JPH0863765A - 光学的情報記録再生方法 - Google Patents

光学的情報記録再生方法

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JPH0863765A
JPH0863765A JP6200686A JP20068694A JPH0863765A JP H0863765 A JPH0863765 A JP H0863765A JP 6200686 A JP6200686 A JP 6200686A JP 20068694 A JP20068694 A JP 20068694A JP H0863765 A JPH0863765 A JP H0863765A
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light
optical
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tracking
spot
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JP6200686A
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Masato Inoue
正人 井上
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体の内外に欠陥があっても高い信頼性
をもって記録再生を行うことができ、光ヘッドの小型軽
量化が可能で、高速アクセスを可能となす光学的情報記
録再生方法を提供する。 【構成】 並列配置された複数のトラッキングトラック
4−1〜4−5と記録領域2−1〜2−4とを交互に有
する光カードに3つの光スポットS1 ,S2,S3 をト
ラッキングトラックの方向と略垂直の方向に配列して形
成し、光カードの光スポットS1 の位置せしめられる記
録領域2−3の両隣のトラッキングトラック4−3,4
−4の更に外側に位置するトラッキングトラック4−
2,4−5に、光スポットS1 ,S3 を追従させてオー
トトラッキング制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的情報記録媒体に
情報を記録し、該記録媒体に記録された情報を再生し及
び/又は該記録媒体に記録された情報を消去する光学的
情報記録再生方法に関する。特に、本発明は、特に3ビ
ーム法を用いてオートトラッキング制御を行う光学的情
報記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光を用いて情報の記録、再生を行
なう情報記録媒体としてディスク状、カード状、テープ
状等の各種の形態のものが知られている。これら光学的
情報記録媒体には記録及び再生の可能なものや再生のみ
可能なもの等がある。記録可能な媒体への情報の記録
は、記録情報に従って変調され微小スポット状に絞られ
た光ビームで情報トラックを走査することにより行なわ
れ、光学的に検出可能な情報ビット列として情報が記録
される。
【0003】又、記録媒体からの情報の再生は、該媒体
に記録が行なわれない程度の一定のパワーの光スポット
で情報トラックの情報ビット列を走査し、該媒体からの
反射光又は透過光を検出することにより行なわれる。
【0004】上述した記録媒体への情報の記録、再生に
用いられる光ヘッドは、記録媒体に対しその情報トラッ
ク方向及び該方向を横切る方向に相対的に移動可能とさ
れており、この移動により光スポットの情報トラック走
査が行なわれる。光ヘッドにおける光スポットの絞り込
み用レンズとしては、例えば対物レンズが用いられる。
この対物レンズはその光軸方向(フォーカシング方向)
及び該光軸方向と記録媒体の情報トラック方向との双方
に直交する方向(トラッキング方向)に夫々独立して移
動することができるように光ヘッド本体に保持されてい
る。このような対物レンズの保持は、一般に弾性部材を
介して成され、対物レンズの上記2方向の移動は一般に
磁気的相互作用を利用したアクチュエータにより駆動さ
れる。
【0005】ところで、上述した光学的情報記録媒体の
うちカード状の光学的情報記録媒体(以下、光カードと
称する)は、小型軽量で持ち運びに便利な比較的大容量
の情報記録媒体として今後大きな需要が見込まれてい
る。
【0006】図6に追記型光カードの模式的平面図、図
7にその部分拡大図を示す。
【0007】図6において、光カード1の情報記録面に
は多数本の情報トラック(記録領域)2がL−F方向に
