JPH11195236A - 光情報記録再生装置における偏向ミラーの回転位置検出装置 - Google Patents

光情報記録再生装置における偏向ミラーの回転位置検出装置

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JPH11195236A
JPH11195236A JP29788098A JP29788098A JPH11195236A JP H11195236 A JPH11195236 A JP H11195236A JP 29788098 A JP29788098 A JP 29788098A JP 29788098 A JP29788098 A JP 29788098A JP H11195236 A JPH11195236 A JP H11195236A
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lens
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渉 久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気ディスクのトラックと交差する方向に
移動する粗動用アームの先端部に設けた対物光学系に対
するレーザ光束の入射角をガルバノミラー等の偏向手段
により微調整して、微動トラッキングを狭いトラックピ
ッチレベルで正確に行う装置において、光学性能にかか
わる偏向ミラーの回転量を正確に検出することが可能な
光情報再生装置における偏向ミラーの回転位置検出装置
を提供すること。 【解決手段】 レーザ光源から出射された光束を平行光
束とした後、偏向ミラーを介して対物光学系に入射させ
て光ディスクに集光させる光情報記録再生装置におい
て、前記偏向ミラーの回転位置を検出するための検出用
光束を線状に集光させ、その線状の光束を前記偏向ミラ
ーの回転軸と直交する方向に延びるよう偏向ミラー上に
投射する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光情報記録再生
装置における偏向ミラーの回転位置検出装置に関するも
のである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近時、面記録密度が1
0Gビット/(インチ)2を越える光磁気ディスク装置の
開発が進んでいる。この装置では、光磁気ディスクのト
ラックと交差する方向に例えば回動する粗動用アームの
先端部に設けた対物光学系に対するレーザ光束の入射角
をガルバノミラー等の偏向手段により微調整して、微動
トラッキングを例えば0.34μmと狭いトラックピッチ
レベルで正確に行うようなことが考えられている。
【0003】しかし、上記のような構成により微動トラ
ッキングを行う場合、偏向ミラーの回転角度が大きくな
ると(すなわち、光束の入射角・反射角が大きくなる
と)光学的な性能が落ちるという問題がある。このた
め、偏向ミラーを回転させて微動トラッキングを行う場
合には、例えば光検出により、偏向ミラーの基準位置か
らの回転量を検出して、回転量が所定範囲を超えないよ
う制御する必要がある。しかし偏向ミラーの回転軸に倒
れがあると、その検出精度が保証されないという問題が
あり、精度良く偏向ミラーの回転量を検出する装置の出
現が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述のよう
な背景に鑑みてなされたものであり、請求項1に記載の
光情報記録再生装置における偏向ミラーの回転位置検出
装置は、レーザ光源から出射された光束を平行光束とし
た後、偏向ミラーを介して対物光学系に入射させて光デ
ィスクに集光させる光情報記録再生装置において、前記
偏向ミラーの回転位置を検出するための検出用光束を線
状に集光させて、その線状の光束を前記偏向ミラーの回
転軸と直交する方向に投射するようにしたことを特徴と
している。
【0005】また、請求項2に記載の光情報記録再生装
置における偏向ミラーの回転位置検出装置は、レーザ光
源から出射された光束を平行光束とした後、偏向ミラー
を介して対物光学系に入射させて光ディスクに集光させ
る光情報記録再生装置において、前記偏向ミラーの回転
位置を検出するための検出用光束として、前記偏向ミラ
ーの回転軸と直交する方向に線状の光束を投射する検出
光射出手段と、前記偏向ミラーにより反射された前記検
出用光束を受光する受光手段と、を備えることを特徴と
している。
【0006】ここで、前記光情報記録再生装置は、前記
光ディスクに導かれる光束を射出する記録再生用光源を
有し、前記検出用光束射出手段は前記記録再生用光源と
は別の検出光射出用光源を有する構成とすることができ
る。
【0007】さらに、前記検出光射出用光源と前記偏向
ミラーとの間に、少なくとも前記偏向ミラーの回転軸と
平行な方向において正のパワーを有する第1のレンズを
有し、前記検出用光束は前記偏向ミラーの反射面上で、
少なくとも前記偏向ミラーの回転軸と平行な方向におい
て収束するようにしてもよい。
【0008】この時、前記検出光射出用光源として発散
光を射出する光束を用い、前記第1のレンズとしてアナ
モフィックレンズを用いることができる。この場合、前
記第1のレンズは、前記発散光を、前記偏向ミラーの回
転軸と直交する方向において平行光に変換するのが好ま
