JPH0787579A - 中央制御室の遠隔監視システム - Google Patents

中央制御室の遠隔監視システム

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JPH0787579A
JPH0787579A JP5187094A JP18709493A JPH0787579A JP H0787579 A JPH0787579 A JP H0787579A JP 5187094 A JP5187094 A JP 5187094A JP 18709493 A JP18709493 A JP 18709493A JP H0787579 A JPH0787579 A JP H0787579A
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plant
control room
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central control
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JP5187094A
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Inventor
Setsuo Arita
節男 有田
Takeshi Yokota
毅 横田
Kazuhiko Ishii
一彦 石井
Shunsuke Utena
俊介 臺
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守、点検、検査等の作業において、中央制
御室から作業元にプラント操作情報及びプラント状態情
報を伝送、表示し、作業のための指示情報を指示する中
央制御室の遠隔監視システムを提供することにある。 【構成】 中央制御室の操作監視盤1や表示手段2、
5、6に表示されるプラント状態情報、プラント操作情
報をテレビカメラ81〜8Nで撮影し、この撮影した情
報を、保守、点検、検査作業等を行なう作業元に伝送し
て、作業元のモニタ10で該情報を監視し、作業元でプ
ラントの状態や操作状況を把握する。また、撮影した中
央制御室のプラント操作情報、プラント状態情報を作業
元からの要求信号に応じて伝送し、作業元で該情報を監
視し、中央制御室の運転員3への問合せを不要にし、さ
らに、テレビカメラ81〜8Nを、要求信号に応じて、
広角、ズーム、首振りの機能を動作させ、作業元で入手
したい部分的な情報を把握する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント中央制御室に
集中している複数の作業元のプラント操作情報及びプラ
ント状態情報を各々の作業元において監視する中央制御
室の遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】化学プラント、鉄鋼プラント、火力発電
プラント、原子力プラントなど各種プラントにおいて
は、プラント現場に設置したセンサからの情報を中央制
御室に伝送し、中央制御室でプラント状態情報を集中的
に監視している。また、プラント操作にあたっては中央
制御室における操作情報がプラント現場の制御装置や機
器に伝送される。このように、中央制御室と現場間の物
理的な距離が離されている場合に、プラント現場の保守
作業、点検作業、検査作業においては中央制御室の保守
員や運転員などと連絡をとりながら、作業を進める場合
が大半である。しかし、作業効率、運転員や保守員の負
担軽減の観点から、プラント現場と中央制御室との連絡
の効率化が望まれている。例えば、特開平1−2617
33号公報に記載の遠隔保守支援装置は、プラント現場
で保守作業する場合に、その作業を進めていく過程で必
要な手順、設計図を中央制御室側に設置した保守支援装
置から作業元の端末に伝送して、該作業の負担を軽減さ
せることが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、保
守作業のために必要な作業手順と、実装図や回路図等の
設計図を中央制御室から作業元の端末に伝送するだけで
あり、連携する複数の作業元のプラントの状態や、連携
する複数の作業元に指令した中央制御室の操作、運転員
の指示等に係わる情報の伝達は全く考慮されていない。
つまり、プラント現場で作業する場合は、その作業対象
の装置や機器についての情報のみでは、その作業の影響
や作業のタイミング、作業の可否、作業元あるいは他作
業元間との連携等を円滑に実行することができない。こ
の観点から、上記の情報を作業元あるいは他作業元間で
