JPH076405A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

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Publication number
JPH076405A
JPH076405A JP6068261A JP6826194A JPH076405A JP H076405 A JPH076405 A JP H076405A JP 6068261 A JP6068261 A JP 6068261A JP 6826194 A JP6826194 A JP 6826194A JP H076405 A JPH076405 A JP H076405A
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JP
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optical
light
optical system
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path
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JP6068261A
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English (en)
Inventor
Moritoshi Miyamoto
守敏 宮本
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学系の光軸ずれ防止に要求される精度が緩
やかであり、各部品の加工及び組立てに要求される許容
度が大きく、低コスト化が容易な光学的情報記録再生装
置を提供する。また、ATオフセットの発生のおそれが
少なく、発生してもその大きさが小さく、これに対する
対応が容易な光学的情報記録再生装置を提供する。 【構成】 光ヘッドの光学系を半導体レーザ21等を含
んでなる照射光学系及び光検出器30等を含んでなる検
出光学系を有する固定部と該固定部に対し矢印方向に移
動可能で回折格子24、光反射三角プリズム40及び対
物レンズ27を含む可動部とから構成し、前記照射光学
系からの光束を前記可動部を介して光カード1上にスポ
ット照射し、該光カード1上の光スポットからの光束を
前記可動部を介して前記検出光学系へと投影させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的情報記録媒体に
情報を記録し、該記録媒体に記録された情報を再生し及
び/又は該記録媒体に記録された情報を消去する光学的
情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光を用いて情報の記録、再生を行
なう情報記録媒体としてディスク状、カード状、テープ
状等の各種の形態のものが知られている。これら光学的
情報記録媒体には記録及び再生の可能なものや再生のみ
可能なもの等がある。記録可能な媒体への情報の記録
は、記録情報に従って変調され微小スポット状に絞られ
た光ビームで情報トラックを走査することにより行なわ
れ、光学的に検出可能な情報ビット列として情報が記録
される。
【0003】又、記録媒体からの情報の再生は、該媒体
に記録が行なわれない程度の一定のパワーの光ビームス
ポットで情報トラックの情報ビット列を走査し、該媒体
からの反射光又は透過光を検出することにより行なわれ
る。
【0004】上述した記録媒体への情報の記録、再生に
用いられる光ヘッドは、記録媒体に対しその情報トラッ
ク方向及び該方向を横切る方向に相対的に移動可能とさ
れており、この移動により光ビームスポットの情報トラ
ック走査が行なわれる。光ヘッドにおける光ビームスポ
ットの絞り込み用レンズとしては、例えば対物レンズが
用いられる。この対物レンズはその光軸方向(フォーカ
シング方向)及び該光軸方向と記録媒体の情報トラック
方向との双方に直交する方向(トラッキング方向)に夫
々独立して移動することができるように光ヘッド本体に
保持されている。このような対物レンズの保持は、一般
に弾性部材を介して成され、対物レンズの上記2方向の
移動は一般に磁気的相互作用を利用したアクチュエータ
により駆動される。
【0005】ところで、上述した光学的情報記録媒体の
うちカード状の光学的情報記録媒体(以下、光カードと
称する)は、小型軽量で持ち運びに便利な比較的大容量
の情報記録媒体として今後大きな需要が見込まれてい
る。
【0006】図10に追記型光カードの模式的平面図、
図11にその部分拡大図を示す。
【0007】図10において、光カード1の情報記録面
には多数本の情報トラック2がL−F方向に平行に配列
されている。又、光カード1の情報記録面には上記情報
トラック2へのアクセスの基準位置となるホームポジシ
ョン3が設けられている。情報トラック2は、ホームポ
ジション3に近い方から順に2−1,2−2,2−3,
…と配列され、図11に示すように、これらの各情報ト
ラックに隣接してトラッキングトラック4が4−1,4
−2,4−3,…というように順次設けられている。こ
れらのトラッキングトラック4は、情報記録再生時の光
ビームスポット走査の際に該ビームスポットが所定の情
報トラックから逸脱しないように制御するオートトラッ
キング(以下、ATと記す)のためのガイドとして用い
られる。
【0008】このATサーボは、光ヘッドにおいて上記
光ビームスポットの情報トラックからのずれ(AT誤
差)を検出し、該検出信号を上記トラッキングアクチュ
エータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し対物レンズ
をトラッキング方向(D方向)に移動させて光ビームス
ポットを所望の情報トラックへと追従させることにより
行なわれる。
【0009】又、情報記録再生時において、光ビームス
ポットで情報トラックを走査する際、該光ビームを光カ
ード面上にて適当な大きさのスポット状とする(合焦さ
せる)ために、オートフォーカシング(以下、AFと記
す)サーボが行なわれる。このAFサーボは、光ヘッド
において上記光ビームスポットの合焦状態からのずれ
(AF誤差)を検出し、該検出信号を上記フォーカシン
グアクチュエータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し
