JP7363604B2 - 光走査装置、ヘッドアップディスプレイ、及び移動体 - Google Patents

光走査装置、ヘッドアップディスプレイ、及び移動体 Download PDF

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Description

本発明は、光走査装置、ヘッドアップディスプレイ、及び移動体に関する。
車両等の移動体に搭載され、前景に画像を表示して運転者に少ない視線移動で情報を視認させるヘッドアップディスプレイ(HUD; Head Up Display)が知られている。
ヘッドアップディスプレイのうち、光源部からの光を走査して形成した中間像を用いる方式では、狭小なスペースに配置できるように光走査装置には小型化が求められる。
光走査装置を小型化する構成では、光源部と、光源部からの光の一部を検出する光検出器とを共通の基板に配置し、光源からの光の分波光を光検出器に導光する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の構成では、光源部からの光の分波光を光検出器に安定して導光できない場合がある。
本発明は、光源部からの光の分波光を光検出器に安定して導光することを課題とする。
本発明の一態様に係る光走査装置は、波長の異なる光をそれぞれ射出する複数の発光素子と、前記複数の発光素子のそれぞれの射出光を合波する合波素子とを有し、前記合波素子による合波光を出力する光源部と、前記合波光を少なくとも第1の光と、第2の光に分波する分波手段と、前記第2の光を導光する導光手段と、前記導光手段を介して前記第2の光の光量を検出する光検出器と、前記分波手段と前記導光手段とを一体に支持し、前記光検出器の受光面に沿った平面内で移動可能に構成された可動部とを備える。
本発明によれば、光源部からの光の分波光を光検出器に安定して導光できる。
実施形態に係るHUDの全体構成例を示す図である。 実施形態に係るHUDのハードウェア構成例の図である。 実施形態に係るHUDの機能構成例の図である。 実施形態に係るHUDの光源部の構成例の図である。 半導体レーザの発振波長例を示す図である。 実施形態に係る光偏向器の構成例の図である。 実施形態に係るスクリーンの構成例の図であり、(a)は拡大平面図、(b)は側方から見た光路図である。 第1実施形態に係る光走査装置の構成例の斜視図である。 実施形態に係る光源部の構成例の分解斜視図である。 実施形態に係る光源部の構成例の断面図である。 光走査装置における非点収差例を示す図である。 実施形態に係る分波ユニットの構成例を示す斜視図である。 実施形態に係る画像表示信号例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係る光走査装置の構成例の斜視図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。なお、各図面において、同一構成部には同一符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
[実施形態]
<ヘッドアップディスプレイ(以下、HUDという)1の全体構成例>
まず、実施形態に係るHUD1の全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、HUD1の全体構成の一例を説明する図である。HUD1は、一例として、車両、航空機、船舶等の移動体に搭載され、該移動体のフロントガラス50(フロントウインドシールド)を介して該移動体の操縦に必要な速度や走行距離等のナビゲーション情報等を視認可能に表示する表示装置である。
この場合、フロントガラス50は、入射された光の一部を透過させ、残部の少なくとも一部を反射させる透過反射部材としても機能する。以下では、HUD1がフロントガラス50を備える自動車に搭載される場合を一例として説明する。
図1に示すように、HUD1は、光照射部10と、シリンダミラー20と、スクリーン30と、凹面ミラー40とを備えている。HUD1は、フロントガラス50に対して光を照射するで、観察者Aの視点から虚像Iを視認可能に表示する。
光照射部10は光源部11を備えており、Red(R)、Green(G)、Blue(B)の3色のレーザ光を合波して出力する。3色を合波したレーザ光は、光偏向器15の反射面に向かって導かれる。
光偏向器15は、半導体プロセス等で作製されたMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーであり、直交する2軸に対して揺動(回動)する単一の微小なミラーである。なお、1軸に揺動する2つのミラーを直交して配置した対ミラーであってもよい。
光偏向器15により偏向されたレーザ光は、シリンダミラー20により折り返され、スクリーン30に2次元の中間像を描画する。スクリーン30はレーザ光を所望の発散角で発散させる機能を有しており、マイクロレンズアレイ構造が好適である。
