JPH10178632A - 工業用テレビカメラ監視装置 - Google Patents

工業用テレビカメラ監視装置

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Publication number
JPH10178632A
JPH10178632A JP33817896A JP33817896A JPH10178632A JP H10178632 A JPH10178632 A JP H10178632A JP 33817896 A JP33817896 A JP 33817896A JP 33817896 A JP33817896 A JP 33817896A JP H10178632 A JPH10178632 A JP H10178632A
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JP
Japan
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telop
telop information
video signal
industrial television
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Application number
JP33817896A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Ikegami
春彦 池上
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Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工業用テレビカメラ監視装置で監視画像を切替
える際に自動的にテロップ情報を切替え表示すると共
に、システム状態を表すテロップ情報も表示するように
し、且つそのテロップ情報の変更を容易確実に行うよう
にする。 【解決手段】操作装置K1 から監視画像切替えのための
データを入力することにより、画像切替装置S1 で工業
用テレビカメラC1 〜Cn の出力画像信号から指定され
た画像信号を選択してテロッパ装置T11,T12に供給
し、このテロッパ装置で操作装置K1 からの選択指示情
報をもとにテロップ情報記憶テーブルを参照して該当す
るテロップ情報を読出し、これを画像信号に重畳してモ
ニタM11,M 12に供給して、監視画像とこれに対応する
テロップ情報とを同時に表示する。テロップ情報の変更
乃至追加は、各テロッパ装置の記憶テーブルの該当箇所
を変更乃至追加することにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種プラントやフ
ァクトリーオートメションシステムを採用する工場等で
所定の監視対象を複数の工業用テレビカメラで撮像し、
これら工業用テレビカメラから出力される映像信号にテ
ロップ情報を重畳して任意のモニタに表示して、監視を
行うようにした工業用テレビカメラ監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の工業用テレビカメラ監視装置とし
ては、例えば図34に示すように、監視対象となるプラ
ント等の現場に複数n台の工業用テレビカメラC1 〜C
n を適宜設置し、これらから出力される映像信号をテロ
ッパ装置T1 〜Tn に供給して、映像信号にこれに対応
したテロップ情報を重畳し、これらテロッパ装置T1
n から出力されるテロップ情報が重畳された映像信号
を現場とは数百m〜数km離れた監視室に設置された映
像切替装置S1 に送出する。
【0003】監視室には、例えば2台のモニタM1,2
が設置されていると共に、これらモニタM1,2 には、
映像切替装置S1 で個別に選択されたテロップ情報が重
畳された映像信号が入力されて、これらが表示される。
【0004】また、監視室には、工業用テレビカメラC
1 〜Cn に対してズーム,パン等を指示して撮像範囲を
指定する撮像範囲指示信号を送出すると共に、映像切替
装置S1 に対してモニタM1 及びM2 に供給する映像信
号の選択を指示する映像信号選択指示信号を送出する操
作装置K1 が配設されている。この操作装置K1 はキー
ボードやマウス等のデータ入力機器を備えており、これ
らデータ入力機器から入力された入力データに基づいて
撮像範囲指示信号及び映像信号選択指示信号を生成し
て、各工業用テレビカメラC1 〜Cn 及び映像切替装置
1 に送出するか、又は他のコンピュータ等の情報処理
装置から撮像範囲指示信号及び映像信号選択指示信号が
入力されたときに、これらを各工業用テレビカメラC1
〜Cn 及び映像切替装置S1 に送出する。
【0005】そして、図32に示すような操作フローに
従って、各モニタM1 及びM2 に監視に必要とする所要
の映像信号を表示する。この操作フローは、先ずオペレ
ータがデータ入力機器を操作して撮像範囲指示信号及び
映像信号選択指示信号を生成したときか又は他のコンピ
ュータ等の情報処理装置から撮像範囲指示信号及び映像
信号選択指示信号が入力されたときに実行開始され、ま
ず、入力情報を分析し、何れかの工業用テレビカメラC
i (i=1,2……n)に対する撮像範囲指示信号が含
まれているか否かを判定し(ステップ)、撮像範囲指
示信号が含まれているときには、該当する工業用テレビ
カメラCi に対して撮像範囲指示信号を送出して工業用
テレビカメラCi を指示された撮像範囲に設定する(ス
テップ)。
【0006】次いで、工業用テレビカメラCi から出力
される映像信号をテロッパ装置T1及びT2 に供給し
て、これらテロッパ装置T1 及びT2 で該当する工業用
テレビカメラCi で撮像した監視画像に対応するテロッ
プ情報が重畳され、これが映像切替装置S1 に供給され
る(ステップ)。
【0007】次いで、画像切替装置S1 で入力された映
像信号選択指示信号に基づいて指定された映像信号が選
択され、これらがモニタM1 及びM2 に供給されること
により、監視画像にテロップ情報が重畳されて表示され
る(ステップ)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の工業用テレビカメラ監視装置にあっては、工業用テ
レビカメラの移動や現場の配置替え等により、カメラの
監視対象が変更になった場合は、その都度テロッパ装置
に記憶させておいたテロップ情報も変更する必要があ
り、この変更には現場に出向いてテロッパ装置のテロッ
プ情報を変更しなければならず、特に多くのカメラの監
視対象が変更になった場合は、監視対象が変更になった
カメラに対応するテロッパ装置のテロッパ情報の変更に
多くの労力を要するという未解決の課題があった。
【0009】同様に、何らかの都合により、監視対象に
変更はないが、テロップ情報のみを変更したい場合に
も、監視室から遠く離れた現場まで出向かないとテロッ
パ装置のテロップ情報の変更ができないという未解決の
課題があった。
【0010】また、上記従来の工業用テレビカメラ監視
装置にあっては、操作装置からの撮像範囲指示によっ
て、工業用テレビカメラのズーム、パン等の動作を行っ
た場合でも、テロップ情報は1台のカメラに対して1つ
の固定の情報しか重畳できず、監視映像に対する詳細な
テロップ情報を表示できないという未解決の課題があっ
た。
【0011】さらに、上記従来の工業用テレビカメラ監
視装置にあっては、テロップ情報はテロッパ装置に記憶
されている情報であり、テロップ情報を変更する場合、
工業用テレビカメラ監視装置以外のシステムでテロップ
情報と同様の情報を使用しているときには、同時に他の
システムの同一情報の変更も必要となり、変更漏れ等が
発生しやすいという未解決の課題があった。
【0012】なおさらに、上記従来の工業用テレビカメ
ラ監視装置にあっては、テロップ情報とは設置した工業
用テレビカメラに関する情報のみであり、監視対象シス
テムに関するアラーム情報等のシステム状態を表す情報
は表示できないという未解決の課題があった。
【0013】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、その第1の目的は
映像信号に重畳するテロップ情報を現場に行くことな
く、容易に変更することができる工業用テレビカメラ監
視装置を提供することにある。
【0014】また、本発明の第2の目的は、各カメラの
ズーム、パン等の動作により、監視対象が変更になった
場合でも、自動的に適切なテロップ情報を表示すること
ができる工業用テレビカメラ監視装置を提供することに
ある。
【0015】さらに、本発明の第3の目的は、テロップ
情報の変更に際し、テロップ情報と同様の情報を使用す
る他のシステムの情報も一括して変更することが可能な
工業用テレビカメラ監視装置を提供することにある。
【0016】なおさらに、本発明の第4の目的は、工業
用テレビカメラに関する情報のテロップと共に、監視対
象システムの状態に関するアラーム情報等の情報もテロ
ップ情報として表示することができる工業用テレビカメ
ラ監視装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に係る発明は、複数の監視対象を個
別に撮影する複数の工業用テレビカメラを有し、これら
工業用テレビカメラからの映像信号を選択すると共に、
これにテロップ情報を重畳してモニタに表示するように
した工業用テレビカメラ監視装置において、前記各工業
用テレビカメラの映像信号を入力し、これらから選択し
た映像信号を前記モニタに供給する映像信号切替装置
と、該映像切替装置と前記モニタとの間に介挿され、当
該モニタに供給する映像信号にこれに対応して選択され
たテロップ情報を重畳するテロッパ装置と、少なくとも
映像切替装置及びテロッパ装置に対して前記モニタに供
給する映像信号の選択指示情報を送出する操作装置とを
備えたことを特徴としている。
【0018】この請求項1に係る発明においては、映像
切替装置とモニタとの間に介挿されたテロッパ装置で映
像信号に、これに対応して選択されたテロップ情報を重
畳するので、予め該当するテロップ情報をテロッパ装置
又は操作装置に用意しておくことにより、テロップ情報
を変更を容易に行うことができる。
【0019】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、前記操作装置は、前記映像切替装置に対し
て所定の映像信号を選択する選択指示情報を送出する際
に、当該映像信号に対応する識別コードを前記テロッパ
装置に送出する識別コード送出手段を備え、前記テロッ
パ装置は、各工業用テレビカメラに対応したテロップ情
報を前記識別コードに対応させて記憶するテロップ情報
記憶手段と、前記操作装置から識別コードが入力された
ときに当該識別コードをもとに前記テロップ情報記憶手
段から該当するテロップ情報を読出して映像信号に重畳
するテロップ情報重畳手段とを備えていることを特徴と
している。
【0020】この請求項2に係る発明においては、操作
装置で、映像切替装置に所定の工業用テレビカメラの映
像信号を選択する選択指示情報を送出すると、この工業
用テレビカメラに対応するテロップ情報の識別コードが
テロッパ装置に送出され、このテロッパ装置で記憶手段
に記憶されている識別コードに対応したテロップ情報が
映像信号に重畳されてモニタに表示される。したがっ
て、テロップ情報の変更は、テロッパ装置の記憶手段に
記憶されているテロップ情報を変更することにより容易
に行うことができる。
【0021】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明において、前記操作装置は、各工業用テレビカメラに
対応するテロップ情報を記憶するテロップ情報記憶手段
と、前記映像切替装置に対してモニタに供給する工業用
テレビカメラを選択する選択指示情報を送出する選択指
示情報送出手段と、前記テロップ情報記憶手段から前記
映像切替装置に対する選択指示情報で選択される工業用
テレビカメラに対応するテロップ情報を読出し、これを
テロッパ装置に送出するテロップ情報送出手段とを備
え、前記テロッパ装置は、前記テロップ情報送出手段か
らテロップ情報を受信したときに当該テロップ情報を前
記映像信号に重畳するテロップ情報重畳手段を備えてい
ることを特徴としている。
【0022】この請求項3に係る発明においては、操作
装置側のテロップ情報記憶手段にテロップ情報が記憶さ
れているので、映像切替装置に対して選択指示情報を送
出する際に、テロップ情報送出手段でテロップ情報記憶
手段から該当するテロップ情報が読出され、これがテロ
ッパ装置に送出されて、映像信号に重畳される。したが
って、テロップ情報の変更はテロップ情報記憶手段に記
憶されているテロップ情報を変更することにより容易に
行うことができる。
【0023】また、第2の目的を達成するために、請求
項4に係る発明は、複数の監視対象を個別に撮影する複
数の工業用テレビカメラを有し、これら工業用テレビカ
メラからの映像信号を選択すると共に、これにテロップ
情報を重畳してモニタに表示するようにした工業用テレ
ビカメラ監視装置において、前記各工業用テレビカメラ
の映像信号を入力し、これらから選択した映像信号を前
記モニタに供給する映像信号切替装置と、該映像切替装
置と前記モニタとの間に介挿され、当該モニタに供給す
る映像信号にこれに対応して選択されたテロップ情報を
重畳するテロップ情報重畳手段を有するテロッパ装置
と、前記各工業用テレビカメラ、映像切替装置及びテロ
ッパ装置に対して前記モニタに供給する映像信号の選択
指示情報を送出する操作装置とを備え、前記各工業用テ
レビカメラは前記操作装置からの選択指示情報に基づい
て撮像範囲を決定するように構成されていることを特徴
としている。
【0024】この請求項4に係る発明においては、工業
用テレビカメラに対して撮像範囲を指示するときに、そ
の撮像範囲に対応するテロップ情報がテロッパ装置で映
像信号に自動的に重畳されることにより、撮像範囲の変
更に対応して自動的にテロップ情報を変更することがで
きる。
【0025】請求項5に係る発明は、請求項4に係る発
明において、前記操作装置は、前記各工業用テレビカメ
ラに対して撮像範囲を指定する選択指示情報及びモニタ
に供給する映像信号に対応する工業用テレビカメラの識
別コードを前記テロッパ装置に送出する選択情報送出手
段とを備え、前記テロッパ装置は、各工業用テレビカメ
ラ毎の識別コード及び撮像範囲指示情報に対応したテロ
ップ情報を記憶する記憶手段と、前記操作装置から識別
