JP3359255B2 - 足場装置 - Google Patents
足場装置Info
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Description
等の多階層建物の各階に設けられている玄関側の室外廊
下、あるいはベランダ等に設置して、その手摺り等の補
修や改装作業などを行う場合に使用される足場装置に関
するものである。
室外廊下やベランダ等(以下、室外廊下等という)の手
摺り等の補修や改装作業などを行うにあたって、従来で
は、建物の外壁に沿って地上から建物最上階部にわたっ
て大掛かりな作業用足場を組んでいたため、その足場の
仮設施工費が非常に高くついていた。
最上階部にわたって大掛かりな足場を組む必要がなく、
各階の室外廊下等に単独で簡単に設置できて、各階の手
摺り等の必要な作業が行えると共に、足場装置の仮設施
工費を大幅に低減できる足場装置を提供することを課題
とする。
場装置は、下段枠4と、この上に組み付けられる上段枠
5とからなる足場本体1を上下に対向する室外廊下Rや
ベランダ等の上面壁S1と下面壁S2との間で突っ張り
状態に支持させ、前記下段枠4に足場板6を設置し、こ
の上の前記上段枠5に室外廊下R等の室外側に張り出す
張り出し枠2を取り付け、該張り出し枠2に作業床3を
形成し、前記上段枠5を、両側一対の側枠17,17
と、両側枠17,17の後端部をつなぐ後枠18とによ
って平面視コ字形に形成すると共に、各側枠17,17
を後枠18に対し折り畳み可能に枢着し、下段枠4を、
両側一対の側枠11,11と、両側枠11,11の下端
部をつなぐ下枠12とによって形成すると共に、各側枠
11を下枠12に対し折り畳み可能に枢着してなるもの
である。
おいて、前記張り出し枠2を、それぞれ作業床3の両端
部を支持する支持部29を有する両側一対の側枠30,
30と、両側枠30,30の前端部をつなぐ前枠31と
により形成すると共に、該張り出し枠2の各側枠30の
後端下部を上段枠5の各側枠17の前端下部に枢着し
て、該張り出し枠2を、前記コ字形上段枠5内に収納し
た収納位置と、室外側に張り出した張り出し位置との間
で回動可能としてなるものである。
場装置において、足場本体1の下段枠4の下部にキャス
ター8を取り付けてなるものである。
の足場装置において、張り出し枠2の各側枠30と前枠
31とを互いに切離し可能に連結してなるものである。
の足場装置において、それぞれ張り出し枠2を設けた少
なくとも2つの足場本体1,1を室外廊下R等の長手方
向に所要間隔をおいて配置し、各足場本体1からそれぞ
れ室外側に張り出した張り出し枠2に設けた作業床3間
に渡り用足場床9を架け渡してなるものである。
層建物の各階において躯体Wから張り出されたスラブS
によって形成される玄関側の室外廊下Rに2基の足場装
置K,Kを廊下長手方向に所要間隔をおいて並設した例
を示したもので、図1は平面図、図2は廊下Rの外側か
ら見た正面図、図3は側面図である。また、図4は上記
室外廊下Rに1基の足場装置Kを設置した場合の廊下R
の内側から見た正面図、図5は廊下Rの外側から見た正
面図である。図3においてTは、室外廊下Rの室外端部
にその全長にわたって立設された手摺りを示す。
足場装置Kは、足場本体1を室外廊下Rの上面壁S1と
下面壁S2との間で突っ張り状態に支持させ、この足場
本体1に室外廊下Rの室外側に張り出す張り出し枠2を
設け、この張り出し枠2に作業床3を形成してなるもの
である。足場本体1は、下段枠4と、この下段枠4上に
組み付けられる上段枠5とによって形成され、下段枠4
の上部に足場板6が載置され、上段枠5に張り出し枠2
が取り付けられる。また、下段枠4の下部には前後左右
4個のキャスター8が取り付けられ、上段枠5にはその
室内側に昇降用の梯子7が取り付けられる。尚、図1及
び図2において9は、両側の足場装置K,Kの張り出し
枠2,2にそれぞれ形成される作業床3,3間に架け渡
