JPH08221233A - 並列印刷システム - Google Patents

並列印刷システム

Info

Publication number
JPH08221233A
JPH08221233A JP7029112A JP2911295A JPH08221233A JP H08221233 A JPH08221233 A JP H08221233A JP 7029112 A JP7029112 A JP 7029112A JP 2911295 A JP2911295 A JP 2911295A JP H08221233 A JPH08221233 A JP H08221233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
paper
unit
print
printing mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7029112A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3518025B2 (ja
Inventor
Shiro Koto
史朗 小藤
Hiroshi Tanigaki
博司 谷垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP02911295A priority Critical patent/JP3518025B2/ja
Publication of JPH08221233A publication Critical patent/JPH08221233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3518025B2 publication Critical patent/JP3518025B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ホスト下に複数の印刷機構部を接続する並列印
刷システムで障害時のスループットの低下を抑える。 【構成】印刷制御部20は、ホスト10からの印刷デー
タをサブプロセッサ2021〜2023でドット展開
し、印刷機構部41,42,43に送付し、並列給紙装
置30から各印刷機構部に用紙を供給し、各印刷機構部
で印刷処理を行う。印刷済み用紙は、排紙統合装置50
でページ順に並び替えられてスタッカバスケット508
1に一括して収納される。印刷機構部41で障害が発生
した場合、印刷機構部42,43で印刷データを分配し
て印刷処理を継続し、障害が復旧されたときは印刷機構
部41,42,43で印刷データを分配して印刷処理の
継続を行う。 【効果】複数の印刷機構部に対し用紙補給・取りだしを
個別に行う必要がなく、障害等の介入要求の発生、復旧
に伴うオペレータの印刷データ再送作業を不要とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷装置の並列運転シス
テムに関するものであり、特にカット紙プリンタの高速
化、システムの運用効率向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理データ量の増大に伴い印
刷出力量も増大傾向にあり、特に印刷後、即書類として
配布が可能なカット紙プリンタにおいてその高速化に対
するユーザニーズは高い。しかし、カット紙プリンタは
連続紙プリンタの様に用紙をスプロケットで固定し印刷
することが出来ないため、用紙走行の安定性、トナーの
転写・定着における高い品質を確保するためには非常に
複雑な機構が必要となる。このため、高速カット紙プリ
ンタは大型で高コストなものとなり、価格と床面積、印
刷速度は必ずしも比例しない。
【0003】また、フルカラー等の多色プリンタにおい
ては、トナーの混色を防止し、美しい印刷結果を得るた
めには、印刷速度を単色プリンタ程向上させることは困
難である。現在、製品化されている多色プリンタは毎分
10ページ程度のものが多く、社章、印章、ケイ線、グ
ラフ等を多色印刷し、カラフルな帳票を配布したいとい
う潜在的なユーザニーズはあるものの、大量の印刷出力
を行おうとする場合には、適さないという問題がある。
【0004】これらの問題を解決する技術として、図1
0に示す様に低速の安価な複数の印刷制御装置21〜2
nおよび印刷機構部41〜4nを、ホスト10に並列に
接続し、大量の印刷データをホスト10上で分割した
後、これら印刷制御装置21〜2nに送信し、印刷する
というものがある。
【0005】なお、関連する公知技術として、特開平5
−324227号公報がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来技術には下記に述べる問題がある。
【0007】まず、ホスト側においては、バッチジョブ
の結果、磁気ディスク11に生成された大量の印刷デー
タを複数のデータセットに分割し、ホストに接続された
複数の印刷制御装置に対して送付する処理を行わねばな
らず、ホスト側の負荷が増大する。
【0008】一方、印刷機構部側では、並列接続された
印刷機構部41〜4nのいずれかひとつまたは複数に用
紙切れが発生した場合、オペレータは物理的に離れて配
置されている印刷装置の各給紙ホッパ415〜4n5毎
に用紙をセットせねばならず、非常に煩雑な操作が必要
となる。
【0009】また、システムを構成するいずれかの印刷
制御装置21〜2nもしくは印刷機構部41〜4nで障
害・ジャム・トナー等の消耗品切れ・定期交換部品の寿
命等によりオペレータ介入要求が発生した場合、これら
の介入要求が解決するまでの間はスループットが低下す
る。この時、バックアップ部品の在庫切れ等により、こ
れらの介入要求が長時間解決する見込みがない場合、オ
ペレータはホストに設けられたホストコンソールから障
害の起こった当該装置での印刷出力を打ち切り、その印
刷出力を別の印刷装置に変更する様なホストコンソール
操作を行わねばならない。このため、オペレータは、印
刷を中断した印刷装置の出力結果をチェックし、未出力
ページ以降を別の印刷装置に割り当てるという煩雑な作
業が必要となる。さらに、その印刷が完了しても、印刷
結果をページ番号順にならべかえる作業が必要な場合、
出力を中断した印刷装置の未出力ページ分が、どの印刷
装置にどのように出力したのかを把握して、スタッカ4
18〜4n8に排出された印刷用紙を取り出し、並べ替
え作業を行わなければならず、オペレータの負荷は非常
に高いものとなる。そして、このようなオペレータの負
荷は、印刷装置の台数を増やし、並列度を上げれば上げ
るほど高くなる。例えば、障害発生後切り替え先の印刷
装置で、さらに障害が発生した場合、印刷出力の切り替
え、印刷後のならびかえは、非常に複雑なものとなって
いた。
【0010】そこで、本発明は、オペレータにかかる負
