JP3183113U - ロール製品用組み立て式コンテナ - Google Patents

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Abstract


【課題】ロール製品の吊り上げ高さが低くて済み狭い空間でもロール製品の収容及び取りだしが可能なロール製品用コンテナを提供する。
【解決手段】ロール製品700の支管710を支持する支管受け500を有する枠組み材400においては、製品搬出入側においては支柱を低くし、支管受け部材510の縁よりも高い部材は構成しない。従って、ロール製品700は、支管710の底部がこの支管受け部材510の縁の高さよりも高くなるだけ吊り上げれば収容あるいは取り出しが可能となり、従来のように、側板とほぼ等しい高さまで吊り上げる必要がない。
【選択図】図7

Description

本考案は、ロール製品を収容して搬送等する組み立て式コンテナに関し、特に、ロール製品の収容及び取り出しを狭い空間でも容易に行うことのできるロール製品用組み立て式コンテナに関する。
従来、ロール製品を搬送あるいは保管等するための収容部材としては、ロール製品の支管を受け台にて受けてロール製品を固定収容する形態のラックやコンテナが知られている。その中で、高価なロールフィルム等を扱う場合は、パレット上に周囲環境と分離した閉塞した収容空間を形成してロール製品を収容するコンテナ(収容ボックス、保管ボックス)が用いられる。
そのようなロール製品用の収容部材においては、ロール製品を収容しない状態では収容部材をできるだけコンパクトにしておくことが有効なため、組み立て式(折り畳み式)のものが広く普及している。また、ロール製品を収容した状態あるいは収容していない状態のいずれにおいても効率的にラックやコンテナの搬送や保管等を行うことができるように、段積み(積み重ね)可能な構成のものが一般的に用いられている(例えば特許文献1参照)。
そのようなロール製品用ラックあるいコンテナにおいてロール製品の支管を受ける受け台としては、スチールラック方式(例えば特許文献2参照)と仕切り板方式(例えば特許文献3参照)とに分けることができる。
スチールラック方式は、ロール製品の支管を受けるU字形またはV字形の支管受けを含む受け台を枠材を組んで構成し、ロック金具等の支管押え(押さえ金具)にてロール製品の浮き上がりを防止する構成である。具体的には、スチールラック方式の受け台は、縦の補強枠、製品を受ける横桟、U字形またはV字形の支管受け、支管受けに敷かれるゴム製の緩衝材、押さえ金具等を有するとともに、これらの構成をパレットの両側に自立させる回動式の枠組みを有する。
仕切り板方式は、パネルに穴をあけ、少なくとも穴の部分は略半円ずつとなるように2分割し、支管の受け側(下側)となるパネルの穴部にゴム製の緩衝材を貼着して支管受けとするとともに、上部1/2のパネルをロール製品の浮き上がり防止材とするものである。これら上下のパネルは、パレットあるいはボックス(コンテナ)に形成した溝に差し込まれてパレット上あるいはボックス内に立設される。なお、このパネルに相当する構造を枠材にて構成する場合もある。
これらいずれの方式においても、ロール製品用収容部材においては上述したように段積みをすることが要望されているため、ロール製品を収容した収容部材が上に載置された場合にもこれを支持できる構造にする必要がある。そのため通常は、上述の枠組みの両端をその支柱として形成したり、あるいはパレット上に別途支柱を設置したりすることが行われている。
特表2003−526579号公報 特開2010−173715号公報 特開2006−001637号公報
ところで、このようなロール製品用収容部材にロール製品を収容する場合、通常は、ホイストクレーンまたはフォークリフト、補助具等を利用してロール製品を上方に吊り上げ、ロール製品用収容部材の上方まで移動し、ロール製品を下方に下ろすことによりその支管を上述の受け台の支管受けに載置するという方法が取られる。また、ロール製品をロール製品用収容部材から取り出す場合は、その反対の動作が実行される。従って、ロール製品を収容あるいは取り出す際には、ロール製品の最下部が収容部材の最上部よりも上になるように吊り上げる必要がある。
段積み可能なロール製品用収容部材の高さは収容したロール製品の高さよりも高いため、通常、ロール製品の収容あるいは取り出しの際には、ロール製品の高さよりも高い位置までロール製品を吊り上げる必要が生じる。上述したように、ロール製品用コンテナにおいては、コンテナを段積みするために枠組みの支柱あるいはパレット上に別途設置された支柱がパレットの周縁に(通常は4角を含む複数箇所に)バランスよく設置されており、ロール製品の収容あるいは取り出しの際には、ロール製品を、側板やそれらの支柱の高さ以上、すなわちコンテナの上縁の高さ以上に吊り上げる必要がある。
また、ロール製品を吊り上げるためには、その上(必要な高さまで吊り上げられたロール製品の上)にさらにクレーン等のロール製品を吊り上げる為の機材を設置するスペースが必要であり、ロール製品の収容や取り出しをする際にはその上部に十分な高さが必要である。
従って、これまで、天井の高さが低い場所でのロール製品の収容や取り出しは困難であった。換言すれば、近年、天井の高さが低い場所や、狭小な場所においても、ロール製品の収容や取り出しを行いたいと言う要望があるが、そのような要望に対応できるロール製品用組み立て式コンテナはなかった。
