JPH11142772A - ガルバノミラー - Google Patents
ガルバノミラーInfo
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- JPH11142772A JPH11142772A JP32212697A JP32212697A JPH11142772A JP H11142772 A JPH11142772 A JP H11142772A JP 32212697 A JP32212697 A JP 32212697A JP 32212697 A JP32212697 A JP 32212697A JP H11142772 A JPH11142772 A JP H11142772A
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- mirror
- rotating
- deflection mirror
- deflecting mirror
- deflection
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成が簡単で且つ小型なガルバノミラーを提
供すること。 【解決手段】 光学材料で形成される偏向ミラー自体に
円錐状の凹部からなる軸受部を偏向ミラーのミラー面と
直交する2つの面に互いに対向して設け、固定側の各軸
受け部に対向して設けた2つのセンタピンを夫々2つの
軸受け部に係合させて回転軸を構成するようにした。
供すること。 【解決手段】 光学材料で形成される偏向ミラー自体に
円錐状の凹部からなる軸受部を偏向ミラーのミラー面と
直交する2つの面に互いに対向して設け、固定側の各軸
受け部に対向して設けた2つのセンタピンを夫々2つの
軸受け部に係合させて回転軸を構成するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガルバノミラー
に関し、特に光学式情報記録再生装置の微動トラッキン
グに用いられるシンプルで小型のガルバノミラーに関す
るものである。
に関し、特に光学式情報記録再生装置の微動トラッキン
グに用いられるシンプルで小型のガルバノミラーに関す
るものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近時、面記録密度が1
0Gビット/(インチ)2を越える光磁気ディスク装置
の開発が進んでいる。この装置では、光磁気ディスクの
トラックと交差する方向に例えば回動する粗動用アーム
の先端部に設けた対物光学系に対するレーザ光束の入射
角をガルバノミラー等の偏向手段により微調整して、微
動トラッキングを例えば0.34μmと狭いトラックピッ
チレベルで正確に行うようなことが考えられている。と
ころで、このような粗動用アームでは構成部品点数の少
ないシンプルで小型で、しかも機械的周波数特性の良好
なガルバノミラーが望まれていた。
0Gビット/(インチ)2を越える光磁気ディスク装置
の開発が進んでいる。この装置では、光磁気ディスクの
トラックと交差する方向に例えば回動する粗動用アーム
の先端部に設けた対物光学系に対するレーザ光束の入射
角をガルバノミラー等の偏向手段により微調整して、微
動トラッキングを例えば0.34μmと狭いトラックピッ
チレベルで正確に行うようなことが考えられている。と
ころで、このような粗動用アームでは構成部品点数の少
ないシンプルで小型で、しかも機械的周波数特性の良好
なガルバノミラーが望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述のよう
な背景に鑑みてなさせたものであり、請求項1の発明
は、電磁駆動により偏向ミラーを取り付けた可動部を回
転軸を中心に所定角度範囲回動させるガルバノミラーで
あって、光学材料で形成される前記偏向ミラー自体に円
錐状の凹部からなる軸受部を前記偏向ミラーのミラー面
と直交する2つの面に互いに対向して設け、固定側の前
記各軸受け部に対向して設けた2つのセンタピンを夫々
前記2つの軸受け部に係合させて前記回転軸を構成する
ようにしたことを特徴とする。
な背景に鑑みてなさせたものであり、請求項1の発明
は、電磁駆動により偏向ミラーを取り付けた可動部を回
転軸を中心に所定角度範囲回動させるガルバノミラーで
あって、光学材料で形成される前記偏向ミラー自体に円
錐状の凹部からなる軸受部を前記偏向ミラーのミラー面
