JPH0822630A - マルチビーム光ヘッド - Google Patents
マルチビーム光ヘッドInfo
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- JPH0822630A JPH0822630A JP6152486A JP15248694A JPH0822630A JP H0822630 A JPH0822630 A JP H0822630A JP 6152486 A JP6152486 A JP 6152486A JP 15248694 A JP15248694 A JP 15248694A JP H0822630 A JPH0822630 A JP H0822630A
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- Japan
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- beam spot
- recording medium
- rotation
- track
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/135—Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
- G11B7/1362—Mirrors
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/14—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam specially adapted to record on, or to reproduce from, more than one track simultaneously
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Head (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置重量の低減を図り、かつ所定トラック位
置にビームスポットを正確に位置決めする。 【構成】 ビームスプリッタ14と対物レンズ17との
間に、光検出器21の検出出力に応じて、情報記録媒体
15の記録面に対する垂直軸の回りに反射ミラー16a
の反射面が回動可能に構成されたビームスポット列回転
制御手段16を設けたことにより、この反射面である反
射ミラー16aの回転に伴って各ビームスポット列がそ
の中央のビームスポットを中心として回転し、上記した
トラックずれが補正される。したがって、情報記録媒体
15上に照射された複数のビームスポットを所定の情報
記録トラック上へ正確に位置決めすることが可能とな
る。このため、ビームスポット列を回転制御するに当
り、従来必要とされた像回転プリズムを必要としなくな
り、装置重量の低減を図ることができる。
置にビームスポットを正確に位置決めする。 【構成】 ビームスプリッタ14と対物レンズ17との
間に、光検出器21の検出出力に応じて、情報記録媒体
15の記録面に対する垂直軸の回りに反射ミラー16a
の反射面が回動可能に構成されたビームスポット列回転
制御手段16を設けたことにより、この反射面である反
射ミラー16aの回転に伴って各ビームスポット列がそ
の中央のビームスポットを中心として回転し、上記した
トラックずれが補正される。したがって、情報記録媒体
15上に照射された複数のビームスポットを所定の情報
記録トラック上へ正確に位置決めすることが可能とな
る。このため、ビームスポット列を回転制御するに当
り、従来必要とされた像回転プリズムを必要としなくな
り、装置重量の低減を図ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のビーム光を用い
て、情報記録媒体に記録された情報の再生または情報記
録などを行うマルチビーム光ヘッドに関する。
て、情報記録媒体に記録された情報の再生または情報記
録などを行うマルチビーム光ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光磁気ディスク装置に代表さ
れる情報記録再生装置は、その記録容量の大きさから、
光ファイルやパーソナルコンピュータの外部記録装置と
して利用されている。
れる情報記録再生装置は、その記録容量の大きさから、
光ファイルやパーソナルコンピュータの外部記録装置と
して利用されている。
【0003】近年、ハイビジョンを始めとする動画シス
テムにおける記録装置としてのニーズが高まっており、
より高速のデータ転送を可能とする装置が求められてい
る。こうした高速のデータ転送を可能とするため、複数
のビームスポットを情報記録媒体の所定トラック上に照
射し、データの記録や再生を並列に処理する方法が試み
られている。
テムにおける記録装置としてのニーズが高まっており、
より高速のデータ転送を可能とする装置が求められてい
る。こうした高速のデータ転送を可能とするため、複数
のビームスポットを情報記録媒体の所定トラック上に照
射し、データの記録や再生を並列に処理する方法が試み
られている。
【0004】図6は、3つの発光源を有するレーザを用
いた光磁気ディスク装置に使用されている従来のマルチ
ビーム光ヘッドの概略構成図である。図6において、3
つの発光源が一直線に並んだビーム光源1からの3本の
ビーム光のそれぞれを、コリメートレンズ2を用いて平
行光束に変換し、整形プリズム3によって、平行光束と
なったビームの光強度分布を略円形状に変換している。
さらに、ビームスプリッタ4により、この整形プリズム
3を介してビーム光源1から情報記録媒体5に向かうビ
ームと、情報記録媒体5から反射されてきたビームとの
分離を行っている。さらに、このビームスプリッタ4を
介して情報記録媒体5に向かうビームは、像回転プリズ
ム6を通り、反射ミラー7で情報記録媒体5の方向に反
射される。さらに、この反射ミラー7により反射された
平行光束を対物レンズ8により集光させることで、情報
記録媒体5上に3つのビームを照射している。
いた光磁気ディスク装置に使用されている従来のマルチ
ビーム光ヘッドの概略構成図である。図6において、3
つの発光源が一直線に並んだビーム光源1からの3本の
ビーム光のそれぞれを、コリメートレンズ2を用いて平
行光束に変換し、整形プリズム3によって、平行光束と
なったビームの光強度分布を略円形状に変換している。
さらに、ビームスプリッタ4により、この整形プリズム
3を介してビーム光源1から情報記録媒体5に向かうビ
