JPH0736003Y2 - コーナー用足場装置 - Google Patents

コーナー用足場装置

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JPH0736003Y2
JPH0736003Y2 JP1988064240U JP6424088U JPH0736003Y2 JP H0736003 Y2 JPH0736003 Y2 JP H0736003Y2 JP 1988064240 U JP1988064240 U JP 1988064240U JP 6424088 U JP6424088 U JP 6424088U JP H0736003 Y2 JPH0736003 Y2 JP H0736003Y2
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scaffolding
floor
scaffolding work
pieces
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征治 加藤
義建 今村
勝 岡田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、中層又は高層の建物で鉄骨造(S造)又は鉄
骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建築工事で建物に使
用する吊足場タイプの足場装置に関する。
〔従来の技術〕
建物躯体の梁鉄骨などに取付ける外部足場としていわゆ
るスカイハンガーと称せられる吊足場には種々のタイプ
のものがあるが、その多くは第15図に示すように後方の
長目の支柱1,1をボルト等で回動する係止爪を有する取
付金具2で梁鉄骨3に固定し、この支柱1,1を支持部材
としてその下部に作業床としての金属製足場板4を取付
け、またこの足場板4の前方から前側支柱5,5を立設
し、さらに前側支柱5,5の上端と前記後方支柱1,1の上部
とを斜部材6,6で連結する吊り篭状のものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし前記スカイハンガーのごとき吊足場では、他の足
場への移動は必ずこの足場から梁3上へ1度でて他の足
場へ入りなおさなければならない。また、工事の進行で
建物が上方へ伸びて足場を盛替える場合には1個1個取
外して再度セットしなおさなければならず、特に何層分
かを一度に立上げる鉄骨工事では、足場の盛替えは一挙
に多く行われなければならず、非常に面倒なものとな
る。
特に建物のコーナー部においては、建物の正面や背面側
と側面側との両方に相互に近接する位置で前記吊足場を
設けることになり、多くの足場をセットしなければなら
ない。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、しっかり
と安定した状態で固定でき、鉄筋、型枠、コンクリート
工事を初めとして足場上で各種工事が同時進行で行える
とともに、作業時および移動時の安全確保もでき、ま
た、全体をクレーンで簡単に吊上げることができるの
で、セットや取外しも容易で転用を楽に行うことがで
き、さらに、各足場作業床は各階ごとに1つのみで建物
のコーナー部を囲うことができるので、建物の異なる面
から別々のものを設ける必要がなく、少ない個所のもの
で工事に対応できる足場装置をを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、建物コーナー部を囲
うように鉤型に形成した足場作業床の最上段のものの両
サイド下面を躯体鉄骨から突出したブラケットで着脱自
在に支承し、この最上段の足場作業床の直交する長手方
向及びさらにこれに直交する短手方向の前記建物コーナ
ー部と接触しない外側面の適宜位置にソケットを設け、
該ソケットを介して門型手摺を着脱自在に取付け、この
最上段の足場作業床の上面で片側サイド近くに開閉自在
なハッチを形成し、該ハッチの下方にタラップを着脱自
在に取付け、この最上段の足場作業床の鉤型を構成する
直角に曲がる部分の外側角部および前記短手方向の側面