スクリーン30で発散された発散レーザ光は、単一の凹面ミラー40で反射され、またフロントガラス50により一部が反射されて観察者Aの眼に到達し、観察者Aの視点でフロントガラス50を通した前景に重畳して虚像Iが拡大表示される。
単一の凹面ミラー40は、フロントガラス50の影響で中間像の水平線が上または下に凸形状となる光学歪み要素を補正するように設計・配置されている。なお、フロントガラス50と同じ機能を持つ別途の部分反射鏡(コンバイナ)を備えた構成であっても、実施形態を適用することができる。
<HUD1のハードウェア構成例>
次に、HUD1のハードウェア構成について、図2を参照して説明する。図2は、HUD1のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。
図2に示すように、HUD1は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)600と、CPU(Central Processing Unit)602と、ROM(Read Only Memory)604と、RAM(Radom Access Memory)606と、I/F(Interface)608と、バスライン610と、LD(Laser Diode)ドライバ611と、MEMSコントローラ615とを備えている。
FPGA600は、LDドライバ611やMEMSコントローラ615により、LD111及びMEMS15を動作させる集積回路である。CPU602は、HUD1の各機能を統括的に制御するプロセッサである。ROM604は、CPU602がHUD1の各機能を制御するために実行する画像処理用プログラムを記憶する不揮発性半導体メモリである。
RAM606は、CPU602のワークエリアとして使用される揮発性半導体メモリである。I/F608は、外部コントローラ等と通信するためのインターフェースであり、例えば、車両のCAN(Controller Area Network)等に接続することができる。
<HUD1の機能構成例>
次に、HUD1の機能構成について、図3を参照して説明する。図3は、HUD1の機能構成の一例を説明するブロック図である。
図3に示すように、HUD1は、車両情報入力部800と、外部情報入力部802と、画像生成部804と、画像表示部806とを備えている。
これらのうち、車両情報入力部800には、CAN等から車両の速度や走行距離等の情報が入力される。外部情報入力部802には、外部ネットワークからGPS(Global Positioning System)からのナビゲーション情報等の車両外部の情報が入力される。
画像生成部804は、車両情報入力部800及び外部情報入力部802から入力される情報に基づいて、HUD1により表示するための画像を生成する。画像表示部806は、制御部8060を備え、制御部8060によって光照射部10が制御されることで、フロントガラス50に光を照射する。その結果、運転者Aの視点から、画像生成部804により生成された画像の虚像Iが視認可能になる。
<光源部11の構成例>
次に、光照射部10の備える光源部11の構成について、図4を参照して説明する。図4は、光源部11の構成の一例を説明する図である。
図4に示すように、光源部11は、発光素子111R,111B,111Gと、カップリングレンズ112R,112G,112Bと、アパーチャ113R,113G,113Bと、合波素子115とを備えている。
発光素子111R,111B,111Gのそれぞれは、単数又は複数の発光点を有する発光素子である。発光素子111R,111G,111Bは、それぞれ半導体レーザ(LD)であり、互いに異なる波長λ,λ,λのレーザ光を射出する。例えば、λ=640(nm)、λ=530(nm)、λ=445(nm)のレーザ光を射出する。
発光素子111R,111G,111Bから射出された波長λ,λ,λのレーザ光は、それぞれカップリングレンズ112R,112G,112Bにより、後続の光学系にカップリング(結合)される。
カップリングされたレーザ光は、波長毎に設けられたアパーチャ113R,113G,113Bにより整形される。アパーチャ113R,113G,113Bは、レーザ光の発散角等に応じて円形、楕円形、長方形、又は正方形等の様々な形状に形成することができる。
その後、合波素子115によって光路合成される。合波素子115は、プレート状又はプリズム状のダイクロイックミラーであり、波長に応じてレーザ光を反射又は透過し、1つの光路に合成する。合成されたレーザ光は、結像レンズ116によって光偏向器15の反射面に導かれる。
ところで、所望の色の虚像を表示するためには、各波長λ,λ,λで合成されるレーザ束の合成比率、つまり波長に応じた射出光量のパワーバランスを適正に調整することが望ましい。
つまり、発光素子111R,111G,111Bの射出光量の比を所望の色を生成するための波長λ,λ,λに応じたパワーバランスa:b:cに設定する。しかしながら、発光素子としての半導体レーザの発振波長は、半導体レーザチップが実装されるパッケージの温度Tpに応じて変化するため、所望の色の光を生成できなくなることが懸念される。
