JPH11144275A - 光情報記録再生ヘッドの光学系 - Google Patents
光情報記録再生ヘッドの光学系Info
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- JPH11144275A JPH11144275A JP9318994A JP31899497A JPH11144275A JP H11144275 A JPH11144275 A JP H11144275A JP 9318994 A JP9318994 A JP 9318994A JP 31899497 A JP31899497 A JP 31899497A JP H11144275 A JPH11144275 A JP H11144275A
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Abstract
のカップリング効率の低下が少く、レンズ構成がシンプ
ルで低廉な光学系を提供する。 【解決手段】 レーザ光源から出射された光束を偏向手
段26を介して対物光学系10に入射させて光ディスク
に集光させる光情報記録再生ヘッドの光学系であって、
偏向手段と対物光学系との間に、第1、第2のレンズ群
29,30を配置して、偏向手段の偏向面近傍と対物光
学系の主平面位置とが略共役関係となるようにすると共
に、レーザ光源と第1のレンズ群との間の距離をD1、
偏向手段側の第1のレンズ群の焦点距離をfr、第2のレ
ンズ群の第1のレンズ群側の焦点距離位置に第1のレン
ズ群によるレーザ光源からのレーザ光束の集光位置を一
致させたときのその一致点と第1のレンズ群との間の距
離をD2としたとき、1/fr=1/D1+1/D2,fr<D1を満足
する構成とした。
Description
ヘッドの光学系に関し、特にレーザ光束を偏向して光デ
ィスクの微動トラッキングを行うヘッドの光学系に関す
るものである。
0Gビット/(インチ)2を越える光磁気ディスク装置の開
発が進んでいる。この装置では、光磁気ディスクのトラ
ックと交差する方向に例えば回動する粗動用アームの先
端部に設けた対物光学系に対するレーザ光束の入射角を
ガルボミラー等の偏向手段により微調整して、微動トラ
ッキングを例えば0.34μmと狭いトラックピッチレベ
ルで正確に行うようなことが考えられている。この場
合、この偏向による微動トラッキング時に光磁気ディス
ク上でレーザ光束の強度分布があまり変化しない、対物
光学系へのカップリング効率の低下の少ない光学系で、
しかもレンズ構成がシンプルで低廉な光学系が望まれて
いた。
な背景に鑑みてなされたものであり、請求項1の発明
は、レーザ光源から出射された光束を偏向手段を介して
対物光学系に入射させて光ディスクに集光させる光情報
記録再生ヘッドの光学系であって、前記偏向手段と前記
対物光学系との間に、第1のレンズ群と第2のレンズ群
からなる出射光束を平行光束とする光学系を配置して、
前記偏向手段の偏向面近傍と前記対物光学系の主平面位
置とが略共役関係となるようにすると共に、前記レーザ
光源と前記第1のレンズ群との間の距離をD1、前記偏
向手段側の前記第1のレンズ群の焦点距離をfr、前記第
2のレンズ群の前記第1のレンズ群側の焦点距離位置に
前記第1のレンズ群による前記レーザ光源からのレーザ
光束の集光位置を一致させたときのその一致点と前記第
1のレンズ群との間の距離をD2としたとき、 1/fr=1/D1+1/D2 fr<D1 を満足することを特徴とする。
つわるハード,ソフトの進歩に伴う外部記憶装置への要
求、特に大記憶容量への要求の高まりに対して提案され
たニア・フィールド記録(NFR:near field recordin
g) 技術と呼ばれる記録再生方式を用いた光磁気ディス
ク記録再生装置の概要を図1乃至図5を参照して説明す
る。
ある。ディスクドライブ装置1には光ディスク2が図示
しないスピンドルモータの回転軸に装着されている。一
方、光ディスク2の情報を再生または記録するために回
動(粗動)アーム3が光ディスク2の記録面に対して平
行になるように取り付けられている。この回動アーム3
はボイスコイルモーター4によって回転軸5を回転中心
として回動可能となっている。この回動アーム3の光デ
ィスク2に対向する先端には、光学素子を搭載した浮上
型光学ヘッド6が搭載されている。また、回動アーム3
の回転軸5近傍には光源ユニットおよび受光ユニットを
備えた光源モジュール7が配設され、回動アーム3と一
体となって駆動する構成となっている。
するものであり、特に浮上型光学ヘッド6を詳細に説明
するものである。浮上型光学ユニット6はフレクシャー
ビーム8に取り付けられており、光ディスク2に対向し
て配置されている。また、フレクシャービーム8は他端
