JPH08225439A - 斑点のある皮膚、軽症の形態のアクネ及びグラム陽性菌に対して活性な、活性化合物配合物 - Google Patents

斑点のある皮膚、軽症の形態のアクネ及びグラム陽性菌に対して活性な、活性化合物配合物

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JPH08225439A
JPH08225439A JP7345016A JP34501695A JPH08225439A JP H08225439 A JPH08225439 A JP H08225439A JP 7345016 A JP7345016 A JP 7345016A JP 34501695 A JP34501695 A JP 34501695A JP H08225439 A JPH08225439 A JP H08225439A
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acid
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alkyl
acids
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ウベ・シエンロツク
Florian Dr Wolf
フロリアン・ボルフ
Bernd Traupe
ベルント・トラウペ
Michael Christiansen
ミヒヤエル・クリステイアンゼン
Sigrid Steinke
ジクリート・シユタインケ
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Beiersdorf AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斑点のある皮膚又はアクネに対して活性な配
合物の提供。 【解決手段】 a)活性量のサリチル酸及び/又は活性
量の、1種類以上のα−ヒドロキシカルボン酸類及び/
又は活性量の、1種類以上のα−ケトカルボン酸類、 b)モノグリセロールモノカルボン酸モノエステル類、
ジグリセロールモノカルボン酸モノエステル類及びトリ
グリセロールモノカルボン酸モノエステル類からなる群
から選ばれる、1種類以上の物質及び c)適当な場合には、活性量の、レチノール及び/又は
レチノール誘導体類を含んでなる、化粧品及び/又は皮
膚科学的活性化合物配合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斑点のある皮膚に
対して活性である、活性化合物及びそれらの活性化合物
を含んでなる調製物に関する。
【0002】
【従来の技術】その他の影響とならんで、バクテリアに
よる二次感染症は、斑点のある皮膚の症例において病原
学的に重要である。斑点のある皮膚に関連して、最も重
要な微生物の一つはアクネプロピオン酸菌(Propionibac
terium acnes)である。
【0003】斑点のある皮膚及び/又はにきびは、たと
え軽症の場合でも、それらの患者の福利を損なう。実際
的にはすべての青年が、ある程度の斑点のある皮膚にか
かるため、多くの患者でこの症状を治療する必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、斑点のある皮膚又はアクネプロピオン酸菌に対して
活性な物質又は物質の配合物を見いだすことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、 a)活性量のサリチル酸及び/又は活性量の、1種類以
上の一般式
【0006】
【化4】
【0007】のα−ヒドロキシカルボン酸及び/又は活
性量の、1種類以上の一般式
【0008】
【化5】
【0009】のα−ケトカルボン酸であって上記式中、
R’及びR”は互いに独立してそれぞれ、(a1)H
−、(a2)分枝又は非分枝C1-25−アルキル−、(a
3)1個以上の、カルボキシル基及び/又はヒドロキシ
ル基及び/又はアルデヒド基及び/又はオキソ基(ケト
基)により置換されている、分枝又は非分枝C1-25−ア
ルキル−、(a4)フェニル−、(a5)1個以上の、
カルボキシル基及び/又はヒドロキシル基及び/又は分
枝及び/又は非分枝C1-25−アルキル基、により置換さ
れているフェニル−か、あるいはここで、α−ヒドロキ
シカルボン酸のα−炭素原子が、R’及びR”と一緒に
なって、(a6)3から7個の環原子をもつ非置換シク
ロアルキル基を形成するフェニル−か、又は(a7)3
から7個の環原子をもち、そして1個以上の、カルボキ
シル基及び/又はヒドロキシル基及び/又はオキソ基
(ケト基)及び/又は分枝及び/又は非分枝C1-25−ア
ルキル基により置換されており、そしてここで、α−ヒ
ドロキシカルボン酸もしくはα−ヒドロキシカルボン酸
類又はα−ケトカルボン酸もしくはα−ケトカルボン酸
類は、場合によっては、それらの生理学的に許容性のあ
る塩類及び/又はエチルエステル類及び/又はメチルエ
ステル類の形態であることができる、からなる群から選
ばれるものである、 b)モノグリセロールモノカルボン酸モノエステル類、
ジグリセロールモノカルボン酸モノエステル類及びトリ
グリセロールモノカルボン酸モノエステル類からなる群
から選ばれる1種類以上の物質及び c)適当な場合には、活性量の、レチノール及び/又は
レチノール誘導体、を含んでなる、化粧品及び/又は皮
膚科学的活性化合物配合物は、従来の当該技術分野の欠
点を是正することが見いだされ、そしてそれにより本目
的が達成される。
【0010】サリチル酸(2−ヒドロキシ安息香酸又は
スピリル酸も)は下記の構造。
【0011】
【化6】
【0012】により特定される。
【0013】既知のように、サリチル酸は抗菌作用及び
角質溶解作用をもち、そして一定の化粧品又は医薬品調
製物の成分である。
【0014】本発明によるα−ヒドロキシカルボン酸は
好都合には、以下の分類の物質から選ばれる: (a2)α−ヒドロキシ−脂肪酸、これらは順次、特に
好都合には、C10-18-アルキルカルボン酸、(a3)α
−ヒドロキシ−糖酸及び脂肪族α−ヒドロキシ−果実
酸、(a4)非置換芳香族α−ヒドロキシカルボン酸
(例えばマンデル酸)及び(a5)置換芳香族α−ヒド
ロキシカルボン酸、からなる群から選ばれる。
【0015】(a2)の項に入るα−ヒドロキシ−脂肪
酸は特に好都合には、 − 式
【0016】
【化7】
【0017】による、α−ヒドロキシカルボン酸及び/
又は − 式
【0018】
【化8】
【0019】による、α−ヒドロキシイソカルボン酸及
び/又は − 式
【0020】
【化9】
【0021】α−ヒドロキシ−アンテイソカルボン酸か
らなる群から選ばれ、上記各式中、nはそれぞれ7から
31の数字である。
【0022】本発明に関連して、C16物質である、すな
わちα−炭素原子上に分枝又は非分枝C1429鎖をもつ
α−ヒドロキシカルボン酸を使用することが、特に好都
合である。
【0023】これらの脂肪族α−ヒドロキシカルボン酸
