JPH08306051A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents
光学的情報記録再生装置Info
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- JPH08306051A JPH08306051A JP7107480A JP10748095A JPH08306051A JP H08306051 A JPH08306051 A JP H08306051A JP 7107480 A JP7107480 A JP 7107480A JP 10748095 A JP10748095 A JP 10748095A JP H08306051 A JPH08306051 A JP H08306051A
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- light
- optical system
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Optical Head (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ヘッド光学系可動部を大きくすることなく
且つ照射光学系から可動部への光束入射光路と可動部か
ら検出光学系への光束反射光路との平行度の精度を良好
に維持できる光学的情報記録再生装置を提供する。 【構成】 光ヘッド光学系を照射光学系及び検出光学系
を含む固定部と固定部に対し移動可能な可動部とから構
成する。照射光学系から入射光路を経て可動部を介して
光カード１上にスポット照射し、その光スポットからの
光束を可動部を介し反射光路を経て検出光学系へと投影
させる。可動部は照射光学系からの光束を光カード１の
方へと反射させる偏光ビームスプリッタ面４５と、光カ
ード１上の光スポットから偏光ビームスプリッタ面４５
を透過した光束を検出光学系の方へと反射させる全反射
面４６とを有している。偏光ビームスプリッタ面４５及
び全反射面４６は平行四辺形プリズム５０の対向する２
辺に形成されている。
且つ照射光学系から可動部への光束入射光路と可動部か
ら検出光学系への光束反射光路との平行度の精度を良好
に維持できる光学的情報記録再生装置を提供する。 【構成】 光ヘッド光学系を照射光学系及び検出光学系
を含む固定部と固定部に対し移動可能な可動部とから構
成する。照射光学系から入射光路を経て可動部を介して
光カード１上にスポット照射し、その光スポットからの
光束を可動部を介し反射光路を経て検出光学系へと投影
させる。可動部は照射光学系からの光束を光カード１の
方へと反射させる偏光ビームスプリッタ面４５と、光カ
ード１上の光スポットから偏光ビームスプリッタ面４５
を透過した光束を検出光学系の方へと反射させる全反射
面４６とを有している。偏光ビームスプリッタ面４５及
び全反射面４６は平行四辺形プリズム５０の対向する２
辺に形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的情報記録媒体に
情報を記録し、該記録媒体に記録された情報を再生し及
び／又は該記録媒体に記録された情報を消去する光学的
情報記録再生装置に関し、特に光ヘッドの構成要素が可
動部と固定部とに分かれている光学的情報記録再生装置
に関する。
情報を記録し、該記録媒体に記録された情報を再生し及
び／又は該記録媒体に記録された情報を消去する光学的
情報記録再生装置に関し、特に光ヘッドの構成要素が可
動部と固定部とに分かれている光学的情報記録再生装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明の背景】従来、光を用いて情報の
記録、再生を行なう情報記録媒体としてディスク状、カ
ード状、テープ状等の各種の形態のものが知られてい
る。これら光学的情報記録媒体には記録及び再生の可能
なものや再生のみ可能なもの等がある。記録可能な媒体
への情報の記録は、記録情報に従って変調され微小スポ
ット状に絞られた光ビームで情報トラックを走査するこ
とにより行なわれ、光学的に検出可能な情報ビット列と
して情報が記録される。
記録、再生を行なう情報記録媒体としてディスク状、カ
ード状、テープ状等の各種の形態のものが知られてい
る。これら光学的情報記録媒体には記録及び再生の可能
なものや再生のみ可能なもの等がある。記録可能な媒体
への情報の記録は、記録情報に従って変調され微小スポ
ット状に絞られた光ビームで情報トラックを走査するこ
とにより行なわれ、光学的に検出可能な情報ビット列と
して情報が記録される。
【０００３】又、記録媒体からの情報の再生は、該媒体
に記録が行なわれない程度の一定のパワーの光ビームス
ポットで情報トラックの情報ビット列を走査し、該媒体
からの反射光又は透過光を検出することにより行なわれ
る。
に記録が行なわれない程度の一定のパワーの光ビームス
ポットで情報トラックの情報ビット列を走査し、該媒体
からの反射光又は透過光を検出することにより行なわれ
る。
【０００４】上述した記録媒体への情報の記録、再生に
用いられる光ヘッドは、記録媒体に対しその情報トラッ
ク方向及び該方向を横切る方向に相対的に移動可能とさ
れており、この移動により光ビームスポットの情報トラ
ック走査が行なわれる。光ヘッドにおける光ビームスポ
ットの絞り込み用レンズとしては、例えば対物レンズが
用いられる。この対物レンズはその光軸方向（フォーカ
シング方向）及び該光軸方向と記録媒体の情報トラック
方向との双方に直交する方向（トラッキング方向）に夫
々独立して移動することができるように光ヘッド本体に
保持されている。このような対物レンズの保持は、一般
に弾性部材を介して成され、対物レンズの上記２方向の
移動は一般に磁気的相互作用を利用したアクチュエータ
により駆動される。
用いられる光ヘッドは、記録媒体に対しその情報トラッ
ク方向及び該方向を横切る方向に相対的に移動可能とさ
れており、この移動により光ビームスポットの情報トラ
ック走査が行なわれる。光ヘッドにおける光ビームスポ
ットの絞り込み用レンズとしては、例えば対物レンズが
用いられる。この対物レンズはその光軸方向（フォーカ
シング方向）及び該光軸方向と記録媒体の情報トラック
方向との双方に直交する方向（トラッキング方向）に夫
々独立して移動することができるように光ヘッド本体に
保持されている。このような対物レンズの保持は、一般
に弾性部材を介して成され、対物レンズの上記２方向の
移動は一般に磁気的相互作用を利用したアクチュエータ
により駆動される。
【０００５】ところで、上述した光学的情報記録媒体の
うちカード状の光学的情報記録媒体（以下、光カードと
称する）は、小型軽量で持ち運びに便利な比較的大容量
の情報記録媒体として今後大きな需要が見込まれてい
る。
うちカード状の光学的情報記録媒体（以下、光カードと
称する）は、小型軽量で持ち運びに便利な比較的大容量
の情報記録媒体として今後大きな需要が見込まれてい
る。
【０００６】図４に追記型光カードの模式的平面図、図
５にその部分拡大図を示す。
５にその部分拡大図を示す。
【０００７】図４において、光カード１の情報記録面に
は多数本の情報トラック２がＬ−Ｆ方向に平行に配列さ
れている。又、光カード１の情報記録面には上記情報ト
ラック２へのアクセスの基準位置となるホームポジショ
ン３が設けられている。情報トラック２は、ホームポジ
ション３に近い方から順に２−１，２−２，２−３，…
と配列され、図５に示すように、これらの各情報トラッ
クに隣接してトラッキングトラック４が４−１，４−
２，４−３，…というように順次設けられている。これ
らのトラッキングトラック４は、情報記録再生時の光ビ
ームスポット走査の際に該ビームスポットが所定の情報
トラックから逸脱しないように制御するオートトラッキ
ング（以下、ＡＴと記す）のためのガイドとして用いら
