JP2007321521A - 連接、移動可能な組み立て式作業足場 - Google Patents
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Abstract
【課題】狭隘な室内で簡易に使用でき、組み立て、解体が容易で、作業面積の変化に対応ができ、連接されたまま移動性に優れ、足場高さを自由に調整できる作業足場を提供する。
【解決手段】連接、移動可能な組み立て式作業足場において、2本の縦部材2の上下に横部材3を固定して支柱枠1を形成し、前記支柱枠1の縦部材2に交差筋かい4を着脱自在に設け、前記支柱枠1を複数対向配置し相対する縦部材2間に交差筋かい4をピン連結して自立性の足場架台を組み立て、前記縦部材2の下端の球状体収容部6に球状体15を回転自在に収容して前記足場架台を移動可能とし、前記支柱枠1の縦部材2に連結雌部17、18を備え、複数の足場架台を水平継ぎ部材22により連接可能とし、前記支柱枠1の上部の横部材3、上部の水平継ぎ部材22に足場板5を着脱自在に設置可能とすることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】連接、移動可能な組み立て式作業足場において、2本の縦部材2の上下に横部材3を固定して支柱枠1を形成し、前記支柱枠1の縦部材2に交差筋かい4を着脱自在に設け、前記支柱枠1を複数対向配置し相対する縦部材2間に交差筋かい4をピン連結して自立性の足場架台を組み立て、前記縦部材2の下端の球状体収容部6に球状体15を回転自在に収容して前記足場架台を移動可能とし、前記支柱枠1の縦部材2に連結雌部17、18を備え、複数の足場架台を水平継ぎ部材22により連接可能とし、前記支柱枠1の上部の横部材3、上部の水平継ぎ部材22に足場板5を着脱自在に設置可能とすることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、室内での内装工事等の狭い箇所での作業に好適な連接、移動可能な組み立て式作業足場に関する。
一戸建住宅、マンション、ホテル、病院のような各室が狭い建物内部の天井、壁面の内装工事、ベランダ、廊下のように細長い部分の仕上げ工事を行う際、作業員が乗る足場架台として脚立を用いたり、或いは、脚立と脚立の間に大引を渡しその上に足場板を敷き並べてゴムバンド等で結束して作業足場として使用しているのが現状である。また、脚立の4本の脚部下端に車輪を取り付け、前記車輪の内の特定の車輪を駆動手段により駆動する自走式の作業足場や、折り畳み式の作業足場も開発されている。
特開2001−280047号公報
特開平11−93399号公報
特開2003−253877号公報
しかしながら、従来の脚立と脚立の間に大引を渡しその上に足場板を敷き並べてゴムバンド等で結束した作業足場は、作業の都度組み立て解体を繰り返し、作業の無駄が多く、安全上も好ましくなく、資材の移動時に仕上がった部分に傷を付けるという問題も発生する。建物内部に作業足場として要求されることは、重量の軽量化、構成の簡素化、建物内部への搬入の容易性、横長な作業や縦横の作業面積の大きい作業への対応の確保、組み立ての容易性である。しかしながら、従来の建物内の作業足場は、作業面積を大きくとれず、自走式の作業足場の場合、その構成も複雑であり、重量が大きくなり、使い勝手のよい作業足場ではなかった。
本発明は、下記のような従来の作業足場の課題を解決することを目的とする。
(1)狭隘な室内で簡易に使用できること。
(2)横長な作業面での作業、縦横の作業面積の大きい作業に応じて、横長の作業足場、縦横の作業面積の大きな作業足場としても使用可能であること。
(3)作業足場を組み立てたまま、小さい力でどの方向にも移動可能とすること。
(4)複数の作業足場の組み立て部品の連接、切り離しが簡単にできること。
(5)資材の短尺化と軽量化により運搬を容易にすること。
(6)足場高さを自由に調整できること。
(7)作業効率、安全性が高いこと。
(8)管理が容易で且つ、工費、経費の削減に寄与できること。