平行に配列されている。又、光カード1の情報記録面に
は上記記録領域2へのアクセスの基準位置となるホーム
ポジション3が設けられている。記録領域2は、ホーム
ポジション3に近い方から順に2−1,2−2,2−
3,…と配列され、図7に示すように、これらの各記録
領域に隣接してトラッキングトラック4が4−1,4−
2,4−3,…というように順次設けられている。これ
らのトラッキングトラック4は、情報記録再生時の光ス
ポット走査の際に該スポットが所定の記録領域から逸脱
しないように制御するオートトラッキング(以下、AT
と記す)のためのガイドとして用いられる。
【0008】このATサーボは、光ヘッドにおいて上記
光スポットの記録領域からのずれ(AT誤差)を検出
し、該検出信号を上記トラッキングアクチュエータへと
負帰還させ、光ヘッド本体に対し対物レンズをトラッキ
ング方向(D方向)に移動させて光スポットを所望の記
録領域へと追従させることにより行なわれる。
【0009】又、情報記録再生時において、光スポット
で情報トラックを走査する際、光ビームを光カード面上
にて適当な大きさのスポット状とする(合焦させる)た
めに、オートフォーカシング(以下、AFと記す)サー
ボが行なわれる。このAFサーボは、光ヘッドにおいて
上記光スポットの合焦状態からのずれ(AF誤差)を検
出し、該検出信号を上記フォーカシングアクチュエータ
へと負帰還させ、光ヘッド本体に対し対物レンズをフォ
ーカシング方向に移動させて光ビームスポットを光カー
ド面上に合焦させることにより行なわれる。
【0010】なお、図7において、S1 ,S2 ,S3
光スポットを示し、これら光スポットはトラッキングト
ラックの方向に対し略直交する方向に配列されている。
光スポットS2 は記録領域2−2の中央に位置してお
り、光スポットS1 ,S3 は該記録領域2−2の両隣の
トラッキングトラック4−2,4−3にかかっている。
尚、光スポットS1 ,S2 ,S3 は、図8に示される様
に、トラッキングトラックの方向に対し斜めの方向に配
列されていてもよい。S1 とS3 の光スポットを使用し
てATを行ない、S2 の光スポットを使用してAF及び
記録時の情報ビットの作成、再生時の情報ビットの読出
しを行なう。又、各記録領域において、6−1,6−2
及び7−1,7−2は夫々プリフォーマットされた左側
アドレス部及び右側アドレス部を示し、このアドレス部
を読出すことにより情報トラックの識別が行なわれる。
5(図中、5−1,5−2が相当する)はデータ部であ
り、ここに所定の情報が記録される。
【0011】ここで、光学的情報記録方法を図9に示す
光ヘッド光学系の概略図を用いて説明する。
【0012】図9において、21は光源たる半導体レー
ザであり、この例ではトラックに垂直の方向に偏光して
いる830nmの波長の光を発する。また、22はコリ
メータレンズ、23はビーム整形プリズム、31はアパ
ーチャ、24は光束分割のための回折格子、25は偏光
ビームスプリッタである。更に、26は1/4波長板、
27は対物レンズ、28は球面レンズ、29はシリンド
リカルレンズ、30は光検出器を示す。
【0013】半導体レーザ21から発せられた光ビーム
は、発散光束となってコリメータレンズ22に入射す
る。そして、該レンズにより平行光ビームとされ、さら
にビーム整形プリズム23により略円形のビームに整形
される。その後、アパーチャ31を経て回折格子24に
入射し、該回折格子24により有効な3つの光ビーム
(0次回折光及び±1次回折光)に分割される。この3
つの光束は、偏光ビームスプリッタ25にP偏光光束と
して入射し、その殆どが透過する。
【0014】次いで、前記3つの光束は1/4波長板2
6を透過する際に円偏光に変換され、対物レンズ27に
よって光カード1上に集束される。この集束された光が
図7及び図8に示したように、3つの微小スポットS1
(+1次回折光)、S2 (0次回折光)、S3 (−1次
回折光)である。S2 は記録、再生、AF制御に用いら
れ、S1 とS3 はAT制御に用いられる。光カード1上
におけるスポット位置は、図7及び図8に示したよう
に、光スポットS1 ,S3 は隣接するトラッキングトラ
ック4上に位置し、光スポットS2 は該トラッキングト
ラック間の記録領域2上に位置している。かくして、光
カード1上に形成された光スポットからの反射光は、再
び対物レンズ27を通って平行光束とされ、1/4波長
板26を透過することにより入射時とは偏光方向が90
°回転した光ビームに変換される。そして、偏光ビーム
スプリッタ25にはS偏光ビームとして入射し、その殆
