JPH0899878A - 重感染防除のための脂肪酸エステル類の使用 - Google Patents

重感染防除のための脂肪酸エステル類の使用

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JPH0899878A
JPH0899878A JP7270708A JP27070895A JPH0899878A JP H0899878 A JPH0899878 A JP H0899878A JP 7270708 A JP7270708 A JP 7270708A JP 27070895 A JP27070895 A JP 27070895A JP H0899878 A JPH0899878 A JP H0899878A
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JP
Japan
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fatty acid
alkyl
branched
unbranched
group
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JP7270708A
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Florian Dr Wolf
フロリアン・ボルフ
Michael Kahlert
ミヒヤエル・カーレルト
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Beiersdorf AG
Original Assignee
Beiersdorf AG
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/21Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates
    • A61K31/215Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids
    • A61K31/22Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids of acyclic acids, e.g. pravastatin
    • A61K31/23Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids of acyclic acids, e.g. pravastatin of acids having a carboxyl group bound to a chain of seven or more carbon atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚の重感染症を治療又は予防できる医薬製
剤又は化粧品の提供。 【解決手段】 1種類以上の、モノ−又は多価アルコー
ルの脂肪酸エステルの、重感染に対する有効成分として
の使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は重感染、特に皮膚の
重感染に対する、活性化合物及びそのような活性化合物
を含んでなる皮膚科学的製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】健康なヒトの皮膚には多数の非病原性の
微生物が棲息している。皮膚のこのいわゆる微生物叢は
無害であるのみならず、日和見性又は病原性微生物に対
する防御のための重要な防壁を意味する。 多数の菌数の、本質的に同一又は少なくとも関連した種
類の、1種類以上の病原体、例えばブドウ球菌による新
規の感染が、既存の原発感染、すなわち皮膚の正常な菌
集団と併発して発生する場合、悪い影響が一致する時に
は、その感染した皮膚の「重感染」が発生する。この場
合、皮膚の(又は身体のその他の器官の)正常な微生物
叢は二次病原体によりほとんど完全に駆逐されてしま
う。
【0003】好適に経過する場合には、このような重感
染は、問題の菌に応じて、不快な皮膚症状(かゆみ、魅
力的でない外見)として表れる可能性がある。しかし、
不良の経過の場合には、広い範囲に渡る皮膚の壊死をも
たらし、最悪の場合にはついに患者を死に至らしめる可
能性がある。
【0004】以上に記された種類の重感染は、例えばA
IDSそのものの特徴とともにしばしば発生する二次性
の疾患である。それ自体では無害であるが、しかし又あ
る環境下では決定的に病原性である細菌は、このように
して健康な皮膚菌叢を駆逐してしまう。言うまでもな
く、AIDSの場合には身体のその他の器官も又重感染
により侵される。
【0005】個々の症例で、抗生物質により重感染を防
除することは容易にできるが、これらの物質は通常、不
快な副作用の欠点をもつ。例えば、患者はしばしばペニ
シリンにアレルギーであり、そしてこの理由のために、
対応する処置がこのような症例では禁忌となるであろ
う。
【0006】局所的に投与される抗生物質は更に、それ
らが皮膚の細菌叢を二次病原菌から防護するばかりでは