で回動アーム3に固着されており、フレクシャービーム
8の弾性力により先端部の浮上光学ユニット6を光ディ
スク2に接触させる方向に加圧している。
9,対物レンズ10,ソリッドイマージョンレンズ(S
IL)11,磁気コイル12から構成されており、光源
モジュール7から出射された平行なレーザー光束13を
光ディスク2上に収束させるはたらきをする。また、回
動アーム3の先端部には前記レーザー光束13を浮上型
光学ユニット6に導くために立ち上げミラー31が固着
されている。 立ち上げミラー31により対物レンズ1
0に入射したレーザー光束13は、対物レンズ10の屈
折作用により収束される。この集光点近傍にはソリッド
イマージョンレンズ(SIL)11が配置されており、
前記収束光を更に微細なエバネッセント光15として光
ディスク2に照射させる。
ージョンレンズ(SIL)11の周囲には、光磁気記録
方式で記録するための磁気コイル12が形成されてお
り、記録時には必要な磁界を光ディスク2の記録面上に
印加出来るようになっている。このエバネッセント光1
5と磁気コイル12により、光ディスク2への高密度な
記録および再生が可能となる。なお、浮上型光学ユニッ
ト6は光ディスク2の回転による空気流により微小量浮
上するものであり、光ディスク2の面振れ等に追従す
る。このため従来の光ディスク装置では必要であった対
物レンズの焦点制御(フォーカスサーボ)が不要となっ
ている。
に搭載された光源モジュール7および浮上型光学ユニッ
ト6へ導かれる光束に関し詳細に説明する。回動アーム
3は先端部に浮上型光学ユニット6を搭載し、他端には
ボイスコイルモーター4を駆動するための駆動コイル1
6が固着されている。駆動コイル16は扁平状のコイル
であり、図示せぬ磁気回路内に空隙をおいて挿入配置さ
れている。回転軸5と回動アーム3はベアリング17,
17により回動自在に締結されており、駆動コイルに電
流を印加すると磁気回路との電磁作用により回転軸5を
回転中心として回動アーム3を回動させることができ
る。
ル7には半導体レーザー18,レーザー駆動回路19,
コリメートレンズ20,複合プリズムアッセイ21,レ
ーザーパワーモニターセンサー22,反射プリズム2
3,データ検出センサー24,およびトラッキング検出
センサー25が配置されている。半導体レーザー18か
ら放出された発散光束状態のレーザー光束は、コリメー
トレンズ20によって平行光束に変換される。この平行
光束の断面形状は半導体レーザー18の特性から長円状
であり、光ビームを光ディスク2上に微小に絞り込むに
は都合が悪いため略円形断面に変換する必要がある。こ
のためコリメートレンズ20から出射された断面長円状
の平行光束を、複合プリズムアッセイ21に入射させる
ことにより平行光束の断面形状を整形する。
は入射光軸に対して所定の斜面を形成しており、入射光
を屈折させることにより平行光束の断面形状を長円形状
から略円形形状に整形することが出来る。整形されたレ
ーザー光束は複合プリズムアッセイ21内を進み第1の
ハーフミラー面21bに入射する。第1のハーフミラー
面21bは光ディスク2から得られた情報を、データ検
出センサー24,およびトラッキング検出センサー25
に導くために設定されているが、往路においては半導体
レーザー18から出射されたレーザーの出力パワーを検
出するためのレーザーパワーモニターセンサー22への
光束を分離する役目を果たす。
光した光の強度に比例した電流を出力するため、図示せ
ぬレーザーパワーコントロール回路にこの出力を帰還さ
せることにより半導体レーザー18の出力を安定化させ
ることが出来る。複合プリズムアッセイ21から出射さ
れた略円形断面形状をもったレーザー光束13は偏向ミ
ラー26に照射され、レーザー光束13の進行方向が変
えられる。この偏向ミラー26は紙面に垂直な軸を回動
中心とするガルバノモーター27に取り付いており、レ
ーザー光束13を紙面に平行な方向に微小角度振ること
が出来るようになっている。
ー26の回転角度を検出する偏向ミラー位置検出センサ
ー28が配設されている。偏向ミラー26を反射したレ
ーザー光束13は、第1のリレーレンズ29および第2
のリレーレンズ(イメージングレンズ)30を経て、立
ち上げミラー31で反射後浮上型光学ユニット6に至
る。この第1のリレーレンズ29および第2のリレーレ
ンズ30は、偏向ミラー26の反射面と浮上型光学ユニ
ット6に配置されている対物レンズ10の瞳面(主平
面)との関係を共役関係になるようにするもので、リレ
ーレンズ光学系を形成するものである。すなわち光ディ
スク2上の集光ビームが所定のトラックから僅かにずれ
た場合、偏向ミラー26を僅かに回転させることにより
対物レンズ10に入射させるレーザー光束13を傾か