ここで、図5も参照して半導体レーザの発振波長について説明する。図5は半導体レーザの発振波長の一例を説明する図である。図5に示すように、パッケージの温度Tpは、周辺の雰囲気温度や射出光量に応じ、半導体レーザに注入される印加電流に伴って変動する。
例えば、白を表示する場合、R,G,Bのパワーバランスは約2.5:1:0.5であり、赤の発光素子111Rの射出光量が高く、青の発光素子111Gの射出光量が低いため、表示時間が同じであっても、パッケージの温度Tpに差がでてくる。
つまり、所望の色の虚像を表示するためには、雰囲気温度や射出光量をタイムリーに監視して各半導体レーザの現在の波長を推定し、推定した波長に基づいて発光素子それぞれの射出光量のパワーバランスを適切に制御することが好ましい。このようにすることで、適切な色味の虚像を表示できる。
そこで、合波素子115で合成されたレーザ光を、分波手段の一例としての分波素子117により分波し、発光素子111R,111G,111B毎に光検出器630で光量を検出して、取得した光量情報に基づきパワーバランスが一定に保たれるように、画像生成部804によって各々の光出力が制御される。
波長推定部620は、光検出器630からの光量情報に加えて、温度センサで雰囲気温度を検出し、発光素子111R,111G,111Bのそれぞれから出射されるレーザ光の現在の波長を推定する。
このとき、発光素子111R,111G,111Bの射出光の現在の波長λは、以下の(1)式で表すことができる。
λ=λ(0)+α×{Ta-Ta(0)}+β×{P-P(0)} ・・・(1)
なお、(1)式におけるλ(0)は基準波長、αは雰囲気温度係数、Taは現在の雰囲気温度、Ta(0)は基準波長測定時の雰囲気温度、βは光量係数、Pは現在の射出光量、P(0)は基準波長測定時の射出光量である。
ここで、基準波長λ(0)、基準波長測定時の雰囲気温度Ta(0)、基準波長測定時の射出光量P(0)は、製造時に測定され、個体毎の特有値として、予め不揮発性メモリ(ROM)等に記憶される。一方、温度係数α、光量係数βは発光素子111R,111G,111Bによる個体差がほとんどないため、R,G,B毎に一定値を用いることができる。
<光偏向器15の構成例>
次に、光偏向器15の構成について、図6を参照して説明する。図6は光偏向器15の構成の一例を説明する図である。
光偏向器15は、半導体プロセスにより製造されるMEMSミラーである。図6に示すように、光偏向器15は、反射面を有する走査ミラー150と、複数の折り返し部を有して蛇行して形成された一対の蛇行状梁部152とを備えている。
蛇行状梁部152は、一つおきに梁部A(152a)と、梁部B(152b)とに分けられ、枠部材154に支持されている。蛇行状梁部152a,152bには蛇行した隣り合う梁毎に独立の圧電部材(例えばPZT)156が設けられている。
これらの圧電部材156の一つおき(A,B)に異なる電圧を印加して、蛇行状梁部152a,152bに反りを発生させることで、隣り合う梁が異なる方向に撓む。この撓みが累積されて、走査ミラー150をx軸回り(副走査方向)に大きな角度で回転させることができる。この構成により、x軸を中心とした垂直方向への光走査を低電圧で実現できる。一方、y軸を中心とした主走査方向では、走査ミラー150を支持する梁を回転軸とした一次共振により光走査が行われる。
<スクリーン30の構成例>
次に、スクリーン30の構成について、図7を参照して説明する。図7は、スクリーン30の構成の一例を説明する図であり、(a)は拡大平面図、(b)は側方から見た光路図をそれぞれ示している。
図7(a)に示すように、スクリーン30は、マイクロレンズ300がアレイ状に整列して配置された光学板301を含んで構成された透過型のスクリーンである。光学板301上をレーザ光の入射光束302が走査する際に、入射光束302はマイクロレンズ300により発散され、発散光303となる。
図7(b)の左側の図に示すように、マイクロレンズ300の構造により、入射光束302を所望の発散角304で発散させることできる。一般に、レーザ光等のコヒーレント光をスクリーン上で走査する場合、スペックルが課題となる場合がある。
図7(b)の右側の図では、レーザ光の入射光束302の直径306が、光学板301におけるマイクロレンズ300の周期305の2倍大きい場合の発散光の光路を示している。入射光束302は2つのマイクロレンズ313,314に同時入射し、それぞれ発散光束315,316を発生させる。このとき、領域317では、2つの発散光束が同時に存在するため、光の干渉を生じうる。この干渉光束が観察者の目に入ると、スペックルとして視認され、走査光により生成される虚像の視認性が低下する。