しい。
【0009】前記検出光射出用光源としては、例えば発
光ダイオードを用いることができる。
【0010】また、前記光情報記録再生装置が有する、
前記光ディスクに導かれる光束を射出するための記録再
生用光源から射出された光束を、前記光ディスクに導か
れる第1の光束と、前記検出用光束として用いられる第
2の光束とに分割する光束分割手段を備える構成として
も良い。
【0011】この場合、前記光束分割手段と前記偏向ミ
ラーとの間の前記第2の光束の光路中に、少なくとも前
記偏向ミラーの回転軸と平行な方向において正のパワー
を有する第1のレンズを有し、前記第2の光束は前記偏
向ミラーの反射面上で、少なくとも前記偏向ミラーの回
転軸と平行な方向において、収束することが好ましい。
【0012】一般に前記記録再生用光源が射出する光束
は平行光であり、この時前記第1のレンズはシリンドリ
カルレンズにより構成することができる。
【0013】前記受光手段は、少なくとも前記偏向ミラ
ーの回転軸と直交する方向に沿って配置された2つの受
光領域を有する受光素子と、前記受光手段と前記偏向ミ
ラーとの間に配置され、少なくとも前記偏向ミラーの回
転軸と平行な方向において正のパワーを有する第2のレ
ンズと、を有する構成とすることができる。
【0014】そして、前記2つの受光領域の受光光量に
基づいて前記偏向ミラーの回転量を求める検出手段を更
に有する構成とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。まず、近年のコンピュータ
ーにまつわるハード、ソフトの進歩に伴う外部記憶装置
への要求、特に大記憶容量への要求の高まりに対して提
案されたニア・フィールド記録(NFR:near field r
ecording) 技術と呼ばれる記録再生方式を用いた光磁
気ディスク記録再生装置の概要を図1から図5を参照し
て説明する。
【0016】図1はその光ディスク装置の全体概要図で
ある。ディスクドライブ装置1には光ディスク2が図示
しないスピンドルモータの回転軸に装着されている。一
方、光ディスク2の情報を再生または記録するために回
動(粗動)アーム3が光ディスク2の記録面に対して平
行になるように取り付けられている。この回動アーム3
はボイスコイルモーター4によって回転軸5を回転中心
として回動可能となっている。この回動アーム3の光デ
ィスク2に対向する先端には、光学素子を搭載した浮上
型光学ヘッド6が搭載されている。また、回動アーム3
の回転軸5近傍には光源ユニットおよび受光ユニットを
備えた光源モジュール7が配設され、回動アーム3と一
体となって駆動する構成となっている。
【0017】図2、図3は回動アーム3の先端部を説明
するものであり、特に浮上型光学ヘッド6を詳細に示す
図である。浮上型光学ユニット6はフレクシャービーム
8に取り付けられており(図3)、光ディスク2に対向
して配置されている。また、フレクシャービーム8は他
端で回動アーム3に固着されており、フレクシャービー
ム8の弾性力により先端部の浮上光学ユニット6は光デ
ィスク2に接触する方向(図3においては下方向)に付
勢されている。
【0018】浮上型光学ユニット6は浮上スライダー
9、対物レンズ10、ソリッドイマージョンレンズ(S
IL)11、磁気コイル12から構成されており、光源
モジュール7から出射された平行光束であるレーザー光
束13を光ディスク2上に収束させる働きをする。ま
た、回動アーム3の先端部には前記レーザー光束13を
浮上型光学ユニット6に導くための立ち上げミラー31
が固着されている。立ち上げミラー31により反射され
て対物レンズ10に入射したレーザー光束13は、対物
レンズ10の屈折作用により収束される。この集光点近
傍にはソリッドイマージョンレンズ(SIL)11が配
置されており、前記収束光は更に微細なエバネッセント
光15としてSIL11から射出され、光ディスク2に
照射される。
【0019】また、光ディスク2に面したソリッドイマ
ージョンレンズ(SIL)11の周囲には、光磁気記録
方式で記録するための磁気コイル12が形成されてお
り、記録時には必要な磁界を光ディスク2の記録面上に
印加出来るようになっている。このエバネッセント光1
5と磁気コイル12とにより、光ディスク2への高密度
な記録および再生が可能となる。なお、浮上型光学ユニ
ット6は光ディスク2の回転による空気流により微小量
浮上するものであり、光ディスク2の面振れ等に追従す
る。このため従来の光ディスク装置では必要であった対
物レンズの焦点制御(フォーカスサーボ)が本装置では
不要となっている。
【0020】以下、図4、図5を用いて回動アーム3上
に搭載された光源モジュール7および浮上型光学ユニッ
ト6へ導かれる光束に関し詳細に説明する。回動アーム
3は先端部に浮上型光学ユニット6を搭載し、他端には
ボイスコイルモーター4を駆動するための駆動コイル1
6が固着されている。駆動コイル16は扁平状のコイル
であり、図示せぬ磁気回路内に空隙をおいて挿入配置さ
れている。回転軸5と回動アーム3はベアリング17に
より回動自在に締結されており、駆動コイル16に電流
を印加することにより、駆動コイル16と磁気回路との
間の電磁作用により、回転軸5を回転中心として回動ア
ーム3を回動させることができる。
【0021】回動アーム3上に搭載された光源モジュー
