JPH08226457A - クラッチ装置 - Google Patents

クラッチ装置

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JPH08226457A
JPH08226457A JP7032540A JP3254095A JPH08226457A JP H08226457 A JPH08226457 A JP H08226457A JP 7032540 A JP7032540 A JP 7032540A JP 3254095 A JP3254095 A JP 3254095A JP H08226457 A JPH08226457 A JP H08226457A
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章吾 松本
Kiyohito Murata
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/02Fluid-actuated clutches with means for actuating or keeping engaged by a force derived at least partially from one of the shafts to be connected

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カム機構が作用している係合状態から、解放
状態に切り換える時に、引きずり損失が発生しないカム
機構付きのクラッチ装置を提供すること。 【構成】 ピストン1の内面1a側にカム溝1cを形成
するとともに凹部1dを形成し、プレッシャプレート3
の内面3a側にはカム溝3cを形成するとともに前記凹
部1dに延伸する突起3dを形成し、ローラケージ4に
よって緩く支持されたカムローラ2を挟持する。C3
ラッチディスク5がピストン1に対して先行する様に相
対回転させながらピストン1の背面1bから油圧をかけ
るとカム機構が作用して係合する。C3 クラッチディス
ク5がピストン1に対して遅れる様に相対回転させなが
ら油圧を抜くと係合が解除され、また、凹部1dと突起
3dによりカムローラ2のカム部材への乗り上げを阻止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクラッチ装置、特に自動
変速機の内部に用いられるクラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は先に特願平6−48806
および特願平6−69632において、円周方向に相対
回転する部材間にカム機構を設け、このカム機構により
前記部材間の相対回転によって生ずる円周方向の力を軸
方向の推力に変換し、これをクラッチ係合力として用い
るクラッチ装置を出願している。上記装置は、カム機構
の倍力機能や一方向性を利用することで、クラッチディ
スクの枚数の低減、ワンウェイクラッチの廃止によって
クラッチ装置全体の小型化を可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記クラッチ装置は、
相対する面にカム面が形成される一対のカム部材間にカ
ムローラが配置され、カム部材の相対回転によりカムロ
ーラがカム面の間の距離を拡大することで軸方向に推力
を発生し、この推力によりクラッチディスクを押圧する
ものである。ところで、カム機構の作用を相対回転の
内、一方向に限定する場合には、カム面はそれに合わせ
た傾斜面とされ、また、カム面の一方の端部はカムロー
ラの移動を規制する規制面とされている。
【0004】しかしながら、上記の様に、カム面の一方
の端部をカムローラの移動を規制する規制面としただけ
では、相対回転の方向が換わることにより、カム機構が
作用している係合状態から、解放状態に切り換わる時
に、カムローラが前記規制面のエッジ部に乗り上げ、引
きずり損失が発生するという問題がある。本発明は上記
問題に鑑み、カム機構が作用している係合状態から、解
放状態に切り換わる時に、引きずり損失が発生しないカ