なく、更にそれ自体生理学的である皮膚の細菌叢を著し
く損ない、そしてこのようにして自然治癒の経過を再度
遅らせる、という欠点をもつ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は従来の
技術の欠点を除去し、それらを使用することにより、皮
膚の生理学的細菌叢を明らかに喪失することなしに、重
感染を治癒することができる物質、及びそれらの物質を
含んでなる製剤を提供することであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】重感染に対する有効成分
として1種類以上の、モノ−及び/又は多価アルコール
の脂肪酸エステルを使用することが、従来の技術の欠点
を是正することが見いだされ、そしてその点にすべての
これらの目的を達成する方法がある。
【0009】驚嘆すべきことに、本発明による化合物は
重感染を排除しそして皮膚菌叢の自然の平衡を再確立す
ることが見いだされた。
【0010】本発明による活性化合物配合物は重感染に
対して、特にフドウ球菌(Staphylocossi)、ピチロスポ
ルム・オバレ(Pityrosporum ovale)及び皮膚糸状菌(Der
matophytes)に対して著しく活性である。
【0011】ドイツ特許出願公開第4237367号明
細書は、実は本発明による脂肪酸エステル類の抗有糸分
裂剤としての使用につき記載している。しかし、従来の
技術は、重感染に対する本発明による作用については示
唆を与えることは出来なかった。
【0012】本発明に関連する脂肪酸エステルは、一般
【0013】
【化2】
【0014】のエステルであり、これは形式的には一般
【0015】
【化3】
【0016】の脂肪酸及び一般式 RI−O−H のモノ−又は多価アルコールのエステル化生成物であ
る。ここで、RはC1-25の鎖長を持つ分枝されているか
もしくは分枝されていないアルキル基である。RIは好適
には分枝されているかもしくは分枝されていないC1-25
−アルキル基であり、その際このアルキル基の1種類以
上の水素原子は又1種類以上のORII基により置換され
ることもでき、ここで、このRII基又はこれらのRII
類はそれぞれ独立して、H、分枝されているかもしくは
分枝されていないC1-25−アルキル基及び/又は分枝さ
れているかもしくは分枝されていないC1-25−アシル基
からなる群から選ばれることができる。
【0017】これらの基は、都合良くは、ここでRがC
6-18の鎖長を持つ、分枝されているかもしくは分枝され
ていないアルキル基であり、そしてRIが分枝されてい
るかもしくは分枝されていないC1-10−アルキル基から
なる群から選ばれることができ、この際このアルキル基
の1種類以上の水素原子は又1種類以上のORII基によ
り置換されることもでき、ここで、このRII基又はRII
基類はそれぞれ独立して、H、分枝されているかもしく
は分枝されていないC6-18−アルキル又はC6-18−アシ
ルからなる群から選ばれることができる、そのように選
ばれることができる。 特に好都合には、このRがC6-18の鎖長を持つアルキル
基であり、そしてRIが好適には、ヘキシル−、イソプ
ロピル−及び以下の基
【0018】
【化4】
【0019】ここで、RII及びRIIIはそれぞれ独立し
てH、分枝されているかもしくは分枝されていないC
6-18−アルキル又はC6-18−アシルからなる群から選ば
れることができるからなる群から選ばれる。
【0020】脂肪酸エステルは特に好適には、特に、ヘ
キシルラウラート、イソプロピルステアラート、グリセ
ロールモノラウラート及びカプリル酸/カプリン酸トリ
グリセリドからなる群から選ぶことが出来る。
【0021】本発明による化合物は好適には、特に、そ
れぞれその組成物の総重量に基づいて、0.01−5
0.0重量%、好適には0.01−20.0重量%の含
有量に相当して、皮膚科学的組成物中に使用される。そ
の組成物は好都合には、それぞれ組成物の総重量に基づ
いて、本発明によるエトキシル化又はプロポキシル化有
機化合物を0.02−10.0重量%、特に好適には
0.02−5.0重量%含んでなり、特に好都合には、
0.5−3.0重量%含んでなる。
【0022】本発明による化合物は、通常の皮膚科学的
製剤、好都合には、ポンプスプレー、エアゾールスプレ
ー、クリーム、軟膏、チンキ剤、ローション等に、問題
なく混合することができる。
【0023】本発明による化合物をその他の活性化合
物、例えば抗微生物作用をもつ物質と配合することも又
可能であり、そして都合の良いことであろう。
【0024】前述の成分に加えて、香料、着色剤、抗酸
化剤、懸濁剤、緩衝剤混合物又はその他の従来使用され
ている化粧品又は皮膚科学的基剤が、本発明による皮膚
科学的製剤に混合されることができる。
【0025】化粧品及び/又は皮膚科学的使用に適して
いるかあるいは従来使用されているすべての抗酸化剤
が、本発明により好適な抗酸化剤として使用することが
できる。 それらの抗酸化剤はアミノ酸(例えば、グリ
シン、ヒスチジン、チロシン及びトリプトファン)及び
それらの誘導体、イミダゾール(例えばウロカニン酸)
及びそれらの誘導体、D,L−カルノシン、D−カルノ