ル7には半導体レーザー18、レーザー駆動回路19、
コリメートレンズ20、複合プリズムアッセイ21、レ
ーザーパワーモニターセンサー22、反射プリズム2
3、データ検出センサー24、およびトラッキング検出
センサー25が配置されている。半導体レーザー18か
ら射出された発散光束状態のレーザー光束は、コリメー
トレンズ20によって平行光束に変換される。この平行
光束の断面形状は半導体レーザー18の特性から長円状
である。光ビームを光ディスク2上に微小に絞り込むに
は長円状の断面では都合が悪いため、コリメートレンズ
20から射出されたビームの断面を略円形断面に変換す
る必要がある。このためコリメートレンズ20から射出
された断面長円状の平行光束を、複合プリズムアッセイ
21に入射させることにより平行光束の断面形状を整形
する。
【0022】複合プリズムアッセイ21の、光束が入射
する面21aは入射光線に対して所定の傾きを持つ斜面
を形成しており、入射光を屈折させることにより平行光
束の断面形状を長円形状から略円形形状に整形すること
が出来る。整形されたレーザー光束は複合プリズムアッ
セイ21内を進み第1のハーフミラー面21bに入射す
る。第1のハーフミラー面21bは光ディスク2から得
られた情報を、データ検出センサー24、およびトラッ
キング検出センサー25に導くために設けられている
が、光束の往路においては半導体レーザー18から出射
されたレーザーの出力パワーを検出するためのレーザー
パワーモニターセンサー22への光束を分離する役目を
果たす。
【0023】レーザーパワーモニターセンサー22は受
光した光の強度に比例した電流を出力するため、図示せ
ぬレーザーパワーコントロール回路にレーザーパワーモ
ニターセンサー22の出力を帰還させることにより、半
導体レーザー18の出力を安定化させることが出来る。
複合プリズムアッセイ21から出射された略円形断面形
状をもったレーザー光束13は偏向ミラー26に照射さ
れ、その進行方向が変えられる。この偏向ミラー26は
図4の紙面に垂直な軸を回動中心とするガルバノモータ
ー27に取り付けられており、レーザー光束13を紙面
に平行な方向に微小角度振る(偏向させる)ことが出来
るようになっている。
【0024】偏向ミラー26で反射されたレーザー光束
13は、第1のリレーレンズ29および第2のリレーレ
ンズ(イメージングレンズ)30を経て、立ち上げミラ
ー31で反射された後、浮上型光学ユニット6に至る。
この第1のリレーレンズ29および第2のリレーレンズ
30は、偏向ミラー26の反射面近傍と浮上型光学ユニ
ット6に配置されている対物レンズ10の瞳面(主平
面)との関係が共役関係になるようにするもので、リレ
ーレンズ光学系を形成する。
【0025】光ディスク2上の集光ビームが所定のトラ
ックから僅かにずれた場合、偏向ミラー26を僅かに回
転させることにより対物レンズ10に入射させるレーザ
ー光束13を傾かせ、光ディスク2上の焦点を移動させ
てトラッキング補正すを行う。しかし、この方式で焦点
位置の補正を行う時、偏向ミラー26と対物レンズ10
の光学的距離が長い場合は、対物レンズ10へ入射する
レーザー光束13の移動量が大きくなり、対物レンズ1
0に入射しなくなる場合がある。
【0026】この様な現象を回避するため、第1のリレ
ーレンズ29および第2のリレーレンズ30によって、
偏向ミラー26の反射面と対物レンズ10の瞳面との関
係を共役関係になるように設定し、偏向ミラー26が回
動しても対物レンズ10に入射するレーザー光束13の
入射位置は移動せず、傾きだけが変化するようにして、
正確なトラッキング制御が可能となるようにしている。
なお、基本的には光ディスク2の内周/外周に渡るアク
セス動作は、ボイスコイルモーター4により回動アーム
3を回動させて行い、極微小なトラッキング制御のみ偏
向ミラー26を回動させて行う。
【0027】光ディスク2から反射されて戻ってきた復
路のレーザー光束13は、往路と逆に進み偏向ミラー2
6により反射されて複合プリズムアッセイ21に入射す
る。その後第1のハーフミラー面21bで反射され、第
2のハーフミラー面21cに向かう。第2のハーフミラ
ー面21cは、入射光束をトラッキング検出センサー2
5へ向かう透過光と、データ検出センサー24へ向かう
反射光とに分離する。第2のハーフミラー面21cを透
過したレーザー光束はトラッキング検出センサー25へ
照射され、トラッキング検出センサー25は入射光束に
基づいてトラッキング誤差信号を出力する。
【0028】一方、第2のハーフミラー面21cで反射
されたレーザー光束はウォラストンプリズム32により
偏光分離され、かつ集光レンズ33によって収束光に変
換後、反射プリズム23で反射されてデータ検出センサ
ー24に照射される。データ検出センサー24は2つの
受光領域をもっており、ウォラストンプリズム32によ
り偏光分離された2つの偏光ビームをそれぞれ受光する
ことにより、光ディスク2に記録されているデータ情報
を読みとりデータ信号を出力する。なお、正確には前記
トラッキング誤差信号およびデータ信号は図示せぬヘッ
ドアンプ回路によって生成され、制御回路または情報処
理回路に送られるものである。
【0029】次に、偏向ミラー26の回転位置検出装置
100について図6から図9を参照して説明する。前述
のように、トラッキングの微調整は偏向ミラー26を微
