JPH06160728A - マイクロレーザ装置 - Google Patents

マイクロレーザ装置

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JPH06160728A
JPH06160728A JP4329893A JP32989392A JPH06160728A JP H06160728 A JPH06160728 A JP H06160728A JP 4329893 A JP4329893 A JP 4329893A JP 32989392 A JP32989392 A JP 32989392A JP H06160728 A JPH06160728 A JP H06160728A
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JP4329893A
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English (en)
Inventor
Yuichi Tamura
雄一 田村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的走査をしない、小型・軽量な、且つ被
検物体を観察しながら走査又は加工が可能なマイクロレ
ーザ装置を提供することである。 【構成】 観察用レーザダイオードアレイから放射され
る観察光を逐次放射して走査し、撮像素子の画素で逐次
受光して観察し、操作用レーザダイオードアレイから放
射される操作光を位相同期して同時発光して変調偏向す
ることにより操作又は加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被検物体を観察しながら
操作し又は加工するためのマイクロレーザ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近時、被検物体を観察しながら操作し又
は加工するマイクロレーザ装置が使用されるようになっ
ている。被検物体を操作をする例としては、液体等の試
料中に浮遊する微小粒子を観察しながら操作して化学反
応や生化学反応を行うマイクロレーザマニュピュレータ
がある。このようなマイクロレーザマニュピュレータ
は、図11にその概念図を示すように、観察光学系は結
像型顕微鏡で構成され白色電球71により照明された試
料72を撮像素子73に投影してCRT74で観察しな
がら、単一のレーザ光源から放射された連続波レーザ7
5の光をガルバノミラー等の機械走査型ミラー76や音
響光学偏向素子(不図示)などで走査して、液中に浮遊
する微小粒子72aを捕捉し、パルスレーザ77の光で
励起等の操作するように構成されている。
【0003】このように従来のマイクロレーザ装置にお
ける走査は、単一のレーザ光源から放射された連続波レ
ーザの光ビームをガルバノミラー等の機械走査型ミラー
や音響光学偏向素子などで行われ、被検物体を照準し、
パルスレーザの光ビームで操作し又は加工するようにな
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ビームの走査
を機械走査型ミラーによって行うものは、単一光源より
出た光ビームを可動部材で走査するものであって照明光
学系と操作光の走査光学系が複雑であり、高速走査する
場合は振動や騒音が発生し、又装置が大型で且つ高価で
あったし、又大きいものを加工する場合は、光学系全体
か又は被検物体を直接移動して走査するものであった。
【0005】このように観察光学系を共焦点走査型顕微
鏡方式にすることにより結像型顕微鏡方式の装置に比し
て、観察像に重複するフレア光や、ぼけ像を除去するこ
とができ、光学系のS/N比の向上がはかられ、低反射
率・低コントラスト試料の観察が可能である。
【0006】本発明は上記課題に鑑み、機械的走査機構
を要せず、小型・軽量な、且つ被検物体を観察しながら
操作し又は加工することが可能なマイクロレーザ装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の平面上
に配列された多数のレーザ発光素子を有する第1及び第
2の面発光型光源手段と、第1の面発光型光源手段から
の第1光束を被検物体面に集光する照明光学手段と、第
2の面発光型光源手段からの第2光束を被検物体面に集
光する光学手段と、被検物体面からの第1光束を所定の
像面上に集光する対物光学手段と、対物光学手段の像面
上に配置された多数の受光素子を有する2次元撮像手段
と、第1の面発光型光源手段のレーザ発光素子を時系列
