JPH09315699A - 両面画像形成方法 - Google Patents

両面画像形成方法

Info

Publication number
JPH09315699A
JPH09315699A JP13852796A JP13852796A JPH09315699A JP H09315699 A JPH09315699 A JP H09315699A JP 13852796 A JP13852796 A JP 13852796A JP 13852796 A JP13852796 A JP 13852796A JP H09315699 A JPH09315699 A JP H09315699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
double
transfer
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13852796A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiko Saito
達彦 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP13852796A priority Critical patent/JPH09315699A/ja
Publication of JPH09315699A publication Critical patent/JPH09315699A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 循環型用紙搬送方式を利用する両面画像形成
方法において、多数枚の両面画像形成を連続して行う場
合であっても、画像転写や用紙搬送等の各動作をより単
純な制御で効率よく実行して、高い生産性を保持できる
ようにする。 【解決手段】 循環型用紙搬送方式による両面画像形成
を連続して行う際の用紙の使用枚数が、その用紙の搬送
方向サイズにより定まる循環型用紙搬送経路の用紙搬送
許容枚数よりも多い場合、転写部を除く循環型用紙搬送
経路内に収容され得る用紙のオフセット数を算出してそ
の用紙オフセット数が偶数であることを確認するか或い
は偶数になるように調整する処理を行った後、用紙を給
紙トレイから1枚おきに転写部に給送することにより、
1枚おきに給送される用紙と用紙の間となる循環型用紙
搬送経路上に反転後の用紙を介在させるように搬送して
連続した両面画像形成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両面画像形成方法に
係り、特に、両面専用収容トレイを使用しない両面画像
形成機構を備え、しかもデジタル画像処理方式を採用す
る複写機、プリンター等の画像形成装置に適用される両
面画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多数枚の記録用紙の表裏両面に対
して画像を形成する方法としては、画像(トナー像な
ど)を転写する転写部に記録用紙を送った後、画像が片
面に転写された記録用紙を反転部に送り、その反転部で
反転させた記録用紙を両面専用収容トレイに集積するこ
となく再び転写部に送ってその反対面に画像を転写する
という循環型用紙搬送方式(所謂、トレイレス両面機
構)を利用するものがある。この方式を採用する両面画
像形成方法は、片面に画像が形成された記録用紙を反転
させた後にすべて両面専用収容トレイに集積し、その集
積した記録用紙を再び転写部に送ってその反対面に画像
を形成する両面画像形成方法に比べて、画像形成速度が
向上し、両面専用収容トレイの設置等による不要なコス
トアップを招くことがない利点を有している。
【0003】このような方式を利用した両面画像形成方
法としては、例えば、特開昭64−69425号公報
に、片面転写後の記録用紙が反転部やその近傍にある間
に、新たな記録用紙を転写部に給送してその片面に転写
を行い、これにより反転に要する時間を有効に活用して
両面画像形成のスピードアップを図る方法が示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、両面専用収
