JPH0785496A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH0785496A
JPH0785496A JP5252123A JP25212393A JPH0785496A JP H0785496 A JPH0785496 A JP H0785496A JP 5252123 A JP5252123 A JP 5252123A JP 25212393 A JP25212393 A JP 25212393A JP H0785496 A JPH0785496 A JP H0785496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
light
information recording
light beam
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5252123A
Other languages
English (en)
Inventor
Moritoshi Miyamoto
守敏 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5252123A priority Critical patent/JPH0785496A/ja
Publication of JPH0785496A publication Critical patent/JPH0785496A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 反射ミラーの製作精度に厳しさを要求される
ことなしに、光ヘッドひいては装置全体のコンパクト化
を達成できる光学的情報記録再生装置を提供する。 【構成】 光ヘッド可動部の外壁35’の一部を切除
し、該切除面に反射ミラー31’を取付ける。光ヘッド
固定部内には、半導体レーザ21、コリメータレンズ2
2、ビーム整形プリズム23、アパーチャ24、1/2
波長板25、回折格子26、偏光ビームスプリッタ2
7、球面レンズ32、シリンドリカルレンズ33及び光
検出器34が配置されている。光ヘッド可動部内には、
表面反射ミラー28、1/4波長板29及び対物レンズ
30が配置されている。1は、光カードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的情報記録媒体に
情報を記録し、該記録媒体に記録された情報を再生し及
び/又は該記録媒体に記録された情報を消去する光学的
情報記録再生装置に関する。
【0002】本発明のうちのいくつかは、特に光ヘッド
の構成要素が可動部と固定部とに分かれている光学的情
報記録再生装置に適用して大なる有効性を発揮する。
【0003】
【従来の技術】従来、光を用いて情報の記録、再生を行
なう情報記録媒体としてディスク状、カード状、テープ
状等の各種の形態のものが知られている。これら光学的
情報記録媒体には記録及び再生の可能なものや再生のみ
可能なもの等がある。記録可能な媒体への情報の記録
は、記録情報に従って変調され微小スポット状に絞られ
た光ビームで情報トラックを走査することにより行なわ
れ、光学的に検出可能な情報ビット列として情報が記録
される。
【0004】又、記録媒体からの情報の再生は、該媒体
に記録が行なわれない程度の一定のパワーの光ビームス
ポットで情報トラックの情報ビット列を走査し、該媒体
からの反射光又は透過光を検出することにより行なわれ
る。
【0005】上述した記録媒体への情報の記録、再生に
用いられる光ヘッドは、記録媒体に対しその情報トラッ
ク方向及び該方向を横切る方向に相対的に移動可能とさ
れており、この移動により光ビームスポットの情報トラ
ック走査が行なわれる。光ヘッドにおける光ビームスポ
ットの絞り込み用レンズとしては、例えば対物レンズが
用いられる。この対物レンズはその光軸方向(フォーカ
シング方向)及び該光軸方向と記録媒体の情報トラック
方向との双方に直交する方向(トラッキング方向)に夫
々独立して移動することができるように光ヘッド本体に
保持されている。このような対物レンズの保持は、一般
に弾性部材を介して成され、対物レンズの上記2方向の
移動は一般に磁気的相互作用を利用したアクチュエータ
により駆動される。
【0006】ところで、上述した光学的情報記録媒体の
うちカード状の光学的情報記録媒体(以下、光カードと
称する)は、小型軽量で持ち運びに便利な比較的大容量
の情報記録媒体として今後大きな需要が見込まれてい
る。
【0007】図4に追記型光カードの模式的平面図、図
5にその部分拡大図を示す。
【0008】図4において、光カード1の情報記録面に
は多数本の情報トラック2がL−F方向に平行に配列さ
れている。又、光カード1の情報記録面には上記情報ト
ラック2へのアクセスの基準位置となるホームポジショ
ン3が設けられている。情報トラック2は、ホームポジ
ション3に近い方から順に2−1,2−2,2−3,…
と配列され、図5に示すように、これらの各情報トラッ
クに隣接してトラッキングトラック4が4−1,4−
2,4−3,…というように順次設けられている。これ
らのトラッキングトラック4は、情報記録再生時の光ビ
