JP3939873B2 - トラッキングセンサの位置調整装置 - Google Patents

トラッキングセンサの位置調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光情報記録再生装置における光センサ(トラッキングセンサ)の位置調整方法および装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近時、面記録密度が10Gビット/(インチ)2を越える光磁気ディスク装置の開発が進んでいる。この装置では、光磁気ディスクのトラックと交差する方向に移動する粗動用アームの先端部に対物光学系を設け、対物光学系に対するレーザ光束の入射角をガルバノミラー等の偏向手段により微調整して、微動トラッキングを、例えば0.34μmという狭いトラックピッチレベルで、正確に行うようなことが考えられている。
【0003】
ところで、このような装置においては、光源から射出されたレーザ光束を光磁気ディスクの記録面に形成されたトラック上に正確に照射させる必要がある。このため、光情報記録再生装置には、光ディスクで反射された光束を受光してトラッキングエラーを検出するためのトラッキングセンサが設けられており、トラッキングセンサの検出信号(トラッキングエラー信号)に基づいて偏向手段を制御して微動トラッキングを行っている。
【0004】
このため、光情報記録再生装置の組立時には、トラッキングセンサの位置を正確に調整する必要がある。従来、トラッキングセンサの位置調整の際には、上記ガルバノミラーを所定の位置(設計角度位置)に固定した状態で、光ディスクの代わりにミラーを配置し、光源から射出されたレーザ光束をミラーで反射させ、その反射光をトラッキングセンサで受光しつつトラッキングセンサの位置を調整していた。すなわち、射出されるレーザ光束がミラーに垂直に入射するように(すなわち光束の往路と復路とが一致するように)ミラーの傾きを調整し、そしてトラッキングセンサを複数の受光領域を有するセンサとして構成し、複数の受光領域それぞれで受光した反射光の光量に応じて出力される電気信号に基づいてトラッキングセンサが所定の位置に来るよう調整し、固定するという作業を行っていた。
【0005】
しかし、複数の受光領域の受光光量に対応した電気信号に基づいてトラッキングセンサの位置決めを行うのは非常に手間の掛かる作業であり、効率の良い位置調整方法が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の背景に鑑み、請求項1に記載のトラッキングセンサの位置調整装置は、レーザ光源から出射された光束を、回動可能な偏向ミラーを介して光ディスクに照射し、前記光ディスクからの反射光を光センサにより受光してトラッキングエラーを検出するよう構成された光ディスク装置の光学ヘッドのトラッキングセンサの位置調整装置であって、前記光学ヘッドから射出される光束の一部を透過させ一部を反射するハーフミラーと、前記ハーフミラーにより反射された光束の一部を透過させ他を外部へ向けて反射させるビームスプリッタと、前記ハーフミラーを透過した光束を反射するコーナーキューブとを有し、前記ハーフミラーにより反射された光束の光路と、前記ハーフミラーを透過し前記コーナーキューブにより反射された後に再度前記ハーフミラーを透過した光束の光路とが一致するよう前記ハーフミラーの角度を調整し、前記ハーフミラーで反射され前記ビームスプリッタを透過した光束が前記トラッキングセンサに入射するよう前記偏向ミラーをサーボ制御し、前記光学ヘッドから射出され前記ハーフミラーで反射される光束の光路と、前記ハーフミラーを透過し前記コーナーキューブにより反射された後に再度前記ハーフミラーを透過した光束の光路とが一致するまで前記トラッキングセンサを移動させることにより、前記トラッキングセンサの位置調整を行うことを特徴としている。
【0007】
