JP2000083290A - 遠隔監視システム - Google Patents

遠隔監視システム

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JP2000083290A
JP2000083290A JP10252502A JP25250298A JP2000083290A JP 2000083290 A JP2000083290 A JP 2000083290A JP 10252502 A JP10252502 A JP 10252502A JP 25250298 A JP25250298 A JP 25250298A JP 2000083290 A JP2000083290 A JP 2000083290A
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Japan
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monitoring
unit
camera
server
terminal
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JP10252502A
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English (en)
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Sakio Kuriki
佐吉雄 栗城
Satoshi Iwaoka
聡 岩岡
Katsumi Obata
克実 小幡
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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  • Selective Calling Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視センター以外の端末設置場所から希望す
る被監視場所の状況を任意に選択して見ることを可能に
する。 【解決手段】 インターネット40に接続したサーバー
60に中継手段90及びISDN回線80を介して複数
の被監視場所に設置した各監視ユニット70を接続し、
任意の監視用端末10をインターネット40のサーバー
60に商用プロバイダ50を通してダイアルアップIP
接続する。監視用端末10から任意の監視ユニット70
への接続要求に応じサーバー60に監視ユニット70の
1つを中継手段90及びISDN回線80により選択接
続する。選択された監視ユニット70の監視カメラ70
1で撮像した映像データをサーバー60のキャプチャ6
01にリアルタイムに張り付け、監視用端末10ではキ
ャプチャ601に張り付けた監視用画像データを監視用
端末10の表示部101にリアルタイムに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木工事の作業現
場における作業状況や防犯監視場所の状況などを映像に
より不特定の遠隔地から自由に監視できるようにした遠
隔監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、土木工事の作業現場にける作業状
況や防犯監視場所の状況などを映像により遠隔地から時
限的に監視するシステムとしては、作業現場や防犯監視
場所の被監視場所に監視カメラ及び該カメラで撮像され
た映像を伝送可能な画像データに処理するテレビ電話シ
ステムを設置し、監視センターには、被監視場所から伝
送されてくる映像を主体に被監視場所の状況を表示する
モニタを含む監視設備を設置し、この監視設備と被監視
場所のテレビ電話システム間を専用回線またはISDN
回線で接続する構成になっている。そして、作業現場や
防犯監視場所を監視するに際しては、監視センターの監
視設備から被監視場所にダイヤリングして、監視センタ
ーと被監視場所間を回線により接続し、この状態で被監
視場所の監視カメラにより撮像された映像を画像処理部
(テレビ電話システム)及び確立された回線を通して監
視センターに伝送し、この監視センターにおける監視設
備のモニタに監視カメラで撮像された映像を表示するこ
とにより、被監視場所の状況を監視するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の遠隔監視システムでは、監視センターの監
視設備と被監視場所のテレビ電話システム間を専用回線
またはISDN回線で接続する構成になっているため、
