JPH08234830A - オペレーション装置 - Google Patents

オペレーション装置

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JPH08234830A
JPH08234830A JP3398095A JP3398095A JPH08234830A JP H08234830 A JPH08234830 A JP H08234830A JP 3398095 A JP3398095 A JP 3398095A JP 3398095 A JP3398095 A JP 3398095A JP H08234830 A JPH08234830 A JP H08234830A
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system diagram
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JP3398095A
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Satomi Kaneko
里美 金子
Masuo Yamazaki
益男 山崎
Katsutoshi Masuda
克利 増田
Kiyokazu Takeuchi
清和 竹内
Yasuhiro Kano
泰宏 加納
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Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転員の操作感覚を高め得るオペレーション
装置を提供する。 【構成】 通常のオペレーション装置に現場操作端の映
像を入力する複数の映像入力装置50と、操作端ごとに
映像入力装置種別と映像インデックスを記憶する映像割
付テーブル51と、映像インデックスごとに映像目標位
置座標を記憶する映像位置情報テーブル52と、選択し
た操作端を映す映像入力装置及び映像目標位置座標を判
定する映像判定手段53と、判定した映像入力装置の現
在位置と目標位置とを比較して動作分を映像入力装置5
0へ出力し、この映像入力装置50から映像を入力する
映像切換処理手段54と、この映像を表示か消去かを判
定する映像表示要求処理手段55と、映像表示要求と併
せて映像ウィンドウの表示情報を出力する映像ウィンド
ウ表示手段56と、映像表示要求により操作用系統図に
映像を重ねてCRT表示装置2へ出力する画像合成処理
手段57を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント状態を映像や
音響により監視しながら、表示装置および入力装置を用
い、プラントの操作を行うオペレーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】工業プラントの運転操作は、プラント補
機が設置されている現場でプラント状態を監視しながら
の現場操作方式から移行して、中央操作室等の遠隔地よ
り集中的に監視・操作する集中監視操作方式が、運転員
の負荷軽減や運転員の人数の削減、プラント操作の迅速
化等を目的として採用されることが一般化している。
【0003】このような集中監視操作のために、プラン
ト機器が配置されている現場には、プラント状態量測定
のためのセンサやバルブ開閉といった補機状態の検出の
ためのスイッチ類、補機の遠隔操作のための駆動装置が
設置されている。一方、中央操作室にはセンサにより計
測されたプラント状態量を表示するメータ等の表示器や
補機状態を示すランプ類、補機起動・停止操作のための
スイッチ等の操作器が監視操作盤上に配置され、これに
より中央操作室にて温度・圧力等のプラント状態量や補
機の状態を監視しながら操作することができるようにな
っている。
【0004】しかしながら、このような方法では、対象
プラントの巨大化や複雑化につれて表示器および操作器
の数が増大したために、監視操作盤の巨大化や運転員の
負担増をもたらし、経済性・操作性の問題が出てきた。
【0005】このような問題を解決する方法の一つとし
て、プラント運転に計算機を応用した監視制御システム
が使用されるようになってきた。この監視制御システム
のマンマシンインターフェイスとしては、一般にCRT
等の表示装置が用いられており、漢字表示やグラフィッ
ク表示が可能なCRT表示装置等の表示装置や種々の入
力装置が開発されるにいたって、その操作性は監視操作
盤によるそれと同等以上のレベルになってきた。
【0006】このようにして、近年では監視操作盤に代
わり、CRT表示装置等の表示装置およびタッチスクリ
ーンや表示装置の卓上に配置されたキーボード等の入力
装置の組み合わせによるものが用いられるようになって
きた。以下、これをオペレーション装置と呼ぶ。
【0007】中央操作室からの操作が一般化するなか
で、プラント機器が配置されている現場の監視のために
は、ITV等の構内テレビジョン(以下、単にITVと
称す。)を設け、プラント内の必要箇所にITVカメラ
を、また中央操作室にITVモニタを設置し、状況によ
りカメラを切換えつつ、現場の監視を行っている。この
場合、現場に設置されている複数のカメラのオン/オ
フ、カメラの撮影方向変更、撮影エリアのズーム操作等
はITVモニタの画像を見ながら、中央操作室から調整
するものである。
【0008】このような状況下で運転員は中央操作室に
おいて監視操作盤上に配置された表示器・ランプ類でプ
ラント状態を監視しつつ、プラントの運転状態に応じた
補機の操作を行っていくが、必要によってはこれから行
う操作項目に関連する現場を映した映像をITVモニタ
に出力し、実際の補機の動作状況を視覚的にも監視しな
がらの補機操作も行われる。
【0009】さらに近年、このような画像情報に加え
て、音声情報をプラント運転に取り入れる例が見られる
ようになってきており、プラント運転の主要イベント時
に、その旨を予め録音された音声文章をプラント運転状
態に応じて、自動的にその状況に適した文章を館内放送
する音声通報とか、またプラント補機の動作音を監視す
る補機動作音監視といった事例が見受けられる。
【0010】以下、従来のオペレーション装置の主要機
能、並びにITV装置、音声通報装置、補機動作音監視
装置について図を参照しながら説明する。
【0011】図57は従来のオペレーション装置の主要
部1の構成例を示すもので、CRT表示装置2とタッチ
入力装置3およびキーボード入力装置4を備えている。
【0012】CRT表示装置2は、操作用系統図、例え
ば図58に示すような操作用系統図画面Aを表示する。
運転員は特定の操作端に対して操作を行う際には、その
操作端の現在状態の確認や、その操作端周辺のプロセス
量や関連する機器の運転状態を監視しながら操作を行う
必要がある。このためオペレーション装置では操作端操
作時のプラント監視をサポートするため、プラント系統
図に1つまたは2つの操作端の操作端情報を重ねて表示
し、プラント系統図を監視しながら操作端が操作できる
ような機能を持っているのが一般的である。以下、この
機能を持った系統図を操作用系統図と呼ぶ。
【0013】タッチ入力装置2は、操作しようとする操
作端の選択および当該操作端に対してどのような操作
(例えば回転補機に対し起動指令を出す)を行うかを指
示する際に用いられるもので、運転員が画面上をタッチ
したとき、その位置の座標(X軸・Y軸)を検出し、そ
の座標情報を入力処理手段5へ伝える。
【0014】入力処理手段5は、タッチ入力装置2から
の座標情報が操作端の選択情報であることを判定する
と、その座標データを操作用系統図表示手段6に渡す。
【0015】操作用系統図表示手段6では、その詳細構
成を図59に示すように、操作端選択処理部6aが入力
処理手段5からの座標データ(X、Y)を入力し、系統
図操作端割付テーブル7を参照して、表示中の操作用系
統図からこれから操作しようとする操作端の操作端タグ
番号を得て、選択中操作端タグ番号記憶部6bにその操
作端番号を記憶するとともに、操作フレーム処理部6c
を起動する。図60に系統図操作端割付テーブル7のデ
ータ構成例を示す。操作フレーム処理部6cは操作端情
報を表示するため、操作端情報テーブル8とプロセス量
データテーブル9を参照して、その操作端の操作フレー
ムを操作用系統図上に重ねて、図58に示すような操作
用系統図画面Aを送信処理部6dを介してCRT表示装
置2へ表示する。図58の操作用系統図画面Aにおい
て、符号10aは操作端の選択エリア、10bは選択エ
リア10aの操作端に対応する操作フレームである。
【0016】図61は、操作端情報テーブル8のデータ
構造を示したものである。操作端情報テーブル8はオペ
レーション装置から操作する各操作端についての情報を
記憶したもので、各々の操作端についてタグ番号・操作
端名称・プロセス量データテーブル9を参照するために
必要なその操作端に関連する入力点のタグ番号、出力点
のタグ番号を記憶している。
【0017】図62は、プロセス量データテーブル9の
データ構造を示したものである。プロセス量データテー
ブル9はアナログ用9a とデジタル9b の2つに分割さ
れているが、それぞれ入力点のタグ番号順に、アナログ
用においては入力レンジ(上限)・入力レンジ(下限)
・値・単位・タグ番号、デジタル用においては値のみの
フィールドをもち、このうち、値のフィールドにはデー
タ入力処理手段11によりプラントの状態が一定時間間
隔で更新される。
【0018】入力処理手段5は、タッチ入力装置2から
の座標情報が操作端に対する操作指示であることを判定
すると、その座標データから操作項目を判別し機器操作
処理手段12に渡す。
【0019】機器操作処理手段12は、入力処理手段5
から渡された操作項目に基づいて、操作用系統図表示手
段6の選択中操作端タグ番号記憶部6bに記憶されてい
る操作端タグ番号をもとに図61に示すような操作端情
報テーブル8を参照して、出力データテーブル13の当
該操作端に対応する箇所への操作出力設定を行う。
【0020】図63は、この出力データテーブル13の
データ構造を示したものであり、テーブルはアナログ用
13a とデジタル用13b の2つに分割されているが、
それぞれ出力データのタグ番号順にデータ伝送手段14
を介して、制御装置15へ出力すべき操作出力値を格納
できる構造となっている。
【0021】データ伝送手段14は出力データテーブル
13の内容を制御装置15に送信する。
【0022】以上の処理によって、オペレーション装置
は運転員により選択された操作端について操作出力を行
うことができる。
【0023】また、データ入力処理手段11は制御装置
15よりデータ伝送手段14を介してプラント16内の
プロセス状態を伝送入力し、図62に示すようなプロセ
ス量データテーブル9に格納する。
【0024】操作用系統図表示手段6のさらに他の機能
について、図59を参照して説明する。
【0025】固定部表示処理部6eは系統図表示項目の
うち、配管や機器の外形を示すパターン等、色や形を変
化させる必要のない固定部分の情報を記憶した系統図固
定情報テーブル17を参照して系統図における固定部を
送信処理部6dを介してCRT表示装置2へ表示する。
【0026】プラント状態表示処理部6fは、系統図中
のプロセス量や弁の開閉といったリアルタイムに変化さ
せる項目の情報を記憶した系統図表示項目テーブル18
を参照しながら、プロセス量や機器状態を表示する。
【0027】図64は、従来のオペレーション装置に設
置されるITV装置の一例を示すもので、プラント内の
複数の現場にITVカメラ21が設置され、これにより
プラント内の構成機器、例えば電動機等の回転補機の運
転状態が映し出される。ITVカメラ21は、撮影方
向変更の遠隔操作、撮影エリアのズーム操作、といっ
た特徴をもつのが一般的である。
【0028】ITVモニタ22は、ITVカメラ21に
て撮影した画像を投影表示するものであり、画像情報は
有線ケーブルにて送信する方式が一般的である。
【0029】ITV制御装置23は、 複数のITVカメラ映像からITVモニタ22に表示
する画像を選択するチャンネルセレクト機能 選択されたITVカメラ21の撮影方向変更制御機能 選択されたITVカメラ21の撮影エリアのズーム操
作制御機能 上記機能に関する制御信号の受信機能 を持ち、運転員は操作パネル24上の押しボタン(P
B)を操作して上記の機能を要求する。
【0030】図65は、操作パネル24上のPBの配置
例を示したもので、チャンネルセレクトPB25、ズー
ムイン・ズームアウトPB26、方向調節PB27が配
置されている。このうちチャンネルセレクトPB25に
より、PB下部に示された当該チャンネルに対応するI
TVカメラ21の設置場所を確認してITVモニタへ表
示すべきプラントエリアを選択する。また、ズームイン
・ズームアウトPB26は、チャンネルセレクトPB2
5にて選択されたITVカメラ21のレンズの焦点距離
を連続的に変化させて表示エリアの大きさを調節するた
めに用いられる。さらに、方向調節PB27は、チャン
ネルセレクトPB25にて選択されたITVカメラ21
の撮影方向を上下、左右に変化させるためのものであ
る。
【0031】以上説明したように、このITV装置では
ITVカメラ21の操作を操作パネル24から行い、プ
ラント状態に応じた画面を選択する。
【0032】図66は、従来のオペレーション装置に設
置される音声通報装置の一例を示すもので、符号31は
ページング装置である。このページング装置31は、運
転員の肉声を入力する複数のハンドセット32、プラン
ト各エリアに設置されるページングスピーカ33およ
び、ハンドセット32や音声文章出力部34からの複数
の音声信号を受付け、音声入力の切換え、ページングス
ピーカ33への音声出力先の選択を行うページングコン
トロールアンプ35から構成される。
【0033】また、符号36は計算機であり、同計算機
がもつプロセス入出力装置や制御装置からのデータ通信
により入力したプラント状態量から、プラント状態を判
断しつつ、音声文章出力部34に対して、音声文章の出
力タイミングを指示するものである。音声文章出力部3
4は、計算機36からの音声出力タイミング信号を受け
て、予め音声文章出力部34に記憶されている音声文章
を実音声の形に変換して、ページングコントロールアン
プ35へ出力する。
【0034】音声文章出力部34における音声文章の記
憶方式には種々の方式があるが、最近では音声信号をデ
ジタル化してICメモリや磁気ディスク、光ディスクと
いったデジタル記憶媒体に記憶する方式が一般的であ
る。音声文章出力部34からの音声出力は専用のアン
プ、スピーカを介して例えば中央操作室に通報される場
合もあるが、この種の音声文章内容が種々の用途に使用
されるにつれて、プラント全体への音声通報手段として
広く使用されている館内放送(以下、ページング装置と
呼ぶ)に接続してプラント内に広く放送されるようにな
ってきた。
【0035】図67は、従来のオペレーション装置に設
置される補機動作音監視装置の一例を示すもので、複数
のマイクロフォン41が動作音を監視したいプラント補
機の近くに設置される。マイクロフォン41の選択は補
機動作音監視操作パネル42上のPB操作により行われ
る。図68は補機動作音監視操作パネル42の外形の一
例を示すもので、マイクロフォン41(A〜E)の選択
を行うPBと全てのマイクロフォン入力をオフさせるオ
フスイッチから構成されている。
【0036】補機動作音監視コントロールアンプ43
は、操作パネル42からのマイクロフォン選択信号に従
って、マイクロフォン41の入力を切換え、入力した音
響信号を増幅し補機動作音スピーカ44へ出力する。
【0037】上記装置のうち、マイクロフォン41は現
場の各補機の付近に設置され、補機動作音監視コントロ
ールアンプ43、補機動作音監視操作パネル42、補機
動作音スピーカ44は中央操作室に設置される。運転員
は、現場補機の動作音を確認したい場合、対象の現場補
機に対応するマイクロフォン41を補機動作音監視操作
パネル42より手動により選択することとなる。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
中央操作室からプラント補機の操作が可能となり、さら
にオペレーション装置の導入により、中央操作室内の機
器、とりわけ監視制御盤の設置スペースの削減、プラン
ト補機の操作性の向上、ひいては運転員負荷の軽減が可
能となっているが、その一方で監視レベルの向上や運転
員相互間のコミュニケーションの向上等のために、IT
V装置、音声通報装置、補機動作音監視装置といった機
器操作のための機器等、種々のマンマシンコミュニケー
ション機器が中央操作室に設置されるに至って、それぞ
れ独立して置かれた機器がそれぞれの操作方式をもって
いることもあり、中央操作室の配置やオペレーション装
置を用いた運転操作性の観点から次のような問題が発生
している。
【0039】(1)オペレーション操作にあたって、よ
り細かいレベルの監視や豊富な情報の提供が可能になっ
たが、いざこれから操作しようとする操作端に対して、
画像情報や音声情報を得ようとすると、これらを実現す
るための装置の操作のために運転員の数多くの動作を必
要とし、結果として必要な情報がタイムリーに入手でき
なかったり、実際の操作を行うまでに幾らかの時間を要
する。
【0040】(2)オペレーション装置の導入により、
監視盤上でこれから操作しようとする操作端に関する表
示器、スイッチの場所まで移動する必要はなくなった
が、オペレーション操作を行う表示装置の周囲にITV
装置、ページング装置および補機動作音監視装置等の操
作用スイッチ・ランプ類等の操作機器を設置せねばなら
ず、設置スペースの制約から、操作しにくい場所に配置
されたり、必要な機器を削減したりする必要がある。ま
た、種々の機器へ運転員は視線を絶えず移動せねばなら
ない等、運転員負荷の増大が考えられる。
【0041】(3)また、ITV装置による中央からの
監視やオペレーション化によって運転員自身が現場に行
く頻度が少なくなることにより、運転員が操作端の所要
を覚える機会が減り、操作の際の館内放送を行うとき、
放送すべきエリアの的確な選択ができないといったこと
が挙げられる。
【0042】(4)それに加えてITV装置、ページン
グ装置、補機動作音監視装置の各機器の操作はそれぞれ
の操作法があり、運転員はそれぞれの機器の操作方法を
よく学習する必要があり、または使用頻度の少ない機器
については、いざ使用する際に取扱い説明書を参照せざ
るを得ない場合や、誤動作を引き起こすことが考えられ
る。また、運転員の教育のために多大の時間を割く必要
があった。
【0043】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、オペレーション操作、およびこの操作に関
連する種々の関連情報の入手や運転員相互のコミュニケ
ーションといった関連操作を行うにあたって、操作時間
の短縮、誤動作の防止、運転操作マンマシン機器のスペ
ース削減、運転員の作業負荷の軽減、教育時間の短縮を