荷を低減し、印刷機構部の障害時におけるスループット
の低下を防止することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、印刷データを転送するホストと、該ホ
ストから送られた印刷データをページ単位に分割して送
付する印刷制御装置と、少なくともページ単位の印刷が
可能な、前記印刷制御装置に接続される複数台の印刷機
構部とからなり、前記印刷制御部でページ単位に分割さ
れた印刷データは、前記複数台の印刷機構部に並列に送
付され、各印刷機構部で印刷される並列印刷システムで
あって、前記複数台の印刷機構部に、各印刷機構部内の
状態を監視する状態監視手段を有し、前記印刷制御装置
は、前記状態監視手段により異常が検出された印刷機構
部に対する前記ページ単位の印刷データの送付を中止
し、該ページ単位の印刷データを当該異常印刷機構部を
除いた前記複数台の印刷機構部に送付する再分配手段
と、前記異常印刷機構部がオペレータの修復作業後、前
記状態監視手段によって正常状態と判断されたとき、当
該印刷機構部を含む前記複数台の印刷機構部に対し、前
記ページ単位に分割された印刷データを送付する回復手
段とによって達成される。
【0012】また、上記各手段に加えて、前記複数台の
印刷機構部の各印刷機構部で印刷された印刷済み用紙
を、各印刷機構部毎に収納する複数の印刷済み用紙収納
手段と、前記印刷済み用紙の並び順序を確認する並び順
序確認手段と、前記印刷済み用紙収納手段に収納された
印刷済み用紙を一括して収納する印刷済み用紙一括収納
手段と、前記並び替え順序確認手段に従い、前記複数の
印刷済み用紙収納手段に収納された印刷済み用紙を一枚
ずつ取り出し、前記印刷済み用紙一括収納手段に並び替
えて搬送、収納する搬送手段とを有する構成にしてもよ
い。
【0013】さらに、前記複数の印刷機構部で印刷され
る印刷用紙を一括して格納する印刷用紙格納手段と、該
印刷用紙格納手段に格納された印刷用紙を、前記状態監
視手段によって正常な状態にあるとされる印刷機構部に
のみ、前記印刷用紙格納手段に格納された前記印刷用紙
を供給する印刷用紙供給手段とを加えた構成にしてもよ
い。
【0014】
【作用】ホストの印刷データを、印刷制御装置にてペー
ジ単位に分割して各印刷機構部に送付し、各印刷機構部
において各ページを並列に印刷するが、ある印刷機構部
で用紙ジャムやトナー切れなどの障害が発生した場合、
その印刷機構部で印刷するページを、他の印刷機構部が
代わって印刷する。また、その印刷機構部の障害が復旧
されたときは、再び復旧した印刷機構部を含めた複数の
印刷機構部で印刷データを分担して印刷を行う。
【0015】これにより、障害時またはその復旧時にお
いても印刷処理を継続して行うことができるとともに、
障害による印刷処理のスループットの低下を最低限に抑
えることができる。さらに障害、復旧時における印刷デ
ータの分配処理にかかるオペレータの負過を低減する。
【0016】また、各印刷機構部で印刷された印刷済み
用紙を各印刷済み用紙収納手段で一時的に収納してお
き、ページ順に並び替えて一括して格納することによ
り、これまでオペレータによって行われたページ順に並
び替えるという作業を不要にする。 さらに、印刷用紙
を一括して供給することにより、用紙切れにおける復旧
作業を集中しておこなうことができ、オペレータの煩雑
な作業を防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に従
い詳細に説明する。
【0018】図1は、同一印刷速度を持つ印刷機構部3
台を用いて並列印刷を行う印刷システムの実施例であ
る。
【0019】本実施例を説明するにあたり、図8および
図9を用いて通常の印刷システムにおける基本的な構成
例とその動作について説明する。
【0020】図8において、10は印刷データの作成及
び印刷指示を行うホストを、20はホスト10から送ら
れた印刷データを受け取り印刷制御を行う印刷制御装置
を、41は印刷制御装置20の制御に従い印刷データの
出力を行う印刷機構部を示している。
【0021】また、印刷制御装置20は、ホストから送
られた印刷データを記憶するページバッファ201と、
ページバッファ201に記憶された印刷データをドット
展開する処理を行うサブプロセッサ2021と、各部の
制御及び印刷機構部に対し印刷指示等を行う主制御プロ
セッサ203からなる。
【0022】印刷機構部41には、前記サブプロセッサ
2021で作成されたドットデータに基づき電気的潜像
を作成するレーザ駆動制御回路411と、印刷機構部4
1内の各部を制御する印刷機構制御部412と、用紙を
搬送するピックローラ414と、用紙を収納する給紙ホ
ッパ415と、前記レーザ駆動制御回路411の電気的
潜像が描かれる感光体4161と、感光体4161上の
電気的潜像の現像を行う現像器4162と、印刷済み用
紙が収納されるスタッカ418がある。また4171の
給紙パス、4172の転写パス、4173の定着パス、
4174の反転パスは印刷機構部41内での各印刷処理
における用紙の経路を示すものである。
【0023】次に、これら各部の動作について説明す
る。
【0024】図8において、印刷データはホスト10よ
り印刷制御装置20に送られ、ページバッファ201に
格納される。主制御プロセッサ203は、ページバッフ
ァ201に格納された印刷データをサブプロセッサ20
21にドット展開させる。サブプロセッサ2021が1
ページ目(表面)のドット展開を終了すると、主制御プ
ロセッサ203は印刷機構部41に印刷開始を指示す
る。
【0025】印刷機構制御部412は、ピックローラ4
14を駆動して、給紙ホッパ415の用紙を給紙パス4
171に供給し、これにあわせ主制御プロセッサ203
にドットデータの送出を要求する。サブプロセッサ20
21は主制御プロセッサ203からの指示にもとづき、
レーザ駆動制御回路411にドットデータを送出する。
レーザ駆動制御回路411はこのドットデータにもとづ
きレーザビームを変調し、感光体4161上に電気的潜
像を作成する。そして、この電気的潜像は現像器416
2によって現像され、転写パス4172にて用紙に転写
された後、定着パス4173によってトナーを熱定着す
る。
【0026】次に印刷機構制御部412は、反転パス4
174を用いて2ページ目(裏面)の印刷準備を行い、
印刷制御装置20の主制御プロセッサ203にドットデ
ータの送出を要求する。これにより、主制御プロセッサ
203からの指示にもとづき、サブプロセッサ2021
はレーザ駆動制御回路411に2ページ目(裏面)のド
ットデータを送出する。そして、1ページ目(表面)と
同様に、印刷機構部41にて潜像・現像・転写・定着を
行った後、スタッカ418に排出する。
【0027】以降の印刷も上記と同様にして行う。
【0028】図9は、図8における印刷プロセスのシー
ケンスチャートである。