と直交する2つの面に互いに対向して設け、固定側の前
記各軸受け部に対向して設けた2つのセンタピンを夫々
前記2つの軸受け部に係合させて前記回転軸を構成する
ようにしたことを特徴とする。
【0004】
【発明の実施の形態】まず、近年のコンピューターにま
つわるハード,ソフトの進歩に伴う外部記憶装置への要
求、特に大記憶容量への要求の高まりに対して提案され
たニア・フィールド記録(NFR: near field recordin
g) 技術と呼ばれる記録再生方式を用いた光磁気ディス
ク記録再生装置の概要を図1乃至図5を参照して説明す
る。
つわるハード,ソフトの進歩に伴う外部記憶装置への要
求、特に大記憶容量への要求の高まりに対して提案され
たニア・フィールド記録(NFR: near field recordin
g) 技術と呼ばれる記録再生方式を用いた光磁気ディス
ク記録再生装置の概要を図1乃至図5を参照して説明す
る。
【0005】図1はその光ディスク装置の全体概要図で
ある。ディスクドライブ装置1には光ディスク2が図示
しないスピンドルモータの回転軸に装着されている。一
方、光ディスク2の情報を再生または記録するために回
動(粗動)アーム3が光ディスク2の記録面に対して平
行になるように取り付けられている。この回動アーム3
はボイスコイルモーター4によって回転軸5を回転中心
として回動可能となっている。この回動アーム3の光デ
ィスク2に対向する先端には、光学素子を搭載した浮上
型光学ヘッド6が搭載されている。また、回動アーム3
の回転軸5近傍には光源ユニットおよび受光ユニットを
備えた光源モジュール7が配設され、回動アーム3と一
体となって駆動する構成となっている。
ある。ディスクドライブ装置1には光ディスク2が図示
しないスピンドルモータの回転軸に装着されている。一
方、光ディスク2の情報を再生または記録するために回
動(粗動)アーム3が光ディスク2の記録面に対して平
行になるように取り付けられている。この回動アーム3
はボイスコイルモーター4によって回転軸5を回転中心
として回動可能となっている。この回動アーム3の光デ
ィスク2に対向する先端には、光学素子を搭載した浮上
型光学ヘッド6が搭載されている。また、回動アーム3
の回転軸5近傍には光源ユニットおよび受光ユニットを
備えた光源モジュール7が配設され、回動アーム3と一
体となって駆動する構成となっている。
【0006】図2、図3は回動アーム3の先端部を説明
するものであり、特に浮上型光学ヘッド6を詳細に説明
するものである。浮上型光学ユニット6はフレクシャー
ビーム8に取り付けられており、光ディスク2に対向し
て配置されている。また、フレクシャービーム8は他端
で回動アーム3に固着されており、フレクシャービーム
8の弾性力により先端部の浮上光学ユニット6を光ディ
スク2に接触させる方向に加圧している。
するものであり、特に浮上型光学ヘッド6を詳細に説明
するものである。浮上型光学ユニット6はフレクシャー
ビーム8に取り付けられており、光ディスク2に対向し
て配置されている。また、フレクシャービーム8は他端
で回動アーム3に固着されており、フレクシャービーム
8の弾性力により先端部の浮上光学ユニット6を光ディ
スク2に接触させる方向に加圧している。
【0007】浮上型光学ユニット6は浮上スライダー
9,対物レンズ10,ソリッドイマージョンレンズ(S
IL)11,磁気コイル12から構成されており、光源
モジュール7から出射された平行なレーザー光束13を
光ディスク2上に収束させるはたらきをする。また、回
動アーム3の先端部には前記レーザー光束13を浮上型
光学ユニット6に導くために立ち上げミラー31が固着
されている。 立ち上げミラー31により対物レンズ1
0に入射したレーザー光束13は、対物レンズ10の屈
折作用により収束される。この集光点近傍にはソリッド
イマージョンレンズ(SIL)11が配置されており、
前記収束光を更に微細なエバネッセント光15として光
ディスク2に照射させる。
9,対物レンズ10,ソリッドイマージョンレンズ(S
IL)11,磁気コイル12から構成されており、光源
モジュール7から出射された平行なレーザー光束13を
光ディスク2上に収束させるはたらきをする。また、回
動アーム3の先端部には前記レーザー光束13を浮上型
光学ユニット6に導くために立ち上げミラー31が固着
されている。 立ち上げミラー31により対物レンズ1
0に入射したレーザー光束13は、対物レンズ10の屈