の混合物を、特に、そのα−ヒドロキシカルボン酸の含
量が組成物の総量の20−30重量%である、羊毛ワッ
クス酸混合物の形態で使用することが更に好都合であ
る。
【0024】(a3)の項に入るα−ヒドロキシ糖酸は − アルドン酸、例えばグルコン酸及びガラクトン酸 − アルダル酸、例えばグルカル酸及びガラクタル酸
(及び又、同様にアルダル酸の定義下に入る果実酸酒石
酸) − ウロン酸、例えばグルクロン酸及びガラクツロン酸 − グリセリン酸 からなる群から、特に好都合に選ばれる。
【0025】(a3)の項に入る脂肪族α−ヒドロキシ
果実酸は、リンゴ酸、乳酸、クエン酸及び酒石酸からな
る群から、特に好都合に選ばれる。
【0026】リンゴ酸(ヒドロキシコハク酸)は以下の
化学構造
【0027】
【化10】
【0028】で特定される。
【0029】乳酸(2−ヒドロキシプロパン酸)は以下
の化学構造
【0030】
【化11】
【0031】で特定される。
【0032】クエン酸(2−ヒドロキシ−1,2,3−
プロパントリカルボン酸)は以下の化学構造
【0033】
【化12】
【0034】で特定される。
【0035】既知のように、クエン酸は化粧品及び/又
は皮膚科学的調製物の緩衝用に、そして又皮膚及び毛髪
用化粧品中の抗酸化剤のための相乗剤としても使用され
る。酒石酸(ジヒドロキシコハク酸)は以下の化学構造
【0036】
【化13】
【0037】で特定される。
【0038】好適なα−ケトカルボン酸はピルビン酸
(α−オキソプロパン酸)である。それは以下の構造
【0039】
【化14】
【0040】で特定される。
【0041】驚くべきことに、それら自体は任意の成
分、モノグリセロール、ジクリセロール及び/又トリグ
リセロールモノカルボン酸(類)も又更に、同様に相乗
的な態様で、レチノールの、α−ヒドロキシ酸及び/又
はα−ケトカルボン酸との相乗作用を増加させることが
見いだされた。
【0042】本発明によるモノグリセロールモノカルボ
ン酸モノエステル類は次の構造
【0043】
【化15】
【0044】式中、Rは6−14の炭素原子をもつ、分
枝又は非分枝アシル基であるにより表される。Rは好都
合には、非分枝アシル基からなる群から選ばれる。これ
らのエステル類が基礎とする脂肪酸又はモノカルボン酸
類は、 ヘキサン酸(カプロン酸) (R=−C(O)−C511)、 ヘプタン酸(エナント酸) (R=−C(O)−C613)、 オクタン酸(カプリル酸) (R=−C(O)−C715)、 ノナン酸(ペラルゴン酸) (R=−C(O)−C817)、 デカン酸(カプリン酸) (R=−C(O)−C919)、 ウンデカン酸 (R=−C(O)−C1021)、 ドデカン酸(ラウリン酸) (R=−C(O)−C1123)、 トリデカン酸 (R=−C(O)−C1225)、 テトラデカン酸(ミリスチン酸) (R=−C(O)−C1327) である。
【0045】Rは、特に好都合には、オクタノイル基
(カプリル酸基)又はデカノイル基(カプリン酸基)、
すなわち、式 R=−C(O)−C715 又は R=−C(O)−C9
19 により表される基である。
【0046】本明細書において、特に実施例において、
GMCyの略語は、モノカプリル酸グリセロールに、G
MCの略語はモノカプリン酸グリセロールに使用され
る。
【0047】グリセロールの1−位においてエステル化
されているグリセロールエステルの場合には、2−位が
不斉中心である。2S及び2R配置は、本発明において
活性で、同等に好都合である。
【0048】立体異性体類のラセミ混合物を使用するこ
とが好都合であることが証明されている。
【0049】皮膚科学的調製物中のGMCy及び/又は
GMCの含量は好都合には、それぞれ具体的な調製物の
総重量を基にして、0.1−10.0重量%、好適には
0.5−7.5重量%、特に好適には1.5−5.0重
量%である。
【0050】本発明によると、本発明のジグリセロール
モノカルボン酸モノエステル類又はトリグリセロールモ
ノカルボン酸モノエステル類のジ−又はトリグリセロー
ル単位は、線状の非分枝状分子、すなわち1−又は3−
位で特定のOH基を介してエステル化されている、「モ
ノグリセロール」の形態にある。
【0051】少量の、環状のジ−又はトリグリセロール
単位及び、2−位でOH基を介してエステル化されてい
るグリセロール分子は許容できる。しかし、このような
不純物はできるだけ少なく保つことが好都合である。
【0052】本発明によるモノカルボン酸モノエステル
類は、好適には、下記の構造(置換位置が示される)
【0053】
【化16】
【0054】式中、R’は炭化水素基、好都合には、5
から17のC原子をもつ、分枝又は非分枝の、アルキル
又はアルケニル基であるで特定される。
【0055】本発明によるトリグリセロールモノカルボ
ン酸エステル類は好適には、下記の構造(置換位置が示
される)
【0056】
【化17】
【0057】式中、R”は炭化水素基、好都合には、5
から17のC原子をもつ、分枝又は非分枝の、アルキル
又はアルケニル基であるで特定される。
【0058】これらのエステル類が基礎とする酸は、 ヘキサン酸(カプロン酸) (R’又はR''=−C511)、 ヘプタン酸(エナント酸) (R’又はR''=−C613)、 オクタン酸(カプリル酸) (R’又はR''=−C715)、 ノナン酸(ペラルゴン酸) (R’又はR''=−C817)、 デカン酸(カプリン酸) (R’又はR''=−C919)、 ウンデカン酸 (R’又はR''=−C1021)、 10−ウンデセン酸(ウンデシレン酸) (R’又はR''=−C1019)、 ドデカン酸(ラウリン酸) (R’又はR''=−C1123)、 トリデカン酸 (R’又はR''=−C1225)、 テトラデカン酸(ミリスチン酸) (R’又はR''=−C1327)、 ペンタデカン酸 (R’又はR''=−C1429)、 ヘキサデカン酸(パルミチン酸) (R’又はR''=−C1531)、 ヘプタデカン酸(マルガリン酸) (R’又はR''=−C1633)、 オクタデカン酸(ステアリン酸) (R’又はR''=−C1735) である。
【0059】R’及びR”は,特に好都合には、奇数の
C数の、特に9、11及び13個のC原子をもつ非分枝
アルキル基からなる群から選ばれる。
【0060】ジグリセロールのモノカルボン酸モノエス
テル類は一般的にトリグリセロールのモノカルボン酸モ
ノエステル類よりも好適である。
【0061】特に好適なエステル類は、 モノカプリン酸ジグリセロール (DMC)R’= 9 モノラウリン酸トリグリセロール (TML)R”=11 モノラウリン酸ジグリセロール (DML)R’=11 モノミリスチン酸トリグリセロール (TMM)R”=13 である。
【0062】モノカプリン酸ジグリセロール(DMC)
は本発明による好適なジグリセロールモノカルボン酸モ
ノエステルであることが証明された。
【0063】本発明によるジグリセロールモノカルボン
酸モノエステルは、好適には1−位でエステル化された
形態にあり、そして、本発明によるトリグリセロールモ
