JPH06162532A - 光ヘッド - Google Patents

光ヘッド

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JPH06162532A
JPH06162532A JP4308517A JP30851792A JPH06162532A JP H06162532 A JPH06162532 A JP H06162532A JP 4308517 A JP4308517 A JP 4308517A JP 30851792 A JP30851792 A JP 30851792A JP H06162532 A JPH06162532 A JP H06162532A
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Shigeru Ouchida
茂 大内田
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つの光スポットを同時にトラッキングする
ことにより、簡素な構成で高いC/Nを確保し、磁気変
調オーバーライトによる高速転送化が可能な光ヘッドを
提供する。 【構成】 レーザ光源21からの出射光aがコリメート
レンズ22により平行光とされた光を対物レンズ25に
より集光して光情報記録媒体26に光スポットを照射し
て情報の記録等を行うと共に、光情報記録媒体26から
の反射光を信号検出光学系27内に導き情報の再生やト
ラックエラー信号等の検出を行う光ヘッドにおいて、レ
ーザ光源21からの出射光aが光情報記録媒体26に向
かう間の光路上に出射光aを少なくとも2つ以上の光束
に分割する光分割素子23を配設し、この光分割素子2
3により分割された複数の光束の光スポットが光情報記
録媒体26面上の同一トラックT上でオントラック状態
になるように光分割素子23を回転駆動させる光分割素
子駆動機構を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光源からの光を
光ディスク面に照射することにより、情報の記録、再
生、消去等を行う光ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁界によるオーバーライト可能な
光磁気ディスク装置としては、例えば、特開昭64−8
2348号公報に「オーバーライト可能光磁気ディスク
装置」なるタイトルで開示されているものがある。これ
を、今、図6に基づいて説明する。レーザ駆動回路1に
より駆動されることにより半導体レーザ2から出射した
光は、コリメートレンズ3により平行光とされ、ビーム
整形光学系4により円形の強度分布をもった光束に変換
される。そして、そのビーム整形された光束は、回折格
子5によって0次光、±1次光の3光束に分離され、ビ
ームスプリッタ6を介して対物レンズにより集光され、
光ディスク8の記録膜8aの面上に直径約1μmの光ス
ポットとして照射される。この照射位置には磁気ヘッド
9が対向配置されており、これにより情報の記録、消去
等が行われる。また、この光ディスク8からの反射光
は、ビームスプリッタ6により反射されて信号検出光学
系10内に導かれる。この信号検出光学系10内に導か
れた光は、λ/2板11、レンズ12を介して偏光ビー
ムスプリッタ13に入射することにより透過光と反射光
との2つの光に分離される。これら分離された2つの光
は光検出器14a,14bにそれぞれ導かれた後、信号
検出回路15に送られることにより信号処理がなされ、
これにより、情報の再生、トラックエラー信号、フォー
カスエラー信号等の検出が行われる。また、信号検出回
路15はコントローラ16と接続されており、このコン
トローラ16は前記レーザ駆動回路1や、アクチュエー
タ駆動回路17、磁気ヘッド駆動回路18を駆動制御し
ている。アクチュエータ駆動回路17は対物レンズアク
チュエータ19を駆動してフォーカス制御等を行ってい
る。
【0003】上述したような装置において、回折格子5
を用いて出射光のビーム分割をして0次光と±1次光と
の2つの光スポットを光ディスク8の面上に照射して、
0次光により記録を行い、±1次光によりベリファイを
行う方式がある。このような方式は、DRAW(Direc
t Read After Write) と呼ばれており、記録直後に
エラーチェックを行っているため処理速度が速くなり、
高速転送レート化を図ることができる。また、磁界変調
によるオーバーライトであるため、1つのレーザ光源に
より、2つの光スポットを形成することができ、これに
より小型化、低コスト化を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な従来例においては、光ディスク8上の2つの光スポッ
トの再生時におけるトラッキングは、0次光の光スポッ
トを光検出器14a,14bに検出させ、対物レンズア