折作用により収束される。この集光点近傍にはソリッド
イマージョンレンズ(SIL)11が配置されており、
前記収束光を更に微細なエバネッセント光15として光
ディスク2に照射させる。
【0008】また、光ディスク2に面したソリッドイマ
ージョンレンズ(SIL)11の周囲には、光磁気記録
方式で記録するための磁気コイル12が形成されてお
り、記録時には必要な磁界を光ディスク2の記録面上に
印加出来るようになっている。このエバネッセント光1
5と磁気コイル12により、光ディスク2への高密度な
記録および再生が可能となる。なお、浮上型光学ユニッ
ト6は光ディスク2の回転による空気流により微小量浮
上するものであり、光ディスク2の面振れ等に追従す
る。このため従来の光ディスク装置では必要であった対
物レンズの焦点制御(フォーカスサーボ)が不要となっ
ている。
ージョンレンズ(SIL)11の周囲には、光磁気記録
方式で記録するための磁気コイル12が形成されてお
り、記録時には必要な磁界を光ディスク2の記録面上に
印加出来るようになっている。このエバネッセント光1
5と磁気コイル12により、光ディスク2への高密度な
記録および再生が可能となる。なお、浮上型光学ユニッ
ト6は光ディスク2の回転による空気流により微小量浮
上するものであり、光ディスク2の面振れ等に追従す
る。このため従来の光ディスク装置では必要であった対
物レンズの焦点制御(フォーカスサーボ)が不要となっ
ている。
【0009】以下、図4,図5を用いて回動アーム3上
に搭載された光源モジュール7および浮上型光学ユニッ
ト6へ導かれる光束に関し詳細に説明する。回動アーム
3は先端部に浮上型光学ユニット6を搭載し、他端には
ボイスコイルモーター4を駆動するための駆動コイル1
6が固着されている。駆動コイル16は扁平状のコイル
であり、図示せぬ磁気回路内に空隙をおいて挿入配置さ
れている。回転軸5と回動アーム3はベアリング17,
17により回動自在に締結されており、駆動コイルに電
流を印加すると磁気回路との電磁作用により回転軸5を
回転中心として回動アーム3を回動させることができ
る。
に搭載された光源モジュール7および浮上型光学ユニッ
ト6へ導かれる光束に関し詳細に説明する。回動アーム
3は先端部に浮上型光学ユニット6を搭載し、他端には
ボイスコイルモーター4を駆動するための駆動コイル1
6が固着されている。駆動コイル16は扁平状のコイル
であり、図示せぬ磁気回路内に空隙をおいて挿入配置さ
れている。回転軸5と回動アーム3はベアリング17,
17により回動自在に締結されており、駆動コイルに電
流を印加すると磁気回路との電磁作用により回転軸5を
回転中心として回動アーム3を回動させることができ
る。
【0010】回動アーム3上に搭載された光源モジュー
ル7には半導体レーザー18,レーザー駆動回路19,
コリメートレンズ20,複合プリズムアッセイ21,レ
ーザーパワーモニターセンサー22,反射プリズム2
3,データ検出センサー24,およびトラッキング検出
センサー25が配置されている。半導体レーザー18か
ら放出された発散光束状態のレーザー光束は、コリメー
トレンズ20によって平行光束に変換される。この平行
光束の断面形状は半導体レーザー18の特性から長円状
であり、光ビームを光ディスク2上に微小に絞り込むに
は都合が悪いため略円形断面に変換する必要がある。こ
のためコリメートレンズ20から出射された断面長円状
の平行光束を、複合プリズムアッセイ21に入射させる
ことにより平行光束の断面形状を整形する。
ル7には半導体レーザー18,レーザー駆動回路19,
コリメートレンズ20,複合プリズムアッセイ21,レ
ーザーパワーモニターセンサー22,反射プリズム2
3,データ検出センサー24,およびトラッキング検出
センサー25が配置されている。半導体レーザー18か
ら放出された発散光束状態のレーザー光束は、コリメー
トレンズ20によって平行光束に変換される。この平行
光束の断面形状は半導体レーザー18の特性から長円状
であり、光ビームを光ディスク2上に微小に絞り込むに
は都合が悪いため略円形断面に変換する必要がある。こ
のためコリメートレンズ20から出射された断面長円状
の平行光束を、複合プリズムアッセイ21に入射させる
ことにより平行光束の断面形状を整形する。
【0011】複合プリズムアッセイ21の入射面21a
は入射光軸に対して所定の斜面を形成しており、入射光
を屈折させることにより平行光束の断面形状を長円形状