図ることができるオペレーション装置を提供することを
目的とする。
【0044】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の発明は、プラントの運転状況を表示する表示装置と、
この入力装置からの入力情報を判別し送信先を決定する
入力処理手段と、プラントからプラント状態を示すプラ
ントデータを入力するデータ入力処理手段と、この表示
装置上の表示情報から選択された情報および新たな情報
を入力する入力装置と、このデータ入力処理手段からの
プラントデータおよび入力処理手段からの入力情報に基
づいてプラント状態を示すプラント系統図もしくはこの
プラント系統図とともに所定のプラント機器を操作する
ための操作フレームを含む操作用系統図表示データを作
成し、表示装置に表示するよう出力する操作用系統図表
示手段と、表示装置に表示された操作フレームを用いて
機器操作がなされたとき入力処理手段から送られる機器
操作情報に基づいて当該プラント機器に対する操作指令
を出力する機器操作処理手段とを備え、プラント状態を
監視しながらプラント機器の手動操作が可能なオペレー
ション装置において、プラントの複数箇所に配置されプ
ラント機器の映像を入力する映像入力装置と、表示装置
に表示された操作用系統図から入力装置を介して操作し
たいプラント機器が選択されたとき、当該プラント機器
の映像を撮る映像入力装置を判定する映像判定手段と、
この映像判定手段によって判定された映像入力装置に対
して当該プラント機器の映像を撮る位置に駆動するよう
要求するとともに、当該映像入力装置からの映像を選択
し出力する映像切換処理手段と、表示装置に表示された
操作用系統図から入力装置を介して操作したいプラント
機器が選択されたとき、当該プラント機器の映像表示要
求を出力する映像ウィンドウ表示手段と、操作用系統図
表示手段から出力される操作用系統図表示データを入力
して表示装置に操作用系統図を表示し、映像ウィンドウ
表示手段から映像表示要求が出力されたときは操作用系
統図表示手段からの操作用系統図表示データに映像切換
処理手段からの映像データを合成して表示装置に合成画
面を表示する画像合成処理手段とを具備することを特徴
とする。
【0045】請求項2に記載の発明は、表示装置と、入
力装置と、入力処理手段と、データ入力処理手段と、操
作用系統図表示手段と、機器操作処理手段とを備え、プ
ラント状態を監視しながらプラント機器の手動操作が可
能なオペレーション装置において、プラントの複数箇所
に配置されプラント機器の映像を入力する映像入力装置
と、プラント機器ごとに対応する映像入力装置および目
標映像位置の情報を記憶する映像情報記憶手段と、表示
装置に表示された操作用系統図から入力装置を介してプ
ラント機器が選択されたとき、当該プラント機器の選択
情報に基づいて映像情報記憶手段から当該プラント機器
に対応する映像入力装置および目標映像位置の各情報を
取り出す映像判定手段と、この映像判定手段によって判
定された映像入力装置についてその現在位置を当該映像
入力装置から入力し、この現在位置と映像判定手段から
の目標映像位置とを比較して駆動要求信号を当該映像入
力装置へ出力するとともに、この駆動要求信号によって
目標映像位置に駆動された当該映像入力装置からの映像
を選択し出力する映像切換処理手段と、表示装置に表示
された操作用系統図から入力装置を介してプラント機器
が選択されたとき、当該プラント機器の選択情報に基づ
いて当該プラント機器の映像を表示装置に表示するかあ
るいは消去するかを判定する映像表示要求処理手段と、
この映像表示要求処理手段の判定結果に基づいて映像消
去要求あるいは映像ウィンドウの大きさおよび表示位置
を規定する映像ウィンドウ表示情報を含む映像表示要求
を出力する映像ウィンドウ表示手段と、操作用系統図表
示手段から出力される操作用系統図表示データを入力し
て表示装置に操作用系統図を表示し、映像ウィンドウ表
示手段から映像表示要求が出力されたとき映像ウィンド
ウ表示情報に基づいて操作用系統図表示手段からの操作
用系統図表示データと映像切換処理手段からの映像デー
タを合成して表示装置に合成画面を表示し、映像ウィン
ドウ表示手段から映像消去要求が出されたとき合成画面
から映像ウィンドウを消去する画像合成処理手段とを具
備することを特徴とする。
【0046】請求項3に記載の発明は、表示装置と、入
力装置と、入力処理手段と、データ入力処理手段と、操
作用系統図表示手段と、機器操作処理手段とを備え、プ
ラント状態を監視しながらプラント機器の手動操作が可
能なオペレーション装置において、操作用系統図表示手
段によって作成され表示装置に表示される操作フレーム
は、当該プラント機器の映像を表示するか否かを選択す
る映像表示選択項目を含み、プラントの複数箇所に配置
されプラント機器の映像を入力する映像入力装置と、表
示装置に表示された操作用系統図から入力装置を介して
操作したいプラント機器が選択されたとき、当該プラン
ト機器の映像を撮る映像入力装置を判定する映像判定手
段と、この映像判定手段によって判定された映像入力装
置に対して当該プラント機器の映像を撮る位置に駆動す
るよう要求するとともに、当該映像入力装置からの映像
を選択し出力する映像切換処理手段と、表示装置に表示
された操作フレーム内の映像表示選択項目により映像表
示要求がなされたとき、映像ウィンドウの大きさおよび
表示位置を規定する映像ウィンドウ表示情報を出力する
映像ウィンドウ表示手段と、操作用系統図表示手段から
出力される操作用系統図表示データを入力して表示装置
に操作用系統図を表示し、映像ウィンドウ表示手段から
映像ウィンドウ表示情報が出力されたときはこの映像ウ
ィンドウ表示情報に基づいて操作用系統図表示手段から
の操作用系統図データに映像切換処理手段からの映像デ
ータを合成して表示装置に合成画面を表示する画像合成
処理手段とを具備することを特徴とする。
【0047】請求項4に記載の発明は、表示装置と、入
力装置と、入力処理手段と、データ入力処理手段と、操
作用系統図表示手段と、機器操作処理手段とを備え、プ
ラント状態を監視しながらプラント機器の手動操作が可
能なオペレーション装置において、前記操作用系統図表
示手段によって作成され前記表示装置に表示される操作
フレームは、当該プラント機器の映像を表示するか否か
を選択する映像表示選択項目を含み、プラントの複数箇
所に配置されプラント機器の映像を入力する映像入力装
置と、プラント機器ごとに対応する映像入力装置および
目標映像位置の情報を記憶する映像情報記憶手段と、表
示装置に表示された操作用系統図から入力装置を介して
操作したいプラント機器が選択されたとき、当該プラン
ト機器情報に基づいて映像情報記憶手段から当該プラン
ト機器に対応する映像入力装置および目標映像位置の各
情報を取り出す映像判定手段と、この映像判定手段によ
って判定された映像入力装置についてその現在位置を当
該映像入力装置から入力し、この現在位置と映像判定手
段からの目標映像位置とを比較して駆動要求信号を当該
映像入力装置へ出力するとともに、この駆動要求信号に
よって目標映像位置に駆動された当該映像入力装置から
の映像を選択し出力する映像切換処理手段と、表示装置
に表示された操作フレーム内の映像表示選択項目により
映像表示要求がなされたとき、映像ウィンドウの大きさ
および表示位置を規定する映像ウィンドウ表示情報を出
力する映像ウィンドウ表示手段と、操作用系統図表示手
段から出力される操作用系統図表示データを入力して表
示装置に操作用系統図を表示し、映像ウィンドウ表示手
段から映像ウィンドウ表示情報が出力されたときはこの
映像ウィンドウ表示情報に基づいて操作用系統図表示手
段からの操作用系統図表示データに映像切換処理手段か
らの映像データを合成して表示装置に合成画面を表示す
る画像合成処理手段とを具備することを特徴とする。
【0048】請求項5に記載の発明は、上記構成のオペ
レーション装置において、表示装置に表示された操作フ
レーム内に設けられた映像表示選択項目により映像表示
要求がなされたとき当該プラント機器の映像表示をオン
とし、映像表示選択項目により映像消去要求がなされた
とき当該プラント機器の映像表示をオフとする映像オン
オフ情報を出力する映像操作処理手段と、この映像操作
処理手段によって設定された各プラント機器の映像オン
オフ情報に基づいて、表示装置に表示されている操作フ
レームのプラント機器について映像を表示するか否かを
判定し、判定結果を映像ウィンドウ表示手段に出力する
操作フレーム映像表示要求処理手段とをさらに具備する
ことを特徴とする。
【0049】請求項6に記載の発明は、上記構成のオペ
レーション装置において、映像入力装置が、プラント機
器の映像を取り込み映像切換処理手段に出力する映像入
力手段と、当該映像入力装置の現在の映像入力位置を判
定し映像切換処理手段に出力する現在位置判定手段と、
映像切換処理手段から送られる駆動要求により当該映像
入力装置を所定位置に駆動する映像入力装置駆動手段と
を具備することを特徴とする。
【0050】請求項7に記載の発明は、表示装置と、入
力装置と、入力処理手段と、データ入力処理手段と、操
作用系統図表示手段と、機器操作処理手段とを備え、プ
ラント状態を監視しながらプラント機器の手動操作が可
能なオペレーション装置において、プラントの複数箇所
に配置されプラント機器の映像を入力する映像入力装置
と、映像入力装置の位置を示す機器配置図表示データを
作成する機器配置図表示手段と、この映像画面表示手段
によって判定された映像入力装置からの映像を選択し映
像データを出力する映像切換処理手段と、操作用系統図
表示手段、機器配置図表示手段および映像切換処理手段
のいずれかから表示データを入力して表示装置に操作用
系統図、機器配置図、または映像画面を表示し、操作用
系統図もしくは映像画面を表示するときはそれぞれ機器
配置図を表示要求するための復帰エリアを設けて表示す
る表示処理手段と、表示装置に表示された復帰エリアが
入力装置を介して選択されたとき、入力処理手段より送
られる選択情報および現在表示中の画面情報に基づいて
表示すべき機器配置図を判定し、この機器配置図情報を
機器配置図表示手段に出力する機器配置図復帰処理手段
と、表示装置に表示された機器配置図から任意の映像入
力装置位置が入力装置を介して選択されたとき、入力処
理手段より送られる選択情報、現在表示中の機器配置図
情報、および入力装置を介して入力される映像選択か否
かの情報に基づいて、表示すべき操作用系統図もしくは
映像画面を判定し、表示すべき画面が操作用系統図のと
きこの画面情報を操作用系統図表示手段に出力し、表示
すべき画面が映像画面のときこの画面情報を映像画面表
示手段に出力する画面切換処理手段とを具備することを
特徴とする。
【0051】請求項8に記載の発明は、表示装置と、入
力装置と、入力処理手段と、データ入力処理手段と、操
作用系統図表示手段と、機器操作処理手段とを備え、プ
ラント状態を監視しながらプラント機器の手動操作が可
能なオペレーション装置において、プラントの複数箇所
に配置されプラント機器の映像を入力する映像入力装置
と、映像入力装置の位置を示す機器配置図表示データを
作成する機器配置図表示手段と、表示装置に表示すべき
映像を撮影する映像入力装置を判定する映像画面表示手
段と、この映像画面表示手段によって判定された映像入
力装置からの映像を選択し映像データを出力する映像切
換処理手段と、この映像切換処理手段からの映像を表示
装置に表示する画面の大きさおよび表示位置を規定する
映像ウィンドウ表示情報を出力する映像ウィンドウ表示
手段と、操作用系統図表示手段または機器配置図表示手
段からの表示データもしくは映像切換処理手段からの表
示データ並びに映像ウィンドウ表示手段からの映像ウィ
ンドウ表示情報を入力して、表示装置に操作用系統図、
機器配置図、または映像画面を表示し、操作用系統図も
しくは映像画面を表示するときはそれぞれ機器配置図を
表示要求するための復帰エリアを設けて表示する表示処
理手段と、表示装置に表示されている画面番号を記憶す
る選択画面番号記憶手段と、入力装置を介して入力され
る映像選択か否かの情報を記憶する映像選択状態記憶手
段と、表示装置に表示された復帰エリアが入力装置を介
して選択されたとき、入力処理手段より送られる選択情
報および選択画面番号記憶手段に記憶されている現在表
示中の画面番号に基づいて表示すべき機器配置図を判定
し、この機器配置図の画面番号を前記機器配置図表示手
段に出力するとともに、選択画面番号記憶手段内の画面
番号を当該機器配置図の画面番号に更新する機器配置図
復帰処理手段と、表示装置に表示された機器配置図から
任意の映像入力装置位置が入力装置を介して選択された
とき、入力処理手段より送られる選択情報、選択画面番
号記憶手段に記憶されている機器配置図の画面番号、お
よび映像選択状態記憶手段に記憶されている映像選択か
否かの情報に基づいて、表示すべき操作用系統図もしく
は映像画面を判定し、表示すべき画面が操作用系統図の
ときこの画面番号を操作用系統図表示手段に出力し、表
示すべき画面が映像画面のときこの画面番号を映像画面
表示手段に出力する画面切換処理手段とを具備すること
を特徴とする。
【0052】請求項9に記載の発明は、上記構成のオペ
レーション装置において、表示装置に表示された映像画
面から入力装置を介してプラント機器が選択されたと
き、当該プラント機器の操作フレームを表示装置へ映像
画面とともに表示する操作フレーム表示手段をさらに具
備することを特徴とする。
【0053】請求項10に記載の発明は、上記構成のオ
ペレーション装置において、映像画面ごとに表示される
プラント機器およびその位置座標を記憶する記憶手段を
さらに具備し、操作フレーム表示手段は、入力処理手段
から送られる選択位置情報に基づいて前記記憶手段を参
照して選択されたプラント機器を識別し当該プラント機
器の操作フレーム表示データを作成することを特徴とす
る。
【0054】請求項11に記載の発明は、表示装置と、
入力装置と、入力処理手段と、データ入力処理手段と、
操作用系統図表示手段と、機器操作処理手段とを備え、
プラント状態を監視しながらプラント機器の手動操作が
可能なオペレーション装置において、プラントの複数箇
所に配置されプラント機器の動作音を入力する音響入力
手段と、当該オペレーション装置の操作室に設置されプ
ラント機器の動作音を出力する音響出力手段と、表示装
置に表示された操作用系統図から入力装置を介して操作
したいプラント機器が選択されたとき、当該プラント機
器の動作音を入力する音響入力手段を判定する音響制御
手段と、この音響制御手段によって判定された音響入力
手段からの音響を選択し音響出力手段に出力する音響切
換手段とを具備することを特徴とする。
【0055】請求項12に記載の発明は、表示装置と、
入力装置と、入力処理手段と、データ入力処理手段と、
操作用系統図表示手段と、機器操作処理手段とを備え、
プラント状態を監視しながらプラント機器の手動操作が
可能なオペレーション装置において、プラントの複数箇
所に配置されプラント機器の動作音を入力する音響入力
手段と、当該オペレーション装置の操作室に設置されプ
ラント機器の動作音を出力する音響出力手段と、表示装
置に表示された操作用系統図から入力装置を介して操作
したいプラント機器が選択されたとき、当該プラント機
器の番号を記憶し、選択が解除されたとき初期値に消去
する選択中機器番号記憶手段と、各プラント機器と各前
記音響入力手段との対応情報を記憶するマイクロフォン
選択記憶手段と、選択中機器番号記憶手段に記憶されて
いるプラント機器番号に基づいてマイクロフォン選択記
憶手段内の対応情報から当該プラント機器に対応する音
響入力手段を判定する音響制御手段と、この音響制御手
段によって判定された音響入力手段からの音響を選択し
音響出力手段に出力する音響切換手段とを具備すること
を特徴とする。
【0056】請求項13に記載の発明は、表示装置と、
入力装置と、入力処理手段と、データ入力処理手段と、
操作用系統図表示手段と、機器操作処理手段とを備え、
プラント状態を監視しながらプラント機器の手動操作が
可能なオペレーション装置において、プラントの複数箇
所および当該オペレーション装置の操作室に配置され音
声を出力する音声出力手段と、表示装置に表示された操
作用系統図から入力装置を介して操作したいプラント機
器が選択されたとき、当該プラント機器に関連する音声
出力手段および出力すべき音声文章を判定する音声出力
制御手段と、この音声出力制御手段によって判定された
音声出力手段に対して判定された音声文章を出力する音
声出力処理手段とを具備することを特徴とする。
【0057】請求項14に記載の発明は、表示装置と、
入力装置と、入力処理手段と、データ入力処理手段と、
操作用系統図表示手段と、機器操作処理手段とを備え、
プラント状態を監視しながらプラント機器の手動操作が
可能なオペレーション装置において、プラントの複数箇
所および当該オペレーション装置の操作室に配置され音
声を出力する音声出力手段と、表示装置に表示された操
作用系統図から入力装置を介して操作したいプラント機
器が選択されたとき、当該プラント機器の番号を記憶
し、選択が解除されたとき初期値に消去する選択中機器
番号記憶手段と、各プラント機器と各音声出力手段との
対応情報を記憶するスピーカ選択記憶手段と、プラント
機器ごとに音声文章番号を記憶する音声文章情報記憶手
段と、選択中機器番号記憶手段に記憶されているプラン
ト機器番号に基づいてスピーカ選択記憶手段および音声
文章情報記憶手段を参照して当該プラント機器に対応す
る音声出力手段および音声文章番号を判定する音声出力
制御手段と、この音声出力制御手段によって判定された
音声文章番号に基づいて音声文章信号を発生する音声文
章発生手段と、この音声文章発生手段からの音声文章信
号を実音声にして音声出力制御手段によって判定された
音声出力手段へ出力する音声出力処理手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0058】なお、上記オペレーション装置において、
入力装置は、表示装置の画面をタッチしたときこのタッ
チ位置を検出しタッチ位置情報を出力するタッチ入力装
置を少なくとも含むものである。
【0059】
【作用】請求項1および2の発明の構成において、表示
装置に表示された操作用系統図上でプラント機器の操作
を行う際に、運転員が入力装置を介して操作したいプラ
ント機器を選択すると、操作用系統図表示手段は当該プ
ラント機器の操作フレームを表示した操作用系統図表示
データを作成し、画像合成処理手段に出力するとともも
に、映像判定手段および映像表示要求処理手段に当該プ
ラント機器のタグ番号および選択中を示すフラグからな
る機器選択情報を通知する。
【0060】映像判定手段はこの機器選択情報における
選択機器番号を基に映像情報記憶手段内を参照して対応
する映像入力装置の番号および目標映像位置データを取
り出すことにより、プラントに設置されている複数台の
映像入力装置から当該プラント機器を撮影可能な映像入
力装置を選定し、この映像入力装置がプラント機器の映
像を捕らえる位置、すなわち目標映像位置を求める。