監視可能とする必要がある。本発明は、上記の点に鑑み
なされたものであり、その目的は、保守作業、点検作
業、検査作業等において、中央制御室から作業元または
複数の連携する作業元のプラント操作情報、プラント状
態情報、作業のための指示情報を提示するに好適な中央
制御室の遠隔監視システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、基本的には
中央制御室の操作監視盤に複数の作業元から集まるプラ
ント状態情報、プラントを操作するためのプラント操作
情報を保守作業、点検作業、検査作業等の作業元に伝送
し、当該作業元に設置するモニタ手段によって監視する
こと、さらには当該作業元からの要求に応じ、上記情報
のうち特定の情報を選択し、当該作業元に伝送して、上
記モニタにおいてこの情報を監視することによって、達
成できる。
【0005】
【作用】本発明は、中央制御室の操作監視盤や表示手段
に表示される複数の作業元のプラント状態情報、プラン
ト操作情報をテレビカメラで撮影し、この撮影した情報
を、保守作業、点検作業、検査作業、現場における機器
操作作業等を実行する作業元に伝送して、当該作業元に
設置するモニタで該情報を監視することにより、当該作
業元で他の作業元のプラントの状態や操作状況を把握す
ることが可能となり、中央制御室の運転員への問合せを
不要あるいは少なくすることができる。さらに、上記テ
レビカメラを、作業員からの要求信号に応じて、広角、
ズーム、首振りの機能を動作させることにより、作業元
で入手したい部分的な情報も容易に把握することができ
る。さらに、テレビカメラを用いることにより、中央制
御室の運転員の指示状況とプラント状態情報、プラント
操作情報を合わせて当該作業元で把握することも可能で
ある。また、作業元にもテレビカメラを設置し、作業元
の作業状況を該テレビカメラで撮影し、中央制御室に設
置するモニタ手段に伝送して表示し、一方、中央制御室
の運転員の指示状況を含んだ情報を中央制御室に設置し
たテレビカメラで撮影して作業元のモニタ手段に伝送
し、該端末で監視することにより、作業元と中央制御室
の作業や指示状況を互いに確認しながら作業を進めるこ
とができ、これにより作業効率を高め、また、作業に誤
りがある場合に、これを指摘することが可能となる。さ
らに、中央制御室から作業元に、作業の手順と、この作
業を進める過程で監視のために必要な情報を伝送し、作
業元に設置するモニタ手段により監視することにより、
作業効率を一層高めることが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。各図の番号の等しい部分は相当部を示す。図1は、
本発明の一実施例を示す中央制御室の遠隔監視システム
の全体構成であり、図中の左側の部分が中央制御室、右
側の部分がプラント現場側を示す。中央制御室におい
て、運転員3及び管理者4は、操作監視盤1、プラント
状態表示装置5、モニタ装置6を用いてプラントを監視
し、運転員3は操作監視盤1を用いてプラントの運転を
行う。CRT表示装置2は、表示装置5の表示内容と同
一の情報を表示し、また、個別の機器の操作あるいは監
視に係わる情報も表示する。モニタ装置6は、作業元の
テレビカメラで撮影したプラント現場の状況を第2のモ
ニタ手段61及び62に表示する。なお、このモニタ手
段は監視対象の数に応じて増設することは言うまでもな
い。図1において、第2のモニタ手段61にはテレビカ
メラ9で撮影しているプラント現場の状況が表示されて
おり、第2のモニタ手段62には別のプラント現場の状
況が表示されている。なお、図1の操作監視盤1や表示
装置5に接続される各種の制御装置や情報処理装置や計
算機システムは図1とは別エリアの中央制御室に設置さ
れるが、これもプラント現場側として扱う。テレビカメ
ラ81〜8Nは、プラント現場の作業数に対応して設置
する。なお、同一時刻における作業数が少ない場合に
は、作業数よりも少ない数のテレビカメラ台数とし、作
業に応じてテレビカメラを切換えて対応してもよい。
【0007】以下、図1において、テレビカメラ81の
情報が作業元の第1のモニタ手段10に伝送される例と
して説明する。テレビカメラ81は、中央制御室の操作
監視盤1、表示装置5、モニタ装置6、運転員3を撮影
し、この撮影情報をプラント現場側の第1のモニタ手段
10に分配手段7、伝送路11´を介して伝送する。伝
送路11´には、モニタ接続端子111、112、11
3、………が設置されており、第1のモニタ手段10
は、これらの端子のいずれかに接続してテレビカメラ8
1からの画像情報を監視する。作業元がこの端子から離
れている場合には、延長用のコード、さらにはビデオア
