JP3206418B2 - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JP3206418B2
JP3206418B2 JP02833996A JP2833996A JP3206418B2 JP 3206418 B2 JP3206418 B2 JP 3206418B2 JP 02833996 A JP02833996 A JP 02833996A JP 2833996 A JP2833996 A JP 2833996A JP 3206418 B2 JP3206418 B2 JP 3206418B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面印刷を行える
プリンタを制御するプリンタ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、印刷システムは、プリンタ(印
刷装置)とそれを制御するプリンタ制御装置(プリント
サーバなど)で構成される。プリンタ制御装置において
は、入力された画像データが所定の順序に並び変えられ
た後、プリンタへ転送される。すなわち、印刷条件(例
えば、両面/片面、印刷部数など)やプリンタの動作条
件(例えば、一度に給紙される用紙数、給紙方式、出力
態様など)に対応して、入力された画像データを並び変
える必要があり、例えば、1ページ、2ページ、3ペー
ジ、4ページといったようにページ順で入力された各画
像データを例えば2ページ、1ページ、4ページ、3ペ
ージといった順序に並び変えて出力する必要がある。な
お、そのような並び変えは、従来において、バッファメ
モリと外部記憶装置とを併用して行われる。ここで、バ
ッファメモリは、高速であるが比較的高価な半導体メモ
リなどで構成され、外部記憶装置は、低速であるが比較
的安価なハードディスクなどで構成される。
【0003】プリンタで両面印刷が行われる場合、その
プリンタへ画像データを転送するためのバッファメモリ
としては、少なくとも表裏合わせて2個の画像データ、
すなわち同じ用紙の表面(先印刷面)の画像データと裏
面(後印刷面)の画像データとが格納できる記憶容量を
もったものが必要である。また、プリンタ内の用紙搬送
経路(ペーパーパス)上に一度に複数枚(例えば4枚)
の用紙を同時に存在させて高速印刷を可能としたプリン
タに適応するためには、バッファメモリは、そのような
プリンタ動作条件に対応して、複数枚の用紙の両面に相
当する画像データを記憶できる容量をもったものが必要
である。
【0004】従って、両面印刷かつ高速印刷が可能なプ
リンタにおいては、大容量のバッファメモリが必要とな
る。しかし、バッファメモリは高価であるため、システ
ムコストを考えると、バッファメモリの記憶容量はでき
る限り小さくすべきである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像データ
はそのデータ量が膨大であるため、記憶装置の効率的な
利用及び転送時間を短縮化するために、画像データを圧
縮することが行われている。すなわち、入力された画像
データをいったん圧縮し、出力時には伸長してプリンタ
へ送出するものである。かかるデータ圧縮によれば、バ
ッファメモリの記憶容量を小さくできるなどの利点があ
る。
【0006】しかしながら、そのようなデータ圧縮は、
通常、可変長圧縮であり、圧縮後の画像データのデータ
量は画像内容に応じて変化する。このため、データ量を
考慮せずに所定個数の画像データをバッファメモリに書
き込むと、圧縮率が低い画像データが多く含まれていれ
ば、バッファメモリからデータが溢れ出て、その結果、
特定ページの印刷が不良になるといった問題が発生す
る。
【0007】この問題を図1の(A)及び(B)を用い
て説明する。なお、図1に示すバッファメモリ10は、
M枚単位で表面と裏面の印刷が交互に行われるようなプ
リンタ、例えば、1枚目〜4枚目の用紙の表面印刷の後
に1枚目〜4枚目の用紙の裏面印刷を行い、これを用紙
4枚単位で繰り返すようなプリンタに対し、画像データ
を転送するものであるとする。それゆえ、バッファメモ
リ10は、基本的に、プリンタへの転送単位に相当する
用紙M枚分の圧縮画像データ、すなわち2M(=n)個
の圧縮画像データを記憶可能な記憶容量をもっているも
のとする。
【0008】図1の(A)に示すように、通常の場合に
は、バッファメモリ10は、8ページ分(用紙4枚分)
の画像データを余裕をもって格納できる。図1では空き
領域16が生じている。12は表面の画像データ群であ
