JP5872073B2 - 光走査装置およびプロジェクタ - Google Patents

光走査装置およびプロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5872073B2
JP5872073B2 JP2014552958A JP2014552958A JP5872073B2 JP 5872073 B2 JP5872073 B2 JP 5872073B2 JP 2014552958 A JP2014552958 A JP 2014552958A JP 2014552958 A JP2014552958 A JP 2014552958A JP 5872073 B2 JP5872073 B2 JP 5872073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
light
mirror
scanning mirror
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014552958A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014097683A1 (ja
Inventor
俊哉 的崎
俊哉 的崎
宏勲 中原
宏勲 中原
伸夫 竹下
伸夫 竹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014552958A priority Critical patent/JP5872073B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5872073B2 publication Critical patent/JP5872073B2/ja
Publication of JPWO2014097683A1 publication Critical patent/JPWO2014097683A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/101Scanning systems with both horizontal and vertical deflecting means, e.g. raster or XY scanners
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/105Scanning systems with one or more pivoting mirrors or galvano-mirrors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3129Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] scanning a light beam on the display screen
    • H04N9/3135Driving therefor
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3191Testing thereof
    • H04N9/3194Testing thereof including sensor feedback
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0149Head-up displays characterised by mechanical features
    • G02B2027/015Head-up displays characterised by mechanical features involving arrangement aiming to get less bulky devices

Description

本発明は、レーザプロジェクタ等のプロジェクタに用いられる光走査装置に関する。
スクリーン(投影面)に画像を投影するプロジェクタでは、光(例えばレーザ光)をスクリーンの水平方向および垂直方向に走査する光走査装置が用いられている。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を用いて、走査ミラーと梁構造体とを一体に形成した光走査装置が開発されている。
例えば、特許文献1に開示された光走査装置は、走査ミラーを、互いに直交する2方向の梁を中心として回動可能に支持する梁構造体を有している。走査ミラーを2方向の梁を中心として回動させることで、光をスクリーンの水平方向および垂直方向に走査する。
また、特許文献1に開示された光走査装置では、梁構造体の裏側に光を照射して、反射光を検出することにより、走査ミラーの角度を検出している。
特開2010−266508号公報(第4図)
走査ミラーを回動させるための梁構造体は、半導体製造技術を応用したシリコンを微細加工するマイクロマシニング技術を用いて形成される。そのため、光走査装置の小型化には有利である。しかしながら、微細な梁構造体の弾性変形(梁のねじれ)を利用して走査ミラーを2方向に回動させる構成のため、走査ミラーの回動範囲(角度)が限定されるという問題がある。
特に、小型化に有利なレーザプロジェクタは、頻繁に持ち運びされ、様々な設置場所で使用されることが想定される。そのため、レーザプロジェクタに搭載される光走査装置は、振動や衝撃などの外力が作用し、また大きな温度変化を受けることが考えられる。
微細な梁構造体は、振動や衝撃の影響を受けやすく、梁構造体の耐性を向上させるためには、梁の寸法を大きくし、あるいは、応力を分散するために複合的な梁構造を採用する必要がある。しかしながら、いずれの場合も、走査ミラーの回動範囲をさらに狭めるという問題がある。
また、光走査装置が温度変化を受けると、梁構造体の変形量(梁のねじれ量)が変化し易く、走査ミラーの回動角度に影響する。加えて、上述したマイクロマシニング技術では高価な設備や装置を用いるため、MEMSを用いた光走査装置は製造コストが高いという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、振動や衝撃などの外力および温度変化の影響を受けにくく、安定した光走査が可能な光走査装置およびプロジェクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の光走査装置は、走査ミラーと、走査ミラーを支持する枠構造体とを有し、枠構造体の変形により走査ミラーを第1の回動軸を中心として回動させる第1の走査駆動部と、第1の走査駆動部を支持する回動ホルダと、回動ホルダを第1の回動軸と直交する第2の回動軸を中心として回動可能に支持する支軸とを有し、回動ホルダを第2の回動軸を中心として回動させる第2の走査駆動部と、光を出射する光源と、光源から出射された光を走査ミラーに導く入射側光学素子と、走査ミラーで反射された反射光を投影面に導く出射側光学素子と、出射側光学素子に取り付けられ、反射光の一部を検出する光検出部とを備える。光検出部は、入射面の中央、並びに、第1の走査駆動部による走査方向の両端および第2の走査駆動部による走査方向の両端に対応する複数箇所に、それぞれ4分割光検知器を有する。
また、本発明のプロジェクタは、上記の光走査装置を備えている。
本発明の光走査装置によると、振動や衝撃などの外力および温度変化の影響を受けにくく、安定した光走査を行うことができる。また、MEMS技術を用いる必要がないため、製造コストを低減することができる。
本発明の実施の形態1における光走査装置の要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における光走査装置の要部を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1における水平走査駆動部の動作を示す断面図である。 (a)、(b)、(c)および(d)は、本発明の実施の形態1における水平走査駆動部の枠構造体の動作を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態1における垂直走査駆動部の動作を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における光走査装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における光走査装置の全体構成および光路を示す正面図である。 本発明の実施の形態1における光走査装置によるスクリーン上の光走査を説明するための模式図である。 (a)および(b)は、本発明の実施の形態1における光走査装置のフォトディテクタの構成例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における光走査装置を用いたプロジェクタをヘッドアップディスプレイに応用した例を示す図である。
実施の形態1.