ンプを用いて、作業元に第1のモニタ手段10を設置し
て、作業しながら、このモニタ手段10を利用しても良
い。第1のモニタ手段10は固定式でも可搬式でもよ
い。この結果、作業元で第1のモニタ手段10を利用し
て、中央制御室の状況すなわち他のプラント現場の状況
や運転員の指示状況を含めてプラント全体に係わる情報
を、画面例10´(モニタ手段10の拡大図面)とし
て、監視することができる。このように、テレビカメラ
を用いて中央制御室の状況をプラント現場に伝送するこ
とにより、プラント現場においては、他のプラント現場
の状況や運転員3の指示状況を含めてプラント全体に係
わる情報を容易に把握することが可能であり、作業効率
を高めることができる。また、運転員3と作業員15の
両者には音声入出力装置141、142を取付け、運転
員3の音声による指示情報を伝送路141Aとテレビカ
メラ81〜8Nを介して分配手段7に入力し、これを画
像情報と合成し、一般的なビデオ信号として伝送路11
´を介して第1のモニタ手段10に伝送し、第1のモニ
タ手段10ではテレビカメラ81で撮影した画像情報と
運転員3の音声情報を提示する。この場合には、運転員
3からの音声による指示が伝送路142Bと音声入出力
装置142を介してプラント現場の作業員15に伝達す
ることになる。さらに、作業員15の音声情報を伝送路
142Aとテレビカメラ9及び伝送路18を介して分配
手段7に入力し、これを画像情報と合成し、第2のモニ
タ手段61に伝送し、第2のモニタ手段61ではテレビ
カメラ9で撮影した画像情報と作業員15の音声情報を
提示する。この場合には、作業員15からの音声が伝送
路141Bと音声入出力装置141を介して中央制御室
の運転員3に伝達することになる。このように、中央制
御室の運転員3と作業員15の両者に装備した音声入出
力装置141、142及びテレビカメラ81、9は、各
々運転員3及び作業員15を含んだ画像と運転員3及び
作業員15の音声情報とを中央制御室とプラント現場で
相互に伝送する。これにより、作業員15はプラント全
体の状況とプラント運転員3からの指示とを対応づけて
把握でき、また、作業員15は不明な点やあいまいな点
などを運転員3に問合せることが可能となり、作業効率
の向上や誤作業の撲滅を図ることができる。なお、伝送
路11´とは別の伝送路を用いて音声情報を伝送しても
よい。次に、作業員15または運転員3からの要求によ
り、テレビカメラ81または9で撮影する情報を特定な
ものにする場合は、テレビカメラ81または9が有する
広角、ズーム、首振りの機能を作業員15または運転員
3からの操作指令に応じて選択し、実施する。なお、図
1においては、テレビカメラからのビデオ信号用のケー
ブルや音声入出力用のケーブルを中央制御室及びプラン
ト現場側の見やすいところに配置しているが、実際には
盤内や建屋構造物内に配置され得ることは言うまでもな
い。
【0008】図2に、中央制御室及びプラント現場側に
設置するテレビカメラ及びモニタ手段の接続関係を説明
する。図2において、分配手段7はスイッチ手段71、
72を有し、スイッチ手段71はスイッチ端子711、
711´、71P、71P´、…から構成される。分配
手段7は分配指令器(図示していない)からの分配指令7
Aを受信すると、スイッチ手段71がこの分配指令7A
に従ってスイッチ切換を行い、例えば、スイッチ端子7
11は711´または71P´のスイッチ端子のいずれ
かと接続し、スイッチ端子71Pは711´または71
P´のスイッチ端子のいずれかと接続し、特定のテレビ
カメラ81、…、8N(91、…、9M)とモニタ手段
101、…、10j(61、…、6i)を接続する。但
し、スイッチ端子711と71Pが同時に同一のスイッ
チ端子(711´または71P´のいずれか)に接続され
ることはない。スイッチ手段72も同様に構成される。
また、カメラリモコン161、…、16i、171、
…、17jも同時に切換える。ここで、16A、17A
は広角調整キー、16B、17Bはズーム調整キー、1
6C、17Cは首振り調整キー、また、1411、…、
141i及び1421、…、142jは音声入出力手段
を示す。
【0009】図2の動作を図1に対応させて説明する。
テレビカメラ81には、音声入出力手段1411の音声
入力手段1411Aが接続され、画像情報と音声情報1
41Aが合成されてテレビカメラ81から伝送路11を
介して分配手段7に出力される。分配手段7は、あらか
じめ分配指令7Aに従って、伝送路11と11´を接続
しているとする。モニタ手段101は伝送路11´に接
続されているため、テレビカメラ81からの情報を受信
し、画像情報をモニタ手段101に表示する。音声情報
142Bはモニタ手段101に接続されている音声出力
