JPH11126362A - 光情報記録再生ヘッドの光学系 - Google Patents
光情報記録再生ヘッドの光学系Info
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- JPH11126362A JPH11126362A JP9309857A JP30985797A JPH11126362A JP H11126362 A JPH11126362 A JP H11126362A JP 9309857 A JP9309857 A JP 9309857A JP 30985797 A JP30985797 A JP 30985797A JP H11126362 A JPH11126362 A JP H11126362A
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- Pending
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Abstract
スク上でレーザ光束の強度分布があまり変化せず、対物
光学系へのカップリング効率の低下の少ない光学系がで
あって、しかもガルボミラーの回動量が少なくて済む光
学系を提供すること。 【解決手段】 レーザ光源から出射せれた光束を平行光
束とした後、偏向手段を介して対物光学系に入射させて
光ディスクに集光させる光情報記録再生ヘッドの光学系
であって、前記偏向手段と前記対物光学系との間に、リ
レーレンズ群とイメージングレンズ群からなるアフォー
カルなリレー光学系を配置して、前記偏向手段の偏向面
回転中心近傍と前記対物光学系の主平面位置とが略共役
となるようにすると共に、前記偏向手段側の前記リレー
レンズ群の焦点距離をfr、前記対物光学系側の前記イメ
ージングレンズ群の焦点距離をfiとしたとき、 fr>fi を満足する構成とした。
Description
ヘッドの光学系に関し、特にレーザ光束を偏向して光デ
ィスクの微動トラッキングを行うヘッドの光学系に関す
るものである。
0Gビット/(インチ)2を越える光磁気ディスク装置の
開発が進んでいる。この装置では、光磁気ディスクのト
ラックと交差する方向に例えば回動する粗動用アームの
先端部に設けた対物光学系に対するレーザ光束の入射角
をガルボミラー等の偏向手段により微調整して、微動ト
ラッキングを例えば0.34μmと狭いトラックピッチレ
ベルで正確に行うようなことが考えられている。この場
合、この偏向による微動トラッキング時に光磁気ディス
ク上でレーザ光束の強度分布があまり変化しない、対物
光学系へのカップリング効率の低下の少ない光学系が望
まれ、しかもガルボミラーの回動量が少なくて済む光学
系が望まれていた。
な背景に鑑みてなされたものであり、請求項1の発明
は、レーザ光源から出射された光束を平行光束とした
後、偏向手段を介して対物光学系に入射させて光ディス
クに集光させる光情報記録再生ヘッドの光学系であっ
て、前記偏向手段と前記対物光学系との間に、リレーレ
ンズ群とイメージングレンズ群からなるアフォーカルな
リレー光学系を配置して、前記偏向手段の偏向面回転中
心近傍と前記対物光学系の主平面位置とが略共役となる
ようにすると共に、前記偏向手段側の前記リレーレンズ
群の焦点距離をfr、前記対物光学系側の前記イメージン
グレンズ群の焦点距離をfiとしたとき、 fr>fi を満足することを特徴とする。
つわるハード,ソフトの進歩に伴う外部記憶装置への要
求、特に大記憶容量への要求の高まりに対して提案され
たニア・フィールド記録(NFR : near field recor
ding) 技術と呼ばれる記録再生方式を用いた光磁気デ
ィスク記録再生装置の概要を図1乃至図5を参照して説
明する。
ある。ディスクドライブ装置1には光ディスク2が図示
しないスピンドルモータの回転軸に装着されている。一
方、光ディスク2の情報を再生または記録するために回
動(粗動)アーム3が光ディスク2の記録面に対して平
行になるように取り付けられている。この回動アーム3
はボイスコイルモーター4によって回転軸5を回転中心
として回動可能となっている。この回動アーム3の光デ
ィスク2に対向する先端には、光学素子を搭載した浮上
型光学ヘッド6が搭載されている。また、回動アーム3
の回転軸5近傍には光源ユニットおよび受光ユニットを
備えた光源モジュール7が配設され、回動アーム3と一
体となって駆動する構成となっている。
するものであり、特に浮上型光学ヘッド6を詳細に説明