ノ−脂肪酸エステルは好適には、2’−位でエステル化
された形態にある。
【0064】本発明の好都合な態様によると、その他の
位置でエステル化されているジ−もしくはトリグリセロ
ールの更なる成分、及び又場合によってはジ−もしくは
トリグリセロールの種々のジエステル類の成分も使用さ
れる。
【0065】ドイツ特許出願公開第38 18 293
号明細書に記載されたような方法により得ることができ
る、これらのモノカルボン酸エステルは特に好都合であ
る。2個の不斉中心の特徴をもつジグリセロールエステ
ル類及び、3個の不斉中心の特徴をもつトリグリセロー
ルエステル類は、すべてのそれらの配置において、本発
明において活性である。該ジグリセロールエステル類は
4種の立体異性体をもち、そしてトリグリセロールエス
テル類は8個の立体異性体をもつ。
【0066】ジグリセロールエステルにおいては、2−
及び2’−位が不斉中心である。
【0067】2S2’S、2R2’S、2S2’R及び
2R2’Rの配置が、本発明において活性であり、同等
に好都合である。
【0068】トリグリセロールエステルにおいては、2
−、2’及び2”−位が不斉中心である。2S2’S
2”S、2R2’S2”S、2S2’R2”S、2R
2’R2”S、2S2’S2”R、2R2’S2”R、
2S2’R2”R、及び2R2’R2”R配置が本発明
において活性であり同等に好都合である。
【0069】それらの立体異性体のラセミ混合物を使用
することが好適であることが示された。
【0070】本発明による調製物は、特に好都合には、
それらのモノカルボン酸エステル又はジ−及び/又はト
リグリセロールのエステルが、それぞれ該組成物の総重
量の、0.01−10.00重量%、好適には0.05
−5.00重量%、特に好適には0.1−3.00重量
%の濃度で存在することを特徴とする。
【0071】レチノールは以下の構造
【0072】
【化18】
【0073】で特定される。
【0074】レチノール(又:アキセロフトール;
[3,7−ジメチル−9−(2,6,6−トリメチル−
1−シクロヘキセニル)−2,4,6,8−ノナテトラ
エン−1−オール])は、ビタミンA1と同義語であ
り、そして誘導体のレチン−1−カルボン酸(ビタミン
A酸、レチノイン酸、トレチノイン)の同類であり、そ
してそのエステル類又はレチン−1−アール(ビタミン
Aアルデヒド)も又、時々ビタミンAアルコールと呼ば
れる。
【0075】レチノールはアクネ治療剤として知られて
いる。
【0076】本発明によると、レチノールエステル類は
それら自体で、又はそれらのたがいの配合剤として、又
は非エステル化レチノールとの配合剤としても、本発明
による活性化合物配合剤中で同様に好都合に使用するこ
とができる。本発明によるレチノールエステル類は好適
には次の構造
【0077】
【化19】
【0078】式中、Xは好適には、1から25個のC原
子をもつ、分枝又は非分枝の、アルキル又はアルケニル
基であるで表わされる。パルミチン酸レチノール(=パ
ルミチン酸レチニル)が好適には、そのレチノールエス
テルとして選ばれる。
【0079】化粧品及び/又は皮膚科用の使用に適して
いるかあるいは従来使用されているすべての抗酸化剤
は、好適な、しかし任意に使用されるべき抗酸化剤とし
て本発明により使用することができる。
【0080】それらの抗酸化剤は、好都合には、アミノ
酸(例えば、グリシン、ヒスチジン、チロシン及びトリ
プトファン)及びそれらの誘導体、イミダゾール類(例
えばウロカニン酸)及びそれらの誘導体、D,L−カル
ノシン、D−カルノシン、L−カルノシン及びそれらの
誘導体(例えばアンセリン)のようなペプチド類、カロ
テノイド類、カロテン類(例えば、α−カロテン、β−
カロテン及びリコピン)及びそれらの誘導体、リポン酸
(liponic acid)及びその誘導体(例えばジヒドロリポ
ン酸)、アウロチオグルコース、プロピルチオウラシル
及びその他のチオール類(例えば、チオレドキシン、グ
ルタチオン、システイン、シスチン、シスタミン並びに
それらの、グリコシル、N−アセチル、メチル、エチ
ル、プロピル、アミル、ブチル及びラウリル、パルミト
イル、オレイル、γ−リノレイル、コレステリル及びグ
リセリルエステル)及びそれらの塩、チオジプロピオン
酸ジラウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、チオ
ジプロピオン酸及びその誘導体(エステル、エーテル、
ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシド及び塩)
並びにスルホキシイミン化合物(例えば、ブチオニン−
スルホキシイミン類、ホモシステイン−スルホキシイミ
ン、ブチオニン−スルホン類並びにペンタ−、ヘキサ−
及びヘプタチオニン−スルホキシイミン)を非常に少量
の許容される用量(例えばpmolからμmol/kg)で、そ
して更に、(金属の)キレート化剤(例えばα−ヒドロ
キシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸又はラクトフェ
リン)、α−ヒドロキシ酸(例えば、クエン酸、乳酸及
びリンゴ酸、フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビ
ン、ビリベルジン、EDTA、EGTA及びそれらの誘
導体、不飽和脂肪酸及びそれらの誘導体(例えば、γ−
リノレン酸、リノール酸及びオレイン酸)、葉酸及びそ
の誘導体、ユビキノン及びユビキノール及びそれらの誘
導体、ビタミンC及び誘導体(例えばパルミチン酸アス
コルビル、リン酸アスコルビルMg及び酢酸アスコルビ
ル)、トコフェロール類及び誘導体(例えば酢酸ビタミ
ンE)、ベンゾインレジンの安息香酸コニフェリル、ル
チン酸(rutic acid)及びその誘導体、フェルラ酸及び
その誘導体、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチルヒド
ロキシアニソール、ノルジヒドログアヤク脂酸、ノルジ
ヒドログアヤレチン酸、トリヒドロキシブチロフェノ
ン、尿酸及びその誘導体、マンノース及びその誘導体、
亜鉛及びその誘導体(例えばZnO及びZnSO4)、
セレン及びその誘導体(例えばセレン−メチオニン)、
スチルベン及びその誘導体(例えば酸化スチルベン及び
トランス−酸化スチルベン)並びに本発明により適切
な、前記のこれらの活性化合物の誘導体(塩、エステ
ル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプ
チド及び脂質)からなる群から選ばれる。
【0081】該調製物中の抗酸化剤(1種類以上の化合
物)の量は、その調製物の総重量に基づいて、好適には
0.001から30重量%、特に好適には0.05から
20重量%、なかんずくは1から10重量%である。
【0082】ビタミンE及び/又はその誘導体が抗酸化
剤(類)である場合には、それらの具体的な濃度は、そ
の調製物の総重量を基にして0.0001から10重量