【0061】映像切換処理手段は、映像判定手段から映
像入力装置の番号および目標映像位置データを入力する
とともに、この番号の映像入力装置から現在位置データ
を入力して、この映像入力装置の現在位置と目標映像位
置との位置差を求めて当該映像入力装置に駆動要求信号
として出力し、ついでこの駆動要求信号によって目標映
像位置にセットされた当該映像入力装置から映像を入力
して画像合成処理手段に送信する。
【0062】また、映像表示要求処理手段は、操作用系
統図表示手段から送信される機器選択情報中の選択中を
示すフラグから映像表示要求を行うことを判定し、その
判定結果を映像ウィンドウ表示手段に通知する。映像ウ
ィンドウ表示手段は、この判定結果を受けて映像表示要
求とともに映像ウィンドウの大きさおよび表示位置を規
定する映像ウィンドウ表示情報を画像合成処理手段に出
力する。
【0063】画像合成処理手段は、操作用系統図表示手
段および映像切換処理手段からの各表示データ並びに映
像ウィンドウ表示手段からの映像ウィンドウ表示情報に
基づいて、操作用系統図上に選択されたプラント機器の
操作フレームとともに当該プラント機器の映像を表示し
た合成画面を表示装置に出力する。これにより、表示装
置上の操作用系統図に操作したいプラント機器の操作フ
レームと映像が同時に表示される。
【0064】なお、映像表示要求処理手段は、操作用系
統図表示手段から送信される機器選択情報中の選択中フ
ラグがオフの場合には、映像消去要求と判定し、映像ウ
ィンドウ表示手段は、映像消去要求を画像合成処理手段
に発行する。この場合、操作用系統図表示手段から出力
される操作用系統図表示データには操作フレームは含ま
れないため、表示装置には画像合成処理手段により操作
フレームとともに映像も消去された操作用系統図が表示
される。
【0065】以上により、操作用系統図上で操作したい
プラント機器を選択すると、この操作用系統図上にその
プラント機器の操作フレームが表示されると同時に、現
場のプラント機器の映像がウィンドウ表示される。
【0066】請求項3〜5の発明の構成において、表示
装置に表示された操作用系統図上でプラント機器の操作
を行う際に、運転員が入力装置を介して操作したいプラ
ント機器を選択すると、操作用系統図表示手段は当該プ
ラント機器を操作するための操作項目および映像表示を
行うか否かの映像表示選択項目を配した操作フレームデ
ータを作成し、操作フレームを含む操作用系統図表示デ
ータを画像合成処理手段を介して表示装置に出力すると
ともに、映像判定手段に当該プラント機器のタグ番号お
よび選択中を示すフラグからなる機器選択情報を通知す
る。
【0067】映像判定手段はこの機器選択情報における
選択機器番号を基に映像情報記憶手段内を参照して対応
する映像入力装置の番号および目標映像位置データを取
り出すことにより、プラントに設置されている複数台の
映像入力装置から当該プラント機器を撮影可能な映像入
力装置を選定し、この映像入力装置がプラント機器の映
像を捕らえる位置、すなわち目標映像位置を求める。
【0068】映像切換処理手段は、映像判定手段から映
像入力装置の番号および目標映像位置データを入力する
とともに、この番号の映像入力装置から現在位置データ
を入力して、この映像入力装置の現在位置と目標映像位
置との位置差を求めて当該映像入力装置に駆動要求信号
として出力し、ついでこの駆動要求信号によって目標映
像位置にセットされた当該映像入力装置からの映像を選
択し入力する。
【0069】ここで、運転員が表示装置に表示された操
作用系統図上の操作フレーム内の映像表示選択項目によ
り映像表示を選択すると、映像操作処理手段は入力処理
手段より送られる映像表示選択情報に基づいて映像オン
オフ出力データテーブルの当該プラント機器に対して映
像表示オンに設定する。
【0070】操作フレーム映像表示要求処理手段は、映
像操作処理手段によって設定される映像オンオフ出力デ
ータテーブルを参照して、当該プラント機器の映像表示
がオンになったことにより映像表示要と判定し、映像ウ
ィンドウ表示手段に判定結果を出力する。映像ウィンド
ウ表示手段は、映像表示要の判定結果に基づいて映像表
示要求を発行するとともに、映像ウィンドウの大きさお
よび表示位置を規定する映像ウィンドウ表示情報を画像
合成処理手段に出力する。
【0071】画像合成処理手段は、映像ウィンドウ表示
手段からの映像表示要求により映像切換処理手段からの
映像データを入力し、映像ウィンドウ表示情報に基づい
て操作用系統図表示手段から出力される操作用系統図に
映像ウィンドウを合成して表示装置に表示する。
【0072】以上により、操作用系統図上の操作フレー
ムに設けられた映像表示選択項目により、操作用系統図
上へ機器映像をウィンドウ表示するか否かの選択さらに
は映像ウィンドウの消去を任意に行うことができる。
【0073】請求項7および8の発明の構成において、
表示装置に表示された機器配置図から運転員が映像入力
装置を配した任意のエリアを選択すると、選択した位置
情報が入力装置から入力処理手段を経由して画面切換処
理手段に送られる。
【0074】画面切換処理手段は、運転員によって入力
装置から入力され映像選択状態記憶手段に記憶される映
像選択か否かの情報に基づいて切換先が操作用系統図か
映像画面かを判断するとともに、入力位置情報と選択画
面番号記憶手段に記憶されている現在表示中の機器配置
図の画面番号に基づいて、各機器配置図の各映像入力装
置位置と対応する操作用系統図番号および映像画面番号
の情報から操作用系統図番号または映像画面番号を決定
し、表示要求を行う。例えば、切換先が操作用系統図の
場合は、決定した操作用系統図番号を操作用系統図表示
手段に通知して当該画面番号の操作用系統図の表示要求
を行う。また、切換先が映像画面の場合は、決定した映
像画面番号を映像画面表示手段に通知して表示要求を行
う。同時に、画面切換処理手段は選択画面番号記憶手段
内の画面番号を切換先の画面番号に更新する。
【0075】操作用系統図表示手段は、画面切換処理手
段から操作用系統図番号を受けとると、この画面番号の
操作用系統図の表示データを作成し表示処理手段に出力
する。これにより、表示装置には機器配置図から直接所
望の操作用系統図が切換表示される。
【0076】また、映像画面表示手段は、画面切換処理
手段から映像画面番号を受けとると、この映像画面番号
から映像入力装置番号を判定し映像切換処理手段に通知
するとともに、映像ウィンドウ表示手段を起動する。映
像切換処理手段は対応する映像入力装置から映像を入力
して表示処理手段に送信し、映像ウィンドウ表示手段は
この映像を表示する画面の大きさおよび表示位置を決め
る映像ウィンドウ情報を表示処理手段に出力する。これ
により、表示装置には機器配置図から直接所望の映像画
面が切換表示される。
【0077】また、運転員が表示装置に表示された操作
用系統図あるいは映像画面において同一画面上に設けら
れた復帰エリアを入力装置を介して選択すると、この選
択情報は入力処理手段を経由して機器配置図復帰処理手
段に送られる。
【0078】機器配置図復帰処理手段は、この入力選択
情報および選択画面番号記憶手段に記憶されている現在
表示中の画面番号に基づいて、表示すべき機器配置図番
号を判定し、機器配置図表示手段に機器配置図番号を渡
して表示要求を行う。
【0079】機器配置図表示手段は、受け取った機器配
置図番号に基づいて機器配置図表示他を作成し表示処理
手段に出力する。これにより、表示装置には操作用系統
図あるいは映像画面から機器配置図が切換表示される。
【0080】以上により、同じ機器配置図から映像画面
を表示したり操作用系統図を表示することができ、また
逆に映像画面や操作用系統図から機器配置図に戻ること
ができる。すなわち、機器配置図を媒介に、映像画面と
操作用系統図の間の画面切換を行うことができる。
【0081】請求項9および10の発明の構成におい
て、運転員が表示装置に表示されている映像画面にてプ
ラント機器を入力装置を介して選択すると、操作フレー
ム表示手段は入力処理手段を経由して送られる入力選択
情報と選択画面番号記憶手段に記憶されている現在表示
中の映像画面番号に基づいて、選択されたプラント機器
を判定し、その操作フレーム表示データを作成し表示処
理手段に出力する。これにより、表示装置には映像画面
とともに操作フレームがウィンドウ表示され、映像画面
から直接機器操作を行うことができる。
【0082】請求項11および12の発明の構成におい
て、表示装置に表示された操作用系統図上でプラント機
器の操作を行う際に、運転員が入力装置を介して操作し
たいプラント機器を選択すると、操作用系統図表示手段
は当該プラント機器の操作フレームを表示装置へ操作用
系統図上に表示するとともに、当該プラント機器に対し
て選択中か否かを示す選択フラグをオンに設定する。
【0083】選択中機器番号記憶手段は、入力処理手段
より送られる入力選択情報により、操作用系統図表示手
段によって選択フラグをオンに設定されたプラント機器
のタグ番号を記憶する。
【0084】音響制御手段は、選択中機器番号記憶手段
に記憶されているプラント機器のタグ番号およびマイク
ロフォン選択記憶手段に予め記憶されている各プラント
機器と各前記音響入力手段との対応情報に基づいて、選
択されたプラント機器の動作音を入力する音響入力手段
を判定し、当該音響入力手段をオンとする指令をマイク
ロフォンオンオフ指令テーブルに設定する。
【0085】音響切換手段は、マイクロフォンオンオフ
指令テーブルを参照して、オンに設定された音響入力手
段のみ音響入力させ、この音響を増幅してオペレーショ
ン装置の操作室内の音響出力手段に出力する。
【0086】また、機器操作完了後、運転員が機器選択
を解除すると、操作用系統図表示手段によって表示装置
の操作用系統図上から操作フレームが消去され、同時に
当該プラント機器の選択フラグがオフに設定される。
【0087】選択中機器番号記憶手段は、すべてのプラ
ント機器の選択フラグがオフになったことにより、記憶
内容を初期値にクリアする。音響制御手段は選択中機器
番号記憶手段の記憶内容が初期値となったことにより、
マイクロフォンオンオフ指令テーブルにすべての音響入
力手段をオフとする指令を設定する。音響切換手段はマ
イクロフォンオンオフ指令テーブルのすべての音響入力
手段がオフ指令となったことにより、いずれの音響入力
手段からの音響も音響出力手段への出力を停止する。
【0088】以上により、運転員は操作したいプラント
機器を選択すると、操作フレームが表示されると同時
に、プラント機器の現場の音が操作室に聞こえる状態に
なる。この状態で機器操作を行うと、機器の動作状態を
耳で確認することができる。そして、機器操作完了後機
器選択を解除すると、操作フレームの表示が消えると同
時に現場の音も聞こえなくなり、必要なときだけ自動的
に現場の音を確認することができる。
【0089】請求項13および14の発明の構成におい
て、表示装置に表示された操作用系統図上でプラント機
器の操作を行う際に、運転員が入力装置を介して操作し
たいプラント機器を選択すると、操作用系統図表示手段
は当該プラント機器の操作フレームを表示装置へ操作用
系統図上に表示するとともに、当該プラント機器に対し
て選択中か否かを示す選択フラグをオンに設定する。
【0090】選択中機器番号記憶手段は、入力処理手段
より送られる入力選択情報により、操作用系統図表示手
段によって選択フラグをオンに設定されたプラント機器
のタグ番号を記憶する。
【0091】音声出力制御手段は、選択中機器番号記憶
手段に記憶されているプラント機器のタグ番号および音
声文章番号記憶手段に記憶されている各プラント機器と
音声文章番号との対応情報に基づいて、出力すべき音声
文章番号を判定して音声発生手段に通知する。さらに音
声出力制御手段は、スピーカ選択記憶手段に予め記憶さ
れている各プラント機器と各音声出力手段との対応情報
に基づいて、音声文章を出力すべき音声出力手段を判別
し、当該音声出力手段をオンとする指令をスピーカオン
オフ指令テーブルに設定する。
【0092】音声出力処理手段は、音声出力制御手段か
らの音声文章番号により音声文章発生手段が発生する音
声文章信号を入力して実音声に変換して、スピーカオン
オフ指令テーブルにてオンに設定された音声出力手段へ
出力する。
【0093】また、機器操作完了後、運転員が機器選択
を解除すると、操作用系統図表示手段によって表示装置
の操作用系統図上から操作フレームが消去され、同時に
当該プラント機器の選択フラグがオフに設定される。
【0094】選択中機器番号記憶手段は、すべてのプラ
ント機器の選択フラグがオフになったことにより、記憶
内容を初期値にクリアする。音声出力制御手段は選択中
機器番号記憶手段の記憶内容が初期値となったことによ
り、スピーカオンオフ指令テーブルにすべての音声出力
手段をオフとする指令を設定する。音声切換手段はスピ
ーカオンオフ指令テーブルのすべての音声出力手段がオ
フ指令となったことにより、いずれの音声出力手段に対
しても音声出力を停止する。
【0095】以上により、運転員は操作したいプラント
機器を選択すると、操作フレームが表示されると同時
に、あらかじめ用意された機器操作に関連するアナウン
ス等の音声が中央操作室やプラント機器設置箇所等のあ
らかじめプラント機器ごとに決められた音声出力手段か
ら出力される。
【0096】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。なお、従来例と共通する部分については同一符号
を付して重複する説明は省略する。
【0097】図1は、請求項1および2の発明のオペレ
ーション装置の一実施例を示したものである。本実施例
では、図57に示した従来例の構成に、プラント16の
映像を入力する複数のITVカメラ等の映像入力装置5
0と、操作用系統図上に表示される各操作端に対する映
像入力装置種別(いわゆるカメラ番号)および映像イン
デックスの対応表を記憶する映像割付テーブル51と、
映像インデックスに対応して各操作端の映像の目標位置
座標を記憶する映像位置情報テーブル52と、運転員が
選択した操作端を映す映像入力装置種別およびその映像
位置座標を判定する映像判定手段53と、当該映像入力
装置の現在の映像位置と運転員が選択した操作端の映像
位置とを比較してその差を映像動作位置として映像入力
装置50へ出力するとともに、当該映像入力装置50か
らの映像に切換えて入力する映像切換処理手段54と、
操作端映像を操作用系統図の画面に表示させるか消去す
るかを判定する映像表示要求処理手段55と、映像表示
要求と併せて映像ウィンドウの表示情報を出力する映像
ウィンドウ表示手段56と、映像の表示要求により操作
用系統図の画像と操作端映像を合成してCRT表示装置
2へ出力する画像合成処理手段57が追加されている。
【0098】また、本実施例における操作用系統図表示
手段6は、図2にその詳細な構成を示すように、操作端
選択処理部6aに、運転員の選択した操作端タグ番号を
映像判定処理手段53へ出力する機能が付加され、また
操作フレーム処理部6cに、系統図操作端割付テーブル
7の選択中フラグを参照し、当該操作端の選択中フラグ
を反転させると同時に、映像表示要求処理手段55にそ
の内容を出力する機能が付加されている。
【0099】映像割付テーブル51は、図3にそのデー
タ構成例を示すように、操作端のタグ番号ごとに対応す
る映像インデックスおよび映像入力装置種別を記憶して
いる。
【0100】映像位置情報テーブル52は、図4にその
データ構成例を示すように、映像インデックスごとに対
応する操作端映像の位置座標を記憶している。
【0101】映像入力装置50は、プラントに複数設置
され、図5に示すように、映像入力部50a、映像現在
位置判定部50b、映像現在位置出力テーブル50c、
映像動作位置入力部50d、および映像入力装置駆動部
50eで構成される。映像入力部50aはプラントの状
態を動画として取り込む。映像現在位置判定部50bは
映像入力装置の現在位置をポテンショメータ等にて判定
し、図6に示すような各映像入力装置ごとの映像現在位
置出力テーブル50cにX軸に上下方向の角度を、Y軸
に左右方向の角度を、Z軸にズーミングの割合をそれぞ
れ保存する。映像動作位置入力部50dは、映像切換処
理手段54から駆動情報として動作分の位置座標を入力
し、映像入力装置駆動部50eはその入力した位置座標
により映像入力装置50の上下・左右移動およびズーミ
ング動作等の駆動を行う。
【0102】映像判定手段53は、図7に示すように、
映像入力装置種別判定部53aおよび映像位置判定部5
3bからなる。映像入力装置種別判定部53aは、操作
用系統図表示手段6の操作端選択処理部6aから運転員
が選択した操作端タグ番号を入力し、この操作端タグ番
号から図3に示すような映像割付テーブル51を参照
し、当該操作端に対応する映像入力装置種別および映像
インデックスを判定する。映像位置判定部53bは、そ
の映像インデックスより図4に示すような映像位置情報
テーブル52を参照し、当該操作端の位置座標を判定す
る。
【0103】映像切換処理手段54は、図8に示すよう
に、映像現在位置情報入力処理部54a、映像位置比較
部54b、映像動作位置出力テーブル54c、映像動作
位置情報出力処理部54d、映像入力処理部54e、映
像切換処理部54fで構成される。映像現在位置情報入
力処理部54aは、図6に示すような複数の映像入力装
置50の映像現在位置出力テーブル50cから現在の位
置情報を入力し映像位置比較部54bへ出力する。映像
位置比較部54bは、映像判定手段53の映像位置判定
部53bからの目標位置情報と、映像現在位置情報入力
処理部54aからの現在位置情報を比較して、その差分
を映像動作位置出力テーブル54cへ書き込む。映像動
作位置出力テーブル54cのデータ構成例を図9に示
す。映像動作位置情報出力処理部54dは、映像動作位
置出力テーブル54cに書き込まれた動作分の位置座標
を駆動情報として、対応する映像入力装置50の映像動
作位置入力部50d(図5参照)へ出力する。映像入力
処理部54eは、映像入力装置50の映像入力部50a
(図5参照)から映像を入力し映像切換処理部54fへ
送る。映像切換処理部54fは、複数の映像入力装置5
0より常時入力されている映像を、映像判定手段53の
映像入力装置種別判定部53aより得た映像入力装置種
別を基に切換えて、画像合成処理手段57へ運転員の選
択した操作端の映像を出力する。
【0104】映像表示要求処理手段55は、操作端系統
図表示手段6の操作フレーム処理部6c(図2参照)か
ら通知された図60に示すような系統図操作端割付テー
ブル7の内容により、タッチされた操作端の選択中フラ
グがオンならば、操作端映像を操作用系統図の画像に表
示させるための映像要求フラグをセットし、オフならば
映像要求フラグをリセットして、その結果を映像ウィン
ドウ表示手段56へ通知する。
【0105】映像ウィンドウ表示手段56は、図10に
示すように、映像ウィンドウ表示情報テーブル56aお
よび映像ウィンドウ表示処理部56bからなる。映像ウ