対物レンズをフォーカシング方向に移動させて光ビーム
スポットを光カード面上に合焦させることにより行なわ
れる。
【0010】なお、図11において、S1 ,S2 ,S3
は光ビームスポットを示し、S1 とS3 の光スポットを
使用してATを行ない、S2 の光スポットを使用してA
F及び記録時の情報ビットの作成、再生時の情報ビット
の読出しを行なう。又、各情報トラックにおいて、6−
1,6−2及び7−1,7−2は夫々プリフォーマット
された左側アドレス部及び右側アドレス部を示し、この
アドレス部を読出すことにより情報トラックの識別が行
なわれる。5(図中、5−1,5−2が相当する)はデ
ータ部であり、ここに所定の情報が記録される。
【0011】ここで、光学的情報記録方法を図12に示
す光ヘッド光学系の概略図を用いて説明する。
【0012】図12において、21は光源たる半導体レ
ーザであり、この例ではトラックに垂直の方向に偏光し
ている830nmの波長の光を発する。また、22はコ
リメータレンズ、23はビーム整形プリズム、24は光
束分割のための回折格子、25は偏光ビームスプリッタ
である。更に、26は1/4波長板、20はミラー、2
7は対物レンズ、28は球面レンズ、29はシリンドリ
カルレンズ、30は光検出器を示す。光検出器30は、
2つの受光素子30a,30c及び4つに分割された受
光素子30bから構成されている。
【0013】半導体レーザ21から発せられた光ビーム
は、発散光束となってコリメータレンズ22に入射す
る。そして、該レンズにより平行光ビームとされ、さら
にビーム整形プリズム23により所定の光強度分布、つ
まり円形の強度分布を有するビームに整形される。その
後、回折格子24に入射し、該回折格子24により有効
な3つの光ビーム(0次回折光及び±1次回折光)に分
割される。この3つの光束は、偏光ビームスプリッタ2
5にP偏光光束として入射する。偏光ビームスプリッタ
25は、図13に示すような分光特性を有し、入射した
P偏光は100%近く透過する。
【0014】次いで、前記3つの光束は1/4波長板2
6を透過する際に円偏光に変換され、対物レンズ27に
よって光カード1上に集束される。この集束された光が
図12に示したように、3つの微小ビームスポットS1
(+1次回折光)、S2 (0次回折光)、S3 (−1次
回折光)である。S2 は記録、再生、AF制御に用いら
れ、S1 とS3 はAT制御に用いられる。光カード1上
におけるスポット位置は、図11に示したように、光ビ
ームスポットS1 ,S3 は隣接するトラッキングトラッ
ク4上に位置し、光ビームスポットS2 は該トラッキン
グトラック間の情報トラック2上に位置している。かく
して、光カード1上に形成された光ビームスポットから
の反射光は、再び対物レンズ27を通って平行光束とさ
れ、1/4波長板26を透過することにより入射時とは
偏光方向が90°回転した光ビームに変換される。そし
て、偏光ビームスプリッタ25にはS偏光ビームとして
入射し、図13に示した分光特性により100%近く反
射され、検出光学系に導かれる。
【0015】前記検出光学系では、球面レンズ28とシ
リンドリカルレンズ29とが組み合わされており、この
組み合わせにより非点収差法によるAF制御が行なわれ
る。光カード1から反射した3つの光束は前記検出光学
系によりそれぞれ集光され、光検出器30に入射して、
3つの光スポットを形成する。受光素子30a,30c
は前述の光スポットS1 ,S3 の反射光を受光し、これ
ら2つの受光素子の出力の差を用いてAT制御が行なわ
れる。また、4分割の受光素子30bは光スポットS2
の反射光を受光し、その出力を用いてAF制御が行なわ
れ且つ記録情報が再生される。受光素子30a,30
b,30cにおける光スポットの形成の様子を図14に
示す。形成される各光スポットSa ,Sb ,Sc は、受
光素子30a,30b,30cに完全に含まれている。
【0016】以上の様な光ヘッド光学系全体を矢印に示
す様に移動させることにより、光ビームスポットS2
情報トラックの走査を行うことができる。
【0017】ところで、以上の様な光ヘッド光学系を、
図12に示されている様に、固定部と可動部とに分け、
該可動部のみを矢印に示す様に移動させることにより、
光ビームスポットS2 で情報トラックの走査を行うこと
もできる。この様な分離型の光ヘッドでは、可動部の移
動量は、光カード1の縦方向の長さ程度は必要であり、
通常100mm程度である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記分離型光ヘッドの
場合には、可動部の位置によって光路長特に回折格子2
4から可動部、光カード1及び再び可動部を経て光検出
器30へと至る光路長が変化する。この光路長の変化は
可動部の移動量の略2倍であり、このため光学系の光軸
ずれ防止に要求される精度が厳しく、各部品の精度及び
これらの組立て精度が厳しくなり、部品加工及び組立て
に要する時間及び労力が大きく、低コスト化が困難であ
る。
【0019】また、上記光軸ずれが大きくなると、2つ
のAT制御用光束のうちの一方だけに、対物レンズ27
等の光学部品の有効径によるケラレが発生し、ATオフ
セットが生じてしまう。
【0020】例えば、回折格子24の回折角を30′、
回折格子24と対物レンズ27との距離を100mm、
対物レンズ27の有効径をφ5mm、各光束径をφ3m
mとすると、対物レンズ上での3ビームの位置関係は図
8に示す様になり、2つのAT制御用光束(±1次光
束)は対物レンズ有効径から0.2mmまで接近してお
り、光軸の傾きや平行シフトがあると、一方の光束だけ
対物レンズ有効径にケラレてしまい、これがATオフセ
ットの原因となる。即ち、この場合には、光軸平行シフ
ト0.2mmまたは光軸傾き8′を越えるとATオフセ
ットが発生してしまうことになる。図9に、光束ケラレ
の発生した場合の光スポット形成状態を示す。図9の
(a)は球面レンズ28のパワーのみ影響する場合を示
し、図9の(b)は球面レンズ28のパワーとシリンド
リスルレンズ29のパワーとが最大限に影響する場合を
示す。実際には、上記(a),(b)またはその中間の
種々の状態が実現し、最小錯乱円位置に置かれた光検出
器の受光素子上に形成される光スポットSa または光ス
ポットSc にケラレが生じ、ATオフセットが発生す
る。
【0021】そして、上記従来の分離型ヘッドの場合に
