JPH08227708A - 電極および該電極を用いた二次電池 - Google Patents

電極および該電極を用いた二次電池

Info

Publication number
JPH08227708A
JPH08227708A JP7234742A JP23474295A JPH08227708A JP H08227708 A JPH08227708 A JP H08227708A JP 7234742 A JP7234742 A JP 7234742A JP 23474295 A JP23474295 A JP 23474295A JP H08227708 A JPH08227708 A JP H08227708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
active material
weight
particle size
average particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7234742A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3512534B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Kahata
利幸 加幡
Yoshiko Kurosawa
美子 黒沢
Toshiyuki Osawa
利幸 大澤
Nobuo Katagiri
伸夫 片桐
Okitoshi Kimura
興利 木村
Toshishige Fujii
俊茂 藤井
Yoshitaka Hayashi
嘉隆 林
Hiroyuki Iechi
洋之 家地
Yumiko Suzuki
由美子 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP23474295A priority Critical patent/JP3512534B2/ja
Publication of JPH08227708A publication Critical patent/JPH08227708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3512534B2 publication Critical patent/JP3512534B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギー密度が高く、かつ粒状電極活物質
の粒子数が少ない電極及びそれを用いた高エネルギー密
度二次電池の提供。 【解決手段】 平均粒径の異なる二種類以上の粒状電極
活物質の群の混合物を含有して構成され、かつ最大の平
均粒径を有する粒状電極活物質群(以下、A活物質群と
いう)の粒子の粒径が4μm〜50μmであることを特
徴とする電極及びそれを用いた高エネルギー密度二次電
池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、電極および該電極を用いた高エ
ネルギー密度二次電池に関する。
【0002】
【従来技術】近年の電子機器の小型、軽量化、薄型化の
進歩は目覚ましいものがあり、とりわけOA分野におい
ては、デスクトップ型からラップトップ型、ノートブッ
ク型へと小型軽量化している。加えて、電子手帳、電子
スチールカメラなどの新しい小型電子機器の分野も出現
し、さらには従来のハードディスク、フロッピィーディ
スクの小型化に加えて新しい小型のメモリーメディアで
あるメモリーカードの開発も進められている。このよう
な電子機器の小型化、軽量化、薄型化の波の中で、これ
らの電力を支える二次電池にも高エネルギー密度、高電
圧、高出力等の高性能化が要求されている。このような
要望のもとに、高エネルギー密度電池としてリチウム二
次電池、リチウムイオン電池のような非水二次電池の開
発が急速に進められている。しかし、現在発表されてい
る試作電池は非水二次電池本来の能力を充分に活かして
いるとはいえない。この主因の一つとして、電極のエネ
ルギー密度があまり高くないことが考えられる。即ち、
電極活物質が本来有しているエネルギー密度に比べ、加