容トレイを使用しない循環型用紙搬送方式による両面画
像形成方法においては、画像転写の動作と記録用紙の搬
送動作等を適宜組み合わせて設定することにより、片面
に画像が転写された記録用紙と新たに供給される記録用
紙とを装置内で滞りなく循環させて搬送すると同時に、
各用紙の両面に所定の画像を形成しなければならない。
【0005】このため、このような両面画像形成方法に
より多数枚の両面画像形成を連続して行う場合には、特
に、その両面画像形成を出来るだけ効率よく行うことが
要求される。また、この場合には、画像転写(画像形
成)や用紙搬送等の各動作が複雑化することなく出来る
だけ単純化され、しかも、転写動作が出来るだけ途切れ
る(空動作になる)ことなくフルに稼動するように設定
することが望ましいとされている。
【0006】この点、前記公報に示されている方法で
は、用紙の搬送タイミングが変則的であって単純性に欠
けたり、或いは、多数枚の連続した両面画像形成を行う
時にはその中間段階で転写動作が途切れて無駄が生じる
という不具合があった。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消することにあり、具体的には、循環型用紙搬送方式
を利用する両面画像形成方法において、多数枚の両面画
像形成を連続して行う場合であっても、画像転写や用紙
搬送等の各動作をより単純な制御で効率よく実行して、
高い生産性を保持できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の両面画像形成方
法は、用紙を給紙トレイから転写部に給送してその片面
に画像を転写し、片面に画像が転写された用紙を反転部
に搬送して反転させ、しかる後、反転した用紙を集積す
ることなく再び転写部に給送してその反対面に画像を転
写することにより用紙両面に画像を形成する循環型用紙
搬送方式を利用した両面画像形成方法において、上記循
環型用紙搬送方式による両面画像形成を連続して行う際
の用紙の使用枚数が、その用紙の搬送方向サイズにより
定まる循環型用紙搬送経路の用紙搬送許容枚数よりも多
い場合、転写部を除く循環型用紙搬送経路内に収容され
得る用紙のオフセット数を算出してその用紙オフセット
数が偶数であることを確認するか或いは偶数になるよう
に調整する処理を行った後、用紙を給紙トレイから1枚
おきに転写部に給送することにより、1枚おきに給送さ
れる用紙と用紙の間となる循環型用紙搬送経路上に反転
後の用紙を介在させるように搬送して連続した両面画像
形成を行うことを特徴とするものである。
【0009】上記の両面画像形成方法においては、算出
した用紙オフセット数が偶数である場合には、そのまま
用紙を1枚おきに転写部に給送する動作に移ればよい
が、その用紙オフセット数が奇数である場合には、以下
のような調整処理を行いつつ上記の用紙給送動作に移
る。
【0010】すなわち、反転部と転写部の間の循環型用
紙搬送経路上で反転後の用紙を用紙1枚分だけ待機させ
ることにより用紙オフセット数を見かけ上1枚分増やす
調整処理を行ったり、或いは、用紙の搬送方向サイズを
実寸よりも大きめに設定して用紙搬送許容枚数を調整す
ることにより用紙オフセット数を偶数に設定する調整処
理を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0012】本発明の両面画像形成方法は、前記したよ
うな循環型用紙搬送方式(所謂、トレイレス両面機構)
を利用して両面画像形成を行うプリンター、複写機等で
あって、デジタル画像処理方式を採用する画像形成装置
であれば、特に制約されることなく適用することが可能
である。
【0013】そこで、この両面画像形成方法をプリンタ
ーに適用した場合を例に挙げて説明する。図1は、本発
明を適用したレーザープリンターを示すものであり、図
中において符号1は記録用紙Pを集積して収容する給紙
トレイ、2はトナー画像を記録用紙Pに転写する転写
部、3は加熱加圧方式等の定着部、4は画像形成終了後
に排出される記録用紙を集積する排紙トレイ、5は給紙
搬送路、6は転写後搬送路、7は排紙搬送路、8は反転
部9を備えた循環型用紙搬送路である。
【0014】転写部2は特に限定されるものではない
