切板に向かって斜めに収納することを
    特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 【請求項2】 スパイラル下端が商品を切り離し始める
    側のハウジング内側壁に最下段商品の後方を支持する位
    置に設け商品との接触部分に傾斜面を備えた略L字形の
    商品支持部材と、商品収納コラムの直下に配置し前記商
    品収納コラムの下端から送出された商品を受け止める底
    壁と、前記底壁の近傍に設けられ商品を庫内から庫外へ
    導く開口部と、前記底壁上の商品を前記開口部に移送す
    る庫内搬送装置とを備えた請求項1記載の自動販売機の
    商品搬出装置。
  3. 【請求項3】 各搬送装置に備えられた各検知装置の検
    知信号を基に商品収納コラムを初めとする各搬送装置の
    動作制御及び、貨幣判別、商品選択判別、表示制御等の
    自動販売機全体を制御する制御装置を備え、商品販売動
    作に入った後前記制御装置により駆動装置が作動し収納
    商品が前記商品収納コラムの下端から送出した後、停止
    検知装置の作動により前記駆動装置の動作が停止する。
    その後、前後押し部材が搬送方向に作動して数秒後に一
    時停止し逆方向に作動して待機位置検知装置の作動によ
    り前記前後押し部材が待機位置で一時停止した後、再び
    前記前後押し部材が搬送方向に作動して商品を搬送する
    ことを特徴とした請求項1または2記載の自動販売機の
    商品搬出装置。
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