JP3928685B2 - プリンタ及び印刷システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ及び印刷システムに関し、特に、複数の印刷記録媒体に略同時に印刷可能なプリンタ及び印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタで両面印刷を実現する場合は、印刷記録媒体の第1面を印刷した後、この印刷記録媒体を反転させて再度プリントエンジンに給送し、該印刷記録媒体の第2面を印刷させる。印刷記録媒体の両面にそれぞれプリントエンジンを設ける場合は、1回の給紙で両面を同時に印刷することも可能であるが、それでは製造コストが増大し、機械も大型化するため、印刷記録媒体の表裏を反転させて2回プリントエンジンに給送するのが通常である。この方法では、印刷記録媒体が再度プリントエンジンに給送されるまでの時間が遊び時間となるため、印刷のスループットが低下する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プリンタの中には、複数枚の印刷記録媒体に略同時に印刷可能なものがある。例えば、感光ドラムに形成した印刷イメージを中間転写体を介して印刷記録媒体に転写するプリンタの場合は、複数ページの印刷イメージを中間転写体にそれぞれ転写させることにより、複数枚の印刷記録媒体の第1面を同時に印刷することができる。
【0004】
このような複数枚の同時印刷が可能なプリンタを用いて両面印刷を行う場合でも、第1面が印刷された印刷記録媒体が再度プリントエンジンに給送されるまでの時間が無駄となるため、両面印刷のスループットは低くなる。換言すれば、複数枚同時印刷可能なプリントエンジンの特徴が両面印刷時には失われてしまうという問題点がある。
【0005】
また、従来技術のように、1枚ずつ給紙して印刷を行うプリンタとは異なり、複数枚の印刷記録媒体を同時に搬送して印刷するため、例えば、紙切れ等のような障害発生時の対応を考慮する必要がある。
【0006】
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、複数の印刷記録媒体を略同時に印刷可能なプリンタによって高速な両面印刷を実現できるようにしたプリンタ及び印刷システムに関する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係るプリンタは下記の構成を備える。即ち、並べて搬送される2枚の印刷記録媒体で一組の印刷記録媒体群を構成し、該各印刷記録媒体の一方の面及び他方の面のそれぞれに異なる内容を組単位で同時に印刷可能なプリンタにおいて、受信した印刷データに基づいて印刷用イメージデータを生成し、ページ単位の印刷要求を発行する印刷要求発行手段と、前記印刷要求を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された印刷要求に基づいて前記各印刷記録媒体への印刷を行う印刷手段と、一方の面及び他方の面のいずれも印刷されていない未印刷の一組の印刷記録媒体群を前記印刷手段に給送し、各印刷記録媒体の一方の面を前記印刷手段によりそれぞれ同時に印刷させるための第1の給紙手段と、前記印刷手段により一方の面が印刷された前記一組の印刷記録媒体群を反転させて前記印刷手段に再度給送し、各印刷記録媒体の他方の面を前記印刷手段によりそれぞれ同時に印刷させるための第2の給紙手段と、前記記憶手段に記憶された印刷要求を組単位で所定の順序に並べ替えることにより、前記第1の給紙手段から新たな印刷記録媒体群を一組ずつ所定数だけ連続的に給送して、これら各組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の一方の面をそれぞれ組単位で印刷させ、次に、第2の給紙手段から給送された一方の面が印刷済みの一組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の他方の面と第1の給紙手段から給送された新たな一組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の一方の面とを交互に印刷させ、さらに、一方の面が印刷済みの一組の印刷記録媒体群を第2の給紙手段から前記所定数だけ連続的に給送してこれら各組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の他方の面をそれぞれ組単位で印刷させる制御手段とを備え、前記制御手段は、新たな一組の印刷記録媒体群の給送前に紙切れ状態が生じて当該新たな一組の印刷記録媒体群を給送できない場合には、既に一方の面が印刷された一組の印刷記録媒体群についてはそのまま組単位で印刷を続行させ、前記紙切れ状態が前記新たな一組の印刷記録媒体群の給送途中で生じた場合には、前記既に一方の面が印刷された一組の印刷記録媒体群についてはそのまま組単位で印刷を続行させると共に、既に給紙された前記新たな一組の印刷記録媒体群を構成する印刷記録媒体数に足りない未印刷の印刷記録媒体については組単位での印刷を解除して1枚単位で両面印刷を行わせるべく、前記記憶手段に記憶された印刷要求を並べ替えることを特徴としている。