本考案はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ロール製品を収容する組み立て式のコンテナであって、天井が低い場所や狭小な場所でもロール製品の収容や取り出しが行えるような、換言すれば、ロール製品の吊り上げる高さが低くて済みロール製品の収容や取り出しが容易に行えるような、ロール製品用組み立て式コンテナを提供することにある。
前記課題を解決するために、本考案のロール製品用組み立て式コンテナ案は、パレットと、前記パレット上に対向して立設される一対の第1の側板と、前記第1の側板に略垂直に前記パレット上に対向して立設され、前記一対の第1の側板の対向する側辺を各々連結する一対の第2の側板と、前記第1の側板及び前記第2の側板の上辺に沿って当該上辺に支持されて設置され、前記第1の側板及び前記第2の側板で囲まれる前記パレット上の収容空間の上部開口を閉塞する上蓋と、前記パレット上に対向して立設される一対の枠組み材であって、前記第1の側板と平行に、当該一対の第1の側板の内側に立設される一対の枠組み材と、前記一対の枠組み材の対向する位置に各々設置され、前記収容空間に収容されるロール製品の支管を受ける一対の支管受けとを有し、前記一対の枠組み材は、前記第1の側板と平行な方向における、ロール製品を収容した場合に当該ロール製品の支管の中心が配置される位置から一方の側端部までの間における高さが、ロール製品を収容した場合に当該ロール製品の支管の最下端となる高さよりも高く、前記第2の側板の高さよりも低い範囲に形成されていることを特徴とするものである。
好ましくは、本考案のロール製品用組み立て式コンテナは、前記パレットの上部周縁に設置され、前記第1の側板が立設される位置に沿って設置される2つの第1の枠部、及び、前記第2の側板が立設される位置に沿って設置される2つの第2の枠部を有する下金枠をさらに有し、前記第1の側板及び前記第2の側板は前記下金枠に沿って前記パレット上に立設され、前記下金枠の、前記2つの第2の枠部の各両端部の内側の対向する位置に、各々、前記枠組み材の下側部が落とし込まれる溝部であって、当該落とし込まれた前記枠組み材の下側部を保持し当該枠組み材を前記パレット上に立設された状態に維持する溝部が形成されていることを特徴とする。
また好ましくは、本考案のロール製品用組み立て式コンテナは、前記下金枠の前記第1の枠部及び前記第2の枠部は、各々、所定の高さの位置に、前記第1の側板及び前記第2の側板が載置され前記立設される段部を有し、前記枠組み材は、当該枠組み材の高さが前記範囲に形成されている側の前記一方の側端部に、スペーサ部であって、当該枠組み材を前記下金枠の前記溝部に落とし込んで当該枠組み材を前記パレット上に立設した状態において前記下金枠の前記段部と同じ高さとなるスペーサ部を有し、前記一対の枠組み材の前記一方の側端部が配置された側の前記第2の枠部においては、当該第2の枠部の前記段部及び前記枠組み材の前記スペーサ部の上部に前記第2の側板が載置されて前記立設されることを特徴とする。
本考案によれば、ロール製品を収容する組み立て式のコンテナであって、天井が低い場所や狭小な場所でもロール製品の収容や取り出しが行えるような、換言すれば、ロール製品の吊り上げる高さが低くて済みロール製品の収容や取り出しが容易に行えるような、ロール製品用組み立て式コンテナを提供することができる。
図1は、本考案の一実施形態のロール製品用コンテナの構成を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示すロール製品用コンテナのパレットの係合受部と上蓋の係合部の構造及びその係合形態を説明するための図である。 図3は、図1に示すロール製品用コンテナの下金枠及び支管受け用枠組み材の細部を説明するための図であり、支管受け用枠組み材を立設した場合を示す図である。 図4は、図1に示したロール製品用コンテナの枠組み材の構成を示す図である。 図5は、図1に示したロール製品用コンテナの支管受けの支管受け部材の構成を示す図である。 図6は、ロール製品を収容する前のロール製品用コンテナの状態を示す図である。 図7は、ロール製品を収容した後のロール製品用コンテナの状態を示す図である。 図8は、折り畳まれたロール製品用コンテナの状態を示す図である。 図9は、本考案のロール製品用コンテナ及び従来のロール製品用コンテナにおけるロール製品の吊り上げ高さを比較する図である。
本考案の一実施形態のロール製品用組み立て式コンテナ(以下、ロール製品用コンテナと称する。)について、図1〜図9を参照して説明する。
図1は、そのロール製品用コンテナ1の全体構成を示す斜視図である。
図1に示すように、ロール製品用コンテナ1は、パレット100、床板150、下金枠200、側板300、支管受け用枠組み材(以下、単に枠組み材と称する場合もある)400、支管受け500及び上蓋600を有する。
パレット100は、ロール製品用コンテナ1の運搬台である。パレット100は、所定の高さ(厚さ)を有し平面形状が長方形の部材であり、その上部にロール製品700を収容する収容空間が形成される。パレット100の少なくとも長手方向の側面にはフォークリフトの爪部(フォーク)が差し込まれるリフト用開口110が形成されている。また、パレット100の下面の四隅角部には、図2に示すように、ロール製品用コンテナ1を段積みする場合に下段のロール製品用コンテナ1の上蓋600の係合部(例えば凸部)630が係合される係合受部(例えば凹部)130が形成されている。