から略円形形状に整形することが出来る。整形されたレ
ーザー光束は複合プリズムアッセイ21内を進み第1の
ハーフミラー面21bに入射する。第1のハーフミラー
面21bは光ディスク2から得られた情報を、データ検
出センサー24,およびトラッキング検出センサー25
に導くために設定されているが、往路においては半導体
レーザー18から出射されたレーザーの出力パワーを検
出するためのレーザーパワーモニターセンサー22への
光束を分離する役目を果たす。
は入射光軸に対して所定の斜面を形成しており、入射光
を屈折させることにより平行光束の断面形状を長円形状
から略円形形状に整形することが出来る。整形されたレ
ーザー光束は複合プリズムアッセイ21内を進み第1の
ハーフミラー面21bに入射する。第1のハーフミラー
面21bは光ディスク2から得られた情報を、データ検
出センサー24,およびトラッキング検出センサー25
に導くために設定されているが、往路においては半導体
レーザー18から出射されたレーザーの出力パワーを検
出するためのレーザーパワーモニターセンサー22への
光束を分離する役目を果たす。
【0012】レーザーパワーモニターセンサー22は受
光した光の強度に比例した電流を出力するため、図示せ
ぬレーザーパワーコントロール回路にこの出力を帰還さ
せることにより半導体レーザー18の出力を安定化させ
ることが出来る。複合プリズムアッセイ21から出射さ
れた略円形断面形状をもったレーザー光束13は偏向ミ
ラー26に照射され、レーザー光束13の進行方向が変
えられる。この偏向ミラー26は紙面に垂直な軸を回動
中心とするガルバノモーター27に取り付いており、レ
ーザー光束13を紙面に平行な方向に微小角度振ること
が出来るようになっている。
光した光の強度に比例した電流を出力するため、図示せ
ぬレーザーパワーコントロール回路にこの出力を帰還さ
せることにより半導体レーザー18の出力を安定化させ
ることが出来る。複合プリズムアッセイ21から出射さ
れた略円形断面形状をもったレーザー光束13は偏向ミ
ラー26に照射され、レーザー光束13の進行方向が変
えられる。この偏向ミラー26は紙面に垂直な軸を回動
中心とするガルバノモーター27に取り付いており、レ
ーザー光束13を紙面に平行な方向に微小角度振ること
が出来るようになっている。
【0013】また、ガルバノモーター27には偏向ミラ
ー26の回転角度を検出する偏向ミラー位置検出センサ
ー28が配設されている。偏向ミラー26を反射したレ
ーザー光束13は、第1のリレーレンズ29および第2
のリレーレンズ(イメージングレンズ)30を経て、立
ち上げミラー31で反射後浮上型光学ユニット6に至
る。この第1のリレーレンズ29および第2のリレーレ
ンズ30は、偏向ミラー26の反射面と浮上型光学ユニ
ット6に配置されている対物レンズ10の瞳面(主平
面)との関係を共役関係になるようにするもので、リレ
ーレンズ光学系を形成するものである。すなわち光ディ
スク2上の集光ビームが所定のトラックから僅かにずれ
た場合、偏向ミラー26を僅かに回転させることにより
対物レンズ10に入射させるレーザー光束13を傾か
せ、光ディスク2上の焦点を移動させて補正するもので
ある。しかしながら、この方式で焦点の補正を行う時、
偏向ミラー26と対物レンズ10の光学的距離が長い場
合は、対物レンズ10へ入射するレーザー光束13の移
動量が大きくなり、対物レンズ10に入射出来なくなる
場合がある。
ー26の回転角度を検出する偏向ミラー位置検出センサ
ー28が配設されている。偏向ミラー26を反射したレ
ーザー光束13は、第1のリレーレンズ29および第2
のリレーレンズ(イメージングレンズ)30を経て、立
ち上げミラー31で反射後浮上型光学ユニット6に至
る。この第1のリレーレンズ29および第2のリレーレ
ンズ30は、偏向ミラー26の反射面と浮上型光学ユニ
ット6に配置されている対物レンズ10の瞳面(主平
面)との関係を共役関係になるようにするもので、リレ
ーレンズ光学系を形成するものである。すなわち光ディ
スク2上の集光ビームが所定のトラックから僅かにずれ
た場合、偏向ミラー26を僅かに回転させることにより
対物レンズ10に入射させるレーザー光束13を傾か
せ、光ディスク2上の焦点を移動させて補正するもので
ある。しかしながら、この方式で焦点の補正を行う時、
偏向ミラー26と対物レンズ10の光学的距離が長い場
合は、対物レンズ10へ入射するレーザー光束13の移
