JPH08225880A - 合金鋼の製造方法および合金鋼の製造プラント - Google Patents

合金鋼の製造方法および合金鋼の製造プラント

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JPH08225880A JP8005189A JP518996A JPH08225880A JP H08225880 A JPH08225880 A JP H08225880A JP 8005189 A JP8005189 A JP 8005189A JP 518996 A JP518996 A JP 518996A JP H08225880 A JPH08225880 A JP H08225880A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、合金鋼を製造する場合にプラント
では勿論、工業的に実施可能な方法を行うことを提供す
ることであり、特に、経済性の高い方法で高いレベルの
生産効率でステンレス鋼を得ることができる方法と装置
の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明は、最初の製造工程で鉄キャリア
を酸素で大幅に脱炭するとともに脱リンし、その後に溶
融物から生成されたスラグを除去した後に、望ましい合
金組成と炭素含有量に酸素あるいは不活性ガスを用いて
調整し、次の製造工程において合金キャリアを添加する
合金鋼の製造方法において、最初の製造工程において、
第1の電気炉1において電気エネルギーを供給して処理
し、次の製造工程において、リンを含むスラグを除去す
る第2の電気炉16において電気エネルギーを供給して
処理するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合金鋼、特に、ス
テンレス鋼あるいはステンレス鋼の前駆物質の製造方法
とその方法を行うプラントに関し、最初の製造工程で鉄
キャリアを酸素により大きく脱炭するとともに脱リン
し、その後に、そこからスラグ生成物として分離される
溶融物を、酸素と不活性ガスにより合金キャリアを添加
した後に追加の製造工程で目的とする合金と炭素含有物
に調製するという技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の方法として、EP特許(EP-
A2-0 229 586)が知られている。このEP特
許では、酸素吹き込み転炉とそれと同じようなものでの
両方の製造工程が行われている。この特許の方法では、
溶融物に含有させられる固形物の総量は極めて限られて
いる。酸素吹き込み転炉においては、鉄の金属塊と合金
元素とスクラップとの最大量は、充填量の20重量%が
充填される。また、固体の充填量を多くする場合の1つ
の方法として、高価な化学的発熱材を添加することを余
儀なくされるが、それはスラグ(SiO2,Al23,
他)のかなりの量の損失を招いてしまう。それらのかな
りの量のスラグは、石灰の追加を招き、結果として、鉄
とクロムとマンガンの不足をもたらす問題がある。
【0003】EP特許(EP-A2-0 229 586)
の酸素吹き込み転炉は溶鋼の撹拌のために底部に噴射す
る手段を備えている。酸素吹き込み転炉において、この
ことは、スラグの中に酸化されたクロムを高いレベルで
導くことを意味し、一般に知られる経済性の面は損なわ
れる。経済的に成立し得る最低の限界は、(スラグ中へ
のクロムのロスを許容できるとして)炭素含有量に関し
ては0.2%である。その上、最低炭素含有量を(例え
ば0.1%炭素より少なくは)調整できない問題があ
る。更に、電気炉で特にクロム含有ステンレス鋼などの
高合金鋼を生産した際に遭遇する困難は、特に高いレベ
ルのクロムを含むスラグが電気炉における脱炭反応に影
響を与えることである。スラグ中へのクロムの損失を避
けるためには、溶鋼の温度を脱炭中に1700℃を大き
く超える温度に調整する必要があることが示唆される。
それらの影響の結果として、世界中のステンレス鋼の大
体80%が転炉法により製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電気炉における製造ル
ートの可能性は、仮に後工程での真空処理の利用が要求
されるならば、経済的に材料を得るという面から見る
と、極めて限られることになる。例えばリンの含有量が
0.03%未満に限られ、炭素含有量が約1%未満に限
られるならば、クロム含有量はクロム酸化物の減少に従
うことになるから、電気炉における脱リンは、長い時間
を伴わないか、高いレベルのクロム酸化物を伴わないな
らばほとんど不可能であり、更なる脱炭も不可能であ
る。高炭素のフェロクロムの総量の代わりに、低リン濃
度のステンレス鋼スクラップを溶解する時に低炭素レベ
ルを導くことができるにもかかわらず、電気炉における
前駆溶融物は、通常は、0.5〜1.2%の炭素が採取さ
れなくてはならず、それから、要求される炭素含有量に
調整するために、長期の真空処理を施さなくてはならな
い。この長期間に渡る真空処理のコストは高いもので、
連続鋳造では実施不可能なものである。
【0005】本発明の目的は、それらの欠点や問題を解
決し、合金鋼を製造する場合に製造プラントでは勿論、
工業的に実施可能な方法を行うことを提供することであ
り、特に、経済性の高い方法で高いレベルの生産効率で