本実施形態においてパレット100は、ステンレスやアルミニウム等の金属の角材、角筒パイプあるいは断面がU字あるいはL字の棒状部材が溶接等により連結されて形成されているものとする。ただし、パレット100は樹脂成型により製造された樹脂パレットであってもよい。
床板150は、図1に示すように、パレット100の上部の下金枠200の内側に敷設され、ロール製品用コンテナ1の内部のロール製品700の収容空間の下面を規定し閉塞する板状部材である。
床板150は、例えばプラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)あるいは薄い金属板等の面部材により形成される。
下金枠200は、パレット100の上面の周縁に沿って立設される枠部材であって、側板300(第1の側板310及び第2の側板320)及び枠組み材400の位置を規定するとともに、これらを立設させるための部材である。
下金枠200は、パレット100の短手方向の辺縁に沿って対向して立設される一対の第1の下金枠210と、第1の下金枠210の対向する側縁を各々接続するように第1の下金枠210に略垂直にパレット100の長手方向の辺縁に沿って対向して立設される一対の第2の下金枠220とを有する。
第1の下金枠210及び第2の下金枠220は、図1及び図3に示すように、所定の高さに形成された水平面である段部211,221を有する。この段部211,221上に側板300が載置される。すなわち、第1の下金枠210の段部211上に第1の側板310が載置され、第2の下金枠220の段部221上に第2の側板320が載置される。従って、段部211,221の幅は、第1の側板310及び第2の側板320の幅と略等しい。
段部211,221の外部側上面には、側板300の下枠の外面を支持する上部枠212,222が形成されている。また、段部の内部側下面のパレット100の上面との間は下部枠213,223に形成されており、ロール製品用コンテナ1の内部収容空間の下部を囲んでいる。
パレット100の四隅に配置される第1の下金枠210と第2の下金枠220との各接続部には、第1の側板310及び第2の側板320を各々着脱自在に連結する、あるいは、パレット100上に傾倒可能に連結する連結部230が形成されている。
連結部230は、ロール製品用コンテナ1が組み立てられる時には、第1の側板310及び第2の側板320が各々上述したように第1の下金枠210及び第2の下金枠220の段部211,221上に載置された状態となるように、第1の側板310及び第2の側板320の両方あるいはいずれか一方の下部両側を保持する。
また、連結部230は、ロール製品用コンテナ1が折り畳まれる時には、第1の側板310及び第2の側板320との連結を解除するか、あるいは、第1の側板310及び第2の側板320を回動可能な遊合状態として、第1の側板310及び第2の側板320がパレット100の上面に載置可能な状態とする。本実施形態のロール製品用コンテナ1においては、ロール製品用コンテナ1が折り畳まれる時、一方の第2の側板321は、下金枠200の連結部230に遊合状態とされて下金枠200に連結された状態でパレット100の上部に傾倒される構成とされる。また第1の側板310及び他方の第2の側板322は、抜き取られることにより下金枠200との連結も完全に解除され、分離した板部材としてパレット100の上部に積載される。
また、下金枠200は、ロール製品用コンテナ1が折り畳まれた際に、上蓋600が直接嵌合設置される支持部材となる。すなわち、ロール製品用コンテナ1が折り畳まれた時には側板300(第1の側板310及び第2の側板320)及び枠組み材400はパレット100上に載置されこれらの上部が上蓋600により閉塞されることとなるが、その際、上蓋600は下金枠200に対して直接に嵌合設置される。そのために、下金枠200は、ロール製品用コンテナ1が折り畳まれてパレット100上に第1の側板310、第2の側板320及び枠組み材400が積層状態に載置された時の高さよりも高い高さを有する。
本実施形態のロール製品用コンテナ1においては、下金枠200の四隅の連結部230が、ロール製品用コンテナ1が折り畳まれた際に上蓋600が嵌合されるとともにこれを支持する支柱として形成されている。
図1及び図3に示すように、第2の下金枠220の両側の第1の下金枠210との接続部近傍、すなわち、連結部230のすぐ内側には、支管受け用枠組み材400を立設するための溝部240が形成されている。溝部240は、一対の第2の下金枠220の各両端部の下部枠223の内側に対向するように形成されており、枠組み材400は、両側端部が対向する溝部240に挿入されることによりパレット100上に立設される。
なお、この第2の下金枠220の両端部の溝部240の位置により、枠組み材400の位置が規定され、収容するロール製品700の支管710の支持位置、支持間隔が決められる、すなわち収容するロール製品700の長さが決められることになる。従って、この溝部240の間隔は、収容対象のロール製品700の長さに応じて決定される。
側板300は、図1に示すように、パレット100の上面周縁部に下金枠200に沿って立設され、パレット100の上部空間を取り囲み、パレット100上にロール製品700を収容する収容空間を形成する。側板300は、パレット100の短手方向の辺縁に沿って対向して立設される一対の第1の側板310と、第1の側板310の対向する側辺を各々接続するように第1の側板310に略垂直にパレット100の長手方向の辺縁に沿って対向して立設される一対の第2の側板320とを有する。