れる。
は多数本の情報トラック２がＬ−Ｆ方向に平行に配列さ
れている。又、光カード１の情報記録面には上記情報ト
ラック２へのアクセスの基準位置となるホームポジショ
ン３が設けられている。情報トラック２は、ホームポジ
ション３に近い方から順に２−１，２−２，２−３，…
と配列され、図５に示すように、これらの各情報トラッ
クに隣接してトラッキングトラック４が４−１，４−
２，４−３，…というように順次設けられている。これ
らのトラッキングトラック４は、情報記録再生時の光ビ
ームスポット走査の際に該ビームスポットが所定の情報
トラックから逸脱しないように制御するオートトラッキ
ング（以下、ＡＴと記す）のためのガイドとして用いら
れる。
【０００８】このＡＴサーボは、光ヘッドにおいて上記
光ビームスポットの情報トラックからのずれ（ＡＴ誤
差）を検出し、該検出信号を上記トラッキングアクチュ
エータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し対物レンズ
をトラッキング方向（Ｄ方向）に移動させて光ビームス
ポットを所望の情報トラックへと追従させることにより
行なわれる。
光ビームスポットの情報トラックからのずれ（ＡＴ誤
差）を検出し、該検出信号を上記トラッキングアクチュ
エータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し対物レンズ
をトラッキング方向（Ｄ方向）に移動させて光ビームス
ポットを所望の情報トラックへと追従させることにより
行なわれる。
【０００９】又、情報記録再生時において、光ビームス
ポットで情報トラックを走査する際、該光ビームを光カ
ード面上にて適当な大きさのスポット状とする（合焦さ
せる）ために、オートフォーカシング（以下、ＡＦと記
す）サーボが行なわれる。このＡＦサーボは、光ヘッド
において上記光ビームスポットの合焦状態からのずれ
（ＡＦ誤差）を検出し、該検出信号を上記フォーカシン
グアクチュエータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し
対物レンズをフォーカシング方向に移動させて光ビーム
スポットを光カード面上に合焦させることにより行なわ
れる。
ポットで情報トラックを走査する際、該光ビームを光カ
ード面上にて適当な大きさのスポット状とする（合焦さ
せる）ために、オートフォーカシング（以下、ＡＦと記
す）サーボが行なわれる。このＡＦサーボは、光ヘッド
において上記光ビームスポットの合焦状態からのずれ
（ＡＦ誤差）を検出し、該検出信号を上記フォーカシン
グアクチュエータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し
対物レンズをフォーカシング方向に移動させて光ビーム
スポットを光カード面上に合焦させることにより行なわ
れる。
【００１０】なお、図５において、Ｓ1 ，Ｓ2 ，Ｓ3 は
光ビームスポットを示し、Ｓ1 とＳ 3 の光スポットを使
用してＡＴを行ない、Ｓ2 の光スポットを使用してＡＦ
及び記録時の情報ビットの作成、再生時の情報ビットの
読出しを行なう。又、各情報トラックにおいて、６−
１，６−２及び７−１，７−２は夫々プリフォーマット
された左側アドレス部及び右側アドレス部を示し、この
アドレス部を読出すことにより情報トラックの識別が行
なわれる。５（図中、５−１，５−２が相当する）はデ
ータ部であり、ここに所定の情報が記録される。
光ビームスポットを示し、Ｓ1 とＳ 3 の光スポットを使
用してＡＴを行ない、Ｓ2 の光スポットを使用してＡＦ
及び記録時の情報ビットの作成、再生時の情報ビットの
読出しを行なう。又、各情報トラックにおいて、６−
１，６−２及び７−１，７−２は夫々プリフォーマット
された左側アドレス部及び右側アドレス部を示し、この
アドレス部を読出すことにより情報トラックの識別が行
なわれる。５（図中、５−１，５−２が相当する）はデ
ータ部であり、ここに所定の情報が記録される。
【００１１】ここで、光学的情報記録方法を図６に示す
光ヘッド光学系の概略図を用いて説明する。
光ヘッド光学系の概略図を用いて説明する。
【００１２】図６において、２１は光源たる半導体レー
ザであり、この例ではトラックに垂直の方向に偏光して
いる８３０ｎｍの波長の光を発する。また、２２はコリ
メータレンズ、２３はビーム整形プリズム、２４は光束
分割のための回折格子、２５は偏光ビームスプリッタで
ある。更に、２６は１／４波長板、２０はミラー、２７
は対物レンズ、２８は球面レンズ、２９はシリンドリカ
ルレンズ、３０は光検出器を示す。光検出器３０は、２
つの受光素子３０ａ，３０ｃ及び４つに分割された受光
素子３０ｂから構成されている。
ザであり、この例ではトラックに垂直の方向に偏光して
いる８３０ｎｍの波長の光を発する。また、２２はコリ
メータレンズ、２３はビーム整形プリズム、２４は光束
分割のための回折格子、２５は偏光ビームスプリッタで
ある。更に、２６は１／４波長板、２０はミラー、２７
は対物レンズ、２８は球面レンズ、２９はシリンドリカ
ルレンズ、３０は光検出器を示す。光検出器３０は、２
つの受光素子３０ａ，３０ｃ及び４つに分割された受光
素子３０ｂから構成されている。
【００１３】半導体レーザ２１から発せられた光ビーム
は、発散光束となってコリメータレンズ２２に入射す
る。そして、該レンズにより平行光ビームとされ、さら
にビーム整形プリズム２３により所定の光強度分布、つ
まり円形の強度分布を有するビームに整形される。その
後、回折格子２４に入射し、該回折格子２４により有効
な３つの光ビーム（０次回折光及び±１次回折光）に分
割される。この３つの光束は、偏光ビームスプリッタ２
５にＰ偏光光束として入射する。偏光ビームスプリッタ
２５は、図７に示すような分光特性を有し、入射したＰ
偏光は１００％近く透過する。
は、発散光束となってコリメータレンズ２２に入射す
る。そして、該レンズにより平行光ビームとされ、さら
にビーム整形プリズム２３により所定の光強度分布、つ
まり円形の強度分布を有するビームに整形される。その
後、回折格子２４に入射し、該回折格子２４により有効
な３つの光ビーム（０次回折光及び±１次回折光）に分
割される。この３つの光束は、偏光ビームスプリッタ２
５にＰ偏光光束として入射する。偏光ビームスプリッタ
２５は、図７に示すような分光特性を有し、入射したＰ
偏光は１００％近く透過する。
【００１４】次いで、前記３つの光束は１／４波長板２
６を透過する際に円偏光に変換され、対物レンズ２７に
よって光カード１上に集束される。この集束された光が
図６に示したように、３つの微小ビームスポットＳ1
（＋１次回折光）、Ｓ2 （０次回折光）、Ｓ3 （−１次
回折光）である。Ｓ2 は記録、再生、ＡＦ制御に用いら
れ、Ｓ1 とＳ3 はＡＴ制御に用いられる。光カード１上
におけるスポット位置は、図５に示したように、光ビー
ムスポットＳ1 ，Ｓ3 は隣接するトラッキングトラック
４上に位置し、光ビームスポットＳ2 は該トラッキング
トラック間の情報トラック２上に位置している。かくし
て、光カード１上に形成された光ビームスポットからの
反射光は、再び対物レンズ２７を通って平行光束とさ
れ、１／４波長板２６を透過することにより入射時とは
偏光方向が９０°回転した光ビームに変換される。そし
て、偏光ビームスプリッタ２５にはＳ偏光ビームとして
入射し、図７に示した分光特性により１００％近く反射
され、検出光学系に導かれる。
６を透過する際に円偏光に変換され、対物レンズ２７に
よって光カード１上に集束される。この集束された光が
図６に示したように、３つの微小ビームスポットＳ1
（＋１次回折光）、Ｓ2 （０次回折光）、Ｓ3 （−１次
回折光）である。Ｓ2 は記録、再生、ＡＦ制御に用いら
れ、Ｓ1 とＳ3 はＡＴ制御に用いられる。光カード１上
におけるスポット位置は、図５に示したように、光ビー