ステンレス鋼を得ることができる方法を提供することで
ある。また、特に、低コストで高いエネルギーを費やし
て実行できる方法であり、溶融物に含まれるリンおよび
/又は0.03%を超えるリンを含む鉄の金属塊を得る
ことができる方法である。更に、本発明は、固体のほと
んどに100%適用可能である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記課題を解決するために、合金鋼、ステンレス鋼あるい
はステンレス鋼の前駆物質などの合金鋼の製造方法にお
いて、最初の製造工程で鉄キャリアを酸素で大幅に脱炭
するとともに脱リンし、その後に溶融物から生成された
スラグを除去した後に、望ましい合金組成と炭素含有量
に酸素あるいは不活性ガスを用いて調整するとともに、
追加の製造工程において合金キャリアを添加する合金鋼
の製造方法であって、最初の製造工程において、第1の
電気炉1において電気エネルギーを供給して処理し、追
加の製造工程において、リンを含むスラグを除去する第
2の電気炉16において電気エネルギーを供給して処理
するものである。請求項2記載の発明は前記課題を解決
するために、請求項1記載の合金鋼の製造方法におい
て、追加の製造工程の間に、溶融物に、不活性ガスの場
合は、30l/分以上、酸素または酸素を含む混合ガス
の場合は300 l/分以上のガスを吹き込むことによ
り溶湯を撹拌するものである。請求項3記載の発明は前
記課題を解決するために、請求項1または2に記載の合
金鋼の製造方法において、追加の製造工程の1つの部分
工程の間に、酸素または酸素を含む混合ガスの潜水吹き
込みにより脱炭を行うものである。
【0007】請求項4記載の発明は前記課題を解決する
ために、請求項1〜3のいずれかに記載の合金鋼の製造
方法において、追加の製造工程の間に酸素または酸素を
含む混合ガスを溶融物の上から吹き込んで脱炭を行うも
のである。請求項5記載の発明は前記課題を解決するた
めに、請求項1〜4のいずれかに記載の合金鋼の製造方
法において、潜水吹き込みを不活性ガスで、あるいは、
不活性ガスに酸素あるいは酸素を含む混合ガスを追加し
て行うとともに、潜水吹き込みの進行に伴って吹き込み
量を増加するものである。請求項6記載の発明は前記課
題を解決するために、請求項1〜5のいずれかに記載の
合金鋼の製造方法において、最初の製造工程を第1の電
気炉1で行い、追加の製造工程を第2の電気炉16で行
うものである。請求項7記載の発明は前記課題を解決す
るために、請求項1〜6のいずれかに記載の合金鋼の製
造方法において、追加の製造工程の後に、溶融物を真空
処理する付加製造工程を行うものである。請求項8記載
の発明は前記課題を解決するために、請求項1〜7のい
ずれかに記載の合金鋼の製造方法において、追加の製造
工程の少なくとも1つの部分工程で溶融物のフラッシン
グを不活性ガスあるいは不活性ガスと炭化水素の混合ガ
スでなすものである。
【0008】請求項9記載の発明は前記課題を解決する
ために、請求項1〜8のいずれかに記載の合金鋼の製造
方法において、追加の製造工程を酸素をほぼ完全に除去
した雰囲気において行うものである。請求項10記載の
発明は前記課題を解決するために、請求項1〜9のいず
れかに記載の合金鋼の製造方法において、スクラップに
含まれる鉄キャリアを20wt%以上、好ましくは40
wt%以上とするものである。請求項11記載の発明は
前記課題を解決するために、請求項1〜10のいずれか
に記載の合金鋼の製造方法において、追加の製造工程で
得られるスラグの組成を維持しながらその製造工程を行
うものである。請求項12記載の発明は前記課題を解決
するために、請求項1〜11のいずれかに記載の合金鋼
の製造方法において、追加の製造工程において還元剤と
石灰とフラックス剤を加えた不活性ガス雰囲気において
スラグを還元し、溶融物を脱酸および脱リンするもので
ある。請求項13記載の発明は前記課題を解決するため
に、請求項12記載の合金鋼の製造方法において、何も
送り込まない炉の雰囲気でスラグの還元を行うか、もし
空気を送るならば、2次空気を完全に除去した酸化ガス
を送った炉の雰囲気で行うものである。請求項14記載
の発明は前記課題を解決するために、請求項13記載の
合金鋼の製造方法において、炉の雰囲気の化学組成をチ
ェックして常に調整するものである。請求項15記載の
発明は前記課題を解決するために、請求項12〜14の
いずれかに記載の合金鋼の製造方法において、溶融物が
低炭素のものである場合に、少なくとも還元処理の間に
第2の電気炉16の圧力を調整する第2の工程を具備す
るものである。請求項16記載の発明は前記課題を解決
するために、請求項1〜15のいずれかに記載の合金鋼
の製造方法において、固形物を第2の電気炉16の中空
電極13を通して電気アークとともに直接導入するもの
である。請求項17記載の発明は前記課題を解決するた
めに、請求項16に記載の合金鋼の製造方法において、
酸素キャリアとクロムキャリアとして供給される固形物
として微細クロム鉱石あるいは予備還元されたクロム鉱
石を用いるものである。請求項18記載の発明は前記課
題を解決するために、請求項2〜17のいずれかに記載
の合金鋼の製造方法において、最初のおよび/または追
加の工程の間に溶鋼を大きく撹拌するのは、溶鋼に不活
性ガスを供給しSiとCの酸化剤を供給することと、上