的に発光させると共に、レーザ発光素子と互いに共役な
2次元撮像手段上の受光素子を順次受光可能とする制御
手段とを備えるマイクロレーザ装置である。
【0008】そして、第2の面発光型光源手段のレーザ
発光素子を位相同期して同時発光させ、変調偏向する操
作手段を併せ有することが望ましい。
【0009】本発明の構成を更に詳述する。本発明によ
るのマイクロレーザ装置は面発光レーザの発展により開
発された、例えば、応用物理 第60巻 第1号(19
91)pp.2〜13(伊賀健一、小山二三夫)に記載
されている2次元レーザダイオードアレイ(以下LDア
レイということがある)を観察用と操作又は加工用と別
個の波長のものを用い、又観察用の2次元レーザダイオ
ードアレイとシャッター同期した撮像素子を使用して、
観察しながら操作又は加工が可能な構成にしたものであ
る。
【0010】LDアレイは、図2にその斜視図を示すよ
うに基板に対して垂直な方向に光を発振する個々のレー
ザダイオードセル(以下LDセルということがある)が
平面上に多数集積し並置したものである。LDアレイを
構成する各LDセルは同一波長で逐次発振や同時発振が
可能であり、構成LDセルの位相同期・変調によるビー
ムの偏向も可能である。なお装置全体は10cm角で、
重さ200〜400g程度以下の軽量小型化可能であ
る。
【0011】観察光を放射する観察用レーザダイオード
アレイは、数10万個程度以上のLDセルから構成さ
れ、撮像素子と共役位置に置かれる。そしてオートフォ
ーカス機能を持ち、被検物体の状態や位置の確認などを
リアルタイムで行うことができる。構成する各LDセル
を、(毎秒画像数xLDセル数)Hzで逐次点滅させる
と、ハーフミラー又は偏光ビームスプリッタを介してL
Dアレイの共役位置にある撮像素子の対応する画素を各
LDセルに同期してシャッターを開閉させ、共焦点光学
系が構成される。被検物体は各LDセルに対応して逐次
照明されることより走査され、走査される被検物体の各
部分が対応する画素に結像して走査画像が得られ、観察
が行われる。LDアレイと撮像素子とは鏡像関係の方向
に走査が行われ、又LDアレイの光出力は逐次発光で1
mW程度である。
【0012】100万個のLDセルから構成されるLD
アレイを100MHz駆動で使用すると、光ビームを1
00Hz程度(毎秒100画像)の高速走査が可能とな
り、被検物体の表面を精細に観察できる。なお観察波長
は被検物体の詳細を観察するため操作又は加工用の波長
より短いものが望ましい。
【0013】操作光を放射する操作用レーザダイオード
アレイは、1万個程度の複数の同一波長のLDセルを位
相同期して同時発光し、変調(Phased Array Laserとし
て使用)によりビームを偏向することができる。個々の
LDセルの出力は小さいが、複数個の同時発光によりL
Dセルの個数倍の光強度が得られる。大きい光出力を得
るために長い波長を発振するレーザダイオードアレイを
使用し、対物レンズにより回折限界程度までレーザ光を
絞り操作し又は加工するのに必要な強度を得ることがで
きる。
【0014】1万個のLDセルからなるLDアレイの場
合には、光ビームを高速偏向が可能であるし、LDアレ
イをブロックごとに分割し、ブロッ間の位相差を固定し
たまま位相同期・変調すればマルチビーム化してビーム
を走査することも可能である。
【0015】操作系と観察系を一体化し、観察しながら
操作又は加工を可能にするために観察光と操作光とが透
過する対物レンズ光学部品は両波長について色収差補正
したものを使用し、又、観察光と操作光とは、ハーフミ
ラー又はダイクロイックミラー等で分離することができ
る。
【0016】
【作用】第1の面発光型光源手段を構成する多数のレー
ザ発光素子が逐次点滅し、対応する受光素子に結像し
て、機械的な走査部材や照明系を使用せずに高分解能な
高速走査画像が得られる。第2の面発光型光源手段は第
1の面発光型光源手段と別に設けられており、被検物体
を観察中しながら、機械的な偏向部材を使用せず、位相
同期して同時発光し、変調によりビームが偏向して操作
し又は加工することができる。
【0017】
【実施例】本発明にかかるマイクロレーザ装置を倒立型
顕微鏡の形式のレーザ加工装置に適用した第1の実施例
を図1〜図7により説明する。図1は第1の実施例の構
成図、図2は2次元レーザダイオードアレイの斜視図、
図3は観察光の走査の説明図、図4は加工光の偏向の説
明図、図5は加工光の偏向による走査の説明図、図6及
び図7はフィールドレンズによる2次元レーザダイオー