<光走査装置の構成>
図1および図2は、それぞれ、本発明の実施の形態1における光走査装置(2次元光走査装置)10の要部の構成を示す斜視図および分解斜視図である。光走査装置10は、例えばレーザプロジェクタ等に用いられるものである。また、光走査装置10は、光源から出射された光(ここではレーザ光)を高速で走査する構成を有している。
光走査装置10は、水平走査駆動部100A(第1の走査駆動部)と、垂直走査駆動部100B(第2の走査駆動部)とを備えている。水平走査駆動部100Aは、レーザ光をスクリーンの水平方向(H方向)に走査する。垂直走査駆動部100Bは、レーザ光をスクリーンの垂直方向(V方向)に走査する。
すなわち、水平走査駆動部100Aは、光源部200(図6)から出射されたレーザ光を反射する走査ミラー101を有する。水平走査駆動部100Aは、走査ミラー101を、Y方向の軸(第1の回動軸)を中心として回動させることにより、レーザ光をスクリーンの水平方向に走査する。
また、垂直走査駆動部100Bは、水平走査駆動部100Aを含む回動体を、X方向の軸(第2の回動軸)を中心として回動させることにより、レーザ光をスクリーンの垂直方向に走査する。
なお、各図において、X方向およびY方向は、互いに直交する2方向である。また、これらX方向とY方向を含むXY面に直交する方向として、Z方向を規定する。これらX方向、Y方向およびZ方向は、あくまで説明の便宜上のものであり、光走査装置10の動作時の向きを限定するものではない。
水平走査駆動部100Aおよび垂直走査駆動部100Bは、走査ミラー101を、X方向およびY方向の回動軸を中心として2方向に回動させる二次元光走査部100を構成している。
以下では、水平走査駆動部100Aおよび垂直走査駆動部100Bのそれぞれの構成について、図1および図2を参照して説明する。
<水平走査駆動部の構成>
図2において、水平走査駆動部100Aは、走査ミラー101と、枠構造体(梁構造体)102と、支持体103と、水平走査マグネット(第1のマグネット)110と、水平走査コイル(第1のコイル)111とを備えている。枠構造体102は、後述するように走査ミラー101を支持するものである。
走査ミラー101は、例えば、X方向とY方向に各2辺を有する矩形状の表面(反射面)を有する。走査ミラー101は、例えば、薄い板状部材またはコーティング層である。走査ミラー101のサイズは、例えば長辺(ここではY方向の辺)の長さが1.5mm程度である。なお、「X方向とY方向に各2辺を有する」等の記載は、走査ミラー101が回動範囲内の基準位置にあるものとして説明している。
枠構造体102は、走査ミラー101を回動可能に支持するものである。枠構造体102は、例えば、金属の加工成型品あるいは樹脂成型品により構成される。より具体的には、枠構造体102は、シリコン若しくはバルクアモルファス合金、または、左記の金属材料と熱可塑性樹脂若しくは紫外線硬化型樹脂とを組み合わせた複合材料により構成される。
枠構造体102は、X方向に延在する一対の長尺部材である基部102a,102bを有している。この基部102a,102bは、Y方向に互いに対向している。基部102a,102bのそれぞれX方向中心には、Y方向に突出する梁102c,102dが形成されている。梁102c,102dは、Y方向の同一の軸線上にある。梁102c,102dの間には、上記の走査ミラー101を支持する台座102eが形成されている。
台座102eは、X方向とY方向に各2辺を有する矩形状の板状部分である。台座102eの表面には、薄い板状部材である走査ミラー101が固定されている。また、台座102eの表面に反射層をコーティングすることにより、走査ミラー101を形成してもよい。以下では、台座102eも含めて、走査ミラー101と称する。
言い換えると、枠構造体102は、Y方向(第1の回動軸の方向)に走査ミラー101を挟むように設けられた一対の梁102c,102dと、梁102c,102dのそれぞれに対して走査ミラー101と反対の側に設けられた一対の基部102a,102bとを有している。基部102a,102は、それぞれX方向(第2の回動軸の方向)に長い長尺形状を有しており、変形可能に構成されている。
支持体103は、図2に示すように、それぞれXY面に平行な上面103cと下面103dとを有し、Z方向に厚さを有するブロックである。支持体103の上面103cのY方向両端には、レール状の凸部103a,103bが形成されている。凸部103a,103bは、上方(+Z方向)に突出している。凸部103a,103bは、いずれもX方向に延在している。凸部103a,103bの上面に、枠構造体102の基部102a,102bがそれぞれ固定されている。
枠構造体102を支持体103の凸部103a,103bに取り付けた状態で、走査ミラー101の裏面(−Z側の面)と、支持体103の上面103cとの間には所定の空間が形成される。この空間は、走査ミラー101の回動を可能にするためのものである。
また、走査ミラー101の裏面には、水平走査マグネット110が配設されている。水平走査マグネット110は、例えば薄いマグネット層である。水平走査マグネット110は、Y方向に長い形状を有している。水平走査マグネット110は、梁102c,102dを結ぶY方向の軸線上に配置されている。水平走査マグネット110は、走査ミラー101の裏面に固定されるものであってもよいし、走査ミラー101の裏面に磁性材料をコーティングしたものであってもよい。
水平走査マグネット110は、梁102c,102dを結ぶY方向の軸線110aに対して対称に2極着磁されている。すなわち、水平走査マグネット110は、梁102c,102dを結ぶY方向の軸線110aに対して+X側がN極(またはS極)となり、−X側がS極(またはN極)となるように着磁されている。
支持体103の下面103dには、水平走査コイル111が固定されている。水平走査コイル111は、支持体103を挟んで水平走査マグネット110と対向するように配置されている。水平走査コイル111は、巻軸方向をZ方向とし、X方向に延在するコイル部分とY方向に延在するコイル部分とを有するように略矩形状に巻き回されている。
また、支持体103の中央には、開口部103eが形成されている。開口部103eは、水平走査コイル111に、上記の水平走査マグネット110により形成される磁界が及ぶようにするためのものである。なお、水平走査コイル111は、例えば銅線で構成されている。また、水平走査コイル111をアルミニウム線で構成することにより、軽量化してもよい。
このように構成された水平走査駆動部100Aでは、枠構造体102の梁102c,102dのねじれ変形により、走査ミラー101と枠構造体102と水平走査マグネット10とからなる振動体が、梁102c,102dを結ぶY方向の回動軸を中心として回動する。
例えば、レーザプロジェクタ1の水平方向の走査駆動周波数は、数kHzから数十kHzである。従って、走査ミラー101には高速の回動動作が求められる。そのため、走査ミラー101と枠構造体102と水平走査マグネット110とからなる振動体は、梁102c,102dを結ぶY方向の回動軸を中心とする慣性モーメントが最も小さくなるように、且つ走査ミラー101の回動動作に必要な耐久性を備えるように形成されている。
また、本実施の形態では、走査ミラー101と枠構造体102と水平走査マグネット110とからなる振動体は、水平方向の走査駆動周波数で、共振が励起されるように構成されている。この点については、後述する。
<垂直走査駆動部の構成>
垂直走査駆動部100Bは、回動ホルダ104と、垂直走査コイル105a,105b(第2のコイル)と、垂直走査マグネット106a,106b(第2のマグネット)と、ベース107と、支軸108と、磁性片109a,109bとを備えて構成される。回動ホルダ104には、上記の水平走査駆動部100Aが取り付けられている。
回動ホルダ104は、XY面に平行な2面104a,104bと、YZ面に平行な2面104c,104dと、XZ面に平行な2面104e,104fとを有する六面体(直方体)形状を有している。なお、「XY面に平行」等の記載は、回動ホルダ104が回動範囲内の基準位置にあるものとして説明している。回動ホルダ104は、高剛性かつ摺動性に優れたエンジニアリングプラスチックなどの樹脂成型品で構成されている。
上記の水平走査駆動部100Aは、回動ホルダ104の上面104aに固定されている。具体的には、水平走査駆動部100Aの支持体103の下面に固定された水平走査コイル111が、回動ホルダ104の上面104aに固定されている。