ィンドウ表示情報テーブル56aは、図11にそのデー
タ構成例を示すように、映像を操作用系統図の画像に表
示させる際の映像ウィンドウ位置情報と映像ウィンドウ
サイズを記憶している。映像ウィンドウ表示処理部56
bは、映像表示要求処理手段55からの映像要求フラグ
を入力し、映像要求フラグがセットされていれば映像ウ
ィンドウ表示情報テーブル56aから映像ウィンドウを
操作用系統図上に表示させるための位置座標情報および
表示サイズ情報を取り出して映像ウィンドウの表示要求
とともに画像合成処理手段57へ通知し、映像要求フラ
グがリセットされていれば映像ウィンドウの取消要求を
画像合成処理手段57へ行う。
【0106】画像合成処理手段57は、操作用系統図表
示手段6から操作用系統図の画像を、映像切換処理手段
54から操作端の映像をそれぞれ入力して、映像ウィン
ドウ表示手段56からの映像ウィンドウ表示要求によっ
て操作用系統図の画像に映像ウィンドウを合成して、C
RT表示装置2に表示出力する。
【0107】次に、上記構成で、CRT表示装置2に操
作用系統図を表示し、プラントを監視・操作する場合に
ついて図1〜図19を参照しながら説明する。
【0108】まず、CRT表示装置2に表示されている
図12(a)に示すような操作用系統図画面B上におい
て、運転員が操作したい操作端の選択エリア10aをタ
ッチ入力装置3により選択すると、タッチした画面上の
位置座標を入力処理手段5が判定し、その座標データを
操作用系統図表示手段6の操作端選択処理部6a(図2
参照)へ渡す。
【0109】操作用系統図表示手段6は、図13にその
処理フローを示すように、入力処理手段5より座標デー
タを入力すると(ステップ200)、操作端選択処理部
6aによりその座標データに基づいて図60に示すよう
な系統図操作端割付テーブル7を参照し(ステップ20
1)、該当する操作端の操作端タグ番号を決定する(ス
テップ202)。ついで操作フレーム処理部6cによ
り、系統図操作端割付テーブル7の当該操作端に対応す
る前回選択中フラグがオンか否かを判定し(ステップ2
03)、その選択中フラグがオフであればオンにして
(ステップ204)、当該操作端の操作フレームを操作
用系統図上に表示すべく操作フレーム表示データを作成
し送信処理部6dから操作用系統図の画像を画面合成手
段57に出力する(ステップ205)。同時に、選択中
フラグをオンにした系統図操作端割付テーブル7の内容
を操作フレーム処理部6cから映像表示要求処理手段5
5に通知するとともに、操作端選択処理部6aから映像
判定手段53へ決定した操作端タグ番号を通知する。ま
た、前回選択中フラグがオンであれば、運転員による画
面上の操作端へのタッチは選択解除と判断して今回選択
中フラグをオフにし(ステップ206)、当該操作端の
操作フレームを操作用系統図上から消去する(ステップ
207)。同時に、操作フレーム処理部6cから系統図
操作端割付テーブル7の選択中フラグの処理結果を映像
表示要求処理手段55に通知する。
【0110】映像判定手段53は、図7に詳細構成を、
図14に処理フローを示すように、映像入力装置種別判
定部53aにより、操作用系統図表示手段6の操作端選
択処理部6aから得た操作端タグ番号に基づいて図3に
示す映像割付テーブル51を参照し(ステップ21
0)、当該操作端に対応する映像入力装置種別および映
像インデックスを判定する(ステップ211)。ついで
映像位置判定部53bにより、この映像インデックスに
基づいて図4に示す映像位置情報テーブル52を参照し
(ステップ212)、対応する位置座標を取り出して
(ステップ213)、操作端に対応する映像入力装置種
別およびその目標位置座標を映像切換処理手段54へ出
力する。
【0111】一方、プラント16の各所に設置されてい
る映像入力装置50では、図5に詳細構成を、図15に
処理フローを示すように、映像現在位置判定部50bに
より映像の現在位置を上下方向の角度(X軸データ)、
左右方向の角度(Y軸データ)、ズーミングの割合(Z
軸データ)で判定し各自の映像現在位置出力テーブル5
0cに保存している。
【0112】図8において、映像切換処理手段54は、
映像位置比較部54bにより、映像判定手段53から渡
された映像目標位置情報oと対応する映像現在位置出力
テーブル50c内の映像現在位置情報とを比較し、その
差δを動作位置情報として映像動作位置出力テーブル5
4cに保存する。これが現在の映像の方向から、目標と
なる操作端が設置されている方向に映像入力装置をどれ
だけ駆動させるかの情報となる。ついで映像動作位置情
報出力部54dにより映像動作位置出力テーブル54c
内の動作位置情報δを映像入力装置50に出力する。映
像位置比較部54bの処理フローを図16に示す。
【0113】再び図5および図15を参照して、映像入
力装置50では、映像切換処理手段54からの動作位置
情報δを映像動作位置入力部50dにより入力し、これ
を駆動情報として映像入力装置駆動部50eにより上下
方向並びに左右方向駆動およびズーミング動作を行って
当該映像位置を目標位置に一致させる。これにより映像
入力装置50の映像入力部50aは運転員に選択された
操作端をとらえることができ、その映像は映像切換処理
手段54の映像入力処理部54eに入力される。
【0114】再び図8を参照して、映像切換処理手段5
4は、映像切換処理部54fにおいて、複数の映像入力
装置50より映像入力処理部54eを介して常時入力さ
れている映像について、映像判定手段53の映像入力装
置種別判定部53aより得た映像入力装置種別に基づい
てこれに該当するか否かを判断し、該当する映像に切換
えることで、画像合成処理手段57へ運転員の選択した
操作端の映像を出力する。図17に映像切換処理部54
fの処理フローを示す。
【0115】映像表示要求処理手段55は、図18に処
理フローを示すように、操作フレーム処理部6c(図2
参照)から渡された系統図操作端割付テーブル7(図6
0参照)の当該操作端に対応した選択中フラグを参照し
て(ステップ220)、オンならば映像要求フラグをセ
ットし(ステップ221)、オフならば映像要求フラグ
をリセットして(ステップ222)、その結果を映像ウ
ィンドウ表示手段56へ出力する。
【0116】図10に詳細構成を示す映像ウィンドウ表
示手段56は、図19に処理フローを示すように、映像
ウィンドウ表示処理部56bにより映像表示要求処理手
段55からの映像要求フラグを参照し(ステップ23
0)、映像要求フラグがセットされていれば、図11に
示すような映像ウィンドウ表示情報テーブル56aを参
照して映像ウィンドウを操作用系統図上に表示させるた
めの位置座標情報および表示サイズ情報とともに映像ウ
ィンドウ表示要求コマンドを画像合成処理手段57へ対
して発行する(ステップ231、232)。また、映像
要求フラグがリセットされていれば映像ウィンドウ消去
要求コマンドを画像合成処理手段57へ対して発行する
(ステップ233)。
【0117】画像合成処理手段54は、操作用系統図表
示手段6より操作用系統図の画像を、映像切換処理手段
54より映像をそれぞれ入力して、映像ウィンドウ表示
手段56からの映像ウィンドウ表示要求コマンドによっ
て操作用系統図の画像に映像ウィンドウを合成して、図
12(b)に示すような合成画面B′をCRT表示装置
2に表示する。図12(b)において、符号10bは選
択された操作端10aの操作フレームであり、10cは
その操作端10aの映像ウィンドウである。
【0118】以上、本実施例では、例えば、図12
(b)に示すような操作用系統図画面B′上で操作端の
操作を行う際に、図12(a)の操作用系統図画面Bで
の運転員による操作端のタッチ選択時に、その操作端が
もつ映像入力装置種別により、プラントに設置されてい
る複数台の映像入力装置50から任意の一台を決定し、
また映像入力装置50の現在位置をフィードバック入力
し、当該操作端の持つ目標位置情報と比較して動作位置
を求め、映像入力装置50を自動的に駆動させて現場の
当該操作端の映像を入力し、図12(b)に示すように
操作用系統図上に操作フレーム10bと併せて映像をウ
ィンドウ10cを表示することにより、従来のITV操
作パネルを用いた面倒なPB操作が不要となり、操作性
の向上を図ることができる。
【0119】また、CRT表示装置2の画面に、操作用
系統図上の操作端のタッチ選択操作のみで、運転員の選
択した操作端の映像を取り込みウィンドウ表示させるこ
とにより、従来のITVモニタやITV操作パネルを設
置する必要がなくなり、設置スペースを削減することが
できる。
【0120】また、このように映像の操作がCRT表示
装置2の画面上から一貫してできることから、運転員は
操作時に視線をCRT表示装置2に集中でき、運転員の
負荷軽減となる。
【0121】図20は、請求項3〜5の発明のオペレー
ション装置の一実施例を示したものである。本実施例
は、図1に示した実施例とは、従来の操作端情報テーブ
ル8の操作端情報に加えて操作フレーム内の映像オン/
オフ操作項目に対応したタグ番号の情報を記憶する操作
端・映像オンオフ操作情報テーブル61と、運転員によ
る操作フレーム内の映像オン/オフ操作結果を記憶する
映像オンオフ出力データテーブル62と、従来の機器操
作処理手段12の機能に加えて入力処理手段5からの入
力情報により操作フレーム内の映像オンオフ操作が行わ
れたか否かを操作端映像オンオフ操作情報テーブル61
を参照して判定し映像オンオフ出力データテーブル62
を更新する機能を有する機器・映像操作処理手段63
と、映像オンオフ出力データテーブル62を参照して映
像を操作用系統図の画像に表示させるか否かを判定する
操作フレーム映像表示要求処理手段64とを設けている
点が異なる。
【0122】操作端映像オンオフ操作情報テーブル61
は、図21にそのデータ構成例を示すように、図61に
示すような操作端情報とともに操作端ごとに映像オン/
オフ操作のタグ番号を記憶している。
【0123】映像オンオフ出力データテーブル62は、
図22に示すように、各操作端ごとに当該操作端の映像
オン/オフ操作のタグ番号に対応してその操作のオン/
オフ信号を記憶し、そのオン/オフ信号は機器・映像操
作処理手段63によって更新される。
【0124】機器・映像操作処理手段63は、入力処理
手段5から渡された操作項目に基づいて、操作端映像オ
ンオフ操作情報テーブル61を参照し、その操作項目が
映像オン/オフ操作項目の場合に、映像オンオフ出力デ
ータテーブル62の対応するエリアにオン/オフ信号を
書き込む。
【0125】操作フレーム映像表示要求処理手段64
は、映像オンオフ出力データテーブル62のオン/オフ
信号が更新されたとき、そのオン/オフ信号に基づいて
映像フラグのセット/リセットを行い、映像ウィンドウ
表示手段56に通知する。
【0126】次に、上記構成で、CRT表示装置2に操
作用系統図を表示し、プラントを監視・操作する場合に
ついて図20〜図25を参照しながら説明する。
【0127】運転員がCRT表示装置2に表示されてい
る例えば図23(a)に示す操作用系統図画面C上の操
作端選択エリア10aをタッチ入力装置3にて選択する
ことで、操作用系統図表示手段6により、図23(b)
に示すように操作用系統図上に操作フレーム10bを重
ねた画面C′が表示される。この操作フレームには映像
オン/オフ操作を行うためのPB65が割り付けられて
おり、その内容は図21に示すような操作端映像オンオ
フ操作情報テーブル61にて管理している。
【0128】ここで、この操作用系統図画面C′上で、
操作フレーム10bの映像オン/オフPB65のうち映
像オンPBがタッチされると、タッチ入力装置3により
その位置座標が検出され入力処理手段5に送られる。
【0129】入力処理手段5を介して入力座標データか
ら判定された表示項目が機器・映像操作処理手段63に
通知され、機器・映像操作処理手段63は受け取った表
示項目から、図21に示すような操作端映像オンオフ操
作情報テーブル61を参照して、当該操作端の映像オン
出力タグ番号を認識し、図22に示すような映像オンオ
フ出力データテーブル62の当該操作端における映像オ
ン出力タグ番号の値をオンにするとともに、映像オフ出
力タグ番号の値をオフにする。なお、操作フレームの映
像オンオフ操作で映像オフが選択された場合は、映像オ
ン出力タグ番号の値をオフにして、映像オフ出力タグ番
号の値をオンにする。
【0130】操作フレーム映像表示要求処理手段64
は、図24に処理フローを示すように、映像オンオフ出
力データテーブル62の当該操作端における映像オン出
力タグ番号および映像オフ出力タグ番号の値を参照し
(ステップ300)、映像オン出力タグ番号の値がオン
ならば映像要求フラグをセットし(ステップ301)、
逆に映像オフ出力タグ番号の値がオンならば映像要求フ
ラグをリセットして(ステップ302)、その結果を映
像ウィンドウ表示手段56へ出力する。
【0131】映像ウィンドウ表示手段56は、図25に
示すように、映像ウィンドウ表示処理部56bにより、
この操作フレーム映像表示要求処理手段64からの映像
要求フラグを参照し、映像要求フラグがセットされてい
れば、図11に示すような映像ウィンドウ表示情報テー
ブル56aを参照し、映像ウィンドウを操作用系統図上
に表示させるための位置座標情報および表示サイズ情報
とともに、映像ウィンドウ表示要求コマンドを画像合成
処理手段57へ対して発行する。また、映像要求フラグ
がリセットされていれば映像ウィンドウ消去要求コマン
ドを画像合成処理手段57へ対して発行する。
【0132】画像合成処理手段57は、操作用系統図表
示手段6より操作用系統図の画像と、映像切換処理手段
54からの映像をそれぞれ入力して、映像ウィンドウ表
示手段56からの映像ウィンドウ表示要求コマンドによ
って操作用系統図の画像に映像ウィンドウを合成して、
CRT表示装置2に例えば図23(c)に示すような操
作用系統図画面C′と映像ウィンドウ10cとの合成画
面C″を表示する。
【0133】以上、本実施例では、例えば、図23に示
すように、操作用系統図上で操作端の操作を行う際に、
運転員による操作端のタッチ選択後に表示される当該操
作端の操作フレーム10bに、映像のウィンドウ表示の
要求・取消を選択する項目65を設けることにより、運
転員が従来行っているような操作フレームでのオンオフ
操作のみで、(操作フレームより操作端を操作中にで
も)その操作端の映像を操作用系統図上にタイムリーに
表示または消去することができ(図23(c)参照)、
従来のITV操作パネルを用いた面倒なPB操作が不要
となり、操作性の向上を図ることができる。
【0134】また、CRT表示装置2の画面に、操作用
系統図上の操作フレームでのオンオフ操作のみで、運転
員の選択した操作端の映像を取り込みウィンドウ表示さ
せることにより、従来のITVモニタやITV操作パネ
ルを設置する必要がなくなり、設置スペースを削減する
ことができる。
【0135】また、このように映像の操作がCRT表示
装置2の画面上から一貫してできることから、運転員は
操作時に視線をCRT表示装置2に集中でき、運転員の
負荷軽減となる。
【0136】図26は、請求項7および8の発明のオペ
レーション装置の一実施例を示したものである。本実施
例は、図57に示した従来例の構成に、プラントの複数
の現場に設置されたテレビカメラ等の映像入力装置50
と、プラント16の機器配置図の図形情報を記憶する機
器配置図固定情報テーブル72と、機器配置図固定情報
テーブル72内の図形情報を参照して映像入力装置50
の位置を示す機器配置図を表示処理する機器配置図表示
手段73と、運転員から映像画面表示要求されているか
否かの情報を記憶する映像選択状態記憶部74と、表示
すべき映像のカメラ番号(映像入力装置種別)を判定す
る映像画面表示手段75と、現在CRT表示装置2に表
示中の画面番号を記憶する選択画面番号記憶部76と、
入力処理手段5からのタッチ座標情報をもとに処理内容
を振り分けるタッチ判別手段77と、タッチ判別手段7
7からのタッチ座標、映像選択状態記憶部74からの映
像選択状態情報および選択画面番号記憶部76からの現
在表示画面番号から切換え先となる画面を判断し、映像
画面表示手段75および操作用系統図表示手段6のいず
れかへ当該画面の表示指令を出す画面切換処理手段78
と、タッチ判別手段77からの起動要求を受けて、選択
画面番号記憶部76に記憶された現在表示中の画面番号
から切換え先となる機器配置図を判断し、機器配置図表
示手段73へ当該画面の表示指令を出す機器配置図復帰
処理手段79と、映像画面表示手段75からのカメラ番
号情報から、撮影する映像入力装置50を切換制御する
映像切換処理手段80と、映像ウィンドウの表示情報を
出力する映像ウィンドウ表示手段56と、映像ウィンド
ウ表示手段56からの映像ウィンドウ表示情報、映像切
換処理手段80からの映像情報、操作用系統図表示手段
6または機器配置図表示手段73からの画像情報を受信
し、操作用系統図、機器配置図画面または映像画面を表
示させる表示処理手段81が追加されている。
【0137】映像入力装置50は、従来のITVシステ
ムにおけるテレビカメラと同様である。
【0138】機器配置図固定情報テーブル72は、機器
の外形、色、表示位置座標などの固定情報を記憶するテ
ーブルである。
【0139】機器配置図表示手段73は、図27に示す
ように、固定部表示処理部73aおよび送信処理部73
bからなる。固定部表示処理部73aは、機器配置図復
帰処理手段79からの表示要求を受けて、機器配置図固
定情報テーブル72に記憶されている機器の外形や色、
表示位置などの図形情報を参照して表示すべき機器配置
図の表示情報を作成する。送信処理部73bは、固定部
表示処理部73aからの機器配置図表示情報を表示処理
手段81に送信する。
【0140】映像選択状態記憶部74は、表示中の機器
配置図に対するタッチが映像画面表示を要求するもの
か、操作用系統図表示を要求するものかを判断するため
のフラグを記憶するもので、運転員によってセット/リ
セットされる。例えば、キーボード入力装置4に映像画
面選択PB(オルタネート型スイッチ)を設けるなどし
て、運転員が映像画面表示あるいは解除を要求する際に
この映像画面選択PBを押すことにより、映像画面選択
PBオンの入力信号がキーボード入力装置4から入力処
理手段5に送信され、入力処理手段5により映像選択状
態記憶部74に映像画面選択状態=1、非選択状態=0
等の形でセット/リセットされる。その際、下記のよう
な更新処理が行われる。
【0141】( i)前回の状態が映像選択状態(1)で
あれば、非選択状態(0)に更新する。 (ii)前回の状態が映像画面非選択状態(0)であれ
ば、選択状態(1)に更新する。
【0142】映像画面表示手段75は、図28に示すよ
うに、映像画面制御部75a、画面カメラ対応テーブル
75bおよび撮影カメラ判定部75cで構成される。映
像画面制御部75aは、画面切換処理手段78からの映
像画面表示要求信号と映像画面番号を受信し、当該画面
番号を撮影カメラ判定部75cへ送信するとともに、映
像ウィンドウ表示手段56へ映像ウィンドウの表示要求