両端部の下方に、パイプ状の脚体を突設し、該脚体の近
傍に、上下2つの片に分割してなり、この分割した2つ
の片の端同士を突き合わせるようにしてこれら2つの片
の相互端を、片側に上下端を突出させかつ少し内側に曲
げて垂直調整用突起を形成した閉塞部を有する2枚の平
行板体からなる連結片の隙間に挿入し、この連結片に挿
入した2つの片の端と連結片とをリング用カラーを介在
させかつ突出端をナット及びこの突出端の横方向に貫通
する割ピンで係止するボルトで回動自在に結合する吊支
材の一端を、前記足場作業床の鉤型を構成する直角に曲
がる部分の外側角部に対しては足場作業床の長手方向の
外側面のいずれか一方に沿って屈曲するように、また、
その他の箇所では足場作業床側に屈曲するようにそれぞ
れボルト等のピンで回動自在に連結し、この吊支材の他
端を下層階となる同形の足場作業床の上面にそれぞれボ
ルト等のピンで回動自在に連結し、この吊支材を介して
下層階の同形の足場作業床を順次折畳み可能に吊支承し
て連層の吊足場を構成し、前記下層階の足場作業床の鉤
型を構成する直角に曲がる部分の外側角部および前記短
手方向の側面両端部の下方にもそれぞれパイプ状の脚体
を突設し、この下層階の足場作業床の直交する長手方向
の前記建物コーナー部と接触しない外側面の適宜位置に
ソケットを設け、該ソケットを介して門型手摺を着脱自
在に取付け、この下層階の足場作業床の短手方向の外側
面の巾方向に連結した吊支材の適宜位置に複数段の横桟
を着脱自在に連結し、この下層階の足場作業床の上面の
適宜位置に開閉自在なハッチを形成し、該ハッチの下方
にタラップを着脱自在に取付けたことを要旨とするもの
である。
〔作用〕
本考案によれば、連層する各足場作業床は建物のコーナ
ー部を囲うようにすることができる鉤型からなるので、
1フロアに対して多くの足場を組合わせることなく、1
個の足場作業床のみですむ。したがって、設置および撤
去作業が容易となり時間も短くてすむ。
そして、この足場作業床は建物の高さに合わせて適宜数
を上下に連層させることができ、例えば建物の4フロア
分をカバーできる長さとすれば、鉄筋組立、型枠組立、
コンクリート打設、型枠解体のサイクル工程がこの各層
の作業床を使用することでカバーできる。
一方、転用するべく他の場所へ足場全体を移動させるに
は、最上段の足場作業床の両サイドがブラケット上に載
置されているだけなので、この最上段部分をクレーンで
吊り上げれば、そのまま全体を吊り上げられることにな
り、再度移動個所のブラケットに掛止させればよい。
そして、下段の足場作業床はその上部の足場作業床から
吊支材で支承されるが、最上段の足場作業床は前記ブラ
ケットで支承されるので、足場全体の荷重はこのブラケ
ットで受けることができ、上下に長いものとなっても安
定した状態が保てる。
また、不使用時には吊支材を屈折することにより全体を
アコーデオン式に折畳み、足場作業床を上下に積み重ね
てコンパクトにすることができ、再セットの場合も吊支
材を伸ばして簡単に広げられる。
とくに、連層する足場作業床が鉤型という特殊形状から
なるので、各フロアの足場作業床を回動自在に連結する
吊支材は、このうち、足場作業床の鉤型を構成する直角
に曲がる部分の外側角部に対しては足場作業床の長手方
向の外側面のいずれか一方に沿って屈曲するように、ま
た、その他の箇所では足場作業床側に屈曲するように配
置したので、スムーズに折畳みをすることができる。
そして、この吊支材は、上下に分割した2つの片と連結
片からなるが、これらを結合するボルトはリング用カラ
ーを介在させているので、相互に極めてスムーズに回動
させることができて折畳みやすいものとなる。
このボルトの突出端は、連結片の外側で座金を介在させ
てナットで螺合し、該ナットの外側でボルトの突出端に
該ボルトを横方向に貫通する割ピンを設けているので、
ナットが外れずらく、さらに、ボルトの抜け出し防止を
図るこができる。
また、連結片は、閉塞部により分割した2つの片からな
る吊支材が外側に屈折することを防ぐことができ、さら
に、屈折状態から直立させるときにこれがガイドとなっ
て常に垂直に起立させることができ、しかも、吊支材が
直立状態のときに、外側にかかる外力に対して補強材と