クチュエータ19を駆動させることによりトラッキング
制御を行っていた。このため、0次光の光スポットがト
ラックずれを起こしていなければ、±1次光の光スポッ
トも正確な位置にトラッキングされているものとみなし
ていた。
【0005】従って、このように2つの光スポットを用
いて情報の記録、再生を行う上で、トラックエラー信号
等のサーボ信号は一方の光スポット(0次光)を用いて
しか検出しておらず、ここで得られた信号を用いてもう
1つの光スポット(±1次光)の制御を行っている。こ
のため、サーボ信号を得ている光スポットが正確な位置
にあれば、他の光スポットも正確な位置にあるとみなし
ているだけで、正確には2つの光スポットを制御してい
るわけではない。
【0006】また、トラッキングサーボは、0.1μm
の精度で追従することが要求されており、この精度が低
下するとC/Nの低下につながる。マルチビーム光ヘッ
ドにおいては、複数の光スポットの間隔は一定である
が、図7(a)(b)に示すように、光ディスク8の外
周20a上の位置と内周20b上の位置とでは曲率が異
なるため、同様なサーボをかけた場合、最内周では2つ
の光スポットが必ずしも同時に0.1μm精度でオント
ラック状態にあることが保証できない。また、経時変化
や波長変動などでも光スポットずれが生じることもあ
り、1つの光スポットだけのサーボ信号で2つの光スポ
ットを制御することには自ずと限界がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、レーザ光源から出射された出射光をコリメートレン
ズにより平行光とし、この平行光を対物レンズにより集
光して光情報記録媒体の面上に照射することにより情報
の記録等を行うと共に、前記光情報記録媒体からの反射
光を信号検出光学系内に導くことにより情報の再生やト
ラックエラー信号等の検出を行う光ヘッドにおいて、前
記レーザ光源からの出射光が前記光情報記録媒体に向か
う間の光路上に前記出射光を少なくとも2つ以上の光束
に分割する光分割素子を配設し、この光分割素子により
分割された複数の光スポットが前記光情報記録媒体の面
上の同一トラック上でオントラック状態になるように前
記光分割素子を回転駆動させる光分割素子駆動機構を設
けた。
【0008】請求項2記載の発明では、レーザ光源から
出射された出射光をコリメートレンズにより平行光と
し、この平行光を対物レンズにより集光して光情報記録
媒体の面上に照射することにより情報の記録等を行うと
共に、前記光情報記録媒体からの反射光を信号検出光学
系内に導くことにより情報の再生やトラックエラー信号
等の検出を行う光ヘッドにおいて、前記レーザ光源から
の出射光が前記光情報記録媒体に向かう間の光路上に前
記出射光を少なくとも2つ以上の光束に分割する光分割
素子を配設し、この光分割素子により分割された複数の
光スポットが情報の記録時には前記光情報記録媒体の面
上の同一トラック上で、かつ、情報の再生時には各々異
なるトラック上でそれぞれオントラック状態となるよう
に前記光分割素子を回転駆動させる光分割素子駆動機構
を設けた。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、光分割素子を回転駆動させる光分
割素子駆動機構から得られた回転角度を示す回転角度信
号と、分割された光を受光するトラックエラー信号用受
光素子からの受光信号とからトラックエラー信号を合成
するトラックエラー信号合成手段を設けた。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
発明において、情報の記録時と、情報の再生時とによっ
て、トラックエラー信号を検出するトラックエラー信号
用受光素子の受光面の分割線を切換える受光面分割線切
換手段を設けた。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項2記載の
発明において、トラックエラー信号を検出するトラック
エラー信号用受光素子を複数個備え、これら複数個のト
ラックエラー信号用受光素子を情報の記録時と、情報の
再生時とによって異ならせて検出するようにした。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明においては、光分割素子駆
動機構を用いて回転駆動させることにより生じた2つの
光スポットを同一トラック上で同時にトラッキングする
ことができるため高いC/Nを確保することが可能とな
り、また、磁界変調によるオーバーライトとその直後の
ベリファイとにより、高速転送化が可能となる。
【0013】請求項2記載の発明においては、光分割素
子駆動機構を用いて回転駆動させることにより生じた2
つの光スポットが情報の記録時には光情報記録媒体の面
上で同一トラック上に、情報の再生時には別々の異なる