された渡り用足場床であり、10は、足場本体1,1の
下段枠4,4間に架け渡された渡り用足場板である。
と張り出し枠2とに分解した状態を示し、また図7は、
下段枠4と上段枠5と張り出し枠2とを互いに組み付け
ると共に、張り出し枠2を室外側に張り出させた状態を
示している。
示す正面図、底面図及び側面図であり、また図12は、
折り畳んだ状態の下段枠4を示す正面図である。これら
の図面及び図6の斜視図を参照すると分かるように、下
段枠4は、左右両側一対の側枠11,11と、両側枠1
1,11の下端部をつなぐ下枠12とからなるもので、
各側枠11の下端部が下枠12の左右各端部にヒンジ部
13により枢着されていると共に、各側枠11の上端部
と下枠12との間に関節部14a付き連結杆14が介設
されている。しかして、図9に示すように、各連結杆1
4を延ばして関節部14aをロックすることにより、各
側枠11が下枠12に対し垂直姿勢に保持されて、使用
可能な下段枠4が形成され、また関節部14aのロック
を解除して連結杆14を下向きに屈折させることによ
り、各側枠11が下枠12の上面側に折り重なるように
回動して、下段枠4は図12に示すような折り畳み状態
となる。
支柱15,15を有し、図9〜図12には示していない
が、各支柱15の下端部には、ベースプレート16a付
きのねじ式ベースジャッキ16が連設される(図2〜図
6参照)。また、この下段枠4の下枠12に前後左右4
個のキャスター8が取り付けられる。
脱可能に組み付けられる上段枠5の詳細な構造を示すも
ので、図13は正面図、図14は平面図、図15は側面
図、図16の(A)は図14の一部拡大図、同図の
(B)は(A)の側面図である。これらの図面並びに図
6及び図7を参照すると分かるように、上段枠5は、両
側一対の側枠17,17と、両側枠17,17の後端部
をつなぐ後枠18とによって平面視コ字形に形成される
もので、各側枠17と後枠18とがヒンジ部19によっ
て枢着されていると共に、各側枠17と後枠18との間
に、両枠17,18を互いに直角に保持する上下2つの
伸縮斜材20が介設されている。
び(B)に示すように、互いに入れ子式に嵌合される径
大管20aと径小管20bとで構成されると共に、着脱
ピン21によって同図のような伸長状態に固定され、そ
して径大管20a側が側枠17の支柱22に枢着され、
径小管20b側が後枠18の上下各横杆23に着脱ピン
24によって着脱可能に連結される。図13〜図16に
示される状態では、両側枠17,17と後枠18とが各
伸縮斜材20によって平面視コ字形に固定されており、
この状態から着脱ピン24を抜いて各伸縮斜材20を後
枠18側から切離すことにより、各側枠17を後枠18
に対し折り畳むことができる。この折り畳みの際には、
着脱ピン21を抜いて各伸縮斜材20を収縮状態とす
る。
部とにそれぞれ外向きコ字形のブラケット25,26が
固着してあって、後述するように、上部側のブラケット
25は、張り出し枠2を張り出し位置に固定するストッ
パー用被係止部とされ、また下部側のブラケット26
は、張り出し枠2を枢着するためのブラケットとされ
る。また、各側枠17の支柱22及び後枠18の支柱2
7にはそれぞれ上端部に、ヘッドプレート28a付きの
ねじ式ヘッドジャッキ28が連設されるようになってい
る(図2〜図6参照)。
れる張り出し枠2の詳細な構造を示している。この張り
出し枠2は、図6及び図7をも参照するとよく分かるよ
うに、それぞれ下部に作業床3の両端部を支持する支持
板29(支持部)を設けた両側一対の側枠30,30
と、両側枠30,30の前端部をつなぐ前枠31とによ
って形成されるもので、各側枠30の後端下部が上段枠
5の各側枠17の前端下部に枢着されており、それによ
ってこの張り出し枠2は、平面視コ字形の上段枠5内に
収納した収納位置(図7に仮想線で示す)と、図7の実
線で示すように室外廊下Rの室外側に張り出した張り出