【0008】
ここで、「印刷記録媒体」としては、代表的には印刷用紙が該当する。「一組の印刷記録媒体」とは、略同時に印刷される印刷記録媒体の数を意味する。何枚の印刷記録媒体を略同時に印刷可能であるかは、印刷記録媒体の用紙サイズや印刷手段の構造(例えば中間転写体の大きさ等)等により定まる。従って、一組の印刷記録媒体が示す実際の枚数は、印刷ジョブ毎に相違する可能性がある。「略同時に印刷」とは、厳密には、複数の印刷記録媒体への印刷に時間差が生じることを考慮した表現である。「印刷要求」とは、印刷手段に対して印刷を要求する情報を意味し、印刷要求構造体とも呼ぶことができる。より具体的には、印刷すべき各ページ毎に印刷要求はそれぞれ生成され、各印刷要求は、例えば、用紙サイズ、該ページのコピー部数、表面/裏面の指定、該ページの印刷データ等のように、そのページを印刷するために必要な情報を含んで構成されている。なお、印刷要求に含まれる印刷データは、例えば、ホストコンピュータから入力された印刷データのイメージ展開に必要なデータの格納場所等を指示する中間コードとして構成することもできるし、あるいは、ビットイメージデータとして構成することもできる。
【0009】
例えば、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータから印刷データを受信すると、印刷要求発行手段は各ページ毎に印刷要求を発行する。発行された印刷要求は記憶手段に記憶される。制御手段は、まず、第1の給紙手段から新たな印刷記録媒体を一組ずつ所定数だけ連続的に印刷手段に給送させる。これにより、一組の印刷記録媒体の一方の面に所定のイメージが印刷される。ここで、「所定数」とは、例えば、最初に一方の面が印刷された印刷記録媒体が第2の給紙手段によって印刷手段に給送されるまでの期間内に給紙経路中に蓄積できる最大の印刷記録媒体の数(組数)として表現することもできる。但し、給紙経路中に、最大数の印刷記録媒体を蓄積させる必要はない。少なくとも2組以上であれば、両面印刷を高速化することができる。次に、制御手段は、第2の給紙手段から給送された一組の印刷記録媒体と第1の給紙手段から給送される新たな一組の印刷記録媒体とを交互に印刷させる。これにより、それぞれ異なる印刷記録媒体の一方の面→他方の面→一方の面のように、交互に印刷が行われる。最後に、制御手段は、一組の印刷記録媒体を第2の給紙手段から所定数だけ連続的に給送して他方の面を印刷させ、両面印刷を完了させる。制御手段は、記憶手段に記憶された印刷要求の処理順序を並べ替えることにより、上記の印刷制御を行う。これにより、印刷手段に無駄な遊び時間が生じるのを防止することができ、高速な両面印刷を実現することができる。
【0010】
また、制御手段は、第1の給紙手段からの新たな一組の印刷記録媒体の給送に障害が生じた場合には、既に給紙された印刷記録媒体の印刷を続行させるべく、印刷要求を並べ替える。
【0011】
本発明は、従来技術とは異なり、複数の印刷記録媒体を一組の媒体群として取り扱う。従って、第1の給紙手段からの給紙に障害を生じる可能性がある。代表的な障害としては、紙切れがある。第1の給紙手段に残存する印刷記録媒体の数が一組の印刷記録媒体の数に足りない場合は、紙切れとなる。従って、一組を構成する印刷記録媒体の数が増えるほど、紙切れ発生の可能性は高まる。一組の印刷記録媒体を新たに給送できない場合は、その状態で印刷を停止させることもできる。しかし、紙切れの度に印刷を停止させたのでは両面印刷のスループットが低下する。また、既に一方の面が印刷された印刷記録媒体の組が無駄になる。新たな印刷記録媒体が補充されるまでの間、既に印刷された印刷記録媒体の組をプリンタ内に滞留させることも考えられるが、長時間滞留すると、印刷品質が低下するおそれもある。そこで、制御手段は、既に給紙された印刷記録媒体の印刷を続行して排出すべく、印刷要求を並べ替える。
【0012】
例えば、前記制御手段は、前記障害が生じた場合には、既に一方の面が印刷された一組の印刷記録媒体は組単位で印刷を続行させ、既に給紙された未印刷の印刷記録媒体は1枚単位で両面印刷を行わせるべく前記記憶手段に記憶された印刷要求を並べ替えることができる。
【0013】