が、本例では、矢印方向に回転する感光体ドラム20の
表面にレーザー式像書き込み装置21により書き込まれ
る静電潜像を現像装置22により現像してトナー像を形
成し、感光体ドラム20上に形成されたトナー像を転写
装置23を介して記録用紙Pに転写するものを使用して
いる。
【0015】このレーザープリンターにおいては、片面
プリント又は両面プリントのいずれか一方が任意に選択
されてそれぞれ実行されるようになっており、片面プリ
ントを選択した場合には、次のようにして片面プリント
が行われる。
【0016】すなわち、プリント開始指令により、給紙
搬送路5において記録用紙Pが給紙トレイ1からフィー
ドロール50により1枚ずつ搬送されてレジストロール
51のところで一旦待機し、その一方で転写部2におい
て感光体ドラム20に画像情報に応じたトナー像が形成
される。そして、レジストロール51により所定の給紙
タイミングで画像部2に給送される記録用紙Pに対し、
感光体ドラム20上のトナー像が転写される。転写後の
記録用紙Pは、転写後搬送路6の搬送ベルト60により
定着部3に搬送され、そこでトナー像が加熱定着され
る。定着後の記録用紙Pは、排紙搬送路7における搬送
ロール70、71により搬送されて排紙トレイ4上に排
出される。
【0017】一方、両面プリントを選択した場合には、
基本的に、上記片面プリントと同様にして片面に画像が
転写された後の記録用紙Pが、排紙搬送路7内に設けら
れた進路変更爪80の変位切り替えにより循環型用紙搬
送路8側に搬送され、搬送ロール81、82、90によ
り反転部9の搬送路に送り込まれる。そして、反転部9
に送り込まれた記録用紙Pは、搬送ロール90の逆回転
動作と進路変更爪91の変位切り替えにより第一搬送区
間15側にその表裏面が反転された状態で搬送され、そ
の後、搬送ロール11、12、13、14により反転後
第一搬送路15、反転後第二搬送路16、反転後給紙搬
送路17を順次通過し、レジストロール51を介して転
写部2に再送される。転写部に再送された記録用紙P
は、先の画像転写面とは反対側の面に画像が転写された
後、定着部3を経て排紙トレイ4に排出される。
【0018】また、このプリンターにおいて両面プリン
トを選択した場合には、その両面プリントは以下のよう
な各手順を経て行われるようになっている。
【0019】まず、両面プリントを選択すると(図2及
び図7のステップ1:S1)、そのプリント枚数Nがプ
リンター内における循環型用紙搬送経路(転写後搬送路
6も含める)8の用紙搬送許容枚数Mよりも多いか否か
を判断する(S2)。用紙搬送許容枚数Mは、循環型用
紙搬送経路(同上)8の経路全長Lとその搬送経路8内
における用紙Pの搬送方向サイズ(用紙1枚当たりの搬
送所要ピッチ長)Xとから求められるもので、M=L/
X(枚:整数)と表される。実際、この許容枚数Mは、
経路全長Lが装置に応じて確定されるものである一方、
用紙Pの搬送方向サイズXが用紙サイズや搬送方向(縦
送り又は横送り)により変動するものであるため、用紙
Pの搬送方向サイズXによって定まる。
【0020】本例(図1)のプリンターの場合、用紙搬
送許容枚数Mは「5」とする。つまり、このプリンター
は、用紙Pを、転写後搬送路6をはじめてとして反転部
9、反転後第一搬送路15、反転後第二搬送路16およ
び反転後給紙搬送路17の計5つの経路内に一度に収容
できるようになっている。
【0021】ステップS2において、プリント枚数Nが
用紙搬送許容枚数Mと同数か或いはその許容枚数Mより
も少ない場合には、給紙トレイ1から用紙Pを連続して
転写部2に給送するとともに(S3)、片面転写後の用
紙Pを循環型用紙搬送経路8内において待機させること
なく連続して反転搬送する(S4)。
【0022】本例の場合、プリント枚数Nが5枚以下の
場合に、このような用紙の給送と反転搬送を行って両面
プリントを行う。つまり、給紙トレイ1から用紙Pを次
々と転写部2に給送してその各片面に画像を次々に転写
する。そして、5枚目の用紙Pに画像転写がなされた段
階で5枚の用紙Pが転写後搬送路6も含めて循環型用紙
搬送経路8内にすべて収容された状態になり、引き続
き、反転された用紙Pから次々と反転され状態で転写部
2に再送され、その各反対面に画像を次々と転写する.