【0029】この図において、図中上端にある横方向の
目盛りは、用紙がスタッカ418に排出される間隔すな
わち本印刷機構部41の印刷速度(たとえば20ページ
毎分の装置では3秒)を一つの時間単位(1スロット)
を示すものであり、そして、これら各時間単位における
印刷用紙(図中では実線にて示す)、あるいはその印刷
用紙に印刷されるページ単位の印刷データ(図中では丸
付きの数字にて示す)が、図中左端の縦方向に列記する
図8に示す各部のどこに搬送あるいは転送され、処理さ
れるかを示したものである。
【0030】上記をふまえ、本発明における印刷システ
ムの一実施例を、図1に従い説明する。
【0031】図1に示す印刷システムは、3台の印刷機
構部41,42,43を並列に接続し、制御部には各印
刷機構部に対応するサブプロセッサ2021,202
2,2023を設けるとともに、各印刷制御部におけ
る、印刷用紙を供給する給紙ホッパと、印刷済み用紙を
収納するスタッカのかわりに、各印刷機構部に用紙を供
給する並列給紙装置30と、それぞれの印刷機構部で印
刷された用紙をまとめて取り出し、並び替えを行う排紙
統合装置50を設けるものである。また、各印刷機構部
41,42,43には、各部の制御を行う印刷制御部4
12,422,423、用紙ジャム、トナー切れ等の障
害を検出する介入要求検出部413,423,433を
設ける。なお、その他の印刷機構部内における各構成要
素は、図8に示した通常の印刷機構部と同様であるた
め、詳述は避けるものとする。
【0032】並列給紙装置30は、同装置内の各部を制
御する給紙機構制御部301と、用紙ジャム等のオペレ
ータの操作介入が必要な障害を検出する介入要求検出部
302と、印刷用紙が格納される給紙ホッパ3031
と、給紙ホッパ3031の用紙を一枚ずつ取り出し搬送
する給紙ピックローラ3041と、給紙ホッパ3031
における用紙切れ、あるいは用紙ジャム等の障害時に、
その代わりに給紙処理を行う給紙ホッパ3032および
給紙ピックローラ3042がある。なお、305は、各
印刷機構部に用紙を搬送する並列給紙パスを示してい
る。
【0033】また排紙統合装置50には、同装置内の各
部を制御する排紙機構制御部501と、各部の異常、用
紙ジャム等の障害を検出する介入要求検出部502と、
排出先を選択するパス選択爪5031,5032,50
33と、印刷済み用紙が一時的に収納される用紙スタッ
カ5041,5042,5043と、用紙スタッカ50
41,5042,5043に収納された印刷済み用紙の
うち、最初に収納された用紙から一枚ずつ取り出すスタ
ッカピックローラ5051,5052,5053と、印
刷済み用紙が正常に排出されているか否かを判別する排
出監視センサ5061,5062と、印刷済み用紙をペ
ージ順に並び替えて格納するスタッカバスケット508
1と、そのスタッカバスケット5081が満杯になった
ときにその代わりとなるスタッカバスケット5082が
ある。また5071,5072,5073は優先的に印
刷済み用紙を搬送する特急パスを、506は印刷済み用
紙をページ順に並び替えてスタッカバスケット5081
もしくは5082に収納する排紙統合パスを示してい
る。
【0034】次にその動作について図1及び図2に従い
説明する。
【0035】図2は、図1における印刷プロセスのシー
ケンスチャートを示す図である。
【0036】この図において、図中上端にある横方向の
目盛りは、各印刷機構部における印刷速度の3分の1の
時間(たとえば20ページ毎分の装置では1秒)を1単
位時間(1スロット)として示したものであり、そし
て、これら各単位時間における印刷用紙(図中では実線
にて示す)、あるいはその印刷用紙に印刷されるページ
単位の印刷データ(図中では丸付きの数字にて示す)
が、図中左端の縦方向に列記する図1に示す各部のどこ
に搬送あるいは転送され、処理されるかを示したもので
ある。
【0037】まず、ホスト10で作成された印刷データ
は、ホスト10から印刷制御装置20に送られ、ページ
バッファ201に格納される。このページバッファ20
1は、後述する排出確認センサ5061,5062にお
いて排出が確認されるまでの印刷データが記憶保持でき
るのに十分な記憶容量を持つものである。
【0038】主制御プロセッサ203では、このページ
バッファ201に格納される印刷データを各ページ単位
で切り出し、サブプロセッサ2021,2022,20
23に送り出すとともに、各サブプロセッサにてそれら
の印刷データをドット展開するよう指示する。なお、本
実施例は、全ての印刷データを両面印刷で出力するもの
であり、このため主制御プロセッサ203は、各サブプ
ロセッサに2ページ毎の印刷データ、例えばサブプロセ
ッサ2021には1ページ目と2ページ目の印刷データ
を、サブプロセッサ2022には3ページ目と4ページ
目の印刷データを、サブプロセッサ2023には5ペー
ジ目と6ページ目の印刷データを渡す。
【0039】サブプロセッサ2021では、1ページ目
および2ページ目の印刷データをドット展開する。同様
に、サブプロセッサ2022では3ページ目と4ページ
目を、サブプロセッサ2023では5ページ目と6ペー
ジ目をそれぞれドット展開する。各サブプロセッサは、
2ページ分の印刷データのドット展開が終了すると、主
制御プロセッサ203にドット展開の終了を通知する。
こうして、全てのサブプロセッサからドット展開終了の
通知を受け取ると、主制御プロセッサ203は、並列給
紙装置30の給紙機構制御部301に、印刷機構部4
1,42,43の順番で印刷用紙を供給するよう指示す
る。
【0040】並列給紙装置30では、主制御プロセッサ
から給紙指示を受けた給紙機構制御部301が、給紙ピ
ックローラ3041を駆動して、給紙ホッパ3031か
ら、用紙を一枚ずつ取り出し、並列給紙パス305か
ら、主制御プロセッサ203から指示された順序で、各
印刷機構部に用紙を供給するよう指示制御する。
【0041】並列給紙装置30より用紙を受け取った印
刷機構部41,42,43では、印刷機構制御部41
2,422,432から、主制御プロセッサ203にド
ットデータの送出を要求する。この送出要求を受けて、
主制御プロセッサ203は、サブプロセッサ2021,
2022,2023に対して、各印刷機構部41,4
2,43へドットデータを転送するよう指示し、この指
示により各サブプロセッサは接続された各印刷機構部に
ドットデータを転送する。そして、主制御プロセッサ2
03は各印刷機構部の印刷制御部に印刷処理を開始する
よう指示する。
【0042】各印刷機構部では、前述の図8で説明した
印刷処理と同様に、ドットデータの潜像・現像・転写・
定着、そして印刷用紙の反転からなる一連の(両面)印
刷処理を行う。印刷終了後、各印刷制御部では、主制御
プロセッサ203に印刷処理の終了を通知するととも
に、印刷済み用紙を排出して次の印刷処理のため待機す
る。