少回動させることにより行っている。しかし、偏向ミラ
ー26がある範囲を超えて回転すると光学的な性能が落
ちるという問題もある。そのため、偏向ミラー26の回
転量を検出する機構(回転位置検出装置100)を同じ
回動アーム3内に持ち、常に、偏向ミラー5の角度位置
を検出して、偏向ミラー26が所定の範囲を越えて回動
しないよう制御している。
【0030】なお、簡単のために、図6では立ち上げミ
ラー31、ソリッドイマージョンレンズ(SIL)11は
図示を省略し、光路を展開して示している。
【0031】回転位置検出装置100は、図6に示すよ
うに、偏向ミラー26の反射面に、外部に設けられたL
ED光源101の光を第1のアナモフィックレンズ(ト
ーリックレンズ)102で集光し、偏向ミラー26の回
動軸01と直交する方向に延びる線状の光スポットを偏
向ミラー26の反射面上に投影する。そして、偏向ミラ
ー26により反射された線状の光スポットを第1のアナ
モフィックレンズ(トーリックレンズ)102と同様の
第2のアナモフィックレンズ(トーリックレンズ)10
3により元の断面形状に戻した後、偏向方向に沿って分
割された2つの受光領域を有するフォトディテクター1
04で受光し、両受光領域における受光量の差に基づい
てガルバノミラーの偏向角度を検出するものである。
【0032】第1のアナモフィックレンズ102は、偏
向ミラー26の回動方向(図6においてはX−Y平面
上)についてはLED光源101から射出された発散光
束を略平行光にすると。また、第1のアナモフィックレ
ンズ102は、偏向ミラー26の軸01と平行な方向に
ついては、光束を偏向ミラー26の反射面上に収束させ
る。
【0033】図6に示す直交座標におけるX−Y平面上
での光束を図7(A)に示し、Z軸方向での光束を図7
(B)に示す。なお、図7(A)、(B)は、光路を展
開して示している。上述のように、X−Y平面上(およ
びこれと平行な平面上)では、第1のアナモフィックレ
ンズ102は、LED光源101から射出された光束を
ほぼ平行光に変換する。平行光は偏向ミラー26に入射
し、反射されて第2のアナモフィックレンズ103に入
射する。フォトディテクター104は第2のアナモフィ
ックレンズ103のX−Y平面上(およびこれと平行な
平面上)でのほぼ焦点の位置に位置しており、X−Y平
面上(およびこれと平行な平面上)では平行光はフォト
ディテクター104上で収束する。
【0034】一方、Z軸方向(偏向ミラー26の軸方
向)においては、LED光源101から射出された光束
は第1のアナモフィックレンズ102のZ軸方向のパワ
ーにより偏向ミラー26上に収束し、さらに偏向ミラー
26で反射された光束は第2のアナモフィックレンズ1
03のZ軸方向のパワーによりフォトディテクター10
4上で収束する。
【0035】従って、図8に示すように、このLED光
束は偏向ミラー26の回動方向(偏向ミラー26の回動
軸と直交する方向)に延びる略線状のスポットAとして
偏向ミラー26面に投射される。したがって、LED光
束は偏向ミラー26の回転角度に対しては十分な検出感
度を持つが、偏向ミラー26の回動軸01と直交する方
向においては、光束が収束されているため、偏向ミラー
26の傾きや回転に対して、ほとんど感度がない。な
お、図中Lは、記録再生用の光束により偏向ミラー26
上に形成されるスポットを示す。
【0036】偏向ミラー26で反射された光束は、2分
割されたフォトディテクター104の受光面105Aお
よび105B(図9参照)上でスポットを形成する。こ
のスポット位置は偏向ミラー26の回転角度に比例して
動き、偏向ミラー26の回転角度量を検出することがで
きる。
【0037】フォトディテクター104は図9に示すよ
うに偏向ミラー26の回転方向に対して左右に2分割さ
れた受光面105Aおよび105Bを有している。偏向
ミラー26が中立位置に位置決めされている場合に、図
中右領域105Aと左領域105Bの受光光量が等しく
なる位置にLED光源の光スポット像(SP1)が位置
するように、受光面105Aおよび105Bが配置され
る。偏向ミラー26により反射された光束は、各領域で
光電変換され、各領域からは、照射されている光量に応
じた信号が出力される。偏向ミラー26が中立位置から
回動されると、フォトディテクター104上に形成され
る光スポット像は、例えば図9のSP2で示される位置
に形成される。この場合には、受光領域105Bの受光
光量の方が領域105Aの受光光量より大きくなってい
る。両領域の出力信号の差から偏向ミラー26の回動量
および方向を知ることができる。
【0038】領域105Aは差動アンプ106の非反転
入力端子(+)に接続され、領域105Bは差動アンプ
106の反転入力端子(−)に接続されている。差動ア
ンプ106は、左右領域105A、105Bから出力さ
れる信号の差動出力を出力する。この差動出力に基づい
て偏向ミラー26の回転位置が検出される。
【0039】前述のように、第1のアナモフィックレン
ズ102によって線状に集光する方向は、偏向ミラー2
6の回動軸01に直行する方向である。従って、偏向ミ
ラー26の回動方向においてはミラーの回転角度成分を
検出することができ、しかも偏向ミラー26の回動軸方
向においては偏向ミラー26が傾いていてもフォトディ
テクター104上での光スポットはほとんど位置ずれを
起こさない。従って、上記の構成により、偏向ミラー2