即ち、一方の面が印刷された印刷記録媒体の組については、組単位で他方の面を印刷させる。また、既に給紙された未印刷の印刷記録媒体、即ち、一組を構成するに足りない数の印刷記録媒体については、1枚単位で両面印刷を行う。これにより、先行する印刷記録媒体の組の印刷を早期に完了させて排紙させることができ、また、第1の給紙手段が蓄積する印刷記録媒体を無駄なく使用することができる。
【0014】
ここで、例えば、前記制御手段は、前記障害が前記新たな一組の印刷記録媒体の給送前に生じた場合には、既に一方の面が印刷された一組の印刷記録媒体は組単位で印刷を続行させ、前記障害が前記新たな一組の印刷記録媒体の給送途中で生じた場合には、前記既に一方の面が印刷された一組の印刷記録媒体は組単位で印刷を続行させると共に、既に給紙された未印刷の印刷記録媒体は1枚単位で両面印刷を行わせるべく、前記記憶手段に記憶された印刷要求を並べ替えることもできる。
【0015】
また、例えば、前記制御手段は、前記障害が生じた場合には、既に一方の面が印刷された一組の印刷記録媒体及び既に給紙された未印刷の印刷記録媒体をそれぞれ1枚単位で両面印刷させるべく前記記憶手段に記憶された印刷要求を並べ替えることもできる。
【0016】
即ち、給紙に障害を生じた場合には、組単位の印刷モードを解除し、一方の面が印刷された印刷記録媒体の組も1枚ずつ印刷することができる。
【0017】
また、記憶手段は、印刷要求発行手段により発行された印刷要求を蓄積する第1の印刷キューと、制御手段により並べ替えられた印刷要求を蓄積する第2の印刷キューとを備えることができる。
【0018】
本発明は、印刷方法、印刷システム、印刷制御用プログラムを記録した記録媒体として把握することも可能である。記録媒体としては、例えば、フロッピーディスク(FD)、コンパクトディスク(CD-ROM,CD-RAM等)、ディジタルビデオディスク(DVD-ROM,DVD-RAM等)、ハードディスク(HD)、メモリ、ICカード等を用いることができる。また、有線又は無線の通信回線を介してプログラムをダウンロードする等のように、伝送媒体を用いることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0020】
1.第1の実施の形態
図1〜図9に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る印刷システムの要部を示すブロック図である。
【0021】
例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、携帯情報端末、ディジタルカメラ等として実現可能なホストコンピュータ1は、通信部2,印刷データ生成部3及び印刷モード指定部4を備えている。
【0022】
通信部2は、例えば、LAN(Local Area Network)等の通信回線CNを介してプリンタ11と通信を行うものである。印刷データ生成部3は、文書作成ソフトウエア等のアプリケーションプログラムから渡されたデータに基づいて印刷データを生成するものである。印刷モード指定部4は、プリンタ11の印刷方法を指定するためのものである。印刷モード指定部4は、後述するように、大きく分けて、片面印刷モード、両面印刷モード及び高速両面印刷モードの3種類の印刷モードを指定することができる。また、片面印刷モード、両面印刷モード及び高速印刷モードでは、一枚ずつ印刷を行うモード(1アップモードとも呼ぶ)と、n枚の印刷記録媒体を同時に印刷するモード(nアップモードとも呼ぶ。nは2以上の自然数である)とを排他的に選択することができる。
【0023】
プリンタ11は、それぞれ後述するように、通信部12,イメージ生成部13,印刷キュー管理部(キュー管理部と表記)14,エンジン制御部15,プリントエンジン16,操作パネル17,制御部18及び記憶部19を備えて構成されている。
【0024】
通信部12は、通信回線CNを介してホストコンピュータ1と通信を行うものである。「印刷要求発行手段」としてのイメージ生成部13は、印刷データに基づいて印刷用イメージデータを生成し、ページ単位の印刷要求を発行する。発行された印刷要求は、印刷キュー管理部14によって管理される。「印刷手段」としてのエンジン制御部15及びプリントエンジン16は、印刷キュー管理部14から引き渡された印刷要求に基づいて印刷を行う。
【0025】
操作パネル17は、例えば、プリンタ11の上面又は前面等に設けられるものであり、印刷モード等を指定することができる。操作パネル17又はホストコンピュータ1のいずれからでも印刷モードを指定することができる。本実施の形態では、印刷モード指定部4からの指定を優先させるものとする。
【0026】
「制御手段」としての制御部18は、印刷モード指定部4により指定された印刷モードを実現すべく、印刷キュー管理部14に指令を発し、記憶部19に保存された印刷要求を並べ替えさせる。また、「記憶手段」としての記憶部19は、例えば、メモリやハードディスク装置等の記憶装置内に実現されるもので、「第1の印刷キュー」としての印刷キュー20Aと、「第2の印刷キュー」としての両面印刷キュー21とを備えている。