トラック上にオントラック状態になるようにすることに
よって、DRAWと並列読出しが行え、これにより高速
転送化を一段と図ることが可能となる。
【0014】請求項3記載の発明においては、トラック
エラー信号合成手段を用いてトラッキング時に生じる光
スポットの変動によるトラックエラー信号のオフセット
を、光スポットの変動の原因である光分割素子の回転量
を示す回転角度信号を利用してキャンセルすることによ
り、オフセットの少ない信頼性の高いトラックエラー信
号を得ることが可能となり、また、トラッキングのオフ
セット補正を全て電気的に処理することができるため信
頼性の高い信号検出を行うことが可能となる。
【0015】請求項4記載の発明においては、受光面分
割線切換手段により受光面の分割線を情報の記録時と再
生時とで切換えることによって、オフセットの小さいト
ラックエラー信号を検出することができ、また、DRA
Wと並列読出しを行えるため、高速転送化を図ることが
可能となる。
【0016】請求項5記載の発明においては、情報の記
録時と再生時とでトラックエラー信号用受光素子を別々
のものを使用することにより、組付け調整を一段と容易
なものとすることが可能となる。
【0017】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。まず、本装置の全体構成の概略
を図1に基づいて述べる。レーザ光源としての半導体レ
ーザ21から出射された光は、コリメートレンズ22に
より平行光とされ、この平行光は、光分割素子としての
回折格子23により2つの光束(0次光と、+1次光若
しくは−1次光)に分割される(なお、この回折格子2
3の詳細な説明については後述する)。これら分割され
た2光束は、ビームスプリッタ24を介して、対物レン
ズ25により集光され、光情報記録媒体としての光ディ
スク26の面上に2つの光スポットの状態で照射され
る。これにより、一方の0次光の光スポットにより情報
の記録が行われ、他方の+1次光(若しくは、−1次
光)によりベリファイがなされる。そして、光ディスク
26により反射された光は、逆の経路を辿っていきビー
ムスプリッタ24により反射され、信号検出光学系27
内の検出レンズ28により集光されて受光素子29に導
かれ、これにより、情報の再生信号や、トラックエラー
信号、フォーカスエラー信号等の検出が行われる。な
お、以下、トラッキングサーボを中心に述べるため、前
記受光素子29はトラックエラー信号用受光素子29と
呼ぶものとし、フォーカスエラー信号や情報の再生信号
についての説明は省略する。
【0018】上述したような図1の装置において、本実
施例では、以下のような構成としたことに特徴がある。
すなわち、半導体レーザ21からの出射光aが光ディス
ク26に向かう間の光路上に、出射光aを少なくとも2
つ以上の光束(例えば、0次光、±1次光)に分割する
回折格子23を配設(上述した構成で説明済み)し、こ
の回折格子23により分割された複数の光束の光スポッ
トが光ディスク26の面上の同一トラック上でオントラ
ック状態になるように、回折格子23を回転駆動させる
図示しない光分割素子駆動機構を設けるようにしたこと
である。
【0019】このような構成において、図2は、回折格
子23により分割された2光束、0次光Aと+1次光B
とが、光ディスク26の同一トラックT上に存在する状
態を示したものである。今、光分割素子駆動機構を用い
て回折格子23を回転させると、回折光となる+1次光
B(光スポット)だけが動き、非回折光となる0次光A
(光スポット)は動かない。このため、その移動しない
光スポットである0次光Aは従来と同様に対物レンズア
クチュエータ25aを駆動させることにより主トラッキ
ング制御を行い、一方の移動する光スポットである+1
次光Bは回折格子23を回転させることにより副トラッ
キング制御を行うようにすれば、それぞれ独立してトラ
ッキング制御を行うことができることになる。この場
合、主トラッキング制御は対物レンズアクチュエータ2
5aが行い、回折格子23の駆動による副トラッキング
制御はあくまでも0次光Aと+1次光Bとのずれ量を補
正するだけであるため、駆動量としては小さくてもよ
い。
【0020】従って、従来例(図6参照)のように情報
の再生時に0次光のみを用いたトラッキング制御を行う
のではなく、光分割素子駆動機構により回折格子23を
回転駆動させこれにより生じた2つの光スポット(0次
光Aと+1次光)を同一トラックT上で同時にトラッキ
ング制御することによって、従来よりも一段と高いC/
Nを確保することができるようになる。また、磁界変調
によるオーバーライトとその直後のベリファイを行うこ
とによって高速転送化を行うことができ、さらに、これ
らの機能は1個の半導体レーザ21を用いて実現できる
ため、一段の低コスト化と組付けの簡素化を図ることが
できる。
【0021】なお、0次光Aと+1次光Bとの間隔を小