(1)狭隘な室内で簡易に使用できること。
(2)横長な作業面での作業、縦横の作業面積の大きい作業に応じて、横長の作業足場、縦横の作業面積の大きな作業足場としても使用可能であること。
(3)作業足場を組み立てたまま、小さい力でどの方向にも移動可能とすること。
(4)複数の作業足場の組み立て部品の連接、切り離しが簡単にできること。
(5)資材の短尺化と軽量化により運搬を容易にすること。
(6)足場高さを自由に調整できること。
(7)作業効率、安全性が高いこと。
(8)管理が容易で且つ、工費、経費の削減に寄与できること。
本第1発明は、前記課題を解決するために、連接、移動可能な連接組み立て式作業足場において、2本の縦部材の上下に横部材を固定して支柱枠を形成し、前記支柱枠の縦部材に交差筋かいを着脱自在に連結する交差筋かいのピン連結部を設け、前記支柱枠を複数対向配置し相対する縦部材間に交差筋かいをピン連結して自立性の足場架台を組み立て、前記縦部材の下端に球状体を抜け止め部材を介して収容する球状体収容部を備え、前記球状体収容部に球状体を回転自在に収容して前記足場架台を移動可能とし、前記支柱枠の縦部材の前記横部材との固定部の反対側側面に水平継ぎ部材の連結雄部を落とし込み収容する連結雌部を備え、複数の足場架台を水平継ぎ部材により連接可能とし、前記支柱枠の上部の横部材、上部の水平継ぎ部材に足場板を着脱自在に設置可能とすることを特徴とする。
本第2発明は、本第1発明の連接、移動可能な組み立て式作業足場において、前記支柱枠の縦部材を内管と外管で構成し、外管を内管に対して伸縮自在とし、且つ外管と内管を係止ピンで固定可能として前記作業足場の高さを調節可能とすることを特徴とする。
本第3発明は、本第1又は第2発明の連接、移動可能な組み立て式作業足場において、前記支柱枠の縦部材下端に固定される球状体収容部内に楔材を着脱自在に挿入可能とし、球状体を回転可能状態又は回転不能状態とすることを特徴とする。
本第4発明は、本第1〜第3発明のいずれかの連接、移動可能な組み立て式作業足場において、前記支柱枠の2本の縦部材間の上部間隔が下部間隔より狭い台形形状とすることを特徴とする。
本第5発明は、本第1〜第4発明のいずれかの連接、移動可能な組み立て式作業足場において、前記支柱枠の縦部材と上下の横部材との固定部の内側コーナ部に補強プレートを設置し、下部補強プレートに高さ調整用の係止ピン及び球状体収容部に差し込む楔材を保持する保持部を形成することを特徴とする。
本第6発明は、本第1〜第5発明のいずれかの連接、移動可能な組み立て式作業足場において、前記足場板を縦横の枠材にエキスパンドメタルを張設して構成し、枠材の中央部にムクリを形成し、前記ムクリの周辺部の枠材を補強材で補強することを特徴とする。
本発明の2本の縦部材の上下に横部材を固定して支柱枠を形成し、前記支柱枠の縦部材に交差筋かいを着脱自在に連結する交差筋かいのピン連結部を設け、前記支柱枠を複数対向配置し相対する縦部材間に交差筋かいをピン連結して自立性の足場架台を組み立て、前記縦部材の下端に球状体を抜け止め部材を介して収容する球状体収容部を備え、前記球状体収容部に球状体を回転自在に収容して前記足場架台を移動可能とし、前記支柱枠の縦部材の前記横部材との固定部の反対側側面に水平継ぎ部材の連結雄部を落とし込み収容する連結雌部を備え、複数の足場架台を水平継ぎ部材により連接可能とし、前記支柱枠の上部の横部材、上部の水平継ぎ部材に足場板を着脱自在に設置可能とする構成により、組み立て部品数が少なく、狭隘な室内への搬入が容易であり、クランプ、単管パイプ等の連結部材と締め付け用具を用いることなく簡単に組み立て、解体ができ、組み立て後の作業足場が小さな力でスムーズに移動することができ、横長な作業面での作業や縦横の作業面積の大きな室内の作業に応じて作業足場を簡単に連接又は切り離しできるので、使い勝手が良く作業性を向上することができる。
支柱枠の縦部材を内管と外管で構成し、外管を内管に対して伸縮自在とし、且つ外管と内管を係止ピンで固定可能として前記作業床の高さを調節可能とする構成により、簡単な作業で足場板の高さを調整できて作業性を向上することができる。