側板300は、例えばプラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)あるいは薄い金属板等の面部材に金属等の枠組み材が装着されて形成される。
これら第1の側板310及び第2の側板320の各々あるいは少なくともいずれか一方は、上述したように下金枠200の連結部230により、具体的には連結部230として構成された固定手段、係止手段などにより、下金枠200に着脱自在あるいは回動自在に設置される。
本実施形態のロール製品用コンテナ1においては、一方の第2の側板321は下金枠200の連結部230に回動可能であって離脱不能に連結されており、ロール製品用コンテナ1が組み立てられる時には下金枠200の第2の下金枠220に沿って立設される構成である。また、第1の側板310は、立設された一方の第2の側板321の辺縁に形成された溝に差し込まれることにより、下金枠200の第1の下金枠210に沿って立設される構成である。また、他方の第2の側板322は、対向して立設された第1の側板310の対向する辺縁に対向するように形成された溝に差し込まれることにより、対向する第1の側板310の対向する辺縁の間に立設される構成である。
また、第1の側板310及び第2の側板320の各々は、係止手段330により、その両側上端部で相互に連結される。これにより、各側板300は相互に抜けや傾倒が防止され、パレット100上にロール製品700の収容空間を形成する。
ロール製品用コンテナ1においては、このような構成により4枚の側板300(各2枚の第1の側板310及び第2の側板320)が下部両端及び上部両端で順次相互に確実に連結される。その結果、パレット100上にロール製品700を収容する収容空間を有する組み立て状態のロール製品用コンテナ1であって、高い剛性を有するロール製品用コンテナ1が形成される。
また、ロール製品700を収容せずにロール製品用コンテナ1を保管しておく場合あるいはロール製品用コンテナ1を回送する場合には、下金枠200の連結部230及び係止手段330による第1の側板310及び第2の側板320の下部両端及び上部両端の連結、係合状態を各々解除し、側板300を相互に離脱させるとともに、下金枠200から離脱させ、あるいは、下金枠200と遊合状態として傾倒可能にし、板面がパレット100と平行になるようにパレット100上に載置する。その結果、ロール製品用コンテナ1は折り畳まれる。
枠組み材(支管受け用枠組み材)400は、ロール製品700を保持するためにロール製品用コンテナ1の内部収容空間に対向して設置される一対の部材である。枠組み材400は、図3を参照して上述したように下金枠200に形成された溝240にその下部が挿入されることにより、第1の側板310のすぐ内側に対向して設置される。枠組み材400には、支管受け500が設置されており、この支管受け500が、収容対象のロール製品700の両側においてロール製品700の支管710の両端を支持し、これを保持する。
枠組み材400は、パレット100と同様に、ステンレスやアルミニウム等の金属の角材、角筒パイプあるいは断面がU字あるいはL字の棒状部材で形成される。枠組み材400は、これらの棒状部材が図示のごとく格子状に配置されて、溶接等により連結されて形成されたものである。
図4に示すように、枠組み材400は、上枠411、下枠412、一方の側枠413、他方の側枠414及び2本の中間支柱415を有する基部、及び、基部の上に形成される製品搬出入側支管受け支持枠421及び奥側支管受け支持枠424を有する。
枠組み材400の基部は、上枠411、下枠412、一方の側枠413、他方の側枠414及び中間支柱415が図示の如く梯子状に連結されて構成されたものである。
後述するように、枠組み材400においては、上枠411の上部の製品搬出入側支管受け支持枠421と奥側支管受け支持枠424との間に支管受け500が設置され、収容するロール製品700の支管710の最下部を支管受け500を介して上枠411上に支持する。従って、収容対象のロール製品700の外径(最大径)に基づいて、上枠411の設置高さ、換言すれば上枠411の一方の側枠413及び他方の側枠414への連結位置、及び、中間支柱415の長さが規定される。
枠組み材400の一方の側枠413は、製品搬出入面側の支柱である。一方の側枠413は、上枠411とほぼ同じ高さに形成され、その上部において、上枠411と連結されるとともに、製品搬出入側支管受け支持枠421の傾斜枠422の一端部とも連結される。
枠組み材400の一方の側枠413側の側端面下部には、図3及び図4に示すように、スペーサ430が貼着されている。スペーサ430は、図3に示すように、下金枠200の第2の下金枠220の段部221の高さと略等しい高さを有する。従って、枠組み材400が下金枠200の溝部240に挿入された場合には、スペーサ430の上面は下金枠200の第2の下金枠220の段部221と同じ高さの同一平面を形成する。上述したように、下金枠200の段部211,221の幅は第1の側板310及び第2の側板320の幅と略等しく、第2の側板320は、第2の下金枠220の上部枠222と枠組み材400の一方の側枠413及び他方の側枠414との間に嵌合設置されるが、一方の側枠413側においては、一方の側枠413と第2の下金枠220の上部枠222との間にスペーサ430が介在して他方の第2の側板322が嵌合可能な幅を広くしているために、他方の第2の側板322の差し込み及び抜き取りが容易に行えるようになっている。すなわち、ロール製品用コンテナ1の長手方向の側面のうち、枠組み材400の一方の側枠413が配置された側においては、他方の第2の側板322の差し込み及び抜き取りが容易に行えるようになっている。