するものである。浮上型光学ユニット6はフレクシャー
ビーム8に取り付けられており、光ディスク2に対向し
て配置されている。また、フレクシャービーム8は他端
で回動アーム3に固着されており、フレクシャービーム
8の弾性力により先端部の浮上光学ユニット6を光ディ
スク2に接触させる方向に加圧している。
9,対物レンズ10,ソリッドイマージョンレンズ(S
IL)11,磁気コイル12から構成されており、光源
モジュール7から出射された平行なレーザー光束13を
光ディスク2上に収束させるはたらきをする。また、回
動アーム3の先端部には前記レーザー光束13を浮上型
光学ユニット6に導くために立ち上げミラー31が固着
されている。 立ち上げミラー31により対物レンズ1
0に入射したレーザー光束13は、対物レンズ10の屈
折作用により収束される。この集光点近傍にはソリッド
イマージョンレンズ(SIL)11が配置されており、
前記収束光を更に微細なエバネッセント光15として光
ディスク2に照射させる。
ージョンレンズ(SIL)11の周囲には、光磁気記録
方式で記録するための磁気コイル12が形成されてお
り、記録時には必要な磁界を光ディスク2の記録面上に
印加出来るようになっている。このエバネッセント光1
5と磁気コイル12により、光ディスク2への高密度な
記録および再生が可能となる。なお、浮上型光学ユニッ
ト6は光ディスク2の回転による空気流により微小量浮
上するものであり、光ディスク2の面振れ等に追従す
る。このため従来の光ディスク装置では必要であった対
物レンズの焦点制御(フォーカスサーボ)が不要となっ
ている。
に搭載された光源モジュール7および浮上型光学ユニッ
ト6へ導かれる光束に関し詳細に説明する。回動アーム
3は先端部に浮上型光学ユニット6を搭載し、他端には
ボイスコイルモーター4を駆動するための駆動コイル1
6が固着されている。駆動コイル16は扁平状のコイル
であり、図示せぬ磁気回路内に空隙をおいて挿入配置さ
れている。回転軸5と回動アーム3はベアリング17,
17により回動自在に締結されており、駆動コイルに電
流を印加すると磁気回路との電磁作用により回転軸5を
回転中心として回動アーム3を回動させることができ
る。
ル7には半導体レーザー18,レーザー駆動回路19,
コリメートレンズ20,複合プリズムアッセイ21,レ
ーザーパワーモニターセンサー22,反射プリズム2
3,データ検出センサー24,およびトラッキング検出
センサー25が配置されている。半導体レーザー18か
ら放出された発散光束状態のレーザー光束は、コリメー
トレンズ20によって平行光束に変換される。この平行
光束の断面形状は半導体レーザー18の特性から長円状
であり、光ビームを光ディスク2上に微小に絞り込むに
は都合が悪いため略円形断面に変換する必要がある。こ
のためコリメートレンズ20から出射された断面長円状
の平行光束を、複合プリズムアッセイ21に入射させる
ことにより平行光束の断面形状を整形する。
は入射光軸に対して所定の斜面を形成しており、入射光
を屈折させることにより平行光束の断面形状を長円形状
から略円形形状に整形することが出来る。整形されたレ
ーザー光束は複合プリズムアッセイ21内を進み第1の
ハーフミラー面21bに入射する。第1のハーフミラー
面21bは光ディスク2から得られた情報を、データ検
出センサー24,およびトラッキング検出センサー25
に導くために設定されているが、往路においては半導体
レーザー18から出射されたレーザーの出力パワーを検
出するためのレーザーパワーモニターセンサー22への
光束を分離する役目を果たす。
光した光の強度に比例した電流を出力するため、図示せ
ぬレーザーパワーコントロール回路にこの出力を帰還さ
せることにより半導体レーザー18の出力を安定化させ
ることが出来る。複合プリズムアッセイ21から出射さ
れた略円形断面形状をもったレーザー光束13は偏向ミ
ラー26に照射され、レーザー光束13の進行方向が変
えられる。この偏向ミラー26は紙面に垂直な軸を回動
中心とするガルバノモーター27に取り付いており、レ
ーザー光束13を紙面に平行な方向に微小角度振ること
が出来るようになっている。
ー26の回転角度を検出する偏向ミラー位置検出センサ
ー28が配設されている。偏向ミラー26を反射したレ
ーザー光束13は、第1のリレーレンズ29および第2
のリレーレンズ(イメージングレンズ)30を経て、立
ち上げミラー31で反射後浮上型光学ユニット6に至
る。この第1のリレーレンズ29および第2のリレーレ