%の範囲から選ばれることは都合が良い。
【0083】高度の必要条件をもつ化粧品組成物は通
常、従来の補助剤及び添加剤なしには思いもよらないこ
とは当該技術分野の専門家にはもちろん知られている。
これらは例えば、コンシステンシーを与える物質、充填
剤、香料、染料、乳化剤、ビタミン類もしくは蛋白質類
のような追加的活性化合物、光線防御剤、安定化剤、抗
酸化剤、昆虫忌避剤、アルコール、水、塩類、抗微生物
作用、蛋白分解作用又は角質溶解作用をもつ物質等を含
む。
【0084】本発明による調製物に緩衝物質を添加する
ことは特に好都合である。その調製物がpH5.5以下
に緩衝される場合は特に好都合である。
【0085】従って、本発明による組成物は、それらの
組成によって、例えば皮膚保護クリーム、クレンジング
乳液、日よけローション、栄養クリーム、日中用もしく
は夜間用クリーム等、として使用されることができる。
適当な場合には、本発明による組成物を医薬用調製物の
基剤として使用することは可能であり、そして好都合で
ある。
【0086】本発明は又、これらの活性化合物配合物
の、皮膚の保護用化粧品及び/又は皮膚科学的調製物中
への使用にも関する。
【0087】使用に際し、本発明による化粧品及び皮膚
科学的調製物は、化粧品としての従来の方法で、適量で
皮膚に投与される。
【0088】本発明による化粧品及び皮膚科学的調製物
は、例えばこの種類の調製物に通常使用されているよう
な、種々の形態にすることができる。従って、それらは
例えば、溶液、油中水タイプ(W/O)もしくは水中油
タイプ(O/W)の乳剤、又は例えば水中油中水タイプ
(W/O/W)の複合乳剤、ゲル剤、固形スティック又
は更にエアゾールにもすることができる。
【0089】本発明に関連して、本発明による活性化合
物配合物を、皮膚の清浄用の、水性系又は界面活性剤調
製物に混合することも又、可能であり、そして好都合で
ある。
【0090】本発明による化粧品及び皮膚科学的調製物
は、このような調製物に通常使用されるような化粧品補
助剤、例えば、保存剤、殺菌剤、香料、発泡抑制剤、染
料、着色性をもつ顔料、増粘剤、界面活性物質、乳化
剤、柔軟剤、増湿剤及び/又は保湿剤、脂肪、油、ワッ
クス又は、アルコール、ポリオール、ポリマー、気泡安
定剤、電解質、有機溶媒又はシリコン誘導体のような、
化粧品又は皮膚科学的調製物のその他の従来の成分、を
含んでなることができる。
【0091】該化粧品又は皮膚科学的調製物が溶液又は
ローションである場合は、使用されることができる溶媒
は: −水又は水溶液 −カプリン酸又はカプリル酸のトリグリセリドのような
油、しかし好適にはヒマシ油; −脂肪、ワックス及びその他の天然に存在する及び合成
の脂肪物質、好適には低C数のアルコール、例えば、イ
ソプロパノール、プロピレングリコール又はグリセロー
ル、と脂肪酸のエステル、あるいは脂肪酸アルコール
と、低C数のアルカン酸又は脂肪酸と脂肪酸アルコール
とのエステル; −低C数のアルコール、ジオール又はポリオール、及び
それらのエーテル、好適にはエタノール、イソプロパノ
ール、プロピレングリコール、グリセロール、エチレン
グリコール、エチレングリコールモノエチルもしくはモ
ノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル、
モノエチルもしくはモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル及び類
似製品、である。
【0092】前記の溶媒の混合物が特に使用される。水
はアルコール性溶媒の追加的成分にすることができる。
【0093】例えば皮膚保護クリーム、皮膚ローション
又は化粧品乳液の形態の、例えば日焼け止めクリーム又
は日焼け止め乳液の形態の、本発明による乳剤は好都合
でありそして、例えば、脂肪、油、ワックス及びその他
の前記の脂肪物質、並びに水及びこのタイプの調製物に
通常使用される乳化剤を含んでなる。
【0094】本発明による調製物は又、好適にはゲル剤
の形態を取ることができ、それらは、本発明による活性
化合物配合物及びこの目的に通常使用される溶媒に加え
て、通常、低C数のアルコール、例えばエタノール、イ
ソプロパノール、1,2−プロパンジオール、グリセロ
ール、及び水、あるいは前記の油、並びに又有機増粘
剤、例えばアラビアゴム、キサンタンゴム、アルギン酸
ナトリウム、セルロース誘導体、好適にはメチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース又はヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、又は無機の増粘剤、例
えば二酸化ケイ素及び/又はケイ酸アルミニウム(例え
ば、ベントナイトのような)、又はポリエチレングリコ
ール及びポリエチレングリコールステアラートもしくは
ジステアラートの混合物を含んでなる。ゲル剤は、例え
ば、0.1と30重量%の間、好適には0.5と15重
量%の間の量の増粘剤又は増粘剤類を含んでなる。
【0095】本発明による固体スティックは例えば、天
然に存在するかあるいは合成のワックス、脂肪酸アルコ
ール又は脂肪酸エステルを含んでなる。
【0096】エアゾール容器から噴霧することができ
る、本発明による化粧品及び/又は皮膚科学的調製物に
適した噴射剤は、従来からの、既知の、揮発しやすい、
液化噴射剤、例えば、それら自体でも又は互いの混合物
としても使用することができる炭化水素(プロパン、ブ
タン、イソブタン)である。圧縮された空気も又好都合
に使用されることができる。
【0097】当該技術分野の専門家はもちろん、それ自
体無毒で、原則的には本発明に適しているであろうが、
しかし環境又はその他の関連状況に対する受け入れ難い
効果のために、排除されねばならないであろう噴射ガス
(これらのガスは特にフルオロ炭化水素及びクロロフル
オロ炭化水素(CFC)である)があることは知ってい
る。
【0098】本発明による化粧品又は皮膚科学的調製物
は、好適には、それぞれ該調製物の総重量を基にして、
0.001−0.20重量%の、レチノール及び/又は
そのエステル類 0.001−5.00重量%の、1種類以上の、α−ヒ
ドロキシカルボン酸及び/又はα−ケトカルボン酸、特
にクエン酸、及び0.001−10.00重量%の、モ
ノグリセロールモノカルボン酸モノエステル類、ジグリ
セロールモノカルボン酸モノエステル類及びトリグリセ
ロールモノカルボン酸モノエステル類からなる群から
の、1種類以上の物質を含んでなる。
【0099】それらは更に好適には、UVB域でUV光
線を吸収する物質を含んでなり、そのフィルター物質の
総量は、全領域の紫外線から皮膚を防護する、化粧品及
び/又は皮膚科学的調製物を提供するためには、例え
ば、調製物の総重量を基にして0.1から30重量%、
好適には0.5から10重量%、特には1から6重量%
である。
【0100】本発明による乳剤がUVBフィルター物質
を含んでなる場合、これらは油溶性又は水溶性であるこ