【0027】
図2は、プリントエンジン16の構造を模式的に示す説明図である。給紙トレイ21に格納された印刷記録媒体PMは、給紙ローラ22によって給紙トレイ21から取り出される。取り出された印刷記録媒体PMは、搬送ベルトにより転写ドラム23に向けて搬送される。
【0028】
感光ドラム24の表面には、レーザ光ユニット(図示せず)によって潜像が形成される。形成された潜像は、現像機25によって可視化される。可視化された画像は、転写ドラム23に転写され、転写ドラム23を介して印刷記録媒体PMの一方の面に印刷される。転写ドラム23によって印刷された印刷記録媒体PMは、さらに定着器26に向けて搬送される。定着器26は、印刷記録媒体PMの表面に付着したトナー等の発色剤を加熱溶融させて紙面に定着させる。そして、印刷記録媒体PMは、排紙ローラ27により排紙トレイ28に排紙される。給紙トレイ21から転写ドラム23,定着器26,排紙ローラ27に至る通常経路29は「第1の給紙手段」の一部を構成する。
【0029】
一方、両面印刷を行う場合、片面が印刷済みの印刷記録媒体PMは、反転経路30によって再給紙ローラ31に搬送される。再給紙ローラ31は、印刷記録媒体PMを再び転写ローラ23に向けて送り出す。このとき、印刷記録媒体PMは裏返しにされ、未印刷の面が表側になる。反転経路30及び再給紙ローラ31は「第2の給紙手段」の一部を構成する。
【0030】
次に、図3は、複数ページ同時印刷(nアップモード)の概略を示す説明図である。図3(a)に示すように、例えば、印刷記録媒体PM1,PM2がそれぞれA4版サイズであり、転写ドラム23がA3版までの印刷を行える場合、印刷記録媒体PM1,PM2を横に並べると、横寸法WはA4サイズの縦寸法と等しく、縦寸法HはA3サイズの縦寸法となる。従って、転写ドラム23の周面に2枚分の画像を形成することにより、複数ページを同時に印刷できる。従って、この場合、nアップモードは2アップモードと呼ぶことができる。
【0031】
次に、2アップモード下で両面印刷を行う場合を説明する。図3(b)に示すように、最初に、各印刷記録媒体PM1,PM2の片面(一方の面とも呼ぶ)がそれぞれ印刷される。次に、図3(c),(d)に示すように、一方の面が印刷された各印刷記録媒体PM1,PM2は、通常経路29から反転経路30に乗り移り、再び転写ドラム23に向けて搬送される。そして、図3(e)に示すように、各印刷記録媒体PM1,PM2の他方の面がそれぞれ印刷される。
【0032】
図4〜図6は、印刷モード毎の印刷要求の管理状況を模式的に示す説明図である。図4(a)及び(b)は、片面印刷を行う場合を示し、図4(c),図5及び図6は両面印刷の場合を示す。
【0033】
片面印刷を行う場合は、さらに、1枚ずつ印刷する場合(1アップモード)と、例えば2枚等のn枚ずつ同時に印刷する場合(2アップモード)とに分けることができる。片面印刷を1アップモードで行う場合は、図4(a)に示すように、印刷キューに各ページの印刷要求を順番につなげ、いわゆる先入れ先出し方式で各印刷要求を一つずつプリントエンジン16に引き渡せばよい。これにより、1枚ずつの片面印刷が行われる。一方、2アップモードで片面印刷を行う場合は、図4(b)に示すように、印刷キューから印刷要求を2個ずつプリントエンジン16に渡す。これにより、2枚の印刷記録媒体の片面に同時に印刷することができる。
【0034】
両面印刷の場合も1枚ずつ印刷する1アップモードと2枚ずつ印刷する2アップモードとがある。1アップモードで両面印刷をする場合は、図4(c)に示すように、印刷キューから両面印刷キューへ印刷要求を移すものの、その順番に変化はない。そして、両面印刷キューから印刷要求を一つずつ取り出してプリントエンジン16に渡し、1枚ずつ印刷を行う。より具体的には、最初に、通常経路29によって印刷記録媒体を搬送することにより、印刷記録媒体の片面を印刷させ、次に、この片面が印刷された印刷記録媒体を反転経路30に載せて搬送させることにより、もう一方の面を印刷させることができる。
【0035】
2アップモードで両面印刷を行う場合は、図5に示すように、印刷キューに蓄積された印刷要求の順番を並び替えて両面印刷キューに移す。そして、両面印刷キューから印刷要求を2個ずつプリントエンジン16に入力することにより、2枚同時に印刷しながら両面印刷を行うことができる。例えば、裏面(一方の面)から印刷する場合は、第1の印刷記録媒体PM1,第2の印刷記録媒体PM2の各裏面に印刷されるべき印刷要求P2,P4を両面印刷キューの先頭に配置し、次に、該各印刷記録媒体PM1,PM2の表面に印刷されるべき印刷要求P1,P3を両面印刷キューにつなぐ。従って、例えばP1〜P8の8個の印刷要求がある場合、両面印刷キューにはP2−P4−P1−P3−P6−P8−P5−P7のように並べ替えられて蓄積される。これにより、二枚一組で両面印刷が行われることになる。