し位置との間で回動可能となっている。尚、図17は各
側枠30を張り出し枠2の外側から見た側面図、図18
は同側枠30を内側から見た側面図、図19の(A)は
前枠31の正面図、同図の(B)は前枠31の側面図で
ある。
(B)に示すように、前端部に支柱管受け32aを有す
る下枠部材32と、この下枠部材32の後端部及び中間
部にそれぞれ立設された後立ち上り管33及び中立ち上
り管34と、両立ち上り管33,34の上端部をつなぐ
連結杆35と、この連結杆35の前端に上下回動可能に
枢着された横杆36と、前記両立ち上り管33,34に
それぞれ入れ子式に嵌合される縦管37,38と、両縦
管37,38の上端部をつなぐ横管39と、この横管3
9に入れ子式に嵌合される横管40と、両立ち上り管3
3,34及び連結杆35を補強する複数の斜材41とか
らなり、図18の(A)に示すように下枠部材32の内
側面に作業床3の両端部を支持する支持板29が取り付
けられている。一方、前枠31は、図19(A)、
(B)に示すように、左右一対の支柱管42,42と、
両支柱管42,42をつなぐ上下の連結部材43a,4
3bと、両支柱管42,42にそれぞれ入れ子式に嵌合
される支柱杆44,44と、両支柱杆44,44をつな
ぐ横杆45とからなり、両支柱管42,42のそれぞれ
下端部が、各側枠30の下枠部材32前端部に設けてあ
る支柱管受け32a,32aに嵌挿されて、それぞれ着
脱ピン(図示せず)で固定されるようになっている。
端部と後立ち上り管33の上端部とにそれぞれブラケッ
ト46,47が固着され、後立ち上り管33上端部のブ
ラケット47にはその外側面に、図6、図8及び図17
に示すように、上段枠5の側枠17の支柱22上部に設
けられた外向きコ字形ブラケット25(ストッパー用被
係止部)に対し後方から係止されるL字形のストッパー
用係止部片48が突設されている。下枠部材32後端部
側のブラケット46には、上段枠5の側枠17の支柱2
2下部に設けられた外向きコ字形ブラケット26と共
に、枢支軸挿通孔49が貫設されている。
取り付けるには、図6に示すように平面視コ字形に組み
立てた上段枠5の各側枠17の内側に張り出し枠2の各
側枠30を配し、この張り出し枠2の側枠30のブラケ
ット46と上段枠5の側枠17のブラケット26とを対
向させて、両ブラケット46,26の枢支軸挿通孔4
9,49に枢支軸50(図3及び図7参照)を挿通し、
それにより張り出し枠2の各側枠30を上段枠5の各側
枠17に枢着する。その後、図6更には図17の仮想線
図示のように、張り出し枠2の両側枠30,30の支柱
管受け32a,32aに前枠31の左右両支柱管42,
42の下端部を挿入して、着脱ピン(図示せず)で固定
し、張り出し枠2の両側枠30,30と前枠31とを連
結する。
り出し枠2の各側枠30の横杆36を連結杆35と同軸
になるように上向きに回動して、その先端部を前枠31
の支柱管42に着脱ピン(図示せず)で連結し、横管3
9を持ち上げて縦管37,38を上方へ立ち上り管3
3,34から所定長さ引出し、それぞれ着脱ピン51
(図18参照)で固定すると共に、上記横管39から横
管40を前方へ引出し、この横管40の先端部を、前枠
31の支柱管42から伸長させた支柱杆44に着脱ピン
(図示せず)で連結することにより、張り出し枠2の各
側枠30及び前枠31にそれぞれ所定高さの手摺りを形
成することができる。尚、前枠31の支柱杆44を所定
の伸長位置で支柱管42に対し固定するための着脱ピン
を、図19に符号52で示す。
各側枠30の後端下部が上段枠5の各側枠17の前端下
部に枢支軸50で枢着されていることによって、図7の
仮想線図示のように平面視コ字形の上段枠5内に収納さ
せることができると共に、この収納位置から前記枢支軸
50を中心に前方へ回動させることにより、同図の実線
図示のように室外廊下R等の室外側に張り出させること
ができ、またこの張り出し位置に固定させることができ