さく(回折格子23の分離角度を小さく)すれば、回折
格子23の回転駆動の精度も緩和され、これにより簡単
な構成で低コストな回転駆動系を実現することができ
る。また、回転駆動させるためのモータとしては、超音
波モータやステッピングモータ等を用いることが可能で
ある。
【0022】次に、請求項3記載の発明の一実施例を図
3に基づいて説明する。なお、前述した実施例(図1参
照)と同一部分についての説明は省略し、その同一部分
については同一符号を用いる。
【0023】前述した請求項1記載の実施例では、回折
格子23を回転させて光ディスク26上の光スポット
(この場合には+1次光B)を動かすと、2分割された
トラックエラー信号用受光素子29上でもその光スポッ
トの位置は変動する。この変動によりトラックエラー信
号にDCオフセットが生じるため、回折格子23の回転
量を示す信号を用いてオフセットを除去する必要があ
る。
【0024】そこで、本実施例では、図3に示すよう
に、回折格子23を回転駆動させる光分割素子駆動機構
から得られた回転角度を示す回転角度信号Taと、分割
された光を受光するトラックエラー信号用受光素子29
からの受光信号Tbとからトラックエラー信号Trを合
成するトラックエラー信号合成手段30を設けたもので
ある。この場合、トラックエラー信号合成手段としての
トラックエラー信号合成回路30は、2つのアンプ30
a,30bを用いて構成することができる。
【0025】従って、このようなトラックエラー信号合
成回路30を用いてトラックエラー信号用受光素子29
からの出力と回転駆動系からの出力とを合成することに
よって、トラッキング時に生じる光スポット(+1次光
B)の変動によるトラックエラー信号のオフセットを、
その光スポットの変動の原因である回折格子23の回転
量を示す回転角度信号Taを利用してキャンセルするこ
とができ、これによりオフセットの少ない信頼性の高い
トラックエラー信号Trを得ることができる。
【0026】次に、請求項2,4,5記載の発明の一実
施例を図4及び図5に基づいて説明する。なお、前述し
た実施例(図1,3参照)と同一部分についての説明は
省略し、その同一部分については同一符号を用いる。
【0027】これまでの2つの実施例ではデータの記録
時に2つの光スポット(0次光A、+1次光B)を同一
トラックT上に配置してDRAWを実現し高速転送化を
図っていたが、ここでは、再生時には別々のトラック上
に光スポットを配置させるような構成としたものであ
る。
【0028】具体的には、情報の記録時にはこれまでと
同様に図2に示すように光ディスク26面上の同一トラ
ックT上で0次光Aと+1次光Bとがオントラック状態
となるように、かつ、情報の再生時には図4に示すよう
に異なるトラックTa,Tb上でオントラック状態とな
るように、回折格子23を回転駆動させる図示しない光
分割素子駆動機構を設けるようにしたものである。ここ
での回折格子23は、互いに異なるトラックに光スポッ
トが導かれるように、その格子形状を斜め方向に形成し
ておくとよい。
【0029】このような構成において、回折格子23を
回転させ、回折光となる+1次光Bの出射方向を傾け、
その光スポットの位置を0次光AのトラックTaの隣り
のトラックTbに来るようにしてトラックサーボをかけ
る。従って、このように並列読出しを可能としたことに
よって、別々のトラックTa,Tbからの信号を同時に
読出すことができると同時に、2つの光スポットを同時
にトラッキング制御することができ、これによりデータ
の読出しの高速化を図ることができると共に、安定な信
号検出を行うことができる。
【0030】また、本実施例では、再生時には回折光と
なる+1次光Bの光スポットが隣のトラックTbまで移
動するため、2分割受光面上での光スポット位置の変動
が、記録時よりも大きくなり、これによりオフセットも
大きくなってしまうおそれがある。そこで、図5(a)
(b)に示すように、情報の記録時と、情報の再生時と
によって、トラックエラー信号Trを検出するトラック
エラー信号用受光素子29の受光面の分割線Dを切換え
る受光面分割線切換手段としての受光面分割線切換回路
31を設けたものである。この場合、受光面分割線切換
回路31は、2つのアンプ31a,31bを用いて構成
することができる。
【0031】このような受光面分割線切換回路31を用
いてトラックエラー信号用受光素子29の2分割受光面
上の分割線Dを記録時と再生時とで切換えることによ
り、オフセットが一段と小さなトラックエラー信号Tr
を得ることができる。
【0032】さらに、トラックエラー信号Trを検出す
るトラックエラー信号用受光素子29を複数個備えるよ
うにし、これら複数個のトラックエラー信号用受光素子
29を、一方では情報の記録時のトラッキング制御用と
し、他方では情報の再生時のトラッキング制御用とする