しての機能も発揮することができる。
とくに、連結片の片側に設けた閉塞部と2つの片の間に
は、この2つの片がスムーズに回動させることができる
ようにわずかな隙間を空ける必要があるが、閉塞部は上
下端を突出させかつ少し内側に曲げて垂直調整用突起を
形成しているので、この垂直調整用突起が2つの片に当
接することで、この2つの片のそれぞれを起立状態とし
たときに傾かせずに直立を維持させることができる。
そして、この上下に並ぶ足場作業床の下面に突設するパ
イプ状の脚体は、梁鉄骨との間でつなぎをとるときに利
用することができ、また、吊支材の折畳み時に、この脚
体により生じる間隔はその間に吊支材が折畳まれて入り
込むスペースを確保することができる。
一方、最上段の足場作業床には、建物コーナー部と接触
しない全ての外側面にソケットを介して門型手摺を着脱
自在に取付けてあるので、作業員が落下するおそれがな
くなく安全性に優れる。
そして、門型手摺はソケットを介して立設しているの
で、このソケットがガイドとなるので簡単、迅速かつ確
実に装着でき、また、この装着部分の強度を高めること
ができる。
また、下層階の足場作業床にも、この足場作業床の直交
する長手方向の外側面にはソケットを介して門型手摺を
着脱自在に取付けるが、この門型手摺を設ける足場作業
床の長手方向前側以外の面、すなわち足場作業床巾方向
では、対向する吊支材を横桟で連結しているので、この
横桟が手摺の代わりとなって、作業員の落下を防止でき
る。
このように、両端をコントロールして所定位置に嵌めな
ければならない横桟を足場作業床の幅の狭い側で用い、
足場作業床の長手方向前側の場合には幅が広いために、
両端のコントロールが必要となる横桟を適用させること
は難しいため、ソケットにより上下方向に出し入れすれ
ばすむ門型手摺を採用して、設置および撤去の簡素化を
図った。
また、この最上段を含めて各フロアの足場作業床には開
閉自在なハッチと、このハッチに対応する下面にタラッ
プを取付けているので、作業員は足場作業床間を上下に
自由に移動することができ、この移動ではいちいち外へ
出る必要がなく、安全面に優れるものである。
なお、ハッチは開閉自在なので作業員が作業床にいると
きは閉めておけばその上も作業床として利用することが
できる。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案の足場装置の第1実施例を示す正面図、
第2図は同上側面図で、図中7aは最上段の足場作業床で
あり、第3図に示すように建物のコーナー部を囲うよう
なコ字形の金属製枠体に金属板を張設して全体平面を鉤
型に形成した。
そして、この最上段の足場作業床7aの直交する長手方向
及びさらにこれに直交する短手方向の前記建物コーナー
部と接触しない外側面の適宜位置にソケットを設け、該
ソケットを介して門型手摺8,9を着脱自在に立上げた。
さらに、該作業床7aは例えば片側サイド近くに作業員の
出入り可能なハッチ10を形成する。
この最上段の足場作業床7aに対し、ほぼ同じ大きさの下
段の足場作業床7bを相互に後述するように吊支材11で下
方に吊支承し、さらに足場作業床7bに対しては同じく吊
支材11でその下段の同形の足場作業床7cを吊支承すると
いうようにして、下層階の足場作業床7b〜7n-1,7nを順
次に吊支承して連層の足場とする。
第4図に示すように、これら最上段の足場作業床7a以外
の下段の足場作業床7b〜7n-1,7nについても同様に片側
サイド近くにハッチ10を形成する。
また、足場作業床7a,7n-1,7nの鉤型を構成する直角に曲
がる部分の外側角部および前記短手方向の側面両端部の
下面からは下方に向けてパイプ状の脚体25を突設した。
足場作業床7a〜7n-1,7nの相互を連結する吊支材11は、
その上下端を作業床7a〜7n-1,7nにボルト等でピン結合
して回動自在とし、さらに該吊支材11の全体を上下2つ
の片11a,11bに分割してその相互端を連結片11cで結合し
た。
この連結片11cは片側を閉塞した2枚の平行板体で形成
し、片11a,11b端はその隙間に入り込んで、第5図、第
6図に示すようにボルト12で固定する。