どが反射され、検出光学系に導かれる。
【0015】前記検出光学系では、球面レンズ28とシ
リンドリカルレンズ29とが組み合わされており、この
組み合わせにより非点収差法によるAF制御が行なわれ
る。光カード1から反射した3つの光束は前記検出光学
系によりそれぞれ集光され、光検出器30に入射して、
3つの光スポットを形成する。
【0016】図10は、光検出器30の出力信号の処理
回路を示す図である。
【0017】光検出器30は、図10に示されている様
に、受光素子30a,30c及び4分割受光素子30b
から構成されている。受光素子30a,30cは前述の
光スポットS1 ,S3 の反射光を受光し、これら2つの
受光素子の出力の差を用いてAT制御が行なわれる。ま
た、4分割の受光素子30bは光スポットS2 の反射光
を受光し、その出力を用いてAF制御が行なわれ且つ記
録情報が再生される。
【0018】即ち、受光素子30a,30b,30cに
は、それぞれ光カード1上の光スポットS1 ,S2 ,S
3 からの反射光が入射し、それぞれ光スポットSa ,S
b ,Sc を形成する。4分割受光素子30bの各対角分
割部の出力は、それぞれ加算回路117,118に入力
される。加算回路117,118の出力は、加算回路1
21で加算され、該加算回路からは情報再生信号RFが
出力される。従って、情報再生信号RFは4分割受光素
子30bの4つの分割部全てからの出力に相当し、光ス
ポットSb の光量に対応している。又、加算回路11
7,118の出力は、差動回路120で減算され、該差
動回路からはAF制御信号AFが出力される。従って、
AF制御信号AFは4分割受光素子30bの各各対角分
割部の和どうしの差分出力に相当する。一方、受光素子
30a,30cの出力は、差動回路119で減算され、
該差動回路からはAT制御信号ATが出力される。従っ
て、AT制御信号ATは光スポットSa の光量と光スポ
ットSc の光量との差に相当する。光カード1上の光ス
ポットS1 ,S3 が隣接トラッキングトラックに同じ面
積だけかかっていれば、光検出器上の光スポットSa
c の光量は等しくなるので、AT制御信号ATが零に
なる様に制御することにより、0次回折光束の光スポッ
トS2 は隣接トラッキングトラックの中間即ち記録領域
の中央に位置することになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
様な従来技術には以下の様な問題点がある。
【0020】(1)図7に示した様に3つの光スポット
をトラッキングトラックの方向と略垂直の方向に配列し
て形成する場合には、光検出器30へ光スポットを投影
するための球面レンズ28とシリンドリカルレンズ29
とからなるセンサレンズ系が大きくなってしまう。
【0021】即ち、対物レンズ27の焦点距離をfo
し、光スポットS1 ,S2 間の距離をdとし、センサレ
ンズ系の焦点距離をfs とし、光スポットSa ,Sb
の距離をDとすると、fs =fo (D/d)であるか
ら、例えば、d=9[μm]、D=400[μm]、f
o =4.5[mm]とすると、fs =200[mm]と
いう焦点距離の極めて長いレンズが必要となり、これは
光ヘッドの小型軽量化の妨げとなる。
【0022】また、光ヘッドの小型化を考慮すると、セ
ンサレンズ系の焦点距離は30[mm]以下が好まし
い。この場合、例えば、d=9[μm]、fo =4.5
[mm]、fs =30[mm]とすると、D=60[μ
m]となる。しかしながら、光スポットS1 ,S2 を検
出する2つの受光素子の間隔は最低でも10〜20μm
はないと2つの信号の分離が困難になる。又、以上の様
な光学系を用いると、光検出器上での光スポットの径は
最小錯乱円状態で60〜70μmであり、合焦点では長
辺が150〜200μmに達するため、D=60[μ
m]であると、光検出器からスポットがはみ出したり、
更には他の受光素子に入射して光スポット間のクロスト
ークが発生する。以上を考慮すると、他の信号と完全に
分離して信頼性の高い検出信号を得るには、センサレン
ズ系の焦点距離を長くとらざるを得ず、従って上記の如
く光ヘッドの小型軽量化を達成できない。ひいては、光
ヘッドの高速移動にも支障をきたす。
【0023】(2)また、図7に示す様な光スポット配
置であると、トラッキングトラックを横切って光スポッ
トS2 を他の記録領域へと移動させる(光スポットS
1 ,S 3 も同時に移動する)場合に、該光スポットS2
がトラッキングトラックを横断する際に発生する回折光
が他の2つの光スポットS1 ,S3 の検出系に入射し、