ドアレイの偏向の説明図である。LDアレイ1は観察光
を放射する光源である。LDアレイ1から観察光の光路
には、フィールドレンズ2、コリメータレンズ3、偏光
板4、偏光ビームスプリッタ(PBS)5が配置されて
いる。偏光ビームスプリッタ5により光路は垂直に偏向
し、下方には4分の1波長板6、ダイクロイックミラー
7、無限遠系対物レンズ8が配置され、無限遠系対物レ
ンズ8による結像面に被検物体9が置かれている。偏光
ビームスプリッタ5より上方の光路には第2対物レンズ
10が配置され、その結像位置に撮像素子11が置か
れ、投影された走査画像がCRT又は液晶ディスプレイ
などの表示装置12において観察されるようになってい
る。
【0018】制御手段15がLDアレイ1に2次元に配
置された複数のLDセルの発光と、撮像素子11に2次
元に配置された複数の画素のシャッターの開閉を制御す
る。LDアレイ1の個々のLDセルと撮像素子11の個
々の画素はそれぞれ互いに共役位置にあり、且つ時間的
に同期されて逐次発光に対し、逐次シャッターが開放さ
れる。LDアレイ1のLDセルと撮像素子の画素は同型
且つ同数であり、また結像倍率と画素の大きさの関係も
一致していて共役関係が保たれている。個数はそれぞれ
40万(NTSC仕様)〜200万(ハイビジョン仕
様)が適当である。LDアレイの発光時間や撮像素子の
シャッター開閉時間などのシャッタースピードは被検物
体9の反射率の大小により調整することができる。又L
Dアレイが撮像素子に合焦している時が最も受光量が大
きくなることを利用して、自動的に合焦が行われる。
【0019】次に加工光学系について説明する。LDア
レイ13は加工光を放射する光源である。2次元に配置
された複数のLDセルの発光・変調は操作手段16によ
り行われ、LDセルは全部が位相同期して同時発光する
ことも、複数個づつ位相同期して同時発光することもで
きる。そして変調でビームを偏向することができる。L
Dセルの数は被検物体に依存して選択するが、千〜10
万の程度が適正である。LDアレイ13から放射された
加工光は瞳投影レンズ14及びダイクロイックミラー7
を介して無限遠系対物レンズ8に入射して、被検物体9
に収束するように配置されている。無限遠系対物レンズ
8は観察光と加工光と両波長について色消しされてい
る。
【0020】次に観察動作について説明する。LDアレ
イ1から射出した光はフィールドレンズ2及びコリメー
タレンズ3を介し、偏光板4で水平方向の偏光となり偏
光ビームスプリッタ5で最大反射率で反射する。そして
4分の1波長板6で円偏光になり、ダイクロイックミラ
ー7を透過し、無限系対物レンズ8により被検物体9面
上にLDアレイ1の回折限界程度のピンホール像が結像
する。ピンホール像は無限遠系対物レンズ8に入射し、
ダイクロイックミラー7を透過し、4分の1波長板6で
直線偏光になり、偏光ビームスプリッタ5を最大透過率
で透過し、第2対物レンズ10により撮像素子11の上
に結像する。
【0021】偏光板4、偏光ビームスプリッ5及び4分
の1波長板6を使用すると、撮像素子11に光源LDア
レイ1からのフレアー光が遮断され、被検物体9から反
射した光のみが入射し信号を出力するので、被検物体の
加工部位を効率よく照準することができる。
【0022】被検物体9の観察光による走査は次に、図
3に示すように行われる。LDアレイ1には二次元に複
数のLDセルが配されているが、図3はこれを一次元の
み示したものである。LDアレイ1に配されている複数
のLDセル1aは、撮像素子11の複数の画素11aと
それぞれ1対1に対応し、共役の位置にある。今LDセ
ル1bが発光する時、共役の位置にある画素11bのシ
ャッターが開放され、画素11bからの出力がCRT1
2に表示される。次いで発光位置がLDセル1bから逐
次移動して、LDセル1cが発光する時、画素11bの
シャッターが閉じ、共役の位置にある画素11cのシャ
ッターが開放される。このようにして一次元の走査が終
わると、他の列の走査が行われ終に二次元の走査が完了
し、CRT又は液晶ディスプレイなどの表示装置12上
に全走査画面が表示され、観察・検査をすることができ
る。これが共焦点走査型の動作である。
【0023】次に加工動作について説明する。LDアレ
イ13に配されているLDセルは位相同期して同時発光
する。CRT12上に表示される被検物体9を観察しな
がら変調するとビームが図4に示すように偏向する。L
Dアレイ13には二次元に複数のLDセルが配されてい
るが、図4はこれを一次元のみ示したものである。LD
アレイ13の複数のLDセルから位相同期して同時発光