このようにマイクロレンズ300の周期305より入射光束302の直径306が大きいとスペックルが生じる場合があるため、実施形態では、マイクロレンズ300の周期305を入射光束302の直径306よりも大きくなるように設計している。これにより、マイクロレンズ300間での干渉を回避し、スペックルの発生を抑えている。
なお、図7では、凸面のマイクロレンズ300を例示したが、凹面においても同様の効果がある。また、透過型に代えて反射型のスクリーンを用いることもできる。
[第1実施形態]
<光走査装置500の構成例>
次に第1実施形態に係る光走査装置500の構成について、図8を参照して説明する。図8は、光走査装置500の構成の一例を説明する斜視図である。
図8にしめすように、光走査装置500は、光源部11aと、分波素子117と、結像レンズ116と、反射ミラー118と、光偏向器15と、折り返しミラー119と、受光レンズ120と、光検出器630と、検知ミラー121a,121bと、検知素子122a,122bとを備えている。これらは、支持体の一例としてのプリント基板550に実装され、支持されている。
光走査装置500による走査光は、シリンダミラー20で反射された後、スクリーン30の被走査面31上で走査される。
光源部11aから射出された3色のレーザ光の合波光L1は、分波素子117によって所定の光量比で主光線と、モニタ光に分波される。この主光線は第1の光の一例であり、モニタ光は第2の光の一例である。
分波素子117により主走査方向に沿う+X方向に折り曲げられたモニタ光は、折り返しミラー119によって副走査方向に沿う-Y方向側に折り返され、受光レンズ120を介して、プリント基板550に実装された光検出器630に入射される。
折り返しミラー119は、モニタ光を光検出器630に向けて折り返す折り返し手段である。また受光レンズ120は、光検出器630の受光面に入射するモニタ光の面積を受光面の面積以下になるように収束させる収束手段である。
分波素子117を透過した主光線は、結像レンズ116を透過し、反射ミラー118で-Y方向側に反射されて、光偏向器15の走査ミラー150の搖動軸161を含む面内で、走査ミラー150に入射する。走査ミラー150により2次元に走査された主光線は、X方向に沿う方向に曲率を有するシリンダミラー20で反射され、結像レンズ116の作用でスクリーン30の被走査面31で結像するように構成されている。
シリンダミラー20は、スクリーン30に含まれるマイクロレンズ300の透過光が所望の発散度合いとなるように曲率が設定される。スクリーン30は、主光線のスポット直径が、被走査面31内でほぼ均一となるように結像特性に合わせてX方向に沿って湾曲した形状に形成されている。
検知ミラー121a,121bは、X方向における画像領域外において、スクリーン30に向かう主光線に含まれるR,G,Bのレーザ光のうちの何れか1つのレーザ光を-Y方向側に折り返す。ここで、画像領域外とは、走査光によりスクリーン30の面上に画像を形成する領域以外の領域をいう。検知ミラー121aで折り返されたレーザ光は、プリント基板550に実装された検知素子122aに入射し、検知ミラー121bで折り返されたレーザ光は、プリント基板550に実装された検知素子122bに入射する。
検知素子122a,122bが走査の開始側と終了側の両側で入射されたレーザ光を検知することで、走査ミラー150の搖動の振幅を検出するとともに、画像書出しのタイミングを検知できる。
<光源部11aの構成例>
次に、本実施形態に係る光源部11aの構成について、図9及び図10を参照して説明する。図9は光源部11aの構成の一例を説明する分解斜視図であり、図10は光源部11aの構成の一例を説明する断面図である。
図9に示すように、異なる波長である波長λ,λ,λのレーザ光を射出する発光素子111R,111G,111Bは、CANパッケージ型半導体レーザが用いられ、ステムの基準面を揃えて所定方向に配列されている。また放熱性を上げるためにアルミダイカスト製のケース110の側壁面に保持される。発光素子111R,111G,111Bのそれぞれの射出光の偏光方向が同一方向になるような向きで、発光素子111R,111G,111Bは固定されている。
カップリングレンズ112R,112G,112Bは、発光素子111R,111G,111Bのそれぞれと1対1で対応するように設けられ、レンズ光軸上に発光素子の発光点が配置されるように、レンズ光軸に交差する平面内での位置が調整されている。またカップリングレンズ112R,112G,112Bを透過したレーザ光が所定位置に結像されるようにレンズ光軸方向の位置が調整されている。位置調整後の状態で、ケース110の底面に形成した座面との間隙にUV(紫外光)硬化型または熱硬化型の接着剤が充填され、接着剤が硬化することで固定されている。
アパーチャ113R,113G,113Bは、発光素子111R,111G,111Bの発散角のばらつきがあっても、射出光の直径がほぼ一定となるように、カップリングレンズ112R,112G,112Bのそれぞれを透過したレーザ光を整形する機能を有する。
