JPH082103Y2 - 輸送ラック - Google Patents

輸送ラック

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JPH082103Y2
JPH082103Y2 JP9029190U JP9029190U JPH082103Y2 JP H082103 Y2 JPH082103 Y2 JP H082103Y2 JP 9029190 U JP9029190 U JP 9029190U JP 9029190 U JP9029190 U JP 9029190U JP H082103 Y2 JPH082103 Y2 JP H082103Y2
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JP
Japan
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rack
base
guide box
intermediate shelf
transportation
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JP9029190U
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Inventor
丕 得永
Original Assignee
ミサワセラミックス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、各種の資材,部材を車両で輸送する際に利
用して好適な輸送ラックに関するものである。
【従来の技術】
例えばプレハブ住宅は、工場において予め建物構成部
材は所要単位毎に組立てておき、これを建物構築現場へ
輸送して適宜接合組立てることにより所要の建物を完成
するようにしている。 プレハブ住宅は、工場完成度が高い、いわゆるユニッ
ト住宅であっても、後付け部材として各種の造作品,設
備機器,樋部材,鼻隠し部材,破風部材等種々の寸法,
形態等からなる多くの中,小型ユニット部材があるの
で、工場から構築現場へ輸送する際にはその部材,資材
等に合った、多量輸送に対応できる適宜の輸送ラック
(以下、単に「ラック」という)を利用して効率よく輸
送し、迅速な施工の一助に資することが必要である。 しかして一般式に利用されているラック形態として
は、いわゆるフレーム構造として、平面視矩形の基台隅
角及び各側辺の中間部等に支柱を立設して構成したもの
がよく知られている。 これらのラックは、いわゆる専用ラックとして輸送す
る積み荷部材の形態,寸法等に合わせた構成形状として
いる。そして、部材輸送後の帰還時における車両の載荷
バランス等の利便性の為に、支柱を折畳み式として、い
わゆる平板形状にまとめることができるように構成して
いるものも提供されている。
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のラックは、専用部材を輸送する場合には好
都合であるが、ラックの利用回転率を上げる為の汎用利
用には不都合である。 即ち、専用ラックという場合、形態的には一般的にそ
の平面寸法及び支柱高さ等が設定されている。従って、
例えばボックス的形状の部材を輸送するラックに長尺部
材を積載しようとしても積載姿勢が不安定となり、利用
しずらいことになる。また、長尺部材用のラックにボッ
クス的形状の部材を積載しようとしても、納まり的にラ
ックの高さ寸法がボックス高さに整合せず、ロープ掛け
等の固定が不具合になりやすいといった問題が生じやす
いものである。 さらに、高さの低い部材を輸送する場合、通常におい
ては、車両の積載制限高さまでラックを段重ねすること
があるが、このような手段ではラックの数が増えて取扱
い作業が煩雑になることのほか、管理的にも繋雑になる
問題がある。 さらにまた、建物構成部材は、中,小型ユニットとい
っても相当に重量があるので、支柱が折り畳み式のラッ
クにあっては折れ曲がり部に強度的な不安の存する場合
があり、安全な積載に問題でもある。 以上のような従来の問題点に鑑みて本考案を提供しよ
うとするものである。 本考案の目的とするところは、一台のラックで一段用
及び二段用の棚部が自由に形成できるようにして、ラッ
ク数を合理化し、輸送量とか輸送部材の形態に応じた取
扱いができるラックを得るところにある。
【課題を解決する為の手段】
上記の目的を達成する為に、本考案は、平面視矩形と
した基台の隅角部及び適宜間隔で各側辺に支柱を立設し
て構成した輸送ラックにおいて、 立設する支柱のうち適宜に選択する支柱に隣接して当
該支柱の略半分の高さで上面を開口したガイドボックス
を設けると共に、中間棚板を上記ガイドボックスに一端
を係止して出入り自在に備えせしめてなり、基台の対向
側辺間の略中間部に上記中間棚板の一端部を載置支持す
る中間支持台を設けた輸送ラックとしたものである。 輸送中の中間棚板の位置ずれ等を一層安全に防止する
為に、中間支持台には中間棚板の一端部を載置固定する
ロック装置を設けてもよい。 更に、基台上面及び中間棚上面にはゴム材等の緩衝材