また、回動ホルダ104のYZ面に平行な面104cには、軸受部104hが開口している。軸受部104hは、回動ホルダ104の内部にX方向に形成された円筒状の穴である。ここでは、軸受部104hの先端(図3参照)は、回動ホルダ104の反対面104dの近傍まで達している。
回動ホルダ104の軸受部104hには、ベース107に取り付けられた支軸108が係合している。支軸108は、X方向を軸方向とする円筒形状を有している。支軸108と軸受部104hとの係合により、回動ホルダ104は、X方向の回動軸を中心として回動可能に支持される。
支軸108は、例えばセンタレス加工を施されたステンレス軸などにより構成される。支軸108の先端は、回動ホルダ104の軸受部104hの内面に突き当てられている(図3参照)。また、支軸108の先端の周囲には、曲面加工(R加工)が施されている。また、予め支軸108に周方向に浅い溝を設け、回動ホルダ104と一体に成型してもよい。このようにすれば、より高い嵌合精度を得ることができる。
支軸108が支持されたベース107は、光走査装置10の筐体に固定されている。ベース107は、例えば六面体(直方体)形状を有している。ベース107は、YZ面に平行な面107aを有している。この面107aは、回動ホルダ104の面104cに当接している。
回動ホルダ104のXZ面に平行な2面104e,104fには、それぞれ、垂直走査コイル105a,105bが固定されている。垂直走査コイル105a,105bは、巻軸方向をY方向とし、X方向とZ方向のコイル部分を有するように略矩形状に巻き回されている。垂直走査コイル105a,105bは、例えば銅線で構成されている。あるいは、垂直走査コイル105a,105bをアルミニウム線で構成することにより、軽量化してもよい。
垂直走査コイル105aにY方向に対向するように、垂直走査マグネット106aが配置されている。垂直走査マグネット106aは、回動ホルダ104のZ方向中央に対向する位置に境界106cを有し、Z方向(上下)に2極着磁されている。例えば、境界106cの上側(+Z側)では、回動ホルダ104に対向する面がS極、その反対面がN極となるように着磁されている。また、境界106cの下側(−Z側)では、回動ホルダ104に対向する面がN極、その反対面がS極となるように着磁されている。なお、垂直走査マグネット106aの着磁方向は、逆でもよい。
また、垂直走査コイル105bにY方向に対向するように、垂直走査マグネット106bが配置されている。垂直走査マグネット106bは、回動ホルダ104のZ方向中央に対向する位置に境界106dを有し、Z方向(上下)に2極着磁されている。例えば、境界106dの上側(+Z側)では、回動ホルダ104に対向する面がN極、その反対面がS極となるように着磁されている。境界106dの下側(−Z側)では、回動ホルダ104に対向する面がS極、その反対面がN極となるように着磁されている。なお、垂直走査マグネット106bの着磁方向は、逆でもよい。
このように配置すると、垂直走査コイル105a,105bの駆動力発生に寄与する有効コイル長さを最も長く確保することができる。そのため、支軸108を中心とした回動部(水平走査駆動部100A、回動ホルダ104、垂直走査コイル105a,105bおよび磁性片109a,109b)の慣性モーメントを小さくすることができる。すなわち、より小さい消費電力で、良好な回動性能を得ることができる。
回動ホルダ104の面104eには、垂直走査コイル105aの内側に位置するように、磁性片109aが形成されている。磁性片109aは、回動ホルダ104の面104eのX方向中央に配置されている。また、磁性片109aは、後述する図5に示すように、YZ面に平行な表面を有する板状部材である。磁性片109aの−Y方向端面(Z方向に長い面)で垂直走査マグネット106aに対向している。
同様に、回動ホルダ104の面104fには、垂直走査コイル105bの内側に位置するように、磁性片109bが形成されている。磁性片109bは、回動ホルダ104の面104fのX方向中央に配置されている。また、磁性片109bは、後述する図5に示すように、YZ面に平行な表面を有する板状部材である。磁性片109bの+Y方向端面(Z方向に長い面)が、垂直走査マグネット106bに対向している。
<水平走査駆動部100Aの動作>
次に、光走査装置10の水平走査駆動部100Aの動作について、図2および図3を参照して説明する。図3は、光走査装置10の水平走査駆動部100Aの動作を模式的に示した断面図である。
水平走査駆動部100Aを動作させる際には、上述した水平走査コイル111に、所定の駆動電流(「水平方向の走査駆動電流」と称する)を供給する。水平方向の走査駆動電流は、所定の周波数(「水平方向の走査駆動周波数」と称する)のサイン波形電流である。
水平走査コイル111に走査駆動電流が流れると、その一対のY方向のコイル部分に流れる電流と、水平走査マグネット110により生じる磁界M(図3)との作用により、+Z方向の電磁力F1と、−Z方向の電磁力F1とが生じる。すなわち、水平走査コイル111が固定された回動ホルダ104に対して、水平走査マグネット110が固定された振動体(走査ミラー101、枠構造体102および水平走査マグネット110)を、Y方向の回動軸を中心として回動させる駆動力が発生する。
水平走査コイル111に流れる電流は交流(水平方向の走査駆動周波数のサイン波形電流)であるため、走査ミラー101を含む振動体は、Y方向の回動軸(梁102c,102d)を中心として、高速で、すなわち水平方向の走査駆動周波数で回動する。
走査ミラー101と枠構造体102と水平走査マグネット110とからなる振動体は、上記の水平方向の走査駆動周波数で、共振が励起されるように構成されている。言い換えると、走査ミラー101と枠構造体102と水平走査マグネット110とからなる振動体は、上記の水平方向の走査駆動周波数において固有振動モードを有している。そのため、走査ミラー101は、水平走査コイル111に流れる電流が少なくても、水平方向の走査駆動周波数で回動する。
この振動特性は、梁102c,102dを中心とした枠構造体102の慣性モーメント、走査ミラー101を支持する梁102c,102dの機械的特性(弾性係数、断面二次モーメント、長さ)および枠構造体102の取り付け位置により決定される。
図4(a)〜(d)は、走査ミラー101と枠構造体102と水平走査マグネット110とからなる振動体の振動状態を示す模式図である。なお、図4(a)〜(d)において、水平走査マグネット110は図示を省略している。
図4(a)および(b)は、枠構造体102のうち、細い梁102c,102dに容易にねじれ変形が発生するように構成した場合の振動状態を示す。図4(c)および(d)は、枠構造体102の基部102a,102b(図2)が、長手方向両端を節としてS字状に変形する共振を生じる場合の振動状態を示す。
図4(a)および(b)に示した参考例では、細い梁102c,102dのねじれ量が大きい。そのため、梁102c,102dを構成する材料によっては、回動振幅や駆動周波数を十分に大きくすることができない。
これに対し、本実施の形態では、梁102c,102dが、X方向に長い基部102a,102bと一体に形成されており、上述した水平方向の走査駆動周波数において、基部102a,102bは図4(c)および(d)に示すようにS字状に変形する。つまり、枠構造体102の基部102a,102bが、長手方向両端を節として変形する共振が生じる。そのため、梁102c,102dのねじれ量は少なくて済み、それだけ梁102c,102dの幅を大きくすることができる。その結果、梁102c,102dの材料選択の種類が広がる。また、振動や衝撃に対する梁102c,102dの耐性を向上することができる。
<垂直走査駆動部100Bの動作>
次に、光走査装置10の垂直走査駆動部100Bの動作について、図5を参照して説明する。図5は、光走査装置10の垂直走査駆動部100Bの動作を模式的に示す断面図である。
図5において、回動ホルダ104に設けられた磁性片109a,109bは、垂直走査マグネット106a,106bのほぼ中央位置に対向している。磁性片109a,109bの板面がYZ面と平行であるときには、磁性片109a,109bの板面が垂直走査マグネット106a,106bの磁束の流れと平行になる。この位置で、磁性片109a,109bと垂直走査マグネット106a,106bとの吸引力が最大となる。従って、回動ホルダ104は安定して保持される。すなわち、磁性片109a,109bは、垂直走査マグネット106a,106bとの作用により、回動ホルダ104を、X方向の回動軸を中心とした回動方向の基準位置に保つ機能を有する。