また合波素子115は、プレート状の3つのダイクロイックミラーを備えている。発光素子111Bによるλ=445(nm)のレーザ光の光軸に、発光素子111Gによるλ=530(nm)のレーザ光に光軸を揃えて合流させ、さらに発光素子111Rによるλ=640(nm)のレーザ光に光軸を揃えて合流させる。これにより、同一軸上に揃えられた合波光Lがケース110の射出口131から射出されるようになっている。
ケース110は、散乱光が外部に漏れないように、カップリングレンズ112R,112G,112Bと、各色用のダイクロイックミラーとを収納する空間を、カバー132により封止している。またケース110は、外壁から張り出したフランジ部133、134、135を放熱フィンが形成されたブラケット136にネジで締結できる。
一般に、接着剤は、耐熱性の高いエポキシ樹脂系接着剤が使われることが多いが、膜厚や塗布条件、硬化条件によって硬化時の残留応力や収縮量が異なり、経時的な温度ストレスによる剥離強度や位置ずれへの影響度合いに差が出てくる。
各構成を一体にした単体モジュールとして光源部11aを扱うことで、バッチ処理により光走査装置500とは独立した組立が可能になり、組立効率が上がることで、生産性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、結像レンズ116との組み合わせ光学系で、スクリーン30面上に結像するようにしているが、結像レンズ116を透過した主光線がほぼ平行光になるように構成してもよい。
発光素子111R,111G,111Bのそれぞれのリード端子は、その回路が設けられたプリント基板550のスルーホールに半田付けされ、接続配線される。
光偏向器15は、その回路が設けられたプリント基板550に実装され、走査ミラー150の反射面が光源部11aによる合波光L1の射出軸を含む平面と平行となるように配置される。
プリント基板550は、合波光L1の射出軸を含む平面内で、走査ミラー150の反射面の中心に合波光L1が入射するように配置調整され、ハウジング(図示を省略)に固定される。
ここで、本実施形態では、主走査方向に緩やかな凹形状の曲率を有するシリンダミラー20を用いており、この収束作用によって副走査方向に対して主走査方向の収束点が手前となり、主走査方向と副走査方向とで焦点位置が異なる非点収差が発生する。
そのため、非点収差の発生量Δに応じて、分波素子117の厚さtを調整して主走査方向にのみ集束点を延ばし、主走査方向と副走査方向との焦点位置が揃うように補正している。図11は、このような非点収差の補正の一例を示す図である。
<分波ユニット200の構成例>
ここで、本実施形態に係る分波ユニット200の構成について、図12を参照して説明する。図12は、分波ユニット200の構成の一例を説明する斜視図である。
図12に示すように、分波ユニット200は、分波素子117と、折り返しミラー119と、受光レンズ120と、支持部材250とを備え、受光面630aに沿った方向に移動可能に構成された可動部である。支持部材250は、分波素子117と、折り返しミラー119と、受光レンズ120とを一体に支持する。
支持部材250には、貫通穴251,252,253が形成されている。貫通穴251,252,253に挿通したネジを、プリント基板550に形成されたタップ孔に螺合させることで、支持部材250をプリント基板550に固定できる。これより、分波ユニット200をプリント基板550に固定できるようになっている。
光源部11aからの合波光L1は分波素子117で分波され、分波された一方のレーザ光であるモニタ光Mは、折り返しミラー119で-Y方向側に折り返され、受光レンズ120を介して光検出器630に入射する。光検出器630は、その受光面630aが合波光L1の射出軸(光軸)を含む平面とほぼ平行になるように、プリント基板550に実装されている。
支持部材250における貫通穴251,252,253の直径は、ネジにより固定可能な範囲でネジの直径より所定の長さだけ大きく形成され、支持部材250は、この所定の長さだけ、光検出器630の受光面に沿った平面内で移動可能になっている。支持部材250を所定の長さだけ移動可能にすることで、分波ユニット200は光検出器630の受光面に沿った平面内で移動可能になっている。
なお支持部材250の底面(プリント基板550)には、スペーサ部254が形成されており、分波ユニット200の移動時に支持部材250の底面と光検出器630とが接触しないようになっている。
また分波ユニット200は、分波素子117により合波光L1を折り返す方向が光検出器630の受光面630aと略平行になり、折り返しミラー119により折返す方向が光検出器630の受光面630aに交差するように分波素子117、折り返しミラー119及び受光レンズ120を配置している。
分波ユニット200が受光面630aに沿った方向に移動可能なことで、折り返しミラー119により折り返されたモニタ光Mの落射位置を調整でき、モニタ光Mが受光面630aの中心付近に到達するように位置を調整できるようになっている。