信号を送る。画面カメラ対応テーブル75bは、映像画
面番号とその映像画面を撮影するためのカメラ番号の対
応関係を示したテーブルである。そのデータ構成例を図
29に示す。撮影カメラ判定部75cは、画面−カメラ
対応テーブル75bを参照して当該映像画面を撮影する
カメラ番号を判定し、このカメラ番号の映像入力装置の
撮影要求信号を映像切換処理手段80に送信する。
【0143】選択画面番号記憶部76は、現在選択中の
画面、すなわち機器配置図、操作用系統図、映像画面の
いずれかの画面番号を記憶する。選択画面番号記憶部7
6内の画面番号は、現在表示中の画面が機器配置図、操
作用系統図、映像画面のいずれかの種別であるかをタッ
チ判別手段77が判断するために参照されるが、その際
の判断処理が高速に行われるようにするため、画面番号
体系を先頭1文字で画面種別が識別可能なように定めて
おくとよい。本実施例中の説明や図表においては、下記
の画面番号体系とする。
【0144】機器配置図 :L** 操作用系統図:P** 映像画面 :T** ここで、**は各画面種別内の通し番号である。
【0145】また選択画面番号記憶部76は、画面切換
処理手段78あるいは機器配置図復帰処理手段79によ
って切換え先となる画面が判定された際に、判定された
画面番号に更新される。
【0146】タッチ判別手段77は、入力処理手段5か
らのタッチ座標がCRT表示装置2の画面上でどの領域
に相当するかを判別し、選択画面番号記憶部76に記憶
されている画面番号を参照して、画面切換処理手段7
8、機器配置図復帰処理手段79、操作用系統図表示手
段6、機器操作処理手段12のいずれかにタッチ座標を
送信する。
【0147】画面切換処理手段78は、図30に詳細構
成を示すように、画面切換制御部78a、選択映像画面
判定部78b、機器配置図映像画面割付テーブル78
c、選択系統図判定部78dおよび機器配置図系統図割
付テーブル78eから構成される。画面切換制御部78
aは、タッチ判別手段77からのタッチ座標、選択画面
番号記憶部76に記憶された現在表示中の機器配置図の
画面番号、さらには映像選択状態記憶部74に設定され
ている映像画面選択か否かのフラグから、切換え先とな
る画面が映像画面か操作用系統図かを判断し、表示中の
画面番号とタッチ座標を選択映像画面判定部78bか選
択系統図判定部78dのいずれかへ送る。選択映像画面
判定部78bは、画面切換制御部78aより受信した機
器配置図の画面番号とタッチ座標から、機器配置図映像
画面割付テーブル78cを参照して、選択された映像画
面を判定し、映像画面表示手段75へ当該画面番号の映
像画面表示要求信号を送るとともに、選択画面番号記憶
部76内の画面番号を当該画面番号に更新する。機器配
置図映像画面割付テーブル78cは、各機器配置図ごと
に、当該機器配置図中に表示される映像入力装置50の
シンボル選択領域と、その映像入力装置50が撮影する
映像画面を定義したものである。機器配置図映像画面割
付テーブル78cの構成例を図31に示す。選択系統図
判定部78dは、画面切換制御部78aより受信した機
器配置図の画面番号とタッチ座標から、機器配置図系統
図割付テーブル78eを参照して、選択された操作用系
統図を判定し、操作用系統図表示手段6へ当該画面番号
の操作用系統図表示要求信号を送るとともに、選択画面
番号記憶部76の選択画面番号を当該画面番号に更新す
る。機器配置図系統図割付テーブル78eは、各機器配
置図ごとに、当該機器配置図中に表示される操作端の選
択領域と、その操作端の操作フレームを表示する操作用
系統図画面を定義したものである。機器配置図系統図割
付テーブル78eの構成例を図32に示す。
【0148】機器配置図復帰処理手段79は、図33に
示すように、選択機器配置図判定部79aおよび機器配
置図復帰テーブル79bからなる。選択機器配置図判定
部79aは、タッチ判別手段77より起動信号を受け、
選択画面番号記憶部76に記憶された現在表示中の画面
番号、および機器配置図復帰テーブル95を参照して、
切換え先となる機器配置図を判定し、機器配置図表示手
段73へ当該画面番号の機器配置図表示要求信号を送る
とともに、選択画面番号記憶部76の選択画面番号を当
該画面番号に更新する。機器配置図復帰テーブル79b
は、各操作用系統図および映像画面ごとに、切換え先と
なる機器配置図を定義したもので、機器配置図復帰テー
ブル79bの構成例を図34に示す。
【0149】映像切換処理手段80は、映像画面表示手
段75から映像入力装置切換要求とともにカメラ番号情
報を受けて、入力チャンネルを当該番号の映像入力装置
50に切換え、その映像情報を表示処理手段81へ送信
する。これは従来のITVシステムにおけるITV制御
装置に相当する。
【0150】映像ウィンドウ表示手段56は、図35に
示すように、映像ウィンドウ表示情報テーブル56aお
よび映像ウィンドウ表示処理部56bからなる。映像ウ
ィンドウ表示処理部56bは、映像画面表示手段73か
らの映像ウィンドウ表示要求を受けて、映像ウィンドウ
表示情報テーブル56aよりウィンドウ表示位置やウィ
ンドウサイズ等の表示情報を取出し、表示処理手段81
へ送信する。映像ウィンドウ表示情報テーブル56a
は、ウィンドウ表示の起点となる画面上の位置座標
(x、y)や、ウィンドウの縦横の長さ等、映像ウィン
ドウを表示する際に必要な情報を記憶している。
【0151】表示処理手段81は、操作用系統図表示手
段6あるいは機器配置図表示手段75からの画像情報、
および映像切換処理手段80からの映像情報、さらには
映像ウィンドウ表示手段67からの映像ウィンドウ表示
情報を受信し、CRT表示装置2へ操作用系統図、機器
配置図または操作端映像を画面表示する。
【0152】次に、上記構成で、図36に示すように、
機器配置図、映像画面、操作用系統図を1台のCRT表
示装置2に切換表示して、プラントを監視・操作する場
合について図26〜図39を参照しながら説明する。
【0153】図26において、タッチ判別手段77は、
入力処理手段5からのタッチ座標がCRT画面上でどの
領域に相当するかを判別する。
【0154】本実施例では、図37に示すように、800
(縦)*1280(横)ドットのCRT画面を下記の2つの領
域に区切る。
【0155】(1)機器配置図復帰エリア((0,0) から
縦横 50*50ドット) 操作用系統図あるいは映像画面から機器配置図へ戻るた
めのタッチ領域。 (2)画面操作エリア((0,51) から縦横750*1280ドッ
ト) 機器配置図、操作用系統図、映像画面上のタッチ領域。
【0156】タッチ判別手段77では、選択画面番号記
憶部76に記憶されている現在表示中の画面番号と、入
力したタッチ座標を参照して、下記の処理を行う。
【0157】( i)現在表示中の画面が機器配置図の場
合、タッチ座標をそのまま画面切換処理手段78へ送信
する。 (ii)現在表示中の画面が操作用系統図(図37
(a))あるいは映像画面(図37(b))である場合
は、入力処理手段5からのタッチ座標が(1)、(2)
のいずれかのエリアに入るかを判別する。 タッチ座標が(1)であれば、当該タッチ座標を機器
配置図復帰処理手段79へ送信する。 タッチ座標が(2)であれば、表示画面が操作用系統
図のとき当該タッチ座標を操作用系統図表示手段6へ送
信し、表示画面が映像画面のときタッチを無効とするエ
ラー処理を行う。
【0158】上記タッチ判別手段77の処理フローを図
38に示す。
【0159】ここで、タッチ判別手段77が操作用系統
図もしくは映像画面から機器配置図復帰エリアのタッチ
を判別したとき、機器配置図復帰処理手段79は、図3
3に示すように、選択機器配置図判定部79aにおい
て、タッチ判別手段77からの起動要求を受けて、選択
画面番号記憶部76に記憶されている現在表示中の画面
番号から、図34に示すような機器配置図復帰テーブル
79bを参照して画面復帰すべき機器配置図を判定し、
当該画面の表示要求信号を機器配置図表示手段73へ送
信するとともに、選択画面番号記憶部76中の画面番号
を当該画面番号に更新する。
【0160】図27に詳細構成を示す機器配置図表示手
段73は、固定部表示処理部73aにおいて機器配置図
復帰処理手段79からの機器配置図表示要求信号を受け
て、機器配置図固定情報テーブル72に記憶されている
機器の外形や色、表示位置等の図形情報を参照して表示
すべき機器配置図データを作成し、送信処理部73bを
介して表示処理手段81に送信する。
【0161】一方、機器配置図画面でタッチがなされる
と、タッチ判別手段77が前述の判別処理によって画面
切換処理手段78を起動する。画面切換処理手段78
は、図30に示すような構成を有しており、画面切換制
御部78aにおいてタッチ判別手段77からのタッチ座
標、選択画面番号記憶部76に記憶された現在表示中の
機器配置図の画面番号、さらには映像選択状態記憶部7
4に記憶されている映像画面選択状態か否かのフラグか
ら、下記の処理を行う。
【0162】( i)映像選択状態(1)であれば、表示
中の画面番号とタッチ座標を選択映像画面判定部78b
へ送る。 (ii)映像画面非選択状態(0)であれば、表示中の画
面番号とタッチ座標を選択系統図判定部78dへ送る。 この画面切換制御部78aの処理フローを図39に示
す。
【0163】選択映像画面判定部78bでは、画面切換
制御部78aより受信した機器配置図の画面番号とタッ
チ座標から、図31に示すような機器配置図映像画面割
付テーブル78cを参照して、選択された映像画面を判
定し、映像画面表示手段75へ当該画面番号の映像画面
表示要求信号を送るとともに、選択画面番号記憶部76
の選択画面番号を当該映像画面番号に更新する。
【0164】また選択系統図判定部78dでは、画面切
換制御部78aより受信した機器配置図の画面番号とタ
ッチ座標から、図32に示すような機器配置図系統図割
付テーブル78eを参照して、選択された操作用系統図
を判定し、操作用系統図表示手段6へ当該画面番号の操
作用系統図表示要求信号を送るとともに、選択画面番号
記憶部76の選択画面番号を当該操作用系統図画面番号
に更新する。
【0165】映像画面表示手段75は、図28に示すよ
うな構成を有しており、映像画面制御部75aにおい
て、画面切換処理手段78からの映像画面表示要求信号
とともに映像画面番号を受信し、当該画面番号を撮影カ
メラ判定部75cへ送信するとともに、映像ウィンドウ
表示手段56へ映像ウィンドウの表示要求信号を送る。
【0166】撮影カメラ判定部75cでは、図29に示
すような画面−カメラ対応テーブル75bを参照して当
該映像画面を撮影するカメラ番号を判定し、このカメラ
番号の映像入力装置50の撮影要求信号を映像切換処理
手段80に送信する。
【0167】映像ウィンドウ表示手段56は、図35に
示すように、映像ウィンドウ表示処理部56bにおい
て、映像画面表示手段75の映像画面制御部75aより
受信した映像ウィンドウ表示要求信号を受けて、映像ウ
ィンドウ表示情報テーブル56aよりウィンドウ表示位
置やウィンドウサイズ等の表示情報を参照し、これらの
表示情報を表示処理手段81へ送信する。
【0168】映像切換処理手段80は、映像画面表示手
段75の撮影カメラ判定部75cからの映像入力装置切
換要求を受けて、入力チャンネルを当該映像入力装置5
0のものに切換え、その映像情報を表示処理手段81へ
送信する。
【0169】表示処理手段81は、操作用系統図表示手
段6あるいは機器配置図表示手段73からの画像情報、
および映像切換処理手段80からの映像情報、さらには
映像ウィンドウ表示手段56からの映像ウィンドウ表示
情報を受信し、CRT表示装置2へ操作用系統図、機器
配置図、あるいは操作端映像を表示する。
【0170】なお、本実施例においては、映像ウィンド
ウ表示情報テーブル56aは固定とし、全ての映像のウ
ィンドウを同一位置、同一サイズで表示するものとして
説明しているが、各映像画面ごとに異なるウィンドウ表
示情報をテーブル形式で持たせてもよい。
【0171】以上説明したように、本実施例では、機器
配置図上で予め定義された座標領域を選択することによ
り、その座標領域に割り当てられた映像画面をCRT表
示装置2に表示する一方、同じ機器配置図について、同
様に予め定義された座標領域を選択することにより、そ
の座標領域に割り当てられた操作用系統図を同じCRT
表示装置2に切換え表示することができる。このように
映像画面、操作用系統図を選択するための画面を機器配
置図に統合することにより、映像画面表示操作、操作用
系統図表示操作が統一されるとともに、機器配置図を媒
介にして、操作端映像表示と操作用系統図表示の間の画
面切換が容易となる。これによってオペレーションの前
後に映像による現場状態の確認を容易に行えるため、運
転員の操作負荷が軽減される。また、映像画面・機器配
置図・操作用系統図の間の画面切換が容易に行えるた
め、例えば運転員が操作用系統図上でオペレーションを
行う際に、当該操作端の設置場所を機器配置図で確認
し、ページング対象範囲を決めることができる。
【0172】図40は、請求項9および10の発明のオ
ペレーション装置の一実施例を示したものである。本実
施例では、図26に示した実施例と比較して、映像画面
と映像画面中に表示される操作対象機器(操作端)とを
対応付ける映像画面操作端割付テーブル85と、タッチ
判別手段77からのタッチ座標から選択画面番号記憶部
76に記憶されている表示中の映像画面番号および映像
画面操作端割付テーブル85を参照して映像画面上で選
択された操作端を識別し、当該操作端の操作フレームを
表示する操作フレーム表示手段86をさらに設けるとと
もに、タッチ判別手段77に、映像画面に対してタッチ
操作された場合にそのタッチ座標を操作フレーム表示手
段86に送信する機能を付加している。
【0173】映像画面操作端割付テーブル85は、図4
1に示すように、各映像画面ごとに、当該映像画面中に
表示される操作端の表示領域とその操作端のタグ番号を
定義したものである。
【0174】操作フレーム表示手段86は、図42に示
すように、操作端選択処理部86a、選択中操作端タグ
番号記憶部86b、操作フレーム処理部86c、および
送信処理部86dによって構成される。操作端選択処理
部86aは、選択画面番号記憶部76に記憶された現在
表示中の映像画面番号、およびタッチ判別手段77から
のタッチ座標、映像画面操作端割付テーブル85に記憶
された映像画面上の座標領域と操作端(タグ番号)の対
応関係とから、運転員が映像画面上でタッチした操作端
を識別し、当該操作端のタグ番号を選択中操作端タグ番
号記憶部86bに保存するとともに、操作フレーム処理
部86cを起動する。選択中操作端タグ番号記憶部86
bは、操作端選択処理部86aによって更新される選択
操作端のタグ番号を記憶する。操作フレーム処理部86
cは、操作端選択処理部86aからの起動命令を受け
て、選択中操作端タグ番号記憶部86bに記憶されてい
る現在選択中の操作端タグ番号を読み込み、当該操作端
の操作フレーム表示に必要な情報を操作端情報テーブル
8、およびプロセス量データテーブル9から取得する。
この操作フレーム処理部86cの処理は、図59に示す
操作用系統図表示手段6の操作フレーム処理部6cと同
じである。送信処理部86dは、操作フレーム処理部8
6cより送信される操作フレーム表示データを表示処理
手段81に送信する。
【0175】次に、以上の構成で、図43に示すように
映像画面上の操作端をタッチすることにより、当該操作
端の操作フレームを表示する場合について図40〜図4
4を参照しながら説明する。
【0176】タッチ判別手段77は、図26に示す実施
例においては、現在表示中の画面が映像画面の場合、運
転員による画面操作エリアへのタッチは受け付けなかっ
た(エラーとした)が、本実施例においてはタッチ操作
を受け付ける。その他のタッチ操作に対する処理は図2
6に示す実施例と同じである(図38参照)。本実施例
のタッチ判別手段77の処理フローを図44に示す。
【0177】タッチ判別手段77は、入力処理手段5か
ら映像画面におけるタッチ座標を入力すると(ステップ
400)、まず表示中の画面が機器配置図か否かを選択
画面番号記憶部76を参照して判別する(ステップ40
1)。選択画面番号記憶部76に記憶されている画面番
号から、表示中の画面が映像画面であることを判定する
と、入力処理手段5からのタッチ座標が機器配置図復帰
エリアか画面操作エリアかを判別する(ステップ40
2)。ここで、タッチ座標が画面操作エリアであること
を判別すると、表示中の画面が映像画面であることか
ら、タッチ座標を操作フレーム表示手段86へ送信する
(ステップ403)。
【0178】操作フレーム表示手段86は、その詳細構
成を図42に示すように、タッチ判別手段77よりタッ
チ座標を受け取ると、操作端選択処理部86aにおい
て、選択画面番号記憶部76に記憶されている現在表示
中の映像画面番号に基づいて、図41に示すような映像
画面操作端割付テーブル85を参照し、現在表示中の映
像画面中のどの操作端が選択されたかを識別して当該操
作端のタグ番号を選択中操作端タグ番号記憶部86bに
保存する。ついで、操作フレーム処理部86cにおい
て、選択中操作端タグ番号記憶部86bに保存されてい
る現在選択中の操作端タグ番号をもとに当該操作端の操
作フレームを表示するための情報を図61に示す操作端
情報テーブル8および図62に示すプロセス量データテ
ーブル9から読み込んで操作フレーム表示データを作成
し、送信処理部86dから表示処理手段81に送信す
る。
【0179】表示処理手段81は、映像ウィンドウ表示
手段56からの映像画面に、操作フレーム表示手段86
からの操作フレームを重ねてCRT表示装置2上に表示
する。
【0180】以上、本実施例では、CRT表示装置2上
に表示された映像画面において予め定義された座標領域
を選択することにより、その座標領域に割り当てられた
操作端の操作フレームを当該映像画面と同じCRT表示
装置2上に表示することができる。
【0181】このように、従来は現場補機の運転状態の
監視用であった映像画面から直接操作端を選択し、同じ
画面上でオペレーション可能にすることにより、ITV
での監視からオペレーションまでの煩雑な操作が不要と
なり、緊急時にも迅速に機器操作を行うことができる。
これによって運転員の操作負荷が軽減される。
【0182】図45は、請求項11および12の発明の
オペレーション装置の一実施例を示したものである。本
実施例では、図57に示した従来例の構成に、入力処理
手段5からの操作端選択信号により現在選択中の操作端
の操作端タグ番号を検索する選択中操作端タグ番号検索
手段91と、選択中操作端タグ番号を記憶する選択中操
作端タグ番号記憶メモリ92と、プラントの現場に取り
付けられた複数のマイクロフォン93と、中央操作室側
に設置されたスピーカ94と、操作端タグ番号と現場に
取り付けられたマイクロフォン番号とを対応づけるマイ
クロフォン選択テーブル95と、選択中操作端に対応す
るマイクロフォン番号を検索し、マイクロフォンのオン
/オフ指令を出力する音響制御手段96と、マイクロフ