ムスポットＳ1 ，Ｓ3 は隣接するトラッキングトラック
４上に位置し、光ビームスポットＳ2 は該トラッキング
トラック間の情報トラック２上に位置している。かくし
て、光カード１上に形成された光ビームスポットからの
反射光は、再び対物レンズ２７を通って平行光束とさ
れ、１／４波長板２６を透過することにより入射時とは
偏光方向が９０°回転した光ビームに変換される。そし
て、偏光ビームスプリッタ２５にはＳ偏光ビームとして
入射し、図７に示した分光特性により１００％近く反射
され、検出光学系に導かれる。
【００１５】前記検出光学系では、球面レンズ２８とシ
リンドリカルレンズ２９とが組み合わされており、この
組み合わせにより非点収差法によるＡＦ制御が行なわれ
る。光カード１から反射した３つの光束は前記検出光学
系によりそれぞれ集光され、光検出器３０に入射して、
３つの光スポットを形成する。受光素子３０ａ，３０ｃ
は前述の光スポットＳ1 ，Ｓ3 の反射光を受光し、これ
ら２つの受光素子の出力の差を用いてＡＴ制御が行なわ
れる。また、４分割の受光素子３０ｂは光スポットＳ2
の反射光を受光し、その出力を用いてＡＦ制御が行なわ
れ且つ記録情報が再生される。受光素子３０ａ，３０
ｂ，３０ｃにおける光スポットの形成の様子を図８に示
す。形成される各光スポットＳa ，Ｓb ，Ｓc は、受光
素子３０ａ，３０ｂ，３０ｃに完全に含まれている。
リンドリカルレンズ２９とが組み合わされており、この
組み合わせにより非点収差法によるＡＦ制御が行なわれ
る。光カード１から反射した３つの光束は前記検出光学
系によりそれぞれ集光され、光検出器３０に入射して、
３つの光スポットを形成する。受光素子３０ａ，３０ｃ
は前述の光スポットＳ1 ，Ｓ3 の反射光を受光し、これ
ら２つの受光素子の出力の差を用いてＡＴ制御が行なわ
れる。また、４分割の受光素子３０ｂは光スポットＳ2
の反射光を受光し、その出力を用いてＡＦ制御が行なわ
れ且つ記録情報が再生される。受光素子３０ａ，３０
ｂ，３０ｃにおける光スポットの形成の様子を図８に示
す。形成される各光スポットＳa ，Ｓb ，Ｓc は、受光
素子３０ａ，３０ｂ，３０ｃに完全に含まれている。
【００１６】以上の様な光ヘッド光学系全体を矢印に示
す様に移動させることにより、光ビームスポットＳ2 で
情報トラックの走査を行うことができる。
す様に移動させることにより、光ビームスポットＳ2 で
情報トラックの走査を行うことができる。
【００１７】ところで、以上の様な光ヘッド光学系を、
図６に示されている様に、固定部と可動部とに分け、該
可動部のみを矢印に示す様に移動させることにより、光
ビームスポットＳ2 で情報トラックの走査を行うことも
できる。この様な分離型の光ヘッドでは、可動部の移動
量は、光カード１の縦方向の長さ程度は必要であり、通
常１００ｍｍ程度である。
図６に示されている様に、固定部と可動部とに分け、該
可動部のみを矢印に示す様に移動させることにより、光
ビームスポットＳ2 で情報トラックの走査を行うことも
できる。この様な分離型の光ヘッドでは、可動部の移動
量は、光カード１の縦方向の長さ程度は必要であり、通
常１００ｍｍ程度である。
【００１８】上記分離型光ヘッドの場合には、可動部の
位置によって光路長特に回折格子２４から可動部、光カ
ード１及び再び可動部を経て光検出器３０へと至る光路
長が変化する。この光路長の変化は可動部の移動量の略
２倍であり、このため光学系の光軸ずれ防止に要求され
る精度が厳しく、各部品の精度及びこれらの組立て精度
が厳しくなり、部品加工及び組立てに要する時間及び労
力が大きく、低コスト化が困難である。また、上記光軸
ずれが大きくなると、２つのＡＴ制御用光束のうちの一
方だけに、対物レンズ２７等の光学部品の有効径による
ケラレが発生し、ＡＴオフセットが生じてしまう。
位置によって光路長特に回折格子２４から可動部、光カ
ード１及び再び可動部を経て光検出器３０へと至る光路
長が変化する。この光路長の変化は可動部の移動量の略
２倍であり、このため光学系の光軸ずれ防止に要求され
る精度が厳しく、各部品の精度及びこれらの組立て精度
が厳しくなり、部品加工及び組立てに要する時間及び労
力が大きく、低コスト化が困難である。また、上記光軸
ずれが大きくなると、２つのＡＴ制御用光束のうちの一
方だけに、対物レンズ２７等の光学部品の有効径による
ケラレが発生し、ＡＴオフセットが生じてしまう。
【００１９】そこで、この様な光束ケラレの発生及びＡ
Ｔオフセットの発生の少ない光学的情報記録再生装置と
して、本出願人は、先に、図９に示す様な光ヘッド光学
系を有するものを提案している。
Ｔオフセットの発生の少ない光学的情報記録再生装置と
して、本出願人は、先に、図９に示す様な光ヘッド光学
系を有するものを提案している。
【００２０】図９において、１は光カードである。照射
光学系は、上記図６に関し説明した様な半導体レーザ、
コリメータレンズ及びビーム整形プリズムを含むもので
あり、ここからはビーム整形された平行光束が出射され
る。また、検出光学系は、図６に関し説明した様な球面
レンズ、シリンドリカルレンズ及び光検出器を含むもの
である。
光学系は、上記図６に関し説明した様な半導体レーザ、
コリメータレンズ及びビーム整形プリズムを含むもので
あり、ここからはビーム整形された平行光束が出射され
る。また、検出光学系は、図６に関し説明した様な球面
レンズ、シリンドリカルレンズ及び光検出器を含むもの
である。
【００２１】入射光路を光カード１の面とほぼ平行に進
行してきたレーザ光束は、回折格子２４により３つの光
束に分けられ、偏光ビームスプリッタ２５に入射する。
これらの光束は、偏光ビームスプリッタ２５に対しＳ偏
光であり、上記図７の特性に従って反射される。その
後、１／４波長板２６、対物レンズ２７、光カード１、
対物レンズ２７及び１／４波長板２６を経由することに
より偏光方向が９０度回転し、偏光ビームスプリッタ２
５にＰ偏光として再び入射し、上記図７の特性に従って
透過し、全反射三角プリズム４１で反射され、反射光路
を直進し、検出光学系に到達する。反射光路は光カード
１の面とほぼ平行であり、且つ入射光路と反射光路とは
可動部に関し同一側に位置し互いに平行であり、並列し
ている。そして、反射光路を進行した光束は、検出光学
系により検出され、上記図６に関し説明した様にして処
理される。
行してきたレーザ光束は、回折格子２４により３つの光
束に分けられ、偏光ビームスプリッタ２５に入射する。
これらの光束は、偏光ビームスプリッタ２５に対しＳ偏
光であり、上記図７の特性に従って反射される。その
後、１／４波長板２６、対物レンズ２７、光カード１、
対物レンズ２７及び１／４波長板２６を経由することに
より偏光方向が９０度回転し、偏光ビームスプリッタ２
５にＰ偏光として再び入射し、上記図７の特性に従って
透過し、全反射三角プリズム４１で反射され、反射光路
を直進し、検出光学系に到達する。反射光路は光カード
１の面とほぼ平行であり、且つ入射光路と反射光路とは
可動部に関し同一側に位置し互いに平行であり、並列し
ている。そして、反射光路を進行した光束は、検出光学
系により検出され、上記図６に関し説明した様にして処
理される。
【００２２】以上の様な光ヘッド光学系によれば、回折
格子２４と対物レンズ２７との距離を可動部移動によら
ず一定となすことができ且つ該距離を小さくすることが
できる。
格子２４と対物レンズ２７との距離を可動部移動によら
ず一定となすことができ且つ該距離を小さくすることが
できる。
【００２３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図９に
示す様な全反射三角プリズム４１を用いた光ヘッド光学
系を有する光学的情報記録再生装置では、照射光学系の
光軸と検出光学系の光軸との間隔を大きくする必要があ
る場合には、次の様な問題が生ずる。
示す様な全反射三角プリズム４１を用いた光ヘッド光学