シン、L−カルノシン及びそれらの誘導体(例えばアン
セリン)のようなペプチド、カロチノイド、カロテン
(例えば、α−カロテン、β−カロテン及びリコピン)
及びそれらの誘導体、リポ酸(liponic acid)及びそれ
らの誘導体(例えばジヒドロリポ酸)、アウロチオグルコ
ース、プロピルチオウラシル及びその他のチオール(例え
ば、チオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチ
ン、シスタミン並びにそれらの、グリコシル、N−アセチ
ル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル及びラウリ
ル、パルミトイル、オレイル、γ-リノレイル、コレステリ
ル及びグリセリルエステル)及びそれらの塩、ジラウリル
チオジプロピオナート、ジステアリルチオジプロピオナ
ート、チオジプロピオン酸及びそれらの誘導体(エステ
ル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシ
ド及び塩)及びスルホキシイミン化合物(例えば、ブチオ
ニン-スルホキシイミン、ホモシステイン-スルホキシイ
ミン、ブチオニン-スルホン及びペンタ−、ヘキサ−及び
ヘプタチオニン-スルホキシイミン)を非常に少量の許容
量(例えばpmolからμmol/kg)で、そして更
に、(金属)キレート化剤(例えばα−ヒドロキシ脂肪
酸、パルミチン酸、フィチン酸又はラクトフェリン)、
α−ヒドロキシ酸(例えば、クエン酸、乳酸及びリンゴ
酸)フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリ
ベルジン、EDTA、EGTA及びそれらの誘導体、不
飽和脂肪酸及びそれらの誘導体(例えば、γ−リノレン
酸、リノール酸及びオレイン酸)、葉酸及びそれらの誘
導体、ユビキノン及びユビキノール及びそれらの誘導
体、ビタミンC及び誘導体(例えばアスコルビルパルミ
タート、Mgアスコルビルホスファート及びアスコルビ
ルアセタート)、トコフェロール及び誘導体(例えばビ
タミンEアセタート)、ビタミンA及び誘導体(ビタミ
ンAパルミタート)及びベンゾインレジンのコニフェリ
ルベンゾアート、ルチン酸(rutic acid)及びそれらの誘
導体、フェルラ酸及びそれらの誘導体、ブチル化ヒドロキ
シトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノルジヒドロ
グアヤク脂酸、ノルジヒドログアヤレチン酸、トリヒドロ
キシブチロフェノン、尿酸及びそれらの誘導体、マンノー
ス及びそれらの誘導体、亜鉛及びそれらの誘導体(例えば
ZnO及びZnSO4)、セレン及びそれらの誘導体
(例えばセレン−メチオニン)、スチルベン及びそれら
の誘導体(例えば酸化スチルベン及び酸化トランス−ス
チルベン)並びに本発明により適切な、前記のこれらの
活性化合物の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌ
クレオチド、ヌクレオシド、ペプチド及び脂質)からな
る群から都合よく選ばれる。
【0026】製剤中の抗酸化剤(1種類以上の化合物)
の量は、その製剤の総重量に基づいて、好適には0.0
01から30重量%、特に好適には0.05から20重
量%、なかんずく1から10重量%である。
【0027】ビタミンE及び/又はそれらの誘導体が抗
酸化剤(類)である場合には、それらの具体的な濃度
を、その製剤の総重量の0.001から10重量%の範
囲から選ぶことは都合が良い、ビタミンA又はビタミン
A誘導体又はカロテン又はそれらの誘導体が抗酸化剤
(類)である場合には、それらの具体的な濃度を、その
製剤の総重量の0.001から10重量%の範囲から選
ぶことが都合が良い。
【0028】本発明による組成物を緩衝剤で処理するこ
とは都合が良い。3.5から7.5のpH範囲が好都合
である。4.0から6.0の範囲のpHを選ぶことは特
に好適である。
【0029】本発明による皮膚科学的製剤は従来の組成
を持つことができ、そして皮膚科学的処置に関連した、
皮膚の処置に使用することができる。
【0030】使用に際して、本発明による製剤は、皮膚
科学的製剤に対して従来からある方法で、適切な量で、
皮膚に投与される。
【0031】本発明による皮膚科学的製剤は、このよう
な製剤に通常使用されている補助剤、例えば保存剤、殺
バクテリア剤、香料、発泡抑制剤、染料、着色作用をも
つ色素、増粘剤、界面活性物質、乳化剤、柔軟剤、増湿
剤及び/又は保湿剤、脂肪、油、ワックス又は、アルコ
ール、ポリオール、ポリマー、気泡安定剤、電解質、有
機媒体又はシリコン誘導体のような、皮膚科学的製剤の
その他の従来の成分を含んでなることができる。
【0032】該皮膚科学的製剤が溶液又はローションで
ある場合は、使用することができる媒体の例は: −水又は水溶液 −カプリン酸又はカプリル酸のトリグリセリドのよう
な、油、しかし好適にはひまし油; −脂肪、ワックス及びその他の天然に存在するそして合
成の脂肪物質、好適には低C数のアルコール、例えば、
イソプロパノール、プロピレングリコール又はグリセロ
ール、と脂肪酸のエステル、あるいは脂肪酸アルコール