ここで、受光面630aに沿った方向は、例えば受光面630aに平行な方向である。但し、平行であることが厳密に求められるものではなく、一般に誤差と認められる程度の平行からのずれは許容される。
また、分波ユニット200を移動させても、合波光L1の分波素子117への入射角は変わらないため、分波素子117を透過した主光線の屈曲等を抑制でき、スクリーン30上での結像特性の変化を抑制できるようになっている。なお、分波ユニット200は、図示を省略するハウジングに締結固定できるようにしてもよい。
ここで、折り返しミラー119及び受光レンズ120のそれぞれは、導光手段の一例である。但し、導光手段はこれらに限定されるものではなく、モニタ光Mを受光面630aに向けて導光できれば、これらのうちの何れか一方を備える構成でもよいし、他の部品を追加した構成でもよい。
また、分波素子117により合波光L1を折り返す方向も光検出器630の受光面630aと略平行な方向に限定されるものではなく、折り返しミラー119により折返す方向も光検出器630の受光面630aに交差する方向に限定されるものではない。
<画像表示信号例>
次に、光走査装置500による画像表示信号について、図13を参照して説明する。図13は、光走査装置500による画像表示信号の一例を説明するタイミングチャートである。
実施形態では、光偏向器15により走査された発光素子111R,111G,111Bによる各レーザ光のうち、Rのレーザ光を、主走査方向における走査開始側と走査終了側との各々に配置した検知素子122a,122bで検出し、画像書き出しのタイミングを合わせる。
また実施形態では、Rのレーザ光のみを射出させて検知素子122a,122bで検出することで、Rのレーザ光による画像書出しタイミング信号を生成する。またこれとともに、 Rに対するG,Bのレーザ光のビームスポット位置が一致するように位相差を付与し、G,Bのレーザ光の画像書出しタイミング信号を生成する。
これにより、R,G,Bのレーザ光のビームスポットの重なりがずれたとしても、主走査方向における画像位置を一致させることができる。一方で、副走査方向においては、画像データのインデントを調整し、書出す走査線の選択により画像位置を一致させることができる。
正弦波振動の変位は、周期T、振幅2A、位相δの3つのパラメータで一義的に定まる。実施形態では、周期Tは、光偏向器15における走査ミラー150の共振周波数に応じて設定される基準クロックによって決定され、また振幅2Aは入力電流により決定される。
検知素子122a,122bは走査ミラー150の振幅端よりも振幅中心側に配置されるため、往復走査により主光線の検出信号は2回出力される。その時間差をtsとすると、振幅端からの位相δはδ=ts/2で表される。
従って、任意の時間におけるスクリーン30上の主光線の位置xは、検知素子122a,122bによる検知信号からの時間tを用いて、以下の(2)式のように表すことができる。
x=A×[1-cos{2π(t+δ)/2}] ・・・(2)
発光素子111R,111G,111Bによるレーザ光の射出を制御する光源制御部は、発光素子111R,111G,111Bによるレーザ光による画像信号に応じて、発光素子111R,111G,111B毎に書出タイミングtr,tg,tbを設定し、各画像位置が重なるように書出タイミングを調整する。
しかしながら、レーザ光の光軸ずれが発生すると、振幅Aの変動であるか、又は振幅中心x0の変動であるかを判別できない場合がある。
そこで、実施形態では、走査終端側にも検知素子を配置して時間差teを検出することで、走査開始側と走査終端側との時間差te-tsにより補正することで、振幅Aの変動の影響を受けずに、振幅中心x0の変動のみを補正できるようにしている。
つまり、振幅Aが変動すると、時間差te,tsの何れもが増減するが、振幅中心x0が変動すると、時間差te,tsのうちの一方が増え、他方が減るため、この変化に相当する分だけ位相δをずらすことで補正できる。
発光素子111R,111G,111B毎に書出タイミングtr,tg,tbを調整しているため、例えば、電源投入時の動作チェックにおいて、発光素子111R,111G,111Bを順次点灯し、各々の振幅中心x0を検出し、書出タイミングの位相差を設定することで、各画像位置が重なるように補正できる。
なお、振幅Aの変動を別の方法で検出し、一定となるように予め補正しておけば、走査開始側と走査終端側とに検知素子122a,122bを配置する必要はなく、往走査か、復走査の何れか一方で検知すればよい。
振幅Aの変動を検出する方法としては、例えば、走査ミラー150を支持する梁の撓み量を計測する方法等を適用できる。
<分波ユニット200の作用効果>
次に、分波ユニット200の作用効果について説明する。