6の回転成分のみを検出することが可能である。
【0040】図16は、トラッキングを行うための制御
系のブロック図である。差動アンプ106の出力信号
は、A/Dコンバータ406によりデジタル信号に変換
された後にCPU450に入力される。CPU450は
入力された信号に基づいて偏向ミラー26の回転位置を
検出する。
【0041】次に、CPU450は、検出された偏向ミ
ラー26の回転位置と、トラッキング検出センサー25
から出力されるトラッキング誤差信号とに基づいて、偏
向ミラー26のみを回転させてトラッキングを完了した
場合の(光スポットをトラック上に位置させた場合の)
偏向ミラー26の回転位置を計算する。
【0042】もしも上記トラッキング完了時の偏向ミラ
ー26の位置が、偏向ミラー26の許容回動範囲内の位
置であれば、CPU450は、ドライバ427Dを制御
してガルバノモータ27を駆動し、偏向ミラー26を回
転させて光スポットをトラック上に位置させる。
【0043】もしも上記トラッキング完了時の偏向ミラ
ー26の位置が上記許容回動範囲外であれば、CPU4
50は、トラッキングのための偏向ミラー26の回動量
を回動アーム3の回動量に変換する。そして、ドライバ
404Dを制御して、ボイスコイルモータ4を駆動し、
偏向ミラー26ではなく、回動アーム3を回転させるこ
とにより、光スポットをトラック上に位置させる。な
お、この時の回動アーム3の回動量は偏向ミラー26を
中立位置に位置させた時の回動アーム3の回動量として
計算する。従って、回動アーム3を回動させることによ
りトラッキングを完了した時点では、偏向ミラー26は
中立位置に戻されている。なお、上記許容回動範囲は偏
向ミラー26の中立位置を中心として正逆の回動方向に
対し同一の回動量となるよう定められている。
【0044】上記のようにしてトラッキングを行った
後、必要があれば、さらに偏向ミラー26を回動させて
微動トラッキングを行うようにしても良い。
【0045】以上のように、図6の実施形態によれば、
偏向ミラー26の回転角度を検出する光学系に、光束を
偏向ミラー26の回転軸と平行な方向において収束させ
る作用を持つレンズ系を用いて、偏向ミラー26上で線
状のスポットを形成することにより、偏向ミラー26の
回転軸方向の傾きに起因する検出誤差等を避けることが
でき、従って偏向ミラー26の回転角度を正確に検出す
ることができる。
【0046】次に、第2の実施形態について説明する。
図10は、第2の実施形態の光学系200の概略構成を
示す斜視図である。光学系200は、固定ユニット20
1と可動ユニット202を有する。固定ユニット201
には、半導体レーザ111、コリメートレンズ112、
光束分割ユニット120、偏向ミラーユニット130が
設けられている。
【0047】可動ユニット202には、反射プリズム1
50および対物レンズ160が設けられている。なお、
可動ユニット202は図示しない駆動機構により、図中
矢印で示す、光ディスク170の半径方向に移動される
よう構成されている。
【0048】図11は、図10に示す光学系の上面図で
あり、図12は光束分割ユニット120、偏向ミラーユ
ニット130およびフォトディテクター140を拡大し
て示す斜視図である。
【0049】図10、11に示すように、半導体レーザ
111からコリメートレンズ112に向けてレーザ光束
が射出される。半導体レーザ111から射出されるレー
ザ光束は発散光であり、かつ楕円状の断面を有してい
る。
【0050】半導体レーザ111から射出されたレーザ
光束は、コリメートレンズ112により平行光束Pに変
換され、光束分割ユニット120に入射する。光束分割
ユニットは、光束分割プリズム121、ウォラストンプ
リズム125、集光レンズ126を有する。
【0051】光束分割プリズム121の、コリメートレ
ンズ112からの光束Pが入射する面は図11に示すよ
うに入射光束に対し所定量傾いており、また、半導体レ
ーザ111は、射出する光束の断面(楕円形状)の短軸
が図11の紙面と平行となるよう配置されている。この
構成により、光束分割プリズム121に入射した断面楕
円形状の光束Pは、入射する光束分割プリズム121の
端面により断面形状が短径方向において拡大され、ほぼ
円形の断面に整形される。
【0052】光束分割プリズム121に入射した光束
は、偏向ミラー131を介して光ディスク170へ向か
う第1の光束Lと、偏向ミラー131の回転量を検出す
るための第2の光束Aとに分割される。
【0053】図12に示すように、光束分割プリズム1
21の、光束Pが入射する面122aは、光束透過コー
トが施された透過領域122bと反射コートが施された
反射領域122cを有する。コリーメートレンズ112
から射出された光束は、透過領域122bに入射する。
【0054】光束分割プリズム121には、ハーフミラ
ー面124が形成されており、透過領域122bに入射
した光束の一部はハーフミラー面124を透過し、偏向
ミラー131に向けて、光束分割プリズム121より射
出される(第1の光束L)。光束Lは、偏向ミラー13
1により反射され、反射プリズム150により反射され
て対物レンズ60に入射し、光ディスク170の情報記
録面上で収束する。
【0055】光ディスク170で反射された第1の光束
L’は対物レンズ160、反射プリズム150を介して