ームスポット走査の際に該ビームスポットが所定の情報
トラックから逸脱しないように制御するオートトラッキ
ング(以下、ATと記す)のためのガイドとして用いら
れる。
【0009】このATサーボは、光ヘッドにおいて上記
光ビームスポットの情報トラックからのずれ(AT誤
差)を検出し、該検出信号を上記トラッキングアクチュ
エータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し対物レンズ
をトラッキング方向(D方向)に移動させて光ビームス
ポットを所望の情報トラックへと追従させることにより
行なわれる。
【0010】又、情報記録再生時において、光ビームス
ポットで情報トラックを走査する際、該光ビームを光カ
ード面上にて適当な大きさのスポット状とする(合焦さ
せる)ために、オートフォーカシング(以下、AFと記
す)サーボが行なわれる。このAFサーボは、光ヘッド
において上記光ビームスポットの合焦状態からのずれ
(AF誤差)を検出し、該検出信号を上記フォーカシン
グアクチュエータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し
対物レンズをフォーカシング方向に移動させて光ビーム
スポットを光カード面上に合焦させることにより行なわ
れる。
【0011】なお、図5において、S1 ,S2 ,S3
光ビームスポットを示し、S1 とS3 の光スポットを使
用してATを行ない、S2 の光スポットを使用してAF
及び記録時の情報ビットの作成、再生時の情報ビットの
読出しを行なう。又、各情報トラックにおいて、6−
1,6−2及び7−1,7−2は夫々プリフォーマット
された左側アドレス部及び右側アドレス部を示し、この
アドレス部を読出すことにより情報トラックの識別が行
なわれる。5(図中、5−1,5−2が相当する)はデ
ータ部であり、ここに所定の情報が記録される。
【0012】ここで、光学的情報記録方法を図6に示す
光ヘッド光学系の概略図を用いて説明する。
【0013】図6において、21は光源たる半導体レー
ザであり、この例では紙面内の方向に偏光している83
0nmの波長の光を発する。また、22はコリメータレ
ンズ、23はビーム整形プリズム、24はアパーチャ、
26は光束分割のための回折格子、27は偏光ビームス
プリッタである。更に、28は表面反射ミラー、29は
1/4波長板、30は対物レンズ、31は表面反射ミラ
ー、32は球面レンズ、33はシリンドリカルレンズ、
34は光検出器を示す。光検出器34は、図7に示され
ている様に、受光素子34a,34c及び4分割受光素
子34bから構成されている。
【0014】半導体レーザ21から発せられた光ビーム
は、発散光束となってコリメータレンズ22に入射す
る。そして、該レンズにより平行光ビームとされ、さら
にビーム整形プリズム23により所定の光強度分布、つ
まり円形の強度分布を有するビームに整形される。そし
て、該光束はアパーチャ24を通過して所望の光束径と
され、次に回折格子26に入射し、該回折格子26によ
り有効な3つの光ビーム(0次回折光及び±1次回折
光)に分割される。この3つの光束は、偏光ビームスプ
リッタ27にP偏光光束として入射する。偏光ビームス
プリッタ27は、図8に示すような分光特性を有し、入
射したP偏光は100%近く透過する。
【0015】次いで、前記3つの光束はミラー28を経
て1/4波長板29を透過し、この際に円偏光に変換さ
れ、対物レンズ30によって光カード1上に集束され
る。この集束された光が図7に示したように、3つの微
小ビームスポットS1 (+1次回折光)、S2 (0次回
折光)、S3 (−1次回折光)である。S2 は記録、再
生、AF制御に用いられ、S1 とS3 はAT制御に用い
られる。光カード1上におけるスポット位置は、図5に
示したように、光ビームスポットS1 ,S3 は隣接する
トラッキングトラック4上に位置し、光ビームスポット
2 は該トラッキングトラック間の情報トラック2上に
位置している。かくして、光カード1上に形成された光
ビームスポットからの反射光は、再び対物レンズ30を
通って平行光束とされ、1/4波長板29を透過するこ
とにより入射時とは偏光方向が90°回転した光ビーム
に変換される。そして、偏光ビームスプリッタ27には
S偏光ビームとして入射し、図8に示した分光特性によ
り100%近く反射され、検出光学系に導かれる。
【0016】前記検出光学系では、球面レンズ32とシ
リンドリカルレンズ33とが組み合わされており、この
組み合わせにより非点収差法によるAF制御が行なわれ
る。光カード1から反射した3つの光束は前記検出光学
系によりそれぞれ集光され、光検出器34に入射して、
3つの光スポットを形成する。受光素子34a,34c
は前述の光スポットS1 ,S3 の反射光を受光し、これ
ら2つの受光素子の出力の差を用いてAT制御が行なわ
れる。また、4分割の受光素子34bは光スポットS2
の反射光を受光し、その出力を用いてAF制御が行なわ
れ且つ記録情報が再生される。図7に示される様に、受
光素子34a,34b,34cにおいて、各光スポット
a ,Sb ,Sc は、受光素子34a,34b,34c
に完全に含まれている。