は、可動部の位置によって光路長が変化し、これにとも
ないATオフセット量も変化し、しかもその変化量が大
きいので、対応が困難である。
【0022】この様なATオフセットを発生しにくくす
るためには、光学系の各光学部品の有効径を大きくすれ
ばよいのであるが、これでは小型化及び軽量化に不利と
なり、光ヘッド移動速度即ち記録再生速度の向上をも困
難にする。また、ATオフセットを発生しにくくするた
めには、各部品の加工精度及び組立て精度を厳しくすれ
ばよいのであるが、これでは、製造コストが著しく増大
する。
【0023】一方、分離型であるか否かにかかわらず、
上記の如き光ヘッドでは、光照射のための入射光路と光
カード1からの反射光束を光検出器30へと導く反射光
路とが直角をなしているため、光ヘッドに要するスペー
スが大きくなり、装置の小型化の妨げとなっている。
【0024】本発明は、以上の如き従来技術の問題点に
鑑み、光学系の光軸ずれ防止に要求される精度が緩やか
であり、各部品の加工及び組立てに要求される許容度が
大きく、低コスト化が容易な光学的情報記録再生装置を
提供することを目的とするものである。
【0025】また、本発明は、以上の如き従来技術の問
題点に鑑み、ATオフセットの発生のおそれが少なく、
発生してもその大きさが小さく且つ一定であり、これに
対する対応が容易な光学的情報記録再生装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0026】更に、本発明は、以上の如き従来技術の問
題点に鑑み、光ヘッドを小型化することにより光学的情
報記録再生装置を小型化することを目的とするものであ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、照射光学系からの光束を絞っ
て光学的情報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前
記記録媒体上の光スポットからの光束を検出光学系に投
影する光ヘッドを有し、前記照射光学系からの光束の照
射により前記記録媒体に対し情報を記録し及び/または
記録情報を再生する光学的情報記録再生装置において、
前記光ヘッドの光学系を前記照射光学系及び前記検出光
学系を含む固定部と該固定部に対し移動可能で対物レン
ズを含む可動部とから構成し、該可動部中に回折格子を
配してなることを特徴とする光学的情報記録再生装置、
が提供される。
【0028】本発明によれば、上記目的を達成するもの
として、 (A)照射光学系からの光束を絞って光学的情報記録媒
体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒体上の光ス
ポットからの光束を検出光学系に投影する光ヘッドを有
し、前記照射光学系からの光束の照射により前記記録媒
体に対し情報を記録し及び/または記録情報を再生する
光学的情報記録再生装置において、前記光ヘッドの光学
系を前記照射光学系及び前記検出光学系を含む固定部と
該固定部に対し移動可能で対物レンズを含む可動部とか
ら構成し、前記照射光学系からの光束を入射光路を経て
前記可動部を介して前記記録媒体上にスポット照射し、
該記録媒体上の光スポットからの光束を前記可動部を介
し反射光路を経て前記検出光学系へと投影させ、前記入
射光路と前記反射光路とを前記可動部に関し反対側に位
置させてなることを特徴とする光学的情報記録再生装
置、が提供される。
【0029】この発明の一態様においては、前記可動部
の入射光路側に回折格子を配置してなる。
【0030】この発明の他の態様においては、前記可動
部は光反射手段を含み、前記入射光路からの光束を前記
反射手段により反射させて前記対物レンズの光軸に平行
に進行させ該対物レンズに入射させる様にしてなる。
【0031】この発明の更に他の態様においては、前記
可動部は光反射手段を含み、前記入射光路からの光束を
前記反射手段により反射させて前記記録媒体に対し垂直
の方向に進行させ該記録媒体に入射させる様にしてな
る。
【0032】この発明の更に他の態様においては、前記
可動部は三角プリズムからなる光反射手段を含む。
【0033】この発明の更に他の態様においては、前記
可動部は三角プリズムからなる光反射手段を含み、その
頂点が前記対物レンズの光軸上に位置し、前記入射光路
からの光束を前記三角プリズムの第1の反射面で反射さ
せて前記対物レンズへと進行させ、前記記録媒体上の光
スポットから前記対物レンズを経た光束を前記三角プリ
ズムの第2の反射面で反射させて前記反射光路へと進行
させる様にしてなる。
【0034】この発明の更に他の態様においては、前記
入射光路と前記反射光路とが一直線上にある。
【0035】この発明の更に他の態様においては、前記
可動部は光路分岐手段を含み、該光路分岐手段は偏光ビ
ームスプリッタ、1/4波長板及び反射手段を含んでな
る。ここで、前記可動部の入射光路側に回折格子を配置
し、該回折格子ならびに前記光路分岐手段の偏光ビーム
スプリッタ、1/4波長板及び反射手段を接合一体化す
ることができる。
【0036】また、本発明によれば、上記目的を達成す
るものとして、 (B)照射光学系からの光束を絞って光学的情報記録媒
体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒体上の光ス
ポットからの光束を検出光学系に投影する光ヘッドを有
し、前記照射光学系からの光束の照射により前記記録媒
体に対し情報を記録し及び/または記録情報を再生する
光学的情報記録再生装置において、前記照射光学系から
の光束を入射光路を経て光路分岐手段を介して前記記録
媒体上にスポット照射し、該記録媒体上の光スポットか
らの光束を前記光路分岐手段を介し反射光路を経て前記
検出光学系へと投影させ、前記入射光路と前記反射光路
とが並列する様に前記照射光学系と前記検出光学系とを
配置してなることを特徴とする光学的情報記録再生装
置、が提供される。
【0037】この発明の一態様においては、前記入射光
路と前記反射光路とが前記記録媒体に対し平行とされて
いる。
【0038】この発明の他の態様においては、前記入射
光路と前記反射光路とが前記記録媒体に対し垂直とされ
ている。
【0039】この発明の更に他の態様においては、前記
光路分岐手段は偏光ビームスプリッタ、1/4波長板及
び反射手段を含んでなる。ここで、前記光路分岐手段の
入射光路側に回折格子を配置し、該回折格子、前記偏光
ビームスプリッタ、前記1/4波長板及び前記反射手段