動量が大きくなり、対物レンズ10に入射出来なくなる
場合がある。
【0014】この様な現象を回避するため、第1のリレ
ーレンズ29および第2のリレーレンズ30によって、
偏向ミラー26の反射面と対物レンズ10の瞳面との関
係を共役関係になるように設定し、偏向ミラー26が回
動しても対物レンズ10に入射するレーザー光束13は
移動せず、正確なトラッキング制御が可能となるように
している。なお、光ディスク2の内周/外周に渡るアク
セス動作は、ボイスコイルモーター4により回動アーム
3を回動させて行い、極微小なトラッキング制御のみ偏
向ミラー26を回動させて行う。
ーレンズ29および第2のリレーレンズ30によって、
偏向ミラー26の反射面と対物レンズ10の瞳面との関
係を共役関係になるように設定し、偏向ミラー26が回
動しても対物レンズ10に入射するレーザー光束13は
移動せず、正確なトラッキング制御が可能となるように
している。なお、光ディスク2の内周/外周に渡るアク
セス動作は、ボイスコイルモーター4により回動アーム
3を回動させて行い、極微小なトラッキング制御のみ偏
向ミラー26を回動させて行う。
【0015】光ディスク2から反射されて戻ってきた復
路のレーザー光束13は、往路と逆に進み偏向ミラー2
6に反射されて複合プリズムアッセイ21に入射する。
その後第1のハーフミラー面21bで反射され、第2の
ハーフミラー面21cに向かう。第2のハーフミラー面
21cは、トラッキング検出センサー25へ向かう透過
光と、データ検出センサー24へ向かう反射光を生成
し、復路のレーザー光束を分離する。第2のハーフミラ
ー面21cを透過したレーザー光束はトラッキング検出
センサー25へ照射され、トラッキング誤差信号を出力
する。
路のレーザー光束13は、往路と逆に進み偏向ミラー2
6に反射されて複合プリズムアッセイ21に入射する。
その後第1のハーフミラー面21bで反射され、第2の
ハーフミラー面21cに向かう。第2のハーフミラー面
21cは、トラッキング検出センサー25へ向かう透過
光と、データ検出センサー24へ向かう反射光を生成
し、復路のレーザー光束を分離する。第2のハーフミラ
ー面21cを透過したレーザー光束はトラッキング検出
センサー25へ照射され、トラッキング誤差信号を出力
する。
【0016】一方、第2のハーフミラー面21cで反射
されたレーザー光束はウォラストンプリズム32により
偏光分離され、かつ集光レンズ33によって収束光に変
換後、反射プリズム23で反射されてデータ検出センサ
ー24に照射される。データ検出センサー24は2つの
受光領域をもっており、ウォラストンプリズム32によ
り偏光分離された2つの偏光ビームをそれぞれ受光する
ことにより、光ディスク2に記録されているデータ情報
を読みとりデータ信号を出力する。なお、正確には前記
トラッキング誤差信号およびデータ信号は図示せぬヘッ
ドアンプ回路によって生成され、制御回路または情報処
理回路に送られるものである。
されたレーザー光束はウォラストンプリズム32により
偏光分離され、かつ集光レンズ33によって収束光に変
換後、反射プリズム23で反射されてデータ検出センサ
ー24に照射される。データ検出センサー24は2つの
受光領域をもっており、ウォラストンプリズム32によ
り偏光分離された2つの偏光ビームをそれぞれ受光する
ことにより、光ディスク2に記録されているデータ情報
を読みとりデータ信号を出力する。なお、正確には前記
トラッキング誤差信号およびデータ信号は図示せぬヘッ
ドアンプ回路によって生成され、制御回路または情報処
理回路に送られるものである。
【0017】次に、前述のガルバノモータ27におい
て、偏向ミラー26を回動するための構成について説明
する。図6は、ガルバノモータ27(偏向ミラー26を
含むユニット:いわゆるガルバノミラー)を示す斜視図
である。偏向ミラー26は直方体形状であり、その長手
方向(X方向とする)両端に一対のコイル101,10
2が固定されている。偏向ミラー26はその図中上下方
向両側から一対のセンターピン122,124によって
挟み込まれており、これにより偏向ミラー26の回動軸
(Z軸)が規定される。また、偏向ミラー26のミラー
面26aは、X方向と回動軸Zの両方に直交する軸(Y
軸とする)に直交する面である。
て、偏向ミラー26を回動するための構成について説明
する。図6は、ガルバノモータ27(偏向ミラー26を
含むユニット:いわゆるガルバノミラー)を示す斜視図