【0017】以上の様な光ヘッド光学系を、図6に示さ
れている様に、固定部と可動部とに分け、該可動部のみ
を矢印に示す様に移動させることにより、光ビームスポ
ットS2 で情報トラックの走査を行うことができる。こ
の様な分離型の光ヘッドでは、可動部の移動量は、光カ
ード1の縦方向の長さ程度は必要であり、通常100m
m程度である。
【0018】尚、35は光ヘッド固定部の外壁である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
(A)上記従来例では、ヘッド固定部において外壁35
内で、取付け支持部材36に対しミラー31の光束有効
径外部分を当接させて押圧支持しているので、光学的に
必要とされるより大きな反射ミラー31が必要であり、
それに伴い大きな外壁が必要となり、このことが光ヘッ
ドひいては装置全体の小型化の妨げとなっていた。
【0020】尚、図9に示す様に、ミラー31を光学的
に必要とされる最小限の大きさとし、該ミラーの裏面
(即ち反射に関与しない面)側を取付け支持部材36に
対し当接させて押圧支持することも考えられるが、この
場合にはミラーの厚さや反射面に対する裏面の平行度を
厳密に設定しないと、該ミラーに基づく光学系の光軸ず
れが発生することになる。このため、ミラーの製作精度
を厳しくする必要があるという不利がある。
【0021】本発明は、以上の如き従来技術の問題点に
鑑み、反射ミラーの製作精度に厳しさを要求されること
なしに、光ヘッドひいては装置全体のコンパクト化を達
成できる光学的情報記録再生装置を提供することを目的
とするものである。
【0022】(B)上記従来例では、半導体レーザ21
からビーム整形プリズム23に至る光路が可動部の方と
反対側の方へと斜めに突き出た形態となるため、外壁3
5が外向き(即ち可動部の方と反対の側)に突出し、光
ヘッドひいては装置全体の小型化の妨げとなっていた。
【0023】本発明は、以上の如き従来技術の問題点に
鑑み、光ヘッドひいては装置全体のコンパクト化を達成
できる光学的情報記録再生装置を提供することを目的と
するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
(A)本発明によれば、上記目的を達成するものとし
て、照射光学系からの光束を絞って光学的情報記録媒体
に光スポットとして照射し且つ前記記録媒体上の光スポ
ットからの光束を検出光学系に投影する光ヘッドを有
し、前記照射光学系からの光束の照射により前記記録媒
体に対し情報を記録し及び/または記録情報を再生する
光学的情報記録再生装置において、前記光ヘッドの外壁
の一部を切除し、該切除面に前記照射光学系または前記
検出光学系を構成する反射ミラーを取付けてなることを
特徴とする光学的情報記録再生装置、が提供される。
【0025】この発明の一態様においては、前記光ヘッ
ド外壁切除面に対し前記反射ミラーの反射面を内側にし
て該反射面を突き当てることにより該反射面の位置出し
がなされている。ここで、前記反射ミラーは外側の面の
角部が除去されているものであることができる。
【0026】この発明の他の態様においては、前記光ヘ
ッド外壁切除面は前記反射ミラーでの反射による光束の
偏向角が90度になる様に切除されている。
【0027】(B)また、本発明によれば、上記目的を
達成するものとして、照射光学系からの光束を絞って光
学的情報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前記記
録媒体上の光スポットからの光束を検出光学系に投影す
る光ヘッドを有し、前記照射光学系からの光束の照射に
より前記記録媒体に対し情報を記録し及び/または記録
情報を再生する光学的情報記録再生装置において、前記
照射光学系が光源からの光束を偏向手段により偏向させ
た後に反射手段により前記記録媒体へと導く様にされて
おり、前記光源から前記偏向手段までの光路が該偏向手
段から前記反射手段までの光路に対し、前記偏向手段か
らの光束が前記反射手段により反射された後に進行する
方に位置することを特徴とする光学的情報記録再生装
置、が提供される。
【0028】この発明の一態様においては、前記反射手
段が偏光ビームスプリッタであり、該偏光ビームスプリ
ッタを前記記録媒体からの光束が透過して前記検出光学
系へと導く様にされており、前記光源からの偏光光束を
1/2波長板を通過させることにより偏光面を90度回
転させた上で前記反射手段にS偏光として入射させる様
にされている。
【0029】この発明の他の態様においては、前記偏向
手段がビーム整形プリズムである。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0031】(A)図1は本発明による光学的情報記録
再生装置の光ヘッドの一例を示す概略構成図である。
尚、本図において、上記図6に関し説明した従来例装置
におけると同等の機能を有する部材には同一の符号が付
されている。
【0032】図1において、21は光源たる半導体レー
ザであり、この例では紙面内の方向に偏光している83
0nmの波長の光を発する。また、22はコリメータレ
ンズ、23はビーム整形プリズム、24はアパーチャ、