【0036】
高速両面印刷の場合も1アップモードとnアップモードとがあるが、先に、高速両面印刷におけるnアップモードを説明する。nアップモードの高速両面印刷では、図6に示すように、印刷キューに順番に並べられた印刷要求の順序を変えて両面印刷キューに移し替える。高速両面印刷では、まず、最初に、所定数(図6中では「2」)だけ、通常経路29を介して印刷記録媒体を給送する。これにより、印刷記録媒体PM1〜PM4の裏面にP2,P4,P6,P8の印刷要求が印刷される。ここで、PM1とPM2、PM3とPM4がそれぞれ一組の印刷記録媒体をなす。これら裏面が印刷された各印刷記録媒体PM1〜PM4は、通常経路29から反転経路30に載せられて搬送される。
【0037】
最初の一組の印刷記録媒体PM1,PM2が再給紙ローラ31によって再び通常経路29に乗り移り、印字位置に到達すると、該各印刷記録媒体PM1,PM2の表面にP1,P2の印刷要求がそれぞれ印刷される。印刷記録媒体PM3,PM4が再給紙されるまでの時間を利用して、新たな印刷記録媒体PM5,PM6が給紙され、P10,P11の印刷要求が印刷される。以下同様にして裏面と表面の印刷が交互に行われる。最後に、反転経路30上の印刷記録媒体PM5〜PM8の表面を印刷して高速両面印刷が終了する。
【0038】
なお、図6に示す高速両面印刷では、n枚(2枚)ずつ同時印刷する場合を例示したが、1アップモードで高速両面印刷を行うことも可能である。1アップモードでの高速両面印刷の方法については、例えば、特許第2522799号公報に記載されている。但し、本発明の特徴は、複数枚同時印刷により高速な両面印刷を実現する点、更には、紙切れ等のエラー発生時の対応方法にある点に注意しなければならない。
【0039】
次に、図7及び図8のフローチャートを参照しつつ本実施の形態の作用を説明する。以下の説明では、ステップを「S」と略記する。まず、図7は、プリンタ11側で実行される全体的な処理の流れを示すフローチャートである。
【0040】
通信部12は、ホストコンピュータ1からのデータ到着を監視しており(S1)、ホストコンピュータ1から印刷データを受信すると、イメージ生成部13は印刷要求を生成する(S2)。生成された印刷要求は記憶部19の印刷キュー20Aにつなげられる(S3)。次に、ホストコンピュータ1から両面印刷が指示されているか否かを検査する(S4)。両面印刷が指示されていない場合、即ち、片面印刷の場合は、後述のS5〜S7をスキップして印刷処理に移る。
【0041】
両面印刷が指示されている場合は、高速両面印刷か否かを更に検査し(S5)、高速両面印刷が指示されている場合は、図6に示すように、高速両面印刷用に印刷要求を並べ替える(S6)。通常の両面印刷が指示されている場合は、例えば図5に示すように、印刷要求を並べ替える(S7)。印刷要求の処理順序が確定した後、印刷処理が開始される(S8)。
【0042】
次に、図8は、図7中にS8で示された印刷処理の概要を示すフローチャートである。まず、エンジン制御部15は、印刷モードに応じてプリントエンジン16の設定を行う(S11)。次に、印刷キュー20A又は両面印刷キュー20Bから印刷要求を所定の数だけ取出す(S12)。そして、所定の給紙経路から給紙を行う(S13)。
【0043】
給紙を行った後に、エラーが生じたか否かを判定し(S14)、エラーが生じた場合には、新たな組の印刷記録媒体の給紙中にエラーが生じたか否かを判定する(S15)。例えば、一組が2枚の印刷記録媒体から構成されており、最初の1枚を給紙した直後に紙切れを生じた場合には、新たな組の印刷記録媒体を休止中にエラーが生じたことになり、S15で「YES」と判定される。これに対し、新たな組の印刷記録媒体を1枚も給紙できない場合は、S15で「NO」と判定される。
【0044】
S15で「YES」と判定された場合は、既に一方の面が印刷された印刷記録媒体の他方の面をそのまま組単位で印刷させ、また、一組に足りないまま給紙された未印刷の印刷記録媒体については1枚単位で印刷させるべく、印刷要求を並べ替える(S16)。一方、S15で「NO」と判定された場合は、新たに1枚の給紙もできなかった場合なので、未印刷の印刷記録媒体について考慮する必要がない。そこで、既に一方の面が印刷された印刷記録媒体の他方の面を組単位で印刷させるべく、印刷要求を並べ替える(S17)。
【0045】
このようにして、紙切れ等のエラーが発生した場合には、エラー内容に応じて印刷要求を並べ替え、印刷を続行する。そして、処理すべき印刷要求が無くなるまでS12〜S18の処理が繰り返される(S19)。