偏向ミラー131に導かれ、光束分割プリズム121に
入射する。この反射光束L’は、ハーフミラー面124
で反射され、ウォラストンプリズム125によりサーボ
制御用の光束とデータ検出用の光束とに分離され、集光
レンズ126を介してフォトセンサ180に入射する。
【0056】フォトセンサ180ではサーボ制御用の光
束およびデータ検出用の光束がそれぞれ光電変換され、
サーボ信号及びデータ信号として出力される。サーボ信
号には、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信
号とが有り、それぞれ目標位置に対するエラー信号が生
成されている。フォーカスエラー信号に基づいて対物レ
ンズ160の駆動装置(図示せず)を駆動することによ
り、第1の光束Lの光ディスク170の情報記録面上に
おける合焦状態が制御される。また、一般に光ディスク
のピットまたはトラック溝から得られるトラッキングエ
ラー信号に基づいて偏向ミラーユニット130の偏向ミ
ラー131を駆動することにより、第1の光束Lの光デ
ィスク170の記録面上における半径方向の位置が微調
整される。
【0057】本実施形態において、偏向ミラー131は
光ディスク170の平面と平行な軸αを中心として回転
する。従って、偏向ミラー31の回転に応じて偏向ミラ
ー131から反射プリズム150に導かれる光束Lは、
光ディスク170の平面に直交する方向に偏向し、反射
プリズム150から光ディスク170に向かう光束は、
光ディスク170の半径方向に偏向される。
【0058】一方、コリメートレンズ112から射出さ
れ、光束分離プリズム121に入射した光束のうちハー
フミラー面124で反射された光束はさらに反射領域1
22cで反射され、図11、12に示すように、シリン
ドリカルレンズ161を介して偏向ミラー131に入射
する。シリンドリカルレンズ161は偏向ミラー131
の回転軸αと平行な方向にのみ正のパワーを有し、焦点
が偏向ミラー131の光束Aの入射位置近傍となるよう
に配置されている。従って、光束Aは、回転軸αと平行
な方向においては、反射面上で収束する。このため、第
2の光束Aは、偏向ミラー131の反射面上で、回転軸
αと直交する方向に延びる線状の像を形成する。
【0059】図11に示すように、第1の光束Lと第2
の光束Aとは偏向ミラー131に異なる入射角度で入射
する。本実施形態においては、第2の光束の偏向ミラー
131への入射角度は、第1の光束Lの入射角度より小
さくなっている。従って、第2の光束Aは、偏向ミラー
131で反射された後(図中Bで示す光束)は、対物レ
ンズ160へは向かわず、図11に示すように、シリン
ドリカルレンズ162を介してフォトディテクター14
0に入射する。
【0060】シリンドリカルレンズ162も、偏向ミラ
ー131の回転軸αと平行な方向にのみ正のパワーを有
し、焦点が偏向ミラー131の光束Aの入射位置近傍と
なるよう配置されている。
【0061】上記の構成により、フォトディテクター1
40には、断面がほぼ円形状の平行光束が入射する。
【0062】図13は、フォトディテクター140の構
成と位置検出装置145およびAPC(自動出力制御装
置)の関係を示す図である。フォトディテクター140
は、フォトダイオード141と差動アンプ142および
加算器143を有する。フォトダイオード141は、偏
向ミラーの回転軸αと直交する方向に配列された2つの
受光領域141aと141bとを有する。偏向ミラー1
31が中立位置に位置している時、フォトダイオード1
41に入射する光束Bの中心が2つの受光領域141a
と141bの中間に位置するようになっている。すなわ
ち、偏向ミラー131が中立位置にあるとき、受光領域
141aと141bは同一光量の光を受光することにな
る。
【0063】光束Bはフォトダイオード141により光
電変換され、受光領域141aと141bそれぞれか
ら、受光光量に対応した信号が出力される。受光領域1
41aおよび141bは、それぞれ差動アンプ142お
よび加算器143に接続されている。
【0064】差動アンプ142からは、受光領域141
aと141bでの受光光量の差に対応した信号が出力さ
れる。この差動アンプ142からの出力信号は位置検出
装置145に入力され、ここで、偏向ミラー131の回
転位置が演算され検出される。
【0065】上記のようにして求められた偏向ミラー1
31の回転位置と、トラッキングエラー信号に基づい
て、第1の実施形態の場合と同様のトラッキング処理が
実行される。すなわち、検出された偏向ミラー131の
回転位置と、フォトセンサ180から出力されるトラッ
キングエラー信号とに基づいて、偏向ミラー131のみ
を回転させてトラッキング完了時の(光スポットをトラ
ック上に位置させた場合の)偏向ミラー131の回転位
置を計算する。そして、もしも上記トラッキング完了時
の偏向ミラー131の位置が所定の許容回動範囲内の位
置であれば、偏向ミラー131を回転させてトラッキン
グを行う(光スポットをトラック上に位置させる)。
【0066】もしも上記トラッキング完了時の偏向ミラ
ー131の位置が上記所定の許容回動範囲外であれば、
偏向ミラー131ではなく、可動ユニット202を移動
させることにより、トラッキングを行う。
【0067】また、加算器143からは、受光領域14
1aと141bの受光光量の和に対応する信号が出力さ