とができる。本発明により好都合な、油溶性UVBフィ
ルター物質は、例えば: − 3−ベンシリデンカンファー誘導体、例えば3−
(4−メチルベンジリデン)カンファー及び3−ベンジ
リデンカンファー; − 4−アミノ安息香酸誘導体、例えば4−(ジメチル
アミノ)安息香酸2−エチルヘキシル及び4−(ジメチ
ルアミノ)安息香酸アミル; − ケイ皮酸のエステル類、例えば4−メトキシケイ皮
酸2−エチルヘキシル及び4−メトキシケイ皮酸イソペ
ンチル; − サリチル酸のエステル類、例えばサリチル酸2−エ
チルヘキシル、サリチル酸4−イソプロピルベンジル及
びサリチル酸ホモメンチル; − ベンゾフェノン誘導体、例えば2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メト
キシ−4’−メチルベンゾフェノン及び2,2’−ジヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン; − ベンザルマロン酸のエステル類、例えば4−メトキ
シベンザルマロン酸ジ−(2−エチルヘキシル) − 2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2’−
エチル−1’−ヘキシルオキシ)−1,3,5−トリア
ジンである。
【0101】好都合な水溶性のUVBフィルター物質
は、例えば: − 2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸
の塩、例えばそのスルホン酸自体のみならず、そのナト
リウム、カリウム又はそのトリエタノールアンモニウム
塩; − ベンゾフェノン類のスルホン酸誘導体、例えば、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スル
ホン酸及びその塩類; − 3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、
例えば、4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)
−ベンゼンスルホン酸、2−メチル−5−(2−オキソ
−3−ボルニリデンメチル)ベンゼンスルホン酸及びそ
れらの塩類である。
【0102】本発明による乳剤がUVAフィルター物質
を含んでなる場合には、これらは、ジベンゾイルメタン
誘導体、例えば、1−(4’−tert−ブチルフェニ
ル)−3−(4’−メトキシフェニル)−プロパン−
1,3−ジオン及び1−フェニル−3−(4’−イソプ
ロピルフェニル)−プロパン−1,3−ジオンからなる
群から、本発明により好都合に選ばれることができる。
【0103】本発明による調製物は又、UV光線から皮
膚を防護するために化粧品中に通常使用される無機顔料
を含んでなることができる。これらは、チタン、亜鉛、
鉄、ジルコン、シリコン、マンガン、アルミニウム及び
セリウムの酸化物及びそれらの混合物及び誘導体であ
る。その顔料は二酸化チタンを基にしたものが特に好適
である。
【0104】毛髪に覆われた皮膚に使用される、本発明
による化粧品及び皮膚科学的調製物は、例えば、シャン
プー組成物、シャンプーの前後、パーマネントウエーブ
処理の前後又は毛髪の染色又は脱色の前後のすすぎの時
に使用される調製物、毛髪のブロードライ又はセットの
ための調製物、染色、脱色用調製物、整髪及びトリート
メント用ローション、毛髪用仕上げラッカー又はパーマ
ネントウエーブ用組成物である。
【0105】適当な場合には、化粧品及び/又は皮膚科
学的調製物は、毛髪の保護及び毛髪の処理のためのこの
種類の調製物に通常使用されるような、補助剤及び/又
は添加剤を更に含んでなる。使用される補助剤は、保存
剤、界面活性物質、発泡抑制剤、乳化剤、増粘剤、脂
肪、油、ワックス、有機溶媒、殺菌剤、香料、染料もし
くは顔料(その仕事は毛髪又は化粧品又は皮膚科学的調
製物自体を着色すること)、電解質及び、毛髪又は頭皮
に油を回復させるための追加的物質、である。
【0106】本発明による、活性化合物配合物の主成分
を含む、本発明による水性の化粧品清浄剤、又は含水量
の低いか、もしくは無水で、そして水による清浄を目的
とした、本発明による清浄用組成物濃厚液は、陰イオン
性、非イオン性及び/又は両性の界面活性剤、例えば − 従来の石鹸、例えばナトリウムの脂肪酸塩 − 硫酸アルキル、硫酸アルキルエーテル及び硫酸アル
カン−及びアルキルベンゼン − スルホアセタート類 − スルホベタイン類 − サルコシナート類 − アミドスルホベタイン類 − スルホスクシナート類 − スルホコハク酸半エステル − 炭酸アルキルエーテル類 − 蛋白−脂肪酸縮合物 − アルキルベタイン及びアミドベタイン類 − 脂肪酸アルカノールアミド類 − ポリグリコールエーテル誘導体 を含んでなることができる。
【0107】皮膚の化粧品清浄調製物である、化粧品調
製物は、流体又は固体の形態にすることができる。それ
らは、好適には少なくとも1種類の陰イオン性、非イオ
ン性もしくは両性の界面活性物質又はそれらの混合物、
少なくとも1種類の本発明による電解質及び、この目的
に通常使用されるような補助剤を含んでなる。界面活性
物質は、清浄調製物中に、該調製物の総重量の1と94
重量%の間の濃度で存在することができる。
【0108】シャンプー組成物である化粧品調製物は好
適には、本発明による活性化合物配合物の活性主成分に
加えて、少なくとも1種類の陰イオン性、非イオン性又
は両性の界面活性物質又はそれらの混合物、適当な場合
には本発明による電解質及びこの目的に通常使用される
補助剤を含んでなる。該界面活性物質はシャンプー組成
物中に、1重量%から94重量%の間の濃度で存在する
ことができる。
【0109】化粧品又は皮膚科学的調製物は、すすぎ落
され、そして、例えば脱色の前後、シャンプーの前後、
2回のシャンプー段階の間又はパーマネントウエーブ処
理の前後に使用される、ローションの形態にある場合に
は、それらは、例えば水性又は水性−アルコール性溶液
であり、それらは場合によっては、界面活性物質、好適
には非イオン性又は陽イオン性の界面活性物質を含有
し、その濃度は0.1から10重量%、好適には0.2
から5重量%にすることができる。これらの化粧品及び
/又は皮膚科学的調製物は又この目的に通常使用される
補助剤を含有するエアゾールにすることもできる。
【0110】すすぎ落とされないローション、特にヘア
セット用ローション、毛髪のブロードライ時に使用され
るローション又は整髪用及びトリートメント用ローショ
ンの形態にある化粧品調製物は、一般的に、水性、アル
コール性又は水性−アルコール性溶液であり、そして少
なくとも1種類の陽イオン性、陰イオン性、非イオン性
又は両性のポリマー又はそれらの混合物、並びに本発明
による活性化合物配合物を含んでなる。使用されるポリ
マーの量は、例えば0.1から10重量%、好適には
0.1と3重量%の間にある。
【0111】本発明による活性化合物配合物を含んでな
る、毛髪に覆われた皮膚の処理及び保護のための、本発