AT引込みに悪影響を及ぼす。これは、3つの光スポッ
トの間隔が狭いために起こる現象である。
【0024】(3)図8に示した様に3つの光スポット
をトラッキングトラックの方向に対し斜めの方向に配列
して形成する場合には、光スポットS1 と光スポットS
2 との間隔が大きくとれるため、センサレンズ系の焦点
距離はある程度短くすることができ、光ヘッドの小型軽
量化は達成できる。しかしながら、ATに用いる光スポ
ットS1 ,S3 のトラッキングトラック方向の間隔が大
きいほど、走査中にトラッキングトラック方向に関し同
一の部位を通過する時間差が大きくなるために、図11
に示す様に、光カード内外にゴミやキズ等の欠陥50が
あると、ATオフセットが発生し、光スポットS2 は図
において破線で示す様に蛇行してしまう。このATオフ
セットの程度によっては、AT制御不能になり、信頼性
良好な記録再生を行うことができなくなる。
【0025】そこで、本発明は、以上の如き従来技術に
鑑み、記録媒体の内外に欠陥があっても高い信頼性をも
って記録再生を行うことができ、光ヘッドの小型軽量化
が可能で、高速アクセスを可能となす光学的情報記録再
生方法を提供することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、並列配置された複数のトラッ
キングトラックと該トラッキングトラックの隣接するも
のどうしの間に存在する記録領域とを有する光学的情報
記録媒体に複数の光スポットを形成し、該複数の光スポ
ットのうちの第1の光スポットを用いて前記記録領域に
対し情報の記録及び/または再生を行い前記第1の光ス
ポット以外の少なくとも1つの第2の光スポットを前記
トラッキングトラックに追従させてオートトラッキング
制御を行う光学的情報記録再生装置を使用し、前記記録
媒体の前記第1の光スポットの位置せしめられる記録領
域の両隣のトラッキングトラックの更に外側に位置する
トラッキングトラックに、前記第2の光スポットを追従
させてオートトラッキング制御を行うことを特徴とす
る、光学的情報記録再生方法、が提供される。
【0027】本発明の一態様においては、前記複数の光
スポットは、前記トラッキングトラックの方向と略垂直
の方向に配列される。
【0028】本発明の一態様においては、前記光スポッ
トは3つ形成され、前記第1の光スポットは中央の光ス
ポットである。ここで、例えば、前記第2の光スポット
は両側の2つの光スポットである。
【0029】本発明の一態様においては、前記光スポッ
トは、回折格子で分割された光束により形成される。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の具体的
実施例を説明する。
【0031】図1は、本発明による光学的情報記録再生
方法の一実施例を説明するための光カードと光スポット
との関係を示す図である。本実施例で使用される記録再
生装置は、上記図6〜図11に関し説明したものであ
る。
【0032】光カードの情報記録面には多数本の情報ト
ラック(記録領域)2−1,2−2,2−3,2−4,
・・・・・がL−F方向に平行に配列されている。各記
録領域に隣接してトラッキングトラック4−1,4−
2,4−3,4−4,4−5,・・・・・というように
順次設けられている。矢印Fは記録時の光カードに対す
る光スポットの走査方向である。尚、記録時あるいは再
生時の光スポット走査方向は、矢印Fの方向に限定され
ることはなく、逆方向であってもよい。
【0033】図1において、中央の光スポットS2 は、
トラック方向と直交する方向に関し、記録領域2−3の
中央に位置しており、該記録領域を走査して情報を記録
再生し更にはAF制御するのに利用される。又、両端の
光スポットS1 ,S3 は、光スポットS2 が形成されて
いる記録領域2−3の両隣のトラッキングトラック4−
3,4−4ではなく更に1つづつ外側に位置するトラッ
キングトラック4−2,4−5にかかっている。この2
つの光スポットはAT制御に利用される。このAT制御
は、上記図10に関し説明した様にしてなされる。
【0034】本実施例においては、3つの光スポットS
1 ,S2 ,S3 がトラッキングトラックの方向と直交す
る方向に配列されているため、光カード1に対して光ス
ポットを往復走査する際に、トラッキングトラック方向
に関し或る場所を3つの光スポットが通過する時刻に大
きな差はない。そのため、例えば、上記図11に関し説
明した様な光カード内外のゴミやキズ等の欠陥が存在し
ていても、光スポットS1 ,S3 はほぼ同時刻に同程度
の影響を受けるため、ATオフセットあるいはATふら
