JP2502984Y2 - 格納棚 - Google Patents

格納棚

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JP2502984Y2
JP2502984Y2 JP1989096196U JP9619689U JP2502984Y2 JP 2502984 Y2 JP2502984 Y2 JP 2502984Y2 JP 1989096196 U JP1989096196 U JP 1989096196U JP 9619689 U JP9619689 U JP 9619689U JP 2502984 Y2 JP2502984 Y2 JP 2502984Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、壁パネル、床パネル等のパネル状部材を
格納するに便利な格納棚に関し、さらに詳しくは、いか
なる大きさのパネルであっても安定に格納でき、パネル
収納時の作業性を向上せしめることのできる格納棚に関
する。
[従来の技術] この種の格納棚(パレット)は、一般に、矩形状に形
成された床体と、この床体の一辺とその対辺とからそれ
ぞれ直立する一対の立枠を有し、これら立枠の間に壁パ
ネル、床パネル等のパネル状部材を立て掛けた状態に収
納するようにしたもので、工場等で生産された壁パネ
ル、床パネル等を工場へ出荷する際、あるいは施工現場
へ運搬する際などに、これらの壁パネル、床パネル等の
パネル状部材を格納する目的で使用されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで近年、一戸建てプレハブ住宅等において工場
生産される壁パネル、床パネル等の種類や大きさが多種
多様に変化してきている。
ところが、上述のような格納棚は通常その大きさが規
格化されており、この格納棚にパネルを効率良く収納す
るために、幅の狭いパネル複数枚を大きなパネルに並列
させると、幅の狭いパネルが格納棚から転落する不都合
があった。
またこの格納棚の長さより大きなパネル状部材を収納
すると、パネル状部材の端部が床体より突出してしま
い、パネル状部材の収納が不安定となり、また床体より
突出した部分が傷付き易くなるなどの不都合もあった。
またこのような格納棚に壁パネル、床パネル等を収納
する際、あるいは壁パネル、床パネル等を上方よりクレ
ーンなどで吊り上げる玉掛け作業の際に、作業性が悪い
欠点もあった。すなわちこのような格納棚にあっては、
通常作業者の背丈より格納棚の高さが大きいので、格納
棚の上部に上って玉掛け作業を行うが、クレーンで吊り
上げる度に、作業差の身体を逃がす場所がないために一
々地上へ降りざるを得なかった。このため、通常ははし
ご段等を用意してから作業を行う必要があった。
またこの格納棚にパネル等を収納した際、格納棚の幅
寸法に比してパネルの枚数が少ないと、それぞれのパネ
ル等をほぼ垂直に立て掛けた状態に保持することができ
ない不満もあった。
そこで、このような課題を解消し、工場出荷や施工現
場への運搬の際などに、一つの規格化された格納棚に多
種類のパネル等を収納するために、大きさや種類の異な
るパネルを安定に収納でき、かつ種々の作業時における
作業性の良好な格納棚の開発が望まれている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、矩形状に形成された床体と、この床体の一
辺とその対辺とからそれぞれ直立する一対の立枠を有
し、これら立枠の間に壁パネル、床パネル等のパネル状
部材を立て掛けた状態に収納するようにした格納棚にお
いて、上記床体の枠組の設けられていない辺の側面に、
それぞれ床体拡張部材を縦回動可能に設け、かつ前記本
体拡張部材の自由端部と立枠との間には、床体拡張部材
を開いた時にこの床体拡張部材を水平に保持せしめる保
持部材を設けたことを解決手段とした。
また請求項2では、少なくとも一つの立枠に、足場用
床板を縦回動可能に設け、かつ前記足場用床板の自由端
部と立枠との間には、足場用床板を開いた時にこの足場
用床板を水平に保持せしめる保持部材を設けたことを解
決手段とした。
さらに請求項3においては、少なくとも一つの立枠
に、立枠の上部を折り畳み可能とする折曲部を設け、こ