また、請求項2に記載のトラッキングセンサの位置調整装置は、前記光学ヘッドから射出され前記ハーフミラーで反射される光束と、前記ハーフミラーを透過し前記コーナーキューブにより反射された後に再度前記ハーフミラーを透過した光束とを、前記ビームスプリッタにより反射された後に撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された光束をそれぞれ光点として画像表示する表示手段とを更に備え、前記光点を一致させることにより前記ハーフミラーにより反射された光束と、前記ハーフミラーを透過し前記コーナーキューブにより反射された後に再度前記ハーフミラーを透過した光束の光路とを一致させることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、近年のコンピューターにまつわるハード、ソフトの進歩に伴う外部記憶装置への要求、特に大記憶容量への要求の高まりに対して提案されたニア・フィールド記録(NFR:near field recording) 技術と呼ばれる記録再生方式を用いた光磁気ディスク記録再生装置の概要を図1から図5を参照して説明する。
【0009】
図1はその光ディスク装置の全体概要図である。ディスクドライブ装置1には光ディスク2が図示しないスピンドルモータの回転軸に装着されている。一方、光ディスク2の情報を再生または記録するために回動(粗動)アーム3が光ディスク2の記録面に対して平行になるように取り付けられている。この回動アーム3はボイスコイルモーター4によって回転軸5を回転中心として回動可能となっている。この回動アーム3の光ディスク2に対向する先端には、光学素子を搭載した浮上型光学ヘッド6が搭載されている。また、回動アーム3の回転軸5近傍には光源ユニットおよび受光ユニットを備えた光源モジュール7が配設され、回動アーム3と一体となって駆動する構成となっている。
【0010】
図2、図3は回動アーム3の先端部を説明するものであり、特に浮上型光学ヘッド6を詳細に示す図である。浮上型光学ユニット6はフレクシャービーム8に取り付けられており(図3)、光ディスク2に対向して配置されている。また、フレクシャービーム8は他端で回動アーム3に固着されており、フレクシャービーム8の弾性力により先端部の浮上光学ユニット6は光ディスク2に接触する方向(図3においては下方向)に付勢されている。
【0011】
浮上型光学ユニット6は浮上スライダー9、対物レンズ10、ソリッドイマージョンレンズ(SIL)11、磁気コイル12から構成されており、光源モジュール7から出射された平行光束であるレーザ光束13を光ディスク2上に収束させる働きをする。また、回動アーム3の先端部には前記レーザ光束13を浮上型光学ユニット6に導くための立ち上げミラー31が固着されている。立ち上げミラー31により反射されて対物レンズ10に入射したレーザ光束13は、対物レンズ10の屈折作用により収束される。この集光点近傍にはソリッドイマージョンレンズ(SIL)11が配置されており、前記収束光は更に微細なエバネッセント光15としてSIL11から射出され、光ディスク2に照射される。
【0012】
また、光ディスク2に面したソリッドイマージョンレンズ(SIL)11の周囲には、光磁気記録方式で記録するための磁気コイル12が形成されており、記録時には必要な磁界を光ディスク2の記録面上に印加出来るようになっている。このエバネッセント光15と磁気コイル12とにより、光ディスク2への高密度な記録および再生が可能となる。なお、浮上型光学ユニット6は光ディスク2の回転による空気流により微小量浮上するものであり、光ディスク2の面振れ等に追従する。このため従来の光ディスク装置では必要であった対物レンズの焦点制御(フォーカスサーボ)が本装置では不要となっている。
【0013】
以下、図4、図5を用いて回動アーム3上に搭載された光源モジュール7および浮上型光学ユニット6へ導かれる光束に関し詳細に説明する。回動アーム3は先端部に浮上型光学ユニット6を搭載し、他端にはボイスコイルモーター4を駆動するための駆動コイル16が固着されている。駆動コイル16は扁平状のコイルであり、図示せぬ磁気回路内に空隙をおいて挿入配置されている。回転軸5と回動アーム3はベアリング17により回動自在に締結されており、駆動コイル16に電流を印加することにより、駆動コイル16と磁気回路との間の電磁作用により、回転軸5を回転中心として回動アーム3を回動させることができる。
【0014】