コード及び撮像範囲指示情報が入力されたときにこれら
をもとに前記記憶手段からテロップ情報を読出して映像
信号に重畳するテロップ情報重畳手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0026】この請求項5に係る発明においては、操作
装置で、工業用テレビカメラに対する撮像範囲を指定す
る選択指示情報を送出する際に、切替先の工業用テレビ
カメラの識別コード及び選択指示情報がテロッパ装置に
送出されるので、テロッパ装置のテロップ情報重畳手段
で識別コード及び選択指示情報をもとに記憶手段から該
当するテロップ情報を読出し、これが映像信号に重畳さ
れることになり、撮像範囲の変更に伴って該当するテロ
ップ情報を自動的に変更することができる。
【0027】請求項6に係る発明は、請求項4に係る発
明において、前記操作装置は、前記各工業用テレビカメ
ラに対して撮像範囲を指定する選択指示情報を送出する
際に、当該工業用テレビカメラの撮像範囲に対応する識
別コードを記憶する識別コード記憶手段と、映像切替装
置に対して映像信号の選択指示情報を送出する際に、前
記識別コード記憶手段から選択された映像信号に対応す
る識別コードを読出して前記テロッパ装置に送出する識
別コード送出手段とを備え、前記テロッパ装置は、各工
業用テレビカメラの各撮像範囲に対応したテロップ情報
を前記識別コードに対応させて記憶するテロップ情報記
憶手段と、前記操作装置から識別コードが入力されたと
きに前記テロップ情報記憶手段から識別コードをもとに
テロップ情報を読出して映像信号に重畳するテロップ情
報重畳手段とを備えていることを特徴としている。
【0028】この請求項6に係る発明においては、工業
用テレビカメラの撮像範囲を変更する際に、変更先の撮
像範囲に対する識別コードを識別コード記憶手段に記憶
し、映像切替装置に対して選択指示情報を送出して、監
視画像を切替える際に、切替先の工業用テレビカメラの
撮像範囲に対応する識別コードがテロッパ装置に送出さ
れ、このテロッパ装置て識別コードに対応したテロップ
情報が記憶手段から読出されて映像信号に重畳されるこ
とになり、撮像範囲の変更に伴って該当するテロップ情
報を自動的に変更することができる。
【0029】請求項7に係る発明は、請求項4に係る発
明において、前記操作装置は、各工業用テレビカメラの
撮像範囲に対応するテロップ情報を記憶するテロップ情
報記憶手段と、前記映像切替装置に対してモニタに供給
する工業用テレビカメラを選択する選択指示情報を送出
する選択指示情報送出手段と、前記各工業用テレビカメ
ラに対して撮像範囲を指示する選択指示情報を送出する
撮像範囲指示情報送出手段と、該撮像範囲指示情報送出
手段の選択指示情報をもとに前記テロップ情報記憶手段
から該当テロップ情報を読出し、これをテロッパ装置に
送出するテロップ情報送出手段とを備え、前記テロッパ
装置は、前記テロップ情報送出手段からテロップ情報を
受信したときに当該テロップ情報を前記映像信号に重畳
するテロップ情報重畳手段を備えていることを特徴とし
ている。
【0030】この請求項7に係る発明においては、操作
装置側に設けたテロップ情報記憶手段に各工業用テレビ
カメラの撮像範囲に対応するテロップ情報が記憶されて
いるので、このテロップ情報が撮像範囲を指示する選択
指示情報を工業用テレビカメラに送出する際に、この選
択指示情報をもとにテロップ情報記憶手段から該当する
テロップ情報が読出され、これがテロッパ装置に送出さ
れて、映像信号に重畳されることになり、撮像範囲の変
更に伴って該当するテロップ情報を自動的に変更するこ
とができる。
【0031】さらに、前記第3の目的を達成するため
に、請求項8に係る発明は、請求項1又は4に係る発明
において、前記操作装置は、外部のシステムから選択指
示情報及びテロップ情報を受信したときに、当該テロッ
プ情報を前記テロッパ装置に送出するテロップ情報送出
手段を備え、前記テロッパ装置は、前記操作装置から入
力されるテロップ情報を映像信号に重畳するテロップ情
報重畳手段を備えていることを特徴としている。
【0032】この請求項8に係る発明においては、操作
装置で外部のシステムから選択指示情報及びテロップ情
報を受信したときに、選択指示情報を少なくとも映像切
替装置に送出して、映像信号の選択を行うと共に、テロ
ッパ装置で選択された映像信号にテロップ情報を重畳す
るため、工業用テレビカメラ監視装置側ではテロップ情
報の記憶管理を行う必要がなく、他のシステムとの間で
テロップ情報の変更漏れが発生することを確実に防止す
ることができる。
【0033】請求項9に係る発明は、請求項1又は4に
係る発明において、前記操作装置は、選択指示情報に基
づいて外部の共有記憶装置に格納されている工業用テレ
ビカメラに関するテロップ情報を検索して抽出し、抽出
したテロップ情報を前記テロッパ装置に送出するテロッ
プ情報送出手段を備え、前記テロッパ装置は、前記操作
装置から入力されるテロップ情報を映像信号に重畳する
テロップ情報重畳手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0034】この請求項9に係る発明においては、外部
の共有記憶装置に工業用テレビカメラに関する撮像範囲
を含むテロップ情報が記憶されているので、この共有記
憶装置のテロップ情報を変更することにより、テロップ
情報を共有する他のシステムのテロップ情報も同時に変
更されたことになり、変更漏れ等を確実に防止すること
ができる。
【0035】なおさらに、第4の目的を達成するため
に、請求項10に係る発明は、複数の監視対象を個別に
撮影する複数の工業用テレビカメラを有し、これら工業
用テレビカメラからの映像信号を選択すると共に、これ
にテロップ情報を重畳してモニタに表示するようにした
工業用テレビカメラ監視装置において、前記各工業用テ
レビカメラの映像信号を入力し、これらを選択して前記
モニタに供給する映像信号を切替える映像切替装置と、
該映像切替装置と前記モニタとの間に介挿され、当該モ
ニタに供給する映像信号に監視対象システムの状態に応
じたテロップ情報を選択して重畳するテロップ情報重畳
手段を有するテロッパ装置と、少なくとも映像切替装置
及びテロッパ装置に対して前記モニタに供給する映像信
号の選択指示情報を送出する操作装置とを備えたことを
特徴としている。
【0036】この請求項10に係る発明においては、テ
ロッパ装置で映像切替装置から選択されて供給される映
像信号に監視対象システムの状態に応じたアラーム情報
等のテロップ情報を重畳することにより、モニタで監視
画像と停電等のシステム状態を表すテロップ情報とを同
時に表示することが可能となり、監視画像とシステム状
態とから現状を迅速に把握することが可能となる。
【0037】請求項11に係る発明は、請求項10に係
る発明において、前記操作装置は、監視対象システムの
状態を表すシステム状態情報を前記テロッパ装置に送出
するシステム状態情報送出手段を備え、前記テロッパ装
置は、監視対象システムの状態に応じてテロップ情報を
システム状態情報に対応させて記憶する記憶手段と、前
記操作装置からのシステム状態情報を受信したときに当
該システム状態情報をもとに前記記憶手段から該当する
テロップ情報を読出して映像信号に重畳するテロップ情
報重畳手段とを備えていることを特徴としている。
【0038】この請求項11に係る発明においては、テ
ロッパ装置側にシステム状態情報に対応したテロップ情
報が記憶されているので、操作装置からシステム状態情
報をテロッパ装置に送出することにより、システム状態
に対応したテロップを映像信号に重畳して、モニタで表
示することができる。
【0039】請求項12に係る発明は、上記請求項11
に係る発明において、前記操作装置は、外部のシステム
からシステム状態情報を受信したときに当該システム状
態情報を前記システム状態情報送出手段でテロッパ装置
に送出するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0040】この請求項12に係る発明においては、操
作装置が外部のシステムからシステム状態情報を受信し
たときに、そのシステム状態情報をテロッパ装置に送出
するので、操作装置側にシステム状態を判定する手段を
設ける必要がなく、システムの小型化を図ることができ
る。
【0041】請求項13に係る発明は、前記請求項11
に係る発明において、前記操作装置は、監視システムの
システム状態を判定してシステム状態情報を生成するシ
ステム状態情報生成手段を備え、該システム状態情報生
成手段で生成したシステム状態情報を前記システム状態
情報送出手段でテロッパ装置に送出するように構成され
ていることを特徴としている。
【0042】この請求項13に係る発明においては、操
作装置にシステム状態情報を生成するシステム状態情報
生成手段を備えているので、外部のシステムと連携する
ことなくシステム状態を把握することができる。
【0043】請求項14に係る発明は、前記請求項10
に係る発明において、前記操作装置は、監視対象システ
ムの状態に応じてテロップ情報をシステム状態情報に対
応させて記憶する記憶手段と、該記憶手段から監視対象
システムのシステム状態情報をもとに該当するテロップ
情報を読出して前記テロッパ装置に送出するシステム状
態情報送出手段とを備え、前記テロッパ装置は、映像信
号に前記操作装置から送出されたテロップ情報を重畳す
るテロップ情報重畳手段を備えていることを特徴として
いる。
【0044】この請求項14に係る発明においては、操
作装置側に設けた記憶手段にシステム状態情報に対応さ
せたテロップ情報を記憶しているので、テロッパ装置及
びモニタを複数設けた場合に、テロップ情報を変更する
場合に、操作装置側に記憶されているテロップ情報を一
括変更することが可能となる。
【0045】請求項15に係る発明は、上記請求項14
に係る発明において、前記システム状態情報送出手段
は、外部のシステムからシステム状態情報を受信したと
きに、当該システム状態情報をもとに前記記憶手段から
該当するテロップ情報を読出して前記テロッパ装置に送
出するように構成されていることを特徴としている。
【0046】この請求項15に係る発明においては、シ
ステム状態情報が外部から操作装置に供給されるので、
操作装置側にシステム状態判定手段を設ける必要がな
く、システム構成を簡略化することができる。
【0047】請求項16に係る発明は、前記操作装置
は、監視システムのシステム状態を判定してシステム状
態情報を生成するシステム状態情報生成手段を備え、前
記システム状態情報送出手段は、前記システム状態情報
生成手段で生成したシステム状態情報をもとに前記記憶
手段から該当するテロップ情報を読出して前記テロッパ
装置に送出するように構成されていることを特徴として
いる。
【0048】この請求項16に係る発明においては、操
作装置側にシステム状態を判定するシステム状態情報生
成手段を備えているので、外部のシステムと連携するこ
となくシステム状態を把握することができる。
【0049】請求項17に係る発明は、複数の監視対象
を個別に撮影する複数の工業用テレビカメラを有し、こ
れら工業用テレビカメラからの映像信号を選択すると共
に、これにテロップ情報を重畳してモニタに表示するよ
うにした工業用テレビカメラ監視装置において、前記各
工業用テレビカメラの映像信号を入力し、これらから選
択した映像信号を前記モニタに供給する映像信号切替装
置と、該映像切替装置と前記モニタとの間に介挿され、
当該モニタに供給する映像信号に、常時は当該映像信号
に対応するテロップ情報を選択して重畳し、監視対象シ
ステムの異常状態を表すシステム異常状態情報を受信し
たときにはシステム異常に対応するテロップ情報を選択
して重畳するテロップ情報重畳手段を有するテロッパ装
置と、少なくとも映像切替装置及びテロッパ装置に対し
て前記モニタに供給する映像信号の選択指示情報を送出
する操作装置とを備えたことを特徴としている。
【0050】この請求項17に係る発明においては、テ
ロッパ装置で通常時には映像切替装置から供給される映
像信号にこれに対応するテロップ情報を重畳するが、操
作装置からシステム状態情報が入力されたときには映像
信号に対応すテロップ情報に代えてシステム状態に対応
したテロップ情報を映像信号に重畳することにより、監
視対象システムの状態に応じた最適なテロップ情報を表
示することが可能となる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は請求項1に係る発明に対応
する第1の実施形態を示すブロック図であって、図中、
1 〜Cn は複数n台のズーム機能、パン機能等を有す
る工業用テレビカメラであって、これらは監視対象とな
る各種プラントやファクトリーオートメーション等を採
用した工場等の現場における監視対象区域に固定されて
設置されており、その映像出力端子から同期信号を含む
コンポジット映像信号が出力される。
【0052】これら工業用テレビカメラC1 〜Cn の映
像出力端子はケーブルL1 〜Ln を介して現場から数百
m〜数km離れた監視室内に配置された映像切替装置S
1 に接続されている。
【0053】この映像切替装置S1 は、後述する操作装
置K1 からの選択指示情報に基づいて接続されている各
工業用テレビカメラC1 〜Cn から例えば2つのカメラ
を選択し、これらからの複合映像信号をテロッパ装置T
11及びT12に供給する。
【0054】これらテロッパ装置T11及びT12は、映像
切替装置S1 から供給される映像信号に該当する撮像範
囲を表示するテロップ情報を重畳するためのものであ
り、テロップ情報を記憶しているテロップ情報記憶手段
としてのメモリtm11及びtm 12と、これらメモリtm
11及びtm12からテロップ情報を読出して映像信号に重
畳するテロップ情報重畳手段としての映像信号合成回路
VS11及びVS12とを備えている。
【0055】ここで、メモリtm11及びtm12には、図
2に示すように、工業用テレビカメラC1 〜Cn に対応
する識別コードとしてのカメラIDと各工業用テレビカ
メラC1 〜Cn での監視範囲を表す例えば「○○○:B
1F東:機械室全景」等のテロップ情報とをカメラID
記憶テーブルとして記憶している。
【0056】また、映像信号合成回路VS11及びVS12
としては、例えば映像切替装置S1から供給されるコン
ポジット映像信号から同期分離回路で水平同期信号を分
離し、これを後述する操作装置K1 から入力されるテロ
ップIDに基づいてメモリtm11及びtm12からテロッ
プ情報を読出し、これをコンポジット映像信号に変換す