を接合一体化することができる。
【0040】更に、本発明によれば、上記目的を達成す
るものとして、 (C)照射光学系からの光束を絞って光学的情報記録媒
体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒体上の光ス
ポットからの光束を検出光学系に投影する光ヘッドを有
し、前記照射光学系からの光束の照射により前記記録媒
体に対し情報を記録し及び/または記録情報を再生する
光学的情報記録再生装置において、前記光ヘッドの光学
系を前記照射光学系及び前記検出光学系を含む固定部と
該固定部に対し移動可能で対物レンズを含む可動部とか
ら構成し、前記照射光学系からの光束を入射光路を経て
前記可動部を介して前記記録媒体上にスポット照射し、
該記録媒体上の光スポットからの光束を前記可動部を介
し反射光路を経て前記検出光学系へと投影させ、前記入
射光路と前記反射光路とを共通部分を含まない様に別々
に設けてなることを特徴とする光学的情報記録再生装
置、が提供される。
【0041】この発明の一態様においては、前記入射光
路と前記反射光路とを前記可動部に関し同一側に位置さ
せてなる。
【0042】この発明の他の態様においては、前記可動
部の入射光路側に回折格子を配置してなる。
【0043】この発明の更に他の態様においては、前記
可動部は光反射手段を含み、前記入射光路からの光束を
前記反射手段により反射させて前記対物レンズの光軸に
平行に進行させ該対物レンズに入射させる様にしてな
る。
【0044】この発明の更に他の態様においては、前記
可動部は光反射手段を含み、前記入射光路からの光束を
前記反射手段により反射させて前記記録媒体に対し垂直
の方向に進行させ該記録媒体に入射させる様にしてな
る。
【0045】この発明の更に他の態様においては、前記
入射光路と前記反射光路とが互いに平行である。
【0046】この発明の更に他の態様においては、前記
入射光路と前記反射光路とが前記記録媒体に対し平行と
されている。
【0047】この発明の更に他の態様においては、前記
可動部は光路分岐手段を含み、該光路分岐手段は偏光ビ
ームスプリッタ、1/4波長板及び反射手段を含んでな
る。ここで、前記可動部の入射光路側に回折格子を配置
し、該回折格子ならびに前記光路分岐手段の偏光ビーム
スプリッタ、1/4波長板及び反射手段を接合一体化す
ることができる。
【0048】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0049】図1は本発明による光学的情報記録再生装
置の光ヘッドの一例を示す概略構成図である。
【0050】図1において、1は光カードである。本図
において、上記図1におけると同様の部材には同一の符
号が付されている。
【0051】図1において、21は光源たる半導体レー
ザであり、この例ではトラックに垂直の方向に偏光して
いる830nmの波長の光を発する。また、22はコリ
メータレンズ、23はビーム整形プリズム、24は光束
分割のための回折格子、25は偏光ビームスプリッタで
ある。更に、26は1/4波長板、20はミラー、27
は対物レンズ、28は球面レンズ、29はシリンドリカ
ルレンズ、30は光検出器を示す。光検出器30は、2
つの受光素子30a,30c及び4つに分割された受光
素子30bから構成されている。
【0052】半導体レーザ21から発せられた光ビーム
は、発散光束となってコリメータレンズ22に入射す
る。そして、該レンズにより平行光ビームとされ、さら
にビーム整形プリズム23により所定の光強度分布、つ
まり円形の強度分布を有するビームに整形される。上記
半導体レーザ21、コリメータレンズ22、ビーム整形
プリズム23及び回折格子24を含んで照射光学系が構
成されている。その後、偏光ビームスプリッタ25にP
偏光光束として入射する。偏光ビームスプリッタ25
は、図13に示すような分光特性を有し、入射したP偏
光は100%近く透過する。次に、この光束は、1/4
波長板26を透過し、その際に円偏光に変換され、更に
回折格子24に入射し、該回折格子24により有効な3
つの光ビーム(0次回折光及び±1次回折光)に分割さ
れる。これら3つの光束は対物レンズ27の焦点距離f
と光カード1上のスポット間隔dとから決定した微小角
θで発散しており、ここでd=f・tanθである。
【0053】次いで、光カード1の面とほぼ平行に進行
する前記3つの光束は、反射手段たるミラー20により
対物レンズ27の光軸方向即ち光カード1の面と垂直の
方向にほぼ沿った方向に反射され、対物レンズ27によ
って光カード1上に集束される。この集束された光が図
1に示したように、3つの微小ビームスポットS1 (+
1次回折光)、S2 (0次回折光)、S3 (−1次回折
光)である。S2 は記録、再生、AF制御に用いられ、
1 とS3 はAT制御に用いられる。光カード1上にお
けるスポット位置は、図11に示したように、光ビーム
スポットS1 ,S3 は隣接するトラッキングトラック4
上に位置し、光ビームスポットS2 は該トラッキングト
ラック間の情報トラック2上に位置している。
【0054】光カード1上に形成された光ビームスポッ
トからの反射光は、再び対物レンズ27を通って平行光
束とされ、ミラー20により反射され、回折格子24を
通過し、更に1/4波長板26を透過することにより入
射時とは偏光方向が90°回転した光ビームに変換され
る。そして、偏光ビームスプリッタ25にはS偏光ビー
ムとして入射し、図13に示した分光特性により100
%近く反射され、検出光学系に導かれる。尚、検出光学
系に導かれる光束は、回折格子を2度通過しているの
で、1度だけ回折した光と2度回折した光とを含んでい
る。しかし、正しくAF制御及びAT制御がなされてい
る状態では、若干のノイズが検出されるだけであり、A
F制御及びAT制御に与える影響は小さい。
【0055】前記検出光学系では、球面レンズ28とシ
リンドリカルレンズ29とが組み合わされており、この
組み合わせにより非点収差法によるAF制御が行なわれ
る。光カード1から反射した3つの光束は前記検出光学
系によりそれぞれ集光され、光検出器30に入射して、
3つの光スポットを形成する。受光素子30a,30c
は前述の光スポットS1 ,S3 の反射光を受光し、これ
ら2つの受光素子の出力の差を用いてAT制御が行なわ
れる。また、4分割の受光素子30bは光スポットS2
の反射光を受光し、その出力を用いてAF制御が行なわ