回動アーム3上に搭載された光源モジュール7には半導体レーザ18、レーザ駆動回路19、コリメートレンズ20、複合プリズムアッセイ21、レーザパワーモニターセンサ22、データ検出センサ24、およびトラッキング検出センサ25が配置されている。半導体レーザ18から射出された発散光束状態のレーザ光束は、コリメートレンズ20によって平行光束に変換される。この平行光束の断面形状は半導体レーザ18の特性から長円状である。光ビームを光ディスク2上に微小に絞り込むには長円状の断面では都合が悪いため、コリメートレンズ20から射出されたビームの断面を略円形断面に変換する必要がある。このためコリメートレンズ20から射出された断面長円状の平行光束を、複合プリズムアッセイ21に入射させることにより平行光束の断面形状を整形する。
【0015】
複合プリズムアッセイ21の、光束が入射する面21aは入射光線に対して所定の傾きを持つ斜面として形成されており、入射光を屈折させることにより平行光束の断面形状を長円形状から略円形形状に整形することが出来る。整形されたレーザ光束は複合プリズムアッセイ21内を進み第1のハーフミラー面21bに入射する。第1のハーフミラー面21bは光ディスク2から得られた情報を、データ検出センサ24、およびトラッキング検出センサ25に導くために設けられているが、光束の往路においては半導体レーザ18から出射されたレーザの出力パワーを検出するためのレーザパワーモニターセンサ22への光束を分離する役目を果たす。
【0016】
レーザパワーモニターセンサ22は受光した光の強度に比例した電流を出力するため、図示せぬレーザパワーコントロール回路にレーザパワーモニターセンサ22の出力を帰還させることにより、半導体レーザ18の出力を安定化させることが出来る。複合プリズムアッセイ21から出射された略円形断面形状をもったレーザ光束13は偏向ミラー26に照射され、その進行方向が変えられる。この偏向ミラー26は図4の紙面に垂直な軸を回動中心とするガルバノモーター27に取り付けられており、レーザ光束13を紙面に平行な方向に微小角度振る(偏向させる)ことが出来るようになっている。
【0017】
偏向ミラー26で反射されたレーザ光束13は、第1のリレーレンズ29および第2のリレーレンズ(イメージングレンズ)30を経て、立ち上げミラー31で反射された後、浮上型光学ユニット6に至る。この第1のリレーレンズ29および第2のリレーレンズ30は、偏向ミラー26の反射面近傍と浮上型光学ユニット6に配置されている対物レンズ10の瞳面(主平面)との関係が共役関係になるようにするもので、リレーレンズ光学系を形成する。
【0018】
光ディスク2上の集光ビームが所定のトラックから僅かにずれた場合、偏向ミラー26を僅かに回転させることにより対物レンズ10に入射させるレーザ光束13を傾かせ、光ディスク2上の焦点を移動させてトラッキング補正すを行う。しかし、この方式で焦点位置の補正を行う時、偏向ミラー26と対物レンズ10の光学的距離が長い場合は、対物レンズ10へ入射するレーザ光束13の移動量が大きくなり、対物レンズ10に入射しなくなる場合がある。
【0019】
この様な現象を回避するため、第1のリレーレンズ29および第2のリレーレンズ30によって、偏向ミラー26の反射面近傍と対物レンズ10の瞳面(主平面)とが共役関係になるように設定し、偏向ミラー26が回動しても対物レンズ10に入射するレーザ光束13の入射位置は移動せず、傾きだけが変化するようにして、正確なトラッキング制御が可能となるようにしている。なお、基本的には光ディスク2の内周/外周に渡るアクセス動作は、ボイスコイルモーター4により回動アーム3を回動させて行い、極微小なトラッキング制御のみ偏向ミラー26を回動させて行う。
【0020】
光ディスク2から反射されて戻ってきた復路のレーザ光束13は、往路と逆に進み偏向ミラー26により反射されて複合プリズムアッセイ21に入射する。その後第1のハーフミラー面21bで反射され、第2のハーフミラー面21cに向かう。第2のハーフミラー面21cは、入射光束をトラッキング検出センサ25へ向かう透過光と、データ検出センサ24へ向かう反射光とに分離する。第2のハーフミラー面21cを透過したレーザ光束はトラッキング検出センサ25へ照射され、トラッキング検出センサ25は入射光束に基づいてトラッキング誤差信号を出力する。
【0021】