手段1421Bに出力される。テレビカメラ91には音
声入出力手段1421の音声入力手段1421Aが接続
され、画像情報と音声情報142Aが合成されてテレビ
カメラ91から伝送路18を介して分配手段7に出力さ
れる。分配手段7は、あらかじめ分配指令7Aに従っ
て、伝送路18と18´を接続しているとする。モニタ
手段61は伝送路18´に接続されているため、テレビ
カメラ91からの情報を受信し、画像情報をモニタ手段
61に表示する。音声情報141Bはモニタ手段61に
接続されている音声出力手段1411Bに出力される。
これにより、中央制御室の操作監視盤1や表示装置5の
表示情報や運転員3の状況等をプラント現場側で監視で
き、プラント現場の状況や作業員15の状況を中央制御
室で監視することが可能になる。ここで、モニタ手段1
01で中央制御室の全体状況を把握できるが、全体状況
をテレビカメラで撮影するがゆえに、細部の情報が見づ
らいという問題が発生する。この問題を解決するため
に、プラント現場側にカメラリモコン171、…、17
jを備えている。カメラリモコン161、…、16i
は、逆にプラント現場の細部の情報を入手するために中
央制御室に備えている。カメラリモコン171は、広角
調整キー17A、ズーム調整キー17B、首振調整キー
17Cを備え、これらの調整キーの操作によって得られ
るテレビカメラ操作情報は伝送路20を介して分配手段
7に伝送される。分配手段7は、分配指令7Aに従っ
て、あらかじめ伝送路20と20´を接続しているとす
る。従って、このテレビカメラ操作情報はテレビカメラ
81に伝送される。テレビカメラ81は、このテレビカ
メラ操作情報に従って広角、ズーム、首振りの機能を発
揮する。例えば、モニタ装置6の表示画面を拡大してモ
ニタ手段101で見る場合には、モニタ装置6をテレビ
カメラ81で撮影し、首振り調整キー17Cを調整して
テレビカメラ81の首振り位置を調整し、広角調整キー
17Aやズーム調整17Bを調整し、図3に示すような
モニタ装置6の表示画面をテレビカメラ81で拡大撮影
してモニタ手段101に得る。これにより、作業元で他
のプラント現場の詳細な作業状況も容易に把握すること
が可能である。このため、異なるプラント現場間で情報
交換が可能となり、作業効率をより一層向上させること
ができる。なお、中央制御室においてカメラリモコン1
61、…、16iを操作する場合も同様に機能する。以
上、中央制御室及びプラント現場側に設置するテレビカ
メラ及びモニタ手段を一対一に対応して説明したが、本
発明は、テレビカメラを切換えてモニタ手段で監視する
ことができるため、テレビカメラの台数とこのテレビカ
メラからの画像情報を監視するモニタ手段の台数は必ず
しも等しくする必要はない。
【0010】次に、本発明の他の実施例について、図4
を用いて説明する。図4は、中央制御室のモニタリング
構成であり、中央制御室のプラント操作情報、プラント
状態情報のほかに、作業に係る情報を合わせて作業元で
監視するために必要な構成を示す。図1の構成に対して
追加した部分は、編集手段21、ガイド情報作成手段2
2、ガイド情報知識ベース23、入力手段24であり、
この部分を中心に示している。入力手段24は、キーボ
ード24A、マウス24Bなどからなり、ガイド情報作
成手段22への情報入力手段である。ガイド情報作成手
段22は、保守作業、点検作業、検査作業などのために
必要な情報を作成するための手段である。これらの情報
はガイド情報知識と入力手段24からの入力情報をもと
に作成する。作成にあたって最も簡単なやり方は、ガイ
ド情報知識ベース23に各種の作業の対するガイド情報
をあらかじめ用意しておき、入力手段24を用いて、こ
れらのガイド情報から該当する情報を選択する方式であ
る。これに対して、ガイド情報知識ベース23のあらか
じめ定められている基本的なガイド情報に、入力手段2
4から新たな情報を追加して、実作業に対応したガイド
情報を作成する方式もある。この場合には、作成した情
報をガイド情報知識ベース23に格納して情報を更新し
ても良い。この他に各種の方式によってガイド情報を作
成しても良い。なお、編集用モニタ28は入力手段24
を用いて情報入力する際の情報や、確認のために入力し
た結果を表示するためのものである。ガイド情報作成手
段22によって作成されたガイド情報は、編集手段21
に出力される。編集手段21は、このガイド情報と分配
手段7から出力される画像情報とを対応付けて、両情報
を編集して、該当する作業元のモニタ手段に編集後の情
報を出力する。なお、ガイド情報と画像情報の対応付け
については、入力手段24からの指令によってなされ
る。この結果、作業元のモニタ手段には、例えば図5に