ム機構付きのクラッチ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1によれ
ば、共通の軸線上に離間配置され相対回転する一対の部
材と、前記部材の軸方向の対向する面の間に配設され、
軸方向に相互に対向するカム面が形成された一対のカム
部材および、前記対向するカム面の間に配置されたカム
ローラから構成されるカム機構と、該カム機構を一体的
に、相対回転する部材の軸方向の対向する面の一方に選
択的に押しつける押圧機構とから成り、前記押圧機構が
前記カム機構を一体的に、相対回転する部材の一方に押
しつけ、前記カム機構によって円周方向の力の軸方向の
推力への変換を誘起せしめ、該推力によって前記相対回
転する部材を係合するクラッチ装置において、前記カム
部材の相対する面の一方に軸方向に突出する突出部を設
け、他方に、前記部材間に軸方向の推力を発生せしめる
相対回転とは逆方向の相対回転が生じた時に、前記突出
部に干渉し、その移動を規制する規制部を設けたことを
特徴とするクラッチ装置が提供される。
【0006】本発明の請求項2によれば、共通の軸線上
に離間配置され相対回転する一対の部材と、前記部材の
軸方向の対向する面の間に配設され、軸方向に相互に対
向するカム面が形成された一対のカム部材および、前記
対向するカム面の間に配置されたカムローラから構成さ
れるカム機構と、該カム機構を一体的に、相対回転する
部材の軸方向の対向する面の一方に選択的に押しつける
押圧機構とから成り、前記押圧機構が前記カム機構を一
体的に、相対回転する部材の一方に押しつけ、前記カム
機構によって円周方向の力の軸方向の推力への変換を誘
起せしめ、該推力によって前記相対回転する部材を係合
するクラッチ装置において、前記カム部材の相対する面
に、前記部材間に軸方向の推力を発生せしめる相対回転
とは逆方向の相対回転が生じた時に、前記カムローラに
干渉し、その移動を規制する前記カムローラのローラ中
心よりも軸方向に突出する突出部を設けたことを特徴と
するクラッチ装置が提供される。
【0007】本発明の請求項3によれば、共通の軸線上
に離間配置され相対回転する一対の部材と、前記部材の
軸方向の対向する面の間に配設され、軸方向に相互に対
向するカム面が形成された一対のカム部材および、前記
対向するカム面の間に配置されたカムローラから構成さ
れるカム機構と、該カム機構を一体的に、相対回転する
部材の軸方向の対向する面の一方に選択的に押しつける
押圧機構とから成り、前記押圧機構が前記カム機構を一
体的に、相対回転する部材の一方に押しつけ、前記カム
機構によって円周方向の力の軸方向の推力への変換を誘
起せしめ、該推力によって前記相対回転する部材を係合
するクラッチ装置において、前記カムローラはローラケ
ージに収容されていて、前記カム部材の相対する面およ
び前記ローラケージの一方に軸方向に突出する突出部を
設け、他方に、前記部材間に軸方向の推力を発生せしめ
る相対回転とは逆方向の相対回転が生じた時に、前記突
出部に干渉しその移動を規制する規制部を設けたことを
特徴とするクラッチ装置が提供される。
【0008】
【作用】本発明の請求項1では、2つの部材がカム機構
による軸方向の推力で係合された相対回転状態から、相
対回転の方向が逆転した時には、カム部材に設けられた
突出部が規制部に当接することにより、カムローラがカ
ム部材へ乗り上げることが阻止されてカム機構による軸
方向の推力の発生が防止され、カム部材を一方の部材に
押しつける力を発生しない様に押圧機構を制御すれば、
押圧機構の押しつけ力による係合も発生しないので引き
ずりを発生することなく係合が解放される。
【0009】本発明の請求項2では、2つの部材がカム
機構による軸方向の推力で係合された相対回転状態か
ら、相対回転の方向が逆転した時には、カム部材に設け
られた突出部がカムローラに当接することにより、カム
ローラがカム部材へ乗り上げることが阻止されてカム機
構による軸方向の推力の発生が防止され、カム部材を一
方の部材に押しつける力を発生しない様に押圧機構を制
御すれば、押圧機構の押しつけ力による係合も発生しな
いので引きずりを発生することなく係合が解放される。
【0010】本発明の請求項3では、2つの部材がカム