【0043】主制御プロセッサ203は、前述の各印刷
制御部から印刷処理の終了通知を受けると、上述した各
処理と同様にして、次の印刷データの印刷を行うよう各
部に指示するとともに、排紙統合装置50の排紙機構制
御部501に、各印刷機構部から排出された各印刷済み
用紙の収納及び並び替え処理を行うよう指示する。
【0044】排紙統合装置50では、上記主制御プロセ
ッサ203からの指示を受けた排紙機構制御部501の
制御に基づいて、各印刷機構部から排出されてくる両面
印刷結果(印刷済み用紙)を、対応する各用紙スタッカ
5041,5042,5043に収納する。
【0045】そして、主制御プロセッサ203の指示に
より、用紙ストッカ5041から用紙スタッカ504
2、用紙スタッカ5043の順に印刷済み用紙を取り出
すよう指示する。なお、この指示は印刷処理を行った全
ての印刷機構部から排出された印刷済み用紙が、各用紙
スタッカに収納されたとき、あるいはこれに必要な時間
を経過したときに指示されるものである。
【0046】この指示により排紙機構制御501は、各
用紙スタッカのスタッカピックローラ5051,505
2,5053を制御指示し、ちょうど1ページ目及び2
ページ目分の印刷データが印刷された印刷済み用紙から
順番に、3ページ・4ページ目の印刷済み用紙、5ペー
ジ目・6ページ目の印刷済み用紙を取り出し、次々と排
紙統合パス506に送り出す。排紙統合パス506に
は、排紙監視センサ5061,5062が設けられてお
り、排紙機構部501の制御に基づき、排紙監視センサ
5061,5062にて正しい順序で印刷済み用紙が行
われているか、あるいは用紙ジャムなどの障害なく正常
に搬送が行われているかいなかを監視しながら、各用紙
スタッカから取り出され送り出された順序、つまりペー
ジ順に並び替えられた状態でスタッカバスケット508
1に次々と収納されていく。そして排紙機構制御部50
1は、排出確認センサ5061、5062で排出が確認
された印刷済み用紙を、主制御プロセッサ203に通知
し、主制御プロセッサ203ではその印刷済み用紙に対
応する印刷データを印刷バッファ201からクリアす
る。
【0047】このようにして、主制御プロセッサ203
は、ホスト10から送られる印刷データがなくなるま
で、印刷データの切り分け、各サブプロセッサへデータ
転送及びドット展開指示、並列給紙装置30に用紙供給
の指示、各印刷機構部に印刷データ転送及び印刷処理開
始指示、そして排紙統合装置50の収納・取り出し・並
び替え等の指示を行う。
【0048】以上説明したように、各印刷済み用紙にお
ける排出順序保証動作(並び替え処理)は、全ての印刷
済み用紙における排出動作時に適用されるものであり、
前の印刷済み用紙が正常にスタッカバスケット5081
に格納されたときに、次の印刷済み用紙の排紙動作処理
が行われるものである。
【0049】なお、印刷機構部41,42,43におけ
る各々の給紙・潜像・現像・転写・定着・反転プロセス
については図8および図9において説明したものと同じ
であるため、内部プロセスの詳細は省略した。
【0050】次に、図1の印刷システムにおける印刷機
構部41が、7ページ目および8ページ目の印刷時に、
同印刷機構部41で発生した用紙ジャム等の障害により
使用不可能となったとき、印刷機構部41を除いた他の
印刷機構部42,43で印刷処理を継続して行う再分配
処理について、図3に従い説明する。
【0051】なお、図3は、図2と同様に、図中上端に
ある横方向の目盛りは、各印刷機構部における印刷速度
の3分の1の時間(たとえば20ページ毎分の装置では
1秒)を1単位時間(1スロット)として示したもので
あり、そして、これら各単位時間における印刷用紙(図
中では実線にて示す)、あるいはその印刷用紙に印刷さ
れるページ単位の印刷データ(図中では丸付きの数字に
て示す)が、図中左端の縦方向に列記する図1に示す各
部のどこに搬送あるいは転送され、処理されるかを示し
たものである。
【0052】主制御プロセッサ203は、印刷機構部4
1の介入要求検出部413にて検出された同機構部に起
こったジャムと、そのジャムにより印刷処理が行われな
かったページの報告を受け、印刷パスの再分配処理を開
始する。
【0053】以下、主制御プロセッサ203における再
分配処理について説明する。
【0054】まず、並列給紙装置30へ、印刷機構部4
1に対する印刷用紙の供給、及び、サブプロセッサ20
21における印刷データのドット展開を中止するよう各
部に指示する。
【0055】それから、現在サブプロセッサ2022
で、ドット展開処理中の15ページ・16ページ分の印
刷データの次に、ジャムによって印刷完了に至らなかっ
た7ページ目および8ページ目分の印刷データと、ジャ
ム発生時にサブプロセッサ2021において処理中であ
った13ページ目および14ページ目分の印刷データの
ドット展開を行うよう指示する。
【0056】なおこれらの割り込み印刷データは各展開
処理のタイミングにページバッファ201の印刷データ
から主制御プロセッサ203にて再び切り出され、サブ
プロセッサ2022に渡されるものである。
【0057】そして、これにあわせて、サブプロセッサ
2023にて現在処理中である17ページ目および18
ページ目のドット展開処理が終了した後、同サブプロセ
ッサ2023にて引き続き19ページ目〜22ページ目
までの印刷データをドット展開処理を行うよう指示す
る。
【0058】それ以降、ページバッファ201の印刷デ
ータは、主制御プロセッサ203にてページ単位に切り
出され、障害の発生した印刷機構部41に対応するサブ
プロセッサ2021を除く、サブプロセッサ2022,
2023にて転送され、各サブプロセッサにおいてドッ
ト展開されるとともに、印刷機構部42,43にて印刷
処理が行われる。
【0059】なお、以上説明した印刷データの再分配処
理時であっても、給紙、印刷処理は障害の起こった印刷
機構部41以外の正常な装置では、通常時と同様に行わ
れるものであり、主制御プロセッサ203は前述した通
常時における各処理部への指示及び制御を指示を行って
いる。
【0060】次に、このジャム発生時における排紙統合
装置50に対する指示制御及びその動作について説明す
る。
【0061】ジャム発生時には、既に印刷機構部42,
43にて、9ページ・10ページ分、および11ページ
・12ページ分の両面印刷処理が行われている。この結
果得られた9ページ・10ページ分の印刷済み用紙、及
び11ページ・12ページ分の印刷済み用紙は、通常時
と同様に用紙スタッカ5042に一時的に格納される。
【0062】しかしながら、印刷機構部41の介入要求
検出部413にて障害(用紙ジャム)が検出され、しか
も排紙監視センサにて7ページ・8ページ分の印刷済み
用紙の排出が確認されていないため、各装置の制御部を
通じてこれらの報告を受けた主制御部203は、排紙統