監視センターで被監視場所の状況を集中的に監視するこ
とができるが、被監視場所の担当者が監視センター以外
の出先で被監視場所の状況を緊急に確認しようとして
も、これを行うことができない。その結果、被監視場所
の状況を緊急に確認したい場合には、出先から監視セン
ターに戻らなければならず、担当者の人的労力が増大
し、監視コストも上昇するという不具合があった。
【0004】本発明は、上記のような事情に鑑みなされ
たもので、本発明の目的は、監視センター以外の端末設
置場所から希望する被監視場所の状況を任意に選択して
見ることができる遠隔監視システムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の被監視場所の状況を映像を利用して
任意の遠隔地からインターネットを通して監視する遠隔
監視システムであって、前記被監視場所から離れた任意
の遠隔地に設置される複数の監視用端末と、前記各監視
用端末から前記インターネットへの接続要求に対して該
監視用端末をインターネットにダイアルアップIP接続
する商用プロバイダと、前記インターネットに接続さ
れ、前記IP接続された監視用端末からのアクセスに対
して必要な監視情報を提供するサーバーと、前記各被監
視場所に設置され、該被監視場所の状況を撮像する監視
カメラを有する複数の監視ユニットと、前記監視用端末
から前記任意監視ユニットへの接続要求信号に応じて前
記サーバーに前記監視ユニットの1つを通信回線を介し
て選択接続するとともに該選択された監視ユニットの監
視カメラで撮像した映像データを前記サーバーに設けた
キャプチャに監視情報としてリアルタイムに伝送する中
継手段を備え、前記IP接続された監視用端末から前記
サーバーへアクセスすることにより、前記キャプチャに
ファイルとして格納された監視用画像データを該監視用
端末が有する表示部にリアルタイムに表示するように構
成されることを特徴とする。
【0006】本発明はまた、前記監視用端末が、該監視
用端末のインターネットへのダイアルアップIP接続と
ともに前記サーバーへのアクセスに伴い該サーバーから
提供されるホームページを監視用端末が有する表示部に
表示するホームページ画面表示制御手段と、前記表示部
に表示されたホームページの画面から監視項目を選択す
ることにより前記表示部にカメラコントロール・被監視
場所選択操作画面を表示する操作画面表示制御手段と、
前記表示部に表示されたカメラコントロール・被監視場
所選択操作画面上の各ボタンをクリックする入力手段を
備えることを特徴とする。本発明はまた、前記表示部に
表示されるカメラコントロール操作画面が、前記入力手
段によりクリック操作される、前記監視ユニットの監視
カメラを上下方向及び左右方向に操作するボタン及び監
視カメラをズームイン・ズームアウト操作するボタンか
ら構成され、前記被監視場所選択操作画面は、前記入力
手段によりクリック操作される、予め登録された複数の
被監視場所を1つずつ表示する窓部、該窓部に表示され
た被監視場所に監視用端末を接続する接続ボタン及び接
続された監視用端末と被監視場所間を切断する切断ボタ
ンから構成されることを特徴とする。本発明はまた、前
記監視ユニットが、前記監視カメラにより撮像された映
像信号を前記通信回線の伝送に適したディジタル信号に
変換する画像データ処理手段と、前記監視用端末からの
操作指令に基づいて前記監視カメラを上下及び左右方向
に動作させるとともにズーム動作させる制御手段と、前
記通信回線を通して前記中継手段と監視ユニット間の回
線を確立するとともに前記画像データ処理手段で処理さ
れたディジタル信号及びカメラ操作信号の授受を可能に
する通信インタフェースを備えることを特徴とする。本
発明はまた、前記中継手段が、前記監視用端末から前記
サーバーを通して抽出される選択信号に基づき中継手段
を前記通信回線を介して前記監視ユニットの1つにダイ
ヤルイン接続するシーケンサと、前記監視用端末から前
記サーバーに伝送されてくるカメラ操作信号を抽出する
操作信号抽出手段と、前記ダイヤルイン接続された監視
ユニットから前記通信回線を通して伝送されてくる画像
信号を復調して前記サーバーのキャプチャに張り付け可
能な画像データに変換する画像データ処理手段と、前記
通信回線を通して中継手段と前記監視ユニット間の回線
を確立するとともに画像データ及びカメラ操作信号の授
受を可能にする通信インタフェースを備えることを特徴
とする。本発明はまた、前記中継手段がテレビ電話から
構成されることを特徴とする。本発明はまた、前記監視
ユニットが、上下及び左右方向とズーム動作可能なテレ
ビカメラを備えるテレビ電話から構成されることを特徴