ォンのオン/オフ指令を記憶するマイクロフォンオンオ
フ指令テーブル97と、マイクロフォンオンオフテーブ
ル97に基づいて現場のマイクロフォン93をオン/オ
フ制御し、マイクロフォン93からの音響信号をスピー
カ94へ出力するコントロールアンプ装置98が追加さ
れている。
【0183】選択中操作端タグ番号検索手段91は、運
転員が操作用系統図上からタッチにより操作端を選択し
た際に、入力処理手段5を介して操作端のタッチ位置座
標を入力し、それを基に系統図操作端割付テーブル7内
の選択された操作端のタグ番号を検索し、その操作端タ
グ番号の選択中フラグがオンであれば選択中操作端タグ
番号記憶メモリ92へ当該操作端タグ番号を書き込み、
オフであれば選択中操作端タグ番号記憶メモリ92の内
容を0にクリアする。
【0184】マイクロフォン選択テーブル95は、図4
6に示すような構成とし、操作端タグ番号とマイクロフ
ォン番号の対応を1/0で表している。図46の例で
は、操作端タグ番号A009、A010、A011に対
してそれぞれマイクロフォンA、マイクロフォンB、マ
イクロフォンCが対応していることを示す。また、プラ
ント内の機器配置の都合によってはA012のように他
の操作端と同一のマイクロフォンとなる場合もあり、操
作端タグ番号とマイクロフォン番号の対応を重複可能な
ようにこのようなテーブル構成としている。
【0185】音響制御手段96は、選択中操作端タグ番
号記憶メモリ92を参照し、その内容が「0」でない場
合は、記憶されている操作端タグ番号に基づいてマイク
ロフォン選択テーブル95から対応するマイクロフォン
番号を検索し、このマイクロフォン番号をもとにマイク
ロフォンオンオフ指令テーブル97の該当するマイクロ
フォンに対してオン指令を書き込む。一方、選択中操作
端タグ番号記憶メモリ92の内容が「0」であった場合
は、マイクロフォンオンオフ指令テーブル97の全ての
マイクロフォンに対してオフ指令を書き込む。
【0186】マイクロフォンオンオフ指令テーブル97
は、図47に示すような構成とし、マイクロフォン番号
ごとに、音響制御手段96により指令値が更新される。
指令値は1でマイクロフォンオンを表し、0でマイクロ
フォンオフを表す。
【0187】なお、ハードウェアの分割および機器配置
については図48にその一例を示す。設置場所について
は、プラント16、計算機室100、中央操作室101
に分かれる。プラント16には、A009、A010、
A011、A012等の現場操作端と、それぞれの操作
端現場音を集音するマイクロフォン93が複数台設置さ
れ、計算機室100には、プラント16に設置された現
場操作端に直接制御信号を出力する制御装置15と、図
45に示すオペレーション装置1のうち、CRT表示装
置2、タッチ入力装置3、キーボード入力装置4、およ
びスピーカ94を除く計算機部本体102と、制御装置
15と計算機部本体102間の信号の受け渡しを行うデ
ータ伝送手段14が設置され、中央操作室101には、
CRT表示装置2、タッチ入力装置3、キーボード入力
装置4、およびスピーカ94を収めたオペレータコンソ
ール103が設置されるものとする。また、通常運転員
は中央操作室101に居て、オペレータコンソール10
3のCRT表示装置2によりプラント16を監視し、必
要に応じてオペレーション装置1によりプラント16に
設置された現場操作端を手動操作するものとする。
【0188】以上の構成で、例えば、火力発電プラント
において、A槽払い出しポンプなる操作端を起動操作す
る場合について図45〜図50を参照しながら説明す
る。
【0189】このような場合、運転員は中央操作室10
1内に設置されたオペレーション装置のオペレータコン
ソール103の前に座り、CRT表示装置2に表示され
た操作用系統図上からA槽払い出しポンプを捜し出し、
タッチにより選択する。
【0190】選択中操作端タグ番号検索手段91は、図
49に示すように、運転員のタッチ入力による操作端選
択を受けてタッチ座標を入力処理手段5から入力し(ス
テップ500)、それを基に図60に示すような系統図
操作端割付テーブル7を参照して選択された操作端がA
009であることを検索し(ステップ501、50
2)、且つその選択中フラグがこの操作端選択によりオ
ンにセットされたか否かを判定して(ステップ50
3)、オンにセットされている場合には、この操作端タ
グ番号「A009」を選択中操作端タグ番号記憶メモリ
92に書き込む(ステップ504)。
【0191】音響制御手段96は、図50に示すよう
に、選択中操作端タグ番号記憶メモリ92から記憶内容
である操作端タグ番号「A009」を入力し(ステップ
510)、まず「0」でないことをステップ511にて
判断した後、図46に示すマイクロフォン選択テーブル
95を参照し、操作端タグ番号「A009」に対応する
マイクロフォンが「マイクロフォンA」であることを検
索し(ステップ512)、さらに図47に示すマイクロ
フォンオンオフ指令テーブル97のマイクロフォンAの
指令値のエリアにマイクロフォンオンを示す「1」を書
き込む(ステップ513)。
【0192】コントロールアンプ98は、現場の操作端
ごとに取り付けられた複数のマイクロフォン93のう
ち、マイクロフォンオンオフ指令テーブル97に従って
指令値エリアが「1」となっているマイクロフォンAの
みの音響入力を増幅し、中央操作室101側に設置され
たスピーカ94へ音響信号を出力する。
【0193】そしてその後、運転員がオペレーション操
作を完了し、再度CRT表示装置2に表示された操作用
系統図上からA槽払い出しポンプをタッチにより選択解
除することで、系統図操作端割付テーブル7の選択中フ
ラグがオフとなる。
【0194】選択中操作端タグ番号検索手段91は、系
統図操作端割付テーブル7の選択中フラグがオフとなっ
ていることを受けて、選択中操作端タグ番号記憶メモリ
92へ「0」を書き込む(図49のステップ505)。
【0195】音響制御手段96は、選択中操作端タグ番
号記憶メモリ92より入力した選択中操作端タグ番号が
「0」となっていることを判定し、図47に示すマイク
ロフォンオンオフ指令テーブル97の全ての指令値エリ
アにマイクロフォンオフを示す「0」を書き込む(図5
0のステップ513)。
【0196】コントロールアンプ98は、マイクロフォ
ンオンオフ指令テーブル97のマイクロフォンAの指令
値エリアが「0」となったことで中央操作室101側に
設置されたスピーカ94への音響信号の出力を停止す
る。
【0197】以上、本実施例によれば、プラント16か
ら離れた位置にある中央操作室101に設置されたオペ
レータコンソール103の前にいる運転員に、オペレー
ション操作を行いたい操作端「A槽払い出しポンプ」を
CRT表示装置2の画面上で選択したタイミングから、
操作を完了し再度CRT画面タッチにより操作端選択を
解除するまでの間、プラント16側に設置された実際の
「A槽払い出しポンプ」の現場音を聞かせることが可能
となり、オペレーション装置1による操作前の現場音、
操作端実動作中の現場音、操作端動作完了後の現場音を
聞かせることで、現場の「A槽払い出しポンプ」の前に
行きローカルに手動操作しているのと同様の臨場感を運
転員に与え、且つオペレーション操作を行う際に適度な
緊張感を運転員に与えることができるようになる。
【0198】このように中央操作室101に設置された
オペレータコンソール103の前に居ながらにして選択
した操作端の現場音を聞けるようになるとともに、オペ
レーション操作の度に、通常のオペレーション操作を行
っていくだけで、自動的且つタイムリーに現場音を聞く
ことができことにより、従来の補機動作音監視装置を使
っての現場音監視を行う際に発生していた運転員による
マイクロフォンの選択操作が不要となり、運転員の負荷
低減も図れるようになる。
【0199】図51は、請求項13および14の発明の
オペレーション装置の一実施例を示したものである。本
実施例では、図57に示した従来例の構成に、前記した
選択中操作端タグ番号検索手段91と、選択中操作端タ
グ番号記憶メモリ92と、現場の複数箇所および中央操
作室に取り付けられたスピーカ111と、操作端タグ番
号と各スピーカ番号とを対応づけるスピーカ選択テーブ
ル112と、操作端タグ番号と音声文章番号とを対応づ
けて記憶する音声文章テーブル113と、選択中操作端
に対応するスピーカ番号および音声文章番号を検索し、
スピーカのオン/オフ指令および検索した音声文章番号
を出力する音声出力制御手段114と、スピーカのオン
/オフ指令を記憶するスピーカオンオフ指令テーブル1
15と、音声文章番号を入力して音声文章に変換された
実音声信号を出力する音声文章発生手段116と、スピ
ーカオンオフ指令テーブル115に従って複数のスピー
カ111のオン/オフを制御し、音声文章発生手段11
6より入力した実音声信号を出力する音声出力用コント
ロールアンプ117が追加されている。
【0200】スピーカ選択テーブル112は、図52に
示すような構成とし、操作端タグ番号とスピーカ番号の
対応を1/0で表している。図52の例では、操作端タ
グ番号A009、A010、A011、A012に対し
てそれぞれスピーカAおよびスピーカC、スピーカAお
よびスピーカB、スピーカAおよびスピーカD、スピー
カAおよびスピーカDが対応していることを示す。この
テーブル構成は、オペレーション装置1からの操作端操
作時の音声情報として、1つの作業エリアだけでなく複
数の作業エリアに対して情報伝達を行う必要が考えられ
るため、複数の出力先スピーカを自由に組み合わせるこ
とを可能なようにこのようなテーブル構成としている。
【0201】音声文章テーブル113は、図53に示す
ような構成とし、操作端タグ番号ごとに、対応する音声
文章番号を示している。図53の例では、操作端タグ番
号A009、A010、A011、A012に対してそ
れぞれ音声文章番号9、10、11、12が対応してい
ることを示す。
【0202】音声出力制御手段114は、選択中操作端
タグ番号記憶メモリ92の内容が操作端タグ番号のと
き、この操作端タグ番号を基にスピーカ選択テーブル1
12および音声文章テーブル113を参照してそれぞれ
対応するスピーカ番号および音声文章番号を検索し、そ
のスピーカ番号に基づいてスピーカオンオフ指令テーブ
ル115へオン指令を書き込むとともに、音声文章番号
を音声文章発生手段116に通知する。また、選択中操
作端タグ番号記憶メモリ92の内容が「0」であった場
合はスピーカオンオフ指令テーブル115の全てのスピ
ーカに対してオフ指令を書き込む。
【0203】スピーカオンオフ指令テーブル115は、
図54に示すような構造とし、スピーカ番号ごとに、音
声出力制御手段114により指令値が更新される。指令
値は1でスピーカオンを表し、0でスピーカオフを表
す。
【0204】音声文章発生手段116は、音声信号をデ
ジタル化してICメモリや磁気ディスク等の記憶媒体に
記憶しておき、音声出力制御手段114から音声文章番
号とともに出力要求を受けとったとき、実音声に変換し
て音声出力用コントロールアンプ117に出力する。
【0205】ハードウェアの分割および機器配置につい
ては図55にその例を示す。設置場所については、プラ
ント16、計算機室100、中央操作室101に分かれ
る。プラント16には、現場操作端であるA009、A
010、A011、A012と、それぞれの操作端が設
置されたエリアに対して音声情報を出力するスピーカ1
11が複数台設置され、また各操作端が設置されている
エリアごとに現場作業員が居るものとする。計算機室1
00には、プラント16に設置された現場操作端に直接
制御信号を出力する制御装置15と、図51に示すオペ
レーション装置1のうち、CRT表示装置2、タッチ入
力装置3、キーボード入力装置4およびスピーカ111
を除く計算機部本体102と、制御装置15と計算機部
本体102間の信号の受け渡しを行うデータ伝送手段1
4が設置され、中央操作室101には、CRT表示装置
2、タッチ入力装置3、キーボード入力装置4およびス
ピーカ111を収めたオペレータコンソール103が設
置されるものとする。また、通常運転員は中央操作室1
01に居て、オペレータコンソール103のCRT表示
装置2によりプラントを監視し、必要に応じてオペレー
ション操作によりプラント16に設置された現場操作端
を手動操作するものとする。
【0206】以上の構成で、例えば、火力発電プラント
において、A槽払い出しポンプなる操作端を起動操作す
る場合について図51〜図56を参照しながら説明す
る。
【0207】このような場合、運転員は中央操作室10
1内に設置されたオペレーション装置1のオペレータコ
ンソール103の前に座り、CRT表示装置2に表示さ
れた操作用系統図上からA槽払い出しポンプを捜し出
し、タッチにより選択する。
【0208】選択中操作端タグ番号検索手段91は、運
転員のタッチ入力による操作端選択を受けてタッチ座標
を入力処理手段5から入力し、それを基に図60に示す
ような系統図操作端割付テーブル7から選択された操作
端がA009であることを検索し、且つその選択中フラ
グがオンにセットされたことにより、選択中操作端タグ
番号記憶メモリ92へ操作端タグ番号「A009」を書
き込む。
【0209】音声出力制御手段114は、図56に示す
ように、選択中操作端タグ番号記憶メモリ92から選択
中操作端タグ番号「A009」を入力し(ステップ60
0)、まず「0」でないことを判断した後(ステップ6
01)、図53に示す音声文章テーブル113を参照
し、操作端タグ番号「A009」に対応する音声文章番
号が「9」であることを検索し(ステップ602)、次
いで図52に示すスピーカ選択テーブル112を参照
し、操作端タグ番号「A009」に対応するスピーカ番
号が「スピーカA」と「スピーカC」であることを検索
する(ステップ603)。そして、図54に示すスピー
カオンオフ指令テーブル115のスピーカAとスピーカ
Cの指令値のエリアにスピーカオンを示す「1」をそれ
ぞれ書き込む(ステップ604)。
【0210】音声出力用コントロールアンプ117は、
中央操作室101のオペレータコンソール103、およ
び現場の操作端ごとに取り付けられた複数のスピーカ1
11のうち、スピーカオンオフ指令テーブル115に従
って指令値エリアが「1」となっている中央操作室10
1のオペレータコンソール103に設置されたスピーカ
Aと、現場操作端「A009」の作業エリアに設置され
たスピーカCへ、予めデジタル化してICメモリや磁気
ディスク等の記憶媒体に記憶しておいた音声信号のう
ち、音声文章番号「9」の音声文章を実音声に変換して
出力する。
【0211】そしてその後、運転員がオペレーション操
作を完了し、再度CRT表示装置2に表示された操作用
系統図上からA槽払い出しポンプをタッチにより選択解
除すると、系統図操作端割付テーブル7の選択中フラグ
がオフとされ、選択中操作端タグ番号検索手段91は、
系統図操作端割付テーブル7の選択中フラグがオフとな
っていることを受けて、選択中操作端タグ番号記憶メモ
リ92へ「0」を書き込む。
【0212】音声出力制御手段114は、選択中操作端
タグ番号記憶メモリ92より入力した選択中操作端タグ
番号が「0」となっていることを判定し、図54に示す
スピーカオンオフ指令テーブル115の指令値エリアの
全てのエリアにスピーカオフを示す「0」を書き込む
(図56のステップ605)。
【0213】以上、本実施例によれば、中央操作室10
1に設置されたオペレータコンソール103より行った
「A槽払い出しポンプ」のオペレーション操作に関する
音声通報を、中央操作室101で作業している他の運転
員や当直長と、プラント16内の「A槽払い出しポン
プ」の近くで作業している現場作業員だけに対して行う
ことが可能となる。これは、プラント16内の他の作業
エリアで作業中の作業員に対して、直接関係のない音声
通報を聞かせないで済むこととなり、煩雑化してきてい
る情報を整理して伝達されることで、運転員および現場
作業員の負荷を軽減し、且つ情報の氾濫による誤操作防
止が図れるようになる。
【0214】なお、上記実施例では表示装置をCRT表
示装置にて説明したが、これに限定されることなく、種
々の表示装置、例えば液晶表示装置、プラズマ表示装置
等を用いることができる。
【0215】
【発明の効果】上記したように、請求項1〜6の発明に
よれば、操作用系統図上で操作端の操作を行う際に、操
作用系統図上に操作フレームと併せて現場の映像をウィ
ンドウ表示することにより、従来のITV操作パネルを
用いた面倒なPB操作が不要となり、操作性の向上を図
ることができる。
【0216】また、従来のITVモニタやITV操作パ
ネルを設置する必要がなくなり、設置スペースを削減す
ることができる。
【0217】また、映像の操作が表示装置の画面上から
一貫してできることから、運転員は操作時に視線を表示
装置に集中でき、運転員の負荷軽減となる。
【0218】また、請求項7および8の発明によれば、
機器配置図から映像画面の表示、機器配置図から操作用
系統図の表示を一貫した操作で行えるので、従来のよう
に映像画面、操作用系統図で異なる操作を覚える必要が
なくなり、運転員の負荷が軽減される。さらに、映像画
面・機器配置図・操作用系統図の間で画面切替を行える
ため、運転員はオペレーション対象操作端の現場映像や
館内の設置場所、系統図の各情報を容易に取得すること
ができる。
【0219】また、請求項9および10の発明によれ
ば、現場操作端の状況を映像で監視している際に異常を
発見した場合、当該映像中の異常操作端を直接選択する
ことによりその操作端の操作フレームを表示するので、
オペレーションを行うための画面切り換えや当該操作端
の再度選択といった煩雑な操作を不要とし、緊急時にも
迅速に機器操作を行うことができる。
【0220】また、請求項11および12の発明によれ
ば、プラントから離れた位置にある中央操作室に設置さ
れたオペレーション装置の前に居る運転員に、オペレー
ション操作を行いたい操作端を表示装置の画面上で選択
したタイミングから、操作を完了し再度画面タッチによ
り操作端選択を解除するまでの間、プラント側に設置さ
れた実際の操作端の現場音を聞かせることが可能とな
り、オペレーションによる操作前の現場音、操作端実動
作中の現場音、操作端動作完了後の現場音を聞かせるこ
とで、現場の操作端の前に行きローカルに手動操作をし
ているのと同様の臨場感を運転員に与え、且つオペレー
ションを行う際に適度な緊張感を運転員に与えることが
できるようになる。
【0221】また、それと同時に中央操作室に設置され
たオペレータコンソールの前に居ながらにして選択した
操作端の現場音を聞けるようになり、オペレーション操
作の度に、聴覚による操作端の正常/異常の監視が行え
るようになる。さらに、通常のオペレーション操作を行
っていくだけで自動的で、且つタイムリーに現場音を聞
くことができることで、従来の補機動作音監視装置を使
っての現場音監視を行う際に発生していた、運転員によ
るマイクロフォンの選択操作が不要となるということで
あり、運転員の負荷低減も図れるようになる。
【0222】また、請求項13および14の発明によれ