25は1/2波長板、26は光束分割のための回折格
子、27は偏光ビームスプリッタである。更に、28は
表面反射ミラー、29は1/4波長板、30は対物レン
ズ、31は表面反射ミラー、32は球面レンズ、33は
シリンドリカルレンズ、34は光検出器を示す。光検出
器34は、図7に示されている様に、受光素子34a,
34c及び4分割受光素子34bから構成されている。
【0033】半導体レーザ21から発せられた光ビーム
は、発散光束となってコリメータレンズ22に入射す
る。そして、該レンズにより平行光ビームとされ、さら
にビーム整形プリズム23により所定の光強度分布、つ
まり円形の強度分布を有するビームに整形される。そし
て、該光束はアパーチャ24を通過して所望の光束径と
され、1/2波長板25に至る。該1/2波長板25を
通過することにより光束の偏光方向が紙面に垂直の方向
となる。その後、該光束は回折格子26に入射し、該回
折格子26により有効な3つの光ビーム(0次回折光及
び±1次回折光)に分割される。この3つの光束は、偏
光ビームスプリッタ27にS偏光光束として入射する。
偏光ビームスプリッタ27は、図8に示すような分光特
性を有し、入射したS偏光は100%近く反射される。
【0034】次いで、前記3つの光束はミラー28を経
て1/4波長板29を透過し、この際に円偏光に変換さ
れ、対物レンズ30によって光カード1上に集束され
る。この集束された光が図7に示したように、3つの微
小ビームスポットS1 (+1次回折光)、S2 (0次回
折光)、S3 (−1次回折光)である。S2 は記録、再
生、AF制御に用いられ、S1 とS3 はAT制御に用い
られる。光カード1上におけるスポット位置は、図5に
示したように、光ビームスポットS1 ,S3 は隣接する
トラッキングトラック4上に位置し、光ビームスポット
2 は該トラッキングトラック間の情報トラック2上に
位置している。かくして、光カード1上に形成された光
ビームスポットからの反射光は、再び対物レンズ30を
通って平行光束とされ、1/4波長板29を透過するこ
とにより入射時とは偏光方向が90°回転した光ビーム
に変換される。そして、偏光ビームスプリッタ27には
P偏光ビームとして入射し、図8に示した分光特性によ
り100%近く透過し、ミラー31’で反射され、検出
光学系に導かれる。
【0035】前記検出光学系では、球面レンズ32とシ
リンドリカルレンズ33とが組み合わされており、この
組み合わせにより非点収差法によるAF制御が行なわれ
る。光カード1から反射した3つの光束は前記検出光学
系によりそれぞれ集光され、光検出器34に入射して、
3つの光スポットを形成する。受光素子34a,34c
は前述の光スポットS1 ,S3 の反射光を受光し、これ
ら2つの受光素子の出力の差を用いてAT制御が行なわ
れる。また、4分割の受光素子34bは光スポットS2
の反射光を受光し、その出力を用いてAF制御が行なわ
れ且つ記録情報が再生される。図7に示される様に、受
光素子34a,34b,34cにおいて、各光スポット
a ,Sb ,Sc は、受光素子34a,34b,34c
に完全に含まれている。
【0036】以上の様な光ヘッド光学系は、図1に示さ
れている様に、固定部と可動部とに分けられており、該
可動部のみを矢印に示す様に移動させることにより、光
ビームスポットS2 で情報トラックの走査を行うことが
できる。
【0037】尚、35’は光ヘッド固定部の外壁であ
る。
【0038】図1に示されている様に、本実施例では、
ヘッド固定部外壁35’の一部(角の部分)が切除され
ており、該切除平面に対しミラー31’の反射面の光学
的有効径外の部分が当接され接合されている。従って、
この当接によりミラー31’の反射面の位置出しがなさ
れるので、該ミラーの厚さや反射面に対する裏面の平行
度を厳密に設定しなくとも、該ミラーに基づく光学系の
光軸ずれが発生することがなく、このためミラーの製作
精度を厳しくする必要がない。
【0039】また、本実施例では、反射ミラー31’は
外側の面の角部が斜め45度に除去されているので、小
型化に対する寄与が大きい。破線は、上記図6で説明し
た従来のミラー取付け手法を本実施例に適用した場合の
外壁の位置を示すものであり、これとの比較から本実施
例の小型化効果が容易に理解される。
【0040】以上の実施例において、ミラー28の取付
けに対してもミラー31’の取付けと同様にして本発明
を適用することができる。
【0041】以上の実施例では、上記図6の従来例装置
と、固定部内での半導体レーザ21を含む照射光学系と
光検出器34を含む検出光学系との配置が逆になってい
るが、本発明の効果は上記図6の従来例装置の光学系配
置に対し適用した場合にも有効である。
【0042】また、以上の実施例は分離型光ヘッドを有
するものであるが、本発明は、分離型に限らず、その他
の一般的な光ヘッドを有する装置に対しても同様に適用
することができる。
【0043】(B)図2は本発明による光学的情報記録
再生装置の光ヘッドの一例を示す概略構成図である。
尚、本図において、上記図1の装置におけると同等の機
能を有する部材には同一の符号が付されている。
【0044】本実施例は、ミラー31として上記図6の