枠組み材400の他方の側枠414は、ロール製品用コンテナ1の短手方向において製品搬出入側とは反対側(奥側)に設置される支柱(奥側支柱)であり、一方の第2の側板321側に配置される。
他方の側枠414は、上枠411との連結位置からさらに上部に、側板300の上縁とほぼ等しい高さにまで延伸した構成である。他方の側枠414は、中間部において上枠411と連結されるとともに、上枠411との連結箇所と上端との間において奥側支管受け支持枠424のロックレバー設置枠425の一方の端部と連結されている。
上枠411の上辺には、製品搬出入側支管受け支持枠421、奥側支管受け支持枠424が構成され、これらに支持されて支管受け500が設置されている。
製品搬出入側支管受け支持枠421は、傾斜枠422と支管受け設置枠423とを有する。
支管受け設置枠423は、上枠411に対して略垂直に設置された部材であって、支管受け500の一方の側部を支持する。支管受け設置枠423の高さは支管受け500の高さに略等しい。
傾斜枠422は、支管受け設置枠423を所定位置に垂直に維持するための枠材であり、支管受け設置枠423の上端部と一方の側枠413の上端部とを連結する。従って傾斜枠422は、図示のごとく製品搬出入側方向に下方向に傾斜した姿勢に設置されている。
製品搬出入側支管受け支持枠421の上部(傾斜枠422又は支管受け設置枠423の上部)には、支管受け500の支管受け部材510に収容したロール製品700の支管710の抜け及び上下振動を阻止する支管押え520が設置される。支管押え520等の構成については後に詳述する。
奥側支管受け支持枠424は、ロックレバー設置枠425と支管受け設置枠426とを有する。
支管受け設置枠426は、上枠411に対して略垂直に設置された部材であって、支管受け500の他方の側部を支持する。支管受け設置枠426は、製品搬出入側支管受け支持枠421の支管受け設置枠423と平行に、その支管受け設置枠423と支管受け500の幅に等しい間隔を離して設置され、製品搬出入側支管受け支持枠421の支管受け設置枠423とともに支管受け500を両側から挟持する。支管受け設置枠426の高さは支管受け500の高さに略等しい。
ロックレバー設置枠425は、支管受け設置枠426を所定位置に垂直に維持する枠材であり、支管受け設置枠426の上端部と他方の側枠414の途中部分とを連結する。ロックレバー設置枠425は、製品搬出入側支管受け支持枠421の傾斜枠422とは異なり傾斜しておらず、上枠411と平行に、すなわち水平に、支管受け設置枠426と他方の側枠414とを連結している。
また、奥側支管受け支持枠424には、支管受け500の支管押え520が支管受け部材510の上部開放を閉塞した状態に維持するロックレバー530が設置されている。ロックレバー530等の構成については後に詳述する。
このように形成された枠組み材400の製品搬出入側支管受け支持枠421の支管受け設置枠423と奥側支管受け支持枠424の支管受け設置枠426との間に、支管受け500が固定設置される。
支管受け500は、支管受け部材510、支管押え520、ロックレバー530及び支管ストッパー540を有する。
支管受け部材510は、ロール製品700の端部の支管710を受ける部材であり、上方に開口を有するU字形状の部材であって、出入側支管受け支持枠421の支管受け設置枠423と奥側支管受け支持枠424の支管受け設置枠426との間に設置される。
支管受け部材510の内周部には、図5に示すように、緩衝ゴム512が設置されている。緩衝ゴム512は、支管受け部材510の上部において螺子511により支管受け部材510の基部に固定されており、その中間部においては両面テープにより支管受け部材510の内周面に貼着されている。
支管押え520は、支管受け部材510の上方開口を開閉するとともに、支管受け部材510に収容載置されたロール製品700の支管710を上方から押さえ、支管710の上下移動(振動)を防止する部材である。
支管押え520は、棒状の部材であって、一方の端部が製品搬出入側支管受け支持枠421の支管受け設置枠423の上端部に回動自在に取り付けられている。支管受け部材510の上部を開放する状態とされた時、支管押え520は、傾斜枠422の位置まで回動されて、実質的に傾斜枠422と一体的な状態とされる。従って、支管受け部材510の上部を開放した状態において、製品搬出入面側の枠組み材400の高さは、製品搬出入側支管受け支持枠421の高さ、換言すれば支管受け部材510の製品搬出入面側の縁の高さと略同じである。
また、支管押え520の他方の端部(自由端)は、奥側支管受け支持枠424のロックレバー設置枠425に設置された係止手段としてのロックレバー530に係止されるようになっている。支管押え520の他方の端部は、ロックレバー設置枠425の上面と接触する面側に下方(ロックレバー設置枠425方向)に向かって図示せぬピンが形成されている。ロックレバー設置枠425の上面にはこのピンが挿入される孔が形成されており、支管押え520により支管受け部材510の上方開口を閉じた場合には、このピンが孔に挿入されるようになっている。