そして、回動ホルダ104が、X方向の回動軸を中心として基準位置から回動すると、磁性片109a,109bと垂直走査マグネット106a,106bとの間に生じる吸引力により、回動ホルダ104を基準位置に戻そうとする復元力が生じる。すなわち、磁性片109a,109bにより、回動方向における安定した磁気ばね力が得られる。また、磁気ばね力は、温度変化に対して変動しにくい特性がある。
垂直走査駆動部100Bを動作させる際には、上述した垂直走査コイル105a,105bに、所定の駆動電流(「垂直方向の走査駆動電流」と称する)を供給する。垂直方向の走査駆動電流は、所定の周波数(「垂直方向の走査駆動周波数」と称する)のサイン波形電流である。
垂直走査コイル105aに走査駆動電流が流れると、そのX方向のコイル部分に流れる電流と、垂直走査マグネット106aにより生じる磁界との作用により、+Z方向(または−Z方向)の電磁力F2が生じる。また、垂直走査コイル105bに走査駆動電流が流れると、そのX方向のコイル部分に流れる電流と、垂直走査マグネット106bにより生じる磁界との作用により、−Z方向(または+Z方向)の電磁力F2が生じる。
これにより、垂直走査コイル105a,105bが取り付けられた回動体(水平走査駆動部100A、回動ホルダ104、垂直走査コイル105a,105bおよび磁性片109a,109b)を、X方向の回動軸(支軸108)を中心として回動させる駆動力が発生する。
垂直走査コイル105a,105bに流れる電流は交流(垂直方向の走査駆動周波数のサイン波形電流)であるため、垂直走査コイル105a,105bが取り付けられた回動体は、支軸108を中心として高速で、すなわち垂直方向の走査駆動周波数で回動する。
水平走査駆動部100A、回動ホルダ104、垂直走査コイル105a,105bおよび磁性片109a,109bからなる回動体は、上記の垂直方向の走査駆動周波数と同等の共振周波数で、共振が励起される。そのため、走査ミラー101は、垂直走査コイル105a,105bに流れる電流が少なくても、上記の垂直方向の走査駆動周波数で回動する。
なお、回動体の共振が励起される周波数は、回動体(水平走査駆動部100A、回動ホルダ104、垂直走査コイル105a,105bおよび磁性片109a,109b)の支軸108を中心とした回転モーメントと、垂直走査マグネット106a,106bと磁性片109a,109bとにより生じる磁気ばね力とにより決定される。
ここでは、磁性片109a,109bと垂直走査マグネット106a,106bとの吸引力が最大となる位置を、回動ホルダ104を含む回動体の回動方向の基準位置としているため、基準位置の再現性(起点の精度)が高い。
なお、磁性片109a,109bと垂直走査マグネット106a,106bとにより、回動ホルダ104を−X方向に与圧し、支軸108の先端と回動ホルダ104の軸受部104hとを常に接触させるようにしてもよい。また、支軸108の先端と回動ホルダ104の軸受部104hとの接触面積を小さくし、回動ホルダ104の回動動作をスムースにしてもよい。
本実施の形態では、水平方向(すなわち主走査方向)の走査駆動周波数は、垂直方向(すなわち副走査方向)の走査駆動周波数よりも高い。
例えば、解像度640×480の場合、水平方向の走査駆動周波数は18kHzであり、垂直方向の走査駆動周波数は60Hzである。解像度800×600の場合、水平方向の走査駆動周波数は22.5kHzであり、垂直方向の走査駆動周波数は60Hzである。解像度1024×768の場合、水平方向の走査駆動周波数は28.8kHzであり、垂直方向の走査駆動周波数は60Hzである。
このように、本実施の形態における光走査装置10では、水平走査駆動部100Aが、枠構造体102の変形を利用して走査ミラー101を回動させて水平方向の走査を行う。また、垂直走査駆動部100Bは、水平走査駆動部100Aを含む回動体を、支軸108を中心に回動させて垂直方向の走査を行う。そのため、振動や衝撃などの外力および温度変化の影響を受けにくく、安定した光走査を行うことができる。
<光走査装置の全体構成および光学系>
図6および図7は、本実施の形態の光走査装置10の全体構成とその光路を示す斜視図および正面図である。なお、図6および図7に示した光走査装置10により、レーザプロジェクタ1が構成される。
図6および図7に示すように、光走査装置10は、二次元光走査部100(水平走査駆動部100Aおよび垂直走査駆動部100B)と、光源部200と、出射側光学系300とを備えている。
光源部200は、青色光、緑色光、赤色光を出射する半導体レーザ201,203,205(表示用光源)と、非可視波長の赤外光を出射する半導体レーザ207(センシング用光源)とを有している。ここでは、半導体レーザ201,203,205,207は、X方向に並んで配置されている。半導体レーザ201,203,205は、出射光軸がZ方向を向き、半導体レーザ207は、出射光軸がX方向を向くように配置されている。
半導体レーザ201,203,205の出射側には、半導体レーザ201,203,205から出射されたレーザ光を平行光とするためのコリメータレンズ202,204,206が配置されている。半導体レーザ207の出射側には、半導体レーザ207から出射されたレーザ光を平行光とするためのコリメータレンズ208が配置されている。
さらに、コリメータレンズ202,204,206およびコリメータレンズ208から出射されたレーザ光が入射する位置には、各レーザ光を合成して共通の光路に沿って出射するプリズム(入射側光学素子)209が配置されている。
プリズム209は、半導体レーザ201,203,205(コリメータレンズ202,204,206)から入射したレーザ光をそれぞれ−X方向に反射するプリズム面209a,209b,209cを有している。プリズム面209aは、半導体レーザ201からのレーザ光(青色光)を反射し、半導体レーザ203,205,207からのレーザ光(緑色光、赤色光、赤外光)を透過する。プリズム面209bは、半導体レーザ203からのレーザ光(緑色光)を反射し、半導体レーザ205,207からのレーザ光(赤色光、赤外光)を透過する。プリズム面209cは、半導体レーザ205からのレーザ光(赤色光)を反射し、半導体レーザ207からのレーザ光(赤外光)を透過する。
プリズム209は、さらに、プリズム209内で合成されたレーザ光(すなわち青色光、緑色光、赤色光および赤外光を合成したレーザ光)を出射する出射面209dを有している。
プリズム209の出射面209dから出射されたレーザ光が入射する位置に、プリズム(出射側光学素子)301が配置されている。プリズム301は、プリズム209から入射したレーザ光を、走査ミラー101の反射面に向けて下方に(−Z方向に)反射するプリズム面301aを有している。
プリズム301は、また、プリズム301のプリズム面301aで反射されたレーザ光を走査ミラー101に向けて出射する入出面301c(図7)を有している。この入出面301cと走査ミラー101との間には、1/4波長板306(図7)が配設されている。
プリズム301の入出面301cから出射され、1/4波長板306を経て走査ミラー101に入射したレーザ光は、走査ミラー101で反射される。走査ミラー101で反射されたレーザ光は、再び1/4波長板306を経てプリズム301に入射し、プリズム面301aを透過して上方(+Z方向)に進行する。
プリズム301において、プリズム面301aの上方(+Z方向)には、プリズム面301aを透過したレーザ光のうち、赤外光のみを略90度反射するプリズム面301bが形成されている。
プリズム301のプリズム面301bで反射されたレーザ光(赤外光)が入射する位置には、光検出器としてのフォトディテクタ302が配置されている。フォトディテクタ302は、走査ミラー101の水平方向および垂直方向の角度情報を検出するためのものである。
プリズム301の上面には、プリズム面301bを透過した光をプリズム301外に出射する出射面301dが形成されている。なお、プリズム301とフォトディテクタ302は、出射側光学系300を構成している。
<光走査装置の動作>