従来例装置と同等のものを用い、同等の取付け支持部材
36を用いてたものであり、これにより外壁35は図1
の破線で示すものと同等になる。しかし、本実施例で
は、上記図6の従来例装置と異なり、半導体レーザ21
からビーム整形プリズム23に至る光路が可動部の方へ
と斜めに突き出た形態であるため、外壁35が内向き
(即ち可動部の側)に突出し、このため、光ヘッドひい
ては装置全体の小型化が達成される。
【0045】図3は、以上の様な本実施例の効果の概略
的説明図である。図3において、(a)は図6に示され
る様な従来例を示し、(b)は図2に示される本発明実
施例を示す。(a),(b)において、いずれも可動部
が(i)と(ii)との間で往復移動するとして、固定
部外壁の突き出し部Xが可動部側にある方がスペースを
有効利用でき光ヘッドのコンパクト化に有利であること
が解る。
【0046】尚、以上の様な、本発明の固定部内の光学
系配置は、P偏光をほぼ100%反射しS偏光をほぼ1
00%透過する様な偏光ビームスプリッタが存在すれ
ば、1/2波長板を使用することなしに、構成すること
ができる。しかし、現実にはこの様な偏光ビームスプリ
ッタは存在しないため、上記実施例の様に1/2波長板
を用いる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ヘッドにおけるミラーの取付け手法を工夫したことに
より、ミラーの製作精度に厳しさを要求されることなし
に、光ヘッドひいては装置全体のコンパクト化を達成す
ることができる。
【0048】また、本発明によれば、光ヘッド可動部に
おける光源から偏向手段に至る光路の配置を工夫したこ
とにより、光ヘッドひいては装置全体のコンパクト化を
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドの一例を示す概略構成図である。
【図2】本発明による光学的情報記録再生装置の光ヘッ
ドの一例を示す概略構成図である。
【図3】本発明の効果の概略的説明図である。
【図4】光カードの模式的平面図である。
【図5】光カードの部分拡大図である。
【図6】分離型光ヘッド光学系の図である。
【図7】光学的情報記録再生装置の光ヘッドにおける光
検出器の形状及び配置と光スポットとの関係を示す図で
ある。
【図8】偏光ビームスプリッタの分光特性図である。
【図9】光学的情報記録再生装置の光ヘッドにおけるミ
ラーの取付けを示す図である。
【符号の説明】
1 光カード 21 半導体レーザ 22 コリメータレンズ 23 ビーム整形プリズム 24 アパーチャ 25 1/2波長板 26 回折格子 27 偏光ビームスプリッタ 28 ミラー 29 1/4波長板 30 対物レンズ 31,31’ ミラー 32 球面レンズ 33 シリンドリカルレンズ 34 光検出器 34a,34b,34c 受光素子 35,35’ 可動部外壁 36 ミラー取付け支持部材 S1 ,S2 ,S3 光スポット Sa ,Sb ,Sc 光スポット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射光学系からの光束を絞って光学的情
    報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒体
    上の光スポットからの光束を検出光学系に投影する光ヘ
    ッドを有し、前記照射光学系からの光束の照射により前
    記記録媒体に対し情報を記録し及び/または記録情報を
    再生する光学的情報記録再生装置において、 前記光ヘッドの外壁の一部を切除し、該切除面に前記照
    射光学系または前記検出光学系を構成する反射ミラーを
    取付けてなることを特徴とする光学的情報記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光ヘッド外壁切除面に対し前記反射
    ミラーの反射面を内側にして該反射面を突き当てること
    により該反射面の位置出しがなされていることを特徴と
    する、請求項1に記載の光学的情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記反射ミラーは外側の面の角部が除去
    されていることを特徴とする、請求項2に記載の光学的
    情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記光ヘッド外壁切除面は前記反射ミラ
    ーでの反射による光束の偏向角が90度になる様に切除
    されていることを特徴とする、請求項1に記載の光学的
    情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 照射光学系からの光束を絞って光学的情
    報記録媒体に光スポットとして照射し且つ前記記録媒体
    上の光スポットからの光束を検出光学系に投影する光ヘ
    ッドを有し、前記照射光学系からの光束の照射により前
    記記録媒体に対し情報を記録し及び/または記録情報を
    再生する光学的情報記録再生装置において、 前記照射光学系が光源からの光束を偏向手段により偏向
    させた後に反射手段により前記記録媒体へと導く様にさ