り、14は裏面の画像データ群である。
【0009】しかしながら、自然画像などが多数含まれ
るような場合、(B)に示すように、バッファメモリ1
0に対し、1,3,5,7,2,4,6,8のページ順
で画像データを格納していくと、最後の8ページの画像
データが完全に格納されず、溢れデータ20が発生す
る。すなわち、データ部分18は格納されているが、溢
れデータ20部分は格納されていない。このような状態
において、バッファメモリ10から所定の処理を経てプ
リンタへ1ページ〜8ページの画像データを転送する
と、4番目の用紙の裏面には部分的な印刷しか行われ
ず、印字不良が発生する。
【0010】なお、特開平4−65259号公報や特公
平5−19861号公報などには従来のバッファメモリ
管理装置が記載されているが、かかる従来装置では、上
記問題を有効に解消することができない。
【0011】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、一度に複数枚の給紙が行われ
両面印刷装置へ画像データを転送するプリンタ制御装
置において、ッファメモリからデータが溢れないよう
に格納制御を行うことにある。
【0012】また、本発明の目的は、バッファメモリか
らのデータ溢れを防止しつつ、プリフィードが行われる
両面印刷装置の動作シーケンスに適応して画像データの
転送を行うことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一度に複数枚の給紙を行いつつ両面印刷
を行うプリンタに対し画像データを転送するプリンタ制
御装置において、複数の画像データが格納される、プリ
ンタへの画像データ転送用のバッファメモリと、表面及
び裏面の画像データペアを格納単位としつつ、データ溢
れが生じない範囲内で複数の画像データペアを前記バッ
ファメモリに書き込む格納制御手段と、前記プリンタの
動作条件に従って、前記バッファメモリから画像データ
を読み出してプリンタへ転送する転送制御手段と、を含
むことを特徴とする。
【0014】上記構成によれば、バッファメモリには、
両面印刷に対応した格納単位(すなわち、同じ用紙の表
面及び裏面の画像データペア)で、複数の画像データぺ
アが格納される。通常は、両面印刷装置への転送単位に
相当するn個の画像データ(n/2個の画像データペ
ア)がバッファメモリに格納されるが、一部の画像デー
タのデータ量が多い場合には、バッファメモリにn個の
画像データを格納できず、データ溢れによる印刷不良が
発生する可能性がある。そこで、本発明では、そのよう
なデータ溢れを事前に判定し、そのようなデータ溢れが
生じない範囲内で複数の画像データペアをバッファメモ
リ格納するものである。
【0015】本発明の好適な態様では、さらに、前記画
像データを可変長圧縮する圧縮手段を含み、前記バッフ
ァメモリには可変長圧縮後の画像データが書き込まれ
る。すなわち、本発明は、特にバッファメモリに圧縮画
像データが格納されるような場合に有効である。なお、
バッファメモリから読み出された画像データは、通常、
伸長された後に両面印刷装置へ転送される。前記バッフ
ァメモリは、望ましくは、基本転送単位をなすn個の画
像データの格納を前提とした記憶容量を有する。すなわ
ち、本発明によれば、バッファメモリを不必要に大きく
することなく、データ溢れを防止できる。
【0016】本発明の好適な態様では、前記格納制御手
段は、前記バッファメモリにn個の画像データを格納し
ようとした場合に、データ溢れが発生して格納できない
画像データペアの個数を溢れペア数として決定する溢れ
ペア数決定手段と、前記数値nから前記溢れペア数を引
いて格納ペア数を決定する格納ペア数決定手段と、前記
格納ペア数分の画像データを前記バッファメモリに書き
込む書き込み手段と、を有する。
【0017】上記構成によれば、n個(基本転送個数)
の圧縮画像データの格納を前提としたバッファメモリに
対し、n個の圧縮画像データを格納することができなか
った場合に、溢れ出た画像データのみならず、その溢れ
画像データと表裏関係にある画像データも特定され、そ
のような溢れペアの個数が判定される。よって、数値n
から溢れペア数を減算すれば、その減算結果は格納でき
るペアの個数を意味することになる。そこで、その格納
ペア数分の画像データがバッファメモリへ格納される。
【0018】本発明の好適な態様では、前記格納制御手
段は、さらに、各格納ペア数ごとに画像データの格納順
序を対応付けた格納順序管理テーブルを有し、前記書き