奥側支管受け支持枠424のロックレバー設置枠425には、支管押え520の他方側の先端部に形成された上述の図示せぬピンが挿入される孔が形成されているとともに、ロックレバー530が設置されている。ロックレバー530は、前記ピンが孔に挿入されてロックレバー設置枠425に接するように配置された支管押え520の他方の端部を上方向に移動不能に係合する部材である。ロックレバー530は、支管受け500側の端部において水平方向にスライドする押さえ部を有し、この押さえ部が支管押え520の他方の端部の上方に配置されることにより、支管押え520が回動不能にされる。
支管受け500にロール製品700の支管710をセットする場合には、支管押え520の自由端側の係止は解除され、支管受け部材510の上方開口は開いた状態とされる。そして、支管受け部材510にロール製品700の支管710をセットしたら、支管押え520を支管受け部材510の上部を塞ぐように回動させ、自由端側を奥側支管受け支持枠424のロックレバー設置枠425に設置された支管押え520により係止する。これにより、支管受け部材510の上部が閉塞した状態となるとともに、支管押え520によりロール製品700の上部が移動不能に押えられた状態とされ、ロール製品700の支管710は支管受け500により確実に支持される。
支管ストッパー540は、支管受け500に設置されたロール製品700の支管710の端部を規制する板状部材である。支管ストッパー540は、一対の枠組み材400の対向面とは反対側(外側)となる側の上枠411の中央付近であって、支管受け部材510の底部分に相当する箇所に設置され、ロール製品用コンテナ1に収容されたロール製品700の軸方向の移動を規制するとともに、その振動を抑制する。
上蓋600は、パレット100上に側板300(第1の側板310及び第2の側板320)により形成される内部収容空間の上部開口を閉塞する平板状部材である。
上蓋600は、ロール製品用コンテナ1が組み立てられた状態においては、4枚の側板300の上縁に係合し、ロール製品用コンテナ1の内部収容空間の上部開口を閉塞する。また、上蓋600は、ロール製品用コンテナ1が折り畳まれた状態においては、下金枠200の4隅に支柱形態で構成されている連結部230に係合し、パレット100上に水平に積層載置された4枚の側板300及び2枚の枠組み材400の上部を閉塞する。
上蓋600の上面には、ロール製品700を内部に収容した状態で、あるいは、ロール製品用コンテナ1が前述したように解体された状態で、ロール製品用コンテナ1が順次段積み可能なように、係合部(例えば凸部)630が形成されている。上蓋600の係合部630は、前述したパレット100の下面に形成される係合部(例えば凹部)130に係合されるような配置、形状に形成されている。図2に示すように、上蓋600の上面の係合部(例えば凸部)630をパレット100の下面の係合部(例えば凹部)130に係合させてロール製品用コンテナ1を順次段積みすることにより、段積みしたロール製品用コンテナ1のズレ等が防止される。
上蓋600も、側板300と同様に、例えばプラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)あるいは薄い金属板等の面部材により構成される。
このような構成のロール製品用コンテナ1の使用方法について図6〜図8を参照して説明する。
まず、ロール製品用コンテナ1にロール製品700を収容する方法について説明する。
ロール製品用コンテナ1を使用する場合には、まずロール製品用コンテナ1を組み立てる。ロール製品用コンテナ1を組み立てる際には、まず、一方の第2の側板321を回動してパレット100上に立設状態とし、立設された一方の第2の側板321の側縁の溝に対向する第1の側板310を差し込み、対向して立設された第1の側板310の対向する側縁の対向する溝に他方の第2の側板322を差し込み、隣接する側板の上部を係止手段330で結合することによりロール製品用コンテナ1上に側板300を立設する。なお、ロール製品700を搬出入する側の他方の第2の側板322については、ロール製品700を収容した後に設置するものとしてこの段階では設置しないのが好ましい。
次に、下金枠200の溝240に枠組み材400の両端を嵌合挿入することにより、一対の枠組み材400を各々パレット100上に立設する。この状態のロール製品用コンテナ1を図6に示す。なお、図6においては、側板300は図示省略する。
次に、枠組み材400が設置されたロール製品用コンテナ1に対してロール製品700を収容する。
対向して配置されている支管受け500の支管押え520を回動し、支管受け部材510の上部を開放状態とする。そして、例えばクレーン等によりロール製品700を吊り上げ、ロール製品用コンテナ1のパレット100の上部に移動させ、ロール製品700の支管710が支管受け部材510に挿入されるようにロール製品700を下方に降ろす。