機構による軸方向の推力で係合された相対回転状態か
ら、相対回転の方向が逆転した時には、カム部材および
ローラケージの一方に設けられた軸方向に突出する突出
部が、他方に設けられた規制部に当接することにより、
カムローラがカム部材へ乗り上げることが阻止されてカ
ム機構による軸方向の推力の発生が防止され、カム部材
を一方の部材に押しつける力を発生しない様に押圧機構
を制御すれば、押圧機構の押しつけ力による係合も発生
しないので引きずりを発生することなく係合が解放され
る。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を用いて本発明の実施例を説
明する。まず、図1は実施例が自動変速機の全体の中の
どの部位のものであるかを説明するためのに自動変速機
の全体を模式的に現したものである。図1において、A
Tは変速機構の全体を示すが、変速機構ATは、基本的
には、3個のプラネタリギヤユニットと、それらのリン
グギヤ、サンギヤ、キャリヤ等の各要素の断接を行う摩
擦係合要素から成る。その詳細は以下の通りである。X
i はインプットシャフトであって、トルクコンバータ
(図示しない)のアウトプットシャフト(図示しない)
と結合されている。PG1 、PG2 、PG3 はそれぞれ
フロントプラネタリギヤユニット、リヤプラネタリギヤ
ユニット、O/Dプラネタリギヤユニットである。
【0012】R1 、R2 、R3 はそれぞれフロントプラ
ネタリリングギヤ、リヤプラネタリリングギヤ、O/D
プラネタリリングギヤである。K1 、K2 、K3 はそれ
ぞれフロントプラネタリキャリヤ、リヤプラネタリキャ
リヤ、O/Dプラネタリキャリヤである。S12は前記フ
ロントプラネタリギヤユニット、リヤプラネタリギヤユ
ニットに共通のフロント&リヤプラネタリサンギヤであ
り、S3 は、O/Dプラネタリサンギヤである。
【0013】C1 は第1クラッチであって、インプット
シャフトXi とフロントプラネタリリングギヤR1 を断
接する。C2 は第2クラッチであって、インプットシャ
フトXi とフロント&リヤプラネタリサンギヤS12を断
接する。C3 は第3クラッチであって、O/Dプラネタ
リキャリヤK3 とO/DプラネタリサンギヤS3 を断接
するが、下記の第4ブレーキB4 を作用させたときには
O/DプラネタリキャリヤK3 とO/Dプラネタリサン
ギヤS3 との係合を解除するワンウェイクラッチ機構を
含んでいる。
【0014】B1 は第1ブレーキであって、フロント&
リヤプラネタリサンギヤS12をロックする。B2 は第2
ブレーキであって、フロント&リヤプラネタリサンギヤ
12の逆回転(左回転)をロックする。B3 は第3ブレ
ーキであって、リヤプラネタリキャリヤK2 の回転をロ
ックする。B4 は第4ブレーキであって、O/Dプラネ
タリサンギヤS3 の回転をロックする。
【0015】F1 は第1ワンウェイクラッチであって、
第2ブレーキB2 が作用している時フロント&リヤプラ
ネタリサンギヤS12の逆回転(左回転)をロックする。
2 は第2ワンウェイクラッチであって、リヤプラネタ
リキャリヤK2 の逆回転(左回転)をロックする。な
お、CG1 はカウンタドライブギヤ、CG2 はカウンタ
ドリブンギヤであってエンジン出力を後段の機構に導く
ためのものであって、変速そのものには関係ない。
【0016】以下に示す各実施例は上記の内の第3クラ
ッチC3 の役を成すものである。そして、上記各摩擦係
合要素を図2に示される様に組み合わせて作動させるこ
とによって各速度段を得ている。したがって、第4速度
段を除く全ての前進速度段でO/Dプラネタリキャリヤ
3 とO/DプラネタリサンギヤS3 を係合し、第3速
度段から第4速度段への変速時には第4ブレーキB4
係合と同時に係合を解除し、第4速度段から第3速度段
への変速時には第4ブレーキB4 の解放と同時に係合す
ることが必要である。また、リバースにおいてはO/D
プラネタリキャリヤK3 の回転は他の前進速度段とは逆
方向であるがこの場合にもO/DプラネタリキャリヤK
3 とO/DプラネタリサンギヤS3 を係合することが必
要である。また、入力がO/DプラネタリサンギヤS3