すると、LDアレイ13に垂直な方向にビーム14aが
放射される。これを変調するとビーム14b又はビーム
14cのように垂直な方向から偏向する。偏向の方向は
上下左右に偏向可能である。そして瞳投影レンズ14に
より瞳の大きさを一致させて無限遠系対物レンズ8に入
射させると、被検物体9に結像する。
【0024】図5に示すように、LDアレイ13からの
光が偏向せず垂直方向に向かうときは、光路14aに従
って被検物体9の中央9aに光が収束する。又図中上方
に偏向するときは、光路14bに従って被検物体9の中
央9bに光が収束し、図中下方に偏向するときは、光路
14cに従って被検物体9の中央9cに光が収束する。
このようにして被検物体9の全面が走査され、被検物体
9の加工部位が照準される。加工を行うときは、100
00個のLDセルを位相同期して同時発光し、10Wの
エネルギーで励起する。
【0025】又透過型でマニュピュレータとして使用す
る場合、本実施例においてLDセル1個1mWである
と、100個100mWのエネルギーで捕捉の走査を行
う。
【0026】被検物体9の加工に消費された以外の光は
反射し、撮像素子11の方向に向かうが、ダイクロイッ
クミラー7により波長分離され、撮像素子11に入射し
ないから高エネルギーの加工光により損傷することはな
い。
【0027】次にフィールドレンズについて説明する。
LDアレイ1の個々のLDセル1aから光はLDアレイ
1の面に垂直に放射する。コリメータレンズ3を介して
入射する対物レンズ8はLDアレイ1に比して小さく、
又後側開口数が小さいのでLDアレイ1の周辺部から放
射する光を充分に利用するためにフィールドレンズを使
用する。これにより同時に対物レンズ8に入射しないフ
レアー光を減少させることができる。尚、フィールドレ
ンズの効用について後に詳述する。
【0028】次に観察光学系における光源の指向性と利
用効率及び光源の選択についてLEDアレーと比較しな
がら図6及び図7により説明する。レーザ光のようなコ
ヒーレントなビームの半発散角θLDは光源直径(アレイ
間隔)をΔ、波長をλとすると次のようになる。 θLD〜λ/2Δ これは他のインコヒーレントなLEDの半発散角θLD
30°と比較して最小角θMIN であり、従ってレーザは
最も指向性が良い光源である。一方対物レンズに入射す
ることが可能な光束θ0bは開口数NAと倍率βにより次
のようになる。 θ0b = NA/β ここで光源の利用効率ηは、光源の半発散角θとすると
次のようになる。 η = (θ0b/θ)2 上式から発散角最小のレーザ光を使用するのが最も効果
的であることが明らかである。レーザ光の発散角は波長
と共にアレイ間隔(光源直径)に依存するが、これは以
下のように決定される。即ち、光学系の分解能δを活か
すには分解能の半分の間隔でアレイを並べることが望ま
しい。 Δ〜β・δ/2 ここで共焦点顕微鏡の分解能は、レイリーの基準に従え
ば、次のようになる。 δ〜0.45・λ/NA これからLDアレイの半発散角は θLD〜(NA/β)/0.45=θ0b/0.45 となり、従ってLDアレイの利用効率はη〜(0.4
5)2 =0.2となる。
【0029】LDアレイの利用効率は最高の20%程度
であって、必ずしも高い効率ではない。そして残りが利
用されずノイズ(フレアー)となるから、有効な信号の
4倍の不要なノイズが発生することとなる。LEDアレ
イと比較するとLEDアレイの利用効率は、30°半発
散角、θ0b=0.024の場合について計算してみると
0.2%となり、LDアレイの1/100程度に過ぎな
い。LEDアレイを光源とするのは低い利用効率による
光量不足とともに99.8%(信号の499倍)のフレ
アー(光学的ノイズ)対策も困難で、LEDアレイは共
焦点顕微鏡に不適当であり、共焦点顕微鏡に使用する逐
次発光光源にはLDアレイを選択するのが適当である。
偏光板、偏光ビームスプリッタ及び4分の1波長板を使
用すると、光源からのフレアー光が遮断され、被検物体
から反射した光のみが撮像素子に入射し信号を出力する
ので、被検物体の加工部位を効率よく照準することがで
きる。
【0030】一様照明のためにLDアレイ1の軸外光の
有効利用のためには、画面周辺部についても考慮する必
要がある。今複数の画素としてのLDセルからなる、装
置の寸法を50mm程度以内にするため、物像間距離L
を40mm、使用波長λを550nmとして諸元を計算
すると次のようになる。画面寸法(対角線長、直径)を
φとすると画面の半画角ωは ω〜φ/(2L)である
が、通常の顕微鏡の半画角は ω〜10/195=0.