さらに、その詳細について述べると、第9図に示すよう
に該ボルト12には六角ボルトを使用し、連結片11cの外
側に座金13を介在させて六角ナット14を螺合させ、さら
にこのナット14が外れないようにボルト12を横方向に貫
通する割ピン15を設けた。また、連結片11c及び片11a又
は11bの前記ボルト12の貫通個所には、リング用カラー1
6を介在させて、これら連結片11cと片11a又は11bが相互
にスムーズに回動できるようにする。
なお、連結片11cの片側閉塞個所はこれがある側へ11a,1
1bが回り込まないようにするリング受金具17として構成
し、さらにその上下端を突出させかつ少し内側に曲げて
垂直調整用突起17aとした。
さらに、足場作業床7b〜7n-1,7nの両サイドの巾方向に
おいて、前記吊支材11の各片11a,11bは対向するもの同
士を複数段の(図示では各2段)横桟18で連結する。
また、最上段の前記足場作業床7aには、鉤型を構成する
直角に曲がる部分の外側角部に対して足場作業床の長手
方向の外側面のいずれか一方に沿って屈曲するように、
また、その他の箇所では足場作業床側に屈曲するように
それぞれボルト等のピンで回動自在に連結し、この吊支
材の他端を下層階となる同形の足場作業床7bの上面にそ
れぞれボルト等のピンで回動自在に連結し、このよう
に、足場作業床7c〜7n-1,7nの全体が直角に曲がる部分
の外側角部はこの吊支材11は一本のみを単独で設ければ
よく、その場合は長手方向のいずれか一方に屈折するよ
うにして順次折畳み可能に吊支承して連層の吊足場を構
成する。
また、該足場作業床7b〜7n-1,7nの直交する長手方向前
側にはパイプ状のソケット19を介して手摺8と同様な門
型の手摺20を着脱自在に立設する。
そして、上下の足場作業床間に上下の足場作業床のハッ
チ10の位置に合致させタラップ21をその端部をボルト止
めすることで着脱自在に掛け渡す。
図中22は梁鉄骨3に取付け前方に突出させるブラケット
で、第10図〜第12図に示すように水平な支持部材22aの
上面にアングル材により、その垂直片にボルト止め用の
長穴27を形成したフランジ22a,22b′を足場作業床7aの
巾だけ離間させて立上げ、また該支持部材22aの下部は
先端を角部とする直角三角形状のトラス部材22cを設け
た。該トラス部材22cの下側角部を後方水平方向に少し
延設し、ここにナット23によるネジ穴を形成して水平方
向の長さ調節用のボルト24を螺合する。
次に、使用法について説明する。
第2図に示すようにブラケット22は梁鉄骨3に固設して
水平に突出させるが、その場合支持部材22aの後端を梁
鉄骨3の上フランジ上にPCファスナー取付用の金具を介
してボルト止めでしっかりと固定し、ボルト24を適宜伸
長させてウエブに当接させる。
前記のごとく吊支材11を介して足場作業床7a〜7n-1,7n
を連層とした足場全体を最上段の足場作業床7aに設けた
フックを用いてクレーン等で吊上げ、最上段の足場作業
床7aを前記ブラケット22のフランジ22b,22b′間に収
め、長穴27を用いてボルト止めすることで第3図に示す
ようにこのブラケット22で作業床7aの下面を両サイドか
ら支承する。
吊支材11は、その分割された片11a,11bが第1図、第2
図に示すように直線状に伸びており、下層階の足場作業
床7b〜7n-1,7nのうち適宜なものとを選択し、脚体25を
利用して梁鉄骨3との間でつなぎ26をとる。
これで、足場装置のセットは完了し、各足場作業床7a〜
7n-1,7nは鉤型後面側、すなわち建物躯体側は手摺もな
く開放されているので、作業員はこの作業床上で各種の
作業を行う。
また、作業床間の上下移動はタラップ21を使用し、ハッ
チ10を開閉して行う。
この場合、作業床7aの鉤型の角部は何の支えもないが、
両サイドがブラケット22で支承されているので、この作
業床7a自体の強度で充分安定を保つことができる。
次に、足場の転用を行うには前記つなぎ26を撤去し、最
上段の足場作業床7aをクレーンで吊り上げればこれがブ
ラケット22から外れて全体が持ち上がるので、例えば上
部階の他のブラケット22に再度掛け直し、またつなぎ26