ンズ30は、偏向ミラー26の反射面と浮上型光学ユニ
ット6に配置されている対物レンズ10の瞳面(主平
面)との関係を共役関係になるようにするもので、リレ
ーレンズ光学系を形成するものである。すなわち光ディ
スク2上の集光ビームが所定のトラックから僅かにずれ
た場合、偏向ミラー26を僅かに回転させることにより
対物レンズ10に入射させるレーザー光束13を傾か
せ、光ディスク2上の焦点を移動させて補正するもので
ある。しかしながら、この方式で焦点の補正を行う時、
偏向ミラー26と対物レンズ10の光学的距離が長い場
合は、対物レンズ10へ入射するレーザー光束13の移
動量が大きくなり、対物レンズ10に入射出来なくなる
場合がある。
ーレンズ29および第2のリレーレンズ30によって、
偏向ミラー26の反射面と対物レンズ10の瞳面との関
係を共役関係になるように設定し、偏向ミラー26が回
動しても対物レンズ10に入射するレーザー光束13は
移動せず、正確なトラッキング制御が可能となるように
している。なお、光ディスク2の内周/外周に渡るアク
セス動作は、ボイスコイルモーター4により回動アーム
3を回動させて行い、極微小なトラッキング制御のみ偏
向ミラー26を回動させて行う。
路のレーザー光束13は、往路と逆に進み偏向ミラー2
6に反射されて複合プリズムアッセイ21に入射する。
その後第1のハーフミラー面21bで反射され、第2の
ハーフミラー面21cに向かう。第2のハーフミラー面
21cは、トラッキング検出センサー25へ向かう透過
光と、データ検出センサー24へ向かう反射光を生成
し、復路のレーザー光束を分離する。第2のハーフミラ
ー面21cを透過したレーザー光束はトラッキング検出
センサー25へ照射され、トラッキング誤差信号を出力
する。
されたレーザー光束はウォラストンプリズム32により
偏光分離され、かつ集光レンズ33によって収束光に変
換後、反射プリズム23で反射されてデータ検出センサ
ー24に照射される。データ検出センサー24は2つの
受光領域をもっており、ウォラストンプリズム32によ
り偏光分離された2つの偏光ビームをそれぞれ受光する
ことにより、光ディスク2に記録されているデータ情報
を読みとりデータ信号を出力する。なお、正確には前記
トラッキング誤差信号およびデータ信号は図示せぬヘッ
ドアンプ回路によって生成され、制御回路または情報処
理回路に送られるものである。
レンズ29とイメージングレンズ(第2のリレーレン
ズ)30との配置の変形例について説明する。
中心O1と対物レンズ10との間に、アフォーカル光学
系となるようレンズ間隔を定められた第1、第2のリレ
ーレンズ29、30からなるリレー光学系が配置されて
いる。このリレー光学系には各々焦点距離fr、fiの
レンズが用いられている。対物レンズ10は前側主平面
S1と後側主平面S2とを有し、偏向ミラー26により
反射された平行光束を上記リレー光学系を介して受け、
光ディスク2の情報記録面に収束させて、この情報記録
面にスポット光を形成する役割を果たす。対物レンズ1
0から偏向ミラー26の回動中心01近傍までの距離L
は一定である。ここで、偏向ミラー26の回動中心と偏
向ミラー26上の光軸は必ずしも完全に一致する必要は
なく、実用上は多少離れていても差し支えない。なお、
光軸が偏向ミラー26と交わる点と第1のリレーレンズ
29の偏向ミラー26側主平面S5との距離は、第1の
リレーレンズ29の焦点距離frに一致している。
の焦点距離関係はfr>fi>0となっている。上述の
ように、第1のリレーレンズ29の偏向ミラー26側主
平面S5と偏向ミラー26の回動中心01間の距離は第
1のリレーレンズ29の焦点距離frに一致している。
第1のリレーレンズ29の対物レンズ側主平面S6と第
2のリレーレンズ30の偏向ミラー側主平面S3との間
の距離はfr+fiであり、リレー光学系はアフォーカ
ル系となっている。第2のリレーレンズ30の対物レン
ズ側主平面S4と対物レンズ10の前側主平面S1間の
距離は第2のリレーレンズ30の焦点距離fiに一致し
ている。言い換えれば、偏向ミラー26の回動中心01
近傍と対物レンズ10の主平面S1は共役の関係となっ
ている。ここで、偏向ミラー26の回動角θ1に対する
偏向ミラー26により反射された平行光束の光軸に対す
る角度θ2との関係は、θ2=θ1×2であり、その回転
方向は同一である。また、対物レンズ10の主平面S1
に対する光束の入射角θ3と上記θ2との関係は、θ3=
θ2×fr/fiである。fr>fi>0であるから、