である。偏向ミラー26は直方体形状であり、その長手
方向(X方向とする)両端に一対のコイル101,10
2が固定されている。偏向ミラー26はその図中上下方
向両側から一対のセンターピン122,124によって
挟み込まれており、これにより偏向ミラー26の回動軸
(Z軸)が規定される。また、偏向ミラー26のミラー
面26aは、X方向と回動軸Zの両方に直交する軸(Y
軸とする)に直交する面である。
【0018】コイル101,102には、図示しないハ
ウジングに設けられた第1及び第2マグネット210,
220が夫々対向配置されている。第1マグネット21
0は一対の永久磁石211,212からなり、第2マグ
ネット220は一対の永久磁石221,222からなっ
ている。永久磁石211,212は、コイル101に面
する側がN,Sになるよう夫々着磁されており、永久磁
石221,222は、コイル102に面する側がS,N
になるよう夫々着磁されている。
ウジングに設けられた第1及び第2マグネット210,
220が夫々対向配置されている。第1マグネット21
0は一対の永久磁石211,212からなり、第2マグ
ネット220は一対の永久磁石221,222からなっ
ている。永久磁石211,212は、コイル101に面
する側がN,Sになるよう夫々着磁されており、永久磁
石221,222は、コイル102に面する側がS,N
になるよう夫々着磁されている。
【0019】コイル101,102に電流を流すと、コ
イル101,102とマグネット210,220の電磁
誘導の作用によりミラーホルダ100が回動軸Zを中心
として回動する。これにより、偏向ミラー26に反射さ
れるレーザー光束の向きを変えることができる。なお、
第1及び第2マグネット210,220は夫々一つの磁
石で2極着磁したものであっても良い。
イル101,102とマグネット210,220の電磁
誘導の作用によりミラーホルダ100が回動軸Zを中心
として回動する。これにより、偏向ミラー26に反射さ
れるレーザー光束の向きを変えることができる。なお、
第1及び第2マグネット210,220は夫々一つの磁
石で2極着磁したものであっても良い。
【0020】図7は偏向ミラー26を示す斜視図であ
り、図8は偏向ミラー26とセンターピン122,12
4を示す断面図である。図7に示すように、偏向ミラー
26の上下面には、一対のセンターピン122,124
を受ける円錐形の孔である軸受部106,108が形成
されている。軸受部106,108は略円錐状の凹部で
あり、センターピン122,124は先端が球状に形成
された略円錐状のピンである。センターピン122,1
24の球状の先端部が軸受部106,108に接し、こ
れによりミラーホルダ100を回動可能に支持する。な
お、図7では下方の軸受部108は図示を省略する。
り、図8は偏向ミラー26とセンターピン122,12
4を示す断面図である。図7に示すように、偏向ミラー
26の上下面には、一対のセンターピン122,124
を受ける円錐形の孔である軸受部106,108が形成
されている。軸受部106,108は略円錐状の凹部で
あり、センターピン122,124は先端が球状に形成
された略円錐状のピンである。センターピン122,1
24の球状の先端部が軸受部106,108に接し、こ
れによりミラーホルダ100を回動可能に支持する。な
お、図7では下方の軸受部108は図示を省略する。
【0021】このように、偏向ミラー26の上下面に形
成された軸受部106,108でセンターピン122,
124を受ける構成のため、偏向ミラー26を回転可能
に保持するための構成が簡単になる。特に、回転軸方向
の寸法をより小さくすることができる。また、偏向ミラ
ー26とセンターピン122,124との間に余計な部
材(偏向ミラーを保持するミラーホルダなど)が介在し
ないため、偏向ミラー26の回転がたを少なくすること
ができる。
成された軸受部106,108でセンターピン122,
124を受ける構成のため、偏向ミラー26を回転可能
に保持するための構成が簡単になる。特に、回転軸方向
の寸法をより小さくすることができる。また、偏向ミラ
ー26とセンターピン122,124との間に余計な部
材(偏向ミラーを保持するミラーホルダなど)が介在し
ないため、偏向ミラー26の回転がたを少なくすること
ができる。
【0022】図9は、第2の実施形態のガルバノモータ
を示す斜視図である。第1の実施形態のガルバノモータ
が、コイルを可動部に設けたいわゆるムービングコイル