る。この張り出し枠2を張り出し位置に固定させるに
は、図8を参照して前述したように、上段枠5の各側枠
17の内面側に設けられた外向きコ字形ブラケット25
(ストッパー用被係止部)に、張り出し枠2の各側枠3
0のブラケット47外面側に突設されたL字形ストッパ
ー用係止部片48を係止させればよい。
示す平面図及び正面図である。この図から分かるよう
に、作業床3は、それぞれ長手方向に延びる凹条部53
aと凸条部53bとが幅方向に交互に形成された面板5
3と、この面板53の左右両端部に設けられた蓋材5
4,54とからなり、各蓋材54の下面には、張り出し
枠2の側枠30の支持板29に設けられた係合孔(図示
せず)に係合可能な複数個の位置決めピン55が突設し
てある。しかして、この作業床3を張り出し枠2に取り
付けるには、この作業床3の両端側の蓋材54,54を
張り出し枠2の両側枠30,30の支持板29,29上
に載置すると共に、各蓋材54の位置決めピン55を各
支持板29の係合孔に係合させればよい。尚、図1に示
すように、張り出し枠2には2つの作業床3,3を前後
に並べて取り付けている。
す平面図及び正面図であって、この足場板6は、その全
面に所要の滑り止めが施された面板56と、この面板5
6の左右両端部に設けられた蓋材57,57と、各蓋材
57の前後両端部に設けられた着脱用フック58とから
なる。使用に際して、この足場板6は、両端部の各着脱
用フック58を下段枠4の各側枠11の上端部に係着さ
せればよい。
Kの使用にあたって、2基の足場装置K,Kを、多階層
建物の室外廊下Rに図1〜図3に示すような状態に設置
する場合、先ず、手摺りTの補修等を行う必要のある階
の室外廊下Rに下段枠4を配置し、この下段枠4の上に
上段枠5を組み付けて1基目の足場装置Kの足場本体1
を形成し、そして下段枠4側のベースジャッキ16と上
段枠5側のヘッドジャッキ28とをそれぞれ調整しなが
ら、この足場本体1を室外廊下Rの上面壁S1と下面壁
S2との間で突っ張り状態に支持させる。それから、上
段枠5に張り出し枠2を取り付けて、室外廊下Rの室外
側に張り出し、この張り出し枠2に作業床3を、また下
段枠4に足場板6をそれぞれ載設し、更に上段枠5には
その室内側に昇降用の梯子7を取り付ける。
に設置した後、2基目の足場装置Kを前記1基目の足場
装置Kから室外廊下Rの長手方向に所定間隔をおいた位
置に上記同様にして設置し、そして両足場装置K,Kの
足場本体1,1から張り出した張り出し枠2,2の作業
床3,3間に渡り用足場床9を架け渡し、また両足場本
体1,1の下段枠4、4間に渡り用足場板10を架け渡
し、更に渡り用足場床9の室外側端部に足場床用手摺り
59を配設することによって、図1〜図3に示すような
2連式足場装置K,Kの設置を完成する。尚、足場床用
手摺り59は、図2に概略示しているが、取り付けにあ
たっては、左右両側柱部59a,59aを両側の張り出
し枠2,2の前枠31に連結すればよい。
廊下Rの長手方向に所定間隔をおいて並設するようにす
れば、作業床3の長さが、足場装置Kを1基だけ設置し
た場合の約3倍となって、当該室外廊下Rでの作業範囲
が長くなり、作業能率が向上する。
該階での作業が終われば、これらの足場装置K,Kを分
解して、作業を必要とする他の階へ移動し、そこで再び
上記のような組み立てを行えばよい。この場合、上記足
場装置K,Kを分解し、移動するにあたっては、足場床
用手摺り59、渡り用足場床9及び渡り用足場板10を
両足場装置K,Kから取り外した後、各足場装置Kの足
場本体1に付いているベースジャッキ16及びヘッドジ
ャッキ28を緩めると共に、足場本体1を下段枠4と上
段枠5とに分解し、張り出し枠2は、上段枠5内の収納
位置に回動して収納状態とし、上段枠5に取り付けたま
まにしておけばよく、しかして上段枠5と、張り出し枠
2を取り付けた側とをそれぞれ移動させるようにすれば
よい。