側となるエンジンブレーキ状態においては、Dレンジの
第1速度段と第2速度段を除き、リバースを含み各速度
段で係合していることが必要である。
【0017】図3は本発明の第1実施例を組み込んだ部
分の自動変速機の断面図である。図3において、1はピ
ストン、2はカムローラ、3はプレッシャプレートであ
る。ピストン1、プレッシャプレート3の内面1a、3
aには円周方向の数カ所においてカム溝が形成されてい
てカムローラ2を挟んで対面している。4はローラケー
ジであってカムローラ2を回転可能にゆるく保持してい
る。100はクラッチケーシングであって、内側の部分
と、外側の部分がA部において溶接によって一体化され
たものであって、ハウジング200に対して回転自在に
係合され、O/DサンギヤS3 と結合されている。
【0018】ピストン1は、B部において、クラッチケ
ーシング100にスプライン結合されていて、クラッチ
ケーシング100の内部に形成される環状のシリンダ部
を図中左右に移動する。ピストン1の背面1bとクラッ
チケーシング100の間の空間Cには油通路101から
作動油圧が供給される。5はO/DキャリヤK3 に対し
てスプライン結合されているC3 クラッチディスク、6
はクラッチケーシング100にスプライン結合されてい
るC3 セパレータプレートであって、ピストン1により
プレッシャプレート3を介して選択的に摩擦係合せしめ
られる。7はスプリングであって、右端位置がクラッチ
ケーシング100に対し固定されていてピストン1を常
時、図中左方に付勢している。
【0019】8はクラッチケーシング100にスプライ
ン結合されているB4 クラッチディスク、9はハウジン
グ200にスプライン結合されているB4 セパレータプ
レートであって、両者はB4 ピストン10により選択的
に摩擦係合せしめられる。
【0020】図4は本発明の第1実施例の構造と作用を
説明する図であって、カム部分の構造と作用を回転軸に
垂直な方向から見た断面図によって現したものである。
図4の(A)において、1、2、3、4、5は、それぞ
れ図3におけるピストン、カムローラ、プレッシャプレ
ート、ローラケージ、C3 クラッチディスクを示してい
る。ピストン1の内面1a側にはカム溝1cが形成され
ている他、本発明の規制部の役を成す凹部1dが形成さ
れている。一方、プレッシャプレート3の内面3a側に
はカム溝3cが形成されている他、本発明の突出部の役
を成す突起3dが形成され、ローラケージ4に形成され
た開口部4aを通り抜けて、ピストン1の凹部1d内に
突出している。
【0021】さて、図4の(A)は図示される様にプレ
ッシャプレート3とC3 クラッチディスク5が離間した
非係合状態を示しており、O/DキャリヤK3 にスプラ
イン結合されているC3 クラッチディスク5は図中右方
に移動しているが、ピストン1およびプレッシャプレー
ト3は静止している。次に、ピストン1の背面1bに油
圧Pを与えるとピストン1とプレッシャプレート3はロ
ーラ2を挟持したまま一体となってC3 クラッチディス
ク5の方向に移動せしめられ、やがて、プレッシャプレ
ート3の背面3bはC3 クラッチディスク5の第1面5
aと係合し、プレッシャプレート3はC3 クラッチディ
スク5に引きずられて図中右方に移動する。
【0022】するとプレッシャプレート3のカム溝3c
がローラ2に乗り上げ、次いで、ローラ2がピストン1
のカム溝1cに乗り上げ、ピストン1に内面1aとプレ
ッシャプレート3の内面3aの距離が拡大せしめられ、
ピストン1の背面1bが図中下方に移動するが、やがて
図示されていないケーシングに当接し、その動きは停止
し、また、C3 クラッチディスク5が図中上方に移動す
る。C3 クラッチディスク5の図中上方には図示されて
いないがピストン1と一緒に回転する第3クラッチC3
のセパレータプレートが配設されているのでC3 クラッ
チディスク5はこのセパレータプレートと係合する。
【0023】C3 クラッチディスク5はO/Dキャリヤ
3 と連結され、ピストン1はO/DサンギヤS3 に連
結されているので、上記の係合によってO/Dサンギヤ
3とO/DキャリヤK3 は結合されて一体で回転する