れる。この加算器143の出力信号は、APC回路14
6に入力される。APC回路は、加算器143から入力
された信号、すなわちフォトディテクター140に入射
する光量の総和に基づいて、半導体レーザ111から射
出されるレーザ光束の強度を制御する。
【0068】図14は、第3の実施形態の光学系300
の構成を示す斜視図である。第2の実施形態と同一の部
材にには同一の符号を付してある。本実施形態において
は、対物レンズ160、反射プリズム150と偏向ミラ
ーユニット130、光束分割プリズム121などはすべ
て可動アーム301上に設けられている。可動アーム3
01は、図14に示すように、光ディスク170の面と
直交する軸301Xを中心に回動可能に構成され、対物
レンズ160はほぼ光ディスク170の半径方向に移動
するようになっている。
【0069】本実施形態においては、偏向ミラー131
は光ディスク170の平面と直交する軸βを中心として
回動するよう構成されている。従って、偏向ミラー13
1の回転に応じて、偏向ミラー131から反射プリズム
150に導かれる光束Lは、光ディスク170の平面と
平行な方向に変更し、反射プリズム170から対物レン
ズ160に向かう光束は光ディスクの径方向に偏向され
る。
【0070】第3の実施形態においては、第2の実施形
態におけるシリンドリカルレンズ161、162に代え
てシリンドリカルレンズ163および164が設けられ
ている。
【0071】図14、15に示すように、コリメートレ
ンズ112から射出され、光束分離プリズム121に入
射した光束のうちハーフミラー面124で反射された光
束はさらに反射領域122cで反射され、シリンドリカ
ルレンズ163を介して偏向ミラー131に入射する。
シリンドリカルレンズ163は偏向ミラー131の回転
軸βと平行な方向にのみ正のパワーを有し、焦点が偏向
ミラー131の反射面上での光束Aの入射位置近傍とな
るように配置されている。従って、光束Aは、回転軸β
と平行な方向においては、反射面上で収束する。このた
め、第2の光束Aは、偏向ミラー131の反射面上で、
回転軸βと直交する方向に延びる線状の像を形成する。
【0072】図15に示すように、第1の光束Lと第2
の光束Aとは偏向ミラー131に異なる入射角度で入射
する。本実施形態においては、第2の光束の偏向ミラー
131への入射角度は、第1の光束Lの入射角度より小
さくなっている。従って、第2の光束Aは、偏向ミラー
131で反射された後(図中Bで示す光束)は、対物レ
ンズ160へは向かわず、図15に示すように、シリン
ドリカルレンズ164を介してフォトディテクター14
0に入射する。
【0073】シリンドリカルレンズ164も、偏向ミラ
ー131の回転軸βと平行な方向にのみ正のパワーを有
し、焦点が偏向ミラー131の反射面上での光束Aの入
射位置近傍となるよう配置されている。
【0074】上記の構成により、フォトディテクター1
40には、断面がほぼ円形状の平行光束が入射する。
【0075】第3の実施形態においても、フォトディテ
クター140は図13に示す第2の実施形態のものと同
一の構成であるが、フォトダイオード141の受講領域
141aと141bは、偏向ミラー131の回転軸βと
直交する方向に配列されている。
【0076】以上のように、本発明によれば、偏向ミラ
ーの回転角度を検出する光学系に、偏向ミラー上で、光
束を偏向ミラーの回転軸方向において収束させる作用を
持つレンズ系を用いることにより、偏向ミラーの回転軸
方向の傾きに起因する検出誤差等を避けることができ、
偏向ミラーの回転角度を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の光磁気ディスク装置の基本構成を示
す図である。
【図2】回動アームの先端部を示す図である。
【図3】浮上型光学ユニットを示す断面図である。
【図4】偏向ミラーと浮上型光学ユニットを示す平面図
である。
【図5】回動アームの側断面図である。
【図6】回転検出装置の構成を示す図である。
【図7】回転検出装置の光学系の作用を模式的に示す図
である。
【図8】偏向ミラー上での回転検出用の光束の形状を示
す図である。
【図9】受光素子の受光領域を示す図である。
【図10】第2の実施形態の光学系を示す斜視図であ
る。
【図11】第2の実施形態の光学系の上面図である。
【図12】光束分離プリズムの拡大斜視図である。
【図13】受光素子の受光領域を示す図である。
【図14】第3の実施形態の光学系を示す斜視図であ
る。
【図15】第3の実施形態で使用される光束分離プリズ
ムの斜視図である。
【図16】第1の実施形態と共に用いられる、トラッキ
ングを行うための制御系のブロック図である。
【符号の説明】
2 光ディスク 3 回動アーム 6 浮上型光学ユニット 8 フレクシャー 26 偏向ミラー 101 LED 102 第1のアナモフィックレンズ 103 第2のアナモフィックレンズ 104 受光素子 105A、105B 受光領域 106 差動増幅器 131 偏向ミラー 161 シリンドリカルレンズ 162 シリンドリカルレンズ 163 シリンドリカルレンズ 164 シリンドリカルレンズ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から出射された光束を平行光
    束とした後、偏向ミラーを介して対物光学系に入射させ