と、低C数のアルカン酸と、又は脂肪酸とのエステル; −低C数のアルコール、ジオール又はポリオール、及び
それらのエーテル、好適にはエタノール、イソプロパノ
ール、プロピレングリコール、グリセロール、エチレン
グリコール、エチレングリコールモノエチルもしくはモ
ノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル、
モノエチルもしくはモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル及び同
様な製品である。
【0033】前記の媒体の混合物が特に使用される。水
はアルコール性媒体の更なる成分にすることができる。
【0034】本発明によるゲル剤は通常、低C数のアル
コール、例えばエタノール、イソプロパノール、1,2
−プロパンジオール、グリセロール、及び水、又は増粘
剤の存在下での前記の油を含んでなり、その増粘剤は油
性−アルコール性ゲル剤中では好適には二酸化ケイ素又
はケイ酸アルミニウム(例えばベントナイト)であり、
水性−アルコール性の、又はアルコール性のゲル剤中で
は、好適にはポリアクリラートである。都合の良い増粘
剤のその他の例には、アラビアガム、キサンタンガム、
アルギン酸ナトリウム、セルロース誘導体(好適にはメ
チルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
又はヒドロキシプロピルメチルセルロース)又は無機の
増粘剤又はポリエチレングリコール及びポリエチレング
リコールステアラートもしくはジステアラートの混合物
がある。ゲル剤は、例えば、0.1と30重量%の間、
好適には0.5と15重量%の間の量の増粘剤又は増粘
剤類を含んでなる。
【0035】本発明による固体のスティック剤は例え
ば、天然に存在するかあるいは合成のワックス、脂肪酸
アルコール又は脂肪酸エステルを含んでなる。
【0036】エアゾール容器から噴霧することができ
る、本発明による皮膚科学的製剤に適した噴射剤は従来
から知られている、揮発しやすい液化噴射剤、例えば、
それら自体でも又は互いの混合物としても使用すること
ができる炭化水素(プロパン、ブタン、イソブタン)で
ある。
【0037】もちろん当該技術分野の専門家は、それ自
体無毒で、原則的には本発明に適しているであろうが、
しかし環境又はその他の関連状況に対する受け入れ難い
効果のために、排除されねばならないであろう噴射ガス
(これらのガスは特にフルオロ炭化水素及びクロロフル
オロ炭化水素(CFC)である)があることは知ってい
る。
【0038】本発明による製剤は更に好適には、UV光
線を吸収する物質を含んでなり、フィルター物質の総量
は例えば、製剤の総重量を基にして0.1から30重量
%、好適には0.5から10重量%、特には1から6重
量%である。
【0039】
【実施例】以下の実施例は本発明を、限定することな
く、具体的に説明することを目的とされる。
【0040】(実施例1) 日焼け予防クリーム 重量% グリセリルココアート+水素化ココナツ油+ セテアレス−25(「ソフチサン601」) 35.00 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド (「ミグリオール812」) 7.00 グリセリルステアラート(「インビトール960」) 5.00 カプリル酸ジエチルアミド (「レペレント790」) 3.00 ジヒドロキシアセトン フェニルベンズイミダゾールスルホン酸 (「ユウソレックス232」) 4.00 保存剤、香料、安定剤等 必要に応じて 水 100.00に (実施例2) 昼間用クリーム(Day cream) 重量% グリセリルステアラート(「インビトール」) 15.00 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド (「ミグリオール812」) 15.00 パラフィン油DAB9 5.00 グリセロールポリエチレングリコールリシノレアート (「クレモホルEL」) 2.00 保存剤、香料、安定剤等 必要に応じて 水 100.00に (実施例3) コラーゲンクリーム 重量% グリセリルステアラート(「インビトール」) 9.00 パラフィン油DAB9 5.00 イソプロピルミリスタート 5.00 セチルアルコール 1.00 ステアリン酸 5.00 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド (「ミグリオール812」)」) 5.00 ソルビトール溶液70% 5.00 トリエタノールアミン 0.90 コラーゲンCLR 5.00 保存剤、香料、安定剤等 必要に応じて 水 100.00に (実施例4) O/Wジグリセロールクリーム 相A 重量% グリセリルステアラート(「インビトール」) 9.50 セテアリルアルコール(「ラネッテO」) 1.60 セテアリルイセチオナート(「セチオールSN」) 4.00 セチルアセタート+アセチル化ラノリンアルコール (「アセツラン」) 2.40 カレンドラ油 1.60 イソプロピルステアラート 0.75 グリセリルモノラウラート 0.75 相B ジグリセロール 8.00 グリセロール 8.00 カルボマー/ポリアクリラート (「カルボポール940」) 0.12 トリエタノールアミン98% 0.22 カミツレ抽出物 1.00 保存剤、香料、安定剤等 必要に応じて 水 100.00に 相A及びBは撹拌しながら別々に60℃に加熱されそし