る文字発生部に供給し、この文字発生部から出力される
コンポジット映像信号と映像切替装置S1 から入力され
たコンポジット映像信号とを高速スイッチ回路で切替処
理することによりテロップ情報を重畳したコンポジット
映像信号を形成する。
【0057】これらテロッパ装置T11及びT12の映像信
号合成回路VS11及びVS12から出力されるコンポジッ
ト映像信号が夫々モニタM1 及びM2 に供給されて、監
視映像とこれに対応するテロップ情報とが表示される。
【0058】そして、工業用テレビカメラC1 〜Cn
映像切替装置S1 及びテロッパ装置T11及びT12が操作
装置K1 によって制御される。この操作装置K1 は、キ
ーボード、マウス等のデータ入力装置DIと、このデー
タ入力装置DIから入力されたデータを処理するマイク
ロコンピュータ等で構成される処理装置CPUとを備
え、データ入力装置DIからデータを入力することによ
り、処理装置CPUで工業用テレビカメラC1 〜Cn
撮像範囲の指定、映像切替装置S1 での映像信号の選択
及びテロッパ装置T11及びT12のテロップ情報の選択が
行われる。
【0059】ここで、処理装置CPUは、図3に示す演
算処理を所定時間毎のタイマ割込処理として実行し、先
ず、ステップS1でデータ入力装置DIからデータ入力
があったか否かを判定し、データ入力がないときにはス
テップS2に移行して、外部のコンピュータ等のシステ
ムから同様のデータ入力があったか否かを判定し、デー
タ入力がないときにはそのまま処理を終了する。
【0060】ステップS1でデータ入力装置DIからデ
ータ入力があったとき及びステップS2で外部のシステ
ムからデータ入力があったときには、ステップS3に移
行して、入力データを分析してこれがモニタM11及びM
12に表示されている監視画像の切替えであるか否かを判
定し、監視画像の切替えでないときには、直接ステップ
S6に移行し、監視画像の切替えであるときには、ステ
ップS4に移行して、映像切替装置S1 に対して該当す
る工業用テレビカメラCi (i=1,2……n)のコン
ポジット映像信号を選択する映像選択指示情報を送出し
て、該当するモニタMj (j=1,2)に対する映像信
号を切替え、次いでステップS5に移行して、テロッパ
装置Tj に対して指定された工業用テレビカメラCi
対応するカメラIDを送出して、該当するテロップ情報
を映像信号に重畳させてモニタM j に供給してからタイ
マ割込処理を終了する。
【0061】また、ステップS6では、データ入力が工
業用テレビカメラCi に対する撮像範囲の変更であるか
否かを判定し、撮像範囲の変更を表すズーム情報及び/
又はパン情報であるときには、ステップS7に移行し
て、工業用テレビカメラCi に対して、入力されたズー
ム情報及び/又はパン情報を送出し、工業用テレビカメ
ラCi での撮像範囲を所望の撮像範囲に変更してから処
理を終了し、撮像範囲の変更ではないときにはステップ
S8に移行して、入力データに応じた処理を行ってから
処理を終了する。
【0062】この図3の処理において、ステップS5の
処理が識別コード送出手段に対応している。したがっ
て、今、映像切替装置S1 で各モニタM11及びM12に供
給する映像信号として例えば工業用テレビカメラC2
びCn の映像信号が選択されているものとすると、これ
らの映像信号がテロッパ装置T11及びT12で、該当する
テロップ情報即ちカメラID「xxx2」及び「xxx
n」のテロップ情報「○○○:B1F西:制御盤」及び
「○×△:玄関:全景」が選択されて、これらが映像信
号に重畳されて、モニタM11及びM12に供給されてい
る。
【0063】したがって、モニタM11では制御盤の監視
映像と「○○○:B1F西:制御盤」のテロップ情報と
が表示され、モニタM12では玄関の全景の監視映像と
「○×△:玄関:全景」のテロップ情報とが表示され、
オペレータが現在の監視位置を確実に視認することがで
きる。
【0064】この状態で、オペレータが例えばモニタM
11の監視画像を他の工業用テレビカメラからの監視画像
に変更したい場合には、操作装置K1 のデータ入力装置
DIから映像切替を表す切替コード、切替対象となるテ
ロッパ装置の識別コード及び選択したい工業用テレビカ
メラに対応するカメラIDを順次例えば対話形式で入力
する。
【0065】この入力が完了すると、ステップS1から
ステップS3に移行して、映像切替であるので、ステッ
プS4に移行し、映像切替装置S1 に対して、テロッパ
11側の映像信号を工業用テレビカメラC1 からの映像
信号に切替える映像選択指示情報を送出する。このた
め、映像切替装置S1 では、映像選択指示情報を受信す
ることにより、テロッパ装置T11に供給する映像信号を
工業用テレビカメラC2からの映像信号に代えて工業用
テレビカメラC1 からの映像信号に切替える。
【0066】次いで、ステップS5に移行して、テロッ
パ装置T11に対してカメラIDを送出する。このテロッ
パ装置T11ではカメラIDを受信すると、このカメラI
Dをもとにメモリtm11の記憶テーブルを参照して、該
当するテロップ情報「○○○:B1F東:機械室全景」
を読出し、これを文字発生部でコンポジット映像信号に
変換して、工業用テレビカメラC1 からのコンポジット
映像信号と共に高速スイッチ回路に供給することによ
り、監視画像の映像信号にテロップ情報の映像信号が重
畳されたコンポジット映像信号が形成され、これがモニ
タM11に出力される。
【0067】このため、モニタM11で、制御盤の監視映
像が機械室全景の監視映像に切替わると共に、これに対
応するテロップ情報「○○○:B1F東:機械室全景」
が所定位置に表示される。
【0068】同様に、モニタM12の監視画像を変更する
場合も、モニタM12を指定することにより上記と同様の
手順で行うことができる。また、何らかの都合により、
工業用テレビカメラC1 〜Cn の何れかの撮像範囲を変
更する場合には、オペレータが操作装置K1 のデータ入
力装置DIから撮像範囲の変更を表す識別コード、撮像
範囲を変更する工業用テレビカメラの識別コード及びズ
ーム情報及び/又はパン情報を順次入力する。
【0069】これによって、図3の処理で、ステップS
1,S3,S6を経てステップS7に移行して、該当す
る工業用テレビカメラCi に対してズーム情報及び/又
はパン情報を含む撮像範囲変更指示情報が送出される。
この撮像範囲変更指示情報を受信した工業用テレビカメ
ラCi は、ズーム情報及び/又はパン情報に基づいてズ
ーム機能及び/又はパン機能を作動させて、撮像範囲を
変更する。変更後の撮像範囲はデータ入力装置DIから
映像切替指示を入力することにより、所望のモニタMj
に監視画像を表示させることにより確認することができ
る。
【0070】また、データ入力装置DIからデータ入力
を行う場合に代えて、外部のコンピュータシステム等か
ら前述した入力データを受信した場合も上記と同様の動
作が実行されて、監視画像とテロップ情報とが重畳され
て表示される。
【0071】このようにして、撮像範囲を変更したり、
工業用テレビカメラの設置位置を変更することにより、
テロップ情報を変更する必要が生じたときには、各テロ
ッパ装置T11及びT12のメモリtm11及びtm12に記憶
されている記憶テーブル中の該当するテロップ情報を書
換えることにより、従来例のように一々遠く離れた現場
まで出向くことなく、容易にテロップ情報の変更を行う
ことができる。
【0072】また、テロッパ装置T11及びT12が映像切
替装置S1 とモニタM11及びM12との間に介装されてい
るので、従来例のように工業用テレビカメラ数に対応す
る数を設ける必要がなく、必要最小限の数で済むので、
システム全体のコストを大幅に低減することができる。
【0073】なお、上記第1の実施形態においては、各
工業用テレビカメラC1 〜Cn の撮像範囲を変更する場
合に、データ入力装置DIで入力されたデータに基づい
て変更する場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、撮像範囲を変更する工業用テレビカメラ
i の映像信号を何れかのモニタMj に表示し、この表
示状態を見ながらデータ入力装置でズーム情報及び/又
はパン情報を入力してリアルタイムに撮像範囲を変更す
るようにしてもよい。
【0074】また、上記第1の実施形態においては、テ
ロッパ装置T11及びT12側にテロップ情報を記憶したメ
モリtm11及びtm12を設けた場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、請求項3に係る発
明のように、上記第1の実施形態におけるテロッパ装置
11及びT12のメモリtm11及びtm12を省略しこれら
に代えて操作装置K1 側に1つのテロップ情報を記憶す
るメモリを設け、データ入力装置DIから画像切替入力
があったときに、そのカメラIDに基づいてメモリから
該当するテロップ情報を直接テロッパ装置T11及びT12
の映像信号合成回路VS11及びVS12の文字発生部に送
出するようにしても良い。この場合には、テロップ情報
を変更する場合に操作装置K1 側の1つのメモリのテロ
ップ情報を変更するだけでよいので、変更漏れや変更間
違いが発生することを確実に防止することができる。
【0075】次に、請求項4及び5に対応する第2の実
施形態を図4〜図6について説明する。この第2の実施
形態は、各工業用テレビカメラC1 〜Cn について予め
複数の撮像範囲を設定しておくと共に、これら撮像範囲
に対応したテロップ情報を用意しおくことにより、1台
の工業用テレビカメラで複数の監視領域の監視を行うよ
うにしたものである。
【0076】すなわち、第2の実施形態においては、構
成的には図4に示すように、前述した第1の実施形態に
おける図1の構成において、テロッパ装置T11及びT12
の図2の記憶テーブルを記憶したメモリtm11及びtm
12が図5に示す構成のテロップ情報記憶テーブルを記憶
したメモリtm21及びtm22に変更されていることを除
いては、図1と同様の構成を有し、図1との対応部分に
は同一符号を付してその詳細説明はこれを省略する。
【0077】ここで、メモリtm21及びtm22に記憶さ
れたテロップ情報記憶テーブルは、図5に示すように、
左欄にカメラID「xxxx1」〜「xxxxn」が表
され、中央欄には各カメラID毎に複数のズーム範囲及
びパン範囲が表され、右欄に各ズーム範囲及びパン範囲
で決定される各撮像範囲に対応するテロップ情報例えば
「○○○:B1F:機械室全景」,「○○○:BIF:
モータ2」等が表されている。
【0078】また、操作装置K1 では、図3の処理に代
えて図6に示す操作処理を実行する。この操作処理は、
先ず、ステップS11でデータ入力装置DIからデータ
入力があったか否かを判定し、データ入力があったとき
には直接ステップS13に移行し、データ入力がないと
きにはステップS12に移行して外部から入力データを
受信したか否かを判定し、入力データを受信したときに
はステップS13に移行し、入力データを受信しないと
きにはそのままタイマ割込処理を終了する。
【0079】ステップS13では、入力データを分析し
てこれがモニタM11及びM12に表示されている監視画像
の切替えであるか否かを判定し、監視画像の切替えでな
いときには、直接ステップS17に移行し、監視画像の
切替えであるときには、ステップS14に移行する。
【0080】ステップS14では、映像切替装置S1
対して該当する工業用テレビカメラCi のコンポジット
映像信号を選択する映像選択指示情報を送出して、該当
するモニタMj に対する映像信号を切替え、次いでステ
ップS15に移行して、指定された工業用テレビカメラ
i に対して、入力されたズーム情報及び/又はパン情
報を送出して、工業用テレビカメラCi での撮像範囲を
所望の撮像範囲に変更し、次いでステップS16に移行
して、入力されたカメラIDとズーム情報及び/又はパ
ン情報でなる撮像範囲指示情報とを該当するテロッパ装
置Tj に送出してからタイマ割込処理を終了する。
【0081】また、ステップS13の判定結果が、画像
切替えではないときにはステップS17移行して、入力
データに応じた所定の処理を行ってから処理を終了す
る。この図6の処理において、ステップS16の処理が
選択指示情報送出手段に対応している。
【0082】この第2の実施形態によると、今、モニタ
11及びM12に工業用テレビカメラC2 及びCn で撮像
されている監視画像が表示されているものとし、この状
態でオペレータが例えばモニタM11の監視画像を工業用
テレビカメラC1 の監視画像に切替え且つその撮像範囲
を現在のズーム範囲「50」及びパン範囲「40」であ
るテロップID「xxxx10」の状態から例えばズー
ム範囲「940」及びパン範囲「930」に変更すると
きには、オペレータがデータ入力装置DIを操作して、
画像切替を表す切替コード、切替対象となるテロッパ装
置の識別コード及び選択したい工業用テレビカメラに対
応するカメラID「xxxx1」と、撮像範囲を指定す
るズーム範囲「940」,パン範囲「930」及び入力
終了コードを順次例えば対話形式で入力する。
【0083】そして、入力終了コードが入力されること
により、図7の処理でステップS11からステップS1
3に移行して、画像切替コードが入力されているので、
ステップS14に移行して、映像切替装置S1 に対して
モニタM11の映像信号をカメラID「xxxx1」の工
業用テレビカメラC1 の映像信号を選択する選択指示情
報を送出して、映像切替装置S1 で工業用テレビカメラ
1 の映像信号をテロッパ装置T11を介してモニタM11
に供給して表示する。
【0084】次いで、ステップS15に移行し、入力さ
れた撮像範囲を指定するズーム範囲「940」,パン範
囲「930」を撮像範囲選択指示情報として工業用テレ
ビカメラC1 に送出し、その撮像範囲を変更し、この撮
像範囲の変更が終了すると、ステップS16に移行し
て、変更されたズーム範囲「940」及びパン範囲「9
30」でなる選択指示情報とカメラID「xxxx1」
とをテロッパ装置T11に送出する。
【0085】テロッパ装置T11では、カメラIDと選択
指示情報とをもとにメモリtm11に記憶されているテロ
ップ情報記憶テーブルを参照して該当する工業用テレビ
カメラC1 の撮像範囲に対応したテロップ情報「○○
○:BAF:モータ2」を読出し、これを映像信号に重
畳してモニタM11に供給することにより、オペレータの
所望する監視画像とこれに対応するテロップ情報が表示
される。