ば、オペレーションを行う際運転員や現場作業員に対し
て従来行われていた音声通知を、操作端ごとに出力する
スピーカを自動的に選別して出力することが可能とな
る。これにより、従来の接続されている全てのスピーカ
から一斉に出力されていた音声情報を、目的に合わせ
て、その情報を必要としている作業員だけに聞かせるこ
とが可能となり、煩雑化してきている情報を整理して伝
達することが可能となり、運転員および現場作業員の負
荷を軽減し、且つ情報の氾濫による誤操作防止が図れ
る。
【0223】以上示した本発明のオペレーション装置に
おける運転員の操作は、全て表示装置上で行うことが可
能であり、従来側のITV、音声通報装置、補機動作音
監視装置に設けられた操作パネルを不要とすることで表
示装置の画面上のタッチという統一のとれた操作にな
り、操作性の向上、運転員の負荷軽減に寄与する。ま
た、従来運転員が先に示したITV、音声通報装置、補
機動作後監視装置の操作方法に習熟するために必要な運
転員教育時間の短縮を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例にかかかるオペレー
ション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における操作用系統図表示手段6の詳細構
成を示すブロック図である。
【図3】図1における映像割付テーブル51のデータ構
成例を示す図である。
【図4】図1における映像位置情報テーブル52のデー
タ構成例を示す図である。
【図5】図1における映像入力装置50の詳細構成を示
すブロック図である。
【図6】図5における映像現在位置出力テーブル50c
のデータ構成例を示す図である。
【図7】図1における映像判定手段53の詳細構成を示
すブロック図である。
【図8】図1における映像切換処理手段54の詳細構成
を示すブロック図である。
【図9】図8における映像動作位置出力テーブル54c
のデータ構成例を示す図である。
【図10】図1における映像ウィンドウ表示手段56の
詳細構成を示すブロック図である。
【図11】図10における映像ウィンドウ表示情報テー
ブル56aのデータ構成例を示す図である。
【図12】図1に示す実施例における操作用系統図画面
からの操作端選択操作例(a)とこの操作端選択操作に
よる映像ウィンドウ表示例(b)を示す図である。
【図13】図1における操作用系統図表示手段6の処理
動作を示すフローチャートである。
【図14】図1における映像判定処理手段53の処理動
作を示すフローチャートである。
【図15】図1における映像入力装置の処理の流れを説
明する図である。
【図16】図1における映像切換処理手段54の処理動
作を示すフローチャートである。
【図17】図8における映像切換処理部54fの処理動
作を示すフローチャートである。
【図18】図1における映像表示要求処理手段55の処
理動作を示すフローチャートである。
【図19】図1における映像ウィンドウ表示手段56の
処理動作を示すフローチャートである。
【図20】請求項2の発明の一実施例にかかるオペレー
ション装置の構成を示すブロック図である。
【図21】図20における操作端・映像オンオフ操作情
報テーブル61のデータ構成例を示す図である。
【図22】図20における映像オンオフ出力データテー
ブル62ののデータ構成例を示す図である。
【図23】図20に示す実施例における操作用系統図画
面からの操作端選択操作例(a)と、この操作端選択操
作によって表示した操作フレームからの映像表示選択操
作例(b)と、この映像表示選択操作による映像ウィン
ドウ表示例(c)とを示す図である。
【図24】図20における操作フレーム映像表示要求処
理手段65の処理動作を示すフローチャートである。
【図25】図20における映像ウィンドウ表示手段56
の詳細構成を示すブロック図である。
【図26】請求項3の発明の一実施例にかかるオペレー
ション装置の構成をを示すブロック図である。
【図27】図26における機器配置図表示手段73の詳
細構成を示すブロック図である。
【図28】図26における映像画面表示手段75の詳細
構成を示すブロック図である。
【図29】図28における画面カメラ対応テーブル75
bのデータ構成例を示す図である。
【図30】図26における画面切換処理手段78の詳細
構成を示すブロック図である。
【図31】図30における機器配置図映像画面割付テー
ブル78cのデータ構成例を示す図である。
【図32】図30における機器配置図系統図割付テーブ
ル78eのデータ構成例を示す図である。
【図33】図26における機器配置図復帰処理手段79
の詳細構成を示すブロック図である。
【図34】図33における機器配置図復帰テーブル79
bのデータ構成例を示す図である。
【図35】図26における映像ウィンドウ表示手段56
の詳細構成を示すブロック図である。
【図36】図26に示す実施例における表示画面例を示
す図である。
【図37】図26におけるタッチ判別手段77が判別す
る座標領域を例示する図である。
【図38】図26におけるタッチ判別手段77の処理動
作を示すフローチャートである。
【図39】図30における画面切換制御部78aの処理
動作を示すフローチャートである。
【図40】請求項4の発明の一実施例にかかるオペレー
ション装置の構成をを示すブロック図である。
【図41】図40における映像画面操作端割付テーブル
85のデータ構成例を示す図である。
【図42】図40における操作フレーム表示手段86の
詳細構成を示すブロック図である。
【図43】図40に示す実施例における表示画面例を示
す図である。
【図44】図40におけるタッチ判別手段77の処理動
作を示すフローチャートである。
【図45】請求項5の発明の一実施例にかかるオペレー
ション装置の構成を示すブロック図である。
【図46】図45におけるマイクロフォン選択テーブル
95のデータ構成例を示す図である。
【図47】図45におけるマイクロフォンオンオフ指令
テーブル97のデータ構成例を示す図である。
【図48】図45に示す実施例のハードウェアの分割お
よび機器配置の一例を示す図である。
【図49】図45における選択中操作端タグ番号検索手
段91の処理動作を示すフローチャートである。
【図50】図45における音響制御手段96の処理動作
を示すフローチャートである。
【図51】請求項6の発明の一実施例にかかるオペレー
ション装置の構成を示すブロック図である。
【図52】図51におけるスピーカ選択選択テーブル1
12のデータ構成例を示す図である。
【図53】図51における音声文章テーブル113のデ
ータ構成例を示す図である。
【図54】図51におけるスピーカオンオフ指令テーブ
ル115のデータ構成例を示す図である。
【図55】図51に示すハードウェアの分割および機器
配置の一例を示す図である。実
【図56】図51における音声出力制御手段114の処
理動作を示すフローチャートである。
【図57】オペレーション装置の従来例を示すブロック
図である。
【図58】操作用系統図の表示画面例を示す図である。
【図59】図57における操作用系統図表示手段6の詳
細構成を示すブロック図である。
【図60】系統図操作端割付テーブル7のデータ構成例
を示す図である。
【図61】操作端情報テーブル8のデータ構成例を示す
図である。
【図62】プロセス量データテーブル9のデータ構成例
を示す図である。
【図63】出力データテーブル13のデータ構成例を示
す図である。
【図64】従来のITV装置の構成の一例を示す図であ
る。
【図65】図64における操作パネル24表面のPB配
置例を示す図である。
【図66】従来の音声通報装置の構成の一例を示す図で
ある。
【図67】従来の補機動作音監視装置の構成の一例を示
す図である。
【図68】図67における操作パネル42表面のPB配
置例を示す図である。
【符号の説明】
1………オペレーション装置、2………CRT表示装
置、3………タッチ入力装置、4………キーボード入力
装置、5………入力処理手段、6………操作用系統図表
示手段、7………系統図操作端割付テーブル、8………
操作端情報テーブル、9………プロセス量データテーブ
ル、11………データ入力処理手段、12………機器操
作処理手段、13………出力データテーブル、17……
…系統図固定情報テーブル、18………系統図表示項目
テーブル、50………映像入力装置、51………映像割
付テーブル、52………映像位置情報テーブル、53…
……映像判定手段、54………映像切換処理手段、55
………映像表示要求処理手段、56………映像ウィンド
ウ表示手段、57………画像合成処理手段、61………
操作端・映像オンオフ操作情報テーブル、62………映
像オンオフ出力データテーブル、63………機器・映像
操作処理手段、64………操作フレーム映像表示要求処
理手段、72………機器配置図固定情報テーブル、73
………機器配置図表示手段、74………映像選択状態記
憶部、75………映像画面表示手段、76………選択画
面番号記憶部、77………タッチ判別手段、78………
画面切換処理手段、79………機器配置図復帰処理手
段、80………映像切換処理手段、81………表示処理
手段、85………映像画面操作端割付テーブル、86…
……操作フレーム表示手段、91………選択中操作端タ
グ番号検索手段、92………選択中操作端タグ番号記憶
メモリ、93………マイクロフォン、94、111……
…スピーカ、95………マイクロフォン選択テーブル、
96………音響制御手段、97………マイクロフォンオ
ンオフ指令テーブル、98………コントロールアンプ装
置、112………スピーカ選択テーブル、113………
音声文章テーブル、114………音声出力制御手段、1
15………スピーカオンオフ指令テーブル、116……
…音声文章発生手段、117………音声出力用コントロ
ールアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 克利 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝システムテクノロジー株式会社内 (72)発明者 竹内 清和 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝システムテクノロジー株式会社内 (72)発明者 加納 泰宏 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの運転状況を表示する表示装置
    と、 運転員からの要求を入力する入力装置と、 この入力装置からの入力情報を処理する入力処理手段
    と、 プラントからプラント状態を示すプラントデータを入力
    するデータ入力処理手段と、 このデータ入力処理手段からのプラントデータおよび前
    記入力処理手段からの入力情報に基づいてプラント状態
    を示すプラント系統図もしくはこのプラント系統図とと
    もに所定のプラント機器を操作するための操作フレーム
    を含む操作用系統図表示データを作成し、前記表示装置
    に出力する操作用系統図表示手段と、 前記表示装置に表示された操作フレームを用いて機器操
    作がなされたとき前記入力処理手段から送られる機器操
    作情報に基づいて当該プラント機器に対する操作指令を
    出力する機器操作処理手段とを備えたオペレーション装
    置において、 プラントの複数箇所に配置されプラント機器の映像を入
    力する映像入力装置と、 前記表示装置に表示された操作用系統図から前記入力装
    置を介して操作したいプラント機器が選択されたとき、
    当該プラント機器の映像を撮る映像入力装置を判定する
    映像判定手段と、 この映像判定手段によって判定された映像入力装置に対
    して当該プラント機器の映像を撮る位置に駆動するよう
    要求するとともに、当該映像入力装置からの映像を選択
    し出力する映像切換処理手段と、 前記表示装置に表示された操作用系統図から前記入力装
    置を介して操作したいプラント機器が選択されたとき、
    当該プラント機器の映像表示要求を出力する映像ウィン
    ドウ表示手段と、 前記操作用系統図表示手段から出力される操作用系統図
    表示データを入力して前記表示装置に操作用系統図を表
    示し、前記映像ウィンドウ表示手段から映像表示要求が
    出力されたときは前記操作用系統図表示手段からの操作
    用系統図表示データに前記映像切換処理手段からの映像
    データを合成して前記表示装置に合成画面を表示する画
    像合成処理手段とを具備することを特徴とするオペレー
    ション装置。
  2. 【請求項2】 プラントの運転状況を表示する表示装置
    と、 運転員からの要求を入力する入力装置と、 この入力装置からの入力情報を処理する入力処理手段
    と、 プラントからプラント状態を示すプラントデータを入力
    するデータ入力処理手段と、 このデータ入力処理手段からのプラントデータおよび前
    記入力処理手段からの入力情報に基づいてプラント状態
    を示すプラント系統図もしくはこのプラント系統図とと
    もに所定のプラント機器を操作するための操作フレーム
    を含む操作用系統図表示データを作成し、前記表示装置
    へ出力する操作用系統図表示手段と、 前記表示装置に表示された操作フレームを用いて機器操
    作がなされたとき前記入力処理手段から送られる機器操
    作情報に基づいて当該プラント機器に対する操作指令を
    出力する機器操作処理手段とを備えたオペレーション装
    置において、 プラントの複数箇所に配置されプラント機器の映像を入
    力する映像入力装置と、 プラント機器ごとに対応する映像入力装置および目標映
    像位置の情報を記憶する映像情報記憶手段と、 前記表示装置に表示された操作用系統図から前記入力装
    置を介してプラント機器が選択されたとき、当該プラン
    ト機器の選択情報に基づいて前記映像情報記憶手段から
    当該プラント機器に対応する映像入力装置および目標映
    像位置の各情報を取り出す映像判定手段と、 この映像判定手段によって判定された映像入力装置につ
    いてその現在位置を当該映像入力装置から入力し、この
    現在位置と前記映像判定手段からの目標映像位置とを比
    較して駆動要求信号を当該映像入力装置へ出力するとと
    もに、この駆動要求信号によって目標映像位置に駆動さ
    れた当該映像入力装置からの映像を選択し出力する映像
    切換処理手段と、 前記表示装置に表示された操作用系統図から前記入力装
    置を介してプラント機器が選択されたとき、当該プラン
    ト機器の選択情報に基づいて当該プラント機器の映像を
    前記表示装置に表示するかあるいは消去するかを判定す
    る映像表示要求処理手段と、 この映像表示要求処理手段の判定結果に基づいて映像消
    去要求あるいは映像ウィンドウの大きさおよび表示位置
    を規定する映像ウィンドウ表示情報を含む映像表示要求
    を出力する映像ウィンドウ表示手段と、 前記操作用系統図表示手段から出力される操作用系統図
    表示データを入力して前記表示装置に操作用系統図を表
    示し、前記映像ウィンドウ表示手段から映像表示要求が
    出力されたとき前記映像ウィンドウ表示情報に基づいて
    前記操作用系統図表示手段からの操作用系統図表示デー
    タと前記映像切換処理手段からの映像データを合成して
    前記表示装置に合成画面を表示し、前記映像ウィンドウ
    表示手段から映像消去要求が出されたとき前記合成画面
    から映像ウィンドウを消去する画像合成処理手段とを具
    備することを特徴とするオペレーション装置。
  3. 【請求項3】 プラントの運転状況を表示する表示装置
    と、 運転員からの要求を入力する入力装置と、 この入力装置からの入力情報を処理する入力処理手段
    と、 プラントからプラント状態を示すプラントデータを入力
    するデータ入力処理手段と、 このデータ入力処理手段からのプラントデータおよび前
    記入力処理手段からの入力情報に基づいてプラント状態
    を示すプラント系統図もしくはこのプラント系統図さと
    ともに所定のプラント機器を操作するための操作フレー
    ムを含む操作用系統図表示データを作成し、前記表示装
    置へ出力する操作用系統図表示手段と、 前記表示装置に表示された操作フレームを用いて機器操
    作がなされたとき前記入力処理手段から送られる機器操
    作情報に基づいて当該プラント機器に対する操作指令を
    出力する機器操作処理手段とを備えたオペレーション装
    置において、 前記操作用系統図表示手段によって作成され前記表示装
    置に表示される操作フレームは、当該プラント機器の映
    像を表示するか否かを選択する映像表示選択項目を含
    み、前記オペレーション装置はさらに、 プラントの複数箇所に配置されプラント機器の映像を入
    力する映像入力装置と、 前記表示装置に表示された操作用系統図から前記入力装
    置を介して操作したいプラント機器が選択されたとき、
    当該プラント機器の映像を撮る映像入力装置を判定する
    映像判定手段と、 この映像判定手段によって判定された映像入力装置に対
    して当該プラント機器の映像を撮る位置に駆動するよう
    要求するとともに、当該映像入力装置からの映像を選択
    し出力する映像切換処理手段と、 前記表示装置に表示された操作フレーム内の前記映像表
    示選択項目により映像表示要求がなされたとき、映像ウ
    ィンドウの大きさおよび表示位置を規定する映像ウィン
    ドウ表示情報を出力する映像ウィンドウ表示手段と、 前記操作用系統図表示手段から出力される操作用系統図
    表示データを入力して前記表示装置に操作用系統図を表
    示し、前記映像ウィンドウ表示手段から映像ウィンドウ
    表示情報が出力されたときはこの映像ウィンドウ表示情
    報に基づいて前記操作用系統図表示手段からの操作用系
    統図データに前記映像切換処理手段からの映像データを
    合成して前記表示装置に合成画面を表示する画像合成処
    理手段とを具備することを特徴とするオペレーション装
    置。
  4. 【請求項4】 プラントの運転状況を表示する表示装置
    と、 運転員からの要求を入力する入力装置と、 この入力装置からの入力情報を処理する入力処理手段
    と、 プラントからプラント状態を示すプラントデータを入力
    するデータ入力処理手段と、 このデータ入力処理手段からのプラントデータおよび前
    記入力処理手段からの入力情報に基づいてプラント状態
    を示すプラント系統図もしくはこのプラント系統図とと
    もに所定のプラント機器を操作するための操作フレーム
    を含む操作用系統図表示データを作成し、前記表示装置
    へ出力する操作用系統図表示手段と、 前記表示装置に表示された操作フレームを用いて機器操