系を有する光学的情報記録再生装置では、照射光学系の
光軸と検出光学系の光軸との間隔を大きくする必要があ
る場合には、次の様な問題が生ずる。
【００２４】即ち、検出光学系の寸法を小さくするため
該検出光学系の焦点距離を短くしようとすると、光カー
ド上での光スポットの間隔を大きくする必要があり、こ
のため回折格子による回折角を大きくする必要がある。
そのため、回折光束の光カードによる反射光束を受ける
検出光学系として有効径の大きなものが必要となり、こ
のため検出光学系の光軸と照射光学系の光軸との間隔を
大きくする必要が生ずる。そのため、例えば、図１０の
（ａ）に示されている様な偏光ビームスプリッタ２５の
ものと同等の寸法の三角プリズム４１に代えて、図１０
の（ｂ）に示されている様な偏光ビームスプリッタ２５
のものより大きな寸法の三角プリズム４１’を使用する
と、可動部が大きくなり、該可動部の高速移動の障害と
なる。また、図１０の（ｃ）に示されている様に、偏光
ビームスプリッタ２５のものと同一の寸法の三角プリズ
ム４１を該偏光ビームスプリッタ２５から離して配置す
ることも考えられるが、この場合には、これら偏光ビー
ムスプリッタ２５に対する全反射三角プリズム４１の配
置の角度誤差が生じて、照射光学系から可動部への光束
入射光路と該可動部から検出光学系への光束反射光路と
の平行度の精度が低下しやすく、この平行度を良好に維
持するには偏光ビームスプリッタ２５に対する全反射三
角プリズム４１の位置決めに多大の時間及び労力を要
し、低コスト化が困難である。
該検出光学系の焦点距離を短くしようとすると、光カー
ド上での光スポットの間隔を大きくする必要があり、こ
のため回折格子による回折角を大きくする必要がある。
そのため、回折光束の光カードによる反射光束を受ける
検出光学系として有効径の大きなものが必要となり、こ
のため検出光学系の光軸と照射光学系の光軸との間隔を
大きくする必要が生ずる。そのため、例えば、図１０の
（ａ）に示されている様な偏光ビームスプリッタ２５の
ものと同等の寸法の三角プリズム４１に代えて、図１０
の（ｂ）に示されている様な偏光ビームスプリッタ２５
のものより大きな寸法の三角プリズム４１’を使用する
と、可動部が大きくなり、該可動部の高速移動の障害と
なる。また、図１０の（ｃ）に示されている様に、偏光
ビームスプリッタ２５のものと同一の寸法の三角プリズ
ム４１を該偏光ビームスプリッタ２５から離して配置す
ることも考えられるが、この場合には、これら偏光ビー
ムスプリッタ２５に対する全反射三角プリズム４１の配
置の角度誤差が生じて、照射光学系から可動部への光束
入射光路と該可動部から検出光学系への光束反射光路と
の平行度の精度が低下しやすく、この平行度を良好に維
持するには偏光ビームスプリッタ２５に対する全反射三
角プリズム４１の位置決めに多大の時間及び労力を要
し、低コスト化が困難である。
【００２５】本発明は、以上の如き問題に鑑み、光ヘッ
ド光学系可動部を大きくすることなく且つ照射光学系か
ら可動部への光束入射光路と該可動部から検出光学系へ
の光束反射光路との平行度の精度を良好に維持できる光
学的情報記録再生装置を提供することを目的とするもの
である。
ド光学系可動部を大きくすることなく且つ照射光学系か
ら可動部への光束入射光路と該可動部から検出光学系へ
の光束反射光路との平行度の精度を良好に維持できる光
学的情報記録再生装置を提供することを目的とするもの
である。
【００２６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、照射光学系からの光束を絞っ
て光学的情報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前
記記録媒体上の光スポットからの光束を検出光学系に投
影する光ヘッドを有し、前記照射光学系からの光束の照
射により前記記録媒体に対し情報を記録し及び／または
記録情報を再生する光学的情報記録再生装置であって、
前記光ヘッドの光学系を前記照射光学系及び前記検出光
学系を含む固定部と該固定部に対し移動可能で対物レン
ズを含む可動部とから構成した光学的情報記録再生装置
において、前記照射光学系からの光束を入射光路を経て
前記可動部を介して前記記録媒体上にスポット照射し、
該記録媒体上の光スポットからの光束を前記可動部を介
し反射光路を経て前記検出光学系へと投影させる様にし
ており、前記可動部は前記照射光学系からの光束の少な
くとも一部を反射させ前記記録媒体の方へと向かわせ且
つ前記記録媒体上の光スポットからの光束の少なくとも
一部を透過させる第１の機能面と、前記記録媒体上の光
スポットからの光束の少なくとも一部であって前記第１
の機能面を透過した光束の少なくとも一部を反射させ前
記検出光学系の方へと向かわせる第２の機能面とを有し
ており、（Ａ）前記第１の機能面及び前記第２の機能面
は平行四辺形プリズムの対向する２辺に形成されてい
る、か、または（Ｂ）前記第１の機能面は第１三角プリ
ズムの第１辺に形成されており、前記第２の機能面は前
記第１三角プリズムと同等の大きさの第２三角プリズム
の第１辺に形成されており、これら第１三角プリズム及
び第２三角プリズムはそれらの第２辺の間に透光性平行
平板を介在させて前記第１の機能面と前記第２の機能面
とが平行となる様に配置されて接合されている、か、ま
たは（Ｃ）前記第１の機能面は第１三角プリズムの第１
辺に形成されており、前記第２の機能面は前記第１三角
プリズムと同等の大きさの第２三角プリズムの第１辺に
形成されており、これら第１三角プリズム及び第２三角
プリズムはそれらの第２辺の間にスペーサを介在させ空
間光路を確保して前記第１の機能面と前記第２の機能面
とが平行となる様に配置されて接合されている、ことを
特徴とする光学的情報記録再生装置、が提供される。
的を達成するものとして、照射光学系からの光束を絞っ
て光学的情報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前
記記録媒体上の光スポットからの光束を検出光学系に投
影する光ヘッドを有し、前記照射光学系からの光束の照
射により前記記録媒体に対し情報を記録し及び／または
記録情報を再生する光学的情報記録再生装置であって、
前記光ヘッドの光学系を前記照射光学系及び前記検出光
学系を含む固定部と該固定部に対し移動可能で対物レン
ズを含む可動部とから構成した光学的情報記録再生装置
において、前記照射光学系からの光束を入射光路を経て
前記可動部を介して前記記録媒体上にスポット照射し、
該記録媒体上の光スポットからの光束を前記可動部を介
し反射光路を経て前記検出光学系へと投影させる様にし
ており、前記可動部は前記照射光学系からの光束の少な
くとも一部を反射させ前記記録媒体の方へと向かわせ且
つ前記記録媒体上の光スポットからの光束の少なくとも
一部を透過させる第１の機能面と、前記記録媒体上の光
スポットからの光束の少なくとも一部であって前記第１
の機能面を透過した光束の少なくとも一部を反射させ前
記検出光学系の方へと向かわせる第２の機能面とを有し
ており、（Ａ）前記第１の機能面及び前記第２の機能面
は平行四辺形プリズムの対向する２辺に形成されてい
る、か、または（Ｂ）前記第１の機能面は第１三角プリ
ズムの第１辺に形成されており、前記第２の機能面は前
記第１三角プリズムと同等の大きさの第２三角プリズム
の第１辺に形成されており、これら第１三角プリズム及
び第２三角プリズムはそれらの第２辺の間に透光性平行
平板を介在させて前記第１の機能面と前記第２の機能面
とが平行となる様に配置されて接合されている、か、ま
たは（Ｃ）前記第１の機能面は第１三角プリズムの第１
辺に形成されており、前記第２の機能面は前記第１三角
プリズムと同等の大きさの第２三角プリズムの第１辺に
形成されており、これら第１三角プリズム及び第２三角
プリズムはそれらの第２辺の間にスペーサを介在させ空