結杆14の関節部14aのロックを解除して下向きに屈
折させることにより、図12に示すように各側枠11を
内側に倒して下枠12上に折り畳むことができ、また下
枠4にキャスター8が付いているので、建物内での移
動、更には作業終了後の搬送が容易となる。また、上記
のように張り出し枠2を上段枠5内の収納位置に収納し
ておくことにより、嵩張りがなく、コンパクトとなっ
て、移動、搬送、保管に便利であり、また次の使用場所
において一々組み立てる必要がなく、張り出し枠2を張
り出し位置に回動すればよいから、作業能率が非常に良
くなる。
して、張り出し枠2と上段枠5とを別個に移動、搬送さ
せてもよい。その場合、上段枠5は、両側枠17,17
と後枠18とを平面視コ字形に固定している各伸縮斜材
20の着脱ピンを抜くことによって、各側枠17を後枠
18に対し折り畳むことができるから、移動、搬送が一
層容易となる。また、張り出し枠2は、各側枠30と前
枠31とを切り離すことができるから、その移動、搬
送、保管に便利である。
置K,Kを並設して使用する場合について説明したが、
図4及び図5に図示しているように足場装置Kを単独で
設置して使用してもよいし、また図示はしていないが、
3基以上の足場装置Kを並設して使用することもでき
る。いずれにしても、このような足場装置Kによれば、
従来のように地上から建物最上階部にわたって大掛かり
な足場装置を組む必要がなく、多階層建物において作業
を必要とする階のみに足場装置Kを設置すると共に、他
の階へ適宜に移動して設置し、しかもこの足場装置K
は、足場本体1を室外廊下Rの上面壁S1と下面壁S2
との間で突っ張り状態に支持させ、この足場本体1に室
外廊下Rの室外側に張り出す張り出し枠2を設け、この
張り出し枠2に作業床3を形成してなるものであって、
きわめて小型にして設置が簡単容易であるから、従来の
足場装置に比べ、足場装置の仮設施工費を大幅に軽減す
ることができる。
室外廊下Rに設置するようにしたが、本発明の足場装置
は、室外廊下Rに限らず、多階層建物の各階に各戸ごと
に仕切りが設けられているベランダやバルコニーにも使
用することができる。
ば、従来のように地上から建物最上階部にわたって大掛
かりな足場装置を組む必要がなく、多階層建物において
作業を必要とする階のみに足場装置を設置すればよく、
この足場装置は、足場本体を室外廊下等の上面壁と下面
壁との間で突っ張り状態に支持させ、この足場本体に室
外側に張り出す張り出し枠を設け、この張り出し枠に作
業床を形成してなるものであって、きわめて小型にして
設置が簡単容易であるから、各階の手摺り等の必要な作
業が行えると共に、従来の足場装置に比べ、足場装置の
仮設施工費を著しく軽減できる格別の効果がある。
枠と、この上に組み付けられる上段枠とによって形成
し、下段枠に足場板を載置し、上段枠に張り出し枠を取
り付けてなるため、足場本体を下段枠と上段枠とに分解
できて、足場装置の移動、搬送及び保管に便利であり、
また下段枠に載置した足場板によって、張り出し枠に形
成される作業床に対する乗り降りが容易とななる。
一対の側枠と、両側枠の後端部をつなぐ後枠とによって
平面視コ字形に形成し、上段枠の各側枠を後枠に対し折
り畳み可能に枢着してなるため、両側枠を後枠に重なる
ように折り畳むことによって、上段枠が嵩張らず、その
移動、搬送及び保管に非常に便利である。
下段枠を、両側一対の側枠と、両側枠の下端部をつなぐ
下枠とで形成すると共に、各側枠を下枠に対し折り畳み
可能に枢着してなるため、両側枠を下枠に重なるように
折り畳むことによって、下段枠が嵩張らず、その移動、
搬送及び保管に非常に便利である。
各側枠の後端下部を上段枠の各側枠の前端下部に枢着し
て、この張り出し枠を、前記コ字形上段枠内に収納した
収納位置と、室外廊下等の室外側に張り出した張り出し
位置との間で回動可能としてなるため、建物内での足場
装置の移動時や、作業終了後の足場装置の搬送時に、張