支柱枠の縦部材下端に固定される球状体収容部内に楔材を着脱自在に挿入可能とし、球状体を回転可能状態又は回転不能状態とする構成により、移動時はスムーズに球状体が回転し、作業時は、球状体が回転不能状態に保持されるので作業足場を安定させることができる。
支柱枠の2本の縦部材を傾斜させ、縦部材間の上部間隔が下部間隔より狭い台形形状とする構成により、作業時の安定性が向上する。
支柱枠の縦部材と上下の横部材との固定部の内側コーナ部に補強プレートを設置し、下部補強プレートに高さ調整用の係止ピン及び球状体収容部に差し込む楔材を保持する保持部を形成する構成により、作業足場の安定性を向上させると共に、高さ調整や、作業足場固定の際の治具を作業箇所の近傍に配置できるので作業足場の組み立て作業を容易にすることができる。
足場板を縦横の枠材にエキスパンドメタルを張設して構成し、枠材の中央部にムクリを形成し、前記ムクリの周辺部の枠材を補強材で補強する構成により、足場板の軽量化図りつつ、強度を保ち荷重による撓みを防止することができる。
支柱枠の縦部材を内管と外管で構成し、外管を内管に対して伸縮自在とし、且つ外管と内管を係止ピンで固定可能として前記作業床の高さを調節可能とする構成により、簡単な作業で足場板の高さを調整できて作業性を向上することができる。
支柱枠の縦部材下端に固定される球状体収容部内に楔材を着脱自在に挿入可能とし、球状体を回転可能状態又は回転不能状態とする構成により、移動時はスムーズに球状体が回転し、作業時は、球状体が回転不能状態に保持されるので作業足場を安定させることができる。
支柱枠の2本の縦部材を傾斜させ、縦部材間の上部間隔が下部間隔より狭い台形形状とする構成により、作業時の安定性が向上する。
支柱枠の縦部材と上下の横部材との固定部の内側コーナ部に補強プレートを設置し、下部補強プレートに高さ調整用の係止ピン及び球状体収容部に差し込む楔材を保持する保持部を形成する構成により、作業足場の安定性を向上させると共に、高さ調整や、作業足場固定の際の治具を作業箇所の近傍に配置できるので作業足場の組み立て作業を容易にすることができる。
足場板を縦横の枠材にエキスパンドメタルを張設して構成し、枠材の中央部にムクリを形成し、前記ムクリの周辺部の枠材を補強材で補強する構成により、足場板の軽量化図りつつ、強度を保ち荷重による撓みを防止することができる。
本発明の実施の形態を図により説明する。図1は、本発明の組み立て式作業足場の構成部品である支柱枠の一実施形態を示す図であり、図2は、2つの支柱枠を交差筋かいでピン連結して自立できる足場架台(支柱枠を交差ブレースでピン連結したもの)とし、支柱枠の上部横部材に足場板を載置し作業足場(足場架台に足場板を設置したも)を形成した図であり、図3は、3つの支柱枠をそれぞれ交差筋かいでピン連結し足場板を載置し横長の作業足場を形成した図である。
図1に示されるように作業足場を構成する支柱枠1は、2本の縦部材2に上下に横部材3を溶接で固定して形成される。支柱枠1を構成する縦部材2は、内管7と、内管7に伸縮自在に嵌挿される外管8とで構成される。内管7の下端に球状体収容部6が溶接により固定される。内管7と外管8には、係止ピン9を挿入する係止ピン用孔10が形成され、外管8を内管7に対してスライドさせ、互いの係止ピン用孔10を一致させ、係止ピン9を挿入して固定することにより高さを調節自在とする。支柱枠1の運搬時は、外管8を内管7に対して最も縮小した位置とし、係止ピン9を最下端の係止用ピン用孔10に挿入し、外管8と内管7がスライドできない状態とする。また、2本の縦部材2を垂直方向に対して若干傾け、縦部材2間の上部の間隔を下部の間隔より小さくし、正面から見ると略台形状とすることにより足場架台としても安定性を向上させることができる。横部材3は縦部材2の外管8に溶接され、外管8のスライドと一緒にスライドする。