半導体レーザ201,203,205から出射されたレーザ光(青色光、緑色光、赤色光)と、半導体レーザ207から出射されたレーザ光(赤外光)は、それぞれコリメータレンズ202,204,206,208を透過して平行光となり、プリズム301に入射する。半導体レーザ201からのレーザ光(青色光)は、プリズム面209aで反射され、出射面209dに向かって進行する。半導体レーザ203からのレーザ光(緑色光)は、プリズム面209bで反射され、さらにプリズム面209aを透過して、出射面209dに向かって進行する。半導体レーザ205からのレーザ光(赤色光)は、プリズム面209cで反射され、さらにプリズム面209a,209bを透過して、出射面209dに向かって進行する。半導体レーザ207からのレーザ光(赤外光)は、プリズム面209a,209b,209cを全て透過して、出射面209dに向かって進行する。
プリズム209において合成されたレーザ光(青色光、緑色光、赤色光、赤外光)は、出射面209dから出射され、プリズム301に入射する。
プリズム301に入射したレーザ光は、プリズム面301aで下方に反射される。プリズム面301aで反射されたレーザ光は、入出面301cから出射され、1/4波長板306を透過して、走査ミラー101に入射する。そして、レーザ光は、走査ミラー101で反射され、再び1/4波長板306を透過して、入出面301cからプリズム301に入射する。
走査ミラー101からプリズム301に入射したレーザ光は、プリズム301内を上方(+Z方向)に進行し、プリズム面301aを透過して、プリズム面301bに達する。プリズム面301bでは、赤外光のみが反射され、フォトディテクタ302に向かう。
一方、プリズム面301bを透過したレーザ光(青色光、緑色光、赤色光)は、出射面301dから出射され、スクリーン(投影面)に向かう。
図8に模式的に示すように、上述した水平走査駆動部100Aにより、走査ミラー101がY方向の回動軸を中心として回動すると、走査ミラー101で反射されてプリズム301から出射されたレーザ光が、スクリーンSの水平方向(H方向:主走査方向)に高速で移動する。すなわち、水平方向の走査が行われる。
また、上述した垂直走査駆動部100Bにより、走査ミラー101がX方向の回動軸を中心として回動すると、走査ミラー101で反射されてプリズム301から出射されたレーザ光が、スクリーンSの垂直方向(V方向:副走査方向)に高速で移動する。すなわち、垂直方向の走査が行われる。
また、走査ミラー101がY方向の軸またはX方向の軸を中心として回動すると、フォトディテクタ302(図7)への入射位置も変化する。そのため、フォトディテクタ302によって、走査ミラー101のY方向の軸およびX方向の軸を中心とした角度情報を検出することができる。
図9は、フォトディテクタ302の動作の一例を説明するための模式図である。図9(a)では、フォトディテクタ302の入射面の中央に4分割光検知器303を設けた構成例を示す。図9(b)は、フォトディテクタ302の入射面の中央の4分割光検知器303に加えて、入射面の4隅にそれぞれ4分割光検知器305を設けた構成例を示す。
図9(a)および(b)のいずれにおいても、4分割光検知器303にレーザ光304が照射されると、照射された光量を検出することができる。また、水平方向および垂直方向の中心線で分割された4つの領域の光量に基づき、水平方向および垂直方向(すなわちY方向、X方向の回動軸を中心とする回動方向)における走査ミラー101の初期角度を検出することができる。
従って、例えばレーザプロジェクタ1の起動時に、走査ミラー101の水平方向および垂直方向の初期角度を確認することができる。また、フォトディテクタ302の出力に基づき、走査ミラー101の初期角度を調整することもできる。
本実施の形態では、さらに、図9(b)に示したように、フォトディテクタ302の入射面の4隅に、4分割光検知器305を配置している。4分割光検知器305は、走査ミラー101の水平方向および垂直方向の走査範囲の両端に対応する4箇所に配置されている。
このように構成すれば、走査ミラー101の水平方向および垂直方向の走査振幅を制御することができる。すなわち、例えば、走査ミラー101の水平方向の走査振幅が大き過ぎた場合には、水平走査コイル111に供給する電流をその分だけ小さくするといった制御が可能になる。
また、映像表示のタイミングや歪補正の制御を行うことも可能になる。例えば、基準とする矩形の映像信号(基準映像信号)を用意しておき、基準映像信号の矩形の4隅を構成するレーザ光が、フォトディテクタ302の4隅の4分割光検知器305の中心で検出できるように、水平走査コイル111および垂直走査コイル105a,105bに供給する電流を調整する。このように調整した電流を利用して映像表示を行うことにより、映像表示のタイミングや歪補正の制御を行うことができる。
また、水平方向および垂直方向の走査駆動信号に対する、走査ミラー101の各方向の走査角度の感度(走査感度)を把握することができる。そのため、光走査装置10の温度変化に伴って感度が変動した場合には、その変動に対応する分だけ半導体レーザ21,23,25の出力を増加または減少させるといった補正を行うことができる。
<光走査装置の組立方法>
次に、本発明による光走査装置10の組立方法について、図2および図6を参照して説明する。光走査装置10を収納する筐体は、例えば、高い剛性と寸法安定性を有し、高い放熱性を有する材料で構成することができる。このような材料としては、例えば、アルミニウムダイキャストやエンジニアリングプラスチックなどがある。
水平走査駆動部100Aの要部をなす枠構造体102は、例えば金属の機械加工あるいは樹脂成型により、図2に示した基部102a,102bと、梁102c,102dと、台座102eとを有する形状に形成する。台座102eの表面には、板状の走査ミラー101を固定するか、または反射材料をコーティングすることにより走査ミラー101を形成する。台座102eの裏面には、薄いマグネット層である水平走査マグネット110を位置決めし、角度を調整して接着により固定する。
支持体103の裏面には、水平走査コイル111を位置決めし、角度を調整して固定する。枠構造体102の基部102a,102bを、支持体103に予め形成した凸部103a,103bに接着することにより、枠構造体102を支持体103に固定する。これにより、水平走査駆動部100Aが組み立てられる。
垂直走査駆動部100Bについては、回動ホルダ104の面104e,104fに、垂直走査コイル105a,105bを位置決めし、角度を調整して接着により固定する。回動ホルダ104の面104e,104fには、さらに磁性片109a,109bを固定する。
また、垂直走査マグネット106a,106bおよびベース107を、光走査装置10の筐体の所定位置に位置決めし、角度を調整して接着により固定する。さらに、回動ホルダ104の軸受部104hに、ベース107の支軸108を嵌合させる。これにより、垂直走査駆動部100Bが組み立てられる。
さらに、水平走査コイル111および垂直走査コイル105a,105bに、給電用の電気配線パターンを施したフレキシブルプリントシートをそれぞれ接続する。さらに、各フレキシブルプリントシートを、光走査装置10の筐体の所定位置に位置決めして、ねじにより固定する。
次いで、光走査装置10の筐体の所定の箇所に、プリズム209、プリズム301、コリメータレンズ202,204,206,208を位置決めし、角度を調整して接着により固定する。
さらに、半導体レーザ201,203,205,207およびフォトディテクタ302と、これらに対する給電用および信号伝達用の電気配線パターンを施したフレキシブルプリントシートとを予め接続しておき、光走査装置10の筐体に仮固定する。仮固定とは、後から位置の微調整が可能なように固定することである。
次に、各フレキシブルプリントシートを制御装置に接続し、走査ミラー101の回動と、半導体レーザ201,203,205,207の発光と、フォトディテクタ302での受光が可能な状態とする。そして、仮固定した半導体レーザ201,203,205,207およびフォトディテクタ302の位置を微調整する。
具体的には、赤外色レーザ光源である半導体レーザ207を駆動し、センシング用の非可視波長のレーザ光を出射する。このレーザ光が、4分割光検知器303の中心に入射するように、フォトディテクタ302の位置を調整し、固定する。