を取り直せばよい。
一方、地上に降ろして収納するには、タラップ21を取外
し、さらに下層階の足場作業床7b〜7n-1,7nに立設した
手摺20をソケット19から抜いて取外す。
このようにしてから、吊支材11の連結片11cが内側に移
動するようにこの部分で吊支材11をくの字に折曲げる。
その結果、第12図に示すように全体が上下にアコーデオ
ン式に折畳まれ、最終的には第13図に示すように各足場
作業床7a〜7n-1,7nは脚体25の間隔を存して重なり合い
全体に小さく畳まれる。なお、この脚体25の間隔はその
間に吊支材11が折畳まれて入り込むスペースを確保する
ためのものである。
ところで、吊支材11の上下はボルト等で足場作業床の上
下に自在に結合できるものであり、これにより下層階の
足場作業床の数を自由に設定できる。また、該吊支材11
は連結片11cにリング受け金物17が内側に向けられてあ
るので外側に出張るような屈折をすることはなく、伸ば
された場合は片11a,11bは垂直調整用突起17aに当接する
ことで一直線状になる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のコーナー用足場装置は、足場
作業床が上下に連層するものとして上下段で複数の工程
を同時進行させることができる。
また、足場作業床には手摺が設けてあるので、作業員が
落下するおそれがなく、しかも、この足場作業床には開
閉自在なハッチと、このハッチに対応する下面にタラッ
プを取付けているので、作業員は連層の足場作業床間を
上下に自由に移動することができ、この移動ではいちい
ち外へ出る必要がないので、安全面に優れるものであ
る。
また、鉤型の各足場作業床が建物コーナー部を囲うよう
に設置されるので、建物の面が異なるごとに別の足場を
設ける必要がなく、少ない数の足場数ですむ。
さらに、最上段の足場作業床をブラケットで下面両サイ
ドからしっかりと支承するものであり、他の下段の足場
作業床はこの最上段の足場作業床から順次吊支材を介し
て吊支承されるものであるので、全体として安定した状
態を保つ。
しかも、転用の際は最上段の足場作業床をクレーンで吊
り上げてそのまま移動させて他のブラケットに掛着させ
ればよく、盛替え作業を楽に行うことができる。
また、不使用時にはアコーデオン式に折畳むことで足場
作業床を上下に積み重ねてコンパクトにすることがで
き、収納及び運搬に便利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の足場装置の第1実施例を示す一部省略
した正面図、第2図は同上側面図、第3図、第4図はそ
れぞれ足場作業床の平面図、第5図は吊支材の中央部分
の伸ばした状態での正面図、第6図は同上側面図、第7
図は同上屈折させた状態での正面図、第8図は同上側面
図、第9図は同上要部の一部切欠いた側面図、第10図は
ブラケットの正面図、第11図は同上平面図、第12図は同
上側面図、第13図、第14図は折畳過程を示す説明斜視
図、第15図は従来例を示す斜視図である。 1……支柱、2……取付け金具 3……梁鉄骨、4……足場板 5……前側支柱、6……斜部材 7a〜7n……足場作業床、8,9……手摺 10……ハッチ、11……吊支材 11a,11b……片、11c……連結片 12……ボルト、13……座金 14……ナット、15……割ピン 16……リング用カラー、17……リング受金具 17a……垂直調整用突起、18……横桟 19……ソケット、20……手摺 21……タラップ、22……ブラケット 22a……支持部材、22b,22b′……フランジ 22c……トラス部材、23……ナット 24……長さ調節用のボルト、25……脚体 26……つなぎ、27……長穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 加藤 征治 新潟県新潟市万代1―3―4 鹿島建設株 式会社北陸支店内 (72)考案者 今村 義建 新潟県新潟市万代1―3―4 鹿島建設株 式会社北陸支店内 (72)考案者 岡田 勝 東京都港区白金台3―16―8―1002 (72)考案者 高石 数雄 東京都杉並区阿佐谷南1―33―30 (56)参考文献 特開 昭55−39561(JP,A) 実開 昭60−82045(JP,U) 実開 昭50−22320(JP,U) 実開 昭59−177644(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物コーナー部を囲うように鉤型に形成し