縦部材2の外管8の上下の横部材3との固定部の内側コーナ部に三角形状の補強板11が溶接により固定される。縦部材2の外管8と下部横部材3の固定部の内側コーナ部に設置した補強板11に、縦部材2の高さを調整する係止ピン9の保持部と、楔材20(後述する)を保持する保持部を設ける。各保持部は、係止ピン9及び楔材20を連結し伸縮自在のコイル部材の端部を係止し保持するように形成される。高さ調整用の係止ピン9と、球状体15(後述する)の回転阻止の楔材20を、その作業箇所の近傍に配置でき、伸縮自在のコイル部材に連結保持されるので、係止ピン9,楔材20が紛失することなく、作業足場の組み立て作業の作業性を向上することができる。
支柱枠1の縦部材2の外管8の上下には、交差筋かい4をピン連結するためのピン連結部14が設置される。図4(a)(b)は、交差筋かい4のピン連結部14の一部拡大図である。交差筋かい4のピン連結部14には、連結ピン14’がピボット連結されており、図3に示されるように、2つの支柱枠1を対向配置し、相対する支柱枠1の縦部材2のピン連結部14と2本の交差筋かい4の端部の連結孔12に連結ピン14’を挿入してピン連結し、交差筋かい4をワンタッチで簡単に取り付けることができる。交差筋かい4は中央交差部の交差ピン4’を予め装着しておく。2つの支柱枠1を交差筋かい4でピン連結することにより自立する足場架台を形成する。交差筋かい4の縦部材2のピン連結部14への連結は、ピン連結なのでワンタッチで連結できる。図3は、3つの支柱枠1をそれぞれ交差筋かい4でピン連結し、足場架台の長辺方向に長い作業足場とした図であり、室内又はベランダ、廊下、外壁等の横長の作業に適している。つまり、支柱枠1が3つで、2つ分の横長の作業足場ができ、支柱枠1が4つで、3つ分の横長作業足場を確保できるので、少ない部品数で簡単に組み立てが可能な作業足場とすることができる。
図5(a)(b)(c)は、支柱枠1の下端に設けられる移動手段の一部拡大図である。支柱枠1の縦部材2の内管7の下端に固定される球状体収容部6には、抜け止め部材16を介して球状体15が回転自在に収容される。球状収容部6は、支柱枠1の縦部材2の内管7に固定される天井部の下方に4つの側壁に囲まれた立方体の空間を備えている。球状収容部6の立方体の空間に球状体15を収容し、球状収容部6の下端に4つの抜け止め部材16を固定し、球状体15が球状収容部6から抜け落ちるのを防止している。抜け止め部材16の先端に傾斜部を形成する。球状体15は、枠体1の全体重量が軽量であるため移動時に大きな荷重が球状体にかからないので錆などの腐食しない硬質プラスチック等の軽量材料で形成される。球状体15は、支柱枠1を組み立てて形成される足場架台をどの方向に押してスムーズに回転し、小さい力で狭い室内で自由に移動することができる。球状体収容部6には、楔材差し込み口19が形成される。作業足場を室内の所定の作業箇所に固定する際、楔材差し込み口19から、下部補強プレート11の保持部に保持された楔材20を挿入し、球状体15を下方向に抜け止め部材16に向けて押圧し、球状体15が抜け止め部材16の先端の傾斜部に押し付け回転不能状態とし、作業足場を安定した状態で固定できる。作業終了後、楔材20を引き抜くことにより、再び球状体15は回転可能状態となり、スムーズに作業足場を移動できる。複数の足場架台を連接して使用する場合は、作業足場が安定しているので楔材20を挿入しなくても良い。
支柱枠1の縦部材2の横部材3との上下の固定部の反対側側面に、上下の水平継ぎ部材連結用雌部17、18が設けられる。図6(a)(b)は、水平継ぎ部材連結用雌部17、18の一部拡大図である。上下の水平継ぎ部材連結用雌部17、18は、縦部材2の外管8の両側面に溶接等の手段により固定される外管8の内側方向に伸びる1対の側壁部29と、外管8の内側の面に溶接で固定される前壁部と、前記前壁部の下端から直角方向に伸びる底壁部からなるL字形部材30とで構成される。側壁部29の先端部を側壁部が伸びる方向に対して直交する方向に曲げて幅狭の開口32を形成する。側壁部29、L字形部材30、側壁部29の先端の幅狭の開口部32で囲まれた空間が、水平継ぎ部材22の連結用雄部26を収容する連結雌部を構成する。