05rad (2.9°)程度である。普通視野(NTSC
方式)と広視野(HDTV方式)とに分けてそれぞれ計
算し、検討する。下記のa)、b)の計算結果より、広
視野(HDTV)では画角がレーザの発散角より大きく
なる(ω>θLD)ためフィールドレンズが不可欠なこと
がわかる。又普通視野(NTSC)の場合でも視野周辺
部の照明の一様性を確保するためにはフィールドレンズ
を設けられることが望ましいことが明らかである。
【0031】a)開口数NA=0.95、倍率β=4
0、焦点距離f〜1mm、分解能δ=0.26μmとお
いたとき、Δ〜5μm として、 θLD〜0.53rad (3.0 °)>θ0b=NA/β=0.024rad(1.4 °)
【0032】b)開口数NA=0.5 、倍率β=10、焦点
距離f〜3.3 mm、分解能δ=0.5 μm 開口数NA=0.2 、倍率β= 4、焦点距離f〜6.7 m
m、分解能δ=1.2 μm 開口数NA=0.1 、倍率β= 2、焦点距離f〜 10 m
m、分解能δ=2.5 μm とおいたとき、Δ〜5μm として θLD〜0.11rad (6.4 °)>θ0b=NA/β=0.05rad (2.9 °)
【0033】本実施例により、LDセルの逐次点滅と画
素の逐次受光により、機械的な走査部材や照明系を使用
せずに高分解能な走査画像が得られ、これにより精細な
観察が可能であり、又加工用レーザダイオードアレイの
位相同期・同時発光と、機械的な偏向部材を使用しない
変調によるビーム偏向により、被検物体を観察中しなが
ら加工を行うことができる。中でも、本実施例において
は無限遠系光学系を使用したことにより、装置全体の部
品点数が少なく小型になり、そして軽量小型の観察用レ
ーザダイオードアレイ、撮像素子及び加工用レーザダイ
オードアレイの使用により、小型・軽量な装置が構成で
きた。
【0034】尚、本実施例では偏光ビームスプリッタを
使用したが、ハーフミラー又はハーフプリズムを置き換
えて使用することができるのはいうまでもない。
【0035】次に本発明にかかるマイクロレーザ装置を
正立型顕微鏡の形式のマイクロレーザマニュピュレータ
に適用した第2の実施例を図8及び図9により説明す
る。図8は第2の実施例の構成図、図9は観察光の走査
の説明図である。LDアレイ31は観察光を放射する光
源であり、光を入射瞳方向に偏向するフィールドレンズ
32と操作光遮蔽用のダイクロイックフィルタ33を経
て、補正環つきコンデンサレンズ34が配置され、コン
デンサレンズ34による結像位置に試料35が置かれて
いる。補正環付き対物レンズは無限遠系対物レンズ36
と第2対物レンズ38により構成され、その間にダイク
ロイックミラー37が配置されている。試料35の対物
レンズによる結像位置に撮像素子39が配置され、投影
された走査画像がCRT又は液晶ディスプレイなどの表
示装置42において観察されるようになっている。
【0036】制御手段43がLDアレイ31に2次元に
配置された複数のLDセルをの発光と、撮像素子39に
2次元に配置された複数の画素のシャッターの開閉を制
御する。LDアレイ31には二次元に複数のLDセルが
配され、個別にLDセルが点光源として発光するように
なっており、撮像素子39の画素は個別に開閉するシャ
ッターが付せられている。LDアレイ31の個々のLD
セルと撮像素子39の個々の画素はそれぞれ互いに共役
位置にあり、且つ時間的に同期されて逐次発光に対し、
逐次シャッターが開放される。
【0037】次に操作光学系について説明する。2次元
に配置された複数のLDセルの発光・変調は操作手段4
4により行われる。LDアレイ40は操作光を放射する
光源であり、複数のLDセルは全部が位相同期して同時
発光することも、複数個づつ位相同期して同時発光する
こともできる。そして変調でビームを偏向することがで
きる。LDアレイ40から放射された操作光は瞳投影レ
ンズ41及びダイクロイックミラー37を介して無限遠
系対物レンズ36に入射して、試料35に収束するよう
に配置されている。無限遠系対物レンズ36は観察光と
操作光と両波長について色消しされている。
【0038】次に観察動作について説明する。LDアレ
イ31から射出した光はフィールドレンズ32によりコ
ンデンサレンズ34の入射瞳方向に偏向され、ダイクロ
イックフィルタ33を透過し、コンデンサレンズ34に
入射する。コンデンサレンズ34により試料35面上に
LDアレイ31の回折限界程度のピンホール像が結像す