合装置50における各スタッカピックローラを停止する
よう、排紙機構制御部501に指示する。これにより、
印刷機構部で印刷された印刷済み用紙は順次、各用紙ス
タッカにて保持される。
【0063】そして前述した主制御プロセッサ203の
処理において、7ページ・8ページ分の印刷データがサ
ブプロセッサ2022にてドット展開され、印刷機構部
42にて印刷が終了した通知を印刷機構制御部422か
ら受け取った主制御プロセッサ203は、その7ページ
・8ページ分の印刷済み用紙が、通常時における用紙ス
タッカ5041を経由するパスから、特急パス5072
を通り排紙統合パス506に送られるように、パス選択
爪5032を駆動するよう指示を排紙機構制御部501
に行う。これを受けて排紙機構制御部501はパス選択
爪5032を駆動し、前記処理がおこなわれるように制
御する。
【0064】この処理は、印刷された7ページ・8ペー
ジ分の印刷済み用紙を、用紙スタッカ5042,504
3にそれぞれ収納保持されている9ページ〜12ページ
分の各印刷済み用紙、15ページ〜18ページ分の各印
刷済み用紙よりも先に排紙統合パス506へ給送し、ス
タッカバスケット5081への排出しなければならない
ためである。
【0065】こうして、7ページ・8ページ分の印刷済
み用紙が、排出監視センサにて通過確認されたならば、
その通知を排紙機構部501を介して主制御プロセッサ
203に行い、これを受けて、主制御プロセッサ203
は、すでに印刷スタッカ5042に収納されている9ペ
ージ・10ページ分の印刷済み用紙が、排紙統合パス5
06に給送されるよう、排紙機構制御部501に指示す
る。
【0066】これにより、排紙機構制御部501では、
スタッカピックローラ5042を駆動して、印刷スタッ
カ5042に収納されている印刷済み用紙のうち最初に
収納された印刷済み用紙を一枚取り出し、排紙統合パス
506に送り出し、スタッカバスケット5081に収納
する。
【0067】この印刷済み用紙が排出確認センサにて確
認した通知を受けとった主制御プロセッサ203は、同
様にして用紙スタッカ5043に収納されている11ペ
ージ・12ページ分の印刷済み用紙を取り出し送り出す
よう指示する。そうして、排紙機構制御部501の制御
により、その印刷済み用紙を用紙を取り出し、同様にス
タッカバスケット5081に収納する。
【0068】排出確認センサにてこの用紙の排出が確認
されると、次は、7ページ・8ページ分の印刷済み用紙
の場合と同様にして、印刷機構部42で印刷された13
ページ・14ページ分の印刷済み用紙を、特急パス50
72を通じて送り出すように指示する。そして排紙機構
制御部501の制御によりその通過が確認されると、用
紙スタッカ5042,5043に収納されている印刷済
み用紙を、主制御プロセッサ203の指示に従い、排紙
機構制御部にて各部を制御して、ページ順に並び替えな
がらスタッカバスケット5081に収納していく。
【0069】なお、以上説明した排紙統合装置50にお
ける各印刷済みの用紙の並び替え処理にかかる1ページ
あたりの処理時間は、印刷機構部の印刷処理における1
ページあたりの処理時間よりもはるかに短く、印刷済み
用紙の並び替え中に、特急パスを通じて排出されるべき
印刷済みの用紙が、その後から印刷された用紙に追いつ
かれてしまうことはないが、何らかの障害により、その
並び替え処理がスムーズにいかない場合に備え、特急パ
スの代わりに特急用スタッカを設けるような構成にして
もよい。なお、パス選択爪はデフォルト時は常に用紙ス
タッカに印刷済み用紙が送られるようになっており、主
制御プロセッサ203からの指示があったときのみ、特
急パスを通って印刷済み用紙が排出されるような構成に
なっている。
【0070】次に、障害の発生した印刷機構部41が、
オペレータの修復作業により復旧した場合、その印刷機
構部41を、現在運転中の印刷機構部42,43に組み
込み、このシステムにおける本来の構成状態である、印
刷機構部41,42,43の3台の印刷機構部によって
印刷処理を分担する構成に回復、復帰(復旧)するため
の処理について図1及び図4に従い説明する。
【0071】なお、図4は、図2、図3と同様に、図中
上端にある横方向の目盛りは、各印刷機構部における印
刷速度の3分の1の時間(たとえば20ページ毎分の装
置では1秒)を1単位時間(1スロット)として示した
ものであり、そして、これら各単位時間における印刷用
紙(図中では実線にて示す)、あるいはその印刷用紙に
印刷されるページ単位の印刷データ(図中では丸付きの
数字にて示す)が、図中左端の縦方向に列記する図1に
示す各部のどこに搬送あるいは転送され、処理されるか
を示したものである。
【0072】印刷機構部41に発生した障害(例えば用
紙詰まり)が、オペレータによって修復されたとき、印
刷装置41内の介入要求検出部413は、全ての障害事
項がクリアされたか否かをチェックする。そして何も異
常が無ければ、印刷機構制御部412に正常な状態に戻
った旨の通知を行い、印刷機構制御部412は主制御プ
ロセッサ203に介入要求の解除報告を行う。これを受
けて主制御プロセッサ203は、以下説明する印刷パス
の回復(復旧、修復)処理を行う。
【0073】まず、主制御プロセッサ203は、サブプ
ロセッサ2022,2023で現在ドット展開処理中の
ページシーケンスを調査し、どのページからサブプロセ
ッサ2021にドット展開処理を行わせるかを決定す
る。
【0074】例えば、図4のシーケンスチャートでは、
介入要求解除報告(障害の修復完了報告)があったと
き、サブプロセッサ2022、サブプロセッサ2023
は、35ページ〜38ページ分のドット展開を行ってい
る。従って、サブプロセッサ2021には、39ページ
目および40ページ目のドット展開を指示する。
【0075】そして以降のページについては、サブプロ
セッサ2022に41ページ・42ページ分の印刷デー
タを、サブプロセッサ2023には43ページ・44ペ
ージ分の印刷データをドット展開するよう指示する。
【0076】これにあわせ、並列給紙装置30に対し
て、印刷機構部41への用紙給送再開を指示する。これ
により、給紙機構制御部301は、各印刷機構部41,
42,43に対して、並列給紙パス305から次々と用
紙を供給するよう各部を制御する。
【0077】以降の各ページにおける印刷処理、および
印刷済み用紙のスタッカバスケット5081への排出動
作は、前述の図1および図2を用いて説明したとおりに
行い、45ページ目以降の印刷についても回復処理の行
われた3台の印刷機構部による印刷パスを用いて同様に
行う。
【0078】なお、以上説明した本発明の並列印刷シス
テムでは、1ページ目の印刷処理の開始前に、印刷機構
部の一台から介入要求(障害報告)が発生しときにも、
図3にて説明したような縮小運転を行い、その障害が回
復したときには図4にて説明した復旧運転を行う場合に