工された電極のエネルギー密度、特に体積エネルギー密
度がかなり低いためである。非水二次電池の電極に用い
る電極活物質はほとんどのものが粒状であり、自己結着
性がない。そのため、電極の加工はポリテトラフルオロ
エチレン等のバインダーを用いて電極活物質を集電体に
担持させて行っている。電極のエネルギー密度は、電極
を構成する電極活物質の粒径に大きく左右される。すな
わち、粒径の大きな電極活物質で電極を作成すると、電
極活物質粒子間の隙間が多くなり、電極の密度は低下す
るため、一般には粒径の小さい電極活物質を用いた電極
作成が行われている。しかしながら、粒径の小さい電極
活物質を用いる場合、単位重量当りの粒子数が粒径の大
きな電極活物質に比べ飛躍的に多くなるため電極作製に
は大量のバインダーが必要となる。そのため、活物質の
充填量は低下し、電極のエネルギー密度は低下する。一
方、特開平4−82172には、平均粒径0.8μmの
炭素材料と平均粒径3μmの炭素材料を混合して電極を
作成する方法が提案されている。しかしながら、平均粒
径3μmの電極活物質の粒径はそれ自身大変小さく、さ
らに平均粒径0.8μmの電極活物質を混合すること
は、バインダーの使用量を増やすことになるため、電極
のエネルギー密度は低下する。
【0003】
【目的】本発明は、エネルギー密度が高く、かつ粒状電
極活物質の粒子数が少ない電極及びそれを用いた高エネ
ルギー密度二次電池を提供することにある。
【0004】
【構成】本発明の電極の特徴は、平均粒径の異なる二種
類以上の粒状電極活物質を含有して構成されることにあ
る。すなわち、本発明は、平均粒径の異なる二種類以上
の粒状電極活物質の群の混合物を含有して構成され、か
つ最大の平均粒径を有する粒状電極活物質群(以下、A
活物質群という)の粒子の粒径が4μm〜50μmであ
ることを特徴とする電極に関する。本発明においては、
平均粒径が異なる二種類以上の粒状電極活物質の群を用
いて電極作製を行うと粒子径の大きな電極活物質粒子間
の隙間に小さな電極活物質粒子が入り込むため、電極の
密度を高くすることができる。従って作製された電極の
エネルギー密度は高くなる。また、小さな粒子径の電極
活物質粒子のみでの電極作製に比べ、電極活物質の粒子
数が少なくなるため、バインダーの必要量を少なくする
ことができる。従って、電極活物質の充填量が上がり、
電極のエネルギー密度を高くすることができる。ただ
し、A活物質群の粒子径が、50μm以上では、均一な
膜厚の電極作製が難しくなり、4μm以下では,バイン
ダー量が多くなるため、電極活物質の充填量が減少し、
電極のエネルギー密度が減少する。前記A活物質群の粒
子径は、好ましくは5μm〜40μm,さらに好ましく
は5μm〜30μmである。
【0005】また、前記本発明の平均粒子径が異なる二
種類以上の粒状電極活物質群のうち、最小の平均粒径を
有する粒状活物質群(以下、B活物質群という)の粒子
の粒径が、A活物質群の粒子の粒径の70%以下、好ま
しくは70%〜10%、さらに好ましくは50%〜20
%である。70%を越えると、A活物質群の粒子の間隔
にB活物質群の粒子が入りにくくなるため、電極のエネ
ルギー密度は高くならない。A活物質群が電極活物質全
体に占める割合は、3重量%〜70重量%、好ましくは
5重量%〜40重量%である。平均粒径が最大の粒状電
極活物質が電極活物質全体に占める割合が3重量%以下
では、バインダーの使用量が多くなるため電極のエネル
ギー密度は低下し、70重量%以上では、電極の密度が
低下するため、電極のエネルギー密度は低くなる。前記
本発明の電極は、正極および/または負極に用いること
ができるが、特に負極に用いると本発明の効果が大き
い。前記本発明の平均粒径の異なる二種類以上の粒状電
極活物質の各群を構成する材料は同一の組成のものであ
っても良いし、異なったものであっても良い。
【0006】本発明の電極を正極に用いる場合の電極活
物質としては、無機系活物質、有機系活物質、これらの
複合体が例示できるが、無機系活物質あるいは無機系活
物質と有機系活物質の複合体が、特にエネルギー密度が
大きく好ましい。無機系活物質としては、MnO2,M