ことになる。図4の(B)は上記の様に係合した状態の
内の、ピストン1からC3 クラッチディスク5の部分を
示したものである。なお、ローラケージ4の開口部4a
は、充分大きく作られているので図4の(A)の状態か
ら(B)に移行する時にプレッシャプレート3の突起3
dがローラケージ4によって規制を受けることはない。
この、図4の(B)に示したのは、第4速度段を除くす
べての前進速度段における駆動状態、すなわち、エンジ
ンが車輪を回している状態であるが、この状態において
も、ピストン1の背面1bに油圧Pをかけたままにして
おけば、アクセルをゆるめて、非駆動状態、すなわち、
車輪がエンジンを回している状態になって、O/Dサン
ギヤS3 の方が先行する相対回転状態になった時にも、
カム機構による倍力機能は発生しないが係合は保たれる
のでエンジンブレーキが効く。なお、Dレンジの第1、
第2速度段では、それぞれ、第2ワンウェイクラッチF
2 、第1ワンウェイクラッチF1 が空転することにより
エンジンブレーキが効かない。
【0024】一方、第3速度段から第4速度段への変速
の場合には、O/DキャリヤK3 とO/DサンギヤS3
が係合された状態から、O/DキャリヤK3 の回転はそ
のままにしてO/DサンギヤS3 を停止させるために、
O/DキャリヤK3 とO/DサンギヤS3 の係合を解除
することが必要である。このため、第4ブレーキB4
作動させてO/DサンギヤS3 を停止させるが、この
時、O/DキャリヤK3 はO/Dプラネタリリングギヤ
3 に連結されているので、O/DキャリヤK3 は、一
旦、O/DサンギヤS3 よりも回転が遅くなる。したが
って、O/DキャリヤK3 に連結されたC3 クラッチデ
ィスク5は、O/DサンギヤS3 に連結されたピストン
1に対して回転が遅くなり、図4の(B)の状態の相対
回転からとは逆の相対回転状態となる。その結果、ピス
トン1の内面1aとプレッシャプレート3の内面3aの
間の距離は開いたまま、C3 クラッチディスク5と係合
しているプレッシャプレート3はローラ2から離脱し図
中左方に移動し、ピストン1もローラ2から離脱し図中
右方に移動する。その結果、ピストン1の凹部1dの壁
面1eと、プレッシャプレート3の突起3dの壁面3e
が互いに接近する。ここで、ピストン1の凹部1dと、
プレッシャプレート3の突起3dはピストン1のカム面
1aのエッジ1f、プレッシャプレート3のカム面3c
のエッジ3fがそれぞれローラ2に接する前に当接する
様につくられており、図4の(C)の様に、ローラ2が
ピストン1のカム面1aのエッジ1f、プレッシャプレ
ート3のカム面3aのエッジ3fに乗り上げることなく
ピストン1の凹部1dの壁面1eと、プレッシャプレー
ト3の突起3dの壁面3eが互い当接してピストン1と
プレッシャプレート3のそれ以上の移動が規制される。
なお、図中×印を付した所がピストン1とプレッシャプ
レート3が互いに当接して移動を規制する力が作用して
いる作用点である。
【0025】一方、第4ブレーキB4 を作動させると同
時に、ピストン1の背面1bに供給していた油圧を無く
すので、図4の(C)の状態では、プレッシャプレート
3をC3 クラッチディスク5に押しつける力は無くなる
ので、プレッシャプレート3とC3 クラッチディスク5
は離間し、係合は解除され、O/DキャリヤK3 は回転
を続け、O/DサンギヤS3 は停止せしめられ第4速度
段が得られる。なお、第4速度段から第3速度段への変
速は、図4の(A)から(B)の状態への移行であるの
で、第4ブレーキB4 の係合を解放すると同時に、ピス
トン1の背面1bへ油圧を供給すればよい。上記の様
に、第1実施例によれば、ピストン1のカム面1aのエ
ッジ1f、プレッシャプレート3のカム面3aのエッジ
3fにローラ2が乗り上げることが無いので、カム機構
が作用する相対回転から作用しない相対回転に切り換わ
った時に、不要な推力の発生が確実に防止される。な
お、第4速度段における非駆動状態においては、O/D
プラネタリリングギヤR3 が入力となり、停止されたO
/DサンギヤS3 を介して、O/DキャリヤK3 が出力
となるのでエンジンブレーキが効く。
【0026】以下、図5から図12に、第2実施例から