れ且つ記録情報が再生される。受光素子30a,30
b,30cにおける光スポットの形成の様子は図14に
示されており、形成される各光スポットSa ,Sb ,S
c は、受光素子30a,30b,30cに完全に含まれ
ている。
【0056】以上の様な光ヘッド光学系は、図1に示さ
れている様に、固定部と可動部とに分けられており、該
可動部には回折格子24、ミラー20及び対物レンズ2
7が含まれている。そして、可動部のみを矢印に示す様
に移動させることにより、光ビームスポットS2 で情報
トラックの走査を行うことができる。
【0057】以上の様に、回折格子24を可動部に搭載
することにより、回折格子24と対物レンズ27との距
離を短くでき、且つこの距離を可動部移動にかかわらず
一定に維持することができるので、光軸ずれの発生なら
びにATオフセットの発生及びその変動を一層抑制する
ことができる。このため、各部品の加工及び組立てに要
求される許容度が緩やかになり、ひいては低コスト化が
容易になる。
【0058】また、回折格子24を可動部に搭載するこ
とによる更なる利点は、光束ケラレのおそれが軽減され
るため、回折格子による回折角を大きくすることがで
き、それにより光検出器30上での3ビームの分離が容
易になり、検出光学系の焦点距離が短くても良好な検出
が可能であり、かくして検出光学系部分の小型化ひいて
は光学系固定部の小型化を図ることができる。
【0059】図2は、上記図1の実施例における回折格
子24の一例(a)とそれを用いた場合の光カード上で
のスポットの状態(b)を示す図である。上記回折格子
24としては、光束全体に対し回折作用をなす通常のも
のを用いてもよいが、図2(a)に示されている様に、
光学的にトラック横断方向に対応する方向の寸法がそれ
に直交する方向の寸法より小さい楕円形状に回折格子部
を形成してなる回折格子24を用い、図示される様に該
回折格子部楕円形状の長軸方向長さよりも大きな直径の
光束を入射させることにより、図2(b)に示されてい
る様に、光カード1上において情報トラック2にかかる
O次回折光スポットS2 を円形の小さなスポットとし且
つトラッキングトラック4にかかる±1次回折光スポッ
トS1 ,S3 をトラック横断方向に長い大きな楕円形状
のスポットとすることができる。これによれば、光スポ
ットS2 を小さくすることで記録密度を向上させること
ができ、更に光スポットS1 ,S3 を特にトラック横断
方向に大きくすることによりAT外れを生じにくくする
ことができるという効果が得られる。
【0060】(A)図3は本発明による光学的情報記録
再生装置の光ヘッドの一例を示す概略構成図である。
【0061】図3において、1は光カードである。照射
光学系は、上記図12に関し説明した様な半導体レー
ザ、コリメータレンズ、ビーム整形プリズム及び回折格
子を含むものであり、ここからはビーム整形された3つ
の平行光束が出射される。これら3つの平行光束は、対
物レンズ27の焦点距離fとカード1上のスポット間隔
dとから決定した微小角θで発散しており、ここでd=
f・tanθである。
【0062】前記3つの平行光束は、光カード1の面と
ほぼ平行に入射光路を直進し、反射手段たる三角プリズ
ム40の第1反射面により対物レンズ27の光軸方向即
ち光カード1と垂直の方向に反射される。これらの光束
は、対物レンズ27の左半分を通り、光カード1上で反
射され、再び対物レンズ27の右半分を通り、プリズム
40の第2反射面により反射されて反射光路を光カード
1の面とほぼ平行に直進する。入射光路と反射光路とは
可動部に関し反対側に位置し且つ可動部の移動方向に沿
って一直線上にある。ここで、プリズム40の頂点が対
物レンズ27の光軸上に位置することが望ましく、これ
により光束有効径を最大限利用することができる。そし
て、反射光路を進行した光束は、従来と同様に球面レン
ズ、シリンドリカルレンズ及び光検出器を含む検出光学
系により検出され、従来と同様にして処理される。
【0063】この様に光ヘッド光学系を構成することに
より、可動部の矢印方向移動に際し照射光学系から検出
光学系までの光路長が変化せず一定であり、しかも上記
従来装置の最大光路長のほぼ半分の光路長ですむことか
ら、光軸ズレの発生が少ない。このため、各部品の加工
及び組立てに要求される許容度が緩やかであり、低コス
ト化が容易である。更に、光束ケラレ及びこれに基づく
ATオフセットの発生のおそれが少なく、発生してもそ
の大きさ及び変動が少ないので、補正等の対応が容易で
ある。
【0064】図4は本発明による光学的情報記録再生装
置の光ヘッドの一例を示す概略構成図である。本図にお
いて、上記図3におけると同様の機能を有する部材には
同一の符号が付されている。
【0065】本例では、回折格子24を可動部に搭載し
たものである。これにより、該回折格子24と対物レン
ズ27との距離を短くでき且つ可動部移動にかかわらず
一定にすることができるので、図3の例よりも光軸ずれ
の発生ならびにATオフセットの発生及びその変動を一
層抑制できる。その他の構成及び効果は、図3の例と同
様である。
【0066】図5は本発明による光学的情報記録再生装
置の光ヘッドの一例を示す概略構成図である。本図にお
いて、上記図4におけると同様の機能を有する部材には
同一の符号が付されている。
【0067】本例では、可動部中に偏光ビームスプリッ
タ25、1/4波長板26及び全反射プリズム41を含
んでいる。入射光路を光カード1の面とほぼ平行に進行
してきたレーザ光束は、回折格子24により3つの光束
に分けられ、偏光ビームスプリッタ25に入射する。こ
れらの光束は、偏光ビームスプリッタ25に対しS偏光
であり、上記図13の特性に従って反射される。その
後、従来装置と同様に、1/4波長板26、対物レンズ
27、光カード1、対物レンズ27及び1/4波長板2
6を経由することにより偏光方向が90度回転し、偏光
ビームスプリッタ25にP偏光として再び入射し、上記
図13の特性に従って透過し、全反射プリズム41で反
射され、反射光路を直進し、検出光学系に到達する。反
射光路は光カード1の面とほぼ平行であり、入射光路と
反射光路とは可動部に関し反対側に位置し可動部の移動
方向に沿っている。本例によっても、図4の例と同様の
効果が得られる。
【0068】(B)図6は本発明による光学的情報記録
再生装置の光ヘッドの一例を示す概略構成図である。本
図において、上記図5におけると同様の機能を有する部
材には同一の符号が付されている。