23,CoO2,NiO2,TiO2,V25,V
38,Cr23,Fe2(SO43,Fe2(Mo
23,Fe2(WO23などの金属酸化物、TiS2
MoS2,FeS等の金属硫化物、これらの化合物とリ
チウムの複合酸化物が挙げられる。有機系活物質として
はポリアセチレン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリ
チオフェン、ポリアルキルチオフェン、ポリカルバゾー
ル、ポリアズレン、ポリジフェニルベンジジン等の導電
性高分子、炭素体から選ばれる1種またはそれ以上の複
合体などを例示することができる。本発明の電極を負極
として用いる場合の電極活物質としては、リチウムとア
ルミニウム、鉛、亜鉛、ケイ素等との合金粉末、天然黒
鉛、石炭、石油、コークスのほか、有機化合物を原料と
して熱分解炭素、天然高分子、合成高分子を焼成するこ
とにより得られる炭素体が挙げられる。本発明の電極に
用いる活物質として炭素材料を用いた場合、本発明の効
果が高く、特に負極の活物質として炭素材料を用いると
本発明の効果は特に高くなる。本発明に用いるバインダ
ーとしてはポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビ
ニリデン等の有機フッ素高分子、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンなどのポリオレフィン、ポリアニリン、ポリア
ルキルチオフェン等の可溶性導電性高分子等を例示でき
るが、これらに限定されるものではない。本発明の電極
は、電極活物質を主要構成材料とし、必要によりバイン
ダー、導電剤、その他添加剤を混合したものである。
又、該電極は、前記の電極形成材料をあらかじめ層状あ
るいはフィルム状に成形したものを、集電体上に積層す
るか、あるいは前記の電極形成材料を溶媒に均一に分散
あるいは、溶解させた塗料液を集電体上に塗布、乾燥し
て作製することができる。塗布溶液は、少なくとも1種
類以上の溶媒に均質に分散させて作製することができ
る。前記塗料液の作製に際して、固形分の溶媒に対する
分散方法としては、ボールミル、バレンミル、ロールミ
ルなどを用いる方法があげられる。前記塗料液の塗布方
法としてはワイヤーバー、ブレード、ダイコート、スプ
レー方式などのコーティング法が挙げられるが、これら
には限定されない。電極の厚みとしては、5〜1000
μm、好ましくは10〜500μmである。5μm以下
では、活物質に対して集電体の占める割合が多くなるた
め電池のエネルギー密度が低下する。1000μm以上
では、電極の内部抵抗が高くなるため電極活物質の利用
率が低下する。本発明に用いる集電体としてはニッケ
ル、アルミニウム、チタン、銅、ステンレス鋼等の金
網、パンチングメタル、エキスパンドメタル、ホイル、
発泡金属が挙げられるが、軽量性、加工性、薄さを考慮
するとホイル、パンチングメタル、エキスパンドメタル
が好ましい。本発明に用いる集電体の厚さとしては、5
〜100μm、好ましくは10〜70μmである。5μ
m以下では集電体の機械的強度が低く、集電特性も劣
る。100μm以上では集電体の重量が重く、エネルギ
ー密度が低くなる。前記電極中に含有される導電剤とし
ては、アセチレンブラック、ケッチェンブラッック、グ
ラファイト等の導電性炭素材料、ニッケル、ステンレス
等の金属材料、ポリピロール等の導電性高分子材料が挙
げられるが、導電性炭素材料が少量の添加量で導電性が
改善でき好ましい。前記電極は、二次電池用電極として
用いられ、特に負極として好ましく、高エネルギー密度
電極として用いられる。本発明の二次電池は基本的に
は、正極、負極、電解質から構成される。
【0007】本発明の二次電池の電解液としては非水溶
媒に電解質塩を溶解したものが挙げられる。非水溶媒と
しては、カーボネート溶媒(プロピレンカーボネート、
エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチ
ルカーボネート、ジエチルカーボネート)、アミド溶媒
(N−メチルホルムアミド、N−エチルホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミ
ド、N−エチルアセトアミド、N−メチルピロジリノ
ン)、ラクトン溶媒(γ−ブチルラクトン、γ−バレロ
ラクトン、δ−バレロラクトン、3−メチル−1,3−
オキサゾリジン−2−オンなど)、アルコール溶媒(エ
チレングリコール、プロピレングリコール、グリセリ
ン、メチルセロソルブ、1,2−ブタンジオール、1,
3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ジグリ
セリン、ポリオキシアルキレングリコール、シクロヘキ
サンジオール、キシレングリコール等)、エーテル溶媒
(メチラール、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジ
エトキシエタン、1−エトキシ−2−メトキシエタン、
アルコキシポリアルキレンエーテル等)、ニトリル溶媒
(ベンゾニトリル、アセトニトリル、3−メトキシプロ
ピオニトリル等)、燐酸類及び燐酸エステル溶媒(正燐
酸、メタ燐酸、ピロ燐酸、ポリ燐酸、亜燐酸、トリメチ
ルホスフェートなど)、2−イミダゾリジノン類(1,
3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、ピロリドン
類、スルホラン溶媒(スルホラン、テトラメチレンスル
ホラン)、フラン溶媒(テトラヒドロフラン、2−メチ
ルテトラヒドロフラン、2,5−ジメトキシテトラヒド
ロフラン)、ジオキソラン、ジオキサン、ジクロロエタ
ンの単独あるいは2種以上の混合溶媒が使用できる。こ
れらのうち好ましくはカーボネート類、エーテル類、フ
ラン溶媒である。本発明における電解質塩としては、通
常の電解質として用いられるものであれば特に制限はな
いが、例えば、LiBR4(Rはフェニル基、アルキル
基)、LiPF6,LiSbF6,LiAsF6,LiB
4,LiClO4,CF3SO3Li,(CF3SO22
NLi,(CF3SO23CLi,C69SO3Li,C
817SO3Li,LiTFPB,LiAlCl4等を例
示することができる。好ましくはCF3SO3Li,(C
3SO23NLi,(CF3SO23CLi,C69
3Li,C817SO3Li等のスルホン酸系アニオン
電解質である。セパレータとしては、電解質溶液のイオ
ン移動に対して低抵抗であり、かつ、溶液保持性に優れ
たものが用いられ、例えば、ガラス、ポリエステル、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レンなどの1種以上の材質から選ばれる不織布又は織布
が挙げられる。また、これら電解質、セパレータの代わ
りあるいは併用して固体電解質を使用することができ
る。例えば、無機系では、AgCl,AgBr,Ag
I,LiI等の金属ハロゲン化物、RbAg45,Rb
Ag44CN等が挙げられる。また、有機系ではポリエ
チレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリアクリルアミド等をポリマーマト
リクスとし、前記の電解質塩をポリマーマトリクス中に
溶解した複合体、あるいはこれらのゲル架橋体、低分子
量ポリエチレンオキサイド、クラウンエーテル等のイオ
ン解離基をポリマー主鎖にグラフト化した高分子固体電
解質、あるいは高分子量重合体に前記電解液を含有させ
たゲル状高分子固体電解質が挙げられる。本発明の電池
の形態は特に限定するものではないが、コイン、シー
ト、円筒、ガム等種々の形態の電池に実装することがで
きる。
【0008】
【実施例】
実施例1 40重量部の平均粒径10μmの結晶V25、40重量
部の平均粒径3μmの結晶V25を、10重量部のグラ
ファイト、10重量部のポリフッ化ビニリデンを秤量
し、N−メチルピロリドンを加えて混合してペースト状
にした。これを20μmのアルミホイルに塗布し、乾燥
して電極活物質層の厚さが40μmの電極を作成した。
【0009】比較例1 80重量部の平均粒径10μmの結晶V25、10重量
部のグラファイト、10重量部のポリフッ化ビニリデン
を秤量し、N−メチルピロリドンを加えて混合してペー
スト状にした。これを20μmのアルミホイルに塗布
し、乾燥して電極活物質層の厚さが40μmの電極を作