【0023】一方、ステップS2において、プリント枚
数Nが用紙搬送許容枚数Mよりも多い場合には、オフセ
ット数Hを算出する(S5)。オフセット数Hは、転写
後搬送路6を除く循環型用紙搬送経路8内に実際に収容
できる用紙Pの枚数であり、前記した用紙搬送許容枚数
M(=L/X)から転写後搬送路6に収容される用紙1
枚分を除いた枚数に相当し、H=(L/X)−1と表さ
れる。また、このオフセット数Hは、実際には用紙Pの
搬送方向サイズXによって定まる。
【0024】そして、その算出されるオフセット数Nが
偶数か否かが判別され(S6)、オフセット数Nが偶数
である場合には、用紙Pを給紙トレイ1から給紙搬送路
5を介して転写部2へ1枚おきに給送するとともに、片
面に画像が形成された用紙Pを循環型用紙搬送経路8内
を連続して反転搬送する(S6,S7)。
【0025】ここで、オフセット数Nが偶数である場合
における動作内容について図3、図4に基づいて説明す
る。図示する内容は、オフセット数Nが「4」であり
(具体的には反転部9、反転後第一搬送路15、反転後
第二搬送路16、反転後給送搬送路17に用紙が1枚ず
つ収容される)、6枚の両面プリントを連続して行う場
合の主な動作工程である。
【0026】まず、最初の3枚目までの用紙を給送する
段階においては、図3aに示すように、給紙トレイ1か
ら用紙を転写部2に1枚おきに次々に給送することによ
り、各用紙の片面に画像が転写されることに加え、片面
に画像が転写された3枚目の用紙(S−3)が転写後搬
送路6にある時点で、片面に画像が転写されて反転され
た2枚目の用紙(R−2)が反転後第一搬送路15に、
片面に画像が転写されて反転された1枚目の用紙(R−
1)が反転後給紙搬送路17にそれぞれ位置するような
タイミングで循環型用紙搬送経路8内を連続して(かつ
用紙1枚分の空間スペースをあけて)反転搬送される。
【0027】これ以降は、反転された1枚目の用紙(R
−1)が、1枚おきに給送される3枚目の用紙(S−
3)と4枚目の用紙(S−4)の間に介在するように給
紙搬送路5に搬送され、その反対面に転写部2において
画像が転写されるという動作がしばらく繰り返される。
この用紙(R−1)に画像が転写されるときには、これ
と同時に、循環型用紙搬送経路8内の用紙(R−2)と
用紙(S−3)が次の搬送路16や反転部9にそれぞれ
搬送される(図3b)。
【0028】次いで、図3cに示すように、4枚目の用
紙(S−4)が給送されて画像が形成されるが、この
際、両面に画像が形成された1枚目の用紙(D−1)が
排紙トレイ4側に搬送排出される一方、循環型用紙搬送
経路8内の用紙(R−2)と用紙(S−3)が次の搬送
路15、17にそれぞれ搬送される。
【0029】続いて、反転後の2枚目の用紙(D−2)
を4枚目の用紙(S−4)と5枚目の用紙(S−5)の
間に介在するように給紙して画像を形成し(図3d)、
次に、5枚目の用紙(S−5)を給送して画像を形成し
(図3e)、次に、反転後の3枚目の用紙(D−3)を
5枚目の用紙(S−5)と6枚目の用紙(S−6)の間
に介在するように給紙して画像を形成し(図4f)、次
に、6枚目の用紙(S−6)を給送して画像を形成する
(図4g)。
【0030】給紙トレイ1から給送される用紙がなくな
った段階以降においては、循環型用紙搬送経路8内に残
る用紙の搬送方法は特に限定されるものではなく、任意
に設定することができる。例えば、図5hに例示するよ
うに、循環型用紙搬送経路8内に残る用紙3枚を1枚お
きの状態で搬送し続け、転写部2において1枚おきに各
用紙の反対面へ画像を転写するようにしてもよいが、図
5iに例示するように、反転後の4枚目の用紙(R−
4)に画像を転写する前までに、循環型用紙搬送経路8
内に残る2つの用紙(R−5、R−6)を用紙(R−
4)の直後にある搬送路16、17までに搬送してお
き、3枚連続して反対面への画像転写を行うようにす
る。
【0031】これにより、用紙搬送許容枚数の用紙に対
する片面への画像転写段階(初期工程)と給紙トレイか
らの用紙給送が終了した以降の段階(最終工程)を除く
両面プリントの中間工程において、転写部2が片面とそ
の反対面の画像転写を交互に行うことになる結果、転写
部2を空駆動させることなく連続して動作(フル稼動)
させることができる。
【0032】ステップ6において、オフセット数Nが偶
数ではなくて奇数である場合には、そのオフセット数N
が偶数になるような調整処理を行う(S8又はS1
1)。このオフセット数Nの調整処理は、例えば、循環
型用紙搬送経路8にある待機部を動作させる方法(図
2)と、用紙の搬送方向サイズを実寸よりも大きめに変
更設定する方法(図7)とによって対応することができ
る。
【0033】図6aは、図3等に例示した搬送経路形態
における反転後第二搬送路16がなく、しかも反転後第
二搬送路15に代えて待機部18を備えたもので、オフ
セット数Nが「3」である場合の搬送経路形態を示して
いる。
【0034】この場合には、図2に示すステップ8にお
いて、上記の待機部18を用紙1枚分だけ動作させると
いう調整処理を実行する。つまり、これは、待機部18
において、片面に画像が転写された後に反転部9で反転
された用紙を用紙1枚分だけ搬送間隔をあけるようにそ
の搬送を停止させた後に搬送(スキップ搬送)を行うよ
うにし、これにより、図6bに例示するように待機部1
8の下流側に見かけ上の搬送路19があるような処理を
行うものである。この結果、オフセット数Nは「3」か
ら1つ増加したかたちとなり、「偶数」であるとして取
り扱うことができる。
【0035】そして、この調整処理を行った場合におけ
る両面プリントの動作内容は、用紙を給紙トレイから1
枚おきに給送すること(S9)に加え、循環型用紙搬送
経路8において待機部18による待機動作を伴う用紙の
反転搬送を行うこと(S10)になるが、これは、実質
的にはオフセット数Nが偶数である場合における図3〜
4に図示した動作内容と実質的に同じになる。具体的に
は、ステップ9の動作はステップ6と同じであり、ま
た、図3〜4に図示の反転後第一搬送路15を待機部1
8とみなすとともに、その反転後第二搬送路16を待機
部18による待機動作により想定される見かけ上の搬送
路19とみなすことができるため、待機動作を伴う用紙
の反転搬送動作(S10)は、結果的には連続した用紙
の反転搬送動作(S7)と同じ内容となる。
【0036】また、オフセット数Nが奇数である場合に
おける調整処理は、上記の待機部18を動作させる方法
に代えて、図7に示すように、そのステップ11におい
て用紙の搬送方向サイズXを実際のサイズよりも大きめ
に設定して用紙搬送許容枚数Mを調整するという処理を
行こともできる。つまり、これは、用紙の搬送方向サイ
ズを実寸Xに所定の寸法値αを加算して「X+α」と
し、その用紙サイズXにより定まる許容枚数M(=L/
X)の値が最終的に奇数となるように調整し、これによ
り、ステップ5におけるオフセット数Nの算出値が偶数
になるような処理を行うものである。この結果、オフセ
ット数Nは「偶数」であるとして取り扱うことができ
る。
【0037】そして、この調整処理を行った場合におけ
る両面プリントの動作内容は、給紙トレイからの1枚お
きの用紙給送を行うとともに循環型用紙搬送経路8にお
ける反転搬送を連続して行う(S6,S7)。
【0038】このように、オフセット数Nが奇数である
場合においても前記したような調整処理等を行うことに
より、オフセット数Nが偶数である場合と同様に、初期
工程及び最終工程を除く両面プリントの中間工程におい
て転写部2を連続して効率よく動作させることができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の両面画像
形成方法によれば、循環型用紙搬送方式を利用する両面
画像形成方法において、多数枚の両面画像形成を連続し
て行う場合であっても、画像転写や用紙搬送等の各動作
をより単純な制御で効率よく実行して、高い生産性を保
持できる。例えば、上記のような両面画像形成を行う場
合においても、給紙トレイからの用紙の給送動作を連続
か或いは1枚おきの給送動作というきわめて単純な動作
内容ですませることができ、しかも、その両面画像形成
時の中間段階における転写動作が途切れて無駄になるこ
とはなくフルタイムで稼動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の両面画像形成方法を適用したプリン
ターを示す要部概念図である。
【図2】 両面画像形成時における動作手順の一例を示
すフローチャートである。
【図3】 両面画像形成時の動作内容(工程a〜e)を
用紙の流れに基づいて示した説明図である。
【図4】 両面画像形成時の動作内容(工程f〜g)を
用紙の流れに基づいて示した説明図である。
【図5】 両面画像形成時の動作内容(最終工程)の態
様例を示す説明図である。
【図6】 用紙のオフセット数が奇数である場合の態様
例を示すもので、(a)は循環型用紙搬送経路が待機部
を備えている場合のプリンターの用紙搬送系を示す説明
図、(b)は待機部を動作させた場合における用紙搬送
系の状態を説明するための図である
【図7】 両面画像形成時における動作手順の他例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…給紙トレイ、2…転写部、8…循環型用紙搬送経
路、9…反転部、18…待機部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を給紙トレイから転写部に給送して
    その片面に画像を転写し、片面に画像が転写された用紙
    を反転部に搬送して反転させ、しかる後、反転した用紙
    を集積することなく再び転写部に給送してその反対面に
    画像を転写することにより用紙両面に画像を形成する循
    環型用紙搬送方式を利用した両面画像形成方法におい
    て、 上記循環型用紙搬送方式による両面画像形成を連続して
    行う際の用紙の使用枚数が、その用紙の搬送方向サイズ
    により定まる循環型用紙搬送経路の用紙搬送許容枚数よ
    りも多い場合、 転写部を除く循環型用紙搬送経路内に収容され得る用紙
    のオフセット数を算出してその用紙オフセット数が偶数
    であることを確認するか或いは偶数になるように調整す
    る処理を行った後、用紙を給紙トレイから1枚おきに転
    写部に給送することにより、1枚おきに給送される用紙
    と用紙の間となる循環型用紙搬送経路上に反転後の用紙
    を介在させるように搬送して連続した両面画像形成を行
    うことを特徴とする両面画像形成方法。
  2. 【請求項2】 算出した用紙オフセット数が奇数である
    場合、反転部と転写部の間の循環型用紙搬送経路上で反
    転後の用紙を用紙1枚分だけ待機させることにより用紙
    オフセット数を見かけ上1枚分増やす調整処理を行う請
    求項1記載の両面画像形成方法。
  3. 【請求項3】 算出した用紙オフセット数が奇数である
    場合、用紙の搬送方向サイズを実寸よりも大きめに設定
    して用紙搬送許容枚数を調整することにより用紙オフセ
    ット数を偶数に設定する調整処理を行う請求項1記載の
    両面画像形成方法。
JP13852796A 1996-05-31 1996-05-31 両面画像形成方法 Pending JPH09315699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13852796A JPH09315699A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 両面画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13852796A JPH09315699A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 両面画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09315699A true JPH09315699A (ja) 1997-12-09

Family

ID=15224245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13852796A Pending JPH09315699A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 両面画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09315699A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6539198B2 (en) 2000-07-19 2003-03-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, control method of the image forming apparatus and storage medium
JP2006290526A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法及び搬送制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6539198B2 (en) 2000-07-19 2003-03-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, control method of the image forming apparatus and storage medium
JP2006290526A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法及び搬送制御方法
JP4585903B2 (ja) * 2005-04-08 2010-11-24 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5970304A (en) Two sided imaging of a continuous web substrate with a single print engine with in line transfer stations
JPH07160067A (ja) 両面複写装置
JP3702623B2 (ja) 画像形成装置
US5848345A (en) Two sided imaging of a continuous web substrate with moving fusers
JP3294536B2 (ja) 画像形成装置
US5878320A (en) Continuous imaging of a continuous web substrate with a single print engine with a photoreceptor belt seam
US5860053A (en) Two sided imaging of a continuous web substrate with a single print engine with alternating transfer stations
JP2007163809A (ja) 画像形成装置
JP2003182882A (ja) 画像形成装置
JPH09315699A (ja) 両面画像形成方法
JP3780193B2 (ja) 画像形成装置
JP2001183920A (ja) 画像形成装置
JP2000026002A (ja) 両面印字機構を備えた画像形成装置
JP3528547B2 (ja) 両面画像記録装置
JP2002221832A (ja) 画像形成装置および用紙の搬送方法
JP3066440B2 (ja) 電子写真装置
JP2007272004A (ja) 画像形成装置、シート搬送制御方法、シート搬送制御プログラム
JP2004053664A (ja) 画像形成装置
JP2002091102A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法、並びに記憶媒体
JPH11344842A (ja) 画像形成装置
JPH07246739A (ja) カット紙用印刷装置
JP2000184155A (ja) 画像形成装置および方法
JP4416282B2 (ja) 画像形成装置
JP4370627B2 (ja) 画像形成装置
JP2002351158A (ja) 画像形成装置及び制御方法