とする。本発明はまた、前記監視ユニットと前記中継手
段間がISDN回線により接続されていることを特徴と
する。
【0007】本発明の遠隔監視システムにおいては、任
意の監視用端末をインターネットのサーバーにダイアル
アップIP接続し、この監視用端末から任意の監視ユニ
ットへの接続要求に応じてサーバーに監視ユニットの1
つを中継手段及び通信回線を介して選択接続するととも
に、この選択された監視ユニットの監視カメラで撮像し
た映像データをサーバーのキャプチャに監視情報として
リアルタイムに張り付ける。そして、IP接続された監
視用端末ではサーバーのキャプチャに張り付けた監視用
画像データを監視用端末の表示部にリアルタイムに表示
する。したがって、本発明によれば、監視センター以外
の端末設置場所から希望する被監視場所の状況を任意に
選択して監視することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1及び図2を参照して説明する。図1は本発明の
実施の形態における遠隔監視システムの全体構成を示す
ブロック図、図2は本発明の実施の形態における監視用
端末の概略構成を示す機能ブロック図、図3は本発明の
実施の形態における監視用端末のカメラコントロール・
被監視場所選択操作画面の一例を示す説明図である。
【0009】図1において、遠隔監視システムは、土木
工事の作業現場や事務所ビルなどの被監視場所から離れ
た任意の遠隔地に設置される複数の監視用端末10と、
この各監視用端末10がモデム20及び電話回線30を
介して接続されるとともに監視用端末10からインター
ネット40への接続要求に対して監視用端末10をイン
ターネット40にダイアルアップIP接続する商用プロ
バイダ50と、インターネット40に接続され、前記I
P接続された監視用端末10からのアクセスに対して必
要な監視情報を提供するサーバー60と、各被監視場所
に設置され、この被監視場所の状況を撮像するカラー用
監視カメラ701を有する複数の監視ユニット70と、
監視用端末10から任意1つの監視ユニット70への接
続要求信号に応じてサーバー60に監視ユニット70の
1つをISDN回線(通信回線)80を介して選択接続
するとともに、この選択された監視ユニット70の監視
カメラ701で撮像した映像データをサーバー60に設
けたキャプチャ601に監視情報としてリアルタイムに
伝送する中継手段90を備える。上記監視カメラ701
は、被写体に対する撮影方向を上下及び左右方向に変位
できる雲台機構(図示省略)と、図示省略したズーミン
グ機構を備えている。
【0010】上記監視用端末10は、図2に示すよう
に、監視用端末10のインターネット40へのダイアル
アップIP接続とともにサーバー60へのアクセスに伴
い該サーバー60から提供されるホームページを監視用
端末10が有するCRT等の表示部101に表示するホ
ームページ画面表示制御手段102と、表示部101に
表示されたホームページの画面から監視項目を選択する
ことにより表示部101にカメラコントロール・被監視
場所選択操作画面を表示する操作画面表示制御手段10
3と、表示部101に表示されたカメラコントロール・
被監視場所選択操作画面上の各ボタンをクリックするキ
ーボードやマウスからなる入力手段104と、各被監視
場所に設置された監視ユニット70の電話番号及び被監
視場所の場所名(以下、作業所名という)等のデータを
格納するRAM105を備え、これらの各構成要素は、
監視用端末10全体を制御し管理するCPU106に接
続されている。また、CPU106には、モデム20が
接続されている。
【0011】上記表示部101に表示されるカメラコン
トロール操作画面100Aは、図3に示すように、入力
手段104によりクリック操作される、監視ユニット7
0の監視カメラ701を上下方向に操作するためのボタ
ン107A、107B、及び左右方向に操作するための
ボタン107C、107Dと、監視カメラ701をズー
ムイン操作するためのボタン108A及びズームアウト
操作するためのボタン108Bから構成される。また、
被監視場所選択操作画面100Bは、入力手段104に
よりクリック操作される、予め登録された複数の被監視
場所の作業所名を1つずつ表示する窓部109A、この
窓部109Aに表示された作業所の監視ユニット70に
監視用端末10を接続する接続ボタン109B及び接続
された監視用端末10と作業所の監視ユニット70間を
切断する切断ボタン109Cから構成される。また、表
示部101の画面には、図3に示すように、監視ユニッ
ト70の監視カメラ701で撮像された映像をリアルタ