この際、ロール製品用コンテナ1の枠組み材400の製品搬出入面側に配置される支管受け支持枠421は支管受け500の縁と略同じ高さしかなく、一方の側枠413はさらにそれより低い。従って、ロール製品700の吊り上げは、ロール製品700の支管710がこの製品搬出入側支管受け支持枠421の上部を接触せずに通過できる高さだけ吊り上げれば足りる。換言すれば、枠組み材400の製品搬出入面側に配置される一方の側枠413及び支管受け支持枠421は、奥側の他方の側枠414のように側板300の高さと略等しい高さを有するものではないので、ロール製品700は支管710が他方の側枠414の上部を通過できる程の高さまで吊り上げる必要はなく、相当程度低い高さ吊り上げればよい。従って、その収容及び取り出しは極めて容易である。
そして、ロール製品700の両側の支管710が各々対向配置される支管受け部材510に配置されるようにロール製品700を収容したら、支管押え520を回動させて支管受け部材510の上部開放を閉塞し、その状態でロックレバー530を操作して支管押え520が移動不能に、すなわち支管受け部材510の上部開放が閉塞された状態に維持されるようにする。
その状態を図7に示す。なお、図7においては、理解を容易にするために一方の第1の側板310については図示省略する。
その後、製品搬出入側の他方の第2の側板322を設置し、上蓋600を閉じることによりロール製品用コンテナ1に対するロール製品700の収容が終了し、ロール製品用コンテナ1は搬送可能な状態となる。
次に、ロール製品用コンテナ1に収容したロール製品700を取り出し、さらにロール製品用コンテナ1を折り畳む方法について説明する。
ロール製品700を取り出すには、ロール製品用コンテナ1の上蓋600を開け、製品搬出入側の他方の第2の側板322を抜き取り外す。
そして、支管受け500のロックレバー530を操作して支管押え520の係止状態を解除し、支管押え520を回動して傾斜枠422上に移動させ、支管受け部材510の上部を開放する。
そして、クレーン等によりロール製品700の支管710を支持し、クレーンを操作することによりロール製品700を吊り上げ、ロール製品700の支管710を支管受け部材510より上に持ち上げる。
ロール製品700の支管710の下部が、支管受け500の支管受け部材510の縁、製品搬出入側支管受け支持枠421の上部より高くなったら、そのままロール製品700を製品搬出入面側に水平移動させ、ロール製品用コンテナ1の上部から移動させ、その後所望の場所に搬送する。
これによりロール製品700の取り出しは終了である。
ロール製品700を取り出したら、枠組み材400を下金枠200の溝240から抜いてパレット100上に載置し、ロール製品用コンテナ1の他方の第2の側板322及び第1の側板310を抜いて同じくパレット100上に載置し、一方の第2の側板321をパレット100上に傾倒させ、これらの上部に上蓋600を設置する。これにより、ロール製品用コンテナ1の折り畳みは完了し、図8に示すような折り畳まれた状態となる。
このように、本実施形態のロール製品用コンテナ1においては、ロール製品700を搬出入する側においては、枠組み材400の一方の側枠413を例えば他方の側枠414のように高くせず、支管受け500の支管受け部材510の縁よりもさらに低い高さに形成している。そして、枠組み材400の製品搬出入側においては、最も高い構造であっても支管受け500の支管受け部材510の縁と略同じ高さとしている。従って、ロール製品700をロール製品用コンテナ1に収容あるいは取り出しする際には、図9(A)に示すように、ロール製品700を、支管710が支管受け部材510の縁よりもわずかでも超える高さまで吊り上げれば済み、従来のように、例えば図9(B)に示すようにロール製品700の最下部が側板の上縁よりも高くなるまで、高く吊り上げる必要がない。
従って、ロール製品用コンテナ1に対するロール製品700の収容を非常に容易に簡単に行うことができる。また、狭い空間や、天井の低い空間でもロール製品700の収容や取り出しを行うことができる。
ロール製品700を収容あるいは取り出すために最低限必要なロール製品700の吊り上げ高さは、ロール製品700の製品部分の最下部あるいは支管710の最下部がロール製品用コンテナ1の構造と干渉しない高さである。より具体的には、ロール製品700は、軸方向の位置が支管ストッパー540の内側の範囲となるように配置されるので、その間の製品搬出入側のロール製品用コンテナ1の構造と干渉しない高さまで吊り上げる必要がある。
本考案のロール製品用コンテナ1においては、製品搬出入側の側板(他方の第2の側板322)は製品搬出入時には抜き取ってしまうので製品と干渉することはなく、金枠(第2の下金枠220)の高さも十分に低くロール製品700と干渉することは略ないと言え、結局ロール製品700の最低吊り上げ高さは、枠組み材400及び支管受け500の製品搬出入側の高さに依存する。なお、その枠組み材400及び支管受け500の位置を通過するのは、ロール製品700の製品部分ではなく支管710部分である。
従来、この種のロール製品用コンテナにおいては、図9(B)に示すように、枠組み材400の両側の側枠が本実施形態の他方の側枠414と同様に側板300の高さに略等しい高さに形成されていたので、ロール製品700は、支管710がこの高さを超えるまで吊り上げなければならなかった。
これに対して本願考案のロール製品用コンテナ1においては、枠組み材400の製品搬出入側の構造である製品搬出入側支管受け支持枠421は、支管受け部材510の製品搬出入側の縁の高さと略同じであり、枠組み材400の一方の側枠413の高さはそれよりも低く枠組み材400の上枠411の高さと略同じである。従って、図9(A)に示すように、従来と比して著しく少ない吊り上げ量でロール製品700の収容及び取り出しが可能となる。