込み手段は前記格納順序管理テーブルを参照して画像デ
ータの書き込みを行う。
【0019】また、本発明の好適な態様では、前記格納
制御手段は、さらに、各画像データごとにデータ量を判
定するデータ量判定手段と、前記各画像データごとのデ
ータ量をテーブル化したデータ量テーブルと、を含み、
前記データ量テーブルを利用して溢れペアが判定され
る。すなわち、各画像データごとにデータ量を管理して
おいて、バッファメモリへn個の画像データを書き込む
際には、データ量の総和を求め、そのデータ量の総和を
記憶容量と比較して溢れペアが特定される。もちろん、
溢れペアは、次回の書き込み時にバッファメモリに格納
され、それゆえ次の転送単位に含まれる。なお、各画像
のデータ量としては、画像データの圧縮が行われる場
合、圧縮後のものが利用される。
【0020】本発明の好適な態様では、データ溢れによ
り格納できない溢れペアが発生した場合に、前記プリン
タに対しその溢れペア分の用紙の給紙を禁止する給紙制
御手段を有する。ここで、前記給紙制御手段は、望まし
くは、前記プリンタから送信されたフィードレディ信号
に対して給紙許可を与えないスキップ制御を行う。すな
わち、溢れペアが生じると先行して給紙を行う必要がな
いので、その給紙を飛ばすスキップ制御が行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0022】まず、本発明の基本原理を図1の例を用い
て説明する。(A)に示すように、バッファメモリ10
では、基本転送単位をなす8個の画像データの格納が前
提とされている。そのようなバッファメモリ10におい
て、(B)に示すようにデータの溢れが予想される場合
には、一部が溢れ出た第8ページの画像データと、それ
と表裏関係にある第7ページの画像データが特定され
(すなわち、溢れペアが特定され)、(C1)に示すよ
うに、その溢れペアを除いた3個の画像データペア(第
1及び第2ページのペア、第3及び第4ページのペア、
第5及び第6ページのペア)がバッファメモリ10に所
定の格納順序で書き込まれる。
【0023】もちろん、溢れペアが複数発生する場合に
は、8個から溢れペア数を引いた個数の画像データペア
のみがバッファメモリ10に格納される。ここで、表面
及び裏面の画像データペアを格納単位としたのは、両面
印刷に対応するためで、8個の画像データが基本転送単
位とされているのは、両面印刷装置が用紙4枚を処理単
位としているためである。
【0024】上記のように3つの画像データペアが格納
された後、それらの画像データペアは、バッファメモリ
10から読み出されて両面印刷装置へ転送される。この
場合、その両面印刷装置では、基本転送単位分の画像デ
ータを取得できないため、後述するように、溢れペアの
個数に相当する回数だけ給紙スキップが実行される。な
お、各画像データは圧縮されているため、バッファメモ
リ10から読み出された画像データに対しては両面印刷
装置への送出に先立って伸長される。
【0025】(C1)に示す状態において、バッファメ
モリ10に格納できなかった溢れペア(第7ページ及び
第8ページの画像データ)は、(C2)に示すように、
次の書き込み時にバッファメモリ10に書き込まれ、両
面印刷装置へ他の画像データとともに転送される。これ
により、例えば、給紙スキップ後の最初の用紙に、第7
ページ及び第8ページの画像データが両面印刷されるこ
とになる。これについては後に詳述する。
【0026】よって、以上のバッファ格納管理によれ
ば、両面印刷装置の動作に対応でき、かつ、バッファメ
モリ10の記憶容量を増大させることなく印刷不良を防
止できる。
【0027】次に、図2を用いて、画像処理装置として
のプリンタ制御装置600の全体構成について説明す
る。
【0028】プリンタ制御装置600は、ネットワーク
を介してホストコンピュータから画像データを受取り、
その入力した画像データを両面印刷プリンタ610へ転
送するものである。ホストインターフェイス601は、
ネットワークを介して画像データを受け取るためのもの
であり、画像展開部605はホストコンピュータから受
け取った画像データをビットマップに展開し、圧縮部6
03がそのビットマップデータに展開された画像データ
を圧縮する。大容量記憶手段としてのハードディスク6
07には、圧縮後の画像データが入力順で格納される。
データ量記憶部602は、圧縮した各画像データの大き
さを記憶するものである。図3には、データ量記憶部6
02が有するデータ量管理テーブル22の内容が示され
ている。
【0029】図2において、バッファメモリ608(図
1の10に相当)は、ハードディスクから読み出された
画像データをいったん格納するもので、そのバッファメ
モリ608から読み出された各画像データは伸長部60
4で伸長された後、プリンタインターフェイス609を
経由して両面印刷装置としてのプリンタ610へ転送さ
れる。ここで、プリンタインターフェイス609は、プ
リンタ610との間の通信及び画像データの転送を管理
するものである。主制御部606は、プリンタ制御装置
600内の各構成を制御するものであり、特に、バッフ
ァメモリ608の書き込み制御及び読み出し制御を行っ
ている。主制御部606は図4に示す格納順序管理テー
ブル24を有する。この格納順序テーブルは、バッファ
メモリ608へ画像データを書き込む際に参照されるも
のであり、データの溢れを生じずに書き込み可能な画像
データの個数とその場合の格納順序とが対応付けられて
いる。なお、格納順序は、入力順序を表す絶対ページ番
号ではなく、書き込み時における先頭データを1番とし
た相対ページ番号で表されている。図2のジョブ情報管
理部611は、ホストコンピュータから受けた印刷ジョ
ブに関する情報を管理するものである。
【0030】この実施形態のプリンタ610は、1〜4
枚目の用紙の第1面を印刷した後、1〜4枚目の用紙の
第2面を印刷し、続いて5〜8枚目の第1面を印刷し、
5〜8枚目の第2面を印刷するといういうように、4枚
単位で第1面の印刷と第2面の印刷とを交互に行うもの
である。このため、プリンタ610へのデータの基本転
送単位は、画像データ8枚分とされている。なお、片面
印刷を行う場合には、上記のような両面印刷時の動作の
制約はなく1枚目の用紙から順に印刷が行われて排出さ
れる。
【0031】図5は、プリンタ610の用紙搬送経路
(ペーパーパス)を示す図である。プリンタ610は、
周知の電子写真法を利用して印刷を行うもので、レーザ
ー素子(図示せず)からのレーザー光を利用して感光体
ドラム701を露光し、そこに静電潜像を形成して、用
紙トレイ700から供給された用紙上にトナー像を形成
するものである。
【0032】このプリンタにおいて両面印刷を行う場
合、用紙トレイ700から供給された用紙に対し、感光
体ドラム701にて表面(第1面)の画像が記録された
後、定着ローラ702により定着処理を受け、用紙反転
部703に向かう。用紙反転部703においてその用紙
は表裏逆転され、再び感光体ドラム701に向かう。感
光体ドラム701にて、その裏面(第2面)が記録され
た用紙は、定着ローラ702にて定着処理を受けた後、
排出トレイ704に排出される。このプリンタでは、そ
の用紙搬送経路上に同時に4枚の用紙を存在させること
ができ、第1面の記録を受けた用紙が第2面の記録を受
けるまでに、他の3枚の用紙の第1面の記録が行われ
る。
【0033】図2に戻って、以上のようなプリンタの両
面印刷動作に適合して、バッファメモリ608は、その
プリンタ610を最高速度で駆動するために必要な枚数
の画像データ(圧縮画像データ)を記録できる記憶容量
をもっている。ただし、その記憶容量は非圧縮の画像デ
ータ2ページ分に相当する量を下回らないことが必要で
ある。これは、圧縮率が悪いページが続いた場合でも、
少なくとも用紙1枚の表裏に相当する画像データの転送
を確保するためである。ここでは、プリンタ610の用
紙搬送経路(ペーパーパス)に同時に存在する4枚の用
紙の表裏を考慮した8枚の圧縮ページ量をバッファメモ
リ608の記憶容量とする。バッファメモリ608への
画像データの格納順序は、基本的に、プリンタ610を
最高速度で駆動するために必要な画像データの転送順序
に一致している。その送信順序は、この例では第1ペー
ジ,第3ページ,第5ページ,第7ページ,第2ペー
ジ,第4ページ,第6ページ,第8ページの順である。
【0034】次に、図2に示すプリンタ制御装置600
の画像入力動作について説明する。まず、ホストインタ
ーフェイス601からプリンタ記述言語(PDL)で記
述された画像データを入力する。入力された画像データ
は画像展開部605にてビットマップデータに展開さ
れ、続いて圧縮部603にて圧縮処理を受ける。そし
て、圧縮画像データがハードディスク607に順次格納
される。このとき、圧縮画像データの大きさが判定さ
れ、そのデータ量がページ毎にデータ量記憶部602に
記憶される。ジョブのページ数などのジョブ情報はジョ
ブ情報管理部611に記憶される。
【0035】所定量の画像入力処理が終了すると、バッ
ファメモリ608を経由して画像出力処理を開始する。
ここで、所定量は画像入力速度と画像出力速度の差によ
って決定されるもので、本実施形態にようにプリンタの
印刷速度が画像入力速度を上回る場合には、所定量の画
像入力を終えてから画像出力を開始する。
【0036】図6には、主制御部606が行うバッファ
管理の具体的内容がフローチャートとして示されてい
る。
【0037】まず、S1では、印刷ジョブの総ページを
変数である「残りページ数」にセットし、S2では「書
き込み先頭ページ番号」を1にセットする。続いて、S
3では、「残りページ数」が8ページよりも少ないか否
かを判定する。S4において、「残りページ数」が8ペ
ージ以上であれば、「書き込みページ数」を8にセット
する。これはバッファメモリの書き込み単位を8ページ
分の画像データにしていることを意味するものである。
【0038】「残りページ数」が8ページよりも少ない
場合には、S5において、「残りページ数」をそのまま
「書き込みページ数」に設定する。次に、S6におい
て、設定した「書き込みページ数」の画像データをバッ
ファメモリ608に格納できるか否かを判定する。この
場合、データ量記憶部602のデータ量管理テーブル2
2(図3参照)に記憶された各ページ毎のデータ量が参
照され、データ量の総和とバッファメモリの記憶容量と
が比較される。
【0039】この場合、「書き込みページ数」分の画像
データをバッファメモリ608に格納できないならば、
S7において、「書き込みページ数」から2を引く。こ
れは、用紙1枚の表面及び裏面に相当する2ページ分の
画像データを格納対象から除外することを意味する。2
を引くこととしたのは、両面印刷に対応して、表面及び
裏面の画像データのペアを格納単位としたからである。
すなわち、例えば、裏面の画像データがバッファメモリ
608から溢れる場合、それに対応する表面の画像デー
タも今回の書き込みから除外される。なお、図7の
(A)〜(D)には、それぞれ4つ、3つ、2つ及び1
つの画像データペアをバッファメモリに格納した状態が
示されている。
【0040】S7の実行後、S6において、2を引いた
「書き込みページ数」分の画像データがバッファメモリ
に格納できるかを再び調べ、格納がまだ不可能であれば
S7において更に2ページを引く。
【0041】これを繰り返し、データの溢れが生じない
8以下の最大の偶数枚の「書き込みページ数」を求め
る。その「書き込みページ数」が求まったら、S8にお
いて、次のバッファメモリ608への書き込みに備え
て、「書き込み先頭ページ番号」+「書き込みページ
数」を計算して、「書き込み先頭ページ番号」を更新す
る。S9では、格納順序を決定する。その場合、図4に
示した格納順序テーブル24が参照され、書き込みペー
ジ数から格納順序が決定される。なお、格納順序は相対
ページ番号で指定されているが、今回の「書き込み先頭
ページ」を利用すればそれを絶対ページ番号に変換でき
る。すなわち、今回の「書き込み先頭ページ」−1に相
対アドレスで表された格納順序を加算すればよい。
【0042】格納順序が決定すると、S10において、
この順序でハードディスク607から画像データを読み
出し、バッファメモリ608へ書き込む。バッファメモ
リ608はリングバッファになっており、空き領域があ
る限り、書き込みができる。「書き込みページ数」分の
画像データの格納が終了すると、主制御部606は、プ
リンタインターフェース609へバッファメモリ608
上の画像データの転送を要求する。これに対し所定の通
信がなされた後、伸長された後の画像データがプリンタ
インターフェイス609を介してプリンタ610に送ら
れる。
【0043】これに関し、具体的に説明する。バッファ
メモリ608へ画像データの書き込みが完了すると、プ
リンタ610は、フィードレディ信号及び画像要求信号
などの信号をプリンタ制御装置600へ送出する。これ
に対し、プリンタ制御装置600は、プリンタ610が
発生するページ同期信号に同期して画像データを送出す
る。これによりプリンタ610において印刷が行われ
る。ここで、フィードレディ信号は、ページ毎に発生さ
れ、給紙許可をプリンタ制御装置600へ求める信号で
ある。
【0044】図8は、フィードレディ信号を受けた時の
プリンタインターフェイス609の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【0045】S10において、プリンタインターフェイ
ス609に、第Nページを要求するフィードレディ信号
が入力されると、プリンタインターフェイス609は、
第Nページの画像データがバッファメモリ608内に存
在しているか否かを判定する。この場合、存在していれ
ば、S11で許可信号を出力して当該第Nページに相当
する用紙のフィードを許可する。一方、存在していなけ
れば、S12において、フィードを許可しない。
【0046】図9には、フィードレディ信号と許可信号
との関係がタイミングチャートとして示されている。な
お、Tはバッファメモリへの書き込み単位を示してい
る。
【0047】図9の(A)は、図1(A)に示したよう
にバッファメモリ内に8ページ分の画像データが揃って
いる場合が示されている。このようにバッファメモリに
8個の画像データのすべてが揃っていれば、1,3,
5,7,2,4,6,8のページ番号順に発生されるフ
ィードレディ信号に対し、すべてのページについて許可
信号を出力し、フィードを許可する。
【0048】一方、図9の(B)は、図1(C1)に示
したようにバッファメモリ内に第7ページ及び第8ペー
ジに相当する画像データが格納されていない場合が示さ
れている。この場合、1,3,5,7,2,4,6とい
うページ番号順で発生されるフィードレディ信号に対
し、7ページの用紙以外の用紙についてフィードを許可
し、第7ページについてはフィードを許可せず(許可信
号を送出せず)、すなわちスキップ制御(図9において
Sで示す)が行われる。なお、ページ同期信号に同期し
て用紙搬送や印刷がなされ、また、ページ同期信号に同
期してフィードレディ信号も発生する。
【0049】ちなみに、プリンタ610では、表面が第
7ページに相当する4枚目の用紙のフィードを行わなか
った場合、その裏面に当たる第8ページに対応するフィ
ード信号は発生しないようになっている。
【0050】フィードを許可した後、所定のタイミング
で、バッファメモリ608からプリンタ610へ画像デ
ータの転送が行われる。プリンタインターフェイス60
9は画像転送が終了すると、この旨を主制御部606に
通知する。主制御部606は転送が終了したバッファメ
モリ608を上書き可能とし、後続ページの画像データ
を上述したアルゴリズムでバッファメモリ608に書き
込んでいく。
【0051】図10〜図12には、プリンタ610の動
作が模式的に示されている。上述したように、このプリ
ンタは、先行給紙を行いつつ用紙搬送経路に同時に4枚
の用紙を存在させて連続印刷を行うものである。図10
には、図1(A)に示したような状態のバッファメモリ
から8ページの画像データが供給されたプリンタの動作
状態が示されている。この場合、図9(A)に示すよう
に用紙搬送経路上にある4枚の用紙に、すべて両面印刷
が実行されるように、プリンタ制御がなされる。一方、
図11には、図1(C1)に示したような状態のバッフ
ァメモリから6ページの画像データが供給されたプリン
タの動作状態が示されている。この場合、図9(B)に
示したように、欠落データ部分ではフィード許可を与え
ないスキップ制御(図9においてSで示す)が実行され
るため、図11に示すように、プリンタでは1枚の用紙
が抜けた形となり3枚の用紙のみが給紙される。すなわ
ち、印刷速度が若干落ち、1枚分の用紙がスキップされ
る。図12には、図11の状態から動作が進行して図1
(C2)に示すような8個の画像データの入力が開始さ
れた状態が示されている。その状態では、用紙#1及び
#2は両面印刷が完了して排出トレイ内に排出されてお
り、用紙の欠落Qに続く用紙#4には、スキップ制御に
より後送りされた第7ページ及び第8ページの画像デー
タが両面印刷される。すなわち、用紙#3の裏面の印刷
に続いて用紙#4の表面の印刷が行われ、その用紙#4
がリターンフィードされてその裏面の印刷が行われる。
【0052】このような制御によれば、バッファメモリ
内に規定数の画像データペアの格納ができず溢れペアが
生じた場合に、その溢れペア分の給紙を禁止して無駄な
用紙搬送を防止でき、効率的な印刷を実現できる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、両面印
刷装置へ画像データを転送するプリンタ制御装置におい
て、圧縮率の低い画像データが存在していても、バッフ
ァメモリからデータが溢れないように格納制御を行うこ
とができ、また、プリフィードが行われる両面印刷装置
の動作シーケンスに適応して、無駄な給紙を排除しつつ
効率的な制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明するための図である。
【図2】 本発明に係るプリンタ制御装置の構成図であ
る。
【図3】 データ量管理テーブルの内容を示す図であ
る。
【図4】 格納順序管理テーブルの内容を示す図であ
る。
【図5】 プリンタにおける動作を模式的に示す図であ
る。
【図6】 本発明に係るプリンタ制御装置の動作を示す
フローチャートである。
【図7】 バッファメモリへの画像データの書き込み状
態を示す図である。
【図8】 プリンタインターフェイスの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 プリンタ制御装置とプリンタの間における通
信を示す図である。
【図10】 プリンタの動作を模式的に示す図である。
【図11】 プリンタの動作を模式的に示す図である。
【図12】 プリンタの動作を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 バッファメモリ、16 空き領域、602 デー
タ量記憶部、606主制御部、607 ハードディス
ク、608 バッファメモリ、609 プリンタインタ
ーフェイス、610 プリンタ。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一度に複数枚の給紙を行いつつ両面印刷
    を行うプリンタに対し画像データを転送するプリンタ制
    御装置において、 複数の画像データが格納される、プリンタへの画像デー
    タ転送用のバッファメモリと、 表面及び裏面の画像データペアを格納単位としつつ、デ
    ータ溢れが生じない範囲内で複数の画像データペアを前
    記バッファメモリに書き込む格納制御手段と、 前記プリンタの動作条件に従って、前記バッファメモリ
    から画像データを読み出してプリンタへ転送する転送制
    御手段と、 を含むことを特徴とするプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記画像データを可変長圧縮する圧縮手段を含み、 前記バッファメモリには可変長圧縮後の画像データが書
    き込まれることを特徴とするプリンタ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、 前記バッファメモリは、基本転送単位をなすn個の画像
    データの格納を前提とした記憶容量を有することを特徴
    とするプリンタ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、 前記格納制御手段は、 前記バッファメモリにn個の画像データを格納しようと
    した場合に、データ溢れにより格納できない画像データ
    ペアの個数を溢れペア数として決定する溢れペア数決定
    手段と、 前記数値nから前記溢れペア数を引いて格納ペア数を決
    定する格納ペア数決定手段と、 前記格納ペア数分の画像データを前記バッファメモリに
    書き込む書き込み手段と、 を有することを特徴とするプリンタ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、 前記格納制御手段は、さらに、各格納ペア数ごとに画像
    データの格納順序を対応付けた格納順序管理テーブルを
    有し、 前記書き込み手段は前記格納順序管理テーブルを参照し
    て画像データの書き込みを行うことを特徴とするプリン
    タ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の装置において、 前記格納制御手段は、さらに、 各画像データごとにデータ量を判定するデータ量判定手
    段と、 前記各画像データごとのデータ量をテーブル化したデー
    タ量テーブルと、 を含み、 前記データ量テーブルを利用して溢れペアが判定される
    ことを特徴とするプリンタ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の装置において、 データ溢れにより格納できない溢れペアが発生した場合
    に、前記プリンタに対しその溢れペア分の用紙の給紙を
    禁止する給紙制御手段を有することを特徴とするプリン
    タ制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、 前記給紙制御手段は、前記プリンタから送信されたフィ
    ードレディ信号に対して給紙許可を与えないスキップ制
    御を行うことを特徴とするプリンタ制御装置。
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