イムに表示する監視映像表示領域110、及び接続中の
作業所名とこの作業所の監視ユニット70に付与された
電話番号を表示する表示領域111がそれぞれ設けられ
ている。
【0012】上記監視ユニット70は、監視カメラ70
1により撮像された映像信号をISDN回線80の伝送
に適したディジタル信号に変換する画像データ処理手段
702と、監視用端末10からのカメラ操作信号に基づ
いて監視カメラ701の雲台機構(図示省略)を上下及
び左右方向に動作させるとともにズーミング機構(図示
省略)をズーム動作させる制御手段703と、ISDN
回線80を通して中継手段90と監視ユニット70間の
回線を確立するとともに画像データ処理手段702で処
理されたディジタル信号及びカメラ操作信号の授受を可
能にする通信インタフェース704を備える。
【0013】上記中継手段90は、監視用端末10から
サーバー60を通して抽出される監視ユニット選択信号
である電話番号に基づき中継手段90をISDN回線8
0を介して監視ユニット70の1つにダイヤルイン接続
するシーケンサ901と、監視用端末10からサーバー
60に伝送されてくるカメラ操作信号を抽出する操作信
号抽出手段902と、ダイヤルイン接続された監視ユニ
ット70からISDN回線80を通して伝送されてくる
画像信号を復調してサーバー60のキャプチャ601に
張り付け可能な画像データに変換する画像データ処理手
段903と、ISDN回線80を通して中継手段90と
監視ユニット70間の回線を確立するとともに画像デー
タ及びカメラ操作信号の授受を可能にする通信インタフ
ェース904を備える。
【0014】次に、上記のように構成された本実施の形
態の動作について説明する。図1において、任意の監視
用端末10から任意の作業所の作業状況を監視する場合
は、この監視用端末10を起動した後、インターネット
プラウザを起動することにより、インターネット40に
接続されている商用プロバイダ50にモデム20及び電
話回線30を介して監視用端末10をダイアルアップI
P接続する。これに伴い、サーバー60から提供される
ホームページをホームページ画面表示制御手段102に
より監視用端末10の表示部101に表示する。そし
て、表示部101に表示されたホームページの画面から
監視項目を選択することで、操作画面表示制御手段10
3により表示部101に図3に示すカメラコントロール
・被監視場所選択操作画面を表示する。
【0015】次に、表示部101に表示された被監視場
所選択操作画面100B上の窓部109Aのスクロール
ボタンを入力手段104でクリック操作することによ
り、窓部109Aに被監視場所の作業所名を1つずつ順
次表示させる。そして、窓部109Aに監視を希望する
作業所名「〇〇△作業所」が表示されたならば、接続ボ
タン109Bを入力手段104でクリック操作する。こ
れに伴い、監視用端末10のRAM104から「〇〇△
作業所」に設置された監視ユニット70の選択信号であ
る電話番号が読み出され、この電話番号データはインタ
ーネット40を介してサーバー60に伝送される。そし
て、このサーバー60に伝送された電話番号データは中
継手段90により抽出され、この電話番号データに基づ
いてシーケンサ901を動作させることにより、中継手
段90をISDN回線80を介して電話番号に対応する
監視ユニット70にダイヤルイン接続する。
【0016】監視ユニット70が中継手段90にダイヤ
ルイン接続されると、この監視ユニット70が起動す
る。これに伴い、監視カメラ701により撮像された映
像信号は画像データ処理手段702によりISDN回線
80の伝送に適したディジタル信号に変換され、ISD
N回線80を通して中継手段90に伝送される。中継手
段90に伝送されてくる映像信号は中継手段90の画像
データ処理手段903により復調され、かつファイリン
グ可能な画像データに変換されてサーバー60のキャプ
チャ601に張り付けられる。これと同時に、キャプチ
ャ601に張り付けられた画像データは、監視用端末1
0のアクセスに伴いサーバー60からインターネット4
0及び商用プロバイダ50を通して監視用端末10に伝
送され、その表示部101上の監視映像表示領域110
に、選択中の監視ユニット70の監視カメラ701でリ
アルタイムに撮像された映像がリアルタイムに表示す
る。したがって、監視映像表示領域110にリアルタイ
ムに表示される映像を見ることにより、選択された作業
所の作業状況を監視することができる。
【0017】一方、監視映像表示領域110に表示され
る映像の撮影方向を変更する場合、例えば監視カメラ7
01により撮像される作業所内の撮影視野を作業機械1