から酸素と酸素混合ガスを吹き込むものである。請求項
19記載の発明は前記課題を解決するために、請求項1
〜5と7〜18のいずれかに記載の合金鋼の製造方法に
おいて、追加の製造工程を、最初の製造工程に影響され
る電気炉で行い、最初の製造工程から出湯された溶融物
とリンを含むスラグを、電気炉から完全に除去し、それ
から溶融物を電気炉に戻すものである。請求項20記載
の発明は前記課題を解決するために、請求項1〜19の
いずれかに記載の合金鋼の製造方法において、最初の製
造工程および/または追加の製造工程において、鋼製造
プラントからのフィルターダスト、鉱石、予備還元鉱
石、鉄カーバイド、合金添加元素、還元物質、ダスト、
スケール、チップ、スラッジ、粒状のプラスチック、お
よび/または液体、排気中に含まれる霧状物質、あるい
はそれらの混合物などの固形物を、加熱した溶融物の中
に、上から投入、および/または中空電極13から吹き
込むものである。請求項21記載の発明は前記課題を解
決するために、請求項1〜20のいずれかに記載の合金
鋼の製造方法において、追加の製造工程から得られたC
23を含むスラグを出湯し、その後に、更なる反応容
器の中でケイ素キャリアと他の還元剤の添加によりクロ
ムを補い、回復されたクロムを先の追加の工程に、合金
製造のために使用するものである。請求項22記載の発
明は前記課題を解決するために、請求項1〜21のいず
れかに記載の合金鋼の製造方法において、酸化ガスとと
もにコークスと石炭を吹き込むことにより、また、空気
と酸素富化空気と酸素含有ガスをキャリアガスとして直
接吹き込むことにより、消費電流を減じてスラグ生成を
安定化するものである。請求項23記載の発明は前記課
題を解決するために、請求項1〜22のいずれかに記載
の合金鋼の製造方法を実施する製造プラントにおいて、
通常の溶鋼液面レベルより上に位置する吹き込みランス
9と側壁8と底部に設けられた浸漬ノズル4、6とを具
備する少なくとも1つの電気炉1、16を備えたもので
ある。請求項24記載の発明は前記課題を解決するため
に、請求項23に記載の製造プラントにおいて、浸漬ノ
ズル4、6が、炭化水素と炭化水素と不活性ガスとCO
2と水蒸気の少なくとも1種を通過させるジャケットノ
ズルから構成されてなるものである。請求項25記載の
発明は前記課題を解決するために、請求項23または2
4に記載の製造プラントにおいて、溶鋼の通常液面レベ
ル7より上に設けられた吹き込みランス9が、炉の側壁
8に旋回自在かつ長さ方向に移動自在に設けられてなる
ものである。請求項26記載の発明は前記課題を解決す
るために、請求項23または24に記載の製造プラント
において、溶鋼の通常液面レベルよりも上に設けられた
吹き込みランス9が、消耗型であることを特徴とするも
のである。請求項27記載の発明は前記課題を解決する
ために、請求項23〜26のいずれかに記載の製造プラ
ントにおいて、追加の電気炉16が追加の製造工程に設
けられてなるものである。請求項28記載の発明は前記
課題を解決するために、請求項27に記載の製造プラン
トにおいて、更なる電気炉16が、溶鋼の通常液面レベ
ルより上に設けられた精錬ランス9を有し、炉床の下部
に設けられた浸漬ノズル4、6を有しているものであ
る。請求項29記載の発明は前記課題を解決するため
に、請求項27または28に記載の製造プラントにおい
て、更なる電気炉16が空気遮断構造にされてなるもの
である。請求項30記載の発明は前記課題を解決するた
めに、請求項29に記載の製造プラントにおいて、炉蓋
18を炉の側壁8を完全にシールする構成としたことを
特徴とするものである。
【0009】本発明の目的は、最初の製造工程が電気炉
において電気エネルギーを供給して行なわれ、そして、
追加の製造工程もまた、電気炉において、電気エネルギ
ーを供給することで行われ、リンを含むスラグからリン
が大幅に除去される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明方法によれば、最初の工程
を電気炉で電気エネルギーを供給した状態で行い、そし
て、追加の工程も、電気炉において電気エネルギーを供
給した状態で行い、リンを含むスラグから多量のリンを
除去するものである。本発明方法によれば、後で何ら真
空工程を用いなくとも中庸の炭素量と低炭素量に精製す
ることができる。低炭素含有量の場合に、仮に真空処理
を施すとするならば、その真空処理は、極めて短い時間
の処理で良い。脱珪素、脱炭、高炭素のフェロクロムの
分解等において速い反応速度を達成するためならば、追
加の工程の間に溶鋼中に不活性ガスを供給することで溶
鋼を撹拌することができ、好ましくは、不活性ガスの場
合は最低でも30 l/分の割合で投入し、酸素ガスあ
るいは酸素ガスを含む混合ガスを用いた場合は、300
l/分の割合で投入する。好ましい実施例によれば、追
加の工程の部分的な工程となる脱炭の間に、少なくと
も、酸素あるいは酸素を含んだ混合ガスを溶鋼中に噴出
させることを行うことにより、そこでは特に、速い脱炭
速度なのでクロムスラグが特に低炭素の状態に保持され
る。追加の工程の間に、酸素あるいは酸素混合ガスを溶
鋼に吹き込んで脱炭することもできる。好ましくは、不
活性ガスを溶鋼中に吹き込んでいる間に、不活性ガスに
酸素ガスか、あるいは、酸素を含んだ混合ガスをそれぞ
れ、割合としては吹き込みの経過に従って増加するよう