型であるのに対し、第2の実施形態のガルバノモータは
マグネットを可動部に設けたいわゆるムービングマグネ
ット型である。即ち、第2の実施形態では、コイル10
1,102を図示しないハウジングに設け、マグネット
210,220を偏向ミラー26の両端に固定してい
る。
を示す斜視図である。第1の実施形態のガルバノモータ
が、コイルを可動部に設けたいわゆるムービングコイル
型であるのに対し、第2の実施形態のガルバノモータは
マグネットを可動部に設けたいわゆるムービングマグネ
ット型である。即ち、第2の実施形態では、コイル10
1,102を図示しないハウジングに設け、マグネット
210,220を偏向ミラー26の両端に固定してい
る。
【0023】このように構成されているため、コイル1
01,102に電流を流すと、コイル101,102と
マグネット210,220の電磁誘導の作用によりミラ
ーホルダ100が回動軸Zを中心として回動する。この
第2の実施形態によると、給電の必要なコイルを、可動
部(偏向ミラー)でなく固定部(図示しないハウジン
グ)に設けることができる。従って、可動部に給電する
必要がなくなり、それだけ構成が簡単になる。
01,102に電流を流すと、コイル101,102と
マグネット210,220の電磁誘導の作用によりミラ
ーホルダ100が回動軸Zを中心として回動する。この
第2の実施形態によると、給電の必要なコイルを、可動
部(偏向ミラー)でなく固定部(図示しないハウジン
グ)に設けることができる。従って、可動部に給電する
必要がなくなり、それだけ構成が簡単になる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガルバノ
ミラーによると、ガルバノミラーの構成を簡単で且つ小
型にすることができる。
ミラーによると、ガルバノミラーの構成を簡単で且つ小
型にすることができる。
【図1】実施形態の光磁気ディスク装置の基本構成を示
す図である。
す図である。
【図2】回動アームの先端部を示す図である。
【図3】浮上型光学ユニットを示す断面図である。
【図4】偏向ミラーと浮上型光学ユニットを示す平面図
である。
である。
【図5】回動アームの側断面図である。
【図6】第1実施形態のガルバノモータを示す斜視図で
ある。
ある。
【図7】偏向ミラーの斜視図である。
【図8】偏向ミラーとセンターピンを示す断面図であ
る。
る。
【図9】第2実施形態のガルバノモータを示す斜視図で
ある。
ある。
26 偏向ミラー 27 ガルバノモータ 100 ミラーホルダ 101,102 コイル 106,108 軸受部 122,124 センターピン 210,220 マグネット
Claims (1)
- 【請求項1】 電磁駆動により偏向ミラーを取り付けた
可動部を回転軸を中心に所定角度範囲回動させるガルバ
ノミラーであって、光学材料で形成される前記偏向ミラ
ー自体に円錐状の凹部からなる軸受部を前記偏向ミラー
のミラー面と直交する2つの面に互いに対向して設け、
固定側の前記各軸受け部に対向して設けた2つのセンタ
ピンを夫々前記2つの軸受け部に係合させて前記回転軸
を構成するようにしたことを特徴とするガルバノミラ
ー。
Priority Applications (13)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32212697A JPH11142772A (ja) | 1997-11-08 | 1997-11-08 | ガルバノミラー |
FR9807827A FR2765352B1 (fr) | 1997-06-27 | 1998-06-22 | Module de miroir galvanique |
DE19828689A DE19828689A1 (de) | 1997-06-27 | 1998-06-26 | Spiegelgalvanometereinheit |
GB0122282A GB2366626B (en) | 1997-06-27 | 1998-06-29 | Galvano mirror unit |
GB0122279A GB2365537B (en) | 1997-06-27 | 1998-06-29 | Galvano mirror unit with plate spring on stator |
GB0122266A GB2366625B (en) | 1997-06-27 | 1998-06-29 | Galvano mirror unit with biassing member |