10Aを中心にして上または下に変更する場合は、図3
に示すカメラコントロール操作画面100A上のボタン
107Aまたは107Bを入力手段104で間欠的にク
リック操作する。ボタン107Aまたは107Bがクリ
ック操作されることによるカメラ操作信号はインターネ
ット40を通してサーバー60に伝送される。そして、
このサーバー60に伝送されたカメラ操作信号は中継手
段90の操作信号抽出手段902で抽出され、通信イン
タフェース904及びISDN回線80を通して選択中
の監視ユニット70に伝送される。この監視ユニット7
0では、伝送されてきたカメラ操作信号を通信インタフ
ェース704で受信し、制御手段703に送出すること
により、監視カメラ701の雲台機構をボタン107A
または107Bがクリック操作されるごとに上方または
下方に所定角度ずつステップ駆動する。これにより、監
視カメラ701で撮像される撮影視野が作業機械110
Aを中心にして上方または下方に移動する。そして、こ
の状態で監視カメラ701により撮像された映像信号は
画像データ処理手段702で伝送に適した画像データに
変換され、通信インタフェース704からISDN回線
80を介して中継手段90に伝送される。この中継手段
90では、伝送されてくる画像信号を画像データ処理手
段903により復調し、かつファイリング可能な画像デ
ータに変換してサーバー60のキャプチャ601にリア
ルタイムに張り付ける。そして、キャプチャ601に張
り付けられた画像データはインターネット40等を通し
て、動作中の監視用端末10に伝送され、その表示部1
01の監視映像表示領域110には、作業機械110A
を中心にして上方または下方に移動した映像が表示され
る。
【0018】同様にして、図3に示すカメラコントロー
ル操作画面100A上のボタン107Cまたは107D
を入力手段104によりクリック操作すれば、選択中の
監視ユニット70における監視カメラ701の雲台機構
が左または右方向にステップ動作される。これにより、
監視カメラ701で撮像される撮影視野が作業機械11
0Aを中心にして左方または右方に移動される。これに
伴い、動作中の監視用端末10の表示部101の監視映
像表示領域110には、作業機械110Aを中心にして
左方または右方に移動した映像が表示される。
【0019】また、同様にして、図3に示すカメラコン
トロール操作画面100A上のボタン108Aまたは1
08Bを入力手段104によりクリック操作すれば、選
択中の監視ユニット70における監視カメラ701のズ
ーミング機構がズームインまたはズームアウト操作さ
れ、監視カメラ701により撮像される、作業機械11
0Aを中心とする撮影画面はワイドまたはテレ状態とな
る。これに伴い、動作中の監視用端末10の表示部10
1の監視映像表示領域110には、作業機械110Aを
中心とするワイド映像またはテレ映像が表示される。し
たがって、表示部101の監視映像表示領域110にワ
イド映像を表示することにより、例えば作業機械110
Aの作業状況などを拡大して観察することができる。ま
た、表示部101の監視映像表示領域110にテレ映像
を表示することにより、例えば作業機械110Aの作業
状況を含めた周囲の状況などを総合的に観察することが
できる。なお、表示部101に表示された被監視場所選
択操作画面100B上の切断ボタン109Cを入力手段
104によりクリック操作した場合は、動作中の監視用
端末10と選択された監視ユニット70間の通話回線が
切断される。
【0020】上記のような本実施の形態によれば、イン
ターネット40に接続したサーバー60に中継手段90
及びISDN回線80を介して複数の被監視場所に設置
した各監視ユニット70を接続しておき、遠隔地に設置
した任意の監視用端末10をインターネット40のサー
バー60に商用プロバイダ50を通してダイアルアップ
IP接続し、この監視用端末10から任意の監視ユニッ
ト70への接続要求に応じてサーバー60に監視ユニッ
ト70の1つを中継手段90及びISDN回線80を介
して選択接続するとともに、この選択された監視ユニッ
ト70の監視カメラ701で撮像した映像データをサー
バー60のキャプチャ601に監視情報としてリアルタ
イムに張り付け、そして、IP接続された監視用端末1
0ではキャプチャ601に張り付けた監視用画像データ
を監視用端末10の表示部101にリアルタイムに表示
できる構成にしたので、監視センター以外の端末設置場
所から希望する被監視場所の状況を任意に監視すること
ができる。これにより、被監視場所の状況を緊急に確認
したい場合でも、出先から監視センターに戻る必要がな