運転者に少ない視線移動で警報や情報を認識させるための、車両に搭載するHUDの技術開発が進んでいる。特に、ADAS (Advanced Driving Assistance System)という言葉に代表される車載センシング技術の進展に伴い、車両はさまざまな走行環境情報および車内乗員の情報を取り込むことができるようになってきている。これらの情報を周辺車両や歩行者などに重ね合わせて運転者に伝えるAR(拡張現実)表示が可能な画像表示装置としてHUDは注目されている。
AR表示のためには、走行車線外の情報、つまり隣接する車線や交差する道路の車両情報、歩道の歩行者や自転車等にも対応する表示領域の拡大が必須であり、車両の左右方向に相当する主走査方向において広画角化が求められている。
HUD内部に装着され、中間像が形成されるスクリーンのサイズも大画面化が求められ、10°×3°以上の画角が要求される場合もある。
一方で、HUDが搭載されるフロントウインドシールド下のダッシュボード内部は、車両構造体フレームを構成するクロスカービームや換気用のダクト、スピードメーター、警告灯等の計器パネルをはじめ、収容スペースが圧迫している。そのため、これらの内蔵物を避けてHUDを設置できると好適である。
HUDのうち、レーザ光を走査して中間像を形成する方式を用いるものは、中間像を生成する中間像生成部と、車両のフロントウインドシールドにより中間像を虚像として拡大表示する拡大投射部とを含んで構成される。HUD内部に中間像生成部と、拡大投射部とが収容される。
広画角及び大画面化に伴って、拡大投射部に含まれる凹面ミラー等が大型化し、中間像生成部自体も中間像サイズの拡大によりスクリーンの大型化が要求されている。ダッシュボード内のスペースには制約があるため、中間像生成部に対しても小型化が要求される。
レーザ光を走査する構成の小型化では、光源部と、光源部からの光の一部を受光する光検出器とを共通の基板に配置し、光源からの光の分波光を受光素子に導光する構成等が開示されているが、従来の構成では、光源部からの光の分波光を光検出器に安定して導光できない場合がある。
これに対し、本実施形態では、分波素子117と、折り返しミラー119と、受光レンズ120とを一体にして支持し、光検出器630における受光面630aに沿った平面内で移動可能に構成された分波ユニット200を備える。受光面630aに沿った方向は、例えば受光面630aに平行な方向である。
分波ユニット200を受光面630aに沿った方向に移動させることで、折り返しミラー119により折り返されたモニタ光Mの落射位置を調整でき、モニタ光Mが受光面630aの中心付近に到達するように位置を調整でき、モニタ光Mを光検出器630の受光面630aに安定して導光することができる。これにより、光源部11aによる合波光L1の光量を適切に検出することで色毎のパワーバランスを保持し、色味の変動がない高品位な表示画像が形成できる。
また、分波ユニット200を移動させても、合波光L1の分波素子117への入射角は変わらないので、分波素子117を透過した主光線の屈曲等を抑制でき、スクリーン30上での結像特性の変化を抑制でき、HUDを小型化しつつ表示する画像の品質を確保することができる。
また本実施形態では、折り返しミラー119によりモニタ光Mを光検出器630に向けて折り返す構成にしている。これにより、分波ユニット200を小型に構成することが可能になる。
また本実施形態では、受光レンズ120により受光面630aに入射するモニタ光Mの面積を、受光面630aの面積以下に収束させる。これにより、モニタ光Mを受光面630a内に確実に受光させることができる。そして安定した光量検出を可能とし、各波長のパワーバランスを保持でき、色味の変動がない高品位な表示画像が形成できる。
また本実施形態では、光源部11aと、光検出器630は、同一の支持体であるプリント基板550に支持されている。光検出器630を実装するプリント基板550を個別に備える必要がないため、光走査装置500を小型化でき、また配線作業も省略されため、組立効率が向上する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る光走査装置500aについて、図14を参照して説明する。図14は、光走査装置500aの構成の一例を説明する斜視図である。
光走査装置500aは、光源部11aaと、光源部11abと、結像レンズ116aと、分波素子117aと、分波素子117bとを備えている。
光源部11aaと、光源部11abは、結像レンズ116aの中心軸(光軸)に対して対称となる位置に配置されている。光源部11aaからの合波光L1と、光源部11abからの合波光L2は、結像レンズ116aの中心軸に対して、主走査方向であるX方向に沿って偏心して入射される。
結像レンズ116aを透過した合波光L1,L2は、相互に交差する方向に屈曲され、反射ミラー118により副走査方向であるY方向に反射されて、走査ミラー150の反射面に入射される。ここで、結像レンズ116aの中心軸は、光偏向器15のX方向における揺動軸161を含む面に沿う方向に合わせている。