    れており、前記光源から前記偏向手段までの光路が該偏
    向手段から前記反射手段までの光路に対し、前記偏向手
    段からの光束が前記反射手段により反射された後に進行
    する方に位置することを特徴とする光学的情報記録再生
    装置。
  6. 【請求項6】 前記反射手段が偏光ビームスプリッタで
    あり、該偏光ビームスプリッタを前記記録媒体からの光
    束が透過して前記検出光学系へと導く様にされており、
    前記光源からの偏光光束を1/2波長板を通過させるこ
    とにより偏光面を90度回転させた上で前記反射手段に
    S偏光として入射させる様にされていることを特徴とす
    る、請求項5に記載の光学的情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記偏向手段がビーム整形プリズムであ
    ることを特徴とする、請求項5に記載の光学的情報記録
    再生装置。
JP5252123A 1993-09-16 1993-09-16 光学的情報記録再生装置 Pending JPH0785496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5252123A JPH0785496A (ja) 1993-09-16 1993-09-16 光学的情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5252123A JPH0785496A (ja) 1993-09-16 1993-09-16 光学的情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0785496A true JPH0785496A (ja) 1995-03-31

Family

ID=17232798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5252123A Pending JPH0785496A (ja) 1993-09-16 1993-09-16 光学的情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0785496A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05210005A (ja) ビーム・スプリッター
JPH07105549A (ja) 光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置
US5771219A (en) Optical information recording and/or reproducing apparatus
JP2579108B2 (ja) 光学的情報記録再生装置及びその調整方法
JP2579102B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH08338904A (ja) 光学素子及び光学的情報記録再生装置
JPH0785496A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH07169085A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH06162532A (ja) 光ヘッド
JPH08339551A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH0636494Y2 (ja) 光学式走査装置
JPH0785498A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH076405A (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2760410B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH0855359A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH0482028A (ja) 情報記録再生装置
JPH0612829A (ja) 光学的情報記録再生装置
JP3984211B2 (ja) 光ヘッド装置及び信号再生装置
JPH08306051A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH0628687A (ja) 情報記録再生装置
JPH0927135A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH0855345A (ja) 光学的情報記録再生装置の光ヘッド光学系の調整方法及びそれに用いる調整治具
JPH04117636A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH08339567A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH06309680A (ja) 光学的情報記録再生装置