【0046】
図9は、エラー発生時の状況に応じて印刷方法を変化させる状態を示す説明図である。図9(a)に示すように、新たな組の途中で紙切れ等のエラーが生じた場合には(例えば、第4組目のPM7を給紙した直後のエラー)、この新たに給紙された印刷記録媒体PM7の一方の面(P14)を印刷し、次に、既に一方の面が印刷された組(第3組目のPM5,PM6)の他方の面(P9,P11)を組単位で印刷する。そして、印刷記録媒体PM7の他方の面(P13)を印刷して処理を終了する。一方、図9(b)に示すように、第4組目の先頭でエラーを生じた場合には、先行する組(PM5,PM6)の他方の面(P9,P11)を組単位で印刷して処理を終了する。
【0047】
このように構成される本実施の形態によれば、新たな一組の印刷記録媒体の給紙にエラーが生じた場合は、エラーの発生状態に応じて印刷順序を変更するため、先行している一組の印刷記録媒体を長時間滞留させずに速やかに印刷して排紙できると共に、給紙トレイ21内の印刷記録媒体を最大限有効に使用して両面印刷を行うことができる。
【0048】
特に、本発明の高速両面印刷では、複数枚からなる組単位で両面印刷を行うため、一組分の印刷記録媒体を給紙できない可能性がある。組単位での給紙ができない場合、給紙トレイ21内に印刷記録媒体が供給されるまで印刷を停止させることもできる。しかし、この場合は、既に片面が印刷されて待機中の印刷記録媒体の組が長時間機内に滞留することとなり、印刷品質に悪影響を与える可能性がある。また、新たな印刷記録媒体がセットされるまで両面印刷を中断させると、結果的に印刷のスループットが低下し、高速両面印刷の特徴が失われる可能性もある。一組を構成する印刷記録媒体の数nが大きくなればなるほど、この問題は大きくなる。いま例えば、n=10とし、給紙トレイ21内に9枚の印刷記録媒体が残っているとした場合、本発明によれば、残り9枚の印刷記録媒体を一枚単位で印刷することができるため、印刷のスループットの低下を防止できる。
【0049】
2.第2の実施の形態
次に、図10及び図11に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。以下の各実施の形態では、上述した構成要素と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。本実施の形態の特徴は、エラー発生状態と印刷モードの設定状態とに応じて、エラー発生時の印刷順序を決定するようにした点にある。
【0050】
図10のフローチャートは、本実施の形態による印刷処理を示す。本フローチャートには、図8と共に上述したS11〜S14、S18及びS19が含まれている。これに加えて、本実施の形態では、紙切れ等のエラーが発生すると(S14:YES)、予め設定されたエラー発生パターンに応じて印刷要求の順序を変更させる(S21)。
【0051】
エラー発生パターンは、給紙エラーの生じたタイミング(新たな組の給紙前か給紙途中か)と印刷モードの設定(1アップモード優先か2アップモード優先か)の組合せによって4種類に分けることができる。
【0052】
エラー発生時の印刷モードが2アップモード優先に設定されている場合、新たな組の給紙途中でエラーが生じた場合は、図8中のS16で述べたように、先行する組の他方の面を2アップモードで印刷し、未印刷の印刷記録媒体を1アップモードで印刷させるべく印刷要求を並べ替える(EP1)。また、新たな組の給紙前にエラーを生じた場合は、図8中のS17で述べた如く、先行する組の他方の面を2アップモードで印刷させるべく印刷要求を並べ替える(EP2)。
【0053】
一方、エラー発生時の印刷モードが1アップモード優先に設定されている場合も同様に2種類のパターンが設定されている。新たな組の給紙途中でエラーが生じた場合は、先行する組の他方の面及び新たに給紙された印刷記録媒体のそれぞれを1アップモードで印刷させるべく印刷要求を並び替える(EP3)。また、新たな組の給紙前にエラーを生じた場合は、先行する組の他方の面を1アップモードで印刷させる(EP4)。
【0054】
図11は、1アップモード優先に設定されている場合のエラー発生時の印刷状況を示す説明図である。図11(a)に示すように、新たな組の給紙途中でエラーが生じた場合は(第4組目のPM7)、この新たに給紙された印刷記録媒体PM7の一方の面を1アップモードで印刷すると共に、2アップモードで一方の面が印刷された組の印刷記録媒体(PM5,PM6)及び最後に給紙された印刷記録媒体(PM7)の他方の面をそれぞれ1アップモードで印刷させる。また、図11(b)に示すように、新たな組の給紙前にエラーを生じた場合は、2アップモードで一方の面が印刷された印刷記録媒体の組(PM5,PM6)の他方の面を1アップモードで印刷させる。