【0086】このように、上記第2の実施形態によれ
ば、テロッパ装置T11及びT12のメモリtm21及びtm
22に予め工業用テレビカメラの複数の撮像範囲に応じた
テロップ情報を記憶しておくことにより、所望とする工
業用テレビカメラCi の監視範囲を変更するときに、そ
のカメラIDと撮像範囲を指定する選択指示情報をテロ
ッパ装置Tj に送出することにより、テロッパ装置Tj
で撮像範囲に該当するテロップ情報を読出し、これを映
像信号に重畳してモニタMj に表示することができ、工
業用テレビカメラの撮像範囲の変更に伴って自動的にテ
ロップ情報が変更される。
【0087】また、工業用テレビカメラの設置位置を変
更して、テロップ情報を変更する場合には、テロッパ装
置T11及びT12のメモリtm21及びtm22に記憶されて
いるテロップ情報記憶テーブルの位置変更を行う工業用
テレビカメラに対応した各撮像範囲のテロップ情報を変
更するだけでよく、その変更を容易確実に行うことがで
きる。
【0088】なお、上記第2の実施形態においては、画
像切替時に撮像範囲の変更を行う場合に、先ず映像切替
装置S1 で映像信号を切替えてから工業用テレビカメラ
の撮像範囲の変更を行う場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、工業テレビカメラの撮像範
囲の変更を先に行った後に映像切替装置S1 で映像信号
の切替えを行うようにしてもよいことは言うまでもな
い。
【0089】また、上記第2の実施形態では、各テロッ
パ装置T11及びT12のメモリtm21及びtm22にカメラ
ID、撮像範囲選択指示情報及びテロップ情報を記憶し
たテロップ情報記憶テーブルを設けているので、指定し
た工業用テレビカメラCi で現在選択されている撮像範
囲を変更することなくモニタ表示する場合でも入力デー
タとしてカメラIDとズーム範囲情報及び/又はパン範
囲情報とを入力する必要があるが、図7に示すように、
操作装置K1 に現在のカメラIDと撮像範囲選択指示情
報との関係を示す選択指示情報記憶テーブルを記憶する
メモリkm2 を設けると共に、操作装置K1 で図8に示
す操作処理を実行することにより、撮像範囲の変更を要
しないときには撮像範囲選択指示情報の入力を省略する
ことができる。
【0090】すなわち、図8の操作処理は、先ず、ステ
ップS11でデータ入力装置DIからデータ入力があっ
たか否かを判定し、データ入力があったときには直接ス
テップS13に移行し、データ入力がないときにはステ
ップS12に移行して外部から入力データを受信したか
否かを判定し、入力データを受信したときにはステップ
S13に移行し、入力データを受信しないときにはその
ままタイマ割込処理を終了する。
【0091】ステップS13では、入力データを分析し
てこれがモニタM11及びM12に表示されている監視画像
の切替えであるか否かを判定し、監視画像の切替えでな
いときには、直接ステップS17に移行し、監視画像の
切替えであるときには、ステップS14に移行する。
【0092】ステップS14では、映像切替装置S1
対して該当する工業用テレビカメラCi のコンポジット
映像信号を選択する映像選択指示情報を送出して、該当
するモニタMj に対する映像信号を切替え、次いでステ
ップS21に移行して、画像切替先の工業用テレビカメ
ラCi の撮像範囲を変更するか否かを判定し、撮像範囲
を変更しないときにはステップS22に移行して、現在
撮像範囲指示情報記憶テーブルに記憶されている現在の
カメラIDに対する撮像範囲指示情報を読出し、次いで
ステップS23に移行して、テロッパ装置Tj に対して
カメラID及び撮像範囲指示情報を送出し、該当するテ
ロップ情報を映像信号に重畳させてモニタMj に供給し
てからタイマ割込処理を終了する。
【0093】また、ステップS21の判定結果が撮像範
囲の変更であるときには、ステップS24に移行して、
指定された工業用テレビカメラCi に対して、入力され
たズーム情報及び/又はパン情報を送出して、工業用テ
レビカメラCi での撮像範囲を所望の撮像範囲に変更
し、次いでステップS25に移行して、入力されたズー
ム情報及び/又はパン情報でなる撮像範囲指示情報をメ
モリkm1 に記憶された現在指示情報記憶テーブルに該
当するカメラIDに対応させて更新記憶してから前記ス
テップS23に移行する。
【0094】また、ステップS13の判定結果が、画像
切替えではないときにはステップS17移行して、入力
データに応じた所定の処理を行ってから処理を終了す
る。この図8の処理において、ステップS23の処理が
選択指示情報送出手段に対応している。
【0095】したがって、画像切替先の撮像範囲を変更
する場合には、データ入力装置DIで画像切替コード、
カメラID、テロッパ装置識別コード、撮像範囲変更を
表す撮像範囲変更コード、ズーム範囲情報及び/又はパ
ン範囲情報、入力終了コードを入力することにより、ス
テップS21からステップS24に移行して、カメラI
Dで指定された工業用テレビカメラCi に対してズーム
範囲情報及び/又はパン範囲情報でなる選択指示情報が
送出され、次いでステップS25で入力された撮像範囲
選択指示情報をメモリkm2 の現在選択指示情報記憶テ
ーブルの該当するカメラIDに対応させて更新記憶して
からステップS23に移行してテロッパ装置Tj にカメ
ラID及び撮像範囲選択指示情報を送出して、変更した
撮像範囲に対応したテロップ情報を映像信号に重畳して
モニタ表示する。
【0096】一方、画像切替先の撮像範囲を変更しない
場合には、データ入力装置DIでのデータ入力時に撮像
範囲変更コード及びズーム範囲情報及び絵またはパン範
囲情報の入力を省略することにより、ステップS21か
らステップS22に移行して、カメラIDをもとにメモ
リkm2 に記憶されている現在選択指示情報記憶テーブ
ルを参照して現在の選択指示情報を読出してからステッ
プS23に移行することにより、カメラIDと選択指示
情報とがテロッパ装置Tj に送出されて、現在の撮像範
囲のままの映像信号に該当するテロップ情報が重畳され
てモニタ表示される。
【0097】次に、請求項6に対応する本発明における
第3の実施形態を図9〜図12について説明する。この
第3の実施形態は、各工業用テレビカメラC1 〜Cn
ついて予め複数の撮像範囲を設定しておくと共に、これ
ら撮像範囲に対応したテロップ情報を用意しておくこと
により、1台の工業用テレビカメラで複数の監視領域の
監視を行うようにしたものである。
【0098】すなわち、第3の実施形態においては、図
9に示すように、前述した第1の実施形態における図1
の構成において、操作装置K1 に各工業用テレビカメラ
1〜Cn の識別コードとしてのカメラIDと、ズーム
範囲及びパン範囲で決まる撮像範囲と、この撮像範囲を
表す識別コードとしてのテロップIDとの関係を示すテ
ロップID記憶テーブルを記憶する識別コード記憶手段
としてのメモリkm3が設けられ、且つテロッパ装置T
11及びT12のメモリtm21及びtm22に代えてテロップ
IDとテロップ情報との関係を示すテロップ情報記憶テ
ーブルを記憶したテロップ情報記憶手段としてのメモリ
tm31及びtm32が設けられていることを除いては図7
と同様の構成を有し、図7との対応部分には同一符号を
付しその詳細説明はこれを省略する。
【0099】ここで、操作装置K1 のメモリkm3 に記
憶されたテロップID記憶テーブルは、図10に示すよ
うに、左欄にカメラID「xxxx1」〜「xxxx
n」が表され、中央欄にはズーム範囲及びパン範囲が表
され、右欄に各ズーム範囲及びパン範囲で決定される撮
像範囲に対応するテロップID「xxxx11」〜「x
xxxn9」が表されている。
【0100】また、各テロッパ装置T11及びT12のメモ
リtm31及びtm32に記憶されたテロップ情報記憶テー
ブルは、図11に示すように、左欄に撮像範囲に対応す
る識別コードとしてのテロップID「xxxx1」〜
「xxxxn9」が表され、右欄に各テロップIDに対
応する監視対象を表現する例えば「○○○:B1F東:
機械室全景」等のテロップ情報が表されている。
【0101】また、操作装置K1 では、図8の処理に代
えて図12に示す操作処理を実行する。この操作処理
は、ステップS11〜S14、S17、S21及びS2
4についてと図8と同様の処理を行うが、ステップS2
1の判定結果が撮像範囲を変更しないときにはステップ
S32に移行して、メモリkm3 の現在テロップID記
憶テーブルに記憶されている現在のカメラIDに対する
テロップIDを読出し、次いでステップS33に移行し
てテロッパ装置Tj に対して読出したテロップIDを送
出して、該当するテロップ情報を映像信号に重畳させて
モニタMj に供給してからタイマ割込処理を終了する。
【0102】また、ステップS24に移行して、工業用
テレビカメラCi に対して、入力されたズーム情報及び
/又はパン情報を送出して、工業用テレビカメラCi
の撮像範囲を所望の撮像範囲に変更してからステップS
34に移行して、変更したズーム情報及び/又はパン情
報をもとにメモリkm3 のテロップID記憶テーブルを
参照して該当するテロップIDを読出し、これをメモリ
km3 に形成された現在の各工業用テレビカメラC1
n の撮像範囲を表す現在テロップID記憶テーブルに
更新記憶してから前記ステップS33に移行する。
【0103】この図12の処理において、ステップS3
3の処理が識別コード送出手段に対応している。この第
3の実施形態によると、今、モニタM11及びM12に工業
用テレビカメラC2 及びCn で撮像されている監視画像
が表示されているものとしたとき、オペレータが例えば
モニタM11の監視画像を工業用テレビカメラC1 の監視
画像に切替え且つその撮像範囲を現在のズーム範囲「5
0」及びパン範囲「40」であるテロップID「xxx
x10」の状態から例えばズーム範囲「940」及びパ
ン範囲「930」に変更するときには、オペレータがデ
ータ入力装置DIを操作して、画像切替を表す切替コー
ド、切替対象となるモニタの識別コード及び選択したい
工業用テレビカメラに対応するカメラID「xxxx
1」と、撮像範囲変更を表す撮像範囲変更指定コード、
撮像範囲を指定するズーム範囲「940」,パン範囲
「930」及び入力終了コードを順次例えば対話形式で
入力する。
【0104】そして、入力終了コードが入力されること
により、図12の処理でステップS11からステップS
13に移行して、画像切替コードが入力されているの
で、ステップS14に移行して、映像切替装置S1 に対
してモニタM11の映像信号をカメラID「xxxx1」
の工業用テレビカメラC1 の映像信号を選択する選択指
示情報を送出して、映像切替装置S1 で工業用テレビカ
メラC1 の映像信号をテロッパ装置T11を介してモニタ
11に供給して表示する。
【0105】次いで、撮像範囲変更コードが入力されて
いるので、ステップS21からステップS24に移行
し、入力された撮像範囲を指定するズーム範囲「94
0」,パン範囲「930」を撮像範囲指示情報として工
業用テレビカメラC1 に送出し、その撮像範囲を変更
し、この撮像範囲の変更が終了すると、ステップS34
に移行して、変更されたズーム範囲「940」及びパン
範囲「930」をもとにメモリkm3 のテロップID記
憶テーブルを参照してテロップIDを読出し、これをカ
メラIDに対応させて現在テロップID記憶テーブルに
更新記憶してからステップS33に移行して、テロップ
IDをテロッパ装置T11に送出する。
【0106】テロッパ装置T11では、テロップIDを受
信すると、このテロップIDをもとにメモリtm31に記
憶されているテロップ情報記憶テーブルを参照して該当
する工業用テレビカメラC1 の撮像範囲に対応したテロ
ップ情報を読出し、これを映像信号に重畳してモニタM
11に供給することにより、オペレータの所望する監視画
像とこれに対応するテロップ情報が表示される。
【0107】なお、オペレータが撮像範囲の変更を行う
ことなく監視画像の切替えのみを行いたい場合には、デ
ータ入力装置DIで、画像切替を表す切替コード、切替
対象となるモニタの識別コード及び選択したい工業用テ
レビカメラに対応するカメラID「xxxx1」を入力
した後に入力終了コードを入力して、撮像範囲変更を行
うためのデータを入力を省略することにより、図12の
処理において、ステップS14で映像切替装置S1 で該
当するモニタに対する映像信号が切替えられると共に、
ステップS21からステップS32に移行し、カメラI
Dをもとにメモリkm1 に形成された現在テロップID
記憶テーブルに記憶されている該当するテロップIDを
読出し、次いでステップS33に移行して、テロップI
Dがテロッパ装置Tj に送出されることにより、このテ
ロッパ装置Tj でテロップIDをもとにメモリtmj
テロップ情報記憶テーブルを参照して該当するテロップ
情報を読出し、これを映像信号に重畳させてモニタMj
に供給して表示する。
【0108】このように、上記第3の実施形態によれ
ば、テロッパ装置T11及びT12のメモリtm31及びtm
32に予め工業用テレビカメラの複数の撮像範囲に応じた
テロップ情報を撮像範囲に対応するテロップIDに対応
させてテロップ情報を記憶しておき、一方、操作装置K
1 のメモリkm3 にカメラID、ズーム範囲,パン範囲
及びテロップIDとをテロップID記憶テーブルとして
記憶しておくことにより、所望とする工業用テレビカメ
ラCi の撮像範囲を変更する必要が生じたときに、その
撮像範囲を指定する入力データからテロップIDを検索
し、このテロップIDをテロッパ装置Tj に送出するこ
とにより、テロッパ装置Tj でテロップIDをもとに撮
像範囲に該当するテロップ情報を読出し、これを映像信
号に重畳してモニタMj に表示することができ、撮像範
囲の変更に伴って自動的にテロップ情報が変更される。
【0109】また、工業用テレビカメラの設置位置を変
更して、テロップ情報を変更する場合には、テロッパ装
置T11及びT12のメモリtm31及びtm32に記憶されて
いるテロップ情報記憶テーブルの位置変更を行う工業用
テレビカメラに対応するテロップIDのテロップ情報を
変更するだけでよく、その変更を容易確実に行うことが
できる。
【0110】なお、上記第3の実施形態においては、画
像切替時に撮像範囲の変更を行う場合に、先ず映像切替
装置S1 で映像信号を切替えてから工業用テレビカメラ
の撮像範囲の変更を行う場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、工業テレビカメラの撮像範