を張り付けて、積み荷部材への振動,衝撃等を緩和する
手段も採用することができる。
【作用】
中間棚板を利用しない荷積みにおいては、ガイドボッ
クスに中間棚板を立てて収容する。そうすると、ラック
の中間面は中間支持台が突出するだけとなるので、この
中間支持台と基台辺側の支柱との間に所要の輸送部材を
積載することができる。 また、上記積載する部材がガイドボックスの高さより
低い場合は、中間棚板を引き出して、その先端側の一端
を中間支持台に載置する。そして、ロック装置を付設し
ている場合はこのロック装置により中間棚板の上記載置
部を固定する。これにより上記操作部には載置棚が二段
に形成されるので、下段と上段に所要の部材を積載する
ことができる。 このように、積載する部材の寸法,荷姿等に応じて一
台の輸送ラックを容易に使い分けることができる。
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図は輸送ラックの構成の概要を示す斜視図,第2
図は第1図のガイドボックス部分の構成を説明する斜視
図,第3図は第1図における中間支持台の他の実施例を
示す要部構成図、第4図は荷積み状態における輸送ラッ
クの側面図である。 第1図において、輸送ラックは全体を符号1で示して
いる。この輸送ラック1は、フレーム体により平面視矩
形の格子状に枠組みした基台2の隅角部、及び各側辺2a
に適宜間隔で支柱3を立設(図例は10本)して、従来と
同様の基本構成をなしている。しかして図例の支柱3
は、隣合う支柱の高さを僅かに異ならせている。これ
は、輸送ラック1に他の輸送ラックA(第4図参照)を
段重ねで利用する場合を想定して、上記輸送ラックAの
支柱柱脚に輸送ラック1の対応する一部の支柱が嵌合す
るようにしている為である。4は、基台2の下部に設け
たスペース用フレームであり、このフレーム4と基台2
の間に、フォークリフトのフォークを差し込むフォーク
スペース5を形成するようにしている。上記フレーム4
は基台2の各側辺2a及び中間辺等に適宜間隔で設けてい
るが、各辺と同じ長さで設けてもよい。また、上記フレ
ーム4を設けずに、支柱3の柱脚を下方に突出させてフ
ォークスペース5を形成することも可能であるが、使い
勝手からは上記フレーム4を設けるのがよい。 10はガイドボックスである。このガイドボックス10
は、基台2の適宜の支柱3(図例は10本の支柱全部の片
側又は両側)に隣接して、側辺2a上に支柱3の略半分の
高さとして立設した門形の補強フレーム11と、この補強
フレーム11の片面の両側に開口部を対向させて添設し
た、上端を閉じてなる平面断面コ字形のガイドフレーム
12,12と、このガイドフレーム12,12の上記添設面の反対
側の側面間を覆ってなるカバープレート13とから構成し
ている。従って、ガイドボックス10は、補強フレーム11
側の面及び上面が開口しているものの外観的にはボック
ス形状を呈している。しかしてガイドフレーム12は、補
強フレーム11よりも後述する中間棚板の略板厚分だけ突
出しており、しかもカバープレート13取付け側の一部
(図例は上端部)は切り欠いて係止口12aとし、後述す
る中間棚板の係止軸を挿通係合しやすいようにしてい
る。 14は中間棚板である。この中間棚板14は、幅を上記ガ
イドボックス10の上面開口幅と略同様とし、長さを基台
2の対向する側辺2a間の略半分として板金の折り曲げで
形成している。中間棚板14の基端側は、ガイドフレーム
12,12の開口内に挿入係合できる長さとした係止軸14aを
取付け、ガイドフレーム12,12の係止口12a,12aからガイ
ドボックス10内に収容係止できるようにしており、これ
により第1図に示す如く中間棚板14の上記係止軸14a側
から相当部分をガイドボックス10内に収容できるように
している。中間棚板14は、その利用時にはガイドボック
ス10から引き出し、基端側の係止軸14aがガイドフレー
ム12の上端部分に係止した状態で中間棚板14を傾倒させ
る。図例においては、中間棚板14は基台2の側辺2a間に
おいて対抗するようにガイドボックス10に配設している
ので、上記傾倒時には棚板先端部分が突き合わさる状態
となる(第1図参照)。そこで、上記それぞれの棚板14
の先端部分を受け止めて水平姿勢に支持する中間支持台
15を、基台2上の上記棚板14の先端部分の傾倒対応位置
に立設している。15aは、中間支持台15の上面に設けた
位置決めピンであり、中間棚板14の先端部分を載置した
際に、棚板14の先端を引っ掛けて、積荷中における水平
方向の不用意な位置ずれを防止するようにしている。16
はフック部材である。フック部材16は、ガイドボックス
10とか支柱3,基台2等の適宜の箇所に設け、積み荷をロ
ープ等で固定する際に利用するものである。 第3図は中間支持台15の他の構成例を示している。 即ち、前述においては、中間棚板14の先端部分は、中
間支持台15上面で位置決めピン15aにより水平方向の位
置ずれを防ぐようにしているが、上下方向は積み荷の重
量で押える形態となっている。しかしながら、荷下ろし
後は押え手段がないので、ガイドボックス10に中間棚板
14を収容することなくそのままの形態で帰還しようとす