くなり、担当者の人的労力を軽減できるとともに、監視
コストを低減できるという効果が得られる。
【0021】なお、本発明における監視ユニット70及
び中継手段90は、上記実施の形態に示す構成のものに
限定されない。例えば監視ユニット70を、上下及び左
右方向とズーム動作可能なテレビカメラを備えるテレビ
電話から構成してもよく、また、中継手段90をテレビ
電話から構成してもよい。このような場合、既存または
既設のテレビ電話及びISDN回線を利用して本発明の
遠隔監視システムを低コストで容易に実現できる。ま
た、本発明の監視ユニット70と中継手段90間を選択
的に接続する通信回線は、上記実施の形態に示すISD
N回線80に限らず、それ以外の通信回線を利用しても
よい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の遠隔監視システム
によれば、任意の監視用端末をインターネットのサーバ
ーにダイアルアップIP接続し、この監視用端末から任
意の監視ユニットへの接続要求に応じてサーバーに監視
ユニットの1つを中継手段及び通信回線を介して選択接
続するとともに、この選択された監視ユニットの監視カ
メラで撮像した映像データをサーバーのキャプチャに監
視情報としてリアルタイムに張り付け、そして、IP接
続された監視用端末ではサーバーのキャプチャに張り付
けた監視用画像データを監視用端末の表示部にリアルタ
イムに表示する構成にしたので、監視センター以外の端
末設置場所から希望する被監視場所の状況を任意に選択
して監視することができる。これに伴い、被監視場所の
状況を緊急に確認したい場合でも、出先から監視センタ
ーに戻る必要がなくなり、担当者の人的労力を軽減でき
るとともに、監視コストを低減できるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遠隔監視システム
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における監視用端末の概略
構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における監視用端末のカメ
ラコントロール・被監視場所選択操作画面の一例を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 監視用端末 101 表示部 102 ホームページ画面表示制御手段 103 操作画面表示制御手段 104 入力手段 40 インターネット 50 商用プロバイダ 60 サーバー 601 キャプチャ 70 監視ユニット 701 監視カメラ 702 画像データ処理手段 703 制御手段 704 通信インタフェース 80 ISDN回線(通信回線) 90 中継手段 901 シーケンサ 902 操作信号抽出手段 903 画像データ処理手段 904 通信インタフェース 100A カメラコントロール操作画面 107A、107B 上、下方向ボタン 107C、107D 左、右方向ボタン 108A、108B ズームボタン 100B 被監視場所選択操作画面 109A 窓部 109B 接続ボタン 109C 切断ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小幡 克実 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 Fターム(参考) 5C054 AA01 CF06 CF07 DA06 DA09 HA19 HA24 5K048 AA00 BA10 BA21 DA03 DC04 DC07 EB01 EB15 FB05 FB15 HA01 HA02 HA03 5K101 KK13 LL01 LL03 NN06 TT05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被監視場所の状況を映像を利用し
    て任意の遠隔地からインターネットを通して監視する遠
    隔監視システムであって、 前記被監視場所から離れた任意の遠隔地に設置される複
    数の監視用端末と、 前記各監視用端末から前記インターネットへの接続要求
    に対して該監視用端末をインターネットにダイアルアッ
    プIP接続する商用プロバイダと、 前記インターネットに接続され、前記IP接続された監
    視用端末からのアクセスに対して必要な監視情報を提供
    するサーバーと、 前記各被監視場所に設置され、該被監視場所の状況を撮
    像する監視カメラを有する複数の監視ユニットと、 前記監視用端末から前記任意監視ユニットへの接続要求