の折曲部を介して立枠上部を外方へ向けて折り畳み可能
としたことを解決手段とした。
またさらに請求項4では、一対の立枠の上部を構成す
る梁部材間に固定部材を架け渡すとともに、この固定部
材には、上記一対の立枠間内部に向けて突出し、かつ壁
パネル、床パネル等のパネル状部材を立て掛けた状態に
保持する突出部を持った固定金具を、立枠間を結ぶ方向
に移動可能に設けたことを解決手段とした。
[作用] 本考案の格納棚では、上述の構成に従って床体拡張部
材を縦回動可能に設けたので、上記床体と略同一平面と
なるようにこの床体拡張部材の姿勢を保持せしめれば、
実質的に床体の幅が拡張し、大きなパネル等でも安定に
収納できるようになる。
また床体拡張部材を上方へ回動せしめて上記立枠に当
接した状態で固定すれば、比較的小さなパネルを収納す
る時や非使用時などに場所をとらず好都合である。
また請求項2に記載の格納棚では、上述のような足場
用床板を縦回動可能に設けたので、この足場用床板の面
が水平となるようにその姿勢を保持せしめれば、各種作
業時における足場が形成されて、作業性が格段に向上す
る。また足場用床板を回動せしめて上記立枠と同一平面
とすれば、非作業時などに不要な出っ張りが解消されて
好都合である。
また請求項3に記載の格納棚では、立枠に上述のよう
な折曲部を設けたので、この折曲部を介して、立枠上部
を外方へ向けて折り畳めば、立枠の高さを実質的に低く
することができ、各種作業を行うに際して便利である。
また請求項4に記載の格納棚では、上述のような固定
金具を有する固定部材を設けたので、格納棚の幅寸法に
比してパネルの枚数が少なく、格納棚の中でパネルが揺
れ動いたりがたついたりする場合などに、これらのパネ
ルを一方に寄せた状態で、パネルの最表面に上述の固定
金具の突出部を当てた状態で上記固定金具を固定すれ
ば、上述のようなパネルの揺れやがたつきを抑制あるい
は防止することができ、安定にパネルの格納、運搬を行
うことができる。
以下、実施例を示し、図面に基き本考案を詳しく説明
する。
[実施例] 第1図は、本考案の格納棚の一実施例を示すものであ
る。
図中符号1が壁パネル、床パネル等のパネル状部材を
積載する床体であり、この床体1は、同一平面上に適宜
の間隔を有して数本の補強棒1a…を配し、これらの補強
棒1a…を一対の単板1b,1bで挾んで、一体的に貼り合わ
せて矩形状としてものであって、この床体の対向する一
対の側面が開口状態とされていることが望ましい。この
ように開口した側面を設けることによって、格納棚をフ
ォークリフト等で吊り上げる際にフォークリフトの腕部
(爪)が挿入できて好都合である。
そして、この床体1の上記一辺とその対辺には、それ
ぞれ立枠2,2が上方へ向けて垂直に立設されており、こ
れら立枠2,2の間に、壁パネル、床パネル等のパネル状
部材を立て掛けた状態で収納できるようになっている。
以下、床体1のこの立枠2,2の設けられた2辺を、便宜
上「前後辺」と呼ぶこととする。各立枠2はそれぞれ、
床体1の上記前後辺の両端部に直立する2本の柱部材3,
3と、これら柱部材3,3の先端部近傍に上記前後辺に平行
に設けられて柱部材3,3を連結する梁部材4を備えてな
るものであるが、これ以外にも、立枠2を構成する柱部
材3,3及び梁部材4と略同一平面上であれば、例えば柱
部材3,3間に適宜小柱が設けられてもよいし、あるいは
梁部材4と床体1との間に適宜小梁が設けられた構成と
されてもよい。またこの立枠の柱部材3,3を上記床体1
に固定するに際しては、いかなる方法が採用されてもよ
いが、この例では、立枠の柱部材3,3間にこの柱部材3,3
に直行する向きに床体1に沿って補強部材5を配し、こ
の補強部材5と上記柱部材3,3の内部側面の交接部に直
角三角形の補強材6を配して補強、固定するとともに、
柱部材3,3の外部側面と床体1の側面とをL字金具7を
用いて固定した例を示した。
またこの立枠2には、はしご8が形成されている。は
しご8は、柱部材3,3に平行に設けられた2本の小柱9,9
の間に適宜の間隔をあけて数本の踏板10,10…を水平に
配した構造を有してなるもので、一方の立枠にのみ設け
られてもよいし両方の立枠に設けられてもよい。この例
では、一方の立枠に上記のようなはしご8を設けた例を
示した。
また床体1の上記立枠2,2の設けられていない辺の側