り出し枠を上段枠内の収納位置に収納しておくことによ
り、その移動や搬送に便利であり、また使用の際には張
り出し枠を上記収納位置から張り出し位置に回動するだ
けで直ちに使用可能な状態とすることができる。
部にキャスターを取り付けることによって、足場本体及
びその下段枠の移動が容易となる。
前枠とを互いに切離し可能に連結してなるため、各側枠
と前枠とを互いに切離すことによって、張り出し枠の移
動、搬送及び保管に便利である。
り出し枠を設けた少なくとも2つの足場本体を室外廊下
等の長手方向に所要間隔をおいて配置し、各足場本体か
らそれぞれ室外側に張り出した張り出し枠に設けた作業
床間に渡り用足場床を架け渡してなる足場装置によれ
ば、作業床の長さが、足場装置Kを1基だけ設置した場
合よりも数倍長くなって、それだけ当該室外廊下等での
作業範囲が長くなり、作業能率の向上を図ることができ
る。
置を並設した例を示す足場装置の平面図である。
る。
側から見た正面図である。
である。
る。
た状態を示す斜視図である。
パー部分の構造を示す水平断面図である。
る。
平面図、(B)はその側面図である。
ある。
ある。
(B)は前枠の側面図である。
側面図である。
面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 下段枠と、この上に組み付けられる上段
枠とからなる足場本体を上下に対向する室外廊下やベラ
ンダ等(以下、室外廊下等という)の上面壁と下面壁と
の間で突っ張り状態に支持させ、前記下段枠に足場板を
設置し、この上の前記上段枠に室外廊下等の室外側に張
り出す張り出し枠を取り付け、該張り出し枠に作業床を
形成し、前記上段枠を、両側一対の側枠と、両側枠の後
端部をつなぐ後枠とによって平面視コ字形に形成すると
共に、各側枠を後枠に対し折り畳み可能に枢着し、且つ
前記下段枠を、両側一対の側枠と、両側枠の下端部をつ
なぐ下枠とによって形成すると共に、各側枠を下枠に対
し折り畳み可能に枢着してなる足場装置。 - 【請求項2】 前記張り出し枠を、それぞれ作業床の両
端部を支持する支持部を有する両側一対の側枠と、両側
枠の前端部をつなぐ前枠とにより形成すると共に、該張
り出し枠の各側枠の後端下部を上段枠の各側枠の前端下
部に枢着して、該張り出し枠を、前記コ字形上段枠内に
収納した収納位置と、室外側に張り出した張り出し位置
との間で回動可能としてなる請求項1に記載の足場装
置。 - 【請求項3】 足場本体の下段枠の下部にキャスターを
取り付けてなる請求項1または2に記載の足場装置。 - 【請求項4】 張り出し枠の各側枠と前枠とを互いに切
離し可能に連結してなる請求項1〜3の何れかに記載の
足場装置。 - 【請求項5】 それぞれ張り出し枠を設けた少なくとも
2つの足場本体を室外廊下等の長手方向に所要間隔をお
いて配置し、各足場本体からそれぞれ室外側に張り出し
た張り出し枠に設けた作業床間に渡り用足場床を架け渡
してなる請求項1〜4の何れかに記載の足場装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11814097A JP3359255B2 (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 足場装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11814097A JP3359255B2 (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 足場装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10306577A JPH10306577A (ja) | 1998-11-17 |
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