間光路を確保して前記第１の機能面と前記第２の機能面
とが平行となる様に配置されて接合されている、ことを
特徴とする光学的情報記録再生装置、が提供される。
【００２７】本発明の一態様においては、前記第１の機
能面は偏光ビームスプリッタ面であり、前記第２の機能
面は全ての光束を反射する面である。
能面は偏光ビームスプリッタ面であり、前記第２の機能
面は全ての光束を反射する面である。
【００２８】本発明の一態様においては、前記入射光路
と前記反射光路とは前記可動部に関し同一の側に平行に
位置している。
と前記反射光路とは前記可動部に関し同一の側に平行に
位置している。
【００２９】本発明の一態様においては、前記可動部の
入射光路側に回折格子を配置してなる。
入射光路側に回折格子を配置してなる。
【００３０】本発明の一態様においては、前記平行四辺
形プリズムの第１の機能面側には三角プリズムの第１辺
が接合されている。
形プリズムの第１の機能面側には三角プリズムの第１辺
が接合されている。
【００３１】本発明の一態様においては、前記第１三角
プリズムの第１の機能面側には第３三角プリズムの第１
辺が接合されている。
プリズムの第１の機能面側には第３三角プリズムの第１
辺が接合されている。
【００３２】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
しながら詳細に説明する。
【００３３】（Ａ）図１は本発明による光学的情報記録
再生装置の光ヘッドの第１の実施例を示す概略構成図で
ある。
再生装置の光ヘッドの第１の実施例を示す概略構成図で
ある。
【００３４】図１において、１は光カードである。照射
光学系は、上記図６に関し説明した様な半導体レーザ、
コリメータレンズ及びビーム整形プリズムを含むもので
あり、ここからはビーム整形された平行光束が出射され
る。また、検出光学系は、図６に関し説明した様な球面
レンズ、シリンドリカルレンズ及び光検出器を含むもの
である。
光学系は、上記図６に関し説明した様な半導体レーザ、
コリメータレンズ及びビーム整形プリズムを含むもので
あり、ここからはビーム整形された平行光束が出射され
る。また、検出光学系は、図６に関し説明した様な球面
レンズ、シリンドリカルレンズ及び光検出器を含むもの
である。
【００３５】入射光路を光カード１の面とほぼ平行に進
行してきたレーザ光束は、回折格子２４により３つの光
束に分けられ、第１の機能面たる偏光ビームスプリッタ
面４５に入射する。これらの光束は、偏光ビームスプリ
ッタ面４５に対しＳ偏光であり、上記図７の特性に従っ
て反射される。その後、１／４波長板２６、対物レンズ
２７、光カード１、対物レンズ２７及び１／４波長板２
６を経由することにより偏光方向が９０度回転し、偏光
ビームスプリッタ面４５にＰ偏光として再び入射し、上
記図７の特性に従って透過し、第２の機能面たる全反射
面４６で反射され、反射光路を直進し、検出光学系に到
達する。反射光路は光カード１の面とほぼ平行であり、
且つ入射光路と反射光路とは可動部に関し同一側に位置
し互いに平行であり、並列している。そして、反射光路
を進行した光束は、検出光学系により検出され、上記図
６に関し説明した様にして処理される。
行してきたレーザ光束は、回折格子２４により３つの光
束に分けられ、第１の機能面たる偏光ビームスプリッタ
面４５に入射する。これらの光束は、偏光ビームスプリ
ッタ面４５に対しＳ偏光であり、上記図７の特性に従っ
て反射される。その後、１／４波長板２６、対物レンズ
２７、光カード１、対物レンズ２７及び１／４波長板２
６を経由することにより偏光方向が９０度回転し、偏光
ビームスプリッタ面４５にＰ偏光として再び入射し、上
記図７の特性に従って透過し、第２の機能面たる全反射
面４６で反射され、反射光路を直進し、検出光学系に到
達する。反射光路は光カード１の面とほぼ平行であり、
且つ入射光路と反射光路とは可動部に関し同一側に位置
し互いに平行であり、並列している。そして、反射光路
を進行した光束は、検出光学系により検出され、上記図
６に関し説明した様にして処理される。
【００３６】本実施例では、照射光学系からの光束を対
物レンズ２７で絞って光カード１に光スポットとして照
射しており、該光カード１上の光スポットからの光束を
検出光学系に投影している。また、光ヘッドの光学系
は、照射光学系及び検出光学系を含む固定部と、該固定
部に対し移動可能な可動部とから構成されている。
物レンズ２７で絞って光カード１に光スポットとして照
射しており、該光カード１上の光スポットからの光束を
検出光学系に投影している。また、光ヘッドの光学系
は、照射光学系及び検出光学系を含む固定部と、該固定
部に対し移動可能な可動部とから構成されている。
【００３７】可動部には平行四辺形プリズム５０及び直
角二等辺三角形プリズム５１が含まれており、平行四辺
形プリズム５０の対向する２辺のうちの一方に偏光ビー
ムスプリッタ面４５が形成されており他方に全反射面４
６が形成されている。平行四辺形プリズム５０の偏光ビ
ームスプリッタ面４５には直角二等辺三角形プリズム５
１の斜辺が接合されている。
角二等辺三角形プリズム５１が含まれており、平行四辺
形プリズム５０の対向する２辺のうちの一方に偏光ビー
ムスプリッタ面４５が形成されており他方に全反射面４
６が形成されている。平行四辺形プリズム５０の偏光ビ
ームスプリッタ面４５には直角二等辺三角形プリズム５
１の斜辺が接合されている。
【００３８】本実施例によれば、可動部は、第１及び第
２の機能面を平行四辺形プリズム５０の対向する２辺に
形成しているので、ｘ方向の寸法を大きくすることなし
に、平行四辺形プリズム５０のｙ方向寸法のみを調整す
ることで、入射光路と反射光路との間隔を所望値に設定
することができ、該入射光路と反射光路との平行度の精
度を容易に良好に維持することができる。
２の機能面を平行四辺形プリズム５０の対向する２辺に
形成しているので、ｘ方向の寸法を大きくすることなし
に、平行四辺形プリズム５０のｙ方向寸法のみを調整す
ることで、入射光路と反射光路との間隔を所望値に設定
することができ、該入射光路と反射光路との平行度の精
度を容易に良好に維持することができる。
【００３９】（Ｂ）図２は本発明による光学的情報記録
再生装置の光ヘッドの第２の実施例を示す概略構成図で
ある。本図において、上記図１におけると同様の機能を
有する部材には同一の符号が付されている。
再生装置の光ヘッドの第２の実施例を示す概略構成図で
ある。本図において、上記図１におけると同様の機能を
有する部材には同一の符号が付されている。
【００４０】入射光路を光カード１の面とほぼ平行に進
行してきたレーザ光束は、回折格子２４により３つの光
束に分けられ、第１の機能面たる偏光ビームスプリッタ
面４５に入射する。これらの光束は、偏光ビームスプリ
ッタ面４５に対しＳ偏光であり、上記図７の特性に従っ
て反射される。その後、１／４波長板２６、対物レンズ
２７、光カード１、対物レンズ２７及び１／４波長板２
６を経由することにより偏光方向が９０度回転し、偏光
ビームスプリッタ面４５にＰ偏光として再び入射し、上
記図７の特性に従って透過し、第２の機能面たる全反射
面４６で反射され、反射光路を直進し、検出光学系に到
達する。反射光路は光カード１の面とほぼ平行であり、
且つ入射光路と反射光路とは可動部に関し同一側に位置
し互いに平行であり、並列している。そして、反射光路
を進行した光束は、検出光学系により検出され、上記図
６に関し説明した様にして処理される。
行してきたレーザ光束は、回折格子２４により３つの光
束に分けられ、第１の機能面たる偏光ビームスプリッタ
面４５に入射する。これらの光束は、偏光ビームスプリ
ッタ面４５に対しＳ偏光であり、上記図７の特性に従っ
て反射される。その後、１／４波長板２６、対物レンズ
２７、光カード１、対物レンズ２７及び１／４波長板２
６を経由することにより偏光方向が９０度回転し、偏光