本実施形態では、合波光L1,L2の交差する位置が、揺動軸161とY方向における揺動軸162との交点の近傍となるように光源部11aa,11abを配置している。また合波光L1,L2が、走査ミラー150の反射面の法線に対してX方向において対称に入射されるように、光源部11aa,11abを配置している。
結像レンズ116aは、球面レンズの上下をカットして光線透過部のみを残した形状となっている。
合波光L1は、分波素子117aによって一定の光量比で主光線と、モニタ光に分波される。合波光L2は、分波素子117bによって一定の光量比で主光線と、モニタ光に分波される。
分波素子117a,117bは、光源部11aa,11ab毎に設けられ、分波素子117aは合波光L1の一部を+X方向に反射する。反射光はモニタ光になり、透過光は主光線になる。同様に、分波素子117bは合波光L2の一部を+X方向に反射し、反射光はモニタ光になり、透過光は主光線になる。
2つの主光線は、結像レンズ116aによりスクリーン30に結像され、スクリーン30上での被走査面を被走査面31a,31bとして主走査方向に分割して画像形成できる。
分波素子117bで反射されたモニタ光は、分波素子117aを透過して、折り返しミラー119で-Y方向に折り返され、光検出器630に入射される。分波ユニット200等の他の構成及びその効果は、第1実施形態と同様であるため、ここでは重複する説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態では、複数の光源部11aa,11abと、複数の光源部11aa,11abに1対1で対応させて分波素子117a,117bを備える。また光検出器630は、分波素子117a,117bのそれぞれで分波された複数のモニタ光の光量を検出する。
複数の光源部11aa,11abを用いることで、スクリーン30上での被走査面を被走査面31a,31bとして主走査方向に分割して画像形成を行うことができ、広画角、大画面化に対応できる。そして、このような光走査装置500aにおいても、共通の指標で各光源部11aa,11abの光量検出が行えるため、各波長のパワーバランスを保持でき、隣接する被走査領域間で色味の差がない高品位な表示画像が形成できる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 HUD
10 光照射部
11,11a 光源部
15 光偏向器
150 走査ミラー
30 スクリーン
40 凹面ミラー
50 フロントガラス
111R,111G,111B 発光素子
112R,112G,112B カップリングレンズ
113R,113G,113B アパーチャ
115 合波素子
116 結像レンズ
117 分波素子(分波手段の一例)
118 反射ミラー
119 折り返しミラー(折り返し手段の一例)
120 受光レンズ(導光手段の一例)
121a,121b 検知ミラー
122a,122b 検知素子
200 分波ユニット(可動部の一例)
250 支持部材
500 光走査装置
550 プリント基板(支持体の一例)
630 光検出器
630a 受光面
L1、L2 合波光
M モニタ光(第2の光の一例)
特許5853414号公報

Claims (7)

  1. 波長の異なる光をそれぞれ射出する複数の発光素子と、前記複数の発光素子のそれぞれの射出光を合波する合波素子とを有し、前記合波素子による合波光を出力する光源部と、
    前記合波光を少なくとも第1の光と、第2の光に分波する分波手段と、
    前記第2の光を導光する導光手段と、
    前記導光手段を介して前記第2の光の光量を検出する光検出器と、
    前記分波手段と前記導光手段とを一体に支持し、前記光検出器の受光面に沿った平面内で移動可能に構成された可動部とを備える
    光走査装置。
  2. 前記導光手段は、前記第2の光を前記光検出器に向けて折り返す折り返し手段を含む
    請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記導光手段は、前記受光面に入射する前記第2の光の面積を、前記受光面の面積以下に収束させる収束手段を含む
    請求項1、又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記光源部を複数備え、
    前記分波手段は、複数の前記光源部のそれぞれが出力する前記合波光を分波し、
    前記光検出器は、複数の前記光源部のそれぞれが出力する前記合波光の前記第2の光の光量を、前記導光手段を介して検出する
    請求項1、又は2に記載の光走査装置。
  5. 前記光源部と、前記光検出器は、同一の支持体に支持されている
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の光走査装置を備える
    ヘッドアップディスプレイ。
  7. 請求項6に記載のヘッドアップディスプレイを備える
    移動体。
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