る。ピンホール像は無限遠系対物レンズ36に入射し、
ダイクロイックミラー37を透過し、第2対物レンズ3
8により撮像素子39の上に結像する。
【0039】試料35の観察光による走査は次に、図9
に示すように行われる。LDアレイ31には二次元に複
数のLDセルが配されているが、図9はこれを一次元の
み示したものである。LDアレイ31に配されている複
数のLDセル31aは、撮像素子39の複数の画素39
aとそれぞれ1対1に対応し、共役の位置にある。今L
Dセル31bが発光する時、共役の位置にある画素39
bのシャッターが開放され、画素39bからの出力がC
RT42に表示される。次いで発光位置がLDセル31
bから逐次移動して、LDセル31cが発光する時、画
素39bのシャッターが閉じ、共役の位置にある画素3
9cのシャッターが開放される。このようにして一次元
の走査が行われると、他の列の走査が行われ終に二次元
の走査が完了し、CRT又は液晶ディスプレイなどの表
示装置42上に全走査画面が表示され、観察・検査をす
ることができる。
【0040】次に操作動作に付いて説明する。LDアレ
イ40に配されているLDセルは位相同期して同時発光
する。CRT又は液晶ディスプレイなどの表示装置42
上に表示される微小粒子を観察しながら変調するとビー
ムが偏向する。そして瞳投影レンズ41により瞳の大き
さを一致させて無限遠系対物レンズ36に入射させる
と、試料35に結像する。
【0041】試料35の全面が走査されるまでに、試料
35中に浮遊する微小粒子が捕捉される。微小粒子の捕
捉には大きな光エネルギーを必要としないから、本実施
例においてLDセル1個1mWであると、100個10
0mW程度のエネルギーで捕捉の走査を行う。
【0042】捕捉が行われ、続いてその微小粒子の励起
の操作を行うときは、10000個のLDセルを位相同
期して同時発光し、10Wのエネルギーで励起する。捕
捉及び励起に要するエネルギーは試料又は微小粒子の種
類により異なるから、同時発光の個数を適正に選択する
必要があり、過度に強力な操作光を照射すると微小粒子
を破壊してしまう虞れがある。
【0043】試料35を透過した操作光は、コンデンサ
ーレンズ34で収束されるが、操作光の高エネルギーに
よりLDアレイ31が破損するのを防ぐために設けられ
たダイクロイックフィルター33で反射又は吸収され
る。又試料35から反射した光はダイクロイックミラー
37により波長分離されて偏向し、直進して撮像素子3
9に入射することはない。
【0044】次に本発明にかかるマイクロレーザ装置を
正立型顕微鏡の形式のマイクロレーザマニュピュレータ
に適用した他の第3の実施例を図10により説明する。
図10は第3の実施例の構成図である。LDアレイ51
から放射される観察光はフィールドレンズ52、コリメ
ータレンズ53、ダイクロイックミラー54を経て無限
遠系コンデンサレンズ55により、試料56に収束す
る。試料56は対物レンズ57によりダイクロイックフ
ィルタ58を透過し、撮像素子59に結像し、投影され
た走査画像がCRT62において観察される。LDアレ
イ51に2次元に配置された複数のLDセルの発光と、
撮像素子59に2次元に配置された複数の画素のシャッ
ターの開閉は制御手段63により制御される。
【0045】又LDアレイ60から放射される操作光は
瞳投影レンズ61及びダイクロイックミラー54を介し
て無限遠系コンデンサレンズ55に入射して、試料56
に収束する。LDアレイ60の2次元に配置された複数
のLDセルの発光・変調は操作手段64により行われ
る。試料56に対し、操作光が観察光と同方向から入射
するので、コンデンサレンズには無限遠系コンデンサレ
ンズ55を使用し、又ダイクロイックミラー54とダイ
クロイックフィルタ58の位置が対応する第2の実施例
ものと異なっている。
【0046】本実施例により、軽量小型の観察用レーザ
ダイオードアレイ、撮像素子及び操作用レーザダイオー
ドアレイの使用により、小型・軽量なレーザダイオード
アレイマニュピュレータが構成できた。もちろん操作用
と励起用に別々の波長のLDアレイとダイクロイックミ
ラーを使用して構成しても良い。
【0047】尚各実施例は、小型の共焦点走査顕微鏡と
しても使用可能であり、又観察用のLDアレイを同時発
光し撮像素子のシャッターを同期して開放すれば、μs
程度の発光時間が可能であり、従来の結像型顕微鏡では
100μm/s程度が限度であったが、100mm/s