も適用できることは言うまでもない。
【0079】また、本実施例の図1で示す並列印刷シス
テムでは、並列給紙装置30においても、各印印字機構
部と同様に、介入要求検出部302が設けられている。
これは、給紙ホッパ3031に収納されている用紙が無
くなったとき、または給紙ピックローラ3041が障害
により動作しなくなったときなどに、給紙機構制御部3
01を通じて主制御プロセッサ203に異常が起こった
旨の報告を行う。これにより主制御プロセッサ203
は、給紙機構制御部301に給紙ホッパ3031・給紙
ピックローラ3041のかわりに給紙ホッパ3032・
給紙ピックローラ3042に使用するよう指示を行う。
これによって一方の給紙機構において給紙切れやローラ
異常などの障害が起こっても並列印刷処理を継続するこ
とが可能となる。
【0080】同様に排紙統合装置50にも介入要求検出
部502が設けられており、スタッカバスケット508
1が満杯になった等の異常報告を排紙機構制御部501
を通じて、主制御プロセッサ203に通知する。これを
受けて、主制御プロセッサ203は、排紙機構制御部5
01にスタッカバスケット5081のかわりにスタッカ
バスケット5082に印刷済み用紙を収納するよう指示
し、排紙機構制御部501にて、印刷済み用紙は508
2に収納されるよう各部の制御を行う。これにより、一
つのスタッカバスケットがいっぱいになっても継続して
運転を行うことができるものである。
【0081】なお上記説明した各装置の介入要求検出部
は、上記以外の各部の異常も検出、報告することが可能
であり、主制御プロセッサ203では各場合に応じて各
部の制御、指示を行う。
【0082】また、上記実施例では、主制御プロセッサ
203にて印刷データにおける各ページの処理状況と、
その出力状況とを管理するものであり、そのために処理
状況テーブルを内部記憶手段に持っておき、それを参照
しながら各部への制御指示をおこなうようにしてもよ
い。
【0083】また、各処理部における処理開始、終了の
タイミング及びその通知等は必ずしも上記実施例と同様
である必要はなく、本発明における各部の各処理動作を
満足し、それを逸脱しない範囲であれば自由に変更する
ことが可能である。
【0084】また、本実施例では、印刷機構部41,4
2,43は同一の印刷処理能力を持つものであり、並列
給紙装置30の並列給紙パス305及び排紙統合装置5
0の排紙統合パス506は、印刷機構部の印刷処理能力
の3倍の速度で、印刷用紙あるいは印刷済み用紙を搬送
可能な構成であり、これにより待ち時間を少なくするも
のであるが、必ずしもこれと同一の構成条件にする必要
はなく、各印刷機構部の印刷処理機能はまちまちであ
り、さらに、給紙能力が低いものであっても、各部の制
御タイミングの変更のみで、その処理能力の差異を吸収
して利用することができるものである。
【0085】さらに、上記実施例では印刷機構部が3台
の構成として説明したが、n台の印刷機構部と、n台の
印刷機構部に対応する印刷制御装置20、並列給紙装置
30、統合排紙装置50からなる印刷システムにおいて
も実施することが可能なことはいうまでもない。
【0086】次に、本発明の別の実施例である、ホスト
10と、印刷制御装置20と、印刷機構部41,42,
43と、排紙統合装置50からなる印刷システムについ
て説明する。
【0087】これは図5からわかるように、図1と比
べ、並列給紙装置30を欠く構成であり、各印刷機構部
はそれぞれの給紙ホッパ415,425,435から印
刷用紙を供給する構成である。なお図中の構成は、並列
給紙装置30と、給紙ホッパとを除き同一であるため各
部の説明は省略し、その動作の相違のみ説明する。
【0088】図中において、主制御プロセッサ203
は、サブプロセッサ2021,2022,2031のド
ット展開終了後、各々の印刷機構制御部412,42
2,432に対し印刷指示を行う。これを受けた印刷機
構制御部412,422,432は、各々の印刷機構部
に具設けられた給紙ホッパ415,425,435より
用紙を給送し印刷を行う。以降の排紙統合装置50にお
ける印刷済み用紙の並び替え処理、障害時における印刷
パスの再分配s処理、障害回復時における回復(リカバ
リ)処理は、図1〜図4で説明したものと同様に行う。
【0089】この構成によれば、用紙の供給に関しては
各印刷機構部毎に管理しなければならないものの、排紙
統合装置50により、印刷済み用紙のページ順の並び替
えを自動に行うことができる。
【0090】次に、並列給紙装置30、排紙統合装置5
0を使用せず、印刷機構部41,42,43の各々に設
けられた給紙ホッパ415,425,435から用紙を
供給し、同じく各印刷機構部に設けられたスタッカ41
8,428,438に印刷済み用紙を排出する構成の印
刷システムについて図6に従い説明する。
【0091】なお、本実施例の構成及びその動作につい
ては、前述した図1〜図5との相違点についてのみ説明
するものとする。
【0092】印刷機構部41,42,43により得られ
た印刷結果は、各々のスタッカ418,428,438
に排出される。介入要求の発生による印刷パスの再編成
およびリカバリ印刷も、図1〜図5と同様に行う。この
実施例では排紙統合装置50を用いていないのでページ
番号順に並べられた印刷結果を得ることはできないが、
同一印刷物を大量出力する様にページ番号を意識しない
印刷を行うときの高速化には有効である。
【0093】また、ホスト10から受信した印刷データ
をジョブ等のページ番号順に並べなければならない最低
限の単位で切り出し、複数の印刷機構部において並列印
刷させてもよい。
【0094】例えば、図7に示すように、ホスト10か
ら配布先別に仕分けられた印刷データを受信した場合、
もしくは印刷制御装置側で配布先別に仕分け処理を行っ
た場合、その結果得られたページバッファ201の東京
〜京都までの各支社別印刷データを、図6に説明する印
刷システムによって印刷する一実施例について以下説明
する。
【0095】まず、東京、札幌、盛岡の3支社分の印刷
データをサブプロセッサ2021でドット展開し、印刷
機構部41で印刷する。これと並行して仙台、静岡、名
古屋までの3支社分をサブプロセッサ2022でドット
展開し、印刷機構部42で大阪、京都までの2支社分を
サブプロセッサ2023でドット展開し、印刷機構部4
3で印刷する。
【0096】印刷機構部41で、東京支社および札幌支
社の印刷を完了後、盛岡支社のデータを印刷中に障害が
発生したときは、印刷パスの再分配処理を行い、盛岡支
社の印刷データの出力先を印刷機構部42に切り替え
る。
【0097】具体的には、印刷機構部41からの介入要
求報告を受けた主制御プロセッサ203が、サブプロセ
ッサ2022に対し静岡支社のドット展開処理終了後、
盛岡支社のドット展開処理を行い、印刷機構部42を用
いて印刷するよう指示する。このとき、すでに印刷機構