明による化粧品調製物は、非イオン性又は陰イオン性タ
イプである乳剤の形態にすることができる。非イオン性
乳剤は、水の他に、又、例えばポリエトキシル化もしく
はポリプロポキシル化されることもできる油又は脂肪酸
アルコール、あるいはそれらの2種の有機成分の混合物
を含んでなる。これらの乳剤は、場合によっては陽イオ
ン性界面活性剤を含んでなる。
【0112】本発明による化粧品及び皮膚科学的調製物
は、このような調製物に通常使用されるような化粧品補
助剤、例えば、保存剤、殺菌剤、香料、発泡抑制剤、染
料、着色性をもつ顔料、増粘剤、界面活性物質、乳化
剤、柔軟剤、湿潤剤及び/又は保湿剤、脂肪、油、ワッ
クス又は、アルコール、ポリオール、ポリマー、気泡安
定剤、電解質、有機溶媒又はシリコン誘導体のような、
化粧品又は皮膚科学的調製物の、その他の従来の成分、
を含んでなることができる。
【0113】前記化粧品及び/又は皮膚科学的調製物が
溶液又はローションである場合は、使用することのでき
る溶媒は: − 水又は水溶液; − カプリン酸又はカプリル酸のトリグリセリドのよう
な油類、しかし好適にはヒマシ油 − 脂肪、ワックス及びその他の天然に存在する、及び
合成の脂肪物質、好適には脂肪酸と、低C数アルコー
ル、例えばイソプロパノール、プロピレングリコール又
はグリセロールとのエステル、あるいは低C数のアルカ
ン酸もしくは脂肪酸との脂肪酸アルコールのエステル; − 低C数のアルコール、ジオール又はポリオール、及
びそれらのエーテル、好適にはエタノール、イソプロパ
ノール、プロピレングリコール、グリセロール、エチレ
ングリコール、エチレングリコールモノエチルもしくは
モノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチ
ル、モノエチルもしくはモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル及
び類似製品である。
【0114】前記の溶媒の混合物が特に使用される。ア
ルコール性溶媒の場合には、水は追加的な成分になるこ
とができる。
【0115】爪の保護用の、本発明による乳剤は、例え
ば脂肪、油、ワックス及びその他の前記の脂肪物質、並
びに水及び、このようなタイプの調製物に通常使用され
るような乳化剤を含んでなる。
【0116】爪の保護及び/又は回復用の本発明による
ゲル剤は、通常、低C数のアルコール、例えばエタノー
ル、イソプロパノール、1,2−プロパンジオール、グ
リセロール及び水、あるいは増粘剤の存在下での前記の
油を含んでなり、その増粘剤は、好適には、油性−アル
コール性ゲル剤の場合には二酸化ケイ素又はケイ酸アル
ミニウムであり、水性−アルコール性又はアルコール性
ゲル剤の場合には好適にはポリアクリラートである。
【0117】その他の点では、当該技術分野の専門家が
これらの調製物に課す通常の要求事項及びそれらの成分
が、このグループの化粧品及び/又は皮膚科学的調製物
に適用される。
【0118】
【実施例】以下の実施例は、実施例の内容を限定する意
図をもたずに、本発明を具体的に示すことを目的とされ
る。データの数字は特記されない限り、常に、具体的な
調製物の総重量を基にした重量%である。
【0119】(実施例1) UV非防御ゲルクリーム 相 原料 重量% 2 PPG14ブチルエーテル 4.00 1 グリセロール 3.00 1 サリチル酸 2.00 2 ステアリルアルコール 2.00 2 鉱油、DAB9 1.00 2 PPG1トリデセス−6 1.00 2 シクロメチコン 3.50 1 GMC 0.50 1 DMC 1.00 2 ステアレス−21 1.50 2 ステアレス−2 1.50 1 NaOH 0.80 3 香料 適量 1 水 100.00
に相1及び2を別々の容器内で75−80℃に加熱し、
その間にその固体は溶解される。これらの2相を混合し
た後、それらを65℃で均質化し、その乳剤を35℃に
冷却する。次いで相3を添加する。該混合物を30℃で
再度均質化する。
【0120】(実施例2) UV非防御ゲルクリーム 相 原料 重量% 2 PPG14ブチルエーテル 4.00 1 グリセロール 3.00 2 ステアリルアルコール 2.00 2 メトキシケイ皮酸オクチル 2.00 2 ブチルメトキシジベンゾイルメタン 0.20 2 鉱油、DAB9 1.00 2 PPG1トリデセス−6 1.00 2 シクロメチコン 3.50 1 サリチル酸 2.00 1 GMC 0.50 1 DMC 1.00 2 ステアレス−21 1.50 2 ステアレス−2 1.50 1 NaOH 0.80 3 香料 適量 1 水 100.00に 相1及び2を別々の容器内で75−80℃に加熱し、そ
の間にその固体は溶解される。それらの2相を混合した
後、それらを65℃で均質化し、その乳剤を35℃に冷
却する。次いで相3を添加する。該混合物を30℃で再
度均質化する。
【0121】(実施例3) 顔面保護ゲル剤、透明 相 原料 重量% 1 PEG150 1.00 1 ブチレングリコール 8.00 1 カルボマー 1.00 2 NaOH 0.70 1 乳酸 2.00 1 GMC 0.50 1 DMC 1.00 1 マンサク抽出液 2.00 1 保存剤 適量 3 香料 適量 1 水 100.00
に相1を75−80℃で溶解すると、透明な溶液が生成
され、そして相2を添加しながら、ゆっくり撹拌する。
生成されたゲルを絶えず撹拌しながら、35℃に冷却
し、そして相3を添加する。
【0122】(実施例4) カバーアップクリーム 相 原料 重量% 2 PEG12 4.00 1 ブチレングリコール 5.00 2 ステアレス−2 2.00 3 TiO2 19.00 2 ミリスチルアルコール 2.50 1 アクリラート/C10-30−アルキル 0.50 アクリラートコポリマー 1 カルボマー 0.30 1 GMC 0.50 1 DMC 1.00 1 保存剤 適量 3 香料 適量 1 水 100.00に 相1及び2を別々の容器内で75−80℃に加熱し、そ
の間にその固体は溶解される。これらの2相を混合した
後、それらを65℃で均質化し、その乳剤を35℃に冷
却する。次いで相3を添加する。該混合物を30℃で再
度均質化する。
【0123】(実施例5) UV非防御O/Wローション 相 原料 重量% 2 カプリル/カプリン酸トリグリセリド 2.00 2 鉱油DAB9 1.00 1 ソルビトール 3.00 2 セテアリルアルコール 2.00 2 セテアレス−20 1.50 2 セテアレス−12 1.50 1 サリチル酸 2.00 1 GML 0.50 1 DML 1.00 1 カルボマー 0.30 3 NaOH 0.80 4 保存剤 適量 4 香料 適量 1 水 100.00に 相1及び2を別々の容器内で75−80℃に加熱し、そ
の間にその固体は溶解される。これらの2相を混合した
後、該混合物を絶えず撹拌しながら相3で中和する。該
混合物を65℃の相温度で均質化し、その乳剤を35℃
に冷却する。次いで相4を添加する。該混合物を30℃
で再度均質化する。