    て光ディスクに集光させる光情報記録再生装置におい
    て、前記偏向ミラーの回転位置を検出するための検出用
    光束を線状に集光させて、その線状の光束を前記偏向ミ
    ラーの回転軸と直交する方向に投射するようにしたこと
    を特徴とする光情報記録再生装置における偏向ミラーの
    回転位置検出装置。
  2. 【請求項2】 レーザ光源から出射された光束を平行光
    束とした後、偏向ミラーを介して対物光学系に入射させ
    て光ディスクに集光させる光情報記録再生装置におい
    て、 前記偏向ミラーの回転位置を検出するための検出用光束
    として、前記偏向ミラーの回転軸と直交する方向に線状
    の光束を投射する検出光射出手段と、 前記偏向ミラーにより反射された前記検出用光束を受光
    する受光手段と、を備えることを特徴とする光情報記録
    再生装置における偏向ミラーの回転位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記光情報記録再生装置は前記光ディス
    クに導かれる光束を射出する記録再生用光源を有し、 前記検出用光束射出手段は、前記記録再生用光源とは別
    の検出光射出用光源を有することを特徴とする請求項2
    に記載の光情報記録再生装置における偏向ミラーの回転
    位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記検出光射出用光源と前記偏向ミラー
    との間に、少なくとも前記偏向ミラーの回転軸と平行な
    方向において正のパワーを有する第1のレンズを有し、
    前記検出用光束は前記偏向ミラーの反射面上で、少なく
    とも前記偏向ミラーの回転軸と平行な方向において収束
    することを特徴とする、請求項3に記載の光情報記録再
    生装置における偏向ミラーの回転位置検出装置。
  5. 【請求項5】 前記検出光射出用光源が射出する光束は
    発散光であり、前記第1のレンズはアナモフィックレン
    ズであることを特徴とする請求項4に記載の光情報記録
    再生装置における偏向ミラーの回転位置検出装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のレンズは、前記発散光を、前
    記偏向ミラーの回転軸と直交する方向において平行光に
    変換すること、を特徴とする請求項5に記載の光情報記
    録再生装置における偏向ミラーの回転位置検出装置。
  7. 【請求項7】 前記検出光射出用光源は発光ダイオード
    であることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれ
    かに記載の光情報記録再生装置における偏向ミラーの回
    転位置検出装置。
  8. 【請求項8】 前記光情報記録再生装置は前記光ディス
    クに導かれる光束を射出する記録再生用光源を有し、 前記検出光射出手段は、前記記録再生用光源から射出さ
    れた光束を、前記光ディスクに導かれる第1の光束と、
    前記検出用光束として用いられる第2の光束とに分割す
    る光束分割手段を備えることを特徴とする請求項2に記
    載の光情報記録再生装置における偏向ミラーの回転位置
    検出装置。
  9. 【請求項9】 前記光束分割手段と前記偏向ミラーとの
    間の前記第2の光束の光路中に、少なくとも前記偏向ミ
    ラーの回転軸と平行な方向において正のパワーを有する
    第1のレンズを有し、前記第2の光束は前記偏向ミラー
    の反射面上で、少なくとも前記偏向ミラーの回転軸と平
    行な方向において、収束することを特徴とする、請求項
    8に記載の光情報記録再生装置における偏向ミラーの回
    転位置検出装置。
  10. 【請求項10】 前記記録再生用光源が射出する光束は
    平行光であり、前記第1のレンズはシリンドリカルレン
    ズであることを特徴とする請求項9に記載の光情報記録
    再生装置における偏向ミラーの回転位置検出装置。
  11. 【請求項11】 前記受光手段は、少なくとも前記偏向
    ミラーの回転軸と直交する方向に沿って配置された2つ
    の受光領域を有する受光素子と、 前記受光手段と前記偏向ミラーとの間に配置され、少な
    くとも前記偏向ミラーの回転軸と平行な方向において正
    のパワーを有する第2のレンズと、を有することを特徴
    とする請求項2から10のいずれかに記載の光情報記録
    再生装置における偏向ミラーの回転位置検出装置。
  12. 【請求項12】 前記2つの受光領域の受光光量に基づ
    いて前記偏向ミラーの回転量を求める検出手段を更に有
    することを特徴とする請求項11に記載の光情報記録再
    生装置における偏向ミラーの回転位置検出装置。
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JP2002162595A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Olympus Optical Co Ltd ガルバノミラー

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