【0055】
このように構成される本実施の形態でも上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。これに加えて、本実施の形態では、エラー発生状態と印刷モードとに基づいて、印刷順序を変更するため、より一層使い勝手を向上させることができる。
【0056】
なお、当業者であれば、各実施の形態に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の追加、変更等が可能である。例えば、図12に示すように、第4組目の給紙途中で紙切れ等のエラーを生じた場合は、先行する組の他方の面(P9,P11)を2アップモードで印刷してから印刷を中断し、給紙カセット21に印刷記録媒体が補充された後は、1アップモードで印刷を再開することもできる。もちろん、2アップモードで印刷を再開することもできる。
【0057】
また、例えば、用紙経路中に片面印刷済みの印刷記録媒体を一時貯留させる両面印刷カセットを設けることにより両面印刷機構を実現させてもよい。
【0058】
さらに、前記各実施の形態では、所定数として2組を例示したが、これに限らず、3組以上の印刷記録媒体の一方の面を連続的に印刷し、次に、既に片面が印刷された印刷記録媒体の他方の面と新たな組の印刷記録媒体の一方の面とを交互に印刷させることもできる。同様に、一組を構成する印刷記録媒体の数は、「2」に限らない。用紙サイズ等によっては3以上の値も可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係るプリンタ及び印刷システムによれば、複数の印刷記録媒体からなる一組単位で高速な両面印刷を行うことができる。また、紙切れ等のエラーが生じた場合でも、両面印刷を継続させることができ、印刷のスループット低下を防止すると共に、印刷資源を有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムのブロック図である。
【図2】プリントエンジンの概略構造を示す説明図である。
【図3】複数の印刷記録媒体を両面印刷する場合を示す説明図である。
【図4】各印刷モードによる印刷要求の並び方と印刷の状況を示す説明図である。
【図5】複数の印刷記録媒体を両面印刷する場合の印刷要求の並び方と印刷の状況を示す説明図である。
【図6】高速両面印刷の印刷要求の並び方と印刷の状況を示す説明図である。
【図7】プリンタ側処理の全体を示すフローチャートである。
【図8】印刷処理を示すフローチャートである。
【図9】紙切れ等のエラーが発生した場合に、印刷順序を変更する様子を示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る印刷処理を示すフローチャートである。
【図11】紙切れ等のエラーが発生した場合に、印刷順序を変更する様子を示す説明図である。
【図12】本発明の変形例に係り、印刷再開時の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
3 印刷データ生成部
4 印刷モード指定部
11 プリンタ
13 イメージ生成部
14 印刷キュー管理部
15 エンジン制御部
16 プリントエンジン
18 制御部
19 記憶部
20A 印刷キュー
20B 両面印刷キュー
29 通常経路
30 反転経路
PM 印刷記録媒体
Claims (2)
- 並べて搬送される2枚の印刷記録媒体で一組の印刷記録媒体群を構成し、該各印刷記録媒体の一方の面及び他方の面のそれぞれに異なる内容を組単位で同時に印刷可能なプリンタにおいて、
受信した印刷データに基づいて印刷用イメージデータを生成し、ページ単位の印刷要求を発行する印刷要求発行手段と、
前記印刷要求を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された印刷要求に基づいて前記各印刷記録媒体への印刷を行う印刷手段と、
一方の面及び他方の面のいずれも印刷されていない未印刷の一組の印刷記録媒体群を前記印刷手段に給送し、各印刷記録媒体の一方の面を前記印刷手段によりそれぞれ同時に印刷させるための第1の給紙手段と、
前記印刷手段により一方の面が印刷された前記一組の印刷記録媒体群を反転させて前記印刷手段に再度給送し、各印刷記録媒体の他方の面を前記印刷手段によりそれぞれ同時に印刷させるための第2の給紙手段と、