囲の変更を先に行った後に映像切替装置S1 で映像信号
の切替えを行うようにしてもよいことは言うまでもな
い。
【0111】また、現在表示されている監視画像につい
て、撮像範囲を変更する場合には、現在選択されている
工業用テレビカメラのカメラIDを認識することができ
るので、カメラIDの入力を省略して、モニタ識別コー
ドと撮像範囲変更データとを入力するのみで撮像範囲の
変更を行うこともできる。
【0112】次に、請求項7に対応する本発明の第4の
実施形態を図13及び図14について説明する。この第
4の実施形態は、操作装置K1 側でテロップ情報の一元
管理を行うようにしたものである。
【0113】第4の実施形態では、図13に示すよう
に、記憶テーブルを記憶したメモリが省略されて映像信
号合成回路VS11及びVS12のみで構成されるテロッパ
装置T 41及びT42を備えると共に、操作装置K1 に前述
した第3の実施例における図5と同様のカメラIDとズ
ーム範囲情報及びパン範囲情報とテロップ情報との関係
を示すテロップ情報記憶テーブルを記憶したメモリkm
4 を設けたことを除いては前述した第2の実施形態にお
ける図4と同様の構成を有し、図4との対応部分には同
一符号を付しその詳細説明はこれを省略する。
【0114】そして、操作装置K1 の処理装置CPUで
図14に示すような操作処理を実行する。この操作処理
は、ステップS11〜S15及びS17については、前
述した第2の実施形態における図6の処理と同様の処理
を行うが、ステップS15で工業用テレビカメラに対し
てズーム範囲情報及び/又はパン範囲情報でなる撮像範
囲選択指示情報を送出した後に、ステップS41に移行
して、データ入力装置DIから入力されたカメラIDと
ズーム範囲情報及び/又はパン範囲情報でなる撮像範囲
選択指示情報とをもとにメモリkm4 に記憶された図5
に示すテロップ情報記憶テーブルを参照して設定された
撮像範囲に対応するテロップ情報を読出し、次いでステ
ップS42に移行して、読出したテロップ情報を該当す
るテロッパ装置Tj (j=41,42)に送出してから
タイマ割込処理を終了するようにしている。
【0115】この第4の実施形態によると、監視画像を
切替えたいときには、前述した第2の実施形態と同様に
オペレータがデータ入力装置DIを操作して、画像切替
を表す切替コード、切替対象となるテロッパ装置の識別
コード及び選択したい工業用テレビカメラに対応するカ
メラID「xxxx1」と、撮像範囲を指定するズーム
範囲「940」,パン範囲「930」及び入力終了コー
ドを順次例えば対話形式で入力する。
【0116】これによって、図14の処理でステップS
11からステップS13を経てステップS14に移行し
て、映像切替装置S1 に対してモニタM11の映像信号を
カメラID「xxxx1」の工業用テレビカメラC1
映像信号を選択する選択指示情報を送出して、映像切替
装置S1 で工業用テレビカメラC1 の映像信号をテロッ
パ装置T11を介してモニタM11に供給して表示する。
【0117】次いで、ステップS15に移行し、入力さ
れた撮像範囲を指定するズーム範囲「940」,パン範
囲「930」を撮像範囲選択指示情報として工業用テレ
ビカメラC1 に送出し、その撮像範囲を変更し、この撮
像範囲の変更が終了すると、ステップS41に移行し
て、変更されたズーム範囲「940」及びパン範囲「9
30」でなる選択指示情報とカメラID「xxxx1」
とをもとにメモリkm4に記憶されているテロップ情報
記憶テーブルを参照して、撮像範囲に応じたテロップ情
報を読出し、これをステップS42で該当するテロッパ
装置Tj に送出する。
【0118】テロッパ装置T11では、操作装置K1 から
入力されたテロップ情報が映像信号合成回路VSj の文
字発生部に直接入力されることにより、テロップ情報が
コンポジット映像信号に変更されて高速スイッチ回路に
供給され、この高速スイッチ回路で映像切替回路S1
ら供給されたコンポジット映像信号に重畳されてモニタ
j に供給することにより、オペレータの所望する監視
画像とこれに対応するテロップ情報が表示される。
【0119】このように、上記第4の実施形態によれ
ば、操作装置K1 のメモリkm4 に予め工業用テレビカ
メラの複数の撮像範囲に応じたテロップ情報を記憶して
おくことにより、所望とする工業用テレビカメラCi
監視範囲を変更するときに、そのカメラIDと撮像範囲
を指定する選択指示情報からテロップ情報を読出し、こ
れをテロッパ装置Tj に送出することにより、映像信号
に重畳してモニタMj に表示することができ、工業用テ
レビカメラの撮像範囲の変更に伴って自動的にテロップ
情報が変更される。
【0120】また、工業用テレビカメラの設置位置を変
更して、テロップ情報を変更する場合には、操作装置K
1 のメモリkm4 に記憶されているテロップ情報記憶テ
ーブルの位置変更を行う工業用テレビカメラに対応した
各撮像範囲のテロップ情報を変更するだけでよく、その
変更を容易確実に行うことができると共に、テロップ情
報の一元管理を行うことができる。
【0121】なお、上記第4の実施形態においては、画
像切替時に撮像範囲の変更を行う場合に、先ず映像切替
装置S1 で映像信号を切替えてから工業用テレビカメラ
の撮像範囲の変更を行う場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、工業テレビカメラの撮像範
囲の変更を先に行った後に映像切替装置S1 で映像信号
の切替えを行うようにしてもよいことは言うまでもな
い。また、上記第4の実施形態でも、操作装置K1 のメ
モリkm4 にカメラID、撮像範囲選択指示情報及びテ
ロップ情報を記憶したテロップ情報記憶テーブルを設け
ているので、指定した工業用テレビカメラCi で現在選
択されている撮像範囲を変更することなくモニタ表示す
る場合でも入力データとしてカメラIDとズーム範囲情
報及び/又はパン範囲情報とを入力する必要があるが、
前述した図7と同様に操作装置K1 のメモリkm4 に現
在のカメラIDとテロップ情報との関係を示す現在テロ
ップ情報記憶テーブルを記憶させ、且つ図15に示すよ
うに、図8におけるステップS22がカメラIDをもと
に現在テロップ情報記憶テーブルを参照して現在のテロ
ップ情報を読出すステップS43に変更され、ステップ
S23がテロップ情報を読出されたテロップ情報を該当
するテロッパ装置Tj に送出するステップS44に変更
され、さらにステップS43がカメラIDとズーム範囲
情報及び/又はパン範囲情報でなる撮像範囲選択指示情
報をもとにテロップ情報記憶テーブルを参照してテロッ
プ情報を読出し、これをカメラIDに対応させて現在テ
ロップ情報記憶テーブルに更新記憶するステップS45
に変更することにより、撮像範囲の変更を要しないとき
には撮像範囲選択指示情報の入力を省略することができ
る。
【0122】次に、請求項8に対応する本発明の第5の
実施形態を図16及び図17について説明する。この第
5の実施形態は、工業用テレビカメラ監視装置側でテロ
ップ情報を管理することなく、外部のコンピュータシス
テム等のシステムから通信回線を介して入力される画像
切替指示情報及び該当するテロップ情報に基づいて監視
画像の切替え及び映像信号へのテロップ情報の重畳を行
うようにしたものである。
【0123】この第5の実施形態では、図16に示すよ
うに、操作装置K5 及びテロッパ装置T51及びT52が夫
々テロップ情報を記憶するためのメモリを有さず画像信
号合成回路VS51及びVS52のみを有する構成とされ、
且つ操作装置K5 に外部のコンピュータシステムと接続
する通信回線Lが接続されていることを除いては他の実
施形態と同様の構成を有し、対応部分には同一符号を付
しその詳細説明はこれを省略する。
【0124】ここで、操作装置K5 の処理装置CPU
は、図17に示す操作処理を実行する。この操作処理
は、先ず、ステップS51で外部のコンピュータシステ
ムから通信回線Lを介してテロッパ装置T11及びT12
選択するテロッパ選択情報とこれに供給する映像信号を
選択する映像信号選択指示情報とでなる画像選択指示情
報及びこれに対応するテロップ情報で少なくとも構成さ
れる切替情報を受信したか否かを判定し、切替情報を受
信していないときにはそのままタイマ割込処理を終了
し、切替情報を受信したときには、ステップS52に移
行して、受信した画像選択指示情報を映像切替装置S1
に送出し、次いでステップS53に移行して、受信した
テロップ情報を該当するテロッパ装置Tj に送出してか
らタイマ割込処理を終了する。
【0125】この図17の処理において、ステップS5
3の処理がテロッパ情報送出手段に対応している。この
第5の実施形態によると、外部のコンピュータシステム
から通信回線Lを介して送信された切替情報を操作装置
1 で受信すると、この切替情報に含まれるテロッパ選
択情報と映像信号選択指示情報を映像切替装置S1 に送
出し(ステップS52)、この映像切替装置S1 でテロ
ッパ選択情報で指定されたテロッパ装置Tj に供給する
映像信号を映像信号選択指示情報に基づいて選択してテ
ロッパ装置Tj に供給する。
【0126】一方、テロッパ装置Tj に対しては、受信
したテロップ情報がそのまま送出されるので(ステップ
S53)、このテロッパ装置Tj の文字発生部でテロッ
パ情報に対応したコンポジット映像信号が生成され、こ
れが映像切替装置S1 から供給されるコンポジット映像
信号と共に高速スイッチ回路に供給されることにより、
工業用テレビカメラCi からのコンポジット映像信号に
テロップ情報のコンポジット映像信号が重畳されてモニ
タMj に供給され、このモニタMj で監視画像とこれに
対応するテロップ情報とが表示される。
【0127】このように、第5の実施形態によると、工
業用テレビカメラ監視装置側でテロップ情報の管理を行
わず、外部のシステムから切替情報及びテロップ情報を
受信するようにしているので、外部のシステムでテロッ
プ情報を変更する場合に、工業用テレビカメラ監視装置
側を気にすることなく変更することができ、テロップ情
報の変更漏れの発生を確実に防止することができる。
【0128】なお、上記第5の実施形態においては、操
作装置K1 で外部のシステムから切替情報及びテロップ
情報のみを受信する場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、工業用テレビカメラC1 〜Cn
の撮像範囲を変更するためのカメラID、ズーム情報及
び/又はパン情報でなる撮像範囲選択指示情報を追加す
ることにより、前述した第2〜第4の実施形態のよう
に、任意の工業用テレビカメラにおける任意の撮像範囲
を選択してモニタM11及びM12に表示し、これに対応す
るテロップ情報も表示することが可能となる。
【0129】次に、請求項9に対応する本発明の第6の
実施形態を図18及び図19について説明する。この第
6の実施形態は、外部の他のシステムと情報を共有する
データベースにテロップ情報を格納しておき、このデー
タベースをアクセスすることによりテロップ情報の共有
化を図るようにしたものである。
【0130】この第6の実施形態では、図18に示すよ
うに、上記第5の実施形態における図16において、操
作装置K5 の通信回線Lが例えばローカルエリアネット
ワークLANに接続され、このローカルエリアネットワ
ークに接続されたファイルサーバFSの管理下にあるデ
ータベースDBを検索可能に構成されていることを除い
ては図16と同様の構成を有し、図16との対応部分に
は同一符号を付し詳細説明はこれを省略する。
【0131】ここで、データベースDBには、例えば前
述した第1の実施形態における図2に対応するテロップ
IDとテロップ情報との関係を示すテロップ情報記憶テ
ーブルが格納されている。
【0132】そして、操作装置K5 は、図19に示す操
作処理を実行する。この操作処理は、前述した第1の実
施形態における図3の処理において、ステップS5が入
力データに含まれるテロップIDをもとにネットワーク
LANを介してファイルサーバFSの管理下にあるデー
タベースDBを検索し、映像切替先となる工業用テレビ
カメラCi の映像信号に対応するテロップ情報を抽出
し、この抽出したテロップ情報をテロッパ装置Tj に出
力するステップS61に変更されていることを除いては
図3と同様の処理を実行し、図3と対応する処理には同
一ステップ番号を付してその詳細説明はこれを省略す
る。
【0133】この第6の実施生態によると、オペレータ
が任意のモニタMj の監視画像を他の工業用テレビカメ
ラからの監視画像に変更したい場合には、操作装置K5
のデータ入力装置DIを操作して、映像切替を表す切替
コード、切替対象となるテロッパ装置の識別コード及び
選択したい工業用テレビカメラに対応するカメラIDを
順次例えば対話形式で入力する。
【0134】これによって、ステップS3からステップ
S4に移行して、映像切替装置S1に映像選択指示情報
が送出されて、指定されたテロッパ装置Tj に対する映
像信号が選択された工業用テレビカメラCi からの映像
信号に切替えられ、次いでステップS61に移行して、
カメラIDをもとにデータベースDBを検索して、選択
した映像信号に対応したテロップ情報を抽出し、このテ
ロップ情報をテロッパ装置Tj に送出する。
【0135】これによって、テロッパ装置Tj で映像切
替装置S1 から入力された映像信号にテロップ情報に基
づく映像信号を重畳させた映像信号が形成され、これが
モニタMj に供給されることにより、第1の実施形態と
同様に指定した監視画像とこれに対応するテロップ情報
とが表示される。
【0136】このように、上記第6の実施形態によれ
ば、テロップ情報の管理を他のシステムと共有するデー
タベースDB内で行うようにしているので、テロップ情
報の一元管理を行うことができると共に、テロップ情報
を変更する際に、データベースDB内のテロップ情報記
憶テーブルを変更するだけでよいので、容易に行うこと
ができると共に、工業用テレビカメラ監視装置や他のシ
ステムでテロップ情報の変更を行う必要がなく、テロッ
プ情報の変更漏れ等を生じることを確実に防止すること
ができる。
【0137】なお、上記第6の実施形態においても、デ
ータベースDBに図5のようにカメラIDと、ズーム範
囲情報及び/又はパン範囲情報と、テロップ情報との関
係を示すテロップ情報記憶テーブルを格納することによ
り、第2〜第4の実施形態と同様に工業用テレビカメラ
の撮像範囲を変更したときに、これに対応したテロップ
情報を自動的に変更することができる。
【0138】次に、請求項10〜12に対応する本発明