【0069】本例では、入射光路を光カード1の面とほ
ぼ平行に進行してきたレーザ光束は、回折格子24によ
り3つの光束に分けられ、偏光ビームスプリッタ25に
入射する。これらの光束は、偏光ビームスプリッタ25
に対しS偏光であり、上記図13の特性に従って反射さ
れる。その後、従来装置と同様に、1/4波長板26、
対物レンズ27、光カード1、対物レンズ27及び1/
4波長板26を経由することにより偏光方向が90度回
転し、偏光ビームスプリッタ25にP偏光として再び入
射し、上記図13の特性に従って透過し、全反射プリズ
ム41で反射され、反射光路を直進し、検出光学系に到
達する。反射光路は光カード1の面とほぼ平行であり、
且つ入射光路と反射光路とは可動部に関し同一側に位置
し互いに平行であり、並列している。そして、反射光路
を進行した光束は、従来と同様に球面レンズ、シリンド
リカルレンズ及び光検出器を含む検出光学系により検出
され、従来と同様にして処理される。
【0070】この様に光ヘッド光学系を構成することに
より、照射光学系と検出光学系とを近くに配置すること
ができ、光ヘッドを小型化でき、ひいては装置全体を小
型化できる。
【0071】図7は本発明による光学的情報記録再生装
置の光ヘッドの一例を示す概略構成図であり、その
(a)は平面図であり(b)は側面図である。本図にお
いて、上記図6におけると同様の機能を有する部材には
同一の符号が付されている。
【0072】本例では、2つの全反射プリズム42,4
3を用いて、入射光路と反射光路とを同一の高さで並列
させている。本例によっても、図6の例と同様の効果が
得られる。
【0073】図15は本発明による光学的情報記録再生
装置の光ヘッドの一例を示す概略構成図である。本図に
おいて、上記図6におけると同様の機能を有する部材に
は同一の符号が付されている。
【0074】本例では、反射プリズム44を用いて、入
射光路と反射光路とをそれぞれが上下方向となる様にし
て並列させている。本例によっても、図6の例と同様の
効果が得られる。
【0075】(C)図16は本発明による光学的情報記
録再生装置の光ヘッドの一例を示す概略構成図である。
本図において、上記図5におけると同様の機能を有する
部材には同一の符号が付されている。
【0076】本例では、可動部中に偏光ビームスプリッ
タ25、1/4波長板26及び全反射プリズム41を含
んでいる。入射光路を光カード1の面とほぼ平行に進行
してきたレーザ光束は、回折格子24により3つの光束
に分けられ、偏光ビームスプリッタ25に入射する。こ
れらの光束は、偏光ビームスプリッタ25に対しS偏光
であり、上記図13の特性に従って反射される。その
後、従来装置と同様に、1/4波長板26、対物レンズ
27、光カード1、対物レンズ27及び1/4波長板2
6を経由することにより偏光方向が90度回転し、偏光
ビームスプリッタ25にP偏光として再び入射し、上記
図13の特性に従って透過し、全反射プリズム41で反
射され、反射光路を直進し、検出光学系に到達する。反
射光路は光カード1の面とほぼ平行であり、入射光路と
反射光路とは可動部に関し同一側に位置し可動部の移動
方向に沿っている。そして、反射光路を進行した光束
は、従来と同様に球面レンズ、シリンドリカルレンズ及
び光検出器を含む検出光学系により検出され、従来と同
様にして処理される。
【0077】この様に光ヘッド光学系を構成することに
より、回折格子24と対物レンズ27との距離を短くで
き且つ可動部移動にかかわらず一定にすることができる
ので、光束ケラレのおそれは殆どなくなり、ATオフセ
ットの発生及びその変動を抑制することができる。
【0078】また、この様に光ヘッド光学系を構成する
ことにより、照射光学系と検出光学系とを近くに配置す
ることができ、光ヘッドを小型化でき、ひいては装置全
体を小型化できる。
【0079】尚、上記図5〜7、15及び16の各例に
おいて、可動部内の対物レンズ27以外の光学部品を接
着して一体化することもできる。
【0080】更に、上記実施例のうち回折格子を含むも
のについては、上記図2に示されている様な回折格子を
用いることにより、図2に関し説明した様な作用効果を
得ることができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回折格子を可動部に搭載することにより、回折格子と対
物レンズとの距離を短くでき、且つこの距離を可動部移
動にかかわらず一定に維持することができるので、光軸
ずれの発生ならびにATオフセットの発生及びその変動
を抑制することができる。このため、各部品の加工及び
組立てに要求される許容度が緩やかになり、ひいては低
コスト化が容易になる。また、回折格子を可動部に搭載
することにより、光束ケラレのおそれが軽減されるた
め、回折格子による回折角を大きくすることができ、そ
れにより検出光学系での3ビームの分離が容易になり、
検出光学系の焦点距離が短くても良好な検出が可能であ
り、かくして検出光学系部分の小型化ひいては光学系固
定部の小型化を図ることができる。
【0082】また、以上説明したように、本発明によれ
ば、光学系の光軸ずれ防止に要求される精度が緩やかで
あり、各部品の加工及び組立てに要求される許容度が大
きく、低コスト化が容易な光学的情報記録再生装置が提
供される。
【0083】また、本発明によれば、光束ケラレの発生
及びこれに基づくATオフセットの発生のおそれが少な
く、発生してもその大きさが小さく且つ一定であり、こ
れに対する対応が容易な光学的情報記録再生装置が提供
される。
【0084】更に、本発明によれば、光ヘッドを小型化
することにより光学的情報記録再生装置を小型化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドの一例を示す概略構成図である。
【図2】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドに用いられる回折格子の一例とそれを用いた場合の光
カード上でのスポットの状態を示す図である。
【図3】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドの一例を示す概略構成図である。
【図4】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドの一例を示す概略構成図である。
【図5】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドの一例を示す概略構成図である。