部41に排出された印刷済み用紙を除いた印刷データを
印刷機構部42で出力するようにしていもよいが、印刷
後の処理作業を簡素化するために、印刷機構部41に排
出された分は無視して、改めて、盛岡支社の全てのデー
タを印刷機構部42から印刷出力するようにしてもよ
い。
【0098】なお、配布先別に仕分けられたデータを印
刷する場合、各々の配布先ごとの印刷結果がページ番号
順にならんで排紙されていればよいので、本実施例で述
べたように並列給紙装置30も排紙統合装置50も使用
しない簡素なシステムでも、十分運用に耐えることがで
きる。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、ホストから受信したデ
ータを印刷制御装置側で分割し、複数の印刷機構部で印
刷を行うので、ホスト側負荷の増大を防止し、印刷速度
の向上が図れる。さらに、複数の印刷機構に対し一括し
て給紙し、かつ複数の印刷機構の印刷結果をまとめてペ
ージ番号順に排出することができるので用紙補給、取り
出しにかかるオペレータの負荷を削減することができ
る。さらに、オペレータ介入となった印刷パスを自動的
に除外し正常な印刷パスのみで印刷動作を継続するの
で、オペレータのホスト側からの印刷データ送付先変更
作業等煩雑な作業を防止し、かつスループットの低下を
最低限におさえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による並列印刷システムの構
成を示すブロック図
【図2】図1の印刷システムにおける通常動作時の印刷
プロセスのシーケンスチャートを示す図
【図3】図1の印刷システムにおける障害発生時の印刷
パスの再編成時における印刷プロセスのシーケンスチャ
ートを示す図
【図4】図1の印刷システムにおける障害回復時のリカ
バリ動作時における印刷プロセスのシーケンスチャート
を示す図
【図5】本発明の別の実施例による並列印刷システムの
構成を示すブロック図
【図6】本発明の別の実施例による並列印刷システムの
構成を示すブロック図
【図7】図6に示した並列印刷システムの具体例を示す
ブロック図
【図8】本発明の一実施例における基本構成を示すブロ
ック図
【図9】図8の印刷プロセスを示すシーケンスチャート
【図10】従来技術による並列印刷システムの一例を示
すブロック図
【符号の説明】
10:ホスト 11:磁気ディスク
20:印刷制御装置 201:ページバッファ 2021,2022,20
23:サブプロセッサ 203:主制御プロセッサ 30:並列給紙装置 301:給紙機構制御部 302:介入要求検出部 3031,3032:給紙
ホッパ 3041,3042:ピックローラ 305:並列
給紙パス 41,42,43:印刷機構部 411,421,431:レーザ駆動制御回路 412,422,432:印刷機構制御部 413,423,433:介入要求検出部 414:ピックローラ 415,425,43
5:給紙ホッパ 4161:感光体 4162:現像器 4171:給紙パス 4172:転写パス 4173:定着パス 4174:反転パス 418,428,438:スタッカ 50:排紙統
合装置 501:排出機構制御部 502:介入要求検
出部 5031,5032,5033:パス選択爪 5041,5042,5043:用紙スタッカ 5051,5052,5053:スタッカピックローラ 506:排紙統合パス 5061,5062:排
出監視センサ 5071,5072,5073:特急パス 5081,5082:スタッカバスケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷データを転送するホストと、該ホスト
    から送られた印刷データをページ単位に分割して送付す
    る印刷制御装置と、少なくともページ単位の印刷が可能
    な、前記印刷制御装置に接続される複数台の印刷機構部
    とからなり、前記印刷制御部でページ単位に分割された
    印刷データは、前記複数台の印刷機構部に並列に送付さ
    れ、各印刷機構部で印刷される並列印刷システムであっ
    て、 前記複数台の印刷機構部には、 各印刷機構部内の状態を監視する状態監視手段を有し、 前記印刷制御装置は、 前記状態監視手段により異常が検出された印刷機構部に
    対する前記ページ単位の印刷データの送付を中止し、該
    ページ単位の印刷データを当該異常印刷機構部を除いた
    前記複数台の印刷機構部に送付する再分配手段と、 前記異常印刷機構部がオペレータの修復作業後、前記状
    態監視手段によって正常状態と判断されたとき、当該印
    刷機構部を含む前記複数台の印刷機構部に対し、前記ペ
    ージ単位に分割された印刷データを送付する回復手段
    と、を持つことを特徴とする並列印刷システム。
  2. 【請求項2】前記複数台の印刷機構部の各印刷機構部で
    印刷された印刷済み用紙を、各印刷機構部毎に収納する
    複数の印刷済み用紙収納手段と、 前記印刷済み用紙の並び順序を確認する並び順序確認手
    段と、 前記印刷済み用紙収納手段に収納された印刷済み用紙を
    一括して収納する印刷済み用紙一括収納手段と、 前記並び替え順序確認手段に従い、前記複数の印刷済み
    用紙収納手段に収納された印刷済み用紙を一枚ずつ取り
    出し、前記印刷済み用紙一括収納手段に並び替えて搬
    送、収納する搬送手段とを有することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の並列印刷システム。
  3. 【請求項3】前記複数の印刷機構部で印刷される印刷用
    紙を一括して格納する印刷用紙格納手段と、 該印刷用紙格納手段に格納された印刷用紙を、 前記状態監視手段によって正常な状態にあるとされる印
    刷機構部にのみ、前記印刷用紙格納手段に格納された前
    記印刷用紙を供給する印刷用紙供給手段を有する特許請
    求の範囲第1項および第2項記載の並列印刷システム。
JP02911295A 1995-02-17 1995-02-17 並列印刷システム Expired - Lifetime JP3518025B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02911295A JP3518025B2 (ja) 1995-02-17 1995-02-17 並列印刷システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02911295A JP3518025B2 (ja) 1995-02-17 1995-02-17 並列印刷システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08221233A true JPH08221233A (ja) 1996-08-30