成した。
【0010】比較例2 80重量部の平均粒径3μmの結晶V25、10重量部
のグラファイト、10重量部のポリフッ化ビニデンを秤
量し、N−メチルピロリドンを加えて混合してペースト
状にした。これを20μmのアルミホイルに塗布し、乾
燥して電極活物質層の厚さが40μmの電極を作成し
た。
【0011】実施例2 35重量部の平均粒径5μmの結晶V25、35重量部
の平均粒径1μmの結晶V25に10%ポリアニリン/
N−メチルピロリドン溶液を300重量部加えて混合し
たものを20μmのアルミホイルに塗布し、乾燥して電
極活物質層の厚さが40μmの電極を作成した。実施例
1,2,比較例1,2の電極を正極、リチウムを負極、
電解液に2MのLiBF4をプロピレンカーボネート/
ジメトキシエタン(体積比1/1)混合液に溶解した溶
液を用いて二次電池を作成した。2.5V〜3.8Vの
電圧範囲で充放電を行った結果を表1に示す。
【0012】
【表1】 ※エネルギー密度は集電体を除いた電極単位重量当り(mAh/g)、電極単 位体積当り(mAh/cm3)の値を示す。(以下、各表同じ) ※放電電流は電極単位面積当りの値を示す。(以下、各表同じ)
【0013】実施例3 45重量部の平均粒径5μmの天然黒鉛、45重量部の
平均粒径2μmのピッチコークス、15重量部のポリフ
ッ化ビニリデンを秤量し、N−メチルピロリドンを加え
て混合してペースト状にした。これを20μmの銅ホイ
ルに塗布し、乾燥して電極活物質層の厚さが60μmの
電極を作成した。
【0014】実施例4 45重量部の平均粒径20μmの天然黒鉛、45重量部
の平均粒径5μmのピッチコークス、15重量部のポリ
フッ化ビニリデンを秤量し、N−メチルピロリドンを加
えて混合してペースト状にした。これを20μmの銅ホ
イルに塗布し、乾燥して電極活物質層の厚さが60μm
の電極を作成した。
【0015】実施例5 45重量部の平均粒径40μmの天然黒鉛、45重量部
の平均粒径15μmのピッチコークス、15重量部のポ
リフッ化ビニリデンを秤量し、N−メチルピロリドンを
加えて混合してペースト状にした。これを20μmの銅
ホイルに塗布し、乾燥して電極活物質層の厚さが60μ
mの電極を作成した。
【0016】実施例6 45重量部の平均粒径20μmの天然黒鉛、45重量部
の平均粒径15μmの天然黒鉛、15重量部のポリフッ
化ビニリデンを秤量し、N−メチルピロリドンを加えて
混合してペースト状にした。これを20μmの銅ホイル
に塗布し、乾燥して電極活物質層の厚さが60μmの電
極を作成した。
【0017】比較例3 45重量部の平均粒径2μmの天然黒鉛、45重量部の
平均粒径1μmのピッチコークス、15重量部のポリフ
ッ化ビニリデンを秤量し、N−メチルピロリドンを加え
て混合してペースト状にした。これを20μmの銅ホイ
ルに塗布し、乾燥して電極活物質層の厚さが60μmの
電極を作成した。
【0018】比較例4 45重量部の平均粒径60μmの天然黒鉛、45重量部
の平均粒径20μmのピッチコークス、15重量部のポ
リフッ化ビニリデンを秤量し、N−メチルピロリドンを
加えて混合してペースト状にした。これを20μmの銅
ホイルに塗布し、乾燥して電極活物質層の厚さが60μ
mの電極を作成したが、電極表面は大きな凹凸が生じて
いた。
【0019】実施例7 45重量部の平均粒径20μmの天然黒鉛、45重量部
の平均粒径8μmの天然黒鉛、15重量部のポリフッ化
ビニリデンを秤量し、N−メチルピロリドンを加えて混
合してペースト状にした。これを20μmの銅ホイルに
塗布し、乾燥して電極活物質層の厚さが60μmの電極
を作成した。
【0020】比較例5 90重量部の平均粒径20μmの天然黒鉛、15重量部
のポリフッ化ビニリデンを秤量し、N−メチルピロリド
ンを加えて混合してペースト状にした。これを20μm
の銅ホイルに塗布し、乾燥して電極活物質層の厚さが6
0μmの電極を作成した。実施例3〜7,比較例3,
4,5で作成した電極を作用極、リチウムを負極、電解
液として2MのLiClO4をエチレンカーボネート/
ジメトキシエタン(体積比1/1)混合液に溶解した溶
液を用いて疑似二極のビーカーセルを作成した。−0.