れは発生しにくい。
【0035】又、上記図8に関し説明した様に3つの光
スポットをトラッキングトラックの方向に対し斜めの方
向に配列して形成すると、ゴミやキズ等の欠陥の影響を
受ける時間は該欠陥の大きさ分に光スポットS1 ,S3
のトラック方向間隔分を加えたものとなるが、上記本発
明実施例では、欠陥の影響を受ける時間は該欠陥の大き
さ分だけであり、AT制御への影響は小さい。即ち、従
来法より大きな欠陥にも良好に対処することが可能にな
る。
【0036】更に、上記図7に関し説明した様に光スポ
ットS1 ,S3 が光スポットS2 の位置する記録領域の
両隣のトラッキングトラックにかかる場合に比べて、上
記本発明実施例では、各光スポットの間隔が広いため、
センサレンズ系の焦点距離を短くすることができる。
【0037】図2は、本発明による光学的情報記録再生
方法の一実施例を説明するための光カードと光スポット
との関係を示す図である。本実施例で使用される記録再
生装置は、上記図6〜図11に関し説明したものであ
る。図2において、上記図1におけると同様の部分には
同一の符号が付されている。
【0038】図1の実施例では光スポットS1 ,S3
それぞれ外側部分がトラッキングトラックにかかってい
るが、本実施例では、光スポットS1 ,S3 はそれぞれ
内側部分がトラッキングトラック4−2,4−5にかか
っている。本実施例においても、上記図1の実施例と同
様の効果が得られる。
【0039】図3は、本発明による光学的情報記録再生
方法の一実施例を説明するための光カードと光スポット
との関係を示す図である。本実施例で使用される記録再
生装置は、上記図6〜図11に関し説明したものであ
る。図3において、上記図1及び図2におけると同様の
部分には同一の符号が付されている。
【0040】図1の実施例では光スポットS1 ,S3
それぞれ光スポットS2 が位置する記録領域の両隣のト
ラッキングトラックの1つ外側のトラッキングトラック
にかかっているが、本実施例では、光スポットS1 ,S
3 はそれぞれ光スポットS2が位置する記録領域の両隣
のトラッキングトラックの2つ外側のトラッキングトラ
ック4−2,4−7にかかっている。本実施例において
も、上記図1の実施例と同様の効果が得られる。尚、光
スポットS1 ,S2 ,S3 の間隔は回折格子の格子ピッ
チにより決定される。
【0041】図4は、本発明による光学的情報記録再生
方法の一実施例を説明するための光カードと光スポット
との関係を示す図である。本実施例で使用される記録再
生装置は、上記図6〜図11に関し説明したものであ
る。図4において、上記図1〜図3におけると同様の部
分には同一の符号が付されている。
【0042】図1〜図3の実施例では3つの光スポット
をトラッキングトラックの方向と略垂直の方向に配列し
て形成しているが、本実施例では、3つの光スポットS
1 ,S2 ,S3 をトラッキングトラックの方向に対し斜
めの方向に配列して形成している。
【0043】本実施例では、光スポットS1 ,S3 はそ
れぞれ光スポットS2 が位置する記録領域の両隣のトラ
ッキングトラックの1つ外側のトラッキングトラックに
かかっているので、光スポット間隔が上記図8の場合と
同一であるとすると、トラッキングトラック方向に対す
る光スポット配列方向の傾きを大きくとることができる
ので、図8の場合よりも大きな欠陥に対処することがで
きる。
【0044】図5は、本発明による光学的情報記録再生
方法の一実施例を説明するための光カードと光スポット
との関係を示す図である。図4において、上記図1〜図
3におけると同様の部分には同一の符号が付されてい
る。
【0045】図1〜図4の実施例では中央の光スポット
2 を記録領域に位置させて記録再生を行う様にしてい
るが、本実施例では、外側の光スポットS3 を記録領域
に位置させて記録再生を行う様にし、もう一方の外側の
光スポットS1 と中央の光スポットS2 とをそれぞれ、
光スポットS3 の位置する記録領域2−1の両隣のトラ
ッキングトラックの更に外側に位置するトラッキングト
ラック4−3,4−5に追従させAT制御を行う様にし
ている。
【0046】本実施例の光ビームは、複数発光点を有す
る光源を用いた記録再生装置で形成することができる。
【0047】尚、以上の実施例では、光スポットの数が
3つであるが、4つ以上の光スポットを用い、そのうち
の1つを第1の光スポットとして記録再生用に使用し、
他の光スポットをAT制御用に使用してもよい。更に、
2つの光スポットを用い、そのうちの1つを第1の光ス