に混合する。
【0011】好ましい一実施例においては、最初の製造
工程を第1の電気炉において行なうことに特徴があり、
追加の工程を第1の電気炉とは異なる追加の別の電気炉
において行うことに特徴がある。第2の電気炉に原料を
充填し、追加の製造工程を第2の電気炉で行うと、第1
の電気炉においてはライニングの付着のためにスラグの
分解がなされたにもかかわらず、第2の電気炉において
はリンを含んだスラグを除去された溶鋼を簡単に生成し
て維持することができる。この溶鋼は、ほとんど完全に
脱リンされた溶融物であり、追加の工程において例え
ば、合金成分の調整と更なる脱炭を脱リンされた状態に
おいて行う。
【0012】化学成分を調整するために、脱リンと同じ
ように脱酸が、そして、フラッシング処理が施される
が、それは、追加の製造工程の後に行われる溶融物の真
空処理を含む追加の工程に適したものとなる。追加の製
造工程の少なくとも1つの部分的な工程の間に、不活性
ガスあるいは不活性ガスとの混合ガスで溶融物をフラッ
シング(溶鋼中をこれらのガス起泡が上昇することで反
応促進すること)することが有利であり、炭化水素が影
響を与える。これは、例えば電気炉の溶鋼の通常液面レ
ベルよりも上の壁に設けられた羽口によってなされる。
そして、容器が傾斜されている時はいつでも吹き付ける
方向は溶鋼の表面に斜めに向けて吹き付けられる。この
ように、それらの羽口は使用されていない間は溶鋼(と
スラグ)の上に設けられ、このことはそれらの使用用途
を拡張する。
【0013】もし空気がほぼ完全に除去された基で追加
の製造工程がなされたならば、むしろ、金属の産出高は
増加し、還元剤の消耗も減少するだろう。特に、スラグ
の還元および/または溶融物の脱酸反応の間に、2次空
気を導入することは、セラミックファイバによる炉の蓋
や炉壁の仕切り、あるいはスラグドアを隠すために経済
性からみると避けるべきものだ。
【0014】本発明方法によれば、スクラップに含まれ
る鉄キャリアを20重量%以上、好ましくは40重量%
以上にする。追加の製造工程において適切なことは、こ
の製造工程から得られるスラグの割合を維持することで
ある。
【0015】予備加熱により第2の電気炉で、また、フ
ェロクロムからのケイ素の部分的酸化により生成された
スラグであってCr23を含むスラグと、添加された石
灰その他は、フェロクロムからの炭素とケイ素により主
として還元され、そのスラグではすでに高いクロム産出
レベルにスラグ化されていて、電気炉において先に十分
に脱炭されたFe-Siのような還元剤の消耗も最小に
なる。好ましくは、そのスラグは、追加の工程において
鋼の性能に要求される最終的な望ましい炭素含有量と化
学的の残余組成にするために、溶融物として望ましい温
度にするために、還元剤と、石灰と、フラッシング材
と、脱酸と脱リンされた溶融物の添加のもとで不活性ガ
ス雰囲気において追加の製造工程におけるフラッシング
の間に還元される。
【0016】サブクレームで挙げられる他の好ましい実
施例。本発明における他の目的によれば、最初の製造工
程において固形分を、例えば、転炉または電気炉のダス
ト、スラグを泡立たせるための石灰、スラグ生成物、鉱
石、粒径微細化のための合金添加剤、配置された材料、
スラッジ、微量切断破片、細粒ダスト、鉄スケールなど
の固形物を、追加の追加の製造工程においては、好まし
くは微粒鉱石を、例えば、Crとしてのクロム鉱石、酸
素キャリア(Si酸化物)を含むか、酸化剤が混入され
ていない(例えば、FeSi、石炭)、および/または
石炭またはNi酸化物を、電気炉の中空電極を通して溶
鋼の上面に供給し、そして、電気アークにして吹き付け
る。
【0017】この方法を実施するプラントは、溶鋼の通
常液面レベルよりも上に配置されて炉の側壁を貫通して
設けられた吹き込みランスと、炉床の底部に設けられた
浸漬ノズルとを備えた少なくとも1つの電気炉を備える
ことを特徴とする。ここで、浸漬ノズルは、ジャケット
ノズルから構成され、このジャケットノズルにはジャケ
ットを通って炭化水素および/または炭化水素と不活性
ガスおよび/またはCO2および/または水蒸気が与え
られる。追加の電気炉が、追加の製造工程を実施するた
めに別個に用意されていることが特に好ましい。
【0018】以下においては、発明をより詳細に図面を
参照して説明するが、ここで、図1と図2は各々典型的
な実施例において用いられる電気炉の断面図である。図
1に示す最初の工程のために用いられる電気炉1は、炉
辺3の底部の耐火性ライニング2に設けられた3つの浸
漬ノズル4を有している。それらの浸漬ノズル4は、2
つ、または3つの同心状のジャケットノズル様式のパイ
プから構成され、これらは、ガスの流れとしては、中心
のパイプの周囲に、パイプの断面で見ると、セグメント
状あるいは環状のシールドガスのノズル流を形成するよ
うにガスを流す。なるべくなら、プロパン、ブタンのよ
うな炭化水素、あるいは炭化水素と不活性ガスの混合ガ
スがシールドガスとして使用される。実施のためには、
水蒸気、軽油、CO、不活性ガスあるいはそれらの混合
物が、保護媒体として供給される。耐火物製のそれら中
央パイプを備えた環状のギャップノズルには、浸漬ノズ
ル4に送られた場合と同じように不連続の環状ギャップ
(隙間)を通って製造ガスが送られる。
【0019】炉3の底部の底部領域5においては、各々