ビームスプリッタ面４５にＰ偏光として再び入射し、上
記図７の特性に従って透過し、第２の機能面たる全反射
面４６で反射され、反射光路を直進し、検出光学系に到
達する。反射光路は光カード１の面とほぼ平行であり、
且つ入射光路と反射光路とは可動部に関し同一側に位置
し互いに平行であり、並列している。そして、反射光路
を進行した光束は、検出光学系により検出され、上記図
６に関し説明した様にして処理される。
【００４１】本実施例では、照射光学系からの光束を対
物レンズ２７で絞って光カード１に光スポットとして照
射しており、該光カード１上の光スポットからの光束を
検出光学系に投影している。また、光ヘッドの光学系
は、照射光学系及び検出光学系を含む固定部と、該固定
部に対し移動可能な可動部とから構成されている。
物レンズ２７で絞って光カード１に光スポットとして照
射しており、該光カード１上の光スポットからの光束を
検出光学系に投影している。また、光ヘッドの光学系
は、照射光学系及び検出光学系を含む固定部と、該固定
部に対し移動可能な可動部とから構成されている。
【００４２】可動部には第１直角二等辺三角形プリズム
５２、第２直角二等辺三角形プリズム５３、平行平板ガ
ラス５４及び第３直角二等辺三角形プリズム５１が含ま
れており、第１直角二等辺三角形プリズム５２の斜辺に
偏光ビームスプリッタ面４５が形成されており、第２直
角二等辺三角形プリズム５３の斜辺に全反射面４６が形
成されている。第１直角二等辺三角形プリズム５２の斜
辺即ち偏光ビームスプリッタ面４５には第３直角二等辺
三角形プリズム５１の斜辺が接合されている。第１直角
二等辺三角形プリズム５２及び第２直角二等辺三角形プ
リズム５３はそれらの二等辺のうちの一方の間に平行平
板ガラス５４を介在させて第１の機能面即ち偏光ビーム
スプリッタ面４５と第２の機能面即ち全反射面４６とが
平行となる様に配置されて接合されている。上記第１〜
第３の直角二等辺三角形プリズムの寸法は同一である。
また、これら第１〜第３の直角二等辺三角形プリズムと
平行平板ガラス５４とは、ｘ方向寸法が同一である。
５２、第２直角二等辺三角形プリズム５３、平行平板ガ
ラス５４及び第３直角二等辺三角形プリズム５１が含ま
れており、第１直角二等辺三角形プリズム５２の斜辺に
偏光ビームスプリッタ面４５が形成されており、第２直
角二等辺三角形プリズム５３の斜辺に全反射面４６が形
成されている。第１直角二等辺三角形プリズム５２の斜
辺即ち偏光ビームスプリッタ面４５には第３直角二等辺
三角形プリズム５１の斜辺が接合されている。第１直角
二等辺三角形プリズム５２及び第２直角二等辺三角形プ
リズム５３はそれらの二等辺のうちの一方の間に平行平
板ガラス５４を介在させて第１の機能面即ち偏光ビーム
スプリッタ面４５と第２の機能面即ち全反射面４６とが
平行となる様に配置されて接合されている。上記第１〜
第３の直角二等辺三角形プリズムの寸法は同一である。
また、これら第１〜第３の直角二等辺三角形プリズムと
平行平板ガラス５４とは、ｘ方向寸法が同一である。
【００４３】本実施例によれば、可動部は、第１及び第
２の機能面を２つの直角二等辺三角形プリズムに形成し
ており、これら２つのプリズムの間に平行平板ガラス５
４を介在させているので、ｘ方向の寸法を大きくするこ
となしに、平行平板ガラス５４の厚み即ちｙ方向寸法の
みを調整することで、入射光路と反射光路との間隔を所
望値に設定することができ、該入射光路と反射光路との
平行度の精度を容易に良好に維持することができる。
２の機能面を２つの直角二等辺三角形プリズムに形成し
ており、これら２つのプリズムの間に平行平板ガラス５
４を介在させているので、ｘ方向の寸法を大きくするこ
となしに、平行平板ガラス５４の厚み即ちｙ方向寸法の
みを調整することで、入射光路と反射光路との間隔を所
望値に設定することができ、該入射光路と反射光路との
平行度の精度を容易に良好に維持することができる。
【００４４】また、本実施例では、第１〜第３の直角二
等辺三角形プリズムを同一の形状及び寸法のものとして
部品の共通化を図っており、しかもこれらは三角柱形状
の棒状ブロックを研摩した後に切断することで容易に製
作できるので、低コスト化が達成できる。
等辺三角形プリズムを同一の形状及び寸法のものとして
部品の共通化を図っており、しかもこれらは三角柱形状
の棒状ブロックを研摩した後に切断することで容易に製
作できるので、低コスト化が達成できる。
【００４５】また、入射光路と反射光路との間隔の設定
は、第１及び第２の直角二等辺三角形プリズムの寸法を
変化させることなしに、平行平板ガラス５４の厚みのみ
変化させて行うことができるので、入射光路と反射光路
との間隔が異なる光ヘッド光学系間で第１〜第３の直角
二等辺三角形プリズムを共通に使用することができ、こ
の点でも、低コスト化に寄与する。
は、第１及び第２の直角二等辺三角形プリズムの寸法を
変化させることなしに、平行平板ガラス５４の厚みのみ
変化させて行うことができるので、入射光路と反射光路
との間隔が異なる光ヘッド光学系間で第１〜第３の直角
二等辺三角形プリズムを共通に使用することができ、こ
の点でも、低コスト化に寄与する。
【００４６】（Ｃ）図３は本発明による光学的情報記録
再生装置の光ヘッドの第３の実施例を示す概略構成図で
あり、（ａ）はその全体図で、（ｂ）はその一構成部材
の横断面図である。本図において、上記図２におけると
同様の機能を有する部材には同一の符号が付されてい
る。
再生装置の光ヘッドの第３の実施例を示す概略構成図で
あり、（ａ）はその全体図で、（ｂ）はその一構成部材
の横断面図である。本図において、上記図２におけると
同様の機能を有する部材には同一の符号が付されてい
る。
【００４７】入射光路を光カード１の面とほぼ平行に進
行してきたレーザ光束は、回折格子２４により３つの光
束に分けられ、第１の機能面たる偏光ビームスプリッタ
面４５に入射する。これらの光束は、偏光ビームスプリ
ッタ面４５に対しＳ偏光であり、上記図７の特性に従っ
て反射される。その後、１／４波長板２６、対物レンズ
２７、光カード１、対物レンズ２７及び１／４波長板２
６を経由することにより偏光方向が９０度回転し、偏光
ビームスプリッタ面４５にＰ偏光として再び入射し、上
記図７の特性に従って透過し、第２の機能面たる全反射
面４６で反射され、反射光路を直進し、検出光学系に到
達する。反射光路は光カード１の面とほぼ平行であり、
且つ入射光路と反射光路とは可動部に関し同一側に位置
し互いに平行であり、並列している。そして、反射光路
を進行した光束は、検出光学系により検出され、上記図
６に関し説明した様にして処理される。
行してきたレーザ光束は、回折格子２４により３つの光
束に分けられ、第１の機能面たる偏光ビームスプリッタ
面４５に入射する。これらの光束は、偏光ビームスプリ
ッタ面４５に対しＳ偏光であり、上記図７の特性に従っ
て反射される。その後、１／４波長板２６、対物レンズ
２７、光カード１、対物レンズ２７及び１／４波長板２
６を経由することにより偏光方向が９０度回転し、偏光
ビームスプリッタ面４５にＰ偏光として再び入射し、上
記図７の特性に従って透過し、第２の機能面たる全反射
面４６で反射され、反射光路を直進し、検出光学系に到
達する。反射光路は光カード１の面とほぼ平行であり、
且つ入射光路と反射光路とは可動部に関し同一側に位置
し互いに平行であり、並列している。そして、反射光路
を進行した光束は、検出光学系により検出され、上記図
６に関し説明した様にして処理される。
【００４８】本実施例では、照射光学系からの光束を対
物レンズ２７で絞って光カード１に光スポットとして照
射しており、該光カード１上の光スポットからの光束を
検出光学系に投影している。また、光ヘッドの光学系
は、照射光学系及び検出光学系を含む固定部と、該固定
部に対し移動可能な可動部とから構成されている。
物レンズ２７で絞って光カード１に光スポットとして照