示す情報が表示される。図5においては、表示装置5を
テレビカメラで撮影した画像10Aとガイド情報作成手
段22のガイド情報10Bの両情報がモニタ手段10に
表示されている。ガイド情報では、AA水位とBB流量
の監視、DD警報の発生確認が指示されているが、これ
らの情報に関する実データは表示装置5に表示されてい
るため、表示装置5の表示情報をテレビカメラで撮影す
ることにより、図5に示すように、モニタ手段10で、
これらの実データを監視することが可能となる。必要に
応じて、テレビカメラの広角、ズーム、首振りの機能を
動作させれば、必要情報をモニタ手段10で監視しやす
い大きさで見ることができる。また、図5では、CC弁
を操作(この例では、全閉)した時のその弁の状態が画像
10Aに表示されるため、操作結果を作業元で容易に確
認することが可能である。また、図6は、図4において
分配手段7と編集手段21の接続関係を変更した構成を
示し、機能的には、図4と同一である。ただ図4の場合
には、編集手段21は、分配回路7の一部の機能を有
し、ガイド情報を付加した編集後の情報を対応する現場
のモニタ手段に出力する必要があるが、図6の場合に
は、これが不要であり、すべて分配回路7がガイド情報
を付加した編集後の情報を対応する現場のモニタ手段に
出力することになる。
【0011】図7は、図5に示すガイド情報の画面展開
をサポートする他の実施例を示す。これは、ガイド情報
が図5の10Bに示す枠内に収まらず、この枠以上にガ
イド情報があるときに、作業元でスクロールしてガイド
情報を見ようとする場合に使用する。従って、ガイド情
報が多い場合には、この構成が必要である。作業元に設
置されるガイド情報切換入力手段25は、例えば入力手
段24と同様な手段によって構成され、これを用いて、
例えば、ガイド情報を上へスクロールするためのガイド
情報切換指令26を編集手段21に出力する。編集手段
21は、あらかじめ定められているスクロール量に対応
する分のガイド情報をガイド情報作成手段22に要求す
るため、ガイド情報要求指令27をガイド情報作成手段
22に出力する。ガイド情報作成手段22はこの要求指
令27に対応したガイド情報を作成し、編集手段21に
出力する。編集手段21はこのガイド情報とテレビカメ
ラからの出力情報を対応づけて編集し、モニタ手段10
1に出力する。この結果、モニタ101に表示される画
面は、図5のガイド情報が上にスクロールされた画面に
なる。なお、上記例では、ガイド情報を上にスクロール
する場合を説明したが、これに限定されることなく、そ
の他のスクロールや、ページごとの画面展開や、その他
の各種方式であっても良いことは言うまでもない。この
構成によれば、作業者は、ガイド情報で必要とするプラ
ントの状態を容易に把握することができる。たとえ、モ
ニタ手段101に表示されていないプラントの状態情報
をガイド情報に従って監視しなければならなくなって
も、テレビカメラの広角、ズーム、首振りの機能を使え
ば、その情報を監視することが可能となるため、作業元
での作業効率が高まる効果がある。
【0012】図8は、ガイド情報を作業元で監視する他
の実施例を示す。この構成では、中央制御室の状況をテ
レビカメラで撮影することはないが、作業を進める過程
で監視のために必要な情報をガイド情報と共に作業元に
伝送する。計算機システム31は、通信回線33を介し
てプラントの状態信号、制御装置(図示せず)や操作監
視盤1からの信号などを取込み、この結果を表示装置5
やCRT表示装置2にそのままあるいは加工して表示す
る。なお、CRT表示装置2はタッテオペレーション機
能を有し、CRT表示装置2から操作が行なわれてもよ
い。これらのことは図1においても同様である。ガイド
情報編集手段30は、入力手段24からの指示に従い、
ガイド情報知識ベース23に格納されているガイド情報
から、作業に係わるガイド情報を作成する。さらに、ガ
イド情報編集手段30は、監視情報入力手段29にガイ
ド情報に関係するプラント情報やプラント操作情報を計
算機システム31から取込むための指令を出力する。こ
の結果、ガイド情報編集手段30は、例えば、図5の1
0Bに示す各々のパラメータ(AA水位、BB流量、…
…)の値を取込む。ガイド情報編集手段30は、この結
果として図9に示す画面情報を編集して、作業元のモニ
タ手段101に送信する。この結果、作業員は図9に示
すガイド情報を入手する。このように、作業に係わって
監視しなければならない情報が直接モニタ手段101か
ら入手することができるため、監視情報をサーベイする
必要がなく、非常に効率の良い作業ができる。この場合
も図7と同様にガイド情報切換入力手段25を用いて図