第9実施例を、図4と同様に(A)、(B)、(C)の
各状態にわけて示す。なお、第1実施例から第3実施例
が請求項1に対応し、第4実施例と第5実施例が請求項
2に対応し、第6実施例から第9実施例が請求項3に対
応している。図5に示す第2実施例は第1実施例に対し
て、凹部が3gで示される様にプレッシャプレート3に
設けられ、突起が1gで示される様にピストン1に設け
られている点が異なるがその他は同じである。作用も同
じであるので詳細は省略する。
【0027】図6に示す第3実施例は第1実施例に対し
て、凹部が1hと3hで示される様に、ピストン1とプ
レッシャプレート3の双方に設けられ、突起も1iと3
iで示される様にピストン1とプレッシャプレート3の
双方に設けられている点が異なるがその他は同じであ
る。作用も同じであるので詳細は省略する。この第3実
施例の様にすれば凹部の深さが小さくできるので、第1
実施例、第2実施例に比して凹部を形成する部材の厚み
を薄くすることができる。
【0028】図7に示す第4実施例は、直接ローラ2に
当接して乗り上げを阻止する様にピストン1のカムの非
斜面側とプレッシャプレート3のカムの非斜面側にそれ
ぞれ、突起1jと突起3jが設けられている。これらの
突起1jと3jのそれぞれ高さは図7の(C)に示され
ている様に、ローラ2のローラ中心よりも高くされカム
機構が作用しない方向に相対回転した時にローラ2がピ
ストン1とプレッシャプレート3に乗り上げない充分な
高さとされている。したがって、第4実施例においても
ピストン1とプレッシャプレート3がカム機構が作用す
る相対回転から作用しない相対回転に切り換わった時
に、不要な推力の発生が確実に防止される。
【0029】図8は第5実施例を示すが、図8には、特
にローラ2とピストン1の関係をプレッシャプレート3
の側から見た図(D)と、ローラ2とプレッシャプレー
ト3の関係をピストン1の側から見た図(E)を追加し
てある。図8の(D)、(E)に示されるように、この
第5実施例においてはローラ2はピストン1あるいはプ
レッシャプレート3の係合面の全幅にわたって均一な径
で形成されておらず中央の太径部2aと、両端部側の細
径部2bから形成されている。そして、ピストン1の中
央部分には細幅のカム面1a’が形成されているが両端
部側には凹部1kと突起1mが形成され、プレッシャプ
レート3の中央部分には細幅のカム面3a’が形成され
ているが両端部側には凹部3kと突起3mが形成され、
ローラの太径部2aのみがカム面と接触する。
【0030】図8の(C)に示される様に、これら突起
1m、3mのそれぞれの高さはローラ2のローラ中心よ
りも高くされ、カム機構が作用しない方向に相対回転し
た時は、ローラ2の細径部2bがピストン1に設けられ
た突起1mおよび、プレッシャプレート3に設けられた
突起3mに当接することによって、ピストン1とプレッ
シャプレート3の図中左右方向の動きが阻止され、ロー
ラ2のカムへの乗り上げが防止される。
【0031】図9に示す第6実施例ではピストン1のカ
ム面1aより図中左側には、第1実施例と同様な凹部1
nが右側には第2実施例と同様な、突起1pが設けら
れ、また、プレッシャプレート3のカム面3aより図中
右側には、第1実施例と同様な凹部3nが左側には第2
実施例と同様な、突起3pが設けられているが、カム機
構が作用しない方向に相対回転した時に、ピストン1お
よびプレッシャプレート3の移動を規制するのは、これ
ら突起と凹部が当接することによるものではなくて、ピ
ストン1の突起1pおよびプレッシャプレート3の突起
3pの外側の壁面1qと3qがローラケージ4の外側の
エッジ4aに当接することによる。
【0032】図10に示す第7実施例においては、ピス
トン1とプレッシャプレート3には凹部1rと3rのみ
が設けられており、一方、ローラケージ4の一部が折り
曲げられて爪4bが形成されている。カム機構が作用し
ない方向に相対回転した時には、前記爪4bがピストン
1およびプレッシャプレート3に設けられた凹部1r、
3rの壁面1s、3sに当接することによってピストン
1およびプレッシャプレート3の動きを規制する。した
がって、この第7実施例は第6実施例に比べるとピスト