    作がなされたとき前記入力処理手段から送られる機器操
    作情報に基づいてプラントの当該機器に対する操作指令
    を出力する機器操作処理手段とを備えたオペレーション
    装置において、 前記操作用系統図表示手段によって作成され前記表示装
    置に表示される操作フレームは、当該プラント機器の映
    像を表示するか否かを選択する映像表示選択項目を含
    み、前記オペレーション装置はさらに、 プラントの複数箇所に配置されプラント機器の映像を入
    力する映像入力装置と、 プラント機器ごとに対応する映像入力装置および目標映
    像位置の情報を記憶する映像情報記憶手段と、 前記表示装置に表示された操作用系統図から前記入力装
    置を介して操作したいプラント機器が選択されたとき、
    当該プラント機器情報に基づいて前記映像情報記憶手段
    から当該プラント機器に対応する映像入力装置および目
    標映像位置の各情報を取り出す映像判定手段と、 この映像判定手段によって判定された映像入力装置につ
    いてその現在位置を当該映像入力装置から入力し、この
    現在位置と前記映像判定手段からの目標映像位置とを比
    較して駆動要求信号を当該映像入力装置へ出力するとと
    もに、この駆動要求信号によって目標映像位置に駆動さ
    れた当該映像入力装置からの映像を選択し出力する映像
    切換処理手段と、 前記表示装置に表示された操作フレーム内の前記映像表
    示選択項目により映像表示要求がなされたとき、映像ウ
    ィンドウの大きさおよび表示位置を規定する映像ウィン
    ドウ表示情報を出力する映像ウィンドウ表示手段と、 前記操作用系統図表示手段から出力される操作用系統図
    表示データを入力して前記表示装置に操作用系統図を表
    示し、前記映像ウィンドウ表示手段から映像ウィンドウ
    表示情報が出力されたときはこの映像ウィンドウ表示情
    報に基づいて前記操作用系統図表示手段からの操作用系
    統図表示データに前記映像切換処理手段からの映像デー
    タを合成して前記表示装置に合成画面を表示する画像合
    成処理手段とを具備することを特徴とするオペレーショ
    ン装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載のオペレーション
    装置において、 前記表示装置に表示された操作フレーム内に設けられた
    前記映像表示選択項目により映像表示要求がなされたと
    き当該プラント機器の映像表示をオンとし、前記映像表
    示選択項目により映像消去要求がなされたとき当該プラ
    ント機器の映像表示をオフとする映像オンオフ情報を出
    力する映像操作処理手段と、 この映像操作処理手段によって設定された各プラント機
    器の映像オンオフ情報に基づいて、前記表示装置に表示
    されている操作フレームのプラント機器について映像を
    表示するか否かを判定し、判定結果を前記映像ウィンド
    ウ表示手段に出力する操作フレーム映像表示要求処理手
    段とをさらに具備することを特徴とするオペレーション
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のオペレーション装置において、前記映像入力装置は、 プラント機器の映像を取り込み前記映像切換処理手段に
    出力する映像入力手段と、 当該映像入力装置の現在の映像入力位置を判定し前記映
    像切換処理手段に出力する現在位置判定手段と、 前記映像切換処理手段から送られる駆動要求により当該
    映像入力装置を所定位置に駆動する映像入力装置駆動手
    段とを具備することを特徴とするオペレーション装置。
  7. 【請求項7】 プラントの運転状況を表示する表示装置
    と、 運転員からの要求を入力する入力装置と、 この入力装置からの入力情報を処理する入力処理手段
    と、 プラントからプラント状態を示すプラントデータを入力
    するデータ入力処理手段と、 このデータ入力処理手段からのプラントデータおよび前
    記入力処理手段からの入力情報に基づいてプラント状態
    を示すプラント系統図もしくはこのプラント系統図とと
    もに所定のプラント機器を操作するための操作フレーム
    を含む操作用系統図表示データを作成し、前記表示装置
    に出力する操作用系統図表示手段と、 前記表示装置に表示された操作フレームを用いて機器操
    作がなされたとき前記入力処理手段から送られる機器操
    作情報に基づいてプラントの当該機器に対する操作指令
    を出力する機器操作処理手段とを備えたオペレーション
    装置において、 プラントの複数箇所に配置されプラント機器の映像を入
    力する映像入力装置と、 前記映像入力装置の位置を示す機器配置図表示データを
    作成する機器配置図表示手段と、 前記表示装置に表示すべき映像を撮影する映像入力装置
    を判定する映像画面表示手段と、 この映像画面表示手段によって判定された映像入力装置
    からの映像を選択し映像データを出力する映像切換処理
    手段と、 前記操作用系統図表示手段、機器配置図表示手段および
    映像切換処理手段のいずれかから表示データを入力して
    前記表示装置に操作用系統図、機器配置図、または映像
    画面を表示し、操作用系統図もしくは映像画面を表示す
    るときはそれぞれ機器配置図を表示要求するための復帰
    エリアを設けて表示する表示処理手段と、 前記表示装置に表示された復帰エリアが前記入力装置を
    介して選択されたとき、前記入力処理手段より送られる
    選択情報および現在表示中の画面情報に基づいて表示す
    べき機器配置図を判定し、この機器配置図情報を前記機
    器配置図表示手段に出力する機器配置図復帰処理手段
    と、 前記表示装置に表示された機器配置図から任意の映像入
    力装置位置が前記入力装置を介して選択されたとき、前
    記入力処理手段より送られる選択情報、現在表示中の機
    器配置図情報、および前記入力装置を介して入力される
    映像選択か否かの情報に基づいて、表示すべき操作用系
    統図もしくは映像画面を判定し、表示すべき画面が操作
    用系統図のときこの画面情報を前記操作用系統図表示手
    段に出力し、表示すべき画面が映像画面のときこの画面
    情報を前記映像画面表示手段に出力する画面切換処理手
    段とを具備することを特徴とするオペレーション装置。
  8. 【請求項8】 プラントの運転状況を表示する表示装置
    と、 運転員からの要求を入力する入力装置と、 この入力装置からの入力情報を処理する入力処理手段
    と、 プラントからプラント状態を示すプラントデータを入力
    するデータ入力処理手段と、 このデータ入力処理手段からのプラントデータおよび前
    記入力処理手段からの入力情報に基づいてプラント状態
    を示すプラント系統図もしくはこのプラント系統図とと
    もに所定のプラント機器を操作するための持つ操作フレ
    ームを含む操作用系統図表示データを作成し、前記表示
    装置に出力する操作用系統図表示手段と、 前記表示装置に表示された操作フレームを用いて機器操
    作がなされたとき前記入力処理手段から送られる機器操
    作情報に基づいてプラントの当該機器に対する操作指令
    を出力する機器操作処理手段とを備えたオペレーション
    装置において、 プラントの複数箇所に配置されプラント機器の映像を入
    力する映像入力装置と、 前記映像入力装置の位置を示す機器配置図表示データを
    作成する機器配置図表示手段と、 前記表示装置に表示すべき映像を撮影する映像入力装置
    を判定する映像画面表示手段と、 この映像画面表示手段によって判定された映像入力装置
    からの映像を選択し映像データを出力する映像切換処理
    手段と、 この映像切換処理手段からの映像を前記表示装置に表示
    する画面の大きさおよび表示位置を規定する映像ウィン
    ドウ表示情報を出力する映像ウィンドウ表示手段と、 前記操作用系統図表示手段または前記機器配置図表示手
    段からの表示データもしくは前記映像切換処理手段から
    の表示データ並びに前記映像ウィンドウ表示手段からの
    映像ウィンドウ表示情報を入力して、前記表示装置に操
    作用系統図、機器配置図、または映像画面を表示し、操
    作用系統図もしくは映像画面を表示するときはそれぞれ
    機器配置図を表示要求するための復帰エリアを設けて表
    示する表示処理手段と、 前記表示装置に表示されている画面番号を記憶する選択
    画面番号記憶手段と、 前記入力装置を介して入力される映像選択か否かの情報
    を記憶する映像選択状態記憶手段と、 前記表示装置に表示された復帰エリアが前記入力装置を
    介して選択されたとき、前記入力処理手段より送られる
    選択情報および前記選択画面番号記憶手段に記憶されて
    いる現在表示中の画面番号に基づいて表示すべき機器配
    置図を判定し、この機器配置図の画面番号を前記機器配
    置図表示手段に出力するとともに、前記選択画面番号記
    憶手段内の画面番号を当該機器配置図の画面番号に更新
    する機器配置図復帰処理手段と、 前記表示装置に表示された機器配置図から任意の映像入
    力装置位置が前記入力装置を介して選択されたとき、前
    記入力処理手段より送られる選択情報、前記選択画面番
    号記憶手段に記憶されている機器配置図の画面番号、お
    よび前記映像選択状態記憶手段に記憶されている映像選
    択か否かの情報に基づいて、表示すべき操作用系統図も
    しくは映像画面を判定し、表示すべき画面が操作用系統
    図のときこの画面番号を前記操作用系統図表示手段に出
    力し、表示すべき画面が映像画面のときこの画面番号を
    前記映像画面表示手段に出力する画面切換処理手段とを
    具備することを特徴とするオペレーション装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載のオペレーション
    装置において、前記表示装置に表示された映像画面から
    前記入力装置を介してプラント機器が選択されたとき、
    当該プラント機器の操作フレームを前記表示装置へ映像
    画面とともに表示する操作フレーム表示手段をさらに具
    備することを特徴とするオペレーション装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のオペレーション装置に
    おいて、映像画面ごとに表示されるプラント機器および
    その位置座標を記憶する記憶手段をさらに具備し、前記
    操作フレーム表示手段は、前記入力処理手段から送られ
    る選択位置情報に基づいて前記記憶手段を参照して選択
    されたプラント機器を識別し当該プラント機器の操作フ
    レーム表示データを作成することを特徴とするオペレー
    ション装置。
  11. 【請求項11】 プラントの運転状況を表示する表示装
    置と、 運転員からの要求を入力する入力装置と、 この入力装置からの入力情報を処理する入力処理手段
    と、 プラントからプラント状態を示すプラントデータを入力
    するデータ入力処理手段と、 このデータ入力処理手段からのプラントデータおよび前
    記入力処理手段からの入力情報に基づいてプラント状態
    を示すプラント系統図もしくはこのプラント系統図とと
    もに所定のプラント機器を操作するための操作フレーム
    を含む操作用系統図表示データを作成し、前記表示装置
    に出力する操作用系統図表示手段と、 前記表示装置に表示された操作フレームを用いて機器操
    作がなされたとき前記入力処理手段から送られる機器操
    作情報に基づいてプラントの当該機器に対する操作指令
    を出力する機器操作処理手段とを備えたオペレーション
    装置において、 プラントの複数箇所に配置されプラント機器の動作音を
    入力する音響入力手段と、 当該オペレーション装置の操作室に設置されプラント機
    器の動作音を出力する音響出力手段と、 前記表示装置に表示された操作用系統図から前記入力装
    置を介して操作したいプラント機器が選択されたとき、
    当該プラント機器の動作音を入力する音響入力手段を判
    定する音響制御手段と、 この音響制御手段によって判定された音響入力手段から
    の音響を選択し前記音響出力手段に出力する音響切換手
    段とを具備することを特徴とするオペレーション装置。
  12. 【請求項12】 プラントの運転状況を表示する表示装
    置と、 運転員からの要求を入力する入力装置と、 この入力装置からの入力情報を処理する入力処理手段
    と、 プラントからプラント状態を示すプラントデータを入力
    するデータ入力処理手段と、 このデータ入力処理手段からのプラントデータおよび前
    記入力処理手段からの入力情報に基づいてプラント状態
    を示すプラント系統図もしくはこのプラント系統図とと
    もに所定のプラント機器を操作するための操作フレーム
    を含む操作用系統図表示データを作成し、前記表示装置
    に出力する操作用系統図表示手段と、 前記表示装置に表示された操作フレームを用いて機器操
    作がなされたとき前記入力処理手段から送られる機器操
    作情報に基づいてプラントの当該機器に対する操作指令
    を出力する機器操作処理手段とを備えたオペレーション
    装置において、 プラントの複数箇所に配置されプラント機器の動作音を
    入力する音響入力手段と、 当該オペレーション装置の操作室に設置されプラント機
    器の動作音を出力する音響出力手段と、 前記表示装置に表示された操作用系統図から前記入力装
    置を介して操作したいプラント機器が選択されたとき、
    当該プラント機器の番号を記憶し、選択が解除されたと
    き初期値に消去する選択中機器番号記憶手段と、 各プラント機器と各前記音響入力手段との対応情報を記
    憶するマイクロフォン選択記憶手段と、 前記選択中機器番号記憶手段に記憶されているプラント
    機器番号に基づいて前記マイクロフォン選択記憶手段内
    の対応情報から当該プラント機器に対応する前記音響入
    力手段を判定する音響制御手段と、 この音響制御手段によって判定された音響入力手段から
    の音響を選択し前記音響出力手段に出力する音響切換手
    段とを具備することを特徴とするオペレーション装置。
  13. 【請求項13】 プラントの運転状況を表示する表示装
    置と、 運転員からの要求を入力する入力装置と、 この入力装置からの入力情報を処理する入力処理手段
    と、 プラントからプラント状態を示すプラントデータを入力
    するデータ入力処理手段と、 このデータ入力処理手段からのプラントデータおよび前
    記入力処理手段からの入力情報に基づいてプラント状態
    を示すプラント系統図もしくはこのプラント系統図とと
    もに所定のプラント機器を操作するための操作フレーム
    を含む操作用系統図表示データを作成し、前記表示装置
    に出力する操作用系統図表示手段と、 前記表示装置に表示された操作フレームを用いて機器操
    作がなされたとき前記入力処理手段から送られる機器操
    作情報に基づいてプラントの当該機器に対する操作指令
    を出力する機器操作処理手段とを備えたオペレーション
    装置において、 プラントの複数箇所および当該オペレーション装置の操
    作室に配置され音声を出力する音声出力手段と、 前記表示装置に表示された操作用系統図から前記入力装
    置を介して操作したいプラント機器が選択されたとき、
    当該プラント機器に関連する前記音声出力手段および出
    力すべき音声文章を判定する音声出力制御手段と、 この音声出力制御手段によって判定された前記音声出力
    手段へ判定された音声文章を出力する音声出力処理手段
    とを具備することを特徴とするオペレーション装置。
  14. 【請求項14】 プラントの運転状況を表示する表示装
    置と、 運転員からの要求を入力する入力装置と、 この入力装置からの入力情報を処理する入力処理手段
    と、 プラントからプラント状態を示すプラントデータを入力
    するデータ入力処理手段と、 このデータ入力処理手段からのプラントデータおよび前
    記入力処理手段からの入力情報に基づいてプラント状態
    を示すプラント系統図もしくはこのプラント系統図とと
    もに所定のプラント機器を操作するための操作フレーム
    を含む操作用系統図表示データを作成し、前記表示装置
    に出力する操作用系統図表示手段と、 前記表示装置に表示された操作フレームを用いて機器操
    作がなされたとき前記入力処理手段から送られる機器操
    作情報に基づいてプラントの当該機器に対する操作指令
    を出力する機器操作処理手段とを備えたオペレーション
    装置において、 プラントの複数箇所および当該オペレーション装置の操
    作室に配置され音声を出力する音声出力手段と、 前記表示装置に表示された操作用系統図から前記入力装
    置を介して操作したいプラント機器が選択されたとき、
    当該プラント機器の番号を記憶し、選択が解除されたと
    き初期値に消去する選択中機器番号記憶手段と、 各プラント機器と各前記音声出力手段との対応情報を記
    憶するスピーカ選択記憶手段と、 プラント機器ごとに音声文章番号を記憶する音声文章情
    報記憶手段と、 前記選択中機器番号記憶手段に記憶されているプラント
    機器番号に基づいて前記スピーカ選択記憶手段および音
    声文章情報記憶手段を参照して当該プラント機器に対応
    する前記音声出力手段および音声文章番号を判定する音
    声出力制御手段と、 この音声出力制御手段によって判定された音声文章番号
    に基づいて音声文章信号を発生する音声文章発生手段
    と、 この音声文章発生手段からの音声文章信号を実音声にし
    て前記音声出力制御手段によって判定された前記音声出
    力手段へ出力する音声出力処理手段とを具備することを
    特徴とするオペレーション装置。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれか1項に
    記載のオペレーション装置において、前記入力装置は、
    前記表示装置の画面をタッチしたときこのタッチ位置を
    検出しタッチ位置情報を出力するタッチ入力装置を含む
    ことを特徴とするオペレーション装置。
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