図7は水平継ぎ部材22を示す図である。水平継ぎ部材22は、中空管25と、中空管25の両端に挿入固定されるダボ部28と、ダボ部から突き出す幅狭のフランジ部27、フランジ部27の先端に形成される幅広の連結用雄部26により構成される。中空管25とダボ部28との挿入固定は、溶接、ネジ等の固定手段を用いる。フランジ部27の幅は、水平継ぎ部材用連結雌部17、18の幅狭開口31の幅より若干幅狭とし、連結用雄部26の大きさは、連結雌部の空間にスムーズに収容できる大きさとする。複数の足場架台を連接する際、水平継ぎ部材連結用雌部17、18に、水平継ぎ部材22の連結雄部26を上から落とし込むだけで簡単にワンタッチで連接が可能であり、水平継ぎ部材22を上に持ち上げるだけで簡単に連接を解除できる。水平継ぎ部材22の長さは、支柱枠1の2本の縦部材2間の上部間隔が下部間隔より狭い場合、上部の水平継ぎ部材22の長さを下部の水平継ぎ部材22の長さより長くする。
図8(a)(b)(c)は、足場板5の部分拡大図である。足場板5は、縦横の枠にエキスパンドメタルを張設して軽量化されている。足場板5の両端には、枠体1の上部の横部材3や水平継ぎ部材22に着脱自在に係止するためのフック部21が設置される。足場板5は、軽量化のため細い枠材が使用されるので、作業員による荷重により足場板5が撓むのを防止するため、枠の中央部にムクリを予め形成し、ムクリの周囲の枠の外周を補強材で補強することにより軽量化を図りつつ強度を増強し、荷重による足場板の撓みを防止する。足場板5は、支柱枠1の横部材3又は水平継ぎ部材22に簡単に着脱でき、軽量であり、作業面にエキスパンドメタルを使用しているので作業員が滑るのを防止できる。
図9は、3台の足場架台の短辺方向に水平継ぎ部材22で連接した実施形態の概略図である。3台の足場架台の短辺方向を上下の水平継ぎ部材22で連接し、各足場架台の上部の横部材3と上部の水平継ぎ部材22の上に足場板5を設置し、作業面積に合った広さの作業足場としている。作業足場の縦部材2、2間の間隔が上部より下部の間隔が広いので、水平継ぎ部材22は、上部の方が下部より長くなっている。室内の作業面積に応じて、単数又は複数の作業足場を連接したまま移動でき、又切り離しても効率良く、室内の広さに適応した作業足場を提供できる。
本発明の作業足場は、狭い室内等の作業で使用するため、できるだけ小型化、軽量化が望まれる。本実施形態における支柱枠1の寸法は、上部の縦部材2間の間隔が500mm、下部の縦部材2間の間隔が550mm、縦部材2の高さ調整範囲750〜1200mm程度とし、1対の支柱枠1を交差筋かい4で連結した場合の支柱枠2間の距離が1300mm程度とする。足場板5の寸法は、幅が支柱枠1の上部横部材3の長さに対応して450mm、長さが1250mm程度とする。足場板5の中央部のムクリは15mm程度とする。
本発明の組み立て式作業足場の使用形態としては、縦部材2、横部材3を連結し、脚部に移動可能な球状態を備えた支柱枠1、交差筋かい4、足場板5、水平継ぎ部材20の4つの部材を、室内の作業に応じた数だけ室内に搬入する。室内に搬入された支柱枠1を交差筋かい4で連結し足場架台を形成する。複数の足場架台を作業箇所に配置し、高さ調整し、複数の足場架台を水平継ぎ部材22で連接して、足場架台の上部の横部材3間と、上部の水平継ぎ部材22間に足場板5を設置し作業足場とする。その際、支柱枠1下端の球状体収容部6に楔材20を挿入して、球状体15を回転不能状態とする。連接する足場架台の数が多い場合には、楔材20を挿入しなくても良い。作業が終了すると、足場板5を外し、水平継ぎ部材22を外し、交差継ぎ部材22を外すと、搬入した時と同じ4つの部品に解体でき、容易に室内から搬出できる。同じフロアーでの作業が継続する場合、開口部の広さに合わせて切り離し、連接状態で次の作業室に移動が可能である。