GB0122264A GB2365536B (en) | 1997-06-27 | 1998-06-29 | Galvano mirror unit with offset magnet on stator |
GB9813948A GB2328291B (en) | 1997-06-27 | 1998-06-29 | Galvano mirror unit |
GB0122280A GB2367382B (en) | 1997-06-27 | 1998-06-29 | Galvano mirror unit with plate spring on stator |
GB0122285A GB2365538B (en) | 1997-06-27 | 1998-06-29 | Galvano mirror unit with positioning magnet |
US09/493,676 US6376953B1 (en) | 1997-06-27 | 2000-01-28 | Galvano mirror unit |
US09/785,173 US6424068B2 (en) | 1997-06-27 | 2001-02-20 | Galvano mirror unit |
US10/067,737 US20020074875A1 (en) | 1997-06-27 | 2002-02-08 | Galvano Mirror unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32212697A JPH11142772A (ja) | 1997-11-08 | 1997-11-08 | ガルバノミラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11142772A true JPH11142772A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18140225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32212697A Pending JPH11142772A (ja) | 1997-06-27 | 1997-11-08 | ガルバノミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11142772A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002169122A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-14 | Olympus Optical Co Ltd | ガルバノミラー装置 |
WO2014097683A1 (ja) * | 2012-12-21 | 2014-06-26 | 三菱電機株式会社 | 光走査装置およびプロジェクタ |
-
1997
- 1997-11-08 JP JP32212697A patent/JPH11142772A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002169122A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-14 | Olympus Optical Co Ltd | ガルバノミラー装置 |
JP4723719B2 (ja) * | 2000-11-30 | 2011-07-13 | オリンパス株式会社 | ガルバノミラー装置 |
WO2014097683A1 (ja) * | 2012-12-21 | 2014-06-26 | 三菱電機株式会社 | 光走査装置およびプロジェクタ |
JP5872073B2 (ja) * | 2012-12-21 | 2016-03-01 | 三菱電機株式会社 | 光走査装置およびプロジェクタ |
US9488829B2 (en) | 2012-12-21 | 2016-11-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical scanning device and projector |
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