9の示す画面のスクロール等の画面展開をすることが可
能である。なお、モニタ手段は固定式でも可搬式でもい
ずれであってもよい。この例では、中央制御室から伝送
されてくる情報の画面展開について述べたが、ガイド情
報切換入力手段25から、作業名を入力すると、この情
報が中央制御室のガイド情報編集手段30に取り込ま
れ、ガイド情報編集手段30がこの作業名に対応するガ
イド情報を作成し、モニタ手段101に伝送することも
可能である。この場合、作業元で、複数の作業を実施す
る場合や、作業の開始時刻を中央制御室側と一致させに
くい場合に、ガイド情報を作業元で容易に入手できると
いう効果がある。なお、この機能については図4、図
6、図7にも適用できる。さらに、ガイド情報切換入力
手段25から、作業名を入力する代りにプラント情報名
を入力すると、この情報が中央制御室のガイド情報編集
手段30に取り込まれ、ガイド情報編集手段30がこの
情報名に対応するプラント情報を監視情報入力手段29
を介して計算機システム31から取込み、この情報をモ
ニタ手段101に伝送することも可能である。これによ
り、作業元でガイド情報では指示されないプラント情報
や作業員が経験的に気になるプラント情報等を把握する
ことができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、中央制御
室の操作監視盤や表示手段に表示されるプラント状態情
報、プラント操作情報をテレビカメラで撮影し、この撮
影した情報を、保守作業、点検作業、検査作業、現場で
の機器操作作業等の作業元に伝送して、作業元に設置す
るモニタで監視することにより、作業元でプラントの状
態や作業状況を把握することが可能となり、中央制御室
の運転員への問合せを不要あるいは少なくすることがで
きる。さらに、上記テレビカメラを、作業員からの要求
信号に応じて、広角、ズーム、首振りの機能を動作させ
ることにより、作業元で入手したい部分的な情報も容易
に把握することができる。また、作業元にもテレビカメ
ラを設置し、作業元の作業状況をこのテレビカメラで撮
影し、中央制御室に設置するモニタ手段に伝送して表示
し、中央制御室の運転員の指示状況を含んだ情報を中央
制御室に設置したテレビカメラで撮影して作業元のモニ
タに伝送し、このモニタで監視することにより、作業元
と中央制御室の作業や指示状況を互いに確認しながら、
作業を進めることができるので、作業効率を向上させ、
また、作業に誤りがある場合に、これを指摘することが
可能となる。さらに、中央制御室から作業元に、作業の
手順と、この作業を進める過程で監視のために必要な情
報を伝送し、作業元に設置するモニタにより監視するこ
とにより、作業効率を一層高めることが可能となる。従
って、本発明は、中央制御室に集中しているプラント状
態や操作状況に係わる情報をプラント現場等の作業元に
提示することができるため、作業元における作業効率や
作業の信頼性を一層高めることが可能となり、その工業
的価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】中央制御室の遠隔監視システムの実施例
【図2】テレビカメラとモニタ手段の接続関係
【図3】モニタ装置6の表示画面をテレビカメラ81で
拡大撮影した画面
【図4】本発明の他の実施例である中央制御室のモニタ
リング構成
【図5】図4に対応して、モニタ手段10に表示される
画面例
【図6】本発明の他の実施例である中央制御室のモニタ
リング構成
【図7】図5に示すガイド情報の画面展開をサポートス
る他の実施例
【図8】ガイド情報を作業元で監視する他の実施例
【図9】図8に対応して、モニタ手段101に表示され
る画面例
【符号の説明】 6 モニタ装置 61、62 第2のモニタ手段 7 分配手段 81〜8N、9 テレビカメラ 10 第1のモニタ手段 161〜16i、171〜17j カメラリモコン 16A、17A 広角調整キー 16B、17B ズーム調整キー 16C、17C 首振り調整キー 21 編集手段 22 ガイド情報作成手段 23 ガイド情報知識ベース 25 ガイド情報切換入力手段 29 監視情報入力手段 30 ガイド情報編集手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 臺 俊介 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント中央制御室と複数のプラント現
    場あるいは作業元からなる遠隔監視システムにおいて、
    プラント中央制御室の各種表示手段によって提示される
    プラント操作情報、プラント状態情報かつ/または中央
    制御室の指示状況を撮影する撮影手段と、該撮影手段に