【図6】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドの一例を示す概略構成図である。
【図7】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドの一例を示す概略構成図である。
【図8】光学的情報記録再生装置の光ヘッドにおける対
物レンズ上での3ビームの位置関係を示す図である。
【図9】光束ケラレが発生した場合の光スポット形成状
態を示す図である。
【図10】光カードの模式的平面図である。
【図11】光カードの部分拡大図である。
【図12】分離型光ヘッド光学系の図である。
【図13】偏光ビームスプリッタの分光特性図である。
【図14】光学的情報記録再生装置の光ヘッドにおける
光検出器の形状及び配置と光スポットとの関係を示す図
である。
【図15】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘ
ッドの一例を示す概略構成図である。
【図16】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘ
ッドの一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 光カード 20 ミラー 21 半導体レーザ 22 コリメータレンズ 23 ビーム整形プリズム 24 回折格子 25 偏光ビームスプリッタ 26 1/4波長板 27 対物レンズ 28 球面レンズ 29 シリンドリカルレンズ 30 光検出器 30a,30b,30c 受光素子 40 三角プリズム 41,42,43 全反射プリズム 44 反射プリズム S1 ,S2 ,S3 光スポット Sa ,Sb ,Sc 光スポット

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射光学系からの光束を絞って光学的情
    報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒体
    上の光スポットからの光束を検出光学系に投影する光ヘ
    ッドを有し、前記照射光学系からの光束の照射により前
    記記録媒体に対し情報を記録し及び/または記録情報を
    再生する光学的情報記録再生装置において、前記光ヘッ
    ドの光学系を前記照射光学系及び前記検出光学系を含む
    固定部と該固定部に対し移動可能で対物レンズを含む可
    動部とから構成し、該可動部中に回折格子を配してなる
    ことを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 照射光学系からの光束を絞って光学的情
    報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒体
    上の光スポットからの光束を検出光学系に投影する光ヘ
    ッドを有し、前記照射光学系からの光束の照射により前
    記記録媒体に対し情報を記録し及び/または記録情報を
    再生する光学的情報記録再生装置において、前記光ヘッ
    ドの光学系を前記照射光学系及び前記検出光学系を含む
    固定部と該固定部に対し移動可能で対物レンズを含む可
    動部とから構成し、前記照射光学系からの光束を入射光
    路を経て前記可動部を介して前記記録媒体上にスポット
    照射し、該記録媒体上の光スポットからの光束を前記可
    動部を介し反射光路を経て前記検出光学系へと投影さ
    せ、前記入射光路と前記反射光路とを前記可動部に関し
    反対側に位置させてなることを特徴とする光学的情報記
    録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記可動部の入射光路側に回折格子を配
    置してなることを特徴とする、請求項2に記載の光学的
    情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記可動部は光反射手段を含み、前記入
    射光路からの光束を前記反射手段により反射させて前記
    対物レンズの光軸に平行に進行させ該対物レンズに入射
    させる様にしてなることを特徴とする、請求項2に記載
    の光学的情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記可動部は光反射手段を含み、前記入
    射光路からの光束を前記反射手段により反射させて前記
    記録媒体に対し垂直の方向に進行させ該記録媒体に入射
    させる様にしてなることを特徴とする、請求項2に記載
    の光学的情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記可動部は三角プリズムからなる光反
    射手段を含むことを特徴とする、請求項2に記載の光学
    的情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記可動部は三角プリズムからなる光反
    射手段を含み、その頂点が前記対物レンズの光軸上に位
    置し、前記入射光路からの光束を前記三角プリズムの第
    1の反射面で反射させて前記対物レンズへと進行させ、
    前記記録媒体上の光スポットから前記対物レンズを経た
    光束を前記三角プリズムの第2の反射面で反射させて前
    記反射光路へと進行させる様にしてなることを特徴とす
    る、請求項2に記載の光学的情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記入射光路と前記反射光路とが一直線
    上にあることを特徴とする、請求項2に記載の光学的情
    報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記可動部は光路分岐手段を含み、該光
    路分岐手段は偏光ビームスプリッタ、1/4波長板及び
    反射手段を含んでなることを特徴とする、請求項2に記
    載の光学的情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記可動部の入射光路側に回折格子を
    配置し、該回折格子ならびに前記光路分岐手段の偏光ビ
    ームスプリッタ、1/4波長板及び反射手段を接合一体