ような構成としてもよい。これにより、トラッキングの
オフセット補正を全て電気的に処理することができるた
め、信頼性の高いトラックエラー信号Trの検出が行え
ると同時に、部品点数が少なく、一段と簡素な構成とす
ることができるようになる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、レーザ光源から
出射された出射光をコリメートレンズにより平行光と
し、この平行光を対物レンズにより集光して光情報記録
媒体の面上に照射することにより情報の記録等を行うと
共に、前記光情報記録媒体からの反射光を信号検出光学
系内に導くことにより情報の再生やトラックエラー信号
等の検出を行う光ヘッドにおいて、前記レーザ光源から
の出射光が前記光情報記録媒体に向かう間の光路上に前
記出射光を少なくとも2つ以上の光束に分割する光分割
素子を配設し、この光分割素子により分割された複数の
光スポットが前記光情報記録媒体の面上の同一トラック
上でオントラック状態になるように前記光分割素子を回
転駆動させる光分割素子駆動機構を設けたので、回転駆
動させることにより生じた2つの光スポットを同一トラ
ック上で同時にトラッキングすることができるため高い
C/Nを確保することができ、また、磁界変調によるオ
ーバーライトとその直後のベリファイとにより高速転送
化を図ることができ、さらに、これらの機能は1個のレ
ーザ光源で実現できるため組付けを簡素化させ低コスト
化を図ることができるものである。
【0034】請求項2記載の発明は、レーザ光源から出
射された出射光をコリメートレンズにより平行光とし、
この平行光を対物レンズにより集光して光情報記録媒体
の面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光情報記録媒体からの反射光を信号検出光学系
内に導くことにより情報の再生やトラックエラー信号等
の検出を行う光ヘッドにおいて、前記レーザ光源からの
出射光が前記光情報記録媒体に向かう間の光路上に前記
出射光を少なくとも2つ以上の光束に分割する光分割素
子を配設し、この光分割素子により分割された複数の光
スポットが情報の記録時には前記光情報記録媒体の面上
の同一トラック上で、かつ、情報の再生時には各々異な
るトラック上でそれぞれオントラック状態となるように
前記光分割素子を回転駆動させる光分割素子駆動機構を
設けたので、回転駆動させることにより生じた2つの光
スポットが情報の記録時には光情報記録媒体の面上で同
一トラック上に、情報の再生時には別々の異なるトラッ
ク上にオントラック状態になるようにすることにより、
DRAWと並列読出しとを行うことができ、これにより
高速転送化を一段と図ることができるものである。
【0035】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、光分割素子を回転駆動させる光分割
素子駆動機構から得られた回転角度を示す回転角度信号
と、分割された光を受光するトラックエラー信号用受光
素子からの受光信号とからトラックエラー信号を合成す
るトラックエラー信号合成手段を設けたので、トラッキ
ング時に生じる光スポットの変動によるトラックエラー
信号のオフセットを、光スポットの変動の原因である光
分割素子の回転量を示す回転角度信号を利用してキャン
セルすることにより、オフセットの少ない信頼性の高い
トラックエラー信号を得ることができ、また、トラッキ
ングのオフセット補正を全て電気的に処理することがで
きるため一段と信頼性の高い信号検出を行うことができ
るものである。
【0036】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、情報の記録時と、情報の再生時とによっ
て、トラックエラー信号を検出するトラックエラー信号
用受光素子の受光面の分割線を切換える受光面分割線切
換手段を設けたので、このように受光面の分割線を情報
の記録時と再生時とで切換えることにより、オフセット
の小さいトラックエラー信号を検出することができ、ま
た、DRAWと並列読出しを行うことができるため高速
転送化を図ることができるものである。
【0037】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、トラックエラー信号を検出するトラックエ
ラー信号用受光素子を複数個備え、これら複数個のトラ
ックエラー信号用受光素子を情報の記録時と、情報の再
生時とによって異ならせて検出するようにしたので、こ
のように情報の記録時と再生時とでトラックエラー信号
用受光素子を別々のものを使用することによって、組付
け調整を一段と容易なものとすると共に、回路構成を一
段と簡素化させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明である光ヘッドの全体構成
を示す斜視図である。