ン1およびプレッシャプレート3に突起を形成する必要
がないので、その分、材料費および加工費が安くなる。
【0033】図11に示す第8実施例においては、ピス
トン1とプレッシャプレート3にはカムに連続した凹部
1t、3tが形成されており、また、ローラケージ4の
一部がローラ2の左右直ぐ横の部分で折り曲げられてい
て爪4cが形成されている。カム機構が作用しない方向
に相対回転した時には、前記爪4cががピストン1とプ
レッシャプレート3に設けられたカムに連続した凹部1
t、3tの壁面1u、3uに当接することによってピス
トン1およびプレッシャプレート3の動きを規制する。
したがって、この第8実施例は第7実施例に比べるとピ
ストン1およびプレッシャプレート3に形成する凹部1
t、3tがカム1a、3aに連続して形成されるので加
工が容易である、また、第7実施例に比べるとローラ2
の近辺に機構が集中しているので回転方向の長さが短い
ので狭い部分に配置することが可能である。
【0034】図12に示す第9実施例においては、ピス
トン1とプレッシャプレート3にのいずれもローラより
も図中右側に凹部1v、3vが形成されており、カム機
構が作用しない方向に相対回転した時に、この凹部1
v、3vの壁面1w、3wに当接する爪4dがローラケ
ージ4の右側にピストン1とプレッシャプレート3の両
側に向けて形成されている。したがって、この第9実施
例は第8実施例に比べるとローラケージ4の加工が片側
で済むという利点がある。
【0035】
【発明の効果】本発明の各請求項によれば、カム機構が
作用した係合状態を解除する時に、不要な推力が発生す
るのが確実に防止されクラッチの引きずり損失の発生が
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される自動変速機の全体を模式的
に現した図である。
【図2】各速度段を得るための係合表である。
【図3】実施例を組み込んだ自動変速機の断面図であ
る。
【図4】第1実施例の構造と作用を示す図であって、
(A)は非係合状態、(B)はカム機構が作用しカム間
距離が広がって係合している状態、(C)はカム間距離
が広いまま逆方向に相対回転し、その回転が途中で規制
された状態を示す。
【図5】第2実施例の構造と作用を示す図であって、
(A)は非係合状態、(B)はカム機構が作用しカム間
距離が広がって係合している状態、(C)はカム間距離
が広いまま逆方向に相対回転し、その回転が途中で規制
された状態を示す。
【図6】第3実施例の構造と作用を示す図であって、
(A)は非係合状態、(B)はカム機構が作用しカム間
距離が広がって係合している状態、(C)はカム間距離
が広いまま逆方向に相対回転し、その回転が途中で規制
された状態を示す。
【図7】第4実施例の構造と作用を示す図であって、
(A)は非係合状態、(B)はカム機構が作用しカム間
距離が広がって係合している状態、(C)はカム間距離
が広いまま逆方向に相対回転し、その回転が途中で規制
された状態を示す。
【図8】第5実施例の構造と作用を示す図であって、
(A)は非係合状態、(B)はカム機構が作用しカム間
距離が広がって係合している状態、(C)はカム間距離
が広いまま逆方向に相対回転し、その回転が途中で規制
された状態、(D)は非係合状態におけるローラ2とピ
ストン1の関係をプレッシャプレート3の側から見た図
(E)は非係合状態におけるローラ2とプレッシャプレ
ート3の関係をピストン1の側から見た図を示す。
【図9】第6実施例の構造と作用を示す図であって、
(A)は非係合状態、(B)はカム機構が作用しカム間
距離が広がって係合している状態、(C)はカム間距離
が広いまま逆方向に相対回転し、その回転が途中で規制
された状態を示す。
【図10】第7実施例の構造と作用を示す図であって、
(A)は非係合状態、(B)はカム機構が作用しカム間
距離が広がって係合している状態、(C)はカム間距離
が広いまま逆方向に相対回転し、その回転が途中で規制
された状態を示す。
【図11】第8実施例の構造と作用を示す図であって、
(A)は非係合状態、(B)はカム機構が作用しカム間
距離が広がって係合している状態、(C)はカム間距離