2つのパイプで構成される3つのフラッシング装置6が
設けられている。各々の内パイプは、耐火材によって閉
じられている。ここの環状のギャップ(隙間)はまた、
セグメントのような形にされている。フラッシング装置
6は、多孔質の耐火物から、あるいは、フェロクラッ
ド、または薄いパイプから構成されている。通常の溶鋼
液面レベル7の上あるいはスラグの上には、炉の側壁8
に整列された状態で固定型の精錬ランス9が設けられて
いる。これらの精錬ランス9は、2つまたは3つの同心
円状に配置されたパイプまたは1つの水冷パイプから構
成されている。図1の矢印10の方向は、精錬ランス9
が、溶鋼の表面11から比較的に短い距離を斜め下方に
吹き出しているイメージを示している。精錬ランス9
は、複数の銅の冷却ボックス12からの冷却水で冷却さ
れる位置に設けられている。更に、3つの電極13のう
ちの1つが中空の電極にされている。また、3つのアフ
タバーナーランス14は炉の側壁8の上部に設けられて
いる。また、装入装置15は、スラグ生成物や合金元素
を供給するものである。
【0020】図2は、本発明に係る第2の電気炉16の
断面を示すものである。特に、この炉において、電気炉
1と異なっているのは、底部17において代わりに設け
られた3つのフラッシング装置6である。
【0021】電極13は、セラミックパイプで裏打ちさ
れた中空電極から構成されている。合金元素が、炉の蓋
18の装入装置15の(図面では省略された)スクラッ
プ供給ボックスから炉に供給される(第2の電気炉)。
炉の蓋18と側壁8の境界部分にはシール部材19が設
けられ、炉の側壁8には炉の蓋18の装入装置15と同
じようにスラグドア20が設けられ、それらはセラミッ
クファイバーから構成されている。少なくとも一時的
に、炉の蓋18は、把持装置によって炉の側壁8圧着さ
れ、側壁8の上部開口を閉じて炉を空気遮断構造にする
ものである。
【0022】以下に、本発明に関して更に詳細に説明す
る。溶融した鋼(AISI304)の1トン当たりに固
形または液体材料が供給される70MW級のA100t
電気炉1(第1の電気炉)の通常出力は、以下の通りで
ある。鋳塊の溶融物400kgには、4.3%C、0.8
%Si、0.1%P、固形鋳塊30kg、非合金スクラ
ップ110kg、石灰20kg、フィルタダスト15k
g(中空電極を通過して投入される)、FeNi180
kgが含まれる。
【0023】溶融した鋼のトン当たりのガス消費量は以
下のように計算される。精錬ランス9から付加されるの
は15Nm32 /t、浸漬ノズル4から供給されるの
は8Nm32 /tと1.1Nm3CH4/t、フラッシン
グ装置6を介して溶鋼を撹拌するために供給されるのは
1.2Nm32+0.3Nm3CH4/tである。電気炉1
の電力消費は、最終生成物の溶鋼に対して130kWh
/t(第2の電気炉から)である。これにより50kg
のスラグが得られる。C 0.2%、P 0.020%含有
であって、1590℃の680kgの溶融前駆物が、第
2の電気炉16に送られる。採取までの時間は57分で
あった。
【0024】溶融鋼(AISI304)1トン当たり、
おおよそ60kgのスラグが先の工程から得られ、この
スラグが、再循環されて、第2の電気炉16に、ドロマ
イト10kgと同じように、石灰45kg、FeSi、
FeMn、HCFeCrが350kg、前駆溶融物68
0kgが添加される(100トン規模、70MVAの電
気炉で)。また、FeCrとSi酸化物を維持するため
に、中空電極13を介して30kgのCrが投入され
る。
【0025】溶融鋼(AISI304)1トンあたり、
精錬ランス9を介して溶融物中に20Nm3のO2を吹き
込み、5Nm3のO2を消耗型パイプを介して溶融物に吹
き込み、8Nm3のO2+2Nm3のAr+1Nm3のCH
4を浸漬ノズル4から溶鋼に吹き込む。第2の電気炉1
6に対する2次空気の導入は抑制される(炉の側壁8に
対して炉の蓋18を強く締め付けるによって)。そし
て、125kgのスラグが、大きく減少されて炭素とH
CFeCrからのケイ素によって分離スラグにされた。
また、0.3%Cと18.1%Crと0.22%Pと8.5
%Niを有する溶融鋼100トンが、第2の電気炉16
で55分処理されて最終的に48分精錬されて、脱酸、
精錬、脱リンされ、更に真空処理プラントで7Nm32
の供給と0.3Nm3Ar/tの供給がなされて得られ
た。そしてこれらは連続鋳造された。他の条件として、
同じレベルの消費量としては、O2+Ar/CH4+Ar
を吹き込む浸漬ノズル4により溶融物が第2の電気炉1
6において0.04%に精錬され、スラグが、不活性ガ
スの吹き込みの間に還元され、FeSiと石灰の添加が
なされ、その後に、中間の分離スラグと石灰の追加がな
され、溶融物は、脱リンされ、脱窒され、精錬され、撹
拌され、注がれた。第2の電気炉16での処理の時間は
約70分であった。
【0026】Feキャリアである鋳塊とスクラップの脱
リンは、第1の電気炉で行われた。P25を含むスラグ
はプラントから分離される。例えば、第2の電気炉に付
加されて高度に脱炭され、精錬され、脱ケイされ脱炭さ
れる前に第1の電気炉から分離される。非常に短い脱炭
処理、脱酸処理、そして、再フラッシング処理が真空プ
ラントにおいてなされる。(例えばVODプラントで) 中庸のあるいは非常に低い炭素含有量のための脱炭処理
と、最低のクロムスラグを維持することは、浸漬ノズル