射しており、該光カード１上の光スポットからの光束を
検出光学系に投影している。また、光ヘッドの光学系
は、照射光学系及び検出光学系を含む固定部と、該固定
部に対し移動可能な可動部とから構成されている。
【００４９】可動部には第１直角二等辺三角形プリズム
５２、第２直角二等辺三角形プリズム５３、スペーサ５
５及び第３直角二等辺三角形プリズム５１が含まれてお
り、第１直角二等辺三角形プリズム５２の斜辺に偏光ビ
ームスプリッタ面４５が形成されており、第２直角二等
辺三角形プリズム５３の斜辺に全反射面４６が形成され
ている。第１直角二等辺三角形プリズム５２の斜辺即ち
偏光ビームスプリッタ面４５には第３直角二等辺三角形
プリズム５１の斜辺が接合されている。第１直角二等辺
三角形プリズム５２及び第２直角二等辺三角形プリズム
５３はそれらの二等辺のうちの一方の間にスペーサ５５
を介在させて第１の機能面即ち偏光ビームスプリッタ面
４５と第２の機能面即ち全反射面４６とが平行となる様
に配置されて接合されている。上記第１〜第３の直角二
等辺三角形プリズムの寸法は同一である。また、これら
第１〜第３の直角二等辺三角形プリズムとスペーサ５５
とは、ｘ方向寸法が同一である。スペーサ５５は、図３
（ｂ）に示されている様に、ｙ方向の貫通孔５６を有し
ており、これによりｙ方向の空間光路が確保されてい
る。
５２、第２直角二等辺三角形プリズム５３、スペーサ５
５及び第３直角二等辺三角形プリズム５１が含まれてお
り、第１直角二等辺三角形プリズム５２の斜辺に偏光ビ
ームスプリッタ面４５が形成されており、第２直角二等
辺三角形プリズム５３の斜辺に全反射面４６が形成され
ている。第１直角二等辺三角形プリズム５２の斜辺即ち
偏光ビームスプリッタ面４５には第３直角二等辺三角形
プリズム５１の斜辺が接合されている。第１直角二等辺
三角形プリズム５２及び第２直角二等辺三角形プリズム
５３はそれらの二等辺のうちの一方の間にスペーサ５５
を介在させて第１の機能面即ち偏光ビームスプリッタ面
４５と第２の機能面即ち全反射面４６とが平行となる様
に配置されて接合されている。上記第１〜第３の直角二
等辺三角形プリズムの寸法は同一である。また、これら
第１〜第３の直角二等辺三角形プリズムとスペーサ５５
とは、ｘ方向寸法が同一である。スペーサ５５は、図３
（ｂ）に示されている様に、ｙ方向の貫通孔５６を有し
ており、これによりｙ方向の空間光路が確保されてい
る。
【００５０】本実施例によれば、可動部は、第１及び第
２の機能面を２つの直角二等辺三角形プリズムに形成し
ており、これら２つのプリズムの間にスペーサ５５を介
在させ空間光路を確保しているので、ｘ方向の寸法を大
きくすることなしに、スペーサ５５の厚み即ちｙ方向寸
法のみを調整することで、入射光路と反射光路との間隔
を所望値に設定することができ、該入射光路と反射光路
との平行度の精度を容易に良好に維持することができ
る。
２の機能面を２つの直角二等辺三角形プリズムに形成し
ており、これら２つのプリズムの間にスペーサ５５を介
在させ空間光路を確保しているので、ｘ方向の寸法を大
きくすることなしに、スペーサ５５の厚み即ちｙ方向寸
法のみを調整することで、入射光路と反射光路との間隔
を所望値に設定することができ、該入射光路と反射光路
との平行度の精度を容易に良好に維持することができ
る。
【００５１】また、入射光路と反射光路との間隔の設定
は、第１及び第２の直角二等辺三角形プリズムの寸法を
変化させることなしに、スペーサ５５の厚みのみ変化さ
せて行うことができるので、入射光路と反射光路との間
隔が異なる光ヘッド光学系間で第１〜第３の直角二等辺
三角形プリズムを共通に使用することができ、この点で
も、低コスト化に寄与する。
は、第１及び第２の直角二等辺三角形プリズムの寸法を
変化させることなしに、スペーサ５５の厚みのみ変化さ
せて行うことができるので、入射光路と反射光路との間
隔が異なる光ヘッド光学系間で第１〜第３の直角二等辺
三角形プリズムを共通に使用することができ、この点で
も、低コスト化に寄与する。
【００５２】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、可
動部の入射光路及び反射光路の方向の寸法を大きくする
ことなしに、これを横切る方向に関し平行四辺形プリズ
ム、平行平板またはスペーサの寸法のみを調整すること
で、入射光路と反射光路との間隔を所望値に設定するこ
とができ、該入射光路と反射光路との平行度の精度を容
易に良好に維持することができる。
動部の入射光路及び反射光路の方向の寸法を大きくする
ことなしに、これを横切る方向に関し平行四辺形プリズ
ム、平行平板またはスペーサの寸法のみを調整すること
で、入射光路と反射光路との間隔を所望値に設定するこ
とができ、該入射光路と反射光路との平行度の精度を容
易に良好に維持することができる。
【図１】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドの第１の実施例を示す概略構成図である。
ドの第１の実施例を示す概略構成図である。
【図２】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドの第２の実施例を示す概略構成図である。
ドの第２の実施例を示す概略構成図である。
【図３】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドの第３の実施例を示す概略構成図である。
ドの第３の実施例を示す概略構成図である。
【図４】光カードの模式的平面図である。
【図５】光カードの部分拡大図である。
【図６】分離型光ヘッド光学系の図である。
【図７】偏光ビームスプリッタの分光特性図である。
【図８】光ヘッドにおける光検出器と光スポットとの関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図９】光ヘッドの一例を示す概略構成図である。
【図１０】光ヘッドの可動部の変形例を示す概略構成図
である。
である。
１ 光カード ２４ 回折格子 ２６ １／４波長板 ２７ 対物レンズ ４５ 第１の機能面 ４６ 第２の機能面 ５０ 平行四辺形プリズム ５１ 直角二等辺三角形プリズム ５２ 直角二等辺三角形プリズム ５３ 直角二等辺三角形プリズム ５４ 平行平板ガラス ５５ スペーサ ５６ 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ１１Ｂ 7/00 9464−5Ｄ Ｇ１１Ｂ 7/00 Ｅ
Claims (15)
- 【請求項１】 照射光学系からの光束を絞って光学的情
報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒体
上の光スポットからの光束を検出光学系に投影する光ヘ
ッドを有し、前記照射光学系からの光束の照射により前
記記録媒体に対し情報を記録し及び／または記録情報を
再生する光学的情報記録再生装置であって、前記光ヘッ
ドの光学系を前記照射光学系及び前記検出光学系を含む
固定部と該固定部に対し移動可能で対物レンズを含む可
動部とから構成した光学的情報記録再生装置において、 前記照射光学系からの光束を入射光路を経て前記可動部
を介して前記記録媒体上にスポット照射し、該記録媒体
上の光スポットからの光束を前記可動部を介し反射光路
を経て前記検出光学系へと投影させる様にしており、 前記可動部は前記照射光学系からの光束の少なくとも一
部を反射させ前記記録媒体の方へと向かわせ且つ前記記
録媒体上の光スポットからの光束の少なくとも一部を透
過させる第１の機能面と、前記記録媒体上の光スポット
からの光束の少なくとも一部であって前記第１の機能面
を透過した光束の少なくとも一部を反射させ前記検出光
学系の方へと向かわせる第２の機能面とを有しており、 前記第１の機能面及び前記第２の機能面は平行四辺形プ
リズムの対向する２辺に形成されている、ことを特徴と