05V vs Li/Liまで定電流で充電し、1時間
放置後0.8V vs Li/Liまで定電流で放電し
た。充放電を繰り返し、10サイクル後の電極のエネル
ギー密度を表2,3に示す。
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】実施例8〜11、比較例6、7 平均粒径25μmの天然黒鉛と平均粒径12μmの人造
黒鉛を0:100,7:93,50:50,65:3
5,80:20,100:0の割合で混合したもの90
重量部に15重量部のポリフッ化ビニリデンを秤量し、
N−メチルピロリドンを加えて混合してペースト状にし
た。これを20μmの銅ホイルに塗布し、乾燥して電極
活物質層の厚さが60μmの電極を作成した。作成した
電極を作用極、リチウムを負極、電解液として1.5M
のLiPF6をエチレンカーボネート/ジメチルカーボ
ネート(体積比1/1)混合液に溶解した溶液を用いて
疑似二極のビーカーセルを作成した。−0.05V v
s Li/Liまで定電流で充電し、1時間放置後0.
8V vs Li/Liまで1.5mA/cm2の定電
流で放電した。充放電を繰り返し、10サイクル後の電
極のエネルギー密度を表4に示す。
【0024】
【表4】 ※エネルギー密度は集電体を除いた電極単位重量当りの値を示す。
【0025】実施例12 実施例3の電極を正極、実施例6の電極を負極に用いて
ペーパー二次電池を作成した。電解質にはつぎの組成の
高分子固体電解質を用いた。1.5MのLiPF6をエ
チレンカーボネート/ジメチルカーボネート(体積比1
/1)混合液に溶解した溶液を80重量部にエトキシジ
エチレングリコールを19重量部、トリメチロールプロ
パントリアクリレートを1重量部、ベンゾインイソプロ
ピルエーテルを0.8重量部混合した高分子固体電解質
溶液をUV光で固体化し固体電解質を作成した。セパレ
ータには微多孔性ポリプロピレン不織布を用いた。外装
材にはポリエステル/Al/ポリエチレン積層フィルム
を用いた。作成した二次電池を2.5V〜3.8Vの電
圧範囲で充放電を行い、電極単位面積当りの放電容量を
測定した。測定結果を表5に示す。
【0026】実施例13 実施例12の負極にリチウムを用いる以外は同様にして
ペーパー二次電池を作成し、放電容量を測定した。測定
結果を表5に示す。
【0027】
【表5】
【0028】本発明の具体的実施態様を示す。 1. 平均粒径の異なる二種類以上の粒状電極活物質の
群の混合物を含有して構成され、かつ最大の平均粒径を
有する粒状電極活物質群(A活物質群)の粒子の粒径が
4μm〜50μmであることを特徴とする電極。 2. 前記第1記載の電極において,A活物質群の粒径
が5μm〜30μmである電極。 3. 前記第1または2記載の電極において、最小の平
均粒径を有する粒状電極活物質群(B活物質群)の粒子
の平均粒径がA活物質群の平均粒径が70%以下、好ま
しくは70〜10%、さらに好ましくは50%〜20%
以下である電極。 4. 前記第1,2,または3記載の電極において、A
活物質群の粒子の重量が、3重量%〜70重量%、好ま
しくは5重量%〜60重量%、さらに好ましくは、5重
量%〜40重量%である電極。 5. 前記第1,2,3または4記載の粒状電極活物質
が、同一の材料あるいは異なる材料のものである電極。 6.前記第1,2,3,4または5記載の粒状電極活物
質を溶媒に均一に分散させた塗料液を集電体上に塗布、
乾燥して作製した電極。 7. 前記第1,2,3,4,5または6記載の電極を
正極および/または負極として用いたことを特徴とする
非水二次電池。
【0029】
【本発明の作用効果】
(請求項1〜4)均一で高エネルギー密度の電極を提供
することができる。 (請求項5)高エネルギー密度の二次電池を提供するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片桐 伸夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 木村 興利 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 藤井 俊茂 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 林 嘉隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 家地 洋之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 由美子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径の異なる二種類以上の粒状電極
    活物質の群の混合物を含有して構成され、かつ最大の平
    均粒径を有する粒状電極活物質群(以下、A活物質群と
    いう)の粒子の粒径が4μm〜50μmであることを特
    徴とする電極。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電極において、最小の平
    均粒径を有する粒状電極活物質群(以下、B活物質群と
    いう)の粒子の平均粒径がA活物質群の平均粒径の70
    %以下である電極。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電極において、
    A活物質群の粒子の重量が、電極活物質全体重量の3重
    量%〜70重量%である電極。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の電極におい
    て、粒状電極活物質が炭素材料である電極。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3および4記載の電極よ
    りなる群から選ばれた少なくとも1種類の電極を、正極
    および/または負極として用いたことを特徴とする二次
    電池。
JP23474295A 1994-12-21 1995-08-21 二次電池 Expired - Fee Related JP3512534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23474295A JP3512534B2 (ja) 1994-12-21 1995-08-21 二次電池