なお、ロール製品の支管710を支管受け部材510内に安定して保持するためには、支管受け部材510の製品搬出入側の縁の高さは、少なくとも支管受け部材510の中央底部の高さよりも高くする必要がある。
従って、本考案は、ロール製品用コンテナ1において、ロール製品700を収容した場合に当該ロール製品700の支管710の中心が配置される位置から一方の側部(製品搬出入側の側部)までの間において、その構造物の高さが、支管受け部材510の中央底部の高さ(ロール製品700を収容した場合に当該ロール製品700の支管710の最下端となる高さ)よりも高く、従来の通常の構成である(第2の側板の高さに略等しい)他方の側枠414の高さよりも低い範囲に形成するという技術内容を特徴とするものである。このような構造において、上述の本考案の効果は十分に発揮される。
なお、前述した実施形態は、本考案の理解を容易にするために記載されたものであって本考案を何ら限定するものではない。本実施形態に開示された各要素は、本考案の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
本考案は、例えば磁気テープ、液晶用フィルム、金属箔、各種フィルムシート、織物などのロール製品の収容、保管、搬送等が必要な種々の分野において利用可能である。
1…ロール製品用コンテナ
100…パレット
110…リフト用開口
130…係合受部(凹部)
150…床板
200…下金枠
210…第1の下金枠
220…第2の下金枠
211,221…段部
212,222…上部枠
213,223…下部枠
230…連結部
240…溝部
300…側板
310…第1の側板
320…第2の側板
321…一方の第2の側板
322…他方の第2の側板
330…係止手段
400…枠組み材(支管受け用枠組み材)
411…上枠
412…下枠
413…一方の側枠
414…他方の側枠
415…中間支柱
421…製品搬出入側支管受け支持枠
422…傾斜枠
423…支管受け設置枠
424…奥側支管受け支持枠
425…ロックレバー設置枠
426…支管受け設置枠
430…スペーサ
500…支管受け
510…支管受け部材
511…螺子
512…緩衝ゴム
520…支管押え
530…ロックレバー
540…支管ストッパー
600…上蓋
630…係合部(凸部)
700…ロール製品
710…支管

Claims (3)

  1. パレットと、
    前記パレット上に対向して立設される一対の第1の側板と、
    前記第1の側板に略垂直に前記パレット上に対向して立設され、前記一対の第1の側板の対向する側辺を各々連結する一対の第2の側板と、
    前記第1の側板及び前記第2の側板の上辺に沿って当該上辺に支持されて設置され、前記第1の側板及び前記第2の側板で囲まれる前記パレット上の収容空間の上部開口を閉塞する上蓋と、
    前記パレット上に対向して立設される一対の枠組み材であって、前記第1の側板と平行に、当該一対の第1の側板の内側に立設される一対の枠組み材と、
    前記一対の枠組み材の対向する位置に各々設置され、前記収容空間に収容されるロール製品の支管を受ける一対の支管受けとを有し、
    前記一対の枠組み材は、前記第1の側板と平行な方向における、ロール製品を収容した場合に当該ロール製品の支管の中心が配置される位置から一方の側端部までの間における高さが、ロール製品を収容した場合に当該ロール製品の支管の最下端となる高さよりも高く、前記第2の側板の高さよりも低い範囲に形成されていることを特徴とするロール製品用組み立て式コンテナ。
  2. 前記パレットの上部周縁に設置され、前記第1の側板が立設される位置に沿って設置される2つの第1の枠部、及び、前記第2の側板が立設される位置に沿って設置される2つの第2の枠部を有する下金枠をさらに有し、
    前記第1の側板及び前記第2の側板は前記下金枠に沿って前記パレット上に立設され、
    前記下金枠の、前記2つの第2の枠部の各両端部の内側の対向する位置に、各々、前記枠組み材の下側部が落とし込まれる溝部であって、当該落とし込まれた前記枠組み材の下側部を保持し当該枠組み材を前記パレット上に立設された状態に維持する溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のロール製品用組み立て式コンテナ。
  3. 前記下金枠の前記第1の枠部及び前記第2の枠部は、各々、所定の高さの位置に、前記第1の側板及び前記第2の側板が載置され前記立設される段部を有し、
    前記枠組み材は、当該枠組み材の高さが前記範囲に形成されている側の前記一方の側端部に、スペーサ部であって、当該枠組み材を前記下金枠の前記溝部に落とし込んで当該枠組み材を前記パレット上に立設した状態において前記下金枠の前記段部と同じ高さとなるスペーサ部を有し、
    前記一対の枠組み材の前記一方の側端部が配置された側の前記第2の枠部においては、当該第2の枠部の前記段部及び前記枠組み材の前記スペーサ部の上部に前記第2の側板が載置されて前記立設されることを特徴とする請求項2に記載のロール製品用組み立て式コンテナ。
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