ームと、情報記録媒体5から反射されてきたビームとの
分離を行っている。さらに、このビームスプリッタ4を
介して情報記録媒体5に向かうビームは、像回転プリズ
ム6を通り、反射ミラー7で情報記録媒体5の方向に反
射される。さらに、この反射ミラー7により反射された
平行光束を対物レンズ8により集光させることで、情報
記録媒体5上に3つのビームを照射している。
【0005】このとき、情報記録媒体5上に照射される
3つのビームのビームスポット列の方向は、光軸と平行
な方向を回転軸として、図示されない回転制御手段によ
って、この回転軸の回りに回転駆動される像回転プリズ
ム6によって回動制御されている。
3つのビームのビームスポット列の方向は、光軸と平行
な方向を回転軸として、図示されない回転制御手段によ
って、この回転軸の回りに回転駆動される像回転プリズ
ム6によって回動制御されている。
【0006】また、情報記録媒体5から反射された3つ
のビームは、対物レンズ8によって平行光束に変換され
た後、反射ミラー7で反射され、像回転プリズム6を通
ってビームスプリッタ4に入射する。入射された各ビー
ムは、ビームスプリッタ4によって分離される。その
後、各ビームは、ウォラストンプリズム9によって偏光
方向の異なる3本のビームに分離される。さらに、分離
された3本のビームは、スポットレンズ10さらにシリ
ンドリカルレンズ11を介して光検出器12に導かれ、
光検出器12で光検出される。
のビームは、対物レンズ8によって平行光束に変換され
た後、反射ミラー7で反射され、像回転プリズム6を通
ってビームスプリッタ4に入射する。入射された各ビー
ムは、ビームスプリッタ4によって分離される。その
後、各ビームは、ウォラストンプリズム9によって偏光
方向の異なる3本のビームに分離される。さらに、分離
された3本のビームは、スポットレンズ10さらにシリ
ンドリカルレンズ11を介して光検出器12に導かれ、
光検出器12で光検出される。
【0007】この分離された各ビームを検出する光検出
器12の検出信号を基にして、図示されないブロックに
おいて、非点収差法によってフォーカス誤差信号が生成
され、プッシュプル法によってトラック誤差信号が生成
される。
器12の検出信号を基にして、図示されないブロックに
おいて、非点収差法によってフォーカス誤差信号が生成
され、プッシュプル法によってトラック誤差信号が生成
される。
【0008】このフォーカスについては、生成誤差信号
から対物レンズ8の位置制御を行うことにより、情報記
録媒体5の所定トラック上にビーム焦点を結ぶ。また、
情報記録媒体5の交換などにともなって、図7に示すよ
うに、ビームスポットとトラックとの位置誤差が生じた
場合には、トラック誤差信号に基づいて像回転プリズム
6を回転させることにより、図8に示すように、所定ト
ラック位置にビームスポットを位置決めさせている。
から対物レンズ8の位置制御を行うことにより、情報記
録媒体5の所定トラック上にビーム焦点を結ぶ。また、
情報記録媒体5の交換などにともなって、図7に示すよ
うに、ビームスポットとトラックとの位置誤差が生じた
場合には、トラック誤差信号に基づいて像回転プリズム
6を回転させることにより、図8に示すように、所定ト
ラック位置にビームスポットを位置決めさせている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、情報記録媒体5上の所定トラック位置にビーム
スポットを位置決めさせるために像回転プリズム6を必
要とし、装置重量の増加という問題があった。また、像
回転プリズム6によってコストアップにつながってい
た。
成では、情報記録媒体5上の所定トラック位置にビーム
スポットを位置決めさせるために像回転プリズム6を必
要とし、装置重量の増加という問題があった。また、像
回転プリズム6によってコストアップにつながってい
た。
【0010】ここで、像回転プリズム6を設けている理
由について説明する。1ビームのみで記録再生する際
は、像を回転する必要はないが、マルチビームにて同時
に記録再生する際には、ビーム列の像回転が必要とな
る。
由について説明する。1ビームのみで記録再生する際
は、像を回転する必要はないが、マルチビームにて同時
に記録再生する際には、ビーム列の像回転が必要とな
る。
【0011】像回転プリズム6を設けている理由は、図
9aに示すように像回転プリズム6の底辺abと平行な
軸ABの回りに矢印のように回転させたとき、図9cの
ように例えば3本のビームとすると、回転前に情報記録
媒体5上でα,β,γの3点に集光していたビームスポ
ットは、中央のビームスポットβを回転中心としてビー
ムスポットα’,β’(=β),γ’の3点へと回転す
る。この前提として、各ビームは回転軸ABと平行であ
る必要がある。入射ビームが回転軸ABと平行でない場
合、像回転プリズム6を回転させると、像は回転するが
その回転中心は中央ビームの光軸と一致するとは限ら
ず、図9dのように、情報記録媒体5上でビームスポッ
トα,β,γの3点がビームスポットα”,β”,γ”
の3点のようにずれて回転してしまう。
9aに示すように像回転プリズム6の底辺abと平行な
軸ABの回りに矢印のように回転させたとき、図9cの
ように例えば3本のビームとすると、回転前に情報記録
媒体5上でα,β,γの3点に集光していたビームスポ
ットは、中央のビームスポットβを回転中心としてビー
ムスポットα’,β’(=β),γ’の3点へと回転す
る。この前提として、各ビームは回転軸ABと平行であ
る必要がある。入射ビームが回転軸ABと平行でない場
合、像回転プリズム6を回転させると、像は回転するが
その回転中心は中央ビームの光軸と一致するとは限ら
ず、図9dのように、情報記録媒体5上でビームスポッ
トα,β,γの3点がビームスポットα”,β”,γ”
の3点のようにずれて回転してしまう。
【0012】したがって、像回転プリズム6において
は、その回転軸ABとプリズム自体が平行であり、かつ
入射ビームと回転軸ABとが一致している場合にのみ中
央ビームスポットを回転中心として情報記録媒体5上の
ビームスポット列が回転するという特徴がある。
は、その回転軸ABとプリズム自体が平行であり、かつ
入射ビームと回転軸ABとが一致している場合にのみ中
央ビームスポットを回転中心として情報記録媒体5上の
ビームスポット列が回転するという特徴がある。
【0013】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、反射ミラーを回転制御することによって像回転プリ
ズムを省き、装置重量を軽減することができるマルチビ
ーム光ヘッドを提供することを目的とする。
で、反射ミラーを回転制御することによって像回転プリ
ズムを省き、装置重量を軽減することができるマルチビ
ーム光ヘッドを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチビーム光
ヘッドは、複数の発光源からの複数ビームを反射ミラー
により方向を変えて情報記録媒体上に照射させると共
に、該情報記録媒体からの反射光を該反射ミラーにより
方向を変えて光検出部に導いて光検出するマルチビーム
光ヘッドにおいて、該光検出部からの検出出力を用いて
複数ビームスポットのトラックずれを補正するように、
該情報記録媒体の記録面に対する垂直軸の回りに該反射
ミラーを回動制御するビームスポット列回転制御手段を
有するものであり、そのことにより上記目的が達成され
る。
ヘッドは、複数の発光源からの複数ビームを反射ミラー
により方向を変えて情報記録媒体上に照射させると共
に、該情報記録媒体からの反射光を該反射ミラーにより
方向を変えて光検出部に導いて光検出するマルチビーム
光ヘッドにおいて、該光検出部からの検出出力を用いて
複数ビームスポットのトラックずれを補正するように、
該情報記録媒体の記録面に対する垂直軸の回りに該反射
ミラーを回動制御するビームスポット列回転制御手段を
有するものであり、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0015】また、好ましくは、マルチビーム光ヘッド
におけるビームスポット列回転制御手段は、反射ミラー
が複数ビーム列の中心光軸の回りに回動可能なように、
固定側と可動側の該反射ミラー間を該固定側ほど間隔が
広くなるように取り付けられた2枚の板ばねで支持さ
れ、光検出部からの検出出力に応じて該反射ミラーを回
動させる駆動部が設けられている。
におけるビームスポット列回転制御手段は、反射ミラー
が複数ビーム列の中心光軸の回りに回動可能なように、
固定側と可動側の該反射ミラー間を該固定側ほど間隔が
広くなるように取り付けられた2枚の板ばねで支持さ
れ、光検出部からの検出出力に応じて該反射ミラーを回
動させる駆動部が設けられている。
【0016】
【作用】上記構成により、ビームスポット列回転制御手
段を設けて、光検出部の検出出力に応じて、情報記録媒
体の記録面に対する垂直軸の回りに反射面が回動可能に
制御するので、この反射面の回転に伴って各ビームスポ
ット列がその中央のビームスポットを中心として回転す
ることでトラックずれが補正され、情報記録媒体上に照
射された複数のビームスポットを所定の情報記録トラッ
ク上へ正確に位置決めすることが可能となる。したがっ
て、ビームスポット列を回転制御するに当り、従来必要
とされた像回転プリズムは必要なくなり、装置重量の低
減が図られる。また、これによりコストを抑えたマルチ
ビーム光ヘッドが得られることになる。
段を設けて、光検出部の検出出力に応じて、情報記録媒
体の記録面に対する垂直軸の回りに反射面が回動可能に
制御するので、この反射面の回転に伴って各ビームスポ
ット列がその中央のビームスポットを中心として回転す
ることでトラックずれが補正され、情報記録媒体上に照
射された複数のビームスポットを所定の情報記録トラッ
ク上へ正確に位置決めすることが可能となる。したがっ
て、ビームスポット列を回転制御するに当り、従来必要
とされた像回転プリズムは必要なくなり、装置重量の低
減が図られる。また、これによりコストを抑えたマルチ
ビーム光ヘッドが得られることになる。
【0017】また、反射ミラーの具体的な回動動作につ
いては、光検出部からの検出出力に応じて駆動部が駆動
すると、2枚の板ばねがたわんで複数ビーム列の中心光
軸の回りに反射ミラーを回動させて、複数ビームスポッ
ト列のトラックずれを補正する。
いては、光検出部からの検出出力に応じて駆動部が駆動
すると、2枚の板ばねがたわんで複数ビーム列の中心光
軸の回りに反射ミラーを回動させて、複数ビームスポッ
ト列のトラックずれを補正する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例を示すマルチビー
ム光ヘッドの概略構成図である。図1において、3本の
ビームを発光するビーム光源11は、モノリシックまた
はハイブリッドにより構成された半導体レーザからなる
光源であり、3つの発光源は一直線上に並んでいる。こ
のビーム光源11から出射される3本の各ビームのそれ
ぞれは、情報の書き込み時、再生時、または消去時の動
作に応じて、図示されない制御回路によってその発光強
度が制御される。
ム光ヘッドの概略構成図である。図1において、3本の
ビームを発光するビーム光源11は、モノリシックまた
はハイブリッドにより構成された半導体レーザからなる
光源であり、3つの発光源は一直線上に並んでいる。こ
のビーム光源11から出射される3本の各ビームのそれ
ぞれは、情報の書き込み時、再生時、または消去時の動
作に応じて、図示されない制御回路によってその発光強
度が制御される。
【0020】このビーム光源11からの3本のビームが
導かれるコリメートレンズ12は、3本のビームのそれ
ぞれを平行光束に変換するためのレンズである。また、
整形プリズム13は、コリメートレンズ12により平行
光束となったビームの光強度分布形状が楕円形状である
ため、この楕円形状を略円形状に変換するためのプリズ
ムトなっている。さらに、ビームスプリッタ14は、ビ
ーム光源11から情報記録媒体15に向かうビームと、
情報記録媒体15から反射されたビームとを分離するた
めの光学素子となっている。
導かれるコリメートレンズ12は、3本のビームのそれ
ぞれを平行光束に変換するためのレンズである。また、
整形プリズム13は、コリメートレンズ12により平行
光束となったビームの光強度分布形状が楕円形状である
ため、この楕円形状を略円形状に変換するためのプリズ
ムトなっている。さらに、ビームスプリッタ14は、ビ
ーム光源11から情報記録媒体15に向かうビームと、
情報記録媒体15から反射されたビームとを分離するた
めの光学素子となっている。
【0021】また、ビームスポット列回転制御手段16
は、各ビームを反射ミラー16aで垂直方向に反射させ
るものであり、制御信号としてのトラック誤差信号に応
じてビームスポットのトラックずれを補正するように、
情報記録媒体15の記録面に対する垂直軸の回りに反射
ミラー16aを回動可能に構成されている。また、対物
レンズ17は、反射ミラー16aによって光軸が90度
曲げられた平行光束を集光することによって、情報記録
媒体15の各トラック上に3本のビームをそれぞれ照射
すると同時に、情報記録媒体15の各トラックから反射
されたビームを平行光束に再変換するレンズである。
は、各ビームを反射ミラー16aで垂直方向に反射させ
るものであり、制御信号としてのトラック誤差信号に応
じてビームスポットのトラックずれを補正するように、
情報記録媒体15の記録面に対する垂直軸の回りに反射
ミラー16aを回動可能に構成されている。また、対物
レンズ17は、反射ミラー16aによって光軸が90度
曲げられた平行光束を集光することによって、情報記録
媒体15の各トラック上に3本のビームをそれぞれ照射
すると同時に、情報記録媒体15の各トラックから反射
されたビームを平行光束に再変換するレンズである。
【0022】さらに、情報記録媒体15さらに反射ミラ
ー16aによって反射され、ビームスプリッタ14によ
って分離されてきた3本のビームのそれぞれを、ウォラ
ストンプリズム18は、偏光方向の異なる3本のビーム
に分離するためのプリズムである。また、スポットレン
ズ19は、ウォラストンプリズム18によって分離され
た各ビームが平行光束であることから、この平行光束を
集光させるためのレンズである。さらに、シリンドリカ
ルレンズ20は、単一方向のみのレンズとして働き、非
点収差法にてフォーカス誤差信号を検出のためのレンズ
である。
ー16aによって反射され、ビームスプリッタ14によ
って分離されてきた3本のビームのそれぞれを、ウォラ
ストンプリズム18は、偏光方向の異なる3本のビーム
に分離するためのプリズムである。また、スポットレン
ズ19は、ウォラストンプリズム18によって分離され
た各ビームが平行光束であることから、この平行光束を
集光させるためのレンズである。さらに、シリンドリカ
ルレンズ20は、単一方向のみのレンズとして働き、非
点収差法にてフォーカス誤差信号を検出のためのレンズ
である。
【0023】さらに、光検出器21は、図2に示すよう
に、A〜Fの6つの受光素子を有する6分割素子21
a、G〜Lの6つの受光素子を有する6分割素子21
b、および、M〜Rの6つの受光素子を有する6分割素
子21cによって構成されている。これら3つの各6分
割素子21a,21b,21cは、ビーム光源11から
の3本のビームのそれぞれに対応している。
に、A〜Fの6つの受光素子を有する6分割素子21
a、G〜Lの6つの受光素子を有する6分割素子21
b、および、M〜Rの6つの受光素子を有する6分割素
子21cによって構成されている。これら3つの各6分
割素子21a,21b,21cは、ビーム光源11から
の3本のビームのそれぞれに対応している。
【0024】これら6分割素子21a,21b,21c
においては、例えば、6分割素子21aを例にとると、
上下それぞれに位置する受光素子Aおよび受光素子F
は、データ信号検出のための素子となっている。また、
中央に位置する受光素子B〜Eは、フォーカス制御およ
びトラック制御の各制御に用いるサーボ信号を得るため
の素子である。これら受光素子B〜Eによって得られた
信号から、非点収差法に基づいてフォーカス誤差信号が
生成される。また、プッシュプル法によってトラック誤
差信号が生成される。生成された誤差信号により、フォ
ーカス追従については、対物レンズ17で光軸方向位置
制御を行うことによって情報記録媒体15上の所定トラ
ック上に焦点を結ばさせることができる。また、トラッ
ク追従については、対物レンズ17をラジアル方向に制
御するトラッキング制御に加え、トラック誤差信号を用
いて反射ミラー16aを微小角度だけ回動させ、3本の
ビームのビームスポット列の回転角度を制御することに
より、各ビームスポットを所定トラック上に正確にそれ
ぞれ位置決めしている。
においては、例えば、6分割素子21aを例にとると、
上下それぞれに位置する受光素子Aおよび受光素子F
は、データ信号検出のための素子となっている。また、
中央に位置する受光素子B〜Eは、フォーカス制御およ
びトラック制御の各制御に用いるサーボ信号を得るため
の素子である。これら受光素子B〜Eによって得られた
信号から、非点収差法に基づいてフォーカス誤差信号が
生成される。また、プッシュプル法によってトラック誤
差信号が生成される。生成された誤差信号により、フォ
ーカス追従については、対物レンズ17で光軸方向位置
制御を行うことによって情報記録媒体15上の所定トラ
ック上に焦点を結ばさせることができる。また、トラッ
ク追従については、対物レンズ17をラジアル方向に制
御するトラッキング制御に加え、トラック誤差信号を用
いて反射ミラー16aを微小角度だけ回動させ、3本の
ビームのビームスポット列の回転角度を制御することに
より、各ビームスポットを所定トラック上に正確にそれ
ぞれ位置決めしている。
【0025】ここで、各ビームスポット列の回動制御可
能なビームスポット列回転制御手段16についてさらに
詳しく説明する。
能なビームスポット列回転制御手段16についてさらに
詳しく説明する。
【0026】図3は図1におけるビームスポット列回転
制御手段16の構成を示す斜視図、および反射ミラー1
6aによるビームスポット列の回転を示す図である。図
3において、反射ミラー16aは、ホルダ16bに対し
て固定されている。このホルダ16bは、V型板ばね1
6cの一端に固定されており、V型板ばね16cの他端
は、L字状に構成された固定部16dの垂直壁の内側に
固定されている。ホルダ16bは、V型板ばね16cの
交点位置に形成されるホルダ回転軸22の回りに所定範
囲においてV型板ばね16cにより回動自在に支持され
ている。このホルダ回転軸22は3本のビームのうち、
中央のビームの反射ミラー16aにおける反射位置と略
一致している。
制御手段16の構成を示す斜視図、および反射ミラー1
6aによるビームスポット列の回転を示す図である。図
3において、反射ミラー16aは、ホルダ16bに対し
て固定されている。このホルダ16bは、V型板ばね1
6cの一端に固定されており、V型板ばね16cの他端
は、L字状に構成された固定部16dの垂直壁の内側に
固定されている。ホルダ16bは、V型板ばね16cの
交点位置に形成されるホルダ回転軸22の回りに所定範
囲においてV型板ばね16cにより回動自在に支持され
ている。このホルダ回転軸22は3本のビームのうち、
中央のビームの反射ミラー16aにおける反射位置と略
一致している。
【0027】ホルダ16bの一部には駆動コイル16e
が取り付けられており、この駆動コイル16eは、図示
されない制御ブロックに接続されている。また、駆動コ
イル16eに対向する面には、永久磁石16f、ヨーク
16gが設けられており、ヨーク16gは固定部16b
に固定されている。これら駆動コイル16e、永久磁石
16fおよびヨーク16gによって磁気回路を形成して
おり、駆動コイル16eには制御ブロックから駆動電流
が供給され、その駆動電流量に応じて発生した電磁駆動
力によって、反射ミラー16aはホルダ回転軸22の回
りに回転されるように構成されている。
が取り付けられており、この駆動コイル16eは、図示
されない制御ブロックに接続されている。また、駆動コ
イル16eに対向する面には、永久磁石16f、ヨーク
16gが設けられており、ヨーク16gは固定部16b
に固定されている。これら駆動コイル16e、永久磁石
16fおよびヨーク16gによって磁気回路を形成して
おり、駆動コイル16eには制御ブロックから駆動電流
が供給され、その駆動電流量に応じて発生した電磁駆動
力によって、反射ミラー16aはホルダ回転軸22の回
りに回転されるように構成されている。
【0028】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。
る。
【0029】まず、情報記録媒体15のトラック間隔Δ
lは、図8に示すように、基準間隔Δltypとなるよう
に形成されていて、各ビームスポットが互いに隣接する
トラックに正しく位置する場合のビームスポット列の角
度をΔθ2とする。
lは、図8に示すように、基準間隔Δltypとなるよう
に形成されていて、各ビームスポットが互いに隣接する
トラックに正しく位置する場合のビームスポット列の角
度をΔθ2とする。
【0030】ところが、情報記録媒体15の外周部と内
周部とではトラックの曲率が異なる。また、情報記録媒
体15を交換すると、トラック間隔Δlも異なる場合が
ある。一方、同一情報記録媒体15内においてもトラッ
ク間隔Δlが異なる部分が存在する場合もある。そのた
め、各トラックに照射されるビームスポット列の角度を
一定値に固定した場合では、図7に示すように、ビーム
スポット列の各位置と各トラックの位置とがそれぞれ一
致しないビームスポットのトラックずれが生じる。この
結果、情報の記録、再生特性の劣化を招いてしまう。こ
こで、各ビームスポットとトラックに位置ずれが生じた
場合のビームスポット列の角度をΔθ3とする。
周部とではトラックの曲率が異なる。また、情報記録媒
体15を交換すると、トラック間隔Δlも異なる場合が
ある。一方、同一情報記録媒体15内においてもトラッ
ク間隔Δlが異なる部分が存在する場合もある。そのた
め、各トラックに照射されるビームスポット列の角度を
一定値に固定した場合では、図7に示すように、ビーム
スポット列の各位置と各トラックの位置とがそれぞれ一
致しないビームスポットのトラックずれが生じる。この
結果、情報の記録、再生特性の劣化を招いてしまう。こ
こで、各ビームスポットとトラックに位置ずれが生じた
場合のビームスポット列の角度をΔθ3とする。
【0031】Δθ3となるビームスポット列の角度を反
射ミラー16aを回動制御することでΔθ2とし、ビー
ムスポットとトラックの位置ずれを補正するため必要な
反射ミラー16aの回動角度Δθ1は、Δθ1=Δθ3−
θ2で求められる。
射ミラー16aを回動制御することでΔθ2とし、ビー
ムスポットとトラックの位置ずれを補正するため必要な
反射ミラー16aの回動角度Δθ1は、Δθ1=Δθ3−
θ2で求められる。
【0032】このため、制御ブロックは、光検出器21
からの光検出信号に基づいて生成された回転用トラック
誤差信号から、各ビームスポットを所定トラック上に正
確に位置決めさせるのに必要となる方向に反射ミラー1
6aを回動させるように駆動部としての駆動コイル16
eに駆動電流を供給する。
からの光検出信号に基づいて生成された回転用トラック
誤差信号から、各ビームスポットを所定トラック上に正
確に位置決めさせるのに必要となる方向に反射ミラー1
6aを回動させるように駆動部としての駆動コイル16
eに駆動電流を供給する。
【0033】ここで、ビームスポット列回転制御手段1
6への回転用トラック誤差信号TE(回転)の算出方法
について説明する。
6への回転用トラック誤差信号TE(回転)の算出方法
について説明する。
【0034】例えば、3本のビーム列のうち両側の2本
のビームから生成されるサーボ信号を用いて、光検出器
21a上の受光素子B〜Eより生成されるプッシュプル
信号P1=(B+C)−(D+E)と、光検出器21c
上の受光素子N〜Qより生成されるプッシュプル信号P
2=(N+O)−(P+Q)の差動をとることにより、
トラック誤差信号TE(回転)=P1−P2にて求めるこ
とができる。この回転用トラック誤差信号TE(回転)
の値が零となるように、駆動コイル16eに駆動電流を
供給して反射ミラー16aをホルダ回転軸22を中心と
して回動させる。すると、情報記録媒体15上ではビー
ムスポット列23a〜23cは、中央のビームスポット
23bを中心に角度θ1だけ回転してビームスポット列
23a’〜23c’となる。
のビームから生成されるサーボ信号を用いて、光検出器
21a上の受光素子B〜Eより生成されるプッシュプル
信号P1=(B+C)−(D+E)と、光検出器21c
上の受光素子N〜Qより生成されるプッシュプル信号P
2=(N+O)−(P+Q)の差動をとることにより、
トラック誤差信号TE(回転)=P1−P2にて求めるこ
とができる。この回転用トラック誤差信号TE(回転)
の値が零となるように、駆動コイル16eに駆動電流を
供給して反射ミラー16aをホルダ回転軸22を中心と
して回動させる。すると、情報記録媒体15上ではビー
ムスポット列23a〜23cは、中央のビームスポット
23bを中心に角度θ1だけ回転してビームスポット列
23a’〜23c’となる。
【0035】また、反射ミラー16aの駆動について説
明する。
明する。
【0036】図4は図3のビームスポット列回転制御手
段16の上面図である。図4において、駆動コイル16
eに駆動電流を流すと、図5aに示すように可動部16
h側に力Fが発生する。ホルダ16bは、平行ではない
2本の板ばねがV型に配設されたV型板ばね16cによ
り固定部16dに連結されており、可動部16hに上記
力Fが発生しても、V型板ばね16cにより力Fとは同
一方向にはホルダ16bは移動せず、図5bに示すよう
に、V型板ばね16cがたわむことにより、各ビーム列
の中央の光軸と一致している点(O)を略中心として回
動することになる。このような像回転アクチュエータの
組立精度を考慮して、その回動量は最大で±1度程度と
している。
段16の上面図である。図4において、駆動コイル16
eに駆動電流を流すと、図5aに示すように可動部16
h側に力Fが発生する。ホルダ16bは、平行ではない
2本の板ばねがV型に配設されたV型板ばね16cによ
り固定部16dに連結されており、可動部16hに上記
力Fが発生しても、V型板ばね16cにより力Fとは同
一方向にはホルダ16bは移動せず、図5bに示すよう
に、V型板ばね16cがたわむことにより、各ビーム列
の中央の光軸と一致している点(O)を略中心として回
動することになる。このような像回転アクチュエータの
組立精度を考慮して、その回動量は最大で±1度程度と
している。
【0037】以上により、本発明のマルチビーム光ヘッ
ドによれば、複数の発光源が設けられたビーム光源11
と、このビーム光源11が発光するビームのそれぞれを
平行光束に変換するコリートレンズ12と、情報記録媒
体15へ照射される平行光束と情報記録媒体15からの
反射光とを分離するビームスプリッタ14と、平行光束
を情報記録媒体15上に集光させると共に情報記録媒体
15からの反射光を平行光束に変換する体物レンズ17
とを備え、これらビームスプリッタ14と対物レンズ1
7との間に、光検出器21の検出出力に応じて、情報記
録媒体15の記録面に対する垂直軸の回りに反射面が回
動可能に構成されたビームスポット列回転制御手段16
を設けたことにより、この反射面である反射ミラー16
aの回動に伴って各ビームスポット列がその中央のビー
ムスポットを中心として回転し、上記したトラックずれ
が補正されることで、図8に示すようにビームスポット
列のそれぞれの位置とトラックの位置をそれぞれ一致さ
せることができる。したがって、情報記録媒体15上に
照射された複数のビームスポットを所定の情報記録トラ
ック上へ正確に位置決めすることが可能となる。この位
置制御された状態において、3本のビームを用いての情
報の並列的な処理が正確に行われることになる。このた
め、ビームスポット列を回転制御するに当り、従来必要
とされた像回転プリズムを必要としなくなり、装置重量
の低減を図ることができ、また、コストを抑えたマルチ
ビーム光ヘッドを提供することができる。
ドによれば、複数の発光源が設けられたビーム光源11
と、このビーム光源11が発光するビームのそれぞれを
平行光束に変換するコリートレンズ12と、情報記録媒
体15へ照射される平行光束と情報記録媒体15からの
反射光とを分離するビームスプリッタ14と、平行光束
を情報記録媒体15上に集光させると共に情報記録媒体
15からの反射光を平行光束に変換する体物レンズ17
とを備え、これらビームスプリッタ14と対物レンズ1
7との間に、光検出器21の検出出力に応じて、情報記
録媒体15の記録面に対する垂直軸の回りに反射面が回
動可能に構成されたビームスポット列回転制御手段16
を設けたことにより、この反射面である反射ミラー16
aの回動に伴って各ビームスポット列がその中央のビー
ムスポットを中心として回転し、上記したトラックずれ
が補正されることで、図8に示すようにビームスポット
列のそれぞれの位置とトラックの位置をそれぞれ一致さ
せることができる。したがって、情報記録媒体15上に
照射された複数のビームスポットを所定の情報記録トラ
ック上へ正確に位置決めすることが可能となる。この位
置制御された状態において、3本のビームを用いての情
報の並列的な処理が正確に行われることになる。このた
め、ビームスポット列を回転制御するに当り、従来必要
とされた像回転プリズムを必要としなくなり、装置重量
の低減を図ることができ、また、コストを抑えたマルチ
ビーム光ヘッドを提供することができる。
【0038】なお、本実施例では、反射ミラー16aを
回転させる手段として、図3に示すV型板ばね16cお
よび駆動コイル16eを用いた回転制御手段を例にとっ
たが、この回転制御手段に制限されることなく、反射ミ
ラー16aを光軸の回りに回転制御することが可能であ
ればどのような手段であってもよい。
回転させる手段として、図3に示すV型板ばね16cお
よび駆動コイル16eを用いた回転制御手段を例にとっ
たが、この回転制御手段に制限されることなく、反射ミ
ラー16aを光軸の回りに回転制御することが可能であ
ればどのような手段であってもよい。
【0039】また、本実施例では、反射ミラー16aと
して図3の斜視図に示した三角柱の45度傾いた側面を
反射面とした三角型ミラーを例にとって説明したが、ミ
ラーの角度や形状に制限はなく、例えば、平板型ミラー
であっても、多角柱の側面を反射面とした多角型ミラー
などであってもよく、ビームを反射する反射ミラーとし
て働けばどのようなミラーであってもよい。
して図3の斜視図に示した三角柱の45度傾いた側面を
反射面とした三角型ミラーを例にとって説明したが、ミ
ラーの角度や形状に制限はなく、例えば、平板型ミラー
であっても、多角柱の側面を反射面とした多角型ミラー
などであってもよく、ビームを反射する反射ミラーとし
て働けばどのようなミラーであってもよい。
【0040】さらに、本実施例では、ビーム光源11に
ついては、3本のビームを発生する光源とした場合につ
いて説明したが、その他のビーム本数として、例えば、
5本など3本以上の複数のビームを発生する構成の場合
にも同様に適応することが可能である。
ついては、3本のビームを発生する光源とした場合につ
いて説明したが、その他のビーム本数として、例えば、
5本など3本以上の複数のビームを発生する構成の場合
にも同様に適応することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明のマルチビーム光ヘ
ッドによれば、回動制御可能な反射ミラーを設けること
により、トラックずれが補正され複数のビームスポット
を正確に所定トラック上に位置決めすることができるた
め、ビームスポット列を回転制御するに当り、従来必要
とされた像回転プリズムを必要としないことから、装置
重量の低減を図ることができる。これにより、コストを
抑えたマルチビーム光ヘッドを提供することができる。
ッドによれば、回動制御可能な反射ミラーを設けること
により、トラックずれが補正され複数のビームスポット
を正確に所定トラック上に位置決めすることができるた
め、ビームスポット列を回転制御するに当り、従来必要
とされた像回転プリズムを必要としないことから、装置
重量の低減を図ることができる。これにより、コストを
抑えたマルチビーム光ヘッドを提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示すマルチビーム光ヘッド
の光学系の概略構成図である。
の光学系の概略構成図である。
【図2】図1における光検出器21の受光面の概略構成
図である。
図である。
【図3】図1におけるビームスポット列回転制御手段1
6の構成を示す斜視図、および反射ミラー16aによる
ビームスポット列の回転を示す図である。
6の構成を示す斜視図、および反射ミラー16aによる
ビームスポット列の回転を示す図である。
【図4】図1におけるビームスポット列回転制御手段1
6の構成を示す上面図である。
6の構成を示す上面図である。
【図5】図1における反射ミラー16aの動作の説明図
であり、aは反射ミラー16aに対する駆動力Fの方向
を示す図、bは板ばねのたわみを示す図である。
であり、aは反射ミラー16aに対する駆動力Fの方向
を示す図、bは板ばねのたわみを示す図である。
【図6】従来のマルチビーム光ヘッドの光学系の概略構
成図である。
成図である。
【図7】ビームスポットが互いに隣接するトラックに正
しく位置決めされた様子を示す図である。
しく位置決めされた様子を示す図である。
【図8】ビームスポットにトラックに対する位置ずれが
生じた様子を示す図である。
生じた様子を示す図である。
【図9】a〜dは像回転プリズム6を設けている理由を
説明するための図である。
説明するための図である。
11 ビーム光源 15 情報記録媒体 16 ビームスポット列回転制御手段 16a 反射ミラー 16c V型板ばね 16e 駆動コイル 22 ホルダ回転軸 23a〜23c,23a’〜23c’ ビームスポッ
ト列
ト列
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の発光源からの複数ビームを反射ミ
ラーにより方向を変えて情報記録媒体上に照射させると
共に、該情報記録媒体からの反射光を該反射ミラーによ
り方向を変えて光検出部に導いて光検出するマルチビー
ム光ヘッドにおいて、 該光検出部からの検出出力を用いて複数ビームスポット
のトラックずれを補正するように、該情報記録媒体の記
録面に対する垂直軸の回りに該反射ミラーを回動制御す
るビームスポット列回転制御手段を有するマルチビーム
光ヘッド。 - 【請求項2】 前記ビームスポット列回転制御手段は、
前記反射ミラーが複数ビーム列の中心光軸の回りに回動
可能なように、固定側と可動側の該反射ミラー間を該固
定側ほど間隔が広くなるように取り付けられた2枚の板
ばねで支持され、前記光検出部からの検出出力に応じて
該反射ミラーを回動させる駆動部が設けられた請求項1
記載のマルチビーム光ヘッド。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6152486A JPH0822630A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | マルチビーム光ヘッド |
US08/471,762 US5880765A (en) | 1994-07-04 | 1995-06-06 | Multi-beam optical head |
DE19523567A DE19523567C2 (de) | 1994-07-04 | 1995-06-28 | Optischer Mehrstrahlkopf |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6152486A JPH0822630A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | マルチビーム光ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0822630A true JPH0822630A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15541537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6152486A Withdrawn JPH0822630A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | マルチビーム光ヘッド |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5880765A (ja) |
JP (1) | JPH0822630A (ja) |
DE (1) | DE19523567C2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JPH0825686A (ja) * | 1994-07-11 | 1996-01-30 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP3505282B2 (ja) * | 1995-07-31 | 2004-03-08 | 株式会社東芝 | 光ヘッド装置および情報処理装置 |
DE19702634C2 (de) * | 1997-01-25 | 2003-02-20 | Leuze Electronic Gmbh & Co | Anordnung von Datenlichtschranken |
US6542304B2 (en) * | 1999-05-17 | 2003-04-01 | Toolz, Ltd. | Laser beam device with apertured reflective element |
US6721260B2 (en) * | 2001-09-04 | 2004-04-13 | Hewlett-Packard Development Company L.P. | Electromagnetically controlled drive system and method |
US6838661B2 (en) | 2002-03-08 | 2005-01-04 | Lexmark International, Inc. | Torsion oscillator stabilization including maintaining the amplitude of the oscillator without changing its drive frequency |
US6987595B2 (en) * | 2002-12-23 | 2006-01-17 | Lexmark International, Inc. | Oscillator imaging with control of media speed and modulation frequency |
US6956597B2 (en) * | 2002-12-23 | 2005-10-18 | Lexmark International, Inc. | Scanning with multiple oscillating scanners |
US6870560B2 (en) | 2002-12-23 | 2005-03-22 | Lexmark International, Inc. | Bi-directional galvonometric scanning and imaging |
US7321379B2 (en) * | 2002-12-23 | 2008-01-22 | Lexmark International, Inc. | Galvonometric scanning and imaging with multiple beams reflected from an oscillator |
US6995357B2 (en) * | 2002-12-23 | 2006-02-07 | Lexmark International, Inc. | Device for determining position and movement of scanning laser beam |
US6844951B2 (en) * | 2002-12-23 | 2005-01-18 | Lexmark International, Inc. | Stationary coil oscillator scanning system |
US7064876B2 (en) * | 2003-07-29 | 2006-06-20 | Lexmark International, Inc. | Resonant oscillating scanning device with multiple light sources |
US7304411B2 (en) * | 2003-10-20 | 2007-12-04 | Lexmark International, Inc. | Method and apparatus for reducing Q factor in an oscillating laser scanner |
Family Cites Families (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4419750A (en) * | 1981-07-13 | 1983-12-06 | Eastman Kodak Company | Constant track width optical disk recording |
US4413180A (en) * | 1982-02-26 | 1983-11-01 | Automatix Incorporated | Method and apparatus for image acquisition utilizing a hollow shaft motor and a concave, cylindrical reflector |
DE3339736C1 (de) * | 1983-11-03 | 1985-06-05 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh, 7730 Villingen-Schwenningen | Spurfolgesystem zur Korrektur von Tangentenfehlwinkeln bei optischer Plattenabtastung |
JPS60129935A (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-11 | Canon Inc | 光学的情報処理装置 |
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US4891799A (en) * | 1987-03-13 | 1990-01-02 | Fuji Electrochemical Co., Ltd. | Optical head apparatus for writing and reading data on an optical disk having a lens with an inclined optical axis |
DE3804701A1 (de) * | 1987-03-20 | 1988-09-29 | Hitachi Ltd | Mehrfachlichtfleck-lageregeleinrichtung |
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DE69024508T2 (de) * | 1989-06-13 | 1996-06-13 | Toshiba Kawasaki Kk | Elektromagnetisches Betätigungsgerät und optische Platte |
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JP3271995B2 (ja) * | 1991-07-15 | 2002-04-08 | 東芝テック株式会社 | 光学装置 |
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JPH06160728A (ja) * | 1992-11-17 | 1994-06-07 | Nikon Corp | マイクロレーザ装置 |
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-
1994
- 1994-07-04 JP JP6152486A patent/JPH0822630A/ja not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-06-06 US US08/471,762 patent/US5880765A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-06-28 DE DE19523567A patent/DE19523567C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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DE19523567A1 (de) | 1996-01-11 |
US5880765A (en) | 1999-03-09 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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