4及びまたは6で酸素を吹き込むか酸素を含んだ混合ガ
スを低濃度CO分圧で吹き込むことで実現でき、部分的
に固定したおよびまたは移動自在な頂上吹き込みノズル
9あるいは頂上吹き込みランスで吹き込むことでも実現
できる。
【0027】工程はそのように構成される。 ●低コストの充填物質(リンを含んでいる鋳塊、HCF
eCr他)の実使用量の最大の自由度が保証され、 ●第1電気炉が、鋳塊のようなPを含む物質の加熱と溶
融に使用され、同様に、脱ケイ、脱炭、脱リン、予備溶
融がなされ、 ●第2の電気炉で、HCFeCrの急速溶融、脱ケイ、
スラグの還元、脱炭、その他がなされ、 ●脱ケイと脱炭と脱リンとHCFeCrの調整などにお
いて、固定された精錬ランス9(Cr酸化の低いレベル
が酸化性ガスの溶鋼への吹き込みにより達成される)で
もって底部の強いフラッシングと結合させることによ
り、高い反応速度が達成される。 ●連続鋳造の工程が短時間になり、 ●操業上の最低消費量が確率される。 本発明方法の1つの実施例によれば、Cr23を含むス
ラグ、例えば溶鋼の出湯後に第2の電気炉16で分離さ
れていないスラグは、HCFeCrからのSiあるいは
Cで還元され、その後に分離スラグとされる。真空プラ
ントでの短期間の高度な脱炭のために、アルゴンの消費
量が、引用された1つの実施例においては減少された。
本発明の目的において、すでに先に述べたことは、他の
鋼の製造において、通常のもの(例えば、2つの電気炉
の1つかVODプラント他の補助として備える)に応用
できるし、他の条件でも適用できるのは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、最
初の製造工程を行う第1の電気炉で大幅に脱炭するとと
もに脱リンし、追加の製造工程を行う第2の電気炉で更
に脱リンするので、リンなどを含む低コストの材料を自
由に選択して使用することができ、低コストの材料の実
使用量を大きくできるので、低コスト操業できる効果が
ある。最初の製造工程と追加の製造工程を別々の電気炉
で行うならば、追加の工程で使用する電気炉中の脱リン
された溶融物とスラグの組成を容易に維持することがで
きる。追加の製造工程で溶融物に吹き込むガス量を不活
性ガスの場合は30 l/分の割合に酸素を含む混合ガ
スの場合は300 l/分の割合にすることにより、溶
融物を十分に撹拌して良好な速い速度の脱炭反応と脱リ
ン反応を生じさせることができ、スラグを低炭素の状態
に維持できる。また、追加の製造工程において、ガスの
潜水吹き込みとガスの溶湯上からの吹き込みを行うなら
ば、ガス成分を溶融物中に十分に供給できるとともに、
溶融物の上からと中からの両方から溶湯物に激しい流動
状態を与えることができ、これにより溶融物でのスラグ
生成反応を円滑にすることができる。更に、溶融物の反
応進行に伴って吹き込むガス量を大きくすることが好ま
しい。また、これらのガス供給によりフラッシングを進
行させて溶融物中の反応を促進できる。空気を除去した
環境で追加の工程を行うならば、産出量を増大でき、還
元剤の消耗も少なくできる。追加の製造工程の後で溶融
物を短時間真空処理する工程を加えることにより製造コ
ストの上昇をできる限り抑えた上に成分調整と更なる脱
炭を促進できる。
【0029】最初の工程で得られた溶融物とリンを含む
スラグを分離して溶融物のみを工程に戻すことにより、
リンを効果的に除去した溶融物を得ることができる。ま
た、追加の製造工程で得られたスラグにクロムを補い、
再度このスラグを製造工程用として再利用することもで
きる。更に、ガスとともにコークスや石炭を送り込むこ
とで消費電流を減じてスラグ生成の安定性を確保でき
る。
【0030】次に前記の製造方法を実施するプラントと
して、溶融物液面レベルよりも上に位置する吹き込みラ
ンスと浸漬型ランスを備えた電気炉を用いるならば、溶
融物の上からのガスの吹き込みと溶融物の中からのガス
吹き込みを併用することができ、これにより溶融物中で
の反応促進を図ることができる。また、電気炉のうち、
追加工程に用いる電気炉を空気遮断構造とすることで、
溶融物の不要な反応を防止して目的の反応のみを効率よ
く生じさせることができる。この具体的構成として、炉
の側壁を閉じる蓋を備えた構成を採用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は第1の電気炉の一実施例を示す断面
図。
【図2】 図2は第2の電気炉の一実施例を示す断面
図。
【符号の説明】
1 電気炉 2 ライニング 3 炉辺 4 浸漬ノズル 5 底部領域 6 ブラッシング装置 7 溶鋼液面レベル 8 側壁 9 精錬ランス 11 溶鋼の表面 12 冷却ボックス 13 電極 14 アフターバーナーランス 15 装入装置 16 電気炉 17 底部 18 蓋 19 シール部材 20 スラグドア

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合金鋼、ステンレス鋼あるいはステンレ
    ス鋼の前駆物質などの合金鋼の製造方法において、 最初の製造工程で鉄キャリアを酸素で大幅に脱炭すると
    ともに脱リンし、その後に溶融物から生成されたスラグ
    を除去した後に、望ましい合金組成と炭素含有量に酸素
    あるいは不活性ガスを用いて調整するとともに、追加の