続いて、表示用レーザ光源である半導体レーザ201,203,205を順次駆動して、青色光、緑色光および赤色光を順次出射する。各色のレーザ光が4分割光検知器303の中心に入射するように、半導体レーザ201,203,205の位置を調整し、固定する。これにより、光走査装置10の組立てが完了する。
<本実施の形態の効果>
以上説明したように、本実施の形態の光走査装置10によれば、水平走査駆動部100Aの枠構造体102は、1方向(Y方向の回動軸を中心とする回動方向)の回動機能のみを備えればよい。すなわち、2方向の回動機能を備える必要はない。そのため、梁の変形を利用して2方向の走査を行うものと比較して、梁102c,102dを太さや厚さを十分に大きくすることができる。従って、衝撃や振動に対する耐性を向上することができる。
また、枠構造体102は、金属の加工成型品あるいは樹脂成型品を採用することができ、MEMS技術を用いる必要がない。そのため、MEMS技術に用いられる高価な製造設備が不要であり、製造コストを低減することができる。
さらに、垂直走査駆動部100Bは、回動ホルダ104を含む回動体を、支軸108によって回動可能に支持するため、温度変化の影響を殆ど受けることがない。そのため、梁の変形を利用して2方向の走査を行うものと比較して、より安定した回動動作を実現することができる。
また、枠構造体102を含む水平走査駆動部100Aと、回動ホルダ104および支軸108を含む垂直走査駆動部100Bとで、水平走査機能と垂直走査機能とを分離している。そのため、光走査装置10の組み立ておよび分解が容易であり、製造歩留りを向上することができる。
また、本実施の形態の光走査装置10では、振動体(走査ミラー101、枠構造体102および水平走査マグネット110)が、水平方向の走査駆動周波数において固有振動モードを有している。そのため、振動体の共振現象を励起することにより、水平走査コイル111の電流を小さく抑えることができる。その結果、消費電力を低減することができ、また温度上昇を抑制して、温度変化による走査感度の変動を抑制することができる。
さらに、本実施の形態の光走査装置10では、走査ミラー101の裏面に薄いマグネット層である水平走査マグネット110を設けている。この水平走査マグネット110は、Y方向の回動軸を挟んで異なる磁極を有するように着磁されている。このように薄いマグネット層を用いることで、振動体の回動軸(梁102c,102d)周りの慣性モーメントを小さくすることができ、走査ミラー101を高速で回動させることができる。
また、本実施の形態の光走査装置10では、走査ミラー101に固定された水平走査マグネット110に対向する位置に、水平走査コイル111を配置している。そのため、水平走査コイル111を流れる電流で発生した熱が走査ミラー101に直接伝わることを防止することができる。その結果、走査ミラー101の温度上昇による反射面の歪の発生を抑制し、投写された画像の歪やぼけを抑制することができる。
さらに、本実施の形態の光走査装置10では、回動体(水平走査駆動部100A、回動ホルダ104、垂直走査コイル105a,105bおよび磁性片109a,109b)は、垂直方向の走査駆動周波数と同じ共振周波数を有している。そのため、回動体の共振現象を励起することにより、垂直走査コイル105a,105bの電流を小さく抑えることができる。その結果、消費電力を低減することができ、また温度上昇を抑制して、温度変化による走査感度の変動を抑制することができる。
また、本実施の形態の光走査装置10では、ベース107に固定した支軸108を回動ホルダ104の軸受部104hに嵌合させることにより、回動ホルダ104を含む回動体を回動可能に支持している。そのため、支軸108と軸受部104hとを高い精度で嵌合させることで、外部からの振動や衝撃による走査ミラー101の振動を抑制することができる。
さらに、本実施の形態の光走査装置10では、回動ホルダ104に設けた磁性片109a,109bとマグネット106a,106bとの吸引力を利用した磁気ばね力を利用する。この構成により、温度変化や振動や衝撃の影響を受けにくい走査ミラー101の動作を実現することができる。
さらに、本実施の形態の光走査装置10では、走査ミラー101から出射されたレーザ光(走査光束)の一部をフォトディテクタ302で受光するようにし、その中央と4隅に4分割光検知器305を配置している。この構成によれば、走査ミラー101の水平方向および垂直方向の初期角度および走査感度を検出することができ、画像投影の歪補正制御が可能になる。
<光走査装置を用いたレーザプロジェクタの応用例>
図10は、本実施の形態の光走査装置10を用いたレーザプロジェクタ1を、車載用途、より具体的にはヘッドアップディスプレイに応用した例を示す図である。
本実施の形態のレーザプロジェクタ1は、自動車等の車両6の例えばダッシュボード62に取り付けられている。レーザプロジェクタ1は、フロントガラス61に向けて画像を投影し、虚像を形成する。運転者Pは、フロントガラス61を介して、車両6の前方を観察しながら、投影された画像(例えばナビゲーション情報)を視認することができる。
車載用のプロジェクタは、衝撃や振動などの外力および温度変化を受けやすい。しかしながら、本実施の形態の光走査装置10は、枠構造体102を含む水平走査駆動部100Aにより水平方向の走査を行い、回動ホルダ104および支軸108を含む垂直走査駆動部100Bにより垂直方向の走査を行う構成により、上述したように衝撃および振動に対する高い耐性を有し、また温度変化の影響を受けにくいという特徴を有する。そのため、レーザプロジェクタ1は、上記のような車載用途においても良好な画像を投影することができる。
なお、本実施の形態の光走査装置10を用いたレーザプロジェクタ1は、図10に示した用途に限らず、例えば小型で持ち運び可能なポータブルプロジェクタとしても利用することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、適宜、変形が可能である。例えば、水平走査コイル111および垂直走査コイル105a,105bの配置や巻線パターンは、上述した具体例に限定されるものではなく、走査ミラー101をY方向の回動軸周りに回動させ、回動ホルダ104をX方向の回動軸周りに回動させる電磁力を発生するものであればよい。水平走査マグネット110および垂直走査マグネット106a,106bの配置や着磁パターンについても、同様である。
また、上記の実施の形態では、表示用光源として、赤色光、緑色光、青色光を出射する半導体レーザ201,203,205を用いたが、この組み合わせに限定されるものではない。例えば、表示用レーザ光源は、単色光を出射するものでもよい。また、レーザ光源の代わりに、例えばLED(発光ダイオード)用いてもよい。従って、本発明におけるプロジェクタは、レーザプロジェクタ以外のプロジェクタであってもよい。
10 光走査装置、 100 二次元光走査部、 100A 水平走査駆動部(第1の走査駆動部)、 100B 垂直走査駆動部(第2の走査駆動部)、 101 走査ミラー、 102 枠構造体、 102a,102b 基部、 102c,102d 梁、 103 支持体、 104 回動ホルダ、 105a,105b 垂直走査コイル(第2のコイル)、 106a,106b 垂直走査マグネット(第2のマグネット)、 107 ベース、 108 支軸、 109a,109b 磁性片、 110 水平走査マグネット(第1のマグネット)、 111 水平走査コイル(第1のコイル)、 200 光源部、 201,203,205 半導体レーザ、 202,204,206 コリメータレンズ、 207 半導体レーザ、 208 コリメータレンズ、 209 プリズム(入射側光学素子)、 301 プリズム(出射側光学素子)、 302 フォトディテクタ(光検出部)、 303,305 4分割光検知器、 306 1/4波長板。

Claims (5)

  1. 走査ミラーと、前記走査ミラーを支持する枠構造体とを有し、前記枠構造体の変形により前記走査ミラーを第1の回動軸を中心として回動させる第1の走査駆動部と、
    前記第1の走査駆動部を支持する回動ホルダと、前記回動ホルダを前記第1の回動軸と直交する第2の回動軸を中心として回動可能に支持する支軸とを有し、前記回動ホルダを前記第2の回動軸を中心として回動させる第2の走査駆動部と
    光を出射する光源と、
    前記光源から出射された光を前記走査ミラーに導く入射側光学素子と、