前記記憶手段に記憶された印刷要求を組単位で所定の順序に並べ替えることにより、前記第1の給紙手段から新たな印刷記録媒体群を一組ずつ所定数だけ連続的に給送して、これら各組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の一方の面をそれぞれ組単位で印刷させ、次に、第2の給紙手段から給送された一方の面が印刷済みの一組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の他方の面と第1の給紙手段から給送された新たな一組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の一方の面とを交互に印刷させ、さらに、一方の面が印刷済みの一組の印刷記録媒体群を第2の給紙手段から前記所定数だけ連続的に給送してこれら各組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の他方の面をそれぞれ組単位で印刷させる制御手段とを備え、
前記制御手段は、新たな一組の印刷記録媒体群の給送前に紙切れ状態が生じて当該新たな一組の印刷記録媒体群を給送できない場合には、既に一方の面が印刷された一組の印刷記録媒体群についてはそのまま組単位で印刷を続行させ、前記紙切れ状態が前記新たな一組の印刷記録媒体群の給送途中で生じた場合には、前記既に一方の面が印刷された一組の印刷記録媒体群についてはそのまま組単位で印刷を続行させると共に、既に給紙された前記新たな一組の印刷記録媒体群を構成する印刷記録媒体数に足りない未印刷の印刷記録媒体については組単位での印刷を解除して1枚単位で両面印刷を行わせるべく、前記記憶手段に記憶された印刷要求を並べ替えることを特徴とするプリンタ。 - 印刷データを生成するホストコンピュータと、並べて搬送される2枚の印刷記録媒体で一組の印刷記録媒体群を構成し、前記ホストコンピュータからの印刷データに基づいて、該各印刷記録媒体の一方の面及び他方の面のそれぞれに異なる内容を組単位で同時に印刷可能なプリンタとを備えた印刷システムにおいて、
前記ホストコンピュータは、
印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
前記印刷データの印刷モードを指定する印刷モード指定手段と、
前記印刷データ及び印刷モードをプリンタに向けて送信する送信手段と、
を含んで構成され、
前記プリンタは、
前記ホストコンピュータからの印刷データ及び印刷モードを受信する受信手段と、
受信した印刷データに基づいて印刷用イメージデータを生成し、ページ単位の印刷要求を発行する印刷要求発行手段と、
前記印刷要求を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された印刷要求に基づいて前記各印刷記録媒体への印刷を行う印刷手段と、
一方の面及び他方の面のいずれも印刷されていない未印刷の一組の印刷記録媒体群を前記印刷手段に給送し、各印刷記録媒体の一方の面を前記印刷手段によりそれぞれ同時に印刷させるための第1の給紙手段と、
前記印刷手段により一方の面が印刷された前記一組の印刷記録媒体群を反転させて前記印刷手段に再度給送し、各印刷記録媒体の他方の面を前記印刷手段によりそれぞれ同時に印刷させるための第2の給紙手段と、
前記印刷モードに基づいて前記記憶手段に記憶された印刷要求を組単位で所定の順序に並べ替えることにより、前記第1の給紙手段から新たな印刷記録媒体群を一組ずつ所定数だけ連続的に給送して、これら各組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の一方の面をそれぞれ組単位で印刷させ、次に、第2の給紙手段から給送された一方の面が印刷済みの一組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の他方の面と第1の給紙手段から給送された新たな一組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の一方の面とを交互に印刷させ、さらに、一方の面が印刷済みの一組の印刷記録媒体群を第2の給紙手段から前記所定数だけ連続的に給送してこれら各組の印刷記録媒体群を構成する各印刷記録媒体の他方の面をそれぞれ組単位で印刷させる制御手段とを備え、
前記制御手段は、新たな一組の印刷記録媒体群の給送前に紙切れ状態が生じて当該新たな一組の印刷記録媒体群を給送できない場合には、既に一方の面が印刷された一組の印刷記録媒体群についてはそのまま組単位で印刷を続行させ、前記紙切れ状態が前記新たな一組の印刷記録媒体群の給送途中で生じた場合には、前記既に一方の面が印刷された一組の印刷記録媒体群についてはそのまま組単位で印刷を続行させると共に、既に給紙された前記新たな一組の印刷記録媒体群を構成する印刷記録媒体数に足りない未印刷の印刷記録媒体については組単位での印刷を解除して1枚単位で両面印刷を行わせるべく、前記記憶手段に記憶された印刷要求を並べ替えることを特徴とする印刷システム。
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