    製造工程において合金キャリアを添加する合金鋼の製造
    方法であって、 最初の製造工程において、第1の電気炉1において電気
    エネルギーを供給して処理し、 追加の製造工程において、リンを含むスラグを除去する
    第2の電気炉16において電気エネルギーを供給して処
    理することを特徴とする合金鋼の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の合金鋼の製造方法におい
    て、追加の製造工程の間に、溶融物に、不活性ガスの場
    合は、30 l/分以上、酸素または酸素を含む混合ガ
    スの場合は300 l/分以上のガスを吹き込むことに
    より溶湯を撹拌することを特徴とする合金鋼の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の合金鋼の製造
    方法において、追加の製造工程の1つの部分工程の間
    に、酸素または酸素を含む混合ガスの潜水吹き込みによ
    り脱炭を行うことを特徴とする合金鋼の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の合金鋼
    の製造方法において、追加の製造工程の間に酸素または
    酸素を含む混合ガスを溶融物の上から吹き込んで脱炭を
    行うことを特徴とする合金鋼の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の合金鋼
    の製造方法において、潜水吹き込みを不活性ガスで、あ
    るいは、不活性ガスに酸素あるいは酸素を含む混合ガス
    を追加して行うとともに、潜水吹き込みの進行に伴って
    吹き込み量を増加することを特徴とする合金鋼の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の合金鋼
    の製造方法において、最初の製造工程を第1の電気炉1
    で行い、追加の製造工程を第2の電気炉16で行うこと
    を特徴とする合金鋼の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の合金鋼
    の製造方法において、追加の製造工程の後に、溶融物を
    真空処理する付加製造工程を行うことを特徴とする合金
    鋼の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の合金鋼
    の製造方法において、追加の製造工程の少なくとも1つ
    の部分工程で溶融物のフラッシングを不活性ガスあるい
    は不活性ガスと炭化水素の混合ガスでなすことを特徴と
    する合金鋼の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の合金鋼
    の製造方法において、追加の製造工程を酸素をほぼ完全
    に除去した雰囲気において行うことを特徴とする合金鋼
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の合金
    鋼の製造方法において、スクラップに含まれる鉄キャリ
    アを20wt%以上、好ましくは40wt%以上とする
    ことを特徴とする合金鋼の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の合
    金鋼の製造方法において、追加の製造工程で得られるス
    ラグの組成を維持しながらその製造工程を行うことを特
    徴とする合金鋼の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の合
    金鋼の製造方法において、追加の製造工程において還元
    剤と石灰とフラックス剤を加えた不活性ガス雰囲気にお
    いてスラグを還元し、溶融物を脱酸および脱リンするこ
    とを特徴とする合金鋼の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の合金鋼の製造方法に
    おいて、何も送り込まない炉の雰囲気でスラグの還元を
    行うか、もし空気を送るならば、2次空気を完全に除去
    した酸化ガスを送った炉の雰囲気で行うことを特徴とす
    る合金鋼の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の合金鋼の製造方法に
    おいて、炉の雰囲気の化学組成をチェックして常に調整
    することを特徴とする合金鋼の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項12〜14のいずれかに記載の
    合金鋼の製造方法において、溶融物が低炭素のものであ
    る場合に、少なくとも還元処理の間に第2の電気炉16
    の圧力を調整する第2の工程を具備することを特徴とす
    る合金鋼の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかに記載の合
    金鋼の製造方法において、固形物を第2の電気炉16の
    中空電極13を通して電気アークとともに直接導入する
    ことを特徴とする合金鋼の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の合金鋼の製造方法