    前記走査ミラーで反射された反射光を投影面に導く出射側光学素子と、
    前記出射側光学素子に取り付けられ、前記反射光の一部を検出する光検出部と
    を備え、
    前記光検出部は、入射面の中央、並びに、前記第1の走査駆動部による走査方向の両端および前記第2の走査駆動部による走査方向の両端に対応する複数箇所に、それぞれ4分割光検知器を有すること
    を特徴とする光走査装置。
  2. 前記4分割光検知器が5箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記枠構造体は、前記第1の回動軸の方向に前記走査ミラーを挟むように設けられた一対の梁と、前記一対の梁のそれぞれに対して前記走査ミラーと反対の側に設けられた一対の基部とを有し、
    前記一対の基部のそれぞれは、前記第2の回動軸の方向に長い長尺形状を有し、変形可能に構成されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
  4. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の光走査装置を有することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 前記光走査装置を車両のフロントガラスに向けて画像を投影するように配置したことを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ。
JP2014552958A 2012-12-21 2013-09-03 光走査装置およびプロジェクタ Active JP5872073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014552958A JP5872073B2 (ja) 2012-12-21 2013-09-03 光走査装置およびプロジェクタ

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012279970 2012-12-21
JP2012279970 2012-12-21
PCT/JP2013/073630 WO2014097683A1 (ja) 2012-12-21 2013-09-03 光走査装置およびプロジェクタ
JP2014552958A JP5872073B2 (ja) 2012-12-21 2013-09-03 光走査装置およびプロジェクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5872073B2 true JP5872073B2 (ja) 2016-03-01
JPWO2014097683A1 JPWO2014097683A1 (ja) 2017-01-12

Family

ID=50978034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014552958A Active JP5872073B2 (ja) 2012-12-21 2013-09-03 光走査装置およびプロジェクタ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9488829B2 (ja)
JP (1) JP5872073B2 (ja)
CN (1) CN104884993B (ja)
DE (1) DE112013006119B4 (ja)
WO (1) WO2014097683A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201401564D0 (en) * 2014-01-30 2014-03-19 Proton Products Ltd A high speed magnetic oscillating device
JP2016191853A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 浜松ホトニクス株式会社 投影表示装置
JP2017003744A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 セイコーエプソン株式会社 光学デバイスおよび画像表示装置
JP6781930B2 (ja) 2016-07-06 2020-11-11 株式会社リコー 光走査装置、投影装置及び表示装置
KR102046473B1 (ko) * 2017-03-08 2019-11-19 삼성전기주식회사 손떨림 보정 반사모듈 및 이를 포함하는 카메라 모듈
JP7066982B2 (ja) * 2017-05-30 2022-05-16 船井電機株式会社 光走査装置
TWI744445B (zh) * 2017-12-22 2021-11-01 揚明光學股份有限公司 光路調整機構及其製造方法
JP7439770B2 (ja) * 2019-01-25 2024-02-28 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
CN110703429B (zh) * 2019-09-04 2022-08-09 深圳市镭神智能系统有限公司 扫描振镜及激光雷达
JP7363604B2 (ja) 2020-03-11 2023-10-18 株式会社リコー 光走査装置、ヘッドアップディスプレイ、及び移動体
CN111273435A (zh) * 2020-03-27 2020-06-12 昂纳信息技术(深圳)有限公司 一种微振镜扫描结构、电能驱动系统及角度检测系统
US11543652B2 (en) * 2020-04-20 2023-01-03 Luminar, Llc Imaging system having coil on mirror actuator
JP2023000751A (ja) 2021-06-18 2023-01-04 富士フイルム株式会社 光走査装置、光走査装置の駆動方法、及び画像描画システム
WO2023053342A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 パイオニア株式会社 光走査装置及びセンサ装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11142772A (ja) * 1997-11-08 1999-05-28 Asahi Optical Co Ltd ガルバノミラー
JP2009204804A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Seiko Epson Corp 光走査装置及び振動ミラーの起動方法
JP2010509624A (ja) * 2006-11-14 2010-03-25 オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 改良された投影特性をもつ投影装置、および結像を投影する方法
WO2010146974A1 (ja) * 2009-06-19 2010-12-23 株式会社日立製作所 光走査型画像表示装置
WO2011074209A1 (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 パナソニック株式会社 透過型表示装置
JP2012032678A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Funai Electric Co Ltd 振動ミラー素子および振動ミラー素子の製造方法
JP2012068424A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Brother Ind Ltd 2次元光走査装置、画像投影装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6424068B2 (en) 1997-06-27 2002-07-23 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Galvano mirror unit
JP2001100129A (ja) * 1999-09-29 2001-04-13 Canon Inc 光書き込み走査装置