が広いまま逆方向に相対回転し、その回転が途中で規制
された状態を示す。
【図12】第9実施例の構造と作用を示す図であって、
(A)は非係合状態、(B)はカム機構が作用しカム間
距離が広がって係合している状態、(C)はカム間距離
が広いまま逆方向に相対回転し、その回転が途中で規制
された状態を示す。
【符号の説明】
1…ピストン 2…カムローラ 3…プレッシャプレート 4…ローラケージ 5…C3 クラッチディスク 6…C3 セパレータプレート 7…スプリング 8…B4 クラッチディスク 9…B4 セパレータプレート 10…B4 ピストン 100…クラッチケーシング 200…ハウジング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の軸線上に離間配置され相対回転す
    る一対の部材と、 前記部材の軸方向の対向する面の間に配設され、軸方向
    に相互に対向するカム面が形成された一対のカム部材お
    よび、前記対向するカム面の間に配置されたカムローラ
    から構成されるカム機構と、 該カム機構を一体的に、相対回転する部材の軸方向の対
    向する面の一方に選択的に押しつける押圧機構とから成
    り、 前記押圧機構が前記カム機構を一体的に、相対回転する
    部材の一方に押しつけ、前記カム機構によって円周方向
    の力の軸方向の推力への変換を誘起せしめ、該推力によ
    って前記相対回転する部材を係合するクラッチ装置にお
    いて、 前記カム部材の相対する面の一方に軸方向に突出する突
    出部を設け、他方に、前記部材間に軸方向の推力を発生
    せしめる相対回転とは逆方向の相対回転が生じた時に、
    前記突出部に干渉し、その移動を規制する規制部を設け
    たことを特徴とするクラッチ装置。
  2. 【請求項2】 共通の軸線上に離間配置され相対回転す
    る一対の部材と、 前記部材の軸方向の対向する面の間に配設され、軸方向
    に相互に対向するカム面が形成された一対のカム部材お
    よび、前記対向するカム面の間に配置されたカムローラ
    から構成されるカム機構と、 該カム機構を一体的に、相対回転する部材の軸方向の対
    向する面の一方に選択的に押しつける押圧機構とから成
    り、 前記押圧機構が前記カム機構を一体的に、相対回転する
    部材の一方に押しつけ、前記カム機構によって円周方向
    の力の軸方向の推力への変換を誘起せしめ、該推力によ
    って前記相対回転する部材を係合するクラッチ装置にお
    いて、 前記カム部材の相対する面に、前記部材間に軸方向の推
    力を発生せしめる相対回転とは逆方向の相対回転が生じ
    た時に、前記カムローラに干渉し、その移動を規制する
    前記カムローラのローラ中心よりも軸方向に突出する突
    出部を設けたことを特徴とするクラッチ装置。
  3. 【請求項3】 共通の軸線上に離間配置され相対回転す
    る一対の部材と、 前記部材の軸方向の対向する面の間に配設され、軸方向
    に相互に対向するカム面が形成された一対のカム部材お
    よび、前記対向するカム面の間に配置されたカムローラ
    から構成されるカム機構と、 該カム機構を一体的に、相対回転する部材の軸方向の対
    向する面の一方に選択的に押しつける押圧機構とから成
    り、 前記押圧機構が前記カム機構を一体的に、相対回転する
    部材の一方に押しつけ、前記カム機構によって円周方向
    の力の軸方向の推力への変換を誘起せしめ、該推力によ
    って前記相対回転する部材を係合するクラッチ装置にお
    いて、 前記カムローラはローラケージに収容されていて、 前記カム部材の相対する面および前記ローラケージの一
    方に軸方向に突出する突出部を設け、他方に、前記部材
    間に軸方向の推力を発生せしめる相対回転とは逆方向の
    相対回転が生じた時に、前記突出部に干渉しその移動を
    規制する規制部を設けたことを特徴とするクラッチ装
    置。
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