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33571094 1994-12-21
JP6-335710 1994-12-21
JP23474295A JP3512534B2 (ja) 1994-12-21 1995-08-21 二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08227708A true JPH08227708A (ja) 1996-09-03
JP3512534B2 JP3512534B2 (ja) 2004-03-29

Family

ID=26531734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23474295A Expired - Fee Related JP3512534B2 (ja) 1994-12-21 1995-08-21 二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3512534B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11242954A (ja) * 1997-01-28 1999-09-07 Canon Inc 電極構造体、二次電池及びそれらの製造方法
JP2000357513A (ja) * 1999-06-14 2000-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法
US6320278B1 (en) 1997-06-30 2001-11-20 Nec Corporation Power supply circuit
US6521376B1 (en) 1999-11-26 2003-02-18 Hitachi Maxell, Ltd. Non-aqueous liquid electrolyte cell
JP2004241242A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Nichia Chem Ind Ltd 非水電解液二次電池用正極活物質
JP2005327527A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Toshiba Corp 非水電解質二次電池
JP2007294397A (ja) * 2006-03-27 2007-11-08 Hitachi Maxell Ltd 非水二次電池およびその使用方法
WO2008090344A1 (en) * 2007-01-25 2008-07-31 Beta Research & Development Ltd. Cathode for an electrochemical cell
WO2009078125A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Panasonic Corporation リチウム二次電池用正極形成用塗工液、リチウム二次電池用正極およびリチウム二次電池
JP2009205950A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Shin Etsu Chem Co Ltd 非水電解質二次電池用負極活物質、及びそれを用いた非水電解質二次電池
JP2009289417A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Nec Tokin Corp リチウムイオン二次電池用負極、およびそれを用いたリチウムイオン二次電池
JP2013065440A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Toshiba Corp 電池用電極、非水電解質電池、及び電池パック
JP2013175478A (ja) * 2013-05-09 2013-09-05 Shin Etsu Chem Co Ltd 非水電解質二次電池用負極活物質、及びそれを用いた非水電解質二次電池
WO2014057909A1 (ja) * 2012-10-09 2014-04-17 イビデン株式会社 蓄電デバイス用炭素材料、その製造方法及びそれを用いた蓄電デバイス
US9077035B2 (en) 2006-03-20 2015-07-07 Hitachi Maxell, Ltd. Nonaqueous secondary battery and method of using the same

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11242954A (ja) * 1997-01-28 1999-09-07 Canon Inc 電極構造体、二次電池及びそれらの製造方法
US6320278B1 (en) 1997-06-30 2001-11-20 Nec Corporation Power supply circuit
JP2000357513A (ja) * 1999-06-14 2000-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法
JP4581157B2 (ja) * 1999-06-14 2010-11-17 パナソニック株式会社 非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法
US6521376B1 (en) 1999-11-26 2003-02-18 Hitachi Maxell, Ltd. Non-aqueous liquid electrolyte cell
JP2004241242A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Nichia Chem Ind Ltd 非水電解液二次電池用正極活物質
JP2005327527A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Toshiba Corp 非水電解質二次電池
JP4585229B2 (ja) * 2004-05-13 2010-11-24 株式会社東芝 非水電解質二次電池