    よって撮影した上記情報をプラント現場あるいは作業元
    に伝送する伝送手段と、該伝送手段によって伝送されて
    きた情報をプラント現場あるいは作業元にて監視するモ
    ニタ手段を有することを特徴とする中央制御室の遠隔監
    視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、撮影したプラント中
    央制御室のプラント操作情報、プラント状態情報かつ/
    または中央制御室の指示状況をプラント現場あるいは作
    業元からの要求信号に応じて伝送する手段を有し、プラ
    ント現場あるいは作業元にて該情報をモニタ手段によっ
    て監視することを特徴とする中央制御室の遠隔監視シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、作業
    元あるいはプラント現場の状況を撮影する撮影手段と、
    該撮影手段からの撮影情報を伝送する伝送手段と、該撮
    影情報をプラント中央制御室にて監視するモニタ手段と
    を有し、該モニタ手段に作業元あるいはプラント現場の
    状況を伝送、表示し、さらに、該モニタ手段に表示され
    たプラント操作情報、プラント状態情報かつ/または中
    央制御室の指示状況を中央制御室の撮影手段により撮影
    し、該撮影された上記情報を自己かつ/または異なるプ
    ラント現場あるいは作業元に伝送し、該伝送された情報
    を自己かつ/または異なるプラント現場あるいは作業元
    のモニタ手段によって監視することを特徴とする中央制
    御室の遠隔監視システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、中央制御室に設置する撮影手段を複数台設け、複数
    のプラント現場あるいは作業元に対し、該撮影手段の撮
    影情報を上記プラント現場あるいは作業元からの要求信
    号に応じて分配する手段を備えたことを特徴とする中央
    制御室の遠隔監視システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかにおい
    て、作業元の作業のために必要な作業ガイド情報を中央
    制御室の撮影手段からの撮影情報に加えて作業元に伝送
    し、これらの情報を作業元のモニタ手段によって監視す
    ることを特徴とする中央制御室の遠隔監視システム。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかにおい
    て、プラント中央制御室、作業元あるいはプラント現場
    に設置する撮影手段は、要求信号に応じて広角、ズー
    ム、首振りの機能を発揮することを特徴とする中央制御
    室の遠隔監視システム。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項5のいずれかにおい
    て、撮影手段は撮影情報に音声情報を加えて取り込み、
    モニタ手段は該両情報を出力することを特徴とするプラ
    ント中央制御室の遠隔監視システム。
  8. 【請求項8】 プラント中央制御室と複数のプラント現
    場あるいは作業元からなる遠隔監視システムにおいて、
    プラント現場あるいは作業元に設置する入力及びモニタ
    手段と、プラント中央制御室に設置するガイド情報編集
    手段と、入力及びモニタ手段とガイド情報編集手段を接
    続する伝送手段からなり、上記入力手段により作業に係
    るガイド情報の要求指令を入力すると、上記伝送手段を
    介して上記要求指令を上記ガイド情報編集手段に伝送
    し、該ガイド情報編集手段は、上記該要求指令に応じた
    ガイド情報を取込み、上記伝送手段を介してモニタ手段
    に送信し、該ガイド情報をモニタ手段に表示することを
    特徴とするプラント中央制御室の遠隔監視システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、ガイド情報編集手段
    は、作業に係るガイド情報の要求指令として作業名を受
    信すると、あらかじめ記憶されている該作業に係わるガ
    イド情報と該作業時の監視のために必要なプラント情報
    を取込み、編集し、また、プラント情報名を受信する
    と、該情報名に対応するプラント情報を取込み、編集す
    ることを特徴とする中央制御室の遠隔監視システム。
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