の第7の実施形態を図20〜図22について説明する。
この第7の実施形態は、監視画像に対応するテロップ情
報に代えて、監視対象システムの状態を表すアラーム情
報等のシステム状態情報を表示するようにしたものであ
る。
【0139】この第7の実施形態では、図20に示すよ
うに、前述した第1の実施形態における図1の構成にお
いて、テロッパ装置T11及びT12のメモリtm11及びt
12に夫々図2に示すテロッパIDとカメラテロップ情
報との関係を表すカメラテロップ情報記憶テーブルの他
にシステム状態IDと監視対象システムの状態を表すテ
ロップ情報との関係を示すシステムテロップ情報記憶テ
ーブルが記憶されていると共に、操作装置K1 に他のコ
ンピュータシステムに接続された通信回線Lが接続され
ている。
【0140】ここで、操作装置K1 は、外部のコンピュ
ータシステムから送信される監視対象システムの停電、
通信異常、機器異常等の状態を表すシステム状態情報と
してのシステム状態IDを受信するように構成されてい
る。
【0141】また、テロッパ装置T11及びT12のメモリ
tm11及びtm12に記憶されたシステムテロップ情報記
憶テーブルは、図21に示すように、前述した外部のコ
ンピュータシステムから受信するシステム状態ID「x
xx10A」〜「xx3xxx」とこれらに対応するテ
ロップ情報「コンピュータ1:停電」〜「機器n異常」
とが2次元テーブルとして記憶されている。
【0142】そして、操作装置K1 は、図22に示す操
作処理を実行する。この操作処理は、図3の操作処理に
おいて、ステップS2の処理が省略されてこれに代えて
ステップS1の前に外部のコンピュータシステムからの
システム状態IDを受信したか否かを判定するステップ
S71が介挿され、このステップS71の判定結果がシ
ステム状態IDを受信していないときにはステップS1
に移行し、システム状態IDを受信したときにはステッ
プS72に移行して、テロッパ装置T11及びT12に受信
したシステム状態IDを送出することを除いては図3と
同様の処理を行い、図3と対応するステップには同一ス
テップ番号を付しその詳細説明はこれを省略する。
【0143】この第7の実施形態によると、外部のコン
ピュータシステムからシステム状態IDを受信しないと
きには、ステップS1,S3〜S8の処理を実行するの
で、前述した第1の実施形態と同様に選択された工業用
テレビカメラの監視画像とこれに対応したカメラテロッ
プ情報とがモニタM11及びM12に表示される。
【0144】しかしながら、操作装置K1 で外部のコン
ピュータシステムからシステム状態ID例えば「xxx
m0Z」を受信すると、図3の処理において、ステップ
S71からステップS72に移行して、受信したシステ
ム状態ID「xxxm0Z」を各テロッパ装置T11及び
12の映像信号合成回路VS11及びVS12に送出する。
【0145】これら映像信号合成回路VS11及びVS12
では、システム状態ID「xxxm0Z」が入力される
と、これをもとにメモリtm11及びtm12のシステムテ
ロップ情報記憶テーブルを参照して、該当するシステム
テロップ情報「コンピュータm:通信異常」を読出し、
これを文字発生部に入力して、これに対応するコンポジ
ット映像信号を生成し、これと映像切替装置S1 から供
給される選択された工業用テレビカメラの映像信号とを
高速スイッチ回路に供給して、カメラからの映像信号に
システムテロップ情報を重畳した映像信号を形成し、こ
れをモニタM11及びM12に供給して、監視画像とシステ
ムテロップ情報とを表示する。
【0146】したがって、オペレータは、モニタM11
びM12に表示されたシステムテロップ情報からシステム
の異常状態等を視認することができる。しかも、テロッ
プ情報を変更する際には前述した第1の実施形態と同様
に、テロッパ装置T11及びT 12に記憶されているカメラ
テロップ情報記憶テーブル及びシステムテロップ情報記
憶テーブルの該当箇所を変更するだけで容易に変更する
ことができる。
【0147】なお、上記第7の実施形態においては、テ
ロッパ装置T11及びT12側にカメラテロップ情報記憶テ
ーブル及びシステムテロップ情報記憶テーブルを記憶し
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、必要に応じてカメラテロップ情報記憶テーブルを
省略することもできる。
【0148】次に、請求項13に対応する本発明の第8
の実施形態を図23〜図25について説明する。この第
8の実施形態は、監視対象システムの状態を操作装置で
判定して、システム状態に応じたシステムテロップ情報
を映像信号に重畳するようにしたものである。
【0149】この第8の実施形態では、図23に示すよ
うに、操作装置K8 に通信回線L8を介して監視対象と
なる機器等を制御する各種コンピュータや操作機器等か
らのシステム状態に応じた状態データが入力されると共
に、入力される状態データとシステム状態IDとの関係
を示すシステム状態ID記憶テーブルを記憶したメモリ
km8 を備えており、処理装置CPUで入力された状態
データをもとにシステム状態ID記憶テーブルを参照し
てシステム状態IDを読出し、これをテロッパ操作T11
及びT12に送出することを除いては前記図20と同様の
構成を有し、図20との対応部分には同一符号を付しそ
の詳細説明はこれを省略する。
【0150】ここで、操作装置K8 のメモリkm8 に記
憶されたシステム状態ID記憶テーブルは、図24に示
すように、判定対象として、他のコンピュータ1〜nか
らの信号や他の操作機器1〜nの状態が設定され、これ
らに対応する信号状態例えばコンピュータについては自
己の状態或いは他のコンピュータの状態を表す状態コー
ド(ααα)〜(ωωω)であり、操作機器1〜nにつ
いてはアラーム状態を表す信号がONであるときと、こ
れらに対応するシステム状態ID「xxxααα」〜
「xxxωωω」及び「xx1xxx」〜「xxnxx
x」との関係が2次元テーブルとして構成されている。
【0151】そして、操作装置K8 の処理装置CPUで
図25に示すような操作処理を実行する。この操作処理
は、前述した第7の実施形態における図22の操作処理
において、ステップS71の処理に代えてコンピュータ
や操作機器からの状態データを受信したか否かを判定す
るステップS81が適用されていると共に、ステップS
72の処理に代えてステップS81の判定結果が状態デ
ータを受信したものであるときに受信した状態データを
もとにメモリkm8 に記憶されたシステム状態ID記憶
テーブルを参照してシステム状態IDを読出し、これを
テロッパ装置T11及びT12に送出するステップS82が
適用され、ステップS81の判定結果が状態データを受
信していないときには前記ステップS1に移行すること
を除いては図22と同様の処理を行い、図22に対応す
る処理には同一ステップ番号を付しその詳細説明はこれ
を省略する。
【0152】この第8の実施形態によると、操作装置K
8 で外部のコンピュータ又は操作機器から状態コード又
は状態信号でなる状態データを受信していないときに
は、ステップS81からステップS1に移行して、通常
の工業用テレビカメラの監視画像信号に該当するカメラ
テロップ情報を重畳してモニタM11及びM12に表示して
いるが、操作装置K8 で外部のコンピュータ又は操作機
器から状態コード又は状態信号が受信されると、処理装
置CPUでは受信した状態コード又は状態信号をもとに
メモリkm8 に記憶されたシステム状態ID記憶テーブ
ルを参照してシステム状態IDを読出し、これを各テロ
ッパ装置T11及びT12に送出する。
【0153】このため、各テロッパ装置T11及びT12
は、操作装置K8 から入力されるシステム状態IDをも
とにシステムテロップ情報記憶テーブルを参照して該当
するシステムテロップ情報を読出し、これに対応するコ
ンポジット映像信号を生成し、これを映像切替装置S1
から供給されているコンポジット映像信号に重畳してモ
ニタM11及びM12に出力することにより、監視画像にシ
ステム状態を表すシステムテロップ情報を重畳して表示
することができる。
【0154】したがって、この第8の実施形態において
も、上記第7の実施形態と同様にシステムテロップ情報
を表示することができると共に、監視対象システムの状
態を操作装置K8 で判定することができ、外部にシステ
ム状態を監視するためのコンピュータ等の判定システム
を設けることなく、システム状態判定を行うことができ
る。
【0155】この第8の実施形態においても、テロッパ
装置T11及びT12側にカメラテロップ情報記憶テーブル
及びシステムテロップ情報記憶テーブルを記憶した場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
必要に応じてカメラテロップ情報記憶テーブルを省略す
ることもできる。
【0156】次に、請求項14、15及び17に対応す
る本発明の第9の実施形態を図26及び図27について
説明する。この第9の実施形態は、操作装置K9 で外部
のコンピュータシステム等からシステム状態IDを受信
したときに、操作装置K9 内に記憶したシステムテロッ
プ情報記憶テーブルを参照してシステムテロップ情報を
読出し、これを各テロッパ装置T11及びT12に送出する
ようにしたものである。
【0157】この第9の実施形態では、図26に示すよ
うに、前述した第7の実施形態における図20の構成に
おいて、テロッパ装置T11及びT12のメモリtm11及び
tm 12が省略され、これらに代えて操作装置K9 に前述
したカメラテロップ情報記憶テーブルとシステムIDと
システムテロップ情報との関係を表すシステムテロップ
情報記憶テーブルとを記憶したメモリkm9 が設けられ
ていることを除いては図20と同様の構成を有し、図2
0との対応部分には同一符号を付しその詳細説明はこれ
を省略する。
【0158】ここで、メモリkm9 に記憶されたシステ
ムテロップ情報記憶テーブルは、前述した図21と同様
のシステム状態ID「xxx10A」〜「xx3xx
x」とこれらに対応するテロップ情報「コンピュータ
1:停電」〜「機器n異常」とが2次元テーブルとして
構成されている。
【0159】そして、操作装置K9 の処理装置CPUで
は、図27に示す操作処理を実行する。この操作処理
は、前述した第7の実施形態における図22の処理にお
いて、ステップS72の処理が外部のコンピュータシス
テムからの受信したシステム状態IDをもとにメモリk
9 に記憶されているシステムテロップ情報記憶テーブ
ルを参照して該当するシステムテロップ情報を読出し、
これを各テロッパ装置T11及びT12の映像信号合成回路
VS11及びVS12に送出するステップS91に変更され
ていることを除いては図22と同様の処理を行い、図2
2の処理に対応する処理には同一ステップ番号を付しそ
の詳細説明はこれを省略する。
【0160】この第9の実施形態によると、操作装置K
9 でシステム状態IDを受信していないときには、前述
した第7の実施形態と同様に、データ入力装置でカメラ
IDを入力することにより、これに対応した監視画像及
びこれに対応するカメラテロップ情報がモニタM11及び
12に表示されるが、操作装置K9 で外部のコンピュー
タシステムからシステム状態IDを受信したときには、
図27の処理でステップS71からステップS91に移
行して、システム状態IDをもとにメモリkm 9 に記憶
された図21のシステムテロップ情報記憶テーブルを参
照して該当するシステムテロップ情報を読出し、これを
各テロッパ装置T11及びT12の映像信号合成回路VS11
及びVS12に送出する。
【0161】このため、これら映像信号合成回路VS11
及びVS12では、映像切替装置S1から供給される映像
信号にシステムテロップ情報に基づいて生成した映像信
号を重畳してモニタM11及びM12に供給することによ
り、監視画像にシステムテロップ情報を重畳されて表示
され、オペレータがシステム状態を視認することができ
る。
【0162】この第9の実施形態によると、システムテ
ロップ情報の管理を操作装置K9 側で一元管理すること
ができるので、システムテロップ情報を変更する場合に
は、その変更をメモリkm9 に記憶されているシステム
テロップ情報記憶テーブルの該当箇所を変更するだけ
で、変更漏れを生じることなく、容易確実に行うことが
できる。
【0163】なお、上記第9の実施形態においても、操
作装置K9 側にカメラテロップ情報記憶テーブル及びシ
ステムテロップ情報記憶テーブルを記憶した場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、必要に
応じてカメラテロップ情報記憶テーブルを省略すること
もできる。
【0164】次に、請求項16に対応する本発明の第1
0の実施形態を図28〜図30について説明する。この
第10の実施形態は、操作装置K10側で監視対象システ
ムの状態を判定し、これに応じたシステムテロップ情報
を各テロッパ装置T11及びT12に送出するようにしたも
のである。
【0165】この第10の実施形態では、前述した第8
の実施形態における図23におけるテロッパ装置T11
びT12のメモリtm11及びtm12が省略され、これらに
代えて操作装置K10に前述したカメラテロップ情報記憶
テーブルと状態データとシステムテロップ情報との関係
を表すシステムテロップ情報記憶テーブルとを記憶した
メモリkm10が設けられていることを除いては図23と
同様の構成を有し、図23との対応部分には同一符号を
付しその詳細説明はこれを省略する。
【0166】ここで、メモリkm10に記憶されたシステ
ムテロップ情報記憶テーブルは、図29に示すように、
判定対象として、他のコンピュータ1〜nからの信号や
他の操作機器1〜nの状態が設定され、これらに対応す
る信号状態例えばコンピュータについては自己の状態或
いは他のコンピュータの状態を表す状態コード(αα
α)〜(ωωω)であり、操作機器1〜nについてはア
ラーム状態を表す信号がONであるときと、これらに対
応するシステムテロップ情報「コンピュータ1:停電」
〜「機器n異常」との関係が2次元テーブルとして構成
されている。
【0167】そして、操作装置K10の処理装置CPUで
は、図30に示す操作処理を実行する。この操作処理
は、前述した第8の実施形態における図25の処理にお
いて、ステップS82の処理が外部のコンピュータ等か
らの受信した状態データをもとにメモリkm10に記憶さ
れているシステムテロップ情報記憶テーブルを参照して
該当するシステムテロップ情報を読出し、これを各テロ