JP2002148536A (ja) 2000-11-09 2002-05-22 Olympus Optical Co Ltd アクチュエータおよびその駆動方法
JP2002162595A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Olympus Optical Co Ltd ガルバノミラー
CN1455223A (zh) * 2002-05-04 2003-11-12 胡修泰 大梁校正仪的激光测量系统
US7102805B2 (en) 2003-08-08 2006-09-05 Seiko Epson Corporation Scanner having scan angle multiplier
JP2005062358A (ja) 2003-08-08 2005-03-10 Seiko Epson Corp 光走査装置および画像形成装置
JP4262583B2 (ja) 2003-11-26 2009-05-13 オリンパス株式会社 二次元光偏向器
CN1710459A (zh) * 2005-07-15 2005-12-21 李凌 一种微机电系统(mems)二维振镜及其制作方法
DE102006034906A1 (de) * 2006-07-28 2008-01-31 Carl Zeiss Microimaging Gmbh Laser-Scanning-Mikroskop und Verfahren zu seinem Betrieb
US8052280B2 (en) 2006-10-11 2011-11-08 Panasonic Corporation Laser display device branching a modulated laser beam that scans both beams to the same position at the same time on a screen
JP2008262186A (ja) * 2007-03-19 2008-10-30 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置
JP2010266508A (ja) 2009-05-12 2010-11-25 Konica Minolta Opto Inc 2次元走査の光走査装置及びそれを備えた画像投影装置
JP5573232B2 (ja) 2010-03-02 2014-08-20 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置および背面投影型表示装置
JP2011197485A (ja) 2010-03-20 2011-10-06 Brother Industries Ltd 光走査装置
JP2012063656A (ja) 2010-09-17 2012-03-29 Brother Ind Ltd 2次元光走査装置及びこれを用いた画像投影装置
DE102011004477A1 (de) * 2011-02-21 2012-09-13 Carl Zeiss Ag Scanspiegelvorrichtung
JP5447411B2 (ja) 2011-03-09 2014-03-19 ブラザー工業株式会社 2次元光走査装置及び画像投影装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11142772A (ja) * 1997-11-08 1999-05-28 Asahi Optical Co Ltd ガルバノミラー
JP2010509624A (ja) * 2006-11-14 2010-03-25 オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 改良された投影特性をもつ投影装置、および結像を投影する方法
JP2009204804A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Seiko Epson Corp 光走査装置及び振動ミラーの起動方法
WO2010146974A1 (ja) * 2009-06-19 2010-12-23 株式会社日立製作所 光走査型画像表示装置
WO2011074209A1 (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 パナソニック株式会社 透過型表示装置
JP2012032678A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Funai Electric Co Ltd 振動ミラー素子および振動ミラー素子の製造方法
JP2012068424A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Brother Ind Ltd 2次元光走査装置、画像投影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2014097683A1 (ja) 2017-01-12
CN104884993B (zh) 2017-08-25
DE112013006119T5 (de) 2015-08-27
US20150293349A1 (en) 2015-10-15
US9488829B2 (en) 2016-11-08
CN104884993A (zh) 2015-09-02
WO2014097683A1 (ja) 2014-06-26
DE112013006119B4 (de) 2021-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5872073B2 (ja) 光走査装置およびプロジェクタ
JP6519033B1 (ja) 物体検出装置、物体検出方法、および物体検出装置の設計方法
JP5099020B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
US10031336B2 (en) Image display device
US11936250B2 (en) Rotary reciprocating drive actuator
KR20150050399A (ko) 광 스캐너, 화상 표시 장치, 헤드마운트 디스플레이 및 헤드업 디스플레이
JP6830698B1 (ja) アクチュエータ、光走査装置、および物体検出装置
JP2015087442A (ja) 光スキャナー、画像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ
JP6233010B2 (ja) 光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JP2021132416A (ja) アクチュエータ、光走査装置、および物体検出装置
KR100941798B1 (ko) 스캐닝 마이크로미러
JP2009216789A (ja) 光学装置
JP6651111B1 (ja) アクチュエータ、光走査装置、および物体検出装置
JP6518959B1 (ja) 物体検出装置、制御方法及びプログラム
JP6579241B2 (ja) 光スキャナーおよびヘッドマウントディスプレイ
KR101633988B1 (ko) 스캐닝 마이크로미러
JP2020194152A (ja) アクチュエータ、光走査装置、および物体検出装置
JP7097647B1 (ja) 光走査装置、物体検出装置、光走査装置の調整方法及びプログラム
US20220269068A1 (en) Rotary reciprocating drive actuator
JP7097648B1 (ja) 光走査装置、物体検出装置、光走査装置の調整方法及びプログラム
JP2012063656A (ja) 2次元光走査装置及びこれを用いた画像投影装置
JP2022127381A (ja) 回転往復駆動アクチュエーター
JP2022127375A (ja) 回転往復駆動アクチュエーター
JP2010032827A (ja) 振動ミラーおよび画像記録装置
JP2005189325A (ja) 像移動装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5872073

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250