ポットとして記録再生用に使用し、他の1つの光スポッ
トをAT制御用に使用してもよい。
【0048】以上の実施例では、記録媒体として光カー
ドを用いているが、記録媒体はこれに限定されることは
なく、光ディスクや光磁気カードあるいは光磁気ディス
ク等であってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上の様な本発明によれば、記録媒体の
内外に欠陥があっても高い信頼性をもって記録再生を行
うことができ、光ヘッドの小型軽量化が可能で、高速ア
クセスの可能な、光学的情報記録再生方法が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学的情報記録再生方法の一実施
例を説明するための光カードと光スポットとの関係を示
す図である。
【図2】本発明による光学的情報記録再生方法の一実施
例を説明するための光カードと光スポットとの関係を示
す図である。
【図3】本発明による光学的情報記録再生方法の一実施
例を説明するための光カードと光スポットとの関係を示
す図である。
【図4】本発明による光学的情報記録再生方法の一実施
例を説明するための光カードと光スポットとの関係を示
す図である。
【図5】本発明による光学的情報記録再生方法の一実施
例を説明するための光カードと光スポットとの関係を示
す図である。
【図6】光カードの模式的平面図である。
【図7】光カードの部分拡大図である。
【図8】光カードの部分拡大図である。
【図9】光ヘッド光学系の図である。
【図10】光学的情報記録再生装置における光検出器の
形状及び配置を示す図である。
【図11】欠陥による光スポットのふられ状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 光カード 2 記録領域 4 トラッキングトラック 21 半導体レーザ 22 コリメータレンズ 23 ビーム整形プリズム 24 回折格子 25 偏光ビームスプリッタ 26 1/4波長板 27 対物レンズ 28 球面レンズ 29 シリンドリカルレンズ 30 光検出器 30a,30b,30c 受光素子 31 アパーチャ 50 欠陥 S1 ,S2 ,S3 光スポット Sa ,Sb ,Sc 光スポット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列配置された複数のトラッキングトラ
    ックと該トラッキングトラックの隣接するものどうしの
    間に存在する記録領域とを有する光学的情報記録媒体に
    複数の光スポットを形成し、該複数の光スポットのうち
    の第1の光スポットを用いて前記記録領域に対し情報の
    記録及び/または再生を行い前記第1の光スポット以外
    の少なくとも1つの第2の光スポットを前記トラッキン
    グトラックに追従させてオートトラッキング制御を行う
    光学的情報記録再生装置を使用し、 前記記録媒体の前記第1の光スポットの位置せしめられ
    る記録領域の両隣のトラッキングトラックの更に外側に
    位置するトラッキングトラックに、前記第2の光スポッ
    トを追従させてオートトラッキング制御を行うことを特
    徴とする、光学的情報記録再生方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の光スポットは、前記トラッキ
    ングトラックの方向と略垂直の方向に配列されることを
    特徴とする、請求項1に記載の光学的情報記録再生方
    法。
  3. 【請求項3】 前記光スポットは3つ形成され、前記第
    1の光スポットは中央の光スポットであることを特徴と
    する、請求項1または2に記載の光学的情報記録再生方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第2の光スポットは両側の2つの光
    スポットであることを特徴とする、請求項3に記載の光
    学的情報記録再生方法。
  5. 【請求項5】 前記光スポットは、回折格子で分割され
    た光束により形成されることを特徴とする、請求項1〜
    4のいずれかに記載の光学的情報記録再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009176414A (ja) * 2009-03-27 2009-08-06 Panasonic Corp 磁気記録方法及び磁気記録装置

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