せ、光ディスク2上の焦点を移動させて補正するもので
ある。しかしながら、この方式で焦点の補正を行う時、
偏向ミラー26と対物レンズ10の光学的距離が長い場
合は、対物レンズ10へ入射するレーザー光束13の移
動量が大きくなり、対物レンズ10に入射出来なくなる
場合がある。
ーレンズ29および第2のリレーレンズ30によって、
偏向ミラー26の反射面と対物レンズ10の瞳面との関
係を共役関係になるように設定し、偏向ミラー26が回
動しても対物レンズ10に入射するレーザー光束13は
移動せず、正確なトラッキング制御が可能となるように
している。なお、光ディスク2の内周/外周に渡るアク
セス動作は、ボイスコイルモーター4により回動アーム
3を回動させて行い、極微小なトラッキング制御のみ偏
向ミラー26を回動させて行う。
路のレーザー光束13は、往路と逆に進み偏向ミラー2
6に反射されて複合プリズムアッセイ21に入射する。
その後第1のハーフミラー面21bで反射され、第2の
ハーフミラー面21cに向かう。第2のハーフミラー面
21cは、トラッキング検出センサー25へ向かう透過
光と、データ検出センサー24へ向かう反射光を生成
し、復路のレーザー光束を分離する。第2のハーフミラ
ー面21cを透過したレーザー光束はトラッキング検出
センサー25へ照射され、トラッキング誤差信号を出力
する。
されたレーザー光束はウォラストンプリズム32により
偏光分離され、かつ集光レンズ33によって収束光に変
換後、反射プリズム23で反射されてデータ検出センサ
ー24に照射される。データ検出センサー24は2つの
受光領域をもっており、ウォラストンプリズム32によ
り偏光分離された2つの偏光ビームをそれぞれ受光する
ことにより、光ディスク2に記録されているデータ情報
を読みとりデータ信号を出力する。なお、正確には前記
トラッキング誤差信号およびデータ信号は図示せぬヘッ
ドアンプ回路によって生成され、制御回路または情報処
理回路に送られるものである。
形例の構成を、図6を参照して説明する。変形例におい
ては、半導体レーザー18から射出された光束をコリメ
ートレンズを介さずに直接偏向ミラー26に入射させて
いる。
面S1とを有し、偏向ミラー26により反射された平行光
束Pを光ディスク2の情報記録面に収束させてスポット
光を形成する。その対物レンズ10からガルバノミラー
26までの距離Lは一定、すなわち、偏向ミラー26の
回動中心O1から対物レンズ10の前側主平面S2までの距
離Lは一定である。
回動中心O1と対物レンズ10との間に、共役光学系とな
るようレンズ間隔が定められた第1、第2のリレーレン
ズ29、30が配置されている。第1のリレーレンズ2
9の焦点距離はfr、第2のリレーレンズ(イメージング
レンズ)の焦点距離はfiである(fr>0、fi>0)。第1の
リレーレンズ29のガルバノミラー側主平面S5とガルバ
ノミラーの回動中心O1間の距離はfrである。又、第2の
リレーレンズ30の対物レンズ側主平面S4と対物レンズ
10の前側主平面S2間の距離はfiである。そして、第2
のリレーレンズ30の第1のガルバノミラー側の焦点距
離位置に第1のリレーレンズ29による半導体レーザ1
8からのレーザ光束の集光位置を一致させてある。な
お、第1のリレーレンズ29から、上記集光位置までの
距離をD2とする。上記の関係からO1とS2は共役となって
いる。
光束の移動角度θ2はθ2=2×θ1で表され、θ1およびθ
2の回転方向は同一である。この時、対物レンズ10に
入射する光束の入射角度θ3は、θ3=θ2×fr/fiと表さ
れる。なお、θ2とθ3の方向は逆方向である。
ンズ側主平面S6と第2のリレーレンズ30の偏向ミラー
側主平面S3と間の距離はfi+D2であり、D2>frとなってい
る。偏向ミラー26と半導体レーザー18の発光点まで
の光学距離をNとすると、第1のリレーレンズ29での
結像関係式は、 1/(-D2)-1/(fr+N)=-1/fr となる。例えばD2を1.5×frとするとNは2×frとなる。
上記の式は 1/D1+1/D2=1/fr と書き換えることができる。即ち、図6の光学系にあっ
ては、 1/fr=1/D1+1/D2 の条件が満たされていることになる。また、図6から明
らかなように、 fr<D1 (=fr+N) も満たされている。
た反射光は、ソリッドイマージョンレンズ11および対
物レンズ10を介して集光され、立ち上げミラー31に
よりガルバノミラー26に向けて反射され、再び元の光
路をたどって複合プリズムアッセイ21に入射する。
ー18から射出された光束をそのまま偏向ミラー26に
入射させているが、半導体レーザー18から射出された
光束を、一旦、別のレンズを介して収束させた後に偏向
ミラーに入射させるようにしても良い。この場合収束点