一方、第2のハーフミラー面21cで反射されたレーザ光束はウォラストンプリズム32により偏光分離され、かつ集光レンズ33によって収束光に変換後、データ検出センサ24に照射される。データ検出センサ24は2つの受光領域をもっており、ウォラストンプリズム32により偏光分離された2つの偏光ビームc1、c2をそれぞれ受光することにより、光ディスク2に記録されているデータ情報を読みとりデータ信号を出力する。なお、正確には前記トラッキング誤差信号およびデータ信号は図示せぬヘッドアンプ回路によって生成され、制御回路または情報処理回路に送られるものである。
【0022】
次に、装置組立時のトラッキング検出センサ25の位置調整について説明する。なお、トラッキングセンサの位置調整は、対物光学系(対物レンズ10およびSIL11)が取り付けられていない状態で行われる。
【0023】
図6は、データ検出センサ24の位置調整に用いられる調整装置100の概略構成を示す図である。調整装置100は、回動アーム3側から順に配置されるビームスプリッタ121、ハーフミラー122、コーナーキューブ123を有する。さらに、調整装置100は、結像レンズ124、撮像装置125、表示装置126を有している。
【0024】
上記調整装置100を用いた調整方法について以下に説明する。
まず、トラッキング検出センサ25の出力に基づく偏向ミラー26の角度位置のフィードバック制御を行わないように設定し、この状態で、レーザダイオード18から射出された光束を、偏向ミラー26、リレーレンズ29、30、反射ミラー31を介してビームスプリッタ121に入射させる。
【0025】
ビームスプリッタ121に入射した光束は光束分離面121aにて透過光束と反射光束とに分離される。透過光束はハーフミラー122に入射し、その一部はここで反射され、他はハーフミラー122を透過してさらにコーナーキューブ123に入射する。
【0026】
ハーフミラー122で反射された光束は、ビームスプリッタ121の光束分離面121aに図中下方から入射し、その一部がレンズ124に向けて反射され、撮像装置125で撮像されて、表示装置126に光点が表示される。また、ハーフミラー122を透過し、コーナーキューブ123で反射され、さらにハーフミラー122を透過した後、光束分離面121aで反射された光束も、同様に、レンズ124を介して撮像装置125に入射し、対応する光点が表示装置126に表示される。なお、ハーフミラー122およびコーナーキューブ123で反射され、光束分離面121aを透過した光束は、反射ミラー31に向かい、上述のように、反射ミラー31、リレーレンズ30、29を介して偏向ミラー26に入射し、さらに複合プリズムアッセイ21に入射し、その一部がトラッキング検出センサ25に入射する。
【0027】
ここで、レーザダイオード18から射出され、ビームスプリッタ121を介してハーフミラー122に入射する光束が、ハーフミラー122の反射面に対してほぼ垂直であれば(すなわち、入射角度がほぼ90度であれば)、ハーフミラー122で反射された光束と、コーナーキューブ123で反射された光束とにより表示装置126に表示される光点はほぼ一致する。
【0028】
もしも、レーザダイオード18から射出され、ビームスプリッタ121を介してハーフミラー122に入射する光束が、ハーフミラー122の反射面に対して垂直でなければ(すなわち、入射角度がほぼ90度でなければ)、ハーフミラー122で反射された光束と、コーナーキューブ123で反射された光束とにより表示装置126に表示される光点は一致しない。
【0029】
そこで、トラッキング検出センサ25の出力による偏向ミラー26のフィードバック制御を停止した状態で、ハーフミラー122を、図6中に示す軸α、β回りに回動させ、表示装置126に表示される光点を一致させる。この操作により、ハーフミラー122への光束の入射角をほぼ90度とする事ができる。すなわち、レーザダイオード18から射出された光束とハーフミラー122で反射された光束との光路を一致させることができる。
【0030】
次に、トラッキング検出センサ25の出力に基づく偏向ミラー26の角度位置のフィードバック制御が行われるように設定する。
ハーフミラー122およびコーナーキューブ123から戻ってきた光束がトラッキング検出センサ25の出力上の中心にない場合には、トラッキング検出センサ25の出力に基づき、トラッキングセンサ25への入射光束をトラッキング検出センサ25の出力上の中心に合わせるべく、偏向ミラー26が回動される。この時、偏向ミラー26が回動することにより、レーザダイオード18から射出されハーフミラー122に入射する光束の入射角が変化するため、表示装置126上で一致していた2つの光点はトラッキング相当方向において離れることになる。