    化してなることを特徴とする、請求項9に記載の光学的
    情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】 照射光学系からの光束を絞って光学的
    情報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒
    体上の光スポットからの光束を検出光学系に投影する光
    ヘッドを有し、前記照射光学系からの光束の照射により
    前記記録媒体に対し情報を記録し及び/または記録情報
    を再生する光学的情報記録再生装置において、前記照射
    光学系からの光束を入射光路を経て光路分岐手段を介し
    て前記記録媒体上にスポット照射し、該記録媒体上の光
    スポットからの光束を前記光路分岐手段を介し反射光路
    を経て前記検出光学系へと投影させ、前記入射光路と前
    記反射光路とが並列する様に前記照射光学系と前記検出
    光学系とを配置してなることを特徴とする光学的情報記
    録再生装置。
  12. 【請求項12】 前記入射光路と前記反射光路とが前記
    記録媒体に対し平行とされていることを特徴とする、請
    求項11に記載の光学的情報記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記入射光路と前記反射光路とが前記
    記録媒体に対し垂直とされていることを特徴とする、請
    求項11に記載の光学的情報記録再生装置。
  14. 【請求項14】 前記光路分岐手段は偏光ビームスプリ
    ッタ、1/4波長板及び反射手段を含んでなることを特
    徴とする、請求項11に記載の光学的情報記録再生装
    置。
  15. 【請求項15】 前記光路分岐手段の入射光路側に回折
    格子を配置し、該回折格子、前記偏光ビームスプリッ
    タ、前記1/4波長板及び前記反射手段を接合一体化し
    てなることを特徴とする、請求項14に記載の光学的情
    報記録再生装置。
  16. 【請求項16】 照射光学系からの光束を絞って光学的
    情報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒
    体上の光スポットからの光束を検出光学系に投影する光
    ヘッドを有し、前記照射光学系からの光束の照射により
    前記記録媒体に対し情報を記録し及び/または記録情報
    を再生する光学的情報記録再生装置において、前記光ヘ
    ッドの光学系を前記照射光学系及び前記検出光学系を含
    む固定部と該固定部に対し移動可能で対物レンズを含む
    可動部とから構成し、前記照射光学系からの光束を入射
    光路を経て前記可動部を介して前記記録媒体上にスポッ
    ト照射し、該記録媒体上の光スポットからの光束を前記
    可動部を介し反射光路を経て前記検出光学系へと投影さ
    せ、前記入射光路と前記反射光路とを共通部分を含まな
    い様に別々に設けてなることを特徴とする光学的情報記
    録再生装置。
  17. 【請求項17】 前記入射光路と前記反射光路とを前記
    可動部に関し同一側に位置させてなることを特徴とす
    る、請求項16に記載の光学的情報記録再生装置。
  18. 【請求項18】 前記可動部の入射光路側に回折格子を
    配置してなることを特徴とする、請求項16に記載の光
    学的情報記録再生装置。
  19. 【請求項19】 前記可動部は光反射手段を含み、前記
    入射光路からの光束を前記反射手段により反射させて前
    記対物レンズの光軸に平行に進行させ該対物レンズに入
    射させる様にしてなることを特徴とする、請求項16に
    記載の光学的情報記録再生装置。
  20. 【請求項20】 前記可動部は光反射手段を含み、前記
    入射光路からの光束を前記反射手段により反射させて前
    記記録媒体に対し垂直の方向に進行させ該記録媒体に入
    射させる様にしてなることを特徴とする、請求項16に
    記載の光学的情報記録再生装置。
  21. 【請求項21】 前記入射光路と前記反射光路とが互い
    に平行であることを特徴とする、請求項16に記載の光
    学的情報記録再生装置。
  22. 【請求項22】 前記入射光路と前記反射光路とが前記
    記録媒体に対し平行とされていることを特徴とする、請
    求項16に記載の光学的情報記録再生装置。
  23. 【請求項23】 前記可動部は光路分岐手段を含み、該
    光路分岐手段は偏光ビームスプリッタ、1/4波長板及
    び反射手段を含んでなることを特徴とする、請求項16
    に記載の光学的情報記録再生装置。
  24. 【請求項24】 前記可動部の入射光路側に回折格子を
    配置し、該回折格子ならびに前記光路分岐手段の偏光ビ
    ームスプリッタ、1/4波長板及び反射手段を接合一体
    化してなることを特徴とする、請求項23に記載の光学
    的情報記録再生装置。
JP6068261A 1993-04-23 1994-04-06 光学的情報記録再生装置 Pending JPH076405A (ja)

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DE69423671T DE69423671T2 (de) 1993-04-23 1994-04-21 Optisches Informationsaufzeichnungs- und/oder Wiedergabegerät
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08315531A (ja) * 1995-05-15 1996-11-29 Hitachi Ltd ディスク状記録媒体上のヘッドの位置決め方法とサーボ情報書き込み方法、磁気ディスク装置と磁気ディスク装置用サーボ情報書き込み装置、変位検出用ミラー
JP2011527484A (ja) * 2008-07-09 2011-10-27 チャイナ フアル パナソニック エーヴィーシー ネットワークス カンパニー リミテッド 光学式ビデオディスクプレーヤのトラッキングサーボ方法および専用装置

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