から偏向ミラー26間での距離が上記Nに相当する。
る微動トラッキング時に光磁気ディスク上でレーザ光束
の強度分布があまり変化しない、対物光学系へのカップ
リング効率の低下の少く、しかもレンズ構成がシンプル
で低廉な光学系を実現することができる。
す図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 レーザ光源から出射された光束を偏向手
段を介して対物光学系に入射させて光ディスクに集光さ
せる光情報記録再生ヘッドの光学系であって、前記偏向
手段と前記対物光学系との間に、第1のレンズ群と第2
のレンズ群からなる出射光束を平行光束とする光学系を
配置して、前記偏向手段の偏向面近傍と前記対物光学系
の主平面位置とが略共役関係となるようにすると共に、
前記レーザ光源と前記第1のレンズ群との間の距離をD
1、前記偏向手段側の前記第1のレンズ群の焦点距離を
fr、前記第2のレンズ群の前記第1のレンズ群側の焦点
距離位置に前記第1のレンズ群による前記レーザ光源か
らのレーザ光束の集光位置を一致させたときのその一致
点と前記第1のレンズ群との間の距離をD2としたとき、 1/fr=1/D1+1/D2 fr<D1 を満足することを特徴とする光情報記録再生ヘッドの光
学系。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9318994A JPH11144275A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 光情報記録再生ヘッドの光学系 |
DE19828678A DE19828678A1 (de) | 1997-06-26 | 1998-06-26 | Optisches System für ein Laufwerk für optische Speicherplatten |
GB9813892A GB2327291B (en) | 1997-06-26 | 1998-06-26 | Optical system for optical disk drive |
FR9808145A FR2765380A1 (fr) | 1997-06-26 | 1998-06-26 | Systeme optique pour lecteur de disque optique |
FR0014953A FR2800502A1 (fr) | 1997-06-26 | 2000-11-20 | Systeme optique pour lecteur de disque optique |
US09/795,458 US6529465B2 (en) | 1997-06-26 | 2001-03-01 | Optical system for optical disk drive |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9318994A JPH11144275A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 光情報記録再生ヘッドの光学系 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11144275A true JPH11144275A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18105317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9318994A Pending JPH11144275A (ja) | 1997-06-26 | 1997-11-05 | 光情報記録再生ヘッドの光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11144275A (ja) |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP9318994A patent/JPH11144275A/ja active Pending
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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|
A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050824 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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