【0031】
この状態で、表示装置126に表示される2つの光点が一致するようトラッキング検出センサ25の位置をトラッキング相当方向に沿って移動する。表示装置126に表示される2つの光点が一致するのはトラッキングセンサ25に入射する光束がトラッキング検出センサ25の出力上の中心に一致している時である。従って、表示装置126に表示される2つの光点が一致するのは、レーザダイオード18から射出された光束とハーフミラー122で反射された光束とが一致しており、かつトラッキングセンサ25に入射する光束がトラッキング検出センサ25の出力上の中心に一致しているときである。この時の(すなわち表示装置126上で2つの光点が一致している時の)トラッキング検出センサ25の位置が、調整完了位置となる。その位置でトラッキング検出センサ25を回動アーム3に固定することにより、トラッキング検出センサ25の位置調整作業は完了する。
【0032】
以上のように、本発明によれば、トラッキング検出センサの位置調整を視覚的にわかりやすい状態で行うことができ、作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の光磁気ディスク装置の基本構成を示す図である。
【図2】回動アームの先端部を示す図である。
【図3】浮上型光学ユニットを示す断面図である。
【図4】偏向ミラーと浮上型光学ユニットを示す平面図である。
【図5】回動アームの側断面図である。
【図6】トラッキング検出センサ位置調整装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
2 光ディスク
3 回動アーム
6 浮上型光学ユニット
8 フレクシャービーム
25 トラッキング検出センサ
26 偏向ミラー
121 ビームスプリッタ
122 ハーフミラー
123 コーナーキューブ
124 レンズ
125 撮像装置
126 表示装置

Claims (2)

  1. レーザ光源から出射された光束を、回動可能な偏向ミラーを介して光ディスクに照射し、前記光ディスクからの反射光をトラッキングセンサにより受光してトラッキングエラーを検出するよう構成された光ディスク装置の光学ヘッドのトラッキングセンサの位置調整装置であって、
    前記光学ヘッドから射出される光束の一部を透過させ一部を反射するハーフミラーと、
    前記ハーフミラーにより反射された光束の一部を透過させ他を外部へ向けて反射させるビームスプリッタと、
    前記ハーフミラーを透過した光束を反射するコーナーキューブとを有し、
    前記ハーフミラーにより反射された光束の光路と、前記ハーフミラーを透過し前記コーナーキューブにより反射された後に再度前記ハーフミラーを透過した光束の光路とが一致するよう前記ハーフミラーの角度を調整し、前記ハーフミラーで反射され前記ビームスプリッタを透過した光束が前記トラッキングセンサに入射するよう前記偏向ミラーをサーボ制御し、前記光学ヘッドから射出され前記ハーフミラーで反射される光束の光路と、前記ハーフミラーを透過し前記コーナーキューブにより反射された後に再度前記ハーフミラーを透過した光束の光路とが一致するまで前記トラッキングセンサを移動させることにより、前記トラッキングセンサの位置調整を行うことを特徴とするトラッキングセンサの位置調整装置。
  2. 前記光学ヘッドから射出され前記ハーフミラーで反射される光束と、前記ハーフミラーを透過し前記コーナーキューブにより反射された後に再度前記ハーフミラーを透過した光束とを、前記ビームスプリッタにより反射された後に撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された光束をそれぞれ光点として画像表示する表示手段とを更に備え、前記光点を一致させることにより前記ハーフミラーにより反射された光束と、前記ハーフミラーを透過し前記コーナーキューブにより反射された後に再度前記ハーフミラーを透過した光束の光路とを一致させることを特徴とする請求項1に記載のトラッキングセンサの位置調整装置。
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