    た足場作業床の最上段のものの両サイド下面を躯体鉄骨
    から突出したブラケットで着脱自在に支承し、この最上
    段の足場作業床の直交する長手方向及びさらにこれに直
    交する短手方向の前記建物コーナー部と接触しない外側
    面の適宜位置にソケットを設け、該ソケットを介して門
    型手摺を着脱自在に取付け、この最上段の足場作業床の
    上面で片側サイド近くに開閉自在なハッチを形成し、該
    ハッチの下方にタラップを着脱自在に取付け、この最上
    段の足場作業床の鉤型を構成する直角に曲がる部分の外
    側角部および前記短手方向の側面両端部の下方に、パイ
    プ状の脚体を突設し、該脚体の近傍に、上下2つの片に
    分割してなり、この分割した2つの片の端同士を突き合
    わせるようにしてこれら2つの片の相互端を、片側に上
    下端を突出させかつ少し内側に曲げて垂直調整用突起を
    形成した閉塞部を有する2枚の平行板体からなる連結片
    の隙間に挿入し、この連結片に挿入した2つの片の端と
    連結片とをリング用カラーを介在させかつ突出端をナッ
    ト及びこの突出端の横方向に貫通する割ピンで係止する
    ボルトで回動自在に結合する吊支材の一端を、前記足場
    作業床の鉤型を構成する直角に曲がる部分の外側角部に
    対しては足場作業床の長手方向の外側面のいずれか一方
    に沿って屈曲するように、また、その他の箇所では足場
    作業床側に屈曲するようにそれぞれボルト等のピンで回
    動自在に連結し、この吊支材の他端を下層階となる同形
    の足場作業床の上面にそれぞれボルト等のピンで回動自
    在に連結し、この吊支材を介して下層階の同形の足場作
    業床を順次折畳み可能に吊支承して連層の吊足場を構成
    し、前記下層階の足場作業床の鉤型を構成する直角に曲
    がる部分の外側角部および前記短手方向の側面両端部の
    下方にもそれぞれパイプ状の脚体を突設し、この下層階
    の足場作業床の直交する長手方向の前記建物コーナー部
    と接触しない外側面の適宜位置にソケットを設け、該ソ
    ケットを介して門型手摺を着脱自在に取付け、この下層
    階の足場作業床の短手方向の外側面の巾方向に連結した
    吊支材の適宜位置に複数段の横桟を着脱自在に連結し、
    この下層階の足場作業床の上面の適宜位置に開閉自在な
    ハッチを形成し、該ハッチの下方にタラップを着脱自在
    に取付けたことを特徴とするコーナー用足場装置。
JP1988064240U 1988-05-16 1988-05-16 コーナー用足場装置 Expired - Lifetime JPH0736003Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988064240U JPH0736003Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 コーナー用足場装置

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JP1988064240U JPH0736003Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 コーナー用足場装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01170746U JPH01170746U (ja) 1989-12-04
JPH0736003Y2 true JPH0736003Y2 (ja) 1995-08-16

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