ッパ装置T11及びT12の映像信号合成回路VS11及びV
12に送出するステップS101に変更されていること
を除いては図25と同様の処理を行い、図25の処理に
対応する処理には同一ステップ番号を付しその詳細説明
はこれを省略する。
【0168】この第10の実施形態によると、操作装置
10で各コンピュータや操作機器等から状態データを受
信していないときには、前述した第8の実施形態と同様
に、データ入力装置でカメラIDを入力することによ
り、これに対応した監視画像及びこれに対応するカメラ
テロップ情報がモニタM11及びM12に表示されるが、操
作装置K10で外部のコンピュータや操作機器から状態デ
ータを受信したときには、図30の処理でステップS7
1からステップS101に移行して、状態データをもと
にメモリkm10に記憶された図29のシステムテロップ
情報記憶テーブルを参照して該当するシステムテロップ
情報を読出し、これを各テロッパ装置T11及びT12の映
像信号合成回路VS11及びVS12に送出する。
【0169】このため、これら映像信号合成回路VS11
及びVS12では、映像切替装置S1から供給される映像
信号にシステムテロップ情報に基づいて生成した映像信
号を重畳してモニタM11及びM12に供給することによ
り、監視画像にシステムテロップ情報を重畳されて表示
され、オペレータがシステム状態を視認することができ
る。
【0170】この第10の実施形態によると、システム
テロップ情報の管理を操作装置K10側で一元管理するこ
とができるので、システムテロップ情報を変更する場合
には、その変更をメモリkm9 に記憶されているシステ
ムテロップ情報記憶テーブルの該当箇所を変更するだけ
で、変更漏れを生じることなく、容易確実に行うことが
できると共に、操作装置K10側で監視対象システムのシ
ステム状態の判定を行うことができ、外部に判定用シス
テムを構築することなく、システム状態判定を行うこと
ができる。
【0171】なお、上記第10の実施形態においても、
操作装置K10側にカメラテロップ情報記憶テーブル及び
システムテロップ情報記憶テーブルを記憶した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、必要
に応じてカメラテロップ情報記憶テーブルを省略するこ
ともできる。
【0172】また、上記第第7〜第10の実施形態にお
いては、システム状態情報を操作装置で受信したとき
に、カメラテロップ情報に代えてシステムテロップ情報
を表示する場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、カメラテロップ情報とは異なる表示位置
にシステムテロップ情報を表示して、両者を同時に表示
することもできる。
【0173】さらに、上記各実施形態においては、工業
用テレビカメラからコンポジット映像信号が出力される
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、RGB信号を出力する工業用テレビカメラを適用す
ることもでき、この場合には、テロッパ装置T11及びT
12の映像信号合成回路VS11及びVS12の文字発生部で
テロップ情報に基づいてRGB信号を生成するように構
成すればよく、さらには、コンポジット映像信号をRG
B復調回路でRGB信号に復調し、これと文字発生部で
テロップ情報に基づいて生成したRGB信号とを高速ス
イッチ回路で重畳するようにしてもよい。
【0174】さらにまた、上記各実施形態においては、
テロッパ装置及びモニタが2組である場合について説明
したが、これに限らず任意組数のテロッパ装置及びモニ
タを適用することができる。
【0175】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、映像切替装置とモニタの間にテロッパ装置
を配置し、映像切替装置の出力映像を切り替えると同時
に、テロップ情報が自動的に切替えられるので、監視画
像と一致した適切なテロップ情報を表示することがで
き、しかも、テロップ情報の一元管理も可能となるの
で、テロップ情報の変更および追加に伴う作業が、モニ
タが配置されている監視室内のテロッパ装置のテロップ
情報記憶テーブルの変更のみでよくなり、テロップ情報
の変更作業の効率化が図れるという効果が得られる。
【0176】また、テロッパ装置がモニタ数に対応した
数だけでよいので、テロッパ装置の機能向上等によるコ
ストアップも最小限に抑えることができ、システム全体
のコストを大幅に低減することができるという効果も得
られる。
【0177】また、請求項2に係る発明によれば、請求
項1の発明において、テロッパ装置側にテロップ情報を
識別コードに対応させて記憶した記憶手段を有し、テロ
ップ情報重畳手段で、操作装置から入力される識別コー
ドをもとに該当するテロップ情報を読出して、映像切替
装置からの映像信号に重畳するようにしているので、請
求項1に係る発明の効果に加えて、操作装置側での負担
を少なくすることができるという効果が得られる。
【0178】さらに、請求項3に係る発明によれば、請
求項1の発明において、操作装置側にテロップ情報を記
憶するテロップ情報記憶手段が設けられているので、請
求項1に係る発明の効果に加えて、テロッパ装置の構成
を簡略化することができると共に、テロップ情報の変更
や追加を行う場合に、操作装置側のテロップ情報記憶手
段のみを調整すればよく、テロップ情報の一元管理をよ
り効率よく行うことができるという効果が得られる。
【0179】さらに、請求項4に係る発明によれば、工
業用テレビカメラのズーム範囲やパン範囲を変更する撮
像範囲の変更を操作装置側で行うようにすると共に、こ
の撮像範囲の変更に応じて撮像範囲に応じたテロップ情
報をテロッパ装置で映像信号に重畳するようにしたの
で、単に工業用テレビカメラの監視画像を切替えた場合
の他、撮像範囲を変更した場合でも適切なテロップ情報
を自動的に表示することができるという効果が得られ、
しかも、テロップ情報の一元管理も可能となるので、テ
ロップ情報の変更および追加に伴う作業が、モニタが配
置されている監視室内のテロッパ装置のテロップ情報記
憶テーブルの変更のみでよくなり、テロップ情報の変更
作業の効率化が図れるという効果が得られる。
【0180】また、テロッパ装置がモニタ数に対応した
数だけでよいので、テロッパ装置の機能向上等によるコ
ストアップも最小限に抑えることができ、システム全体
のコストを大幅に低減することができるという効果も得
られる。
【0181】さらにまた、請求項5に係る発明によれ
ば、請求項4に係る発明において、監視画像を切替える
際に、操作装置側から変更先の撮像範囲に対する識別コ
ードをテロッパ装置に送出することにより、テロッパ装
置側で識別コードをもとにテロップ情報をテロップ情報
記憶手段から読出して、映像信号に重畳するようにして
いるので、請求項4の効果に加えて、操作装置側での負
担を軽減することができるという効果が得られる。
【0182】なおさらに、請求項6に係る発明によれ
ば、請求項4に係る発明において、操作装置側で撮像範
囲に対応する識別コードを記憶しておき、撮像範囲を変
更する際に変更先の識別コードを読出して、これをテロ
ッパ装置に送出することにより、テロッパ装置側で識別
コードをもとにテロップ情報をテロップ情報記憶手段か
ら読出して、映像信号に重畳するようにしているので、
請求項4の効果に加えて、操作装置側での負担を軽減す
ることができると共に、操作装置側でテロップ情報の変
更管理を行うことができるという効果が得られる。
【0183】また、請求項7に係る発明によれば、請求
項4に係る発明において、操作装置側でに撮像範囲に対
応するテロップ情報を記憶しているので、請求項4に係
る発明の効果に加えて、操作装置側でテロップ情報の一
元管理を行うことができると共に、テロッパ装置を簡略
化することができるという効果が得られる。
【0184】さらに、請求項8に係る発明によれば、請
求項1又は4の発明において、操作装置で外部のシステ
ムから選択指示情報及びテロップ情報を受信したとき
に、選択指示情報を映像切替装置に送出すると共に、テ
ロップ情報をテロッパ装置に送出するので、請求項1又
は4の発明の効果に加えて工業用テレビカメラ監視装置
側ではテロップ情報の管理を行う必要がなく、他のシス
テムとの間でテロップ情報を共有する場合に監視装置側
で変更漏れが発生することを確実に防止することができ
るという効果が得られる。
【0185】さらにまた、請求項9に係る発明によれ
ば、テロップ情報を外部の他のシステムとの共有記憶装
置に記憶し、これを監視画像の切替時に検索するように
したので、テロップ情報を変更する場合に他のシステム
を含めてその変更漏れが発生することを確実に防止する
ことができるという効果が得られる。
【0186】なおさらに、請求項10に係る発明によれ
ば、テロッパ装置で監視対象システムの状態を表すシス
テム状態情報を映像信号に重畳するようにしたので、モ
ニタでの監視画像にアラーム情報等のシステム状態を表
すシステムテロップ情報を重畳させて表示させることが
でき、オペレータがシステム状態の把握を容易に行うこ
とができるという効果が得られる。
【0187】また、請求項11に係る発明によれば、請
求項10に係る発明において、テロッパ装置側にシステ
ム状態情報に対応したシステムテロップ情報が記憶され
ているので、請求項10に係る発明の効果に加えて、操
作装置側での負担を軽減しながらシステムテロップ情報
の自動表示が可能となるという効果が得られる。
【0188】さらに、請求項12に係る発明によれば、
請求項11に係る発明において、操作装置側で外部のシ
ステムからシステム状態情報を受信したときにそのシス
テム状態情報をテロッパ装置側に送出するようにしてい
るので、操作装置での処理負担をより少なくすることが
できるという効果返られる。
【0189】さらにまた、請求項13に係る発明によれ
ば、請求項11に係る発明において、操作装置にシステ
ム状態情報を生成する手段を設けたので、外部のシステ
ムと連携することなく監視対象システムのシステム状態
を把握することができるという効果返られる。
【0190】なおさらに、請求項14に係る発明によれ
ば、請求項10に係る発明において、操作装置側に設け
た記憶手段にシステム状態情報に対応させたテロップ情
報を記憶しているので、請求項10に係る発明の効果に
加えて、テロッパ装置及びモニタ装置を複数設けた場
合、システムテロップ情報を変更するときに、操作装置
側でシステムテロップ情報の一括変更が可能となるとい
う効果が得られる。
【0191】また、請求項15に係る発明によれば、請
求項14に係る発明において、システム状態情報が外部
のシステムから操作装置に供給されるので、請求項14
に係る発明の効果に加えて、操作装置側にシステム状態
判定手段を設ける必要がなくシステム構成を簡略化する
ことができるという効果が得られる。
【0192】さらに、請求項16に係る発明によれば、
請求項14に係る発明において、操作装置側にシステム
状態判定手段を設けているので、請求項14に係る発明
の効果に加えて、外部のシステムと連結することなくシ
ステム状態を把握することができるという効果が得られ
る。
【0193】さらにまた、請求項17に係る発明によれ
ば、テロッパ装置で通常時には映像切替装置から供給さ
れる映像信号にこれに対応するテロップ情報を重畳して
表示するが、操作装置からシステム状態情報が入力され
たときには映像信号に対応するカメラテロップ情報に代
えてシステム状態に対応したシステムテロップ情報を映
像信号に重畳することにより、監視対象システムの状態
に応じた最適なテロップ情報を表示することができると
ういう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のテロッパ装置に記憶されたテロップ情報
記憶テーブルの一例を示す説明図である。
【図3】図1の操作装置の操作処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図5】図4のテロッパ装置に記憶されたテロップ情報
記憶テーブルの一例を示す説明図である。
【図6】図4の操作装置の操作処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図7】第2の実施形態の変形例を示すブロック図であ
る。
【図8】図7の操作装置の操作処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図10】図9の操作装置に記憶されたテロップID記
憶テーブルの一例を示す説明図である。
【図11】図9のテロッパ装置に記憶されたテロップ情
報記憶テーブルの一例を示す説明図である。
【図12】図9の操作装置の操作処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図14】図13の操作装置の操作処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図15】第4の実施形態の変形例を示す操作処理手順
のフローチャートである。
【図16】本発明の第5の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図17】図16の操作装置の操作処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図18】本発明の第6の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図19】図18の操作装置の操作処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図20】本発明の第7の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図21】図20のテロッパ装置に記憶されたシステム
テロップ情報記憶テーブルを示す説明図である。
【図22】図20の操作装置の操作処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図23】本発明の第8の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図24】図23の操作装置に記憶されたシステム状態
ID記憶テーブルの一例を示す説明図である。
