JPH0635736B2 - コンクリ−ト部材における石材の取付方法 - Google Patents

コンクリ−ト部材における石材の取付方法

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JPH0635736B2
JPH0635736B2 JP19517487A JP19517487A JPH0635736B2 JP H0635736 B2 JPH0635736 B2 JP H0635736B2 JP 19517487 A JP19517487 A JP 19517487A JP 19517487 A JP19517487 A JP 19517487A JP H0635736 B2 JPH0635736 B2 JP H0635736B2
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stone
concrete
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信一 山尾
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Fujita Corp
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Fujita Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自然石、人造石、板状の大型タイル等(以下石
材という)を仕上材として、PCカーテンウオールに層
着する場合等に適用される、コンクリート部材における
石材の取付方法に係るものである。
(従来の技術) 従来この種の方法においては、第7図乃至第9図に示す
ように、石材(a)に穿設された取付孔(b)に、アンカーボ
ルト(c)、シャーコネクター(d)、鎹(e)等の石材緊結金
具の先端脚片を嵌着して、同緊結金具を介して石材(a)
とその背面に打設されたコンクリート(f)とを一体に緊
結するとともに、コンクリート(f)の乾燥収縮や石材と
コンクリートとの温度変形量の差によって生じる応力に
より、石材(a)に割れや剥離を生じないように、石材(a)
とコンクリート(f)との境界部に弾性係数の小さい材料
からなる応力緩衝層(g)が設けられるが一般的である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら使用される石材の厚さが薄い場合や強度が
弱い場合には、石材とコンクリートとのずれ変形によっ
て石材緊結金具に応力が集中し、石材における同緊結金
物の取付部に割裂や欠損を生起するという問題点があっ
た。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこのような問題点を解決するために提案された
もので、コンクリート打設面に応力緩衝層が層着された
石材に穿設された取付孔に、柔軟性と弾性とを有するチ
ューブ状の変形吸収部材が石材との境界部に嵌装された
石材緊結金具の先端脚片を嵌着したのち、前記石材にコ
ンクリートを打設することを特徴とするコンクリート部
材における石材の取付方法に係るものである。
(作 用) 本発明においては前記したように、柔軟性と弾性とを有
するチューブ状の変形吸収部材を石材に対する境界部に
嵌装された石材緊結金具の先端脚片を石材の取付孔に嵌
着したのち、前記石材にコンクリートを打設したのち、
石材におけるコンクリート打設面に設けた応力緩衝層が
有効に働いて、石材とコンクリートとの間にずれ柔軟性
が生起した場合、コンクリート中に打込まれた緊結金具
が前記変形吸収部材の取付部分で変形に対して自由に追
従し、同緊結金具に過大な力が集中するのが防止され、
石材の緊結金具取付部における応力集中が防止される。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。第4図乃
至第6図は変形吸収部材(1)を示し、塩化ビニル、合成
ゴム等の合成高分子材や天然ゴム等の柔軟性と弾性とを
有する材料より構成され、第4図に示す如き円筒状部
片、第5図に示す如き円筒状部片の下端面が傾斜面(1
a)に欠截された部片、或いはまた母線方向に切れ目(1
b)を有する円筒部片より構成されたチューブ状に構成
されている。
第1図に示す実施例においては、前記した石材緊結金具
を構成するアンカーボルト(2)に、第4図に示す変形吸
収部材(1)をその端部が石材取付面に接するように嵌装
し、石材(3)のコンクリート打設面に穿設された取付孔
(4)に嵌着するとともに、石材(3)コンクリート打設面に
合成高分子材等よりなる応力緩衝層(5)が層着し、コン
クリート(6)を打設して同打設コンクリート(6)と前記石
材(3)とを一体化する。
図示実施例は前記したように構成されているので、応力
緩衝層(5)が有効に働いて石材(3)とコンクリート(6)と
の間にずれ変形が生起した場合でも、コンクリート(6)
中に打込まれたアンカーボルト(2)が、変形吸収部材(1)
の嵌装された区分内でずれ変形に対して自由に追従し、
アンカーボルト(2)に過大な力が集中するのが防止され
る。
従って石材(3)のアンカーボルト(2)の取付部に過大な応
力が集中することがなくなり、肉厚の薄い石材(3)や強
度の低い石材(3)を用いても、石材(3)の割裂や欠損を防
止しうるものである。
第2図は緊結金具としてシャーコネクター(7)を使用し
た場合を示し、同シャーコネクター(7)に第5図に示す
変形吸収部材(1)が嵌装されている。
また第3図は緊結金具として使用されたシャーコネクタ
ー(8)を石材(3)の取付孔(4)に嵌着したのち、第6図に
示す変形吸収部材(1)を嵌装した場合を示すものであ
る。
なお第2図及び第3図に示す各実施例の作用効果は、第
1図にす実施例の作用効果と同一であるから説明を省略
する。また各図中第1図に示す実施例と均等部分には同
一符号が附されている。
なお前記チューブ状の変形吸収部材(1)の内径は、使用
する緊結金具に密着する寸法とし、チューブの肉厚、長
さは石材(3)とコンクリート(6)とのずれ変形量や、石材
(3)の強度、及び緊結金具の強度に基いて設計される。
(発明の効果) このように本発明の方法によれば、柔軟性と弾性とを有
するチューブ状の変形吸収部材を石材緊結金具における
石材との境界部に嵌装し、同緊結金具をコンクリート打
設面に応力緩衝層が層着された石材の取付孔に嵌着して
同石材にコンクリートを打設することによって、同打設
コンクリートと石材との間にずれ変形が生起した場合に
おいて前記緊結金具に力が集中するのを防止し、石材に
おける緊結金具の取付部に過大な応力が集中することが
なくなり、従って肉厚の薄い石材や強度の低い石材を用
いても、石材の割裂や欠損を防止しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は夫々本発明に係るコンクリート部材
における石材の取付方法の各実施例の実施状況を示す縦
断面図、第4図乃至第6図は夫々変形吸収部材の各実施
例を示す斜面図、第7図乃至第9図は夫々従来の方法の
実施状況を示す縦断面図である。 (1)……変形吸収部材、(2)……アンカーボルト (3)……石材、(4)……取付孔 (5)……応力緩衝層、(6)……コンクリート (7)(8)……シャーコネクター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート打設面に応力緩衝層が層着さ
    れた石材に穿設された取付孔に、柔軟性と弾性とを有す
    るチューブ状の変形吸収部材が石材との境界部に嵌装さ
    れた石材緊結金具の先端脚片を嵌着したのち、前記石材
    にコンクリートを打設することを特徴とするコンクリー
    ト部材における石材の取付方法。
JP19517487A 1987-08-06 1987-08-06 コンクリ−ト部材における石材の取付方法 Expired - Lifetime JPH0635736B2 (ja)

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JPS6439457A JPS6439457A (en) 1989-02-09
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JPH0712531Y2 (ja) * 1988-02-04 1995-03-29 旭硝子株式会社 壁装材打ち込みコンクリート板もしくはセメント板構造
JP3383040B2 (ja) * 1993-11-25 2003-03-04 大塚オーミ陶業株式会社 クランプ金具
CN102061791A (zh) * 2010-08-12 2011-05-18 周嘉陵 复合装饰混凝土及工法
JP7214281B1 (ja) * 2022-08-02 2023-01-30 有限会社南共プロセス プレキャストコンクリート工法用タイル、プレキャストコンクリート部材、及びプレキャストコンクリート工法用タイルの製造方法

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