【0124】(実施例6) UV非防御O/Wローション 相 原料 重量% 2 カプリル/カプリン酸トリグリセリド 2.00 2 鉱油DAB9 1.00 2 メトキシケイ皮酸オクチル 2.00 2 ブチルメトキシジベンゾイルメタン 1 ソルビトール 3.00 2 セテアリルアルコール 2.00 2 セテアレス−20 1.50 2 セテアレス−12 1.50 1 サリチル酸 2.00 1 GML 0.50 1 DML 1.00 1 カルボマー 0.30 3 NaOH 0.80 4 保存剤 適量 4 香料 適量 1 水 100.00に 相1及び2を別々の容器内で75−80℃に加熱し、そ
の間にその固体は溶解される。これらの2相を混合した
後、該混合物を絶えず撹拌しながら相3で中和する。該
混合物を65℃の相温度で均質化し、その乳剤を35℃
に冷却する。次いで相4を添加する。該混合物を30℃
で再度均質化する。
【0125】(実施例7) UV非防御着色ゲルクリーム 相 原料 重量% 2 シクロメチコン 5.00 1 セテアレス−20 2.00 1 ブチレングリコール 5.00 2 セテアリルアルコール 2.00 1 キサンタンゴム 0.40 2 カルボマー 0.80 1 サリチル酸 2.00 1 GML 0.50 1 DML 1.00 3 NaOH 0.80 4 TiO2 0.35 4 着色顔料 適量 5 香料 適量 1 水 100.00
に相1及び2を別々の容器内で75−80℃に加熱し、
その間にその固体は溶解される。これらの2相を混合し
た後、該混合物を絶えず撹拌しながら相3で中和する。
ついで相4を振り入れる。該混合物を65℃の相温度で
均質化し、その乳剤を35℃に冷却する。次いで相5を
添加する。該混合物を30℃で再度均質化する。
【0126】(実施例8) UV非防御ゲルクリーム 相 原料 重量% 2 シクロメチコン 5.00 1 セテアレス−20 2.00 1 ブチレングリコール 5.00 2 セテアリルアルコール 2.00 1 キサンタンゴム 0.40 2 カルボマー 0.80 2 メトキシケイ皮酸オクチル 2.00 2 ブチルメトキシジベンゾイルメタン 0.20 1 サリチル酸 2.00 1 GML 0.50 2 DML 1.00 3 NaOH 0.80 4 TiO2 0.35 4 着色された顔料 適量 5 香料 適量 1 水 100.00に 相1及び2を別々の容器内で75−80℃に加熱し、そ
の間にその固体は溶解される。これらの2相を混合した
後、該混合物を絶えず撹拌しながら相3で中和する。つ
いで相4を振り入れる。該混合物を65℃の相温度で均
質化し、その乳剤を35℃に冷却する。次いで相5を添
加する。該混合物を30℃で再度均質化する。
【0127】(実施例9) アクネ用顔面ローション、アルコール非含有 相 原料 重量% 1 レシチン 1.00 1 水 15.00 2 GMC 0.50 2 DMC 1.00 2 ブチレングリコール 4.00 2 ラウレス硫酸ナトリウム 4.00 2 乳酸 2.00 3 香料 適量 3 水 100.00
に相2を混合し、そして60℃に加熱し、そして次いで
50℃に冷却する。次いで相1を撹拌しながらゆっくり
添加する。この相混合物を35℃に冷却し、次いで相3
を撹拌しながら添加する。
【0128】(実施例10) アクネ用顔面ローション、アルコール非含有 相 原料 重量% 1 レシチン 1.00 1 水 15.00 2 GML 0.50 2 ブチレングリコール 4.00 2 ラウレス硫酸ナトリウム 4.00 2 乳酸 2.00 3 香料 適量 3 水 100.00に 相2を混合し、そして60℃に加熱し、そして次いで5
0℃に冷却する。次いで相1を撹拌しながらゆっくり添
加する。この相混合物を35℃に冷却し、次いで相3を
撹拌しながら添加する。
【0129】(実施例11) アクネ用顔面ローション、アルコール含有 相 原料 重量% 1 GMC 0.50 1 DMC 1.00 1 ブチレングリコール 4.00 1 硫酸ラウレスナトリウム 4.00 1 水 100.00に 2 エタノール 20.00 2 サリチル酸 2.00 2 パルミチン酸レチニル 0.40 2 香料 適量 サリチル酸及びパルミチン酸レチニルをアルコールに完
全に溶解し、必要なら香料を添加する(相2)。相1の
成分を60℃に加熱し、撹拌する。35℃に冷却後、相
2を撹拌しながら添加する。
【0130】(実施例12) アクネ用顔面ローション、アルコール含有 相 原料 重量% 1 GMC 0.50 1 DMC 1.00 1 ブチレングリコール 10.00 1 硫酸ラウレスナトリウム 2.00 1 水 100.00に 2 エタノール 10.00 2 乳酸 2.00 2 パルミチン酸レチニル 0.40 3 レシチン 1.00 3 水 15.00 2 香料 適量 乳酸及びパルミチン酸レチニルをアルコールに完全に溶
解し、次いで必要なら香料を添加する(相2)。相1の
成分を60℃に加熱し、撹拌する。50℃に冷却後、相
3を添加する。更に30℃に冷却後、相2を撹拌しなが
ら添加する。
【0131】(実施例13) アクネ用顔面ローション、アルコール含有 相 原料 重量% 1 DML 1.50 1 ブチレングリコール 10.00 1 硫酸ラウレスナトリウム 2.00 1 水 100.00に 2 エタノール 10.00 2 乳酸 2.00 2 パルミチン酸レチニル 0.40 3 レシチン 1.00 3 水 15.00 2 香料 適量 乳酸及びパルミチン酸レチニルをアルコールに完全に溶
解し、次いで必要なら香料を添加する(相2)。相1の
成分を60℃に加熱し、撹拌する。50℃に冷却後、相
3を添加する。更に30℃に冷却後、相2を撹拌しなが
ら添加する。
【0132】本発明の特徴と態様を以下に示す。
【0133】1.化粧品用及び/又は皮膚科学的活性化
合物配合物であって、 a)活性量のサリチル酸及び/又は活性量の、1種類以
上のα−ヒドロキシカルボン酸及び/又は活性量の、1
種類以上のα−ケト−カルボン酸、 b)モノグリセロールモノカルボン酸モノエステル類、
ジグリセロールモノカルボン酸モノエステル類及びトリ
グリセロールモノカルボン酸モノエステル類からなる群
から選ばれる1種類以上の物質及び c)適当な場合には、活性量の、レチノール及び/又は
レチノール誘導体を含んでなる配合物。
【0134】2.前記α−ヒドロキシカルボン酸もしく
はα−ヒドロキシカルボン酸類が、一般式
【0135】
【化20】
【0136】の物質からなる群から選ばれること、及び
前記α−ケトカルボン酸もしくはα−ケトカルボン酸類
が、一般式
【0137】
【化21】
【0138】の物質からなる群から選ばれることを特徴
とし、上記式中、R’及びR”はたがいに独立してそれ
ぞれ、(a1)H−、(a2)分枝又は非分枝C1-25
アルキル−、(a3)1個以上のカルボキシル基及び/
又はヒドロキシル基及び/又はアルデヒド基及び/又は
オキソ基(ケト基)により置換されている、分枝又は非
分枝のC1-25−アルキル−、(a4)フェニル−、(a