【図2】記録時における光分割素子と光スポットの位置
関係を示す模式図である。
【図3】請求項3記載の発明であるトラックエラー信号
合成手段によるオフセットキャンセル方法を示す回路図
である。
【図4】請求項2,4,5記載の発明である再生時にお
ける光分割素子と光スポットの位置関係を示す模式図で
ある。
【図5】記録時及び再生時における受光面分割線切換手
段による分割線の切換え時の様子を示す回路図である。
【図6】従来の光ヘッドの様子を示す構成図である。
【図7】トラックの内外周時に発生するトラックずれの
様子を示す模式図である。
【符号の説明】
21 レーザ光源 22 コリメートレンズ 23 光分割素子 25 対物レンズ 26 光情報記録媒体 27 信号検出光学系 29 トラックエラー信号用受光素子 30 トラックエラー信号合成手段 31 受光面分割線切換手段 A,B 光スポット Ta 回転角度信号 Tb 受光信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から出射された出射光をコリ
    メートレンズにより平行光とし、この平行光を対物レン
    ズにより集光して光情報記録媒体の面上に光スポットを
    照射することにより情報の記録等を行うと共に、前記光
    情報記録媒体からの反射光を信号検出光学系内に導くこ
    とにより情報の再生やトラックエラー信号等の検出を行
    う光ヘッドにおいて、前記レーザ光源からの出射光が前
    記光情報記録媒体に向かう間の光路上に前記出射光を少
    なくとも2つ以上の光束に分割する光分割素子を配設
    し、この光分割素子により分割された複数の光束の光ス
    ポットが前記光情報記録媒体の面上の同一トラック上で
    オントラック状態になるように前記光分割素子を回転駆
    動させる光分割素子駆動機構を設けたことを特徴とする
    光ヘッド。
  2. 【請求項2】 レーザ光源から出射された出射光をコリ
    メートレンズにより平行光とし、この平行光を対物レン
    ズにより集光して光情報記録媒体の面上に光スポットを
    照射することにより情報の記録等を行うと共に、前記光
    情報記録媒体からの反射光を信号検出光学系内に導くこ
    とにより情報の再生やトラックエラー信号等の検出を行
    う光ヘッドにおいて、前記レーザ光源からの出射光が前
    記光情報記録媒体に向かう間の光路上に前記出射光を少
    なくとも2つ以上の光束に分割する光分割素子を配設
    し、この光分割素子により分割された複数の光束の光ス
    ポットが情報の記録時には前記光情報記録媒体の面上の
    同一トラック上で、かつ、情報の再生時には各々異なる
    トラック上でそれぞれオントラック状態となるように前
    記光分割素子を回転駆動させる光分割素子駆動機構を設
    けたことを特徴とする光ヘッド。
  3. 【請求項3】 光分割素子を回転駆動させる光分割素子
    駆動機構から得られた回転角度を示す回転角度信号と、
    分割された光を受光するトラックエラー信号用受光素子
    からの受光信号とからトラックエラー信号を合成するト
    ラックエラー信号合成手段を設けたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の光ヘッド。
  4. 【請求項4】 情報の記録時と、情報の再生時とによっ
    て、トラックエラー信号を検出するトラックエラー信号
    用受光素子の受光面の分割線を切換える受光面分割線切
    換手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の光ヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 トラックエラー信号を検出するトラック
    エラー信号用受光素子を複数個備え、これら複数個のト
    ラックエラー信号用受光素子を情報の記録時と、情報の
    再生時とによって異ならせて検出するようにしたことを
    特徴とする請求項2記載の光ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8451700B2 (en) 2011-09-29 2013-05-28 Panasonic Corporation Optical pickup device and optical read/write apparatus
US8665679B2 (en) 2011-10-12 2014-03-04 Panasonic Corporation Optical read/write apparatus and read apparatus
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