JPH08209893A - 端部埋め込み枠強化工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】コンクリート表面に強力な接着面を枠状又は平
行につくり、炭素繊維強化シートの張りつけ下地とし
て、強力で安定した下地を提供する。 【構成】コンクリート構造物の表面に溝状にきりこみ
（１）を設け、その底部にアンカー用の穴を掘る。アン
カーピン等（２）をエポキシ樹脂接着剤又は、かしめて
アンカーピン等を固定して、溝状切り込み（１）の空間
にエポキシ等の樹脂混練りペースト状物で埋め戻し、コ
ンクリートと一体化しコンクリート表面に強固で理想的
な接着面を、つくることを目的とする工法。

Description

【発明の詳細な説明】 コンクリート構造物強化工事に、コンクリート表面に、
炭素繊維シートをエポキシ樹脂接着剤等で、張りつける
工法がある。コンクリート面に、張り付けるだけの強化
工事をしても、工事するコンクリート下地には、強度に
ばらつきがあり、安定した強化工事はできない。本発明
は、その欠点を除く為のもので，これを図面について説
明すれば、〔図１〕は溝の断面図で１溝状切り込みの底
部にアンカーピン等用の穴を掘り、エポキシ樹脂接着剤
又は、かしめてアンカーピン等２を固定しエポキシ等の
樹脂混練りペースト状物で埋め戻し平にした状態を示
す。炭素繊維シートを張りつける下地端部又コンクリー
トが弱っている部分に敷設することで、従来のコンクリ
ート面の接着力に加えコンクリート深部にアンカーされ
た接着面の接着力は、コンクリート剪断強度の数倍期待
できる。また、アンカーボルトをコンクリート表面より
高く出して施工すれば、炭素繊維張りつけ後ワッシャー
とナットにより、炭素繊維シートをネジ締めが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の断面図である。

【符号の説明】

（１）コンクリートに切り込んだ溝とその底部にアンカ
ーピン等用の穴を掘った断面図。 （２）アンカーピン
等。 （３）エポキシ等の樹脂混練りペーストで固めた
部分。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンクリート構造物強化工事を、炭素繊維シート張りつ
   け強化法でする場合、シートの端部付近に面するコンク
   リートに、溝状に切り込みを設け、その溝底にアンカー
   ピン等をコンクリート深部に向け堀入れ、エポキシ等の
   樹脂混練りペースト状物で、埋め戻し平らにする。溝状
   切り込み空間に、エポキシ等の樹脂混練りペーストが硬
   化して、コンクリートに埋め込み枠となり、炭素繊維シ
   ートを張る、強化下地をつくる工法。