    信号に応じて前記サーバーに前記監視ユニットの1つを
    通信回線を介して選択接続するとともに該選択された監
    視ユニットの監視カメラで撮像した映像データを前記サ
    ーバーに設けたキャプチャに監視情報としてリアルタイ
    ムに伝送する中継手段を備え、 前記IP接続された監視用端末から前記サーバーへアク
    セスすることにより、前記キャプチャにファイルとして
    格納された監視用画像データを該監視用端末が有する表
    示部にリアルタイムに表示するように構成される、 ことを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 【請求項2】 前記監視用端末は、該監視用端末のイン
    ターネットへのダイアルアップIP接続とともに前記サ
    ーバーへのアクセスに伴い該サーバーから提供されるホ
    ームページを監視用端末が有する表示部に表示するホー
    ムページ画面表示制御手段と、前記表示部に表示された
    ホームページの画面から監視項目を選択することにより
    前記表示部にカメラコントロール・被監視場所選択操作
    画面を表示する操作画面表示制御手段と、前記表示部に
    表示されたカメラコントロール・被監視場所選択操作画
    面上の各ボタンをクリックする入力手段を備えることを
    特徴とする請求項1記載の遠隔監視システム。
  3. 【請求項3】 前記表示部に表示されるカメラコントロ
    ール操作画面は、前記入力手段によりクリック操作され
    る、前記監視ユニットの監視カメラを上下方向及び左右
    方向に操作するボタン及び監視カメラをズームイン・ズ
    ームアウト操作するボタンから構成され、前記被監視場
    所選択操作画面は、前記入力手段によりクリック操作さ
    れる、予め登録された複数の被監視場所を1つずつ表示
    する窓部、該窓部に表示された被監視場所に監視用端末
    を接続する接続ボタン及び接続された監視用端末と被監
    視場所間を切断する切断ボタンから構成されることを特
    徴とする請求項2記載の遠隔監視システム。
  4. 【請求項4】 前記監視ユニットは、前記監視カメラに
    より撮像された映像信号を前記通信回線の伝送に適した
    ディジタル信号に変換する画像データ処理手段と、前記
    監視用端末からのカメラ操作信号に基づいて前記監視カ
    メラを上下及び左右方向に動作させるとともにズーム動
    作させる制御手段と、前記通信回線を通して前記中継手
    段と監視ユニット間の回線を確立するとともに前記画像
    データ処理手段で処理されたディジタル信号及びカメラ
    操作信号の授受を可能にする通信インタフェースを備え
    ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視システム。
  5. 【請求項5】 前記中継手段は、前記監視用端末から前
    記サーバーを通して抽出される選択信号に基づき中継手
    段を前記通信回線を介して前記監視ユニットの1つにダ
    イヤルイン接続するシーケンサと、前記監視用端末から
    前記サーバーに伝送されてくるカメラ操作信号を抽出す
    る操作信号抽出手段と、前記ダイヤルイン接続された監
    視ユニットから前記通信回線を通して伝送されてくる画
    像信号を復調して前記サーバーのキャプチャに張り付け
    可能な画像データに変換する画像データ処理手段と、前
    記通信回線を通して中継手段と前記監視ユニット間の回
    線を確立するとともに画像データ及びカメラ操作信号の
    授受を可能にする通信インタフェースを備えることを特
    徴とする請求項1記載の遠隔監視システム。
  6. 【請求項6】 前記中継手段はテレビ電話から構成され
    ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視システム。
  7. 【請求項7】 前記監視ユニットは、上下及び左右方向
    とズーム動作可能なテレビカメラを備えるテレビ電話か
    ら構成されることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視
    システム。
  8. 【請求項8】 前記監視ユニットと前記中継手段間はI
    SDN回線により接続されていることを特徴とする請求
    項6または7記載の遠隔監視システム。
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