5)1個以上のカルボキシル基及び/又はヒドロキシル
基及び/又は分枝及び/又は非分枝C1-25−アルキル基
により置換されているフェニル−か、あるいはここで、
α−ヒドロキシカルボン酸のα−炭素原子が、R’及び
R”と一緒になって、(a6)3から7個の環原子をも
つ非置換シクロアルキル基を形成するフェニル−か、又
は(a7)3から7個の環原子をもち、そして1個以上
の、カルボキシル基及び/又はヒドロキシル基及び/又
はオキソ基(ケト基)及び/又は分枝及び/又は非分枝
1-25−アルキル基により置換されており、そしてここ
で、α−ヒドロキシカルボン酸もしくはα−ヒドロキシ
カルボン酸類又はα−ケトカルボン酸もしくはα−ケト
カルボン酸類は、場合によっては、それらの生理学的に
許容性のある塩類及び/又はエチルエステル類及び/又
はメチルエステル類の形態であることができる、上記1
による活性化合物配合物。
【0139】3.前記α−ヒドロキシ酸が、α−ヒドロ
キシ−脂肪酸、α−ヒドロキシ−糖酸、脂肪族α−ヒド
ロキシ−果実酸、非置換芳香族α−ヒドロキシカルボン
酸及び置換芳香族α−ヒドロキシカルボン酸からなる群
から選ばれることを特徴とする、第1項による活性化合
物配合物。
【0140】4.前記α−ヒドロキシ酸が、 − 式
【0141】
【化22】
【0142】による、α−ヒドロキシカルボン酸及び/
又は − 式
【0143】
【化23】
【0144】による、α−ヒドロキシイソカルボン酸及
び/又は − 式
【0145】
【化24】
【0146】式中、nはそれぞれ7から31の数字であ
るによる、α−ヒドロキシ−アンテイソカルボン酸及び − アルドン酸、アルダル酸、ウロン酸、グリセリン
酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸及びクエン酸からなる群から
選ばれることを特徴とする、第1項による活性化合物配
合物。
【0147】5.前記モノグリセロールモノカルボン酸
モノエステル類、ジグリセロールモノカルボン酸モノエ
ステル類及びトリグリセロールモノカルボン酸モノエス
テルからなる群からの物質(類)が、モノカプリル酸グ
リセロール、モノカプリン酸グリセロール、モノカプリ
ン酸ジグリセロール、モノラウリル酸トリグリセロー
ル、モノラウリル酸ジグリセロール及びモノミリスチン
酸トリグリセロールからなる群から選ばれることを特徴
とする、第1項による活性化合物配合物。
【0148】6.前記レチノール誘導体が、以下の構造
【0149】
【化25】
【0150】ここで、Xは好適には、1から25個のC
原子をもつ、分枝又は非分枝の、アルキル基又はアルケ
ニル基であるの物質からなる群から選ばれることを特徴
とする、第1項による活性化合物配合物。
【0151】7.パルミチン酸レチノール(=パルミチ
ン酸レチニル)が前記レチノールエステルとして選ばれ
ることを特徴とする、第1項による活性化合物配合物。
【0152】8.斑点のある皮膚、軽症の形態のアクネ
及びアクネプロピオン酸菌(Propionibacterium acne
s)防除のための、第1項による活性化合物配合物の使
用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/19 ADZ A61K 31/19 ADZ 31/215 31/215 31/60 ADA 31/60 ADA (72)発明者 フロリアン・ボルフ ドイツ・デー−20251ハンブルク・フズマ ーシユトラーセ2 (72)発明者 ベルント・トラウペ ドイツ・デー−22457ハンブルク・クラウ ス−ナンネ−シユトラーセ61 (72)発明者 ミヒヤエル・クリステイアンゼン ドイツ・デー−25463トルネツシユ・ピナ ウリング63 (72)発明者 ジクリート・シユタインケ ドイツ・デー−21075ハンブルク・ミルヒ グルント84

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品及び/又は皮膚科学的活性化合物
    配合物であって、 a)活性量のサリチル酸及び/又は活性量の、1種類以
    上のα−ヒドロキシカルボン酸及び/又は活性量の、1
    種類以上のα−ケト−カルボン酸、 b)モノグリセロールモノカルボン酸モノエステル類、
    ジグリセロールモノカルボン酸モノエステル類及びトリ
    グリセロールモノカルボン酸モノエステル類、からなる
    群から選ばれる1種類以上の物質及び c)適当な場合には、活性量の、レチノール及び/又は
    レチノール誘導体を含んでなる配合物。
  2. 【請求項2】 前記α−ヒドロキシカルボン酸もしくは
    α−ヒドロキシカルボン酸類が、一般式 【化1】 の物質からなる群から選ばれること及び、前記α−ケト
    カルボン酸もしくはα−ケトカルボン酸類が、一般式 【化2】 の物質からなる群から選ばれることを特徴とし、上記式
    中、R’及びR”はたがいに独立してそれぞれ、(a
    1)H−、(a2)分枝又は非分枝C1-25−アルキル
    −、(a3)1個以上の、カルボキシル基及び/又はヒ
    ドロキシル基及び/又はアルデヒド基及び/又はオキソ
    基(ケト基)により置換されている、分枝又は非分枝C
    1-25−アルキル−、(a4)フェニル−、(a5)1個
    以上の、カルボキシル基及び/又はヒドロキシル基及び
    /又は分枝及び/又は非分枝C1-25−アルキル基により
    置換されているフェニル−か、あるいはここで、α−ヒ
    ドロキシカルボン酸のα−炭素原子が、R’及びR”と
    一緒になって、(a6)3から7個の環原子をもつ非置
    換シクロアルキル基を形成するフェニル−か、又は(a
    7)3から7個の環原子をもち、そして1個以上の、カ
    ルボキシル基及び/又はヒドロキシル基及び/又はオキ
    ソ基(ケト基)及び/又は分枝及び/又は非分枝C1-25
    −アルキル基により置換されており、そしてここで、α
    −ヒドロキシカルボン酸もしくはα−ヒドロキシカルボ
    ン酸類又はα−ケトカルボン酸もしくはα−ケトカルボ
    ン酸類は、場合によっては、それらの生理学的に許容性
    のある塩類及び/又はエチルエステル類及び/又はメチ
    ルエステル類の形態であることができる、請求項1によ
    る活性化合物配合物。
  3. 【請求項3】 前記レチノール誘導体が、以下の構造 【化3】 式中、Xは好適には、1から25個のC原子をもつ、分
    枝又は非分枝の、アルキル基又はアルケニル基であるの
    物質からなる群から選ばれることを特徴とする、請求項
    1による活性化合物配合物。
JP7345016A 1994-12-13 1995-12-08 斑点のある皮膚、軽症の形態のアクネ及びグラム陽性菌に対して活性な、活性化合物配合物 Pending JPH08225439A (ja)

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