する光学的情報記録再生装置。 - 【請求項２】 前記第１の機能面は偏光ビームスプリッ
タ面であり、前記第２の機能面は全ての光束を反射する
面であることを特徴とする、請求項１に記載の光学的情
報記録再生装置。 - 【請求項３】 前記入射光路と前記反射光路とは前記可
動部に関し同一の側に平行に位置していることを特徴と
する、請求項１または２に記載の光学的情報記録再生装
置。 - 【請求項４】 前記可動部の入射光路側に回折格子を配
置してなることを特徴とする、請求項１〜３のいずれか
に記載の光学的情報記録再生装置。 - 【請求項５】 前記平行四辺形プリズムの第１の機能面
側には三角プリズムの第１辺が接合されていることを特
徴とする、請求項１〜４のいずれかに記載の光学的情報
記録再生装置。 - 【請求項６】 照射光学系からの光束を絞って光学的情
報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒体
上の光スポットからの光束を検出光学系に投影する光ヘ
ッドを有し、前記照射光学系からの光束の照射により前
記記録媒体に対し情報を記録し及び／または記録情報を
再生する光学的情報記録再生装置であって、前記光ヘッ
ドの光学系を前記照射光学系及び前記検出光学系を含む
固定部と該固定部に対し移動可能で対物レンズを含む可
動部とから構成した光学的情報記録再生装置において、 前記照射光学系からの光束を入射光路を経て前記可動部
を介して前記記録媒体上にスポット照射し、該記録媒体
上の光スポットからの光束を前記可動部を介し反射光路
を経て前記検出光学系へと投影させる様にしており、 前記可動部は前記照射光学系からの光束の少なくとも一
部を反射させ前記記録媒体の方へと向かわせ且つ前記記
録媒体上の光スポットからの光束の少なくとも一部を透
過させる第１の機能面と、前記記録媒体上の光スポット
からの光束の少なくとも一部であって前記第１の機能面
を透過した光束の少なくとも一部を反射させ前記検出光
学系の方へと向かわせる第２の機能面とを有しており、 前記第１の機能面は第１三角プリズムの第１辺に形成さ
れており、前記第２の機能面は前記第１三角プリズムと
同等の大きさの第２三角プリズムの第１辺に形成されて
おり、これら第１三角プリズム及び第２三角プリズムは
それらの第２辺の間に透光性平行平板を介在させて前記
第１の機能面と前記第２の機能面とが平行となる様に配
置されて接合されている、ことを特徴とする光学的情報
記録再生装置。 - 【請求項７】 前記第１の機能面は偏光ビームスプリッ
タ面であり、前記第２の機能面は全ての光束を反射する
面であることを特徴とする、請求項６に記載の光学的情
報記録再生装置。 - 【請求項８】 前記入射光路と前記反射光路とは前記可
動部に関し同一の側に平行に位置していることを特徴と
する、請求項６または７に記載の光学的情報記録再生装
置。 - 【請求項９】 前記可動部の入射光路側に回折格子を配
置してなることを特徴とする、請求項６〜８のいずれか
に記載の光学的情報記録再生装置。 - 【請求項１０】 前記第１三角プリズムの第１の機能面
側には第３三角プリズムの第１辺が接合されていること
を特徴とする、請求項６〜９のいずれかに記載の光学的
情報記録再生装置。 - 【請求項１１】 照射光学系からの光束を絞って光学的
情報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒
体上の光スポットからの光束を検出光学系に投影する光
ヘッドを有し、前記照射光学系からの光束の照射により
前記記録媒体に対し情報を記録し及び／または記録情報
を再生する光学的情報記録再生装置であって、前記光ヘ
ッドの光学系を前記照射光学系及び前記検出光学系を含
む固定部と該固定部に対し移動可能で対物レンズを含む
可動部とから構成した光学的情報記録再生装置におい
て、 前記照射光学系からの光束を入射光路を経て前記可動部
を介して前記記録媒体上にスポット照射し、該記録媒体
上の光スポットからの光束を前記可動部を介し反射光路
を経て前記検出光学系へと投影させる様にしており、 前記可動部は前記照射光学系からの光束の少なくとも一
部を反射させ前記記録媒体の方へと向かわせ且つ前記記
録媒体上の光スポットからの光束の少なくとも一部を透
過させる第１の機能面と、前記記録媒体上の光スポット
からの光束の少なくとも一部であって前記第１の機能面
を透過した光束の少なくとも一部を反射させ前記検出光
学系の方へと向かわせる第２の機能面とを有しており、 前記第１の機能面は第１三角プリズムの第１辺に形成さ
れており、前記第２の機能面は前記第１三角プリズムと
同等の大きさの第２三角プリズムの第１辺に形成されて
おり、これら第１三角プリズム及び第２三角プリズムは
それらの第２辺の間にスペーサを介在させ空間光路を確
保して前記第１の機能面と前記第２の機能面とが平行と
なる様に配置されて接合されている、ことを特徴とする
光学的情報記録再生装置。 - 【請求項１２】 前記第１の機能面は偏光ビームスプリ
ッタ面であり、前記第２の機能面は全ての光束を反射す
る面であることを特徴とする、請求項１１に記載の光学
的情報記録再生装置。 - 【請求項１３】 前記入射光路と前記反射光路とは前記
可動部に関し同一の側に平行に位置していることを特徴
とする、請求項１１または１２に記載の光学的情報記録
再生装置。 - 【請求項１４】 前記可動部の入射光路側に回折格子を
配置してなることを特徴とする、請求項１１〜１３のい
ずれかに記載の光学的情報記録再生装置。 - 【請求項１５】 前記第１三角プリズムの第１の機能面
側には第３三角プリズムの第１辺が接合されていること
を特徴とする、請求項１１〜１４のいずれかに記載の光
学的情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7107480A JPH08306051A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 光学的情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7107480A JPH08306051A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 光学的情報記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08306051A true JPH08306051A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14460292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7107480A Pending JPH08306051A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 光学的情報記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08306051A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100358020C (zh) * | 2003-05-30 | 2007-12-26 | 索尼株式会社 | 光头以及采用该光头的记录和/或再现设备 |
-
1995
- 1995-05-01 JP JP7107480A patent/JPH08306051A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100358020C (zh) * | 2003-05-30 | 2007-12-26 | 索尼株式会社 | 光头以及采用该光头的记录和/或再现设备 |
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