ると、車両の振動等により上記棚板が支持台15から外れ
たり、或は不快なガタツキ音を発する問題が生じる。第
3図はこれを防止する為のロック装置20の構成例を示し
たものである。 ロック装置20は、中間支持台15の上面一端側にヒンジ
21による係止として略上面全体を自在に回動して覆う押
え板22と、この押え板の先端部分に設けたU字形のリン
グ掛け22aに掛合するロックリング23aを設けて中間支持
台15に取付けたロックレバー23とから構成している。こ
のロック装置20を用いて中間棚板14を中間支持板15と押
え板22の間に挟み固定することにより、前述した不具合
の発生を防ぐようにすることができる。 以上のような構成における輸送ラック1を利用して、
輸送部材Uを積載輸送する場合について第4図をも参照
して次に説明する。 輸送部材Uの積載姿勢における高さが、上記輸送ラッ
ク1のガイドボックス10より高くなる場合は、中間棚板
14をガイドボックス10に収容して立てておく。そうする
と、基台2の支柱3間は中間支持台15部分を除いて所要
高さの空間が形成される。従って、この空間内に輸送部
材Uを積載して適宜固定する。 次に、積載する輸送部材Uの高さが上記ガイドボック
ス10よりも低い場合は、中間棚板14をガイドボックス10
から引き出し、中間支持台15に架け渡す。そして前記ロ
ック装置20を備えている場合は、中間棚板14の対応部分
を固定する。これにより、中間棚板14を間にして支柱3
の高さで上下に二段の略等しい荷台空間が形成される。
従って、この二段の空間内に適宜の輸送部材Uを積載し
て固定する。 このように、輸送部材Uの特に積載高さに応じてラッ
ク形態を変えることができるので、汎用性を備えた輸送
ラックとして利用することができる。 また、中間棚14は、その基端側はガイドボックス10の
補強フレーム11により、先端側は中間支持台15により、
いずれも固定して立設している受け部材で支持される。
従って、重量物の積載においても、安全に利用すること
ができる。 本考案の上記実施例における輸送ラック1に積載する
輸送部材Uとしては、上記説明から理解できるように、
一般的にはいわゆる長尺物が便利であるが、中間支持台
15と支柱3間に納まり、基台2のフレーム体間隔より大
きい寸法のものであれば、必ずしも長尺物でなくとも輸
送に利用することができる。 尚、本考案に係る輸送ラック1は、前述例のほか他の
実施態様を考慮することもできる。例えば、中間棚板14
は、支柱の全部に対応して設けることなく一部に設け
て、第1図で参照すればいわゆる片列的に設けてもよ
い。また、基台面とか棚板面,支柱側面等の積み荷の当
接部分にゴム等の緩衝材24(第4図参照)を張り付け、
積み荷への不具合な振動衝撃を緩和させたり、ラックと
の接触傷の発生を防ぐ等積み荷の種類,荷姿等に応じた
構成とすることも可能である。
【考案の効果】 以上詳細に説明したように、本考案によれば、一種類
の輸送ラックで寸法,形態等の異なる輸送部材をそれぞ
れの専用的ラックとして使い分けることができるので、
ラックの種類を抑えて多用途に利用でき、また管理も容
易に行える、実用性に優れた輸送ラックを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、 第1図は輸送ラックの構成の概要を示す斜視図, 第2図は第1図のガイドボックス部分の構成を説明する
斜視図, 第3図は第1図における中間支持台の他の実施例を示す
要部構成図, 第4図は荷積み状態における輸送ラックの側面図であ
る。 1…輸送ラック、2…基台、2a…側辺、3…支柱、10…
ガイドボックス、11…補強フレーム、12…ガイドフレー
ム、12a…係止口、14…中間棚板、14a…係止軸、15…中
間支持台、20…ロック装置、U…輸送部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面視矩形とした基台の隅角部及び適宜間
    隔で各側辺に支柱を立設して構成した輸送ラックにおい
    て、 立設する支柱のうち適宜に選択する支柱に隣接して当該
    支柱の略半分の高さで上面を開口したガイドボックスを
    設けると共に、中間棚板を上記ガイドボックスに一端を
    係止して出入り自在に備えせしめてなり、 基台の対向側辺間の略中間部に上記中間棚板の一端部を
    載置支持する中間支持台を設けたことを特徴とする輸送
    ラック。
  2. 【請求項2】請求項1記載の輸送ラックにおいて、 中間支持台には中間棚板の一端部を載置固定するロック
    装置を設けたことを特徴とする輸送ラック。
  3. 【請求項3】請求項1記載の輸送ラックにおいて、 積み荷の当接部分に緩衝材を張り付けてなることを特徴
    とする輸送ラック。
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JP3728843B2 (ja) * 1996-12-25 2005-12-21 株式会社光明 簡易組立式スチールボックス

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