面11,11には、それぞれ床体拡張部材12,12が縦回動可能
に取り付けられている。
第2図および第3図は、この床体拡張部材12とその取
り付け構造の一例を示すものである。床体拡張部材12に
は、概略矩形状に組み立てられた枠12aの表面に単板12b
などが貼り合わせられてなるものであって、通常補強の
ために上記枠12a内に適宜補強棒12cが設けられている。
またこの床体拡張部材12の一辺及びその対辺の長さが、
上記床体1の側面11の長さとほぼ同一とされており、こ
の一辺及び対辺方向の端部を、以降「端部」と呼ぶこと
とする。そしてこの床体拡張部材12の一端部が上記床体
1の側面11に回動可能に結合されており、以降、この結
合された側の端部を「固定端部」13と呼称し、この固定
端部13の反対側の端部を「自由端部」14と呼称すること
とする。結合の方法は縦回動可能な構成とされれば特に
限定されないが、この例では、床体1の側面11,11の両
端部に固定されたL字型取付金具15,15と床体拡張部材1
2の固定端部13の両側面16,16に取り付けられた金具17,1
7とがそれぞれピン結合されている。あるいはこれ以外
に、上記床板の側面11に蝶番を設け、蝶番を介してこの
床体拡張部材12が取り付けられてもよい。
ここでこの床体拡張部材12は、上記床体1の面(水平
面)より下方への回動を抑止されるとともに、水平面で
のその姿勢が保持されるように取り付けられることが必
要であり、そのためにこの例では、床体拡張部材12の自
由端部14と立枠2との間に、床体拡張部材12を開いた時
にこの床体拡張部材12を水平に保持せしめる折曲可能な
保持部材18,18が設けられている。具体的には、自由端
部14の両側面16,16にピン結合された折曲可能な保持部
材18,18を介して、上記立枠2の柱部材3,3の下から上記
床体拡張部材12の側面16の長さ分だけ上方の位置に連結
されており、これによって、この床体拡張部材12の床体
1面(水平面)より下方への回動が抑止されている。
ここでこの例の保持部材18は、概略2つの帯状の平金
具19,20がそれぞれの一端部においてピン結合されて構
成されたもので、具体的には、一方の平金具19の一端部
にその長尺方向に延びて形成された切り溝19aと、他方
の平金具20の一端部に設けられた孔20aとを重ね合わせ
て、両者に同時にピンを嵌入させて係止したものであ
る。この保持部材18は、上記2つの平金具19,20のピン
結合部18aにおいて折曲可能とされ、第2図に示したよ
うにこの保持部材18,18が延び切った状態において、上
記床体拡張部材12が床体1と同一平面となり、床体拡張
部材12のこの姿勢を保持せしめる効果を奏する。
またこの保持部材18,18を上記ピン結合部18a,18aにお
いて完全に折り曲げれば、第3図に示すように、この床
体拡張部材12を上方へ向けて回動させることとなり、床
体拡張部材12を上記立枠の柱部材3,3の側面に当接した
状態で、折り畳むことができる。
尚、保持部材18,18は、折曲可能な構成を有するもの
であればこれ以外でもよく、例えばチェーンあるいはひ
も体などを用いることも可能である。
また床体拡張部材12の上記自由端部14の両側部16,16
には係止金具21,21が設けられ、またこの床体拡張部材1
2が柱部材3,3に当接した際の係止金具21,21に対応する
柱部材3,3の各位置にはロック機構22,22が備えられてい
る。係止金具21,21およびロック機構22,22の構成は特に
限定されないが、この例におけるロック機構22は、概略
縦方向に貫通孔23aを有する筒体23と、この筒体23に遊
嵌されるロック棒24とを有してなるものであり、また係
止金具21はこのロック機構22のロック棒24が挿入可能な
孔25を有してなるものである。さらに具体的には、上記
ロック機構22を構成する筒体23の外面には横方向に形成
された切り溝23bと、この切り溝23bから連続的に下方へ
向けて形成された縦方向の切り溝23cが設けられてい
る。また上記ロック棒24は、棒体24aの中程から横に延
びる取手24bを有してなるものである。そしてこの取手2
4bを上記筒体23の外面に設けられた切り溝より外方へ出
すとともに、上記棒体24aを筒体23の貫通孔23aに遊挿し
てこの例のロック機構22が構成されている。そしてこの
ロック機構22においては、第2図に示すようにロック棒
24の取手24bを筒体23の横方向の切り溝23bから外方へ出
した状態とすれば上記棒体24aが下方へ落ちないように
固定され、また第3図に示すように、上記取手24bを筒
体23の縦方向の切り溝23cから出るようにロック棒24を
適宜回転させれば、これに伴って上記棒体24aが下方へ
落ち、筒体23の貫通孔23aから棒体24aが下方へ突出す
る。そしてこの状態で、上記床体拡張部材12の側面16に
設けられた係止金具21の孔25に、この棒体24aを挿入す
れば、このロック機構22と係止金具21が係止されてロッ
クが行なわれる。
またこの格納棚にあっては、上記立枠2の柱部材3,3,
3,3の上部側面に適宜吊り金具26,26,26,26が設けられて
いる。このような吊り金具26を設けると、この格納棚を
クレーン等によって吊り上げて運搬用トラックなどに載
せる際に好都合である。
このような格納棚では、床体拡張部材12の固定端部13
が床体1の側面11に縦回動可能に結合され、かつ床体拡
張部材12の自由端部14と立枠2との間には、床体拡張部
材12を開いた時にこの床体拡張部材12を水平に保持せし
める保持部材18,18が設けられているので、上記床体1
と略同一平面(水平面)となるようにこの床体拡張部材
12の姿勢を保持せしめれば、実質的に床体1の幅が拡張
し、大きなパネル等でも安定に収納できるようになる。
床体拡張部材12を上方へ回動せしめて上記立枠2,2に当
接した状態で固定すれば、比較的小さな幅のパネルを収
納する際に、パネルが転がり落ちたり滑り落ちたりする
ことなく安定に収納できるほか、非使用時などにも不要
に床体面積を広げることなくコンパクトにまとめること
ができる。
次に、請求項2に記載の格納棚について説明する。こ
の格納棚においては、少なくとも一つの立枠2に、足場
用床板28が縦回動可能に設けられ、かつこの足場用床板
28の自由端部と立枠2との間には、足場用床板28を開い
た時にこの足場用床板28を水平に保持せしめる保持部材
32が設けられていることを特徴としている。
第4図および第5図は、この足場用床板28とその取り
付け構造の一例を示すものである。この足場用床板28
は、概略矩形状の枠体28aと、この枠体28a内に掛け渡さ
れて足場を形成する金網28bと、これを補強する補強材2
8cを有してなるものである。この足場用床板28の大きさ
は特に限定されないが、その一辺及びその対辺の長さ
が、上記枠組2の柱部材3,3間距離、あるいは柱部材3
とはしご小柱9との間の距離にほぼ同一とされており、
以降、この一辺及び対辺方向の端部を「端部」と呼ぶこ
ととする。そしてこの例では第1図に示したように、こ
の足場用床板28の一端部が上記柱部材3,3の間に縦回動
可能に結合されており、以降、この結合された側の端部
を「固定端部」29と呼称し、この固定端部29の反対側の
端部を「自由端部」30と呼称することとする。ここでこ
の足場用床板28の結合の方法は、縦回動可能な構成とさ
れれば特に限定されず、ピンによる結合あるいは蝶番を
用いた結合などが採用される。またこの固定端部29の柱
部材3への結合の位置は、作業性等を考慮して適宜決定
すればよいが、この例では、上記梁部材4の設けられた
位置より足場用床板28の側面31の長さ部だけ低い位置と
なっている。
ここでこの足場用床板28は、水平面より下方への回動
が抑止されるとともに、水平面でその姿勢が保持される
ように取り付けられることが必要であり、そのためにこ
の例では、足場用床板28の自由端部30が、折曲可能な保
持部材32,32によって上記立枠2に連結されている。具
体的には自由端部30の両側面31,31にピン結合された折
曲可能な保持部材32,32を介して、上記柱部材3の内側
面及びはしごの小柱9の側面のそれぞれ梁部材4直下の
位置に連結されており、これによってこの足場用床板28
の水平面より下方への回動が抑止されている。ここでこ
の保持部材32は、前述の床体拡張部材12の姿勢を保持せ
しめるために設けられた保持部材18と同一の構造とされ
てよいので、ここではその説明を省略する。
この保持部材32は、第5図に示したようにこの保持部
材32,32が延び切った状態において、上記足場用床板28
が水平となり、この足場用床板28のこの姿勢を保持せし
める効果を奏する。またこの保持部材32,32を完全に折
り曲げれば、第4図に示したように、この足場用床板28
を上方へ向けて回動させることとなり、足場用床板28を
上記立枠2の梁部材4の下面に当接した状態で、折り畳
むことができる。
またこの例では、上記梁部材4の一部に平板状の回転
ロック33が、その一端がピンによって取り付けられ、他
端が梁部材4の下端より下方に突出するように回転可能
に取り付けられている。したがって、上記保持部材32,3
2を折り曲げて足場用床板28を回動せしめて梁部材4の
下面にほぼ当接せしめた状態で、この回転ロック33を回
転させて上記突起部33aを足場用床板28の前面に被せれ
ば、この足場用床板28を折り畳んだ状態で固定できる。
このように請求項2では、足場用床板28を設けたこと
により、この格納棚へのパネル27…の収納や玉掛け等の
作業を行う際などの作業性が格段に向上する。すなわ
ち、作業者がはしご8を利用してこの足場用床板28に乗
れば、地上からでは手の届かない立枠2の上部にまで容
易に手が届き、クレーンなどによって運ばれたパネル27
…等をこの格納棚に収納する作業や、逆に格納棚からク
レーンなどに玉掛けする作業の際などに、作業者が手を
延ばしてその作業の進行を助けることができ、作業をス
ムーズかつ迅速に行うことができる。また足場用床板28
の不要時には、この足場用床板28を上方へ向けて回動し
畳んだ状態でロックすればよいので、不要な出っ張りを
なくしてコンパクトにまとめることができる。
次に請求項3に記載の格納棚について説明する。この
格納棚では、少なくとも一つの立枠2に、立枠の上部を
折り畳み可能とする折曲部を設け、折曲部を介して立枠
上部を外方へ向けて折り畳み可能としたことを特徴とし
ている。
第6図ないし第8図は、この折り畳み可能とされた立
枠2の一例を示すものである。すなわち具体的には、立
枠2を構成する2本の柱部材3,3およびはしごの小柱9
を、それぞれ同一の高さの位置から上部と下部とに分け
た構成とし、それぞれ上部柱部材3aと下部柱部材3b、お
よび上部小柱9aと下部小柱9bとをヒンジ結合などによっ
てそれぞれ接合し、そのヒンジ接合部を折り畳み可能な
折曲部3c,3c,9cとしたものである。折曲部3c,3c,9cは、
例えばピンによる結合が採用されてもよいが、この例で
は、第6図に示したように、上記折曲部3c,3c,9cに蝶番
を設けて折り畳み可能な構成とした。またこの折曲部に
は、上部柱部材3a,3aと下部柱部材3b,3bとを固定して立
枠の折り畳み動作を抑止する折り畳み抑止部材38,38が
設けられることが好ましい。この折り畳み抑止部材38,3
8は、上記柱体3,3の折曲部3c,3cに設けられた折り曲げ
可能な筒体38a,38aと、この筒体38a,38aに挿入可能に設
けられたピン38b,38bを有してなるものである。そして
このピン38b,38bを筒体38a,38aから外した状態では、上
記折曲部3c,3cにおいて立枠上部を折り畳むことがで
き、また立枠上部を延ばした状態で、上記ピン38b,38b
を筒体38a,38aに挿入すれば、この立枠2,2の折り畳み動
作を抑止して固定することができるようになっている。
このように立枠2を外方に向けて折り畳み可能な構成
としたことにより、実質的に立枠2の高さを低くするこ
とができる。このため格納棚の中のパネル27…に人の手
が容易に届くようになるので、各種作業が容易となる効
果がある。例えば第7図および第8図に示すように、格
納棚からパネル27…を出し入れする作業の際などに、作
業者が無理なくその作業を行うことができる。したがっ
て、無理な作業時に多々生じるパネル27…の損傷や作業
者の身体への負担などを軽減あるいは解消することがで
きて好都合である。またトラックなどに載せて運搬する
際、この立枠2を折り畳んで、上方より作業者がパネル
27…を押さえれば、風の影響などでパネルが揺れたりが
たついたりする不満を解消することができる。
次に請求項4に記載の格納棚について説明する。この
格納棚では、一対の立枠2,2の上部を構成する梁部材4,4
間に固定部材34を架け渡すとともに、この固定部材34に
は、上記一対の立枠2,2間内部に向けて突出し、かつ壁
パネル、床パネル等のパネル状部材27…を立て掛けた状
態に保持する突出部37aを持った固定金具37を、立枠2,2
間を結ぶ方向に移動可能に設けたことを特徴としてい
る。
第9図ないし第12図は、この固定部材34の一例を示す
ものである。この例の固定部材34は、梁部材4,4に上方
より嵌着可能な嵌着部材35,35と、この嵌着部材35,35の
間に設けられた固定棒36と、この固定棒36に移動可能に
遊挿された略筒状の固定金具37を有してなるものであ
る。そしてこの固定金具37の外周面には、第9図および
第10図に示すように、上記一対の立枠間2,2内部に向け
て突出する突出部37aが設けられている。またこの固定
金具37の外周面の他の位置には、螺子孔37bが設けら
れ、さらにこの螺子孔37bに螺合可能な螺子体37cが備え
られており、上記突出部37aを一対の立枠2,2間内部の所
望の位置に向けて突出せしめた状態で、この螺子孔37b
に螺子体37cを挿入して螺合することによって、この固
定金具37を上記固定棒36の所望の位置に固定することが
できるようになっている。
このような固定部材34を設けたことによって、例えば
この格納棚に収納するパネル27…の枚数が比較的少な
く、全パネルの総厚が格納棚の幅寸法に比して小さい場
合には、第11図および第12図に示すように、固定部材34
の上記固定金具37を固定棒36に沿って適宜移動させ、パ
ネル27…を一方に寄せた状態で、これらのパネルの最外
面27aに上記固定金具37から延びる突出部37aを当接した
状態とし、この位置で固定金具37を固定棒36に固定すれ
ば、この固定金具37によってパネル27…を圧えることが
でき、パネル27…のぐらつきや揺動を難無く防止するこ
とができる。したがって少ない枚数のパネルをも安定に
格納棚に収納することができる効果が得られる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の格納棚は、矩形状に形
成された床体と、この床体の一辺とその対辺とからそれ
ぞれ直立する一対の立枠を有し、かつこれら立枠の間に
壁パネル、床パネル等のパネル状部材を立て掛けた状態
に収納するようにした格納棚において、上記床体の立枠
の設けられていない辺の側面に、それぞれ床体拡張部材
を縦回動可能に設け、かつ前記床体拡張部材の自由端部
と立枠との間には、床体拡張部材を開いた時にこの床体
拡張部材を水平に保持せしめる保持部材を設けたので、
床体と同一平面となるようにこの床体拡張部材の姿勢を
保持せしめれば、床体の幅を実質的に拡張することがで
き、大きなパネルでも安定に収納することができるよう
になる。また上記床体拡張部材を上方へ回動せしめて上
記立枠に当接した状態で固定すれば、比較的小さなパネ
ルを収納する時や非使用時などに場所を取らずに好都合
である。
また請求項2に記載の格納棚は、少なくとも一つの立
枠に、足場用床板を縦回動可能に設け、かつこの足場用
床板の自由端部と立枠との間には、足場用床板を開いた
時にこの足場用床板を水平に保持せしめる保持部材を設
けたものであるので、この足場用床板の面が略水平とな
るようにその姿勢を保持せしめれば、各種作業時におけ
る足場が形成されて、作業性が格段に向上する。すなわ
ちこの足場用床板に乗って作業を行えば、通常地面から
では届き得なかったこの格納棚の上部にまで容易に手を
伸ばすことができ、パネルをクレーン等で吊り上げて積
み降ろしを行う玉掛け作業などの介添えを楽な姿勢で無
理なく行うことができ、作業がスムーズに進行する効果
がある。また足場用床板を上方へ回動せしめて上記立枠
と同一平面とすれば、非使用時などに不要な出っ張りを
解消できて好都合である。
また請求項3に記載の格納棚は、少なくとも一つの立
枠に、立枠の上部を折り畳み可能とする折曲部を設けた
ので、この折曲部を介して立枠上部を外方へ向けて折り
畳めば、実質的に立枠の高さを低くすることができる。
このため作業者が容易に格納棚内に手を伸ばすことがで
き、パネルの出し入れなどの作業が容易になるととも
に、パネル運搬時などに振動や風などによって生じるパ
ネルの揺れやがたつきを楽な姿勢で防止することができ
る。したがって、無理な作業時に多々生じるパネルの損
傷や作業者の身体への過大な負担を軽減あるいは解消す
ることができて好都合である。
またさらに請求項4に記載の格納棚は、一対の立枠の
上部を構成する梁部材間に固定部材を架け渡すととも
に、この固定部材には、上記一対の立枠間内部に向けて
突出し、かつ壁パネル、床パネル等のパネル状部材を立
て掛けた状態に保持せしめる突出部を持った固定金具
を、立枠間を結ぶ方向に移動可能に設けたものであるの
で、格納棚の幅寸法に比べてパネルの枚数が少ない場合
などに、これらのパネルを一方に寄せた状態で、上記固
定金具を適宜移動せしめて、その突出部をパネルの最表
面に当てた状態でこの固定金具を固定すれば、パネルの
移動や揺れなどを抑制あるいは防止することができて、
いかに少ない枚数のパネルでも安定に収納、運搬するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の格納棚の一実施例を示す斜視図であ
り、 第2図および第3図は、請求項1に記載の床体拡張部材
およびこの床体拡張部材の姿勢を保持せしめる保持部材
の一例を示す構成図であって、第2図は上記保持部材を
延ばした状態を示す斜視図、第3図は保持部材を折り畳
んだ状態を示す斜視図であり、第4図及び第5図は、請
求項2に記載の足場用床板およびこの足場用床板の姿勢
を保持せしめる保持部材の一例を示す構成図であって、
第4図は上記保持部材を折り畳んだ状態を示す斜視図、
第5図は保持部材を延ばした状態を示す斜視図であり、 第6図ないし第8図は、請求項3に記載の立枠の柱部材
の折曲部の一例を示す構成図であって、第6図はこの折
曲部を延ばした状態を示す斜視図、第7図および第8図
は折曲部を介して立枠上部を折り曲げた状態を示す側面
図であり、 第9図ないし第12図は、請求項4に記載の固定部材の一
例を示す構成図であって、第9図および第10図はこの固
定部材を示す斜視図および断面図であり、第11図および
第12図は、この固定部材の使用例を示す要部側面図であ
る。 1……床体、2……立枠、3c……折曲部、9c……折曲
部、11……床体の側面、12……床体拡張部材、18……保
持部材、28……足場用床板、27……パネル状部材、32…
…保持部材、34……固定部材、37……固定金具、37a…
…突出部。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状に形成された床体と、この床体の1
    辺とその対辺とからそれぞれ直立する一対の立枠を有
    し、これら立枠の間に壁パネル、床パネル等のパネル状
    部材を立て掛けた状態に収納するようにした格納棚にお
    いて、 上記床体の立枠の設けられていない辺の側面に、それぞ
    れ床体拡張部材が縦回動可能に設けられ、かつ前記床体
    拡張部材の自由端部と立枠との間には、床体拡張部材を
    開いた時にこの床体拡張部材を水平に保持せしめる保持
    部材が設けられていることを特徴とする格納棚。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の格納棚において、少なく
    とも一つの立枠に、足場用床板が縦回動可能に設けら
    れ、かつ足場用床板の自由端部と立枠との間には、足場
    用床板を開いた時にこの足場用床板を水平に保持せしめ
    る保持部材が設けられていることを特徴とする格納棚。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の格納棚において、少なく
    とも一つの立枠に、立枠の上部を折り畳み可能とする折
    曲部が設けられ、この折曲部を介して立枠上部が外方へ
    向けて折り畳み可能とされたことを特徴とする格納棚。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の格納棚において、一対の
    立枠の上部を構成する梁部材間に固定部材が架け渡され
    るとともに、この固定部材には、上記一対の立枠間内部
    に向けて突出し、かつ壁パネル、床パネル等のパネル状
    部材を立て掛けた状態に保持せしめる突出部を持った固
    定金具が、立枠間を結ぶ方向に移動可能に設けられたこ
    とを特徴とする格納棚。
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