本発明の連接、移動可能な組み立て式作業足場は、支柱枠1、交差筋かい4、足場板5、水平継ぎ部材22の4つの部品だけで、横長の作業足場にも縦横の面積の大きな作業足場にもクランプ、単管パイプ等の連結部材と締め付け用具を一切使用することなくワンタッチで組み立て、解体ができることを最大の特徴としている。解体後の各部品は軽量で短尺なので保管スペースを多く必要とせず、経済的な組み立て式作業足場を提供できる。
1:支柱枠、2:縦部材、3:横部材、4:交差筋かい、4’:交差ピン、5:足場板、6:球状体収容部、7:内管、8:外管、9:係止ピン、10:係止ピン用孔、11:補強板、12:連結用孔、14:交差筋かいのピン連結部、14’:連結ピン、15:球状体、16:抜け止め部材、17:上部水平継ぎ部材連結用雌部、18:下部水平継ぎ部材連結用雌部、19:楔材差し込み口、20:楔材、21:フック部、22:水平継ぎ部材、23:ムクリ、24:補強材、25:中空管、26:連結用雄部、27:フランジ部、28:ダボ部、29:側壁部、30:L字形部材、32:幅狭の開口部
Claims (6)
- 2本の縦部材の上下に横部材を固定して支柱枠を形成し、前記支柱枠の縦部材に交差筋かいを着脱自在に連結する交差筋かいのピン連結部を設け、前記支柱枠を複数対向配置し相対する縦部材間に交差筋かいをピン連結して自立性の足場架台を組み立て、前記縦部材の下端に球状体を抜け止め部材を介して収容する球状体収容部を備え、前記球状体収容部に球状体を回転自在に収容して前記足場架台を移動可能とし、前記支柱枠の縦部材の前記横部材との固定部の反対側側面に水平継ぎ部材の連結雄部を落とし込み収容する連結雌部を備え、複数の足場架台を水平継ぎ部材により連接可能とし、前記支柱枠の上部の横部材、上部の水平継ぎ部材に足場板を着脱自在に設置可能とすることを特徴とする連接、移動可能な組み立て式作業足場。
- 前記支柱枠の縦部材を内管と外管で構成し、外管を内管に対して伸縮自在とし、且つ外管と内管を係止ピンで固定可能として前記作業床の高さを調節可能とすることを特徴とする請求項1記載の連接、移動可能な組み立て式作業足場。
- 前記支柱枠の縦部材下端に固定される球状体収容部内に楔材を着脱自在に挿入可能とし、球状体を回転可能状態又は回転不能状態とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の連接、移動可能な組み立て式作業足場。
- 前記支柱枠の2本の縦部材間の上部間隔が下部間隔より狭い台形形状とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の連接、移動可能な組み立て式作業足場。
- 前記支柱枠の縦部材と上下の横部材との固定部の内側コーナ部に補強プレートを設置し、下部補強プレートに高さ調整用の係止ピン及び球状体収容部に差し込む楔材を保持する保持部を形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の連接、移動可能な組み立て式作業足場。
- 前記足場板を縦横の枠材にエキスパンドメタルを張設して構成し、枠材の中央部にムクリを形成し、前記ムクリの周辺部の枠材を補強材で補強することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の連接、移動可能な組み立て式作業足場。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015523483A (ja) * | 2012-08-02 | 2015-08-13 | フォーム 700 ピーティーワイ リミテッドForm 700 Pty Ltd | 型枠支持要素 |
KR20200061944A (ko) * | 2018-11-26 | 2020-06-03 | 백승호 | 모듈식 경사로 |
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2006
- 2006-06-05 JP JP2006155697A patent/JP2007321521A/ja active Pending
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