程度の速度の動体の撮像が結像型顕微鏡として可能にな
る。
【0048】尚、各実施例において多色2次元レーザダ
イオードアレイを使用すれば、カラー観察や計測が可能
なことはいうまでもないし、所定加工部位を観察せずに
コンピュータ等で制御して加工光を照射する装置におい
ては、観察系の装置が省略可能なことはいうまでもな
い。
【0049】第1の面発光型光源手段を構成する多数の
レーザ発光素子が逐次点滅し、対応する受光素子に結像
して、機械的な走査部材や照明系を使用せずに高分解能
な高速走査画像が得られる。第2の面発光型光源手段は
第1の面発光型光源手段と別に設けられており、被検物
体を観察中しながら、機械的な偏向部材を使用せず、位
相同期して同時発光し、変調によりビームが偏向して操
作し又は加工することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明により、第1の面発光型光源手段
を構成する多数のレーザ発光素子が逐次点滅し、対応す
る受光素子に逐次結像するから、高分解能な高速走査画
像が得られこの際に機械的な走査部材や照明系が不要に
なった。そして第2の面発光型光源手段が第1の面発光
型光源手段と別に設けられているから、捕捉・励起等の
操作や又は微細な加工を被検物体を観察中しながら行う
ことができる。しかも使用する第1の面発光型光源手
段、受光素子及び第2の面発光型光源手段は数cm角に
過ぎず、軽量小型であるから機械的走査機構による振動
や騒音がない、軽量・小型のマイクロレーザ装置による
操作又は加工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】2次元レーザダイオードアレイの斜視図であ
る。
【図3】観察光の走査の説明図である。
【図4】加工光の偏向の説明図である。
【図5】加工光の偏向による走査の説明図である。
【図6】フィールドレンズによる2次元レーザダイオー
ドアレイの偏向の説明図である。
【図7】フィールドレンズによる2次元レーザダイオー
ドアレイの偏向の説明図である。
【図8】第2の実施例の構成図である。
【図9】観察光の走査の説明図である。
【図10】第3の実施例の構成図である。
【図11】従来のマイクロレーザマニュピュレータの概
念図である。
【符号の説明】
1 LDアレイ 1a、1b、1c LDセル 2 フィールドレンズ 3 コリメータレンズ 4 偏光板 5 偏光ビームスプリッタ(PBS) 6 4分の1波長板 7 ダイクロイックミラー 8 無限遠系対物レンズ 9 被検物体 10 第2対物レンズ 11 撮像素子 11a、11b、11c 画素 12 CRT又は液晶ディスプレイなどの表示装置 13 LDアレイ 14 瞳投影レンズ 31、40 LDアレイ 31a、31b、31c LDセル 32 フィールドレンズ 33 ダイクロイックフィルタ 34 コンデンサレンズ 36 無限遠系対物レンズ 37 ダイクロイックミラー 38 第2対物レンズ 39 撮像素子 39a、39b、39c 画素 41 瞳投影レンズ 42 CRT又は液晶ディスプレイなどの表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の平面上に配列された多数のレーザ
    発光素子を有する第1及び第2の面発光型光源手段と、
    前記第1の面発光型光源手段からの第1光束を被検物体
    面に集光する照明光学手段と、前記第2の面発光型光源
    手段からの第2光束を被検物体面に集光する光学手段
    と、前記被検物体面からの第1光束を所定の像面上に集
    光する対物光学手段と、前記対物光学手段の像面上に配
    置された多数の受光素子を有する2次元撮像手段と、前
    記第1の面発光型光源手段のレーザ発光素子を時系列的
    に発光させると共に、前記レーザ発光素子と互いに共役
    な前記2次元撮像手段上の受光素子を順次受光可能とす
    る制御手段とを備えることを特徴とするマイクロレーザ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の面発光型光源手段のレーザ発
    光素子を位相同期して同時発光させ、変調偏向する操作
    手段を併せ有することを特徴とする請求項1に記載のマ
    イクロレーザ装置。
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