US9077035B2 (en) 2006-03-20 2015-07-07 Hitachi Maxell, Ltd. Nonaqueous secondary battery and method of using the same
JP2007294397A (ja) * 2006-03-27 2007-11-08 Hitachi Maxell Ltd 非水二次電池およびその使用方法
US20100068610A1 (en) * 2007-01-25 2010-03-18 James Sudworth Cathode for an electrochemical cell
WO2008090344A1 (en) * 2007-01-25 2008-07-31 Beta Research & Development Ltd. Cathode for an electrochemical cell
US9065133B2 (en) 2007-01-25 2015-06-23 General Electric Company Cathode for an electrochemical cell
JP2009146788A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Panasonic Corp リチウム二次電池用正極形成用塗工液、リチウム二次電池用正極およびリチウム二次電池
WO2009078125A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Panasonic Corporation リチウム二次電池用正極形成用塗工液、リチウム二次電池用正極およびリチウム二次電池
JP2009205950A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Shin Etsu Chem Co Ltd 非水電解質二次電池用負極活物質、及びそれを用いた非水電解質二次電池
JP2009289417A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Nec Tokin Corp リチウムイオン二次電池用負極、およびそれを用いたリチウムイオン二次電池
JP2013065440A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Toshiba Corp 電池用電極、非水電解質電池、及び電池パック
US9601749B2 (en) 2011-09-16 2017-03-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Electrode for battery, nonaqueous electrolyte battery, and battery pack
WO2014057909A1 (ja) * 2012-10-09 2014-04-17 イビデン株式会社 蓄電デバイス用炭素材料、その製造方法及びそれを用いた蓄電デバイス
JPWO2014057909A1 (ja) * 2012-10-09 2016-09-05 イビデン株式会社 蓄電デバイス用炭素材料、その製造方法及びそれを用いた蓄電デバイス
JP2013175478A (ja) * 2013-05-09 2013-09-05 Shin Etsu Chem Co Ltd 非水電解質二次電池用負極活物質、及びそれを用いた非水電解質二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP3512534B2 (ja) 2004-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
He et al. Preparation and electrochemical properties of Ag-modified TiO2 nanotube anode material for lithium–ion battery
US10763496B2 (en) Silicon oxide-carbon composite, method of manufacturing the composite, and energy storage device having the composite
JP3512534B2 (ja) 二次電池
JP5755400B2 (ja) 負極合材、負極合材混合液、負極、全固体リチウム電池および装置
WO2005089391A2 (en) Battery and method of manufacturing the same
JP2000348730A (ja) 非水電解質二次電池
CN103891030B (zh) 非水电解液二次电池及其利用
JP4595145B2 (ja) 非水電解質電池
JP2007258086A (ja) 非水電解液二次電池用電極板及びその製造方法並びに非水電解液二次電池
JP3512549B2 (ja) リチウム二次電池用負極および該負極を用いたリチウム二次電池
KR102530678B1 (ko) 리튬 이차전지용 음극활물질, 이를 포함하는 음극 및 리튬 이차전지
JP4529288B2 (ja) 非水電解質二次電池用電極
JPH0864203A (ja) 電極、電極の製造方法および該電極を用いた二次電池
JP4697912B2 (ja) 二次電源用電極材料およびそれを用いた二次電源
JPH11102729A (ja) 非水溶媒系二次電池の製造方法
JPH087926A (ja) 非水電解液二次電池
JPH04162357A (ja) 非水系二次電池
JP2000077100A (ja) 非水電解液二次電池
JP2000260479A (ja) リチウムイオン二次電池
JPH09289022A (ja) 非水電解質二次電池
JP4430778B2 (ja) リチウムイオン二次電池とその製造方法
JPH10199509A (ja) 固体電解質電池
JP2002025626A (ja) リチウム二次電池のエージング処理方法
JP2002083631A (ja) 有機電解液二次電池
JPH08279354A (ja) 電極および該電極を用いた二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040107

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees