JPH0612829A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

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JPH0612829A
JPH0612829A JP19030592A JP19030592A JPH0612829A JP H0612829 A JPH0612829 A JP H0612829A JP 19030592 A JP19030592 A JP 19030592A JP 19030592 A JP19030592 A JP 19030592A JP H0612829 A JPH0612829 A JP H0612829A
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JP19030592A
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Moritoshi Miyamoto
守敏 宮本
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Canon Inc
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光カード等の直線状の複数のトラックを有す
る光記録媒体を、高速で走査でき、また小型化した光学
的情報記録再生装置を実現する。 【構成】 複数の直線状の情報トラックを有する光学的
情報記録媒体1に光ビームを照射して情報の記録及び/
又は再生を行なう光ヘッドを有する光学的情報記録再生
装置において、前記記録媒体1を曲面状に支持する記録
媒体支持手段41と、前記記録媒体支持手段41を、前
記記録媒体1のトラック方向に回転させる手段42と、
前記記録媒体支持手段41を、前記記録媒体1の情報記
録面において、そのトラック方向を横切る方向に平行移
動させる手段42と、前記記録媒体1に光ビームを照射
して情報を走査する手段21〜30とを有することを特
徴とする光学的情報記録再生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的情報記録媒体に
光束を照射することによって、情報を光学的に記録、あ
るいは再生する光学的情報記録再生装置に関し、特に、
光カード等の複数の直線状のトラックを有する記録媒体
を用いる光学的情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光を用いて情報の記録、再生を行
なう情報媒体としてディスク状、カード状、テープ状等
各種のものが知られている。これら光学的情報記録媒体
には記録及び再生の可能なものや再生のみ可能なもの等
がある。記録可能な媒体へ情報を記録するには、記録情
報に従って変調され微小スポット状に絞られた光ビーム
で情報トラックを走査することにより行なわれ、光学的
に検出可能な情報ビット列として情報が記録される。
【0003】又、記録媒体から情報を再生するには、該
媒体に記録が行なわれない程度の一定のパワーの光ビー
ムスポットで情報トラックの情報ビット列を走査し、該
媒体からの反射光又は透過光を検出することにより行な
われる。
【0004】上述した記録媒体への情報の記録、再生に
用いられる光ヘッドは、記録媒体に対しその情報トラッ
ク方向及び該方向を横切る方向に相対的に移動可能とさ
れており、この移動により光ビームスポットの情報トラ
ック走査が行なわれる。
【0005】光ヘッドにおける光ビームスポットの絞り
込み用レンズとしては、例えば対物レンズが用いられ
る。この対物レンズはその光軸方向(フォーカシング方
向)及び該光軸方向と記録媒体の情報トラック方向との
双方に直交する方向(トラッキング方向)に光ヘッド本
体について夫々の方向に独立して移動することができる
ように保持されている。このような対物レンズの保持
は、一般に弾性部材を介して成され、対物レンズの上記
2方向の移動は一般に磁気的相互作用を利用したアクチ
ュエータにより駆動される。
【0006】ところで、上述した光学的情報記録媒体の
うちカード状の光学的情報記録媒体(以下、光カードと
称する)は、小型軽量で持ち運びに便利な比較的大容量
の情報記録媒体として今後大きな需要が見込まれてい
る。
【0007】図4に追記型光カードの模式的平面図、図
5にその部分拡大図を示してある。
【0008】図4において、光カード1の情報記録面に
は多数本の情報トラック2がL−F方向に平行に配列さ
れている。又、光カード1の情報記録面には上記情報ト
ラック2へのアクセスの基準位置となるホームポジショ
ン3が設けられている。情報トラック2は、ホームポジ
ション3に近い方から順に2−1,2−2,2−3,…
と配列され、図5に示すように、これらの各情報トラッ
クに隣接してトラッキングトラックが4−1,4−2,
4−3,…というように順次設けられている。これらの
トラッキングトラック4は、情報記録再生時の光ビーム
スポット走査の際に該ビームスポットが所定の情報トラ
ックから逸脱しないように制御するオートトラッキング
(以下、ATと記す)のためのガイドとして用いられ
る。
【0009】このATサーボは、光ヘッドにおいて上記
光ビームスポットの情報トラックからのずれ(AT誤
差)を検出し、該検出信号を上記トラッキングアクチュ
エータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し対物レンズ
をトラッキング方向(D方向)に移動させて光ビームス
ポットを所望の情報トラッキングへと追従させることに
より行なわれる。
【0010】又、情報記録再生時において、光ビームス
ポットで情報トラックを走査する際、該光ビームを光カ
ード面上にて適当な大きさのスポット状とする(合焦さ
せる)ために、オートフォーカシング(以下、AFと記
す)サーボが行なわれる。このAFサーボは、光ヘッド
において上記光ビームスポットの合焦状態からのずれ
(AF誤差)を検出し、該検出信号を上記フォーカシン
グアクチュエータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し
対物レンズをフォーカシング方向に移動させて光ビーム
スポットを光カード面上に合焦させることにより行なわ
れる。
【0011】なお、図5において、S1,S2,S3は
光ビームスポットを示し、S1とS3の光スポットを使
用してトラッキングを行ない、S2の光スポットを使用
してフォーカシング及び記録時の情報ビットの作成、再
生時の情報ビットの読出しを行なう。又、各情報トラッ
クにおいて、6−1,6−2及び7−1,7−2は夫々
プリフォーマットされた左側アドレス部及び右側アドレ
ス部を示し、このアドレス部を読出すことによりトラッ
クの識別が行なわれる。5(図中、5−1,5−2が相
当する)はデータ部であり、ここに所定の情報が記録さ
れる。
【0012】ここで、光学的情報の記録方法を図6に示
す光ヘッド光学系の概略図を用いて説明する。
【0013】図6において、21は光源たる半導体レー
ザであり、この例では紙面内方向に偏光している830
nmの波長の光を発する。また、22はコリメータレン
ズ、23はビーム整形ピリズム、24は光束分割のため
の回折格子、25は偏光ビームスプリッタである。更
に、26は1/4波長板、27は対物レンズ、29はシ
リンドリカルレンズ、30は光検出器を示す。
【0014】半導体レーザ21から発せられた光ビーム
は、発散光束となってコリメータレンズ22に入射す
る。そして、該レンズにより平行光束ビームとされ、さ
らにビーム整形プリズム23により所定の光強度分布、
つまり円形の強度分布を有したビームに整形される。そ
の後、前記光束は回折格子24に入射し、該回折格子2
4により有効な3つの光ビーム(0次回折光及び±1次
回折光)に分割される。この3つの光束は、偏光ビーム
スプリッタ25にP偏光光束として入射する。偏光ビー
ムスプリッタ25は、図7に示すような分光特性を有
し、入射した光はその特性に従って100%近く透過す
る。
【0015】次いで、前記3つの光束は1/4波長板2
6を透過する際に円偏光に変換され、対物レンズ27に
よって光カード1上に集束される。この集束された光が
図5に示したように、3つの微小ビームスポットS1
(+1次回折光)、S2(0次回折光)、S3(−1次
回折光)である。S2の光束は、記録および再生、AF
制御の信号光として用いられ、S1とS3の光束はAT
制御の信号光として用いられる。光カード1上における
スポット位置は、図5に示したように、光ビームスポッ
トS1,S3は隣接するトラッキングトラック4上に位
置し、光ビームスポットS2は該トラッキングトラック
間の情報トラック2上に位置している。かくして、光カ
ード1上に形成された光ビームスポットからの反射光
は、再び対物レンズ27を通って平行光束とされ、1/
4波長板26を透過することにより入射時とは偏光方向
が90°回転した光ビームに変換される。そして、偏光
ビームスプリッタ25にはS偏光ビームとして入射し、
図7に示した分光特性により100%近く反射し、検出
光学系に導かれる。
【0016】前記検出光学系は、球面レンズ28とシリ
ンドリカルレンズ29が組み合わされて構成されてお
り、この組み合わせにより非点収差法によるAF制御が
行なわれる。また、前記検出光学系により光カード1か
ら反射した3つの光束は集光され、光検出器30に入射
する。光検出器30は、図8に示すように、2つの受光
素子30a,30c及び4つに分割された受光素子30
bから構成されている。受光素子30a,30cは前述
の光スポットS1,S3の反射光を受光し、この受光信
号を用いてトラッキング制御が行なわれる。また、4分
割の受光素子30bは光スポットS2の反射光を受光
し、この受光信号によりフォーカス制御が行なわれ、ま
た記録情報が再生される。
【0017】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例ではカード等の複数の直線状のトラックを有す
る記録媒体を走査するため、光ビームの照射位置に対し
てカード幅の約3倍もの距離を往復させなければなら
ず、この往復移動のため非常に時間がかかるという問題
があり、また、移動に必要なスペースも大きくなり、小
型化が難しいという問題があった。
【0018】(発明の目的)本発明の目的は、光カード
等の直線状の複数のトラックを有する光記録媒体を、よ
り高速で走査できる光学的情報記録再生装置を実現する
ことにある。
【0019】また、本発明の他の目的は、より小型化さ
れた光カードの光学的情報記録再生装置を提供すること
にある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するための手段として、複数の直線状の情報トラ
ックを有する光学的情報記録媒体に光ビームを照射して
情報の記録及び/又は再生を行なう光ヘッドを有する光
学的情報記録再生装置において、前記記録媒体を曲面状
に支持する記録媒体支持手段と、前記記録媒体を、該記
録媒体のトラック方向に回転させる手段と、前記記録媒
体に光ビームを照射して情報を走査する手段と、前記記
録媒体のトラック方向を横切る方向に前記光ビームを移
動させる手段と、を有することを特徴とする光学的情報
記録再生装置を提供するものである。
【0021】また、前記記録媒体支持手段は、前記光ヘ
ッドをその内部に配置した回転ドラムであることを特徴
とし、また、前記記録媒体支持手段は、前記光ヘッドを
その外部に配置した回転ドラムであることを特徴とし、
また、前記記録媒体支持手段は、前記記録媒体を、前記
支持手段の回転中心から同一距離になるように曲げて支
持することを特徴とし、また、前記記録媒体のトラック
方向を横切る方向に前記光ビームを移動させる手段とし
て、前記光ヘッドの移動手段を有することを特徴とす
る。
【0022】また、前記回転の軌道が、円軌道であるこ
とを特徴とし、また、前記回転の軌道が、楕円軌道であ
ることを特徴とする。
【0023】また、複数の直線状の情報トラックを有す
る光学的情報記録媒体に光ビームを照射して情報の記録
及び/又は再生を行なう光ヘッドを有する光学的情報記
録再生装置において、前記光ヘッドから発せられる光ビ
ームを反射させて、対物レンズのパワー中心(主点)を
通過して前記記録媒体を照射するミラーと、前記記録媒
体を曲げて、その曲率中心が前記対物レンズのパワー中
心(主点)に一致するように支持する記録媒体支持手段
と、前記ミラーを、前記光ビームの光軸に対して角度を
変えながら平行移動させ、前記記録媒体のトラックを走
査する手段と、前記記録媒体のトラック方向を横切る方
向に前記光ビームを移動させる手段としての前記記録媒
体の移動手段と、を有することを特徴とする光学的情報
記録再生装置を提供するものである。
【0024】また、前記ミラーの回転及び平行移動は、 回転角β=(α+θ)/2、 平行移動量l=Ltanθ、 (ただし、θは前記記録媒体上のスポット位置のふりわ
け中心からの画角、αはふりわけ中心に照射される光束
の前記ミラーの反射角、βは前記ミラーの法線と入射光
の角度、lはミラーの平行移動量、Lはふりわけ中心に
光束が集光される時の主平面とミラーとの距離であ
る。)に従って制御されることを特徴とする光学的情報
記録再生装置を、前記課題を解決するための手段とする
ものである。
【0025】
【作用】本発明によれば、光カード等の直線状のトラッ
クを複数有する光学的記録媒体を回転ドラム等の記録媒
体支持手段に設置し、そのトラック方向に高速回転さ
せ、光スポットを走査するようにした。
【0026】そのため、従来の往復運動に比べて、高速
で光スポット走査をすることができるようになった。
【0027】また本発明によれば、光カード等の記録媒
体を、対物レンズのパワー中心(主点)に対し、等距離
となる面に固定して光ビームを照射したことにより、入
射光束及び反射光束がカードに対し垂直となり、反射光
束は必ず同じ光路を戻ることができるようになり、対物
レンズの極大化及びセンサー上でのビームの位置ズレを
なくした。
【0028】また、回転及び平行移動ができるミラーを
用い、β=(α+θ)/2,l=Ltanθとなるよう
に動かすことにより、対物レンズのパワー中心(主点)
を必ず通すことができるようにした。
【0029】(ただし、θは、カード上スポット位置の
ふりわけ中心からの画角。
【0030】αは、ふりわけ中心に照射される光束の前
記ミラーの反射角。
【0031】βは、前記ミラーの法線と入射光の角度。
【0032】lは、ミラーの平行移動量。
【0033】Lは、ふりわけ中心に光束が集光される時
の主平面とミラーとの距離。)
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0035】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
示す模式的構成図である。図1において、21〜30は
従来例の図6で説明した光ヘッドと同じであるため、同
一番号を付して説明は省略する。また1も従来例で説明
した複数の直線状のトラックを有する光学的情報記録媒
体としての光カードである。
【0036】41は、光ヘッド21〜30を内部に取り
囲むように配置された記録媒体支持手段としての回転ド
ラム41であり、本発明の特徴となるものである。ま
た、42は回転ドラム41の回転手段としてのモータ4
2である。
【0037】図1に示したように、光カード1はカード
の周辺部を保持する金具等(不図示)の支持手段によ
り、回転ドラム41の内壁に密着して曲面状に支持され
る。
【0038】この光カードは、回転ドラムの回転によ
り、対物レンズ27の下を通過し、対物レンズ27を介
して照射される光ビームにより走査されることになる。
【0039】光カード1の各部分は、対物レンズ27の
下を通過する時は常に同一距離となるように曲面状に支
持されているため、光ビーム照射の焦点調整が困難にな
ることはない。
【0040】また、対物レンズ27から出射された光
は、光カード1に垂直に入射するように調整されてお
り、従来と同様に同じ光路を戻り、センサ30に各信号
が検出されることになる。
【0041】回転手段としてのモータ42は、同時に不
図示の駆動手段により、回転ドラム41全体を、光カー
ド1上においてトラック方向を横切る方向(図1の紙面
の表裏方向)に平行移動させ、これにより次々と複数の
トラックを走査することが可能となる。
【0042】このように、本発明は、従来のような光カ
ードの往復運動における加速→減速→反転(停止)→加
速といったムダな動きをしないため、従来方式よりもは
るかにスピードアップを実現できる。例えば、1秒当り
100回転、ドラムが回転すると、1秒当り100トラ
ック分も記録・再生を行うことができる。
【0043】尚、本発明では回転ドラム41の内側に光
ヘッドを配置したことにより装置の小型化にも同時に配
慮している。
【0044】(実施例2)図2は、本発明の実施例2の
構成を示す模式図である。同図において、21〜30は
実施例と同じ光ヘッドであり、また1は同様に光カード
である。41は光カード1を支持する記録媒体支持手段
としての回転ドラムである。
【0045】図に示すように、本実施例では、回転ドラ
ム41の外側に光ヘッド21〜30が配置されており、
光カード1は、カード周辺部を保持する金具等(不図
示)により、回転ドラム41の外周部に曲げて支持され
ている点が実施例1と異なる点である。
【0046】また42は、回転ドラム41を光カードの
トラック方向に回転させるとともに、対物レンズ27の
光ビームがトラックを横切る方向に平行移動させる手段
も兼ねているモータである。
【0047】(実施例3)図3は本発明の実施例3を示
す模式的構成図である。本実施例では回転ドラム41は
楕円形状であり、その内壁に支持された光カード1は楕
円軌道を描いて回転される。本実施例でも光カード41
はその対物レンズ27の下を通過する時は常に同一距離
を保って通過するため、光ビームの焦点調整が困難とな
ることはない。
【0048】実施例1〜3において、記録媒体の支持手
段として回転ドラムを用いたが、これは特にドラムとい
う形状にこだわることはなく、記録媒体をその回転面に
合わせた曲面状に支持しつつ回転可能な構造であればよ
く、例えば、回転ドラムの一部を切り取ったような形状
の部材を腕木で回転中心に配置した回転及び平行移動手
段に接続してもよい。
【0049】また、実施例1〜3において、記録媒体を
その表面におけるトラック方向を横切る方向へ平行移動
させる手段として、回転ドラムに機械的に接続されたモ
ータを示したが、回転ドラムは回転のみさせ、光ヘッド
21〜30側を平行移動させてもよい。
【0050】(実施例5)次に、本発明の実施例5を、
図9、図10の模式図を参照して具体的に説明する。な
お、上記実施例における光学系は、ミラー43,対物レ
ンズ27,カード1の部分を除いて先述の従来例と同様
なので説明を省略し、本発明の要部について以下に説明
する。
【0051】図9において、1/4波長板26を通過し
た光束は、ミラー43により反射されて対物レンズ27
に入射し、更に曲面状に支持された、複数の直線状のト
ラックを有する光学的情報記録媒体としての光カード1
に光スポットを結んで情報の記録、再生を行なうことに
なる。
【0052】光カード1は、対物レンズ27のパワー中
心(主点)と光カード1の曲率中心が一致されるように
支持手段9により支持されている。従って、対物レンズ
27のパワー中心から出た光は、必ず元の位置に反射さ
れて戻ってくることになる。
【0053】また、ミラー43は回転及び平行移動が可
能なミラーであり、このミラーの回転及び平行移動によ
り、光カード1のトラックを走査することになる。
【0054】また複数のトラックを走査するため、本実
施例では光カードの支持手段9を光カードのトラックと
直行する方向(即ち、図の紙面の表裏方向)に平行移動
するようにした。そのための手段として、駆動手段とし
ての歯車10とモータ42を備えた。
【0055】次に、本発明のミラー43の動かし方につ
いて、図9を参照して説明する。
【0056】以下、対物レンズ27の主平面に垂直に入
射し、主点を透過する光線がカード1上に到達する点を
ふりわけ中心と呼ぶ。
【0057】図9に示すθを、カード上のスポット位置
のふりわけ中心からの画角、αを、カード上のふりわけ
中心に光束が照射された時の前記ミラーの反射角、β
を、各位置での前記ミラーの法線に対する入射角とする
と、本実施例のミラー43は、 反射角β=(α+θ)/2・・・(1) 平行移動量l=Ltanθ・・・(2) という関係で動かすことにより、光カード1上のトラッ
クに光ビームを結んで走査することができることにな
る。
【0058】以上のような状態でセットされた光学系に
おいては、ミラー43に反射された照射光束は、必ず対
物レンズ27のパワー中心(主点)を透過し光カード1
に垂直に入射及び反射し、また同じ光路を戻り、従来と
同様にセンサ30により各信号が検出されることにな
る。
【0059】図10は、本実施例を更に具体的に示す模
式図である。同図において、8はミラー駆動手段の格納
フレームであり、内部にはミラー43を回転させて反射
角を変える回転手段としてのモータ4と、ミラー43を
フレーム8ごと内壁6に沿って平行移動させるための平
行移動手段としてのモータ5が格納されている。また7
は制御手段としてのマイクロコンピュータであり、前述
した(1),(2)式の関係式で各モータ4,5及び4
2を制御する。
【0060】なお、本実施例では、光カード1をそのト
ラックを横切る方向に移動させるようにしたが、光ヘッ
ドとしての21〜30、及びミラー43、対物レンズ2
7の光学系全体を移動させるようにしても同様の効果を
得ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光カード等の直線状の複数の情報トラックを有する光学
的情報記録媒体を往復移動させることなく、高速で回転
移動させて、光ビームによる走査を行なうことができる
ようになったため、従来に比べて情報の記録及び/又は
再生を高速で行なうことができるようになった。
【0062】また、回転ドラム内に光ヘッドを配置する
構成によれば、従来の光カードを往復移動させる方式に
比較して、より小型化することもできる。
【0063】また、光カードを往復移動させる代わりに
ミラーを制御して、その反射光により、トラックを走査
することにより、より高速で走査することができるとと
もに、装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示す模式図。
【図2】本発明の実施例2の構成を示す模式図。
【図3】本発明の実施例3の構成を示す模式図。
【図4】光カードの模式的平面図。
【図5】光カードの部分拡大図。
【図6】従来例の光ヘッド光学系の構成を示す模式図。
【図7】偏光ビームスプリッタの分光特性を示す特性
図。
【図8】光検出器の受光面を説明するための模式図。
【図9】本発明の実施例5の光ヘッド光学系の概略模式
図。
【図10】本発明の実施例5のミラー駆動系の概略模式
図。
【符号の説明】
1 光カード 4,5,42 モータ 6 内壁 7 制御手段 8 ミラー駆動手段格納フレーム 9 記録媒体支持手段 10 歯車(駆動手段) 21 半導体レーザ 22 コリメータレンズ 25 偏光ビームスプリッタ 26 1/4波長板 27 対物レンズ 28 凸レンズ 29 シリンドリカルレンズ(凸形) 30 光検出器 42 回転ドラム(記録媒体支持手段) 43 ミラー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の直線状の情報トラックを有する光
    学的情報記録媒体に光ビームを照射して情報の記録及び
    /又は再生を行なう光ヘッドを有する光学的情報記録再
    生装置において、 前記記録媒体を曲面状に支持する記録媒体支持手段と、 前記記録媒体を、該記録媒体のトラック方向に回転させ
    る手段と、 前記記録媒体に光ビームを照射して情報を走査する手段
    と、 前記記録媒体のトラック方向を横切る方向に前記光ビー
    ムを移動させる手段と、を有することを特徴とする光学
    的情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体支持手段は、前記光ヘッド
    をその内部に配置した回転ドラムであることを特徴とす
    る請求項1に記載の光学的情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体支持手段は、前記光ヘッド
    をその外部に配置した回転ドラムであることを特徴とす
    る請求項1に記載の光学的情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体支持手段は、前記記録媒体
    を、前記支持手段の回転中心から同一距離になるように
    曲げて支持することを特徴とする請求項1に記載の光学
    的情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体のトラック方向を横切る方
    向に前記光ビームを移動させる手段として、前記光ヘッ
    ドを移動させることを特徴とする請求項1に記載の光学
    的情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記回転の軌道が、円軌道であることを
    特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記回転の軌道が、楕円軌道であること
    を特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】 複数の直線状の情報トラックを有する光
    学的情報記録媒体に光ビームを照射して情報の記録及び
    /又は再生を行なう光ヘッドを有する光学的情報記録再
    生装置において、 前記光ヘッドから発せられる光ビームを反射させて、対
    物レンズのパワー中心(主点)を通過して前記記録媒体
    を照射するミラーと、 前記記録媒体を曲げて、その曲率中心が前記対物レンズ
    のパワー中心(主点)に一致するように支持する記録媒
    体支持手段と、 前記ミラーを、前記光ビームの光軸に対して角度を変え
    ながら平行移動させ、前記記録媒体のトラックを走査す
    る手段と、 前記記録媒体のトラック方向を横切る方向に前記光ビー
    ムを移動させる手段と、を有することを特徴とする光学
    的情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記ミラーの回転及び平行移動は、 回転角β=(α+θ)/2、 平行移動量l=Ltanθ、 (ただし、θは前記記録媒体上のスポット位置のふりわ
    け中心からの画角、 αはふりわけ中心に照射される光束の前記ミラーの反射
    角、 βは前記ミラーの法線と入射光の角度、 lはミラーの平行移動量、 Lはふりわけ中心に光束が集光される時の主平面とミラ
    ーとの距離である。)に従って制御されることを特徴と
    する請求項8に記載の光学的情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体のトラック方向を横切る
    方向に前記光ビームを移動させるための手段として、前
    記光ヘッドを移動させることを特徴とする請求項8に記
    載の光学的情報記録再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8210753B2 (en) 2007-05-24 2012-07-03 Jtekt Corporation Cylindrical roller bearing device
US8418670B2 (en) 2006-09-04 2013-04-16 Ntn Corporation Roller bearing, cam shaft support structure, internal combustion engine and incorporation method of roller bearing

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US8418670B2 (en) 2006-09-04 2013-04-16 Ntn Corporation Roller bearing, cam shaft support structure, internal combustion engine and incorporation method of roller bearing
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