て混合され、次いでその混合物を緩徐に室温に冷却され
る。
【0041】(実施例5) 浴用油 重量% オレス−5(「ユームルギンO5」) 10.00 ヘキシルラウラート(「セチオールA」) 40.00 ココナツ脂肪酸ジエタノールアミド (「コンペルラン」) 10.00 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド (「ミリトール318」) 10.00 パラフィン油DAB9 25.00 香料 5.00 (実施例6) 浴用油 重量% 脂肪酸アルコールポリエーテル (「エトキサールB」) 52.00 ラウレス−2(「デヒドールLS2」) 10.00 ヘキシルラウラート(「セチオールA」) 15.00 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド (「ミリトール318」) 20.00 本明細書の特徴と態様を以下に示す。
【0042】1.重感染に対する有効成分としての、1
種類以上の、モノ−及び/又は多価アルコール類の脂肪
酸エステルの使用。
【0043】2.前記脂肪酸エステル類が、一般式
【0044】
【化5】
【0045】式中、RはC1-25の鎖長を持つ、分枝され
ているかもしくは分枝されていないアルキル基であり、
そしてRIは分枝されているかもしくは分枝されていな
いC1-25アルキル基であり、その際このアルキル基の1
個以上の水素原子は又1個以上のORII基により置換さ
れることができ、その際このRII基もしくはこれらのR
II基類はそれぞれ独立して、H、分枝されているかもし
くは分枝されていないC1-25−アルキル及び/又は分枝
されているかもしくは分枝されていないC1-25−アシル
からなる群から選ばれるの化合物からなる群から選ばれ
ることを特徴とする、1項による使用。
【0046】3.RがC6-18の鎖長を持つ、分枝されて
いるかもしくは分枝されていないアルキル基であり、R
Iが、分枝されているかもしくは分枝されていないC1-10
アルキル基からなる群から選ばれ、その際このアルキル
基の1個以上の水素原子が又1個以上のORII基により
置換されることができ、ここでこのRII基もしくはこれ
らのRII基類はそれぞれ独立して、H、分枝されている
かもしくは分枝されていないC6-18−アルキル又はC
6-18−アシルからなる群から選ばれることを特徴とす
る、2項による使用。
【0047】4.RがC6-18の鎖長を持つアルキル基で
あり、そしてRIがヘキシル、イソプロピル及び下記の
【0048】
【化6】
【0049】ここで、RII及びRIIIは互いに独立して、
H、分枝されているかもしくは分枝されていないC6-18
−アルキル又はC6-18−アシルからなる群から選ばれる
からなる群から選ばれることを特徴とする、2項による
使用。
【0050】5.前記脂肪酸エステルが、ヘキシルラウ
ラート、イソプロピルステアラート、グリセリルモノラ
ウラート及びカプリル酸/カプリン酸トリグリセリドか
らなる群から選ばれることを特徴とする、1項による使
用。
【0051】6.モノ−及び/又は多価アルコールの脂
肪酸エステルが、化粧品又は皮膚科学的組成物中に、そ
れぞれその組成物の総重量に基づいて0.01−20.
0重量%、好適には0.02−5.0重量%、特に好適
には0.5−3.0重量%の含量で存在することを特徴
とする、1項による使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/50 31/23 9455−4C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重感染に対する有効成分としての、1種
    類以上の、モノ−及び/又は多価アルコール類の脂肪酸
    エステルの使用。
  2. 【請求項2】 前記脂肪酸エステル類が、一般式 【化1】 式中、RはC1-25の鎖長を持つ、分枝されているかもし
    くは分枝されていないアルキル基であり、そしてRI
    分枝されているかもしくは分枝されていないC1-25アル
    キル基であり、 その際このアルキル基の1個以上の水素原子は又1個以
    上のORII基により置換されることができ、その際この
    II基もしくはRII基類はそれぞれ独立して、H、分枝
    されているかもしくは分枝されていないC1-25−アルキ
    ル及び/又は分枝されているかもしくは分枝されていな
    いC1-25−アシルからなる群から選ばれるの化合物から
    なる群から選ばれることを特徴とする、請求項1記載の
    使用。
JP7270708A 1994-09-29 1995-09-26 重感染防除のための脂肪酸エステル類の使用 Pending JPH0899878A (ja)

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