(fr/fi)>1となる。従って、θ3>θ2であり、
またθ3=2・θ1×fr/fiである。なお、θ2とθ3
の方向は逆方向である。
においては、偏向ミラー26と対物レンズ10との間に
アフォーカル光学系である第1・第2のリレーレンズ2
9、30を配置することにより、対物光学系へのカップ
リング効率の低下を抑えることができる。さらに、変形
例において、第1のリレーレンズの焦点距離frを第2
のリレーレンズの焦点距離fiよりも大きく設定したた
め、偏向ミラー26の振れ角に対し、対物レンズ10の
前側主平面(入射瞳)への光束の入射角を大きく変化さ
せることが可能となる。すなわち、偏向ミラー26の回
動量を少なくしても対物レンズ10の主平面への光束の
入射角を大きく変化させることが可能となる。
ディスクのトラックと交差する方向に移動する粗動用ア
ームの先端部に設けた対物光学系に対するレーザ光束の
入射角をガルボミラー等の偏向手段により微調整して、
微動トラッキングを正確に行う際に、光磁気ディスク上
でレーザ光束の強度分布があまり変化しない、対物光学
系へのカップリング効率の低下の少ない光学系であっ
て、しかもガルボミラーの回動量が少なくて済む光学系
を実現することができる。
す図である。
である。
ズ)
Claims (1)
- 【請求項1】 レーザ光源から出射された光束を平行光
束とした後、偏向手段を介して対物光学系に入射させて
光ディスクに集光させる光情報記録再生ヘッドの光学系
であって、前記偏向手段と前記対物光学系との間に、リ
レーレンズ群とイメージングレンズ群からなるアフォー
カルなリレー光学系を配置して、前記偏向手段の偏向面
近傍と前記対物光学系の主平面位置とが略共役関係とな
るようにすると共に、前記偏向手段側の前記リレーレン
ズ群の焦点距離をfr、前記対物光学系側の前記イメージ
ングレンズ群の焦点距離をfiとしたとき、 fr>fi を満足することを特徴とする光情報記録再生ヘッドの光
学系。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9309857A JPH11126362A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 光情報記録再生ヘッドの光学系 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9309857A JPH11126362A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 光情報記録再生ヘッドの光学系 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11126362A true JPH11126362A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17998138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9309857A Pending JPH11126362A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 光情報記録再生ヘッドの光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11126362A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007119410A1 (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光学ヘッドおよび光ディスク装置 |
-
1997
- 1997-10-24 JP JP9309857A patent/JPH11126362A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007119410A1 (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光学ヘッドおよび光ディスク装置 |
US8325581B2 (en) | 2006-03-20 | 2012-12-04 | Panasonic Corporation | Optical head and optical disc device |
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