【図25】図23の操作装置の操作処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図26】本発明の第9の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図27】図26の操作装置の操作処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図28】本発明の第10の実施形態を示すブロック図
である。
【図29】図28の操作装置に記憶されたシステムテロ
ップ情報記憶テーブルの一例を示す説明図である。
【図30】図28の操作装置の操作処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図31】従来例を示すブロック図である。
【図32】従来例の処理フローを示す説明図である。
【符号の説明】
1 〜Cn 工業用テレビカメラ S1 画像切替装置 T11,T12 テロッパ装置 tm11,tm12 メモリ VS11,VS12 画像信号合成回路 M11,M12 モニタ K1 操作装置 DI データ入力装置 CPU 処理装置 tm21,tm22 メモリ km2 〜km10メモリ tm31,tm32 メモリ T41,T42 テロッパ装置 T51,T52 テロッパ装置 VS51,VS52 画像信号合成回路 L 通信回線 LAN ローカルエリアネットワーク FS ファイルサーバ DB データベース T71,T72 テロッパ装置 VS71,VS72 画像信号合成回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の監視対象を個別に撮影する複数の
    工業用テレビカメラを有し、これら工業用テレビカメラ
    からの映像信号を選択すると共に、これにテロップ情報
    を重畳してモニタに表示するようにした工業用テレビカ
    メラ監視装置において、 前記各工業用テレビカメラの映像信号を入力し、これら
    から選択した映像信号を前記モニタに供給する映像信号
    切替装置と、該映像切替装置と前記モニタとの間に介挿
    され、当該モニタに供給する映像信号にこれに対応して
    選択されたテロップ情報を重畳するテロッパ装置と、少
    なくとも映像切替装置及びテロッパ装置に対して前記モ
    ニタに供給する映像信号の選択指示情報を送出する操作
    装置とを備えたことを特徴とする工業用テレビカメラ監
    視装置。
  2. 【請求項2】 前記操作装置は、前記映像切替装置に対
    して所定の映像信号を選択する選択指示情報を送出する
    際に、当該映像信号に対応する識別コードを前記テロッ
    パ装置に送出する識別コード送出手段を備え、前記テロ
    ッパ装置は、各工業用テレビカメラに対応したテロップ
    情報を前記識別コードに対応させて記憶するテロップ情
    報記憶手段と、前記操作装置から識別コードが入力され
    たときに当該識別コードをもとに前記テロップ情報記憶
    手段から該当するテロップ情報を読出して映像信号に重
    畳するテロップ情報重畳手段とを備えていることを特徴
    とする請求項1記載の工業用テレビカメラ監視装置。
  3. 【請求項3】 前記操作装置は、各工業用テレビカメラ
    に対応するテロップ情報を記憶するテロップ情報記憶手
    段と、前記映像切替装置に対してモニタに供給する工業
    用テレビカメラを選択する選択指示情報を送出する選択
    指示情報送出手段と、前記テロップ情報記憶手段から前
    記映像切替装置に対する選択指示情報で選択される工業
    用テレビカメラに対応するテロップ情報を読出し、これ
    をテロッパ装置に送出するテロップ情報送出手段とを備
    え、前記テロッパ装置は、前記テロップ情報送出手段か
    らテロップ情報を受信したときに当該テロップ情報を前
    記映像信号に重畳するテロップ情報重畳手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の工業用テレビカメラ
    監視装置。
  4. 【請求項4】 複数の監視対象を個別に撮影する複数の
    工業用テレビカメラを有し、これら工業用テレビカメラ
    からの映像信号を選択すると共に、これにテロップ情報
    を重畳してモニタに表示するようにした工業用テレビカ
    メラ監視装置において、 前記各工業用テレビカメラの映像信号を入力し、これら
    から選択した映像信号を前記モニタに供給する映像信号
    切替装置と、該映像切替装置と前記モニタとの間に介挿
    され、当該モニタに供給する映像信号にこれに対応して
    選択されたテロップ情報を重畳するテロップ情報重畳手
    段を有するテロッパ装置と、前記各工業用テレビカメ
    ラ、映像切替装置及びテロッパ装置に対して前記モニタ
    に供給する映像信号の選択指示情報を送出する操作装置
    とを備え、前記各工業用テレビカメラは前記操作装置か
    らの選択指示情報に基づいて撮像範囲を決定するように
    構成されていることを特徴とする工業用テレビカメラ監
    視装置。
  5. 【請求項5】 前記操作装置は、前記各工業用テレビカ
    メラに対して撮像範囲を指定する選択指示情報及びモニ
    タに供給する映像信号に対応する工業用テレビカメラの
    識別コードを前記テロッパ装置に送出する選択情報送出
    手段とを備え、前記テロッパ装置は、各工業用テレビカ
    メラ毎の識別コード及び撮像範囲指示情報に対応したテ
    ロップ情報を記憶する記憶手段と、前記操作装置から識
    別コード及び撮像範囲指示情報が入力されたときにこれ
    らをもとに前記記憶手段からテロップ情報を読出して映
    像信号に重畳するテロップ情報重畳手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項4記載の工業用テレビカメラ監
    視装置。
  6. 【請求項6】 前記操作装置は、前記各工業用テレビカ
    メラに対して撮像範囲を指定する選択指示情報を送出す
    る際に、当該工業用テレビカメラの撮像範囲に対応する
    識別コードを記憶する識別コード記憶手段と、映像切替
    装置に対して映像信号の選択指示情報を送出する際に、
    前記識別コード記憶手段から選択された映像信号に対応
    する識別コードを読出して前記テロッパ装置に送出する
    識別コード送出手段とを備え、前記テロッパ装置は、各
    工業用テレビカメラの各撮像範囲に対応したテロップ情
    報を前記識別コードに対応させて記憶するテロップ情報
    記憶手段と、前記操作装置から識別コードが入力された
    ときに前記テロップ情報記憶手段から識別コードをもと
    にテロップ情報を読出して映像信号に重畳するテロップ
    情報重畳手段とを備えていることを特徴とする請求項4
    記載の工業用テレビカメラ監視装置。
  7. 【請求項7】 前記操作装置は、各工業用テレビカメラ
    の撮像範囲に対応するテロップ情報を記憶するテロップ
    情報記憶手段と、前記映像切替装置に対してモニタに供
    給する工業用テレビカメラを選択する選択指示情報を送
    出する選択指示情報送出手段と、前記各工業用テレビカ
    メラに対して撮像範囲を指示する選択指示情報を送出す
    る撮像範囲指示情報送出手段と、該撮像範囲指示情報送
    出手段の選択指示情報をもとに前記テロップ情報記憶手
    段から該当テロップ情報を読出し、これをテロッパ装置
    に送出するテロップ情報送出手段とを備え、前記テロッ
    パ装置は、前記テロップ情報送出手段からテロップ情報
    を受信したときに当該テロップ情報を前記映像信号に重
    畳するテロップ情報重畳手段を備えていることを特徴と
    する請求項4記載の工業用テレビカメラ監視装置。
  8. 【請求項8】 前記操作装置は、外部のシステムからテ
    ロップ情報を受信したときに当該テロップ情報を前記テ
    ロッパ装置に送出するテロップ情報送出手段を備え、前
    記テロッパ装置は、前記操作装置から入力されるテロッ
    プ情報を映像信号に重畳するテロップ情報重畳手段を備
    えていることを特徴とする請求項1又は4に記載の工業
    用テレビカメラ監視装置。
  9. 【請求項9】 前記操作装置は、選択指示情報に基づい
    て外部の共有記憶装置に格納されている工業用テレビカ
    メラに関するテロップ情報を検索して抽出し、抽出した
    テロップ情報を前記テロッパ装置に送出するテロップ情
    報送出手段を備え、前記テロッパ装置は、前記操作装置
    から入力されるテロップ情報を映像信号に重畳するテロ
    ップ情報重畳手段を備えていることを特徴とする請求項
    1又は請求項4に記載の工業用テレビカメラ監視装置。
  10. 【請求項10】 複数の監視対象を個別に撮影する複数
    の工業用テレビカメラを有し、これら工業用テレビカメ
    ラからの映像信号を選択すると共に、これにテロップ情
    報を重畳してモニタに表示するようにした工業用テレビ
    カメラ監視装置において、 前記各工業用テレビカメラの映像信号を入力し、これら
    を選択して前記モニタに供給する映像信号を切替える映
    像切替装置と、該映像切替装置と前記モニタとの間に介
    挿され、当該モニタに供給する映像信号に監視対象シス
    テムの状態に応じたテロップ情報を選択して重畳するテ
    ロップ情報重畳手段を有するテロッパ装置と、少なくと
    も映像切替装置及びテロッパ装置に対して前記モニタに
    供給する映像信号の選択指示情報を送出する操作装置と
    を備えたことを特徴とする工業用テレビカメラ監視装
    置。
  11. 【請求項11】 前記操作装置は、監視対象システムの
    状態を表すシステム状態情報を前記テロッパ装置に送出
    するシステム状態情報送出手段を備え、前記テロッパ装
    置は、監視対象システムの状態に応じてテロップ情報を
    システム状態情報に対応させて記憶する記憶手段と、前
    記操作装置からのシステム状態情報を受信したときに当
    該システム状態情報をもとに前記記憶手段から該当する
    テロップ情報を読出して映像信号に重畳するテロップ情
    報重畳手段とを備えていることを特徴とする請求項10
    記載の工業用テレビカメラ監視装置。
  12. 【請求項12】 前記操作装置は、外部のシステムから
    システム状態情報を受信したときに当該システム状態情
    報を前記システム状態情報送出手段でテロッパ装置に送
    出するように構成されていることを特徴とする請求項1
    1記載の工業用テレビカメラ監視装置。
  13. 【請求項13】 前記操作装置は、監視システムのシス
    テム状態を判定してシステム状態情報を生成するシステ
    ム状態情報生成手段を備え、該システム状態情報生成手
    段で生成したシステム状態情報を前記システム状態情報
    送出手段でテロッパ装置に送出するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項11記載の工業用テレビカメ
    ラ監視装置。
  14. 【請求項14】 前記操作装置は、監視対象システムの
    状態に応じてテロップ情報をシステム状態情報に対応さ
    せて記憶する記憶手段と、該記憶手段から監視対象シス
    テムのシステム状態情報をもとに該当するテロップ情報
    を読出して前記テロッパ装置に送出するシステム状態情
    報送出手段とを備え、前記テロッパ装置は、映像信号に
    前記操作装置から送出されたテロップ情報を重畳するテ
    ロップ情報重畳手段を備えていることを特徴とする請求
    項10記載の工業用テレビカメラ監視装置。
  15. 【請求項15】 前記システム状態情報送出手段は、外
    部のシステムからシステム状態情報を受信したときに、
    当該システム状態情報をもとに前記記憶手段から該当す
    るテロップ情報を読出して前記テロッパ装置に送出する
    ように構成されていることを特徴とする請求項14記載
    の工業用テレビカメラ監視装置。
  16. 【請求項16】 前記操作装置は、監視システムのシス
    テム状態を判定してシステム状態情報を生成するシステ
    ム状態情報生成手段を備え、前記システム状態情報送出
    手段は、前記システム状態情報生成手段で生成したシス
    テム状態情報をもとに前記記憶手段から該当するテロッ
    プ情報を読出して前記テロッパ装置に送出するように構
    成されていることを特徴とする請求項14記載の工業用
    テレビカメラ監視装置。
  17. 【請求項17】 複数の監視対象を個別に撮影する複数
    の工業用テレビカメラを有し、これら工業用テレビカメ
    ラからの映像信号を選択すると共に、これにテロップ情
    報を重畳してモニタに表示するようにした工業用テレビ
    カメラ監視装置において、 前記各工業用テレビカメラの映像信号を入力し、これら
    から選択した映像信号を前記モニタに供給する映像信号
    切替装置と、該映像切替装置と前記モニタとの間に介挿
    され、当該モニタに供給する映像信号に、常時は当該映
    像信号に対応するテロップ情報を選択して重畳し、監視
    対象システムの異常状態を表すシステム異常状態情報を
    受信したときにはシステム異常に対応するテロップ情報
    を選択して重畳するテロップ情報重畳手段を有するテロ
    ッパ装置と、少なくとも映像切替装置及びテロッパ装置
    に対して前記モニタに供給する映像信号の選択指示情報
    を送出する操作装置とを備えたことを特徴とする工業用
    テレビカメラ監視装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007067974A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Toshiba Corp 映像監視システムおよび映像監視方法
JP2009232117A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Toshiba Corp Cctv監視システム、およびこれに利用する表示情報生成装置、表示情報生成方法

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