    において、酸素キャリアとクロムキャリアとして供給さ
    れる固形物が、微細クロム鉱石あるいは予備還元された
    クロム鉱石であることを特徴とする合金鋼の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項2〜17のいずれかに記載の合
    金鋼の製造方法において、最初のおよび/または追加の
    工程の間に溶鋼を大きく撹拌するのは、溶鋼に不活性ガ
    スを供給しSiとCの酸化剤を供給することと、上から
    酸素と酸素混合ガスを吹き込むことで行うことを特徴と
    する合金鋼の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項1〜5と7〜18のいずれかに
    記載の合金鋼の製造方法において、追加の製造工程を、
    最初の製造工程に影響される電気炉で行い、最初の製造
    工程から出湯された溶融物とリンを含むスラグを、電気
    炉から完全に除去し、それから溶融物を電気炉に戻すこ
    とを特徴とする合金鋼の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項1〜19のいずれかに記載の合
    金鋼の製造方法において、最初の製造工程および/また
    は追加の製造工程において、鋼製造プラントからのフィ
    ルターダスト、鉱石、予備還元鉱石、鉄カーバイド、合
    金添加元素、還元物質、ダスト、スケール、チップ、ス
    ラッジ、粒状のプラスチック、および/または液体、排
    気中に含まれる霧状物質、あるいはそれらの混合物など
    の固形物を、加熱した溶融物の中に、上から投入、およ
    び/または中空電極13から吹き込むことで行うことを
    特徴とする合金鋼の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜20のいずれかに記載の合
    金鋼の製造方法において、追加の製造工程から得られた
    Ca23を含むスラグを出湯し、その後に、更なる反応
    容器の中でケイ素キャリアと他の還元剤の添加によりク
    ロムを補い、回復されたクロムを先の追加の工程に、合
    金製造のために使用することを特徴とする合金鋼の製造
    方法。
  22. 【請求項22】 請求項1〜21のいずれかに記載の合
    金鋼の製造方法において、酸化ガスとともにコークスと
    石炭を吹き込むことにより、また、空気と酸素富化空気
    と酸素含有ガスをキャリアガスとして直接吹き込むこと
    により、消費電流を減じてスラグ生成を安定化すること
    を特徴とする合金鋼の製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22のいずれかに記載の合
    金鋼の製造方法を実施する製造プラントにおいて、通常
    の溶鋼液面レベルより上に位置する吹き込みランス9と
    側壁8と底部に設けられた浸漬ノズル4、6とを具備す
    る少なくとも1つの電気炉1、16を備えたことを特徴
    とする合金鋼の製造プラント。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の製造プラントにお
    いて、浸漬ノズル4、6が、炭化水素と炭化水素と不活
    性ガスとCO2と水蒸気の少なくとも1種を通過させる
    ジャケットノズルから構成されてなることを特徴とする
    合金鋼の製造プラント。
  25. 【請求項25】 請求項23または24に記載の製造プ
    ラントにおいて、溶鋼の通常液面レベル7より上に設け
    られた吹き込みランス9が、炉の側壁8に旋回自在かつ
    長さ方向に移動自在に設けられてなることを特徴とする
    合金鋼の製造プラント。
  26. 【請求項26】 請求項23または24に記載の製造プ
    ラントにおいて、溶鋼の通常液面レベルよりも上に設け
    られた吹き込みランス9が、消耗型であることを特徴と
    する合金鋼の製造プラント。
  27. 【請求項27】 請求項23〜26のいずれかに記載の
    製造プラントにおいて、追加の電気炉16が追加の製造
    工程に設けられてなることを特徴とする合金鋼の製造プ
    ラント。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の製造プラントにお
    いて、更なる電気炉16が、溶鋼の通常液面レベルより
    上に設けられた精錬ランス9を有し、炉床の下部に設け
    られた浸漬ノズル4、6を有していることを特徴とする
    合金鋼の製造プラント。
  29. 【請求項29】 請求項27または28に記載の製造プ
    ラントにおいて、更なる電気炉16が空気遮断構造にさ
    れてなることを特徴とする合金鋼の製造プラント。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の製造プラントにお
    いて、炉蓋18が炉の側壁8を完全にシールする構成で
    あることを特徴とする合金鋼の製造プラント。
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