JP3518025B2 JP3518025B2 (ja) 2004-04-12

Family

ID=12267247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02911295A Expired - Lifetime JP3518025B2 (ja) 1995-02-17 1995-02-17 並列印刷システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3518025B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998045123A3 (de) * 1997-04-10 1998-12-30 Oce Printing Systems Gmbh Mehrfarben-druckwerk in form von tinten- und laserdruckwerken
JP2005205911A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Xerox Corp 印刷システム、及び印刷システム動作方法
JP2011167952A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Dainippon Printing Co Ltd 画像出力装置、及び、画像出力方法
CN104512136A (zh) * 2013-10-02 2015-04-15 富士施乐株式会社 打印管理设备、打印管理方法和打印系统
JP2022062623A (ja) * 2020-10-08 2022-04-20 日本プリメックス株式会社 印刷装置及び印刷方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998045123A3 (de) * 1997-04-10 1998-12-30 Oce Printing Systems Gmbh Mehrfarben-druckwerk in form von tinten- und laserdruckwerken
JP2005205911A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Xerox Corp 印刷システム、及び印刷システム動作方法
JP4629447B2 (ja) * 2004-01-21 2011-02-09 ゼロックス コーポレイション 印刷システム、及び印刷システム動作方法
JP2011167952A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Dainippon Printing Co Ltd 画像出力装置、及び、画像出力方法
CN104512136A (zh) * 2013-10-02 2015-04-15 富士施乐株式会社 打印管理设备、打印管理方法和打印系统
US9146698B2 (en) 2013-10-02 2015-09-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Print management apparatus, non-transitory computer readable medium, and printing system
US9298402B2 (en) 2013-10-02 2016-03-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Print management apparatus, non-transitory recording medium, and printing system
JP2022062623A (ja) * 2020-10-08 2022-04-20 日本プリメックス株式会社 印刷装置及び印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3518025B2 (ja) 2004-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7573597B2 (en) Color image forming apparatus
JP6237209B2 (ja) 印刷システムおよび印刷システムの制御方法
JP2003039750A (ja) 重連プリントシステム
CN101246346A (zh) Mfp装置以及mfp装置中的印刷方法
JP2012088476A (ja) 印刷装置
JPH08221233A (ja) 並列印刷システム
JPH08262814A (ja) 印刷装置
JP3156927B2 (ja) 両面印刷機能をもつプリンタ及び両面印刷制御装置
JP2010012705A (ja) プリンタシステム
JP2001063152A (ja) プリンタ及び印刷システム
JP2006303569A (ja) 画像形成装置
JPH09295748A (ja) 画像形成装置
JP3928685B2 (ja) プリンタ及び印刷システム
JP2007017657A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JPH11208984A (ja) 画像形成装置及び用紙搬送方法
JPS62116440A (ja) 記録装置
JP3507338B2 (ja) 画像記録装置および該画像記録装置の制御方法
JP4379357B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2023041376A (ja) 画像形成装置、再印刷方法およびプログラム
JP2927441B2 (ja) 画像形成システム
JPH11115283A (ja) プリンタ装置およびその制御方法
JP3388830B2 (ja) 画像形成装置
JP4323582B2 (ja) 画像形成システムならびに画像形成システムの制御方法ならびに画像形成装置および記憶媒体
JPH09109491A (ja) 出力装置
JPH09171445A (ja) 画像形成装置システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040119

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160206

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160206

Year of fee payment: 12

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160206

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term