JPH082296Y2 - 石引きアンカー - Google Patents

石引きアンカー

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JPH082296Y2
JPH082296Y2 JP14814989U JP14814989U JPH082296Y2 JP H082296 Y2 JPH082296 Y2 JP H082296Y2 JP 14814989 U JP14814989 U JP 14814989U JP 14814989 U JP14814989 U JP 14814989U JP H082296 Y2 JPH082296 Y2 JP H082296Y2
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JP
Japan
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stone
anchor
attached
hole
pulling
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JP14814989U
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JPH0387732U (ja
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有宏 牟田
秀雄 佐藤
信朗 坪内
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Takenaka Corp
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Takenaka Corp
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  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は石張り工事において裏打ちコンクリートま
たはモルタルなしで直接構造体もしくは取付けフレーム
に石材を取付けるための石引きアンカーに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、石材を裏打ちコンクリートまたはモルタルなし
で直接構造体に取付けるには、例えば(1)第6図に示
すように、石材2の小口18の上下に縦穴19,19を穿設し
てピン20を嵌装し、これを構造体10に取付けたアングル
材21にボルト22、ナット23で前後に調節自在に固定され
る石引きレバー24の先端に挿通し、石材2,2間に目地25
を埋めて取付けるか、(2)第7図に示すように、先端
に向うに従って内径を小さくした拡張部26を有する取付
体27にナット28をねじ込み、取付体27に芯棒29を挿入し
た金属拡張アンカー30の取付体27を、石材2の裏面に穿
設した横穴31に挿入し芯棒29を打込むことにより拡張部
26を拡張させて横穴31の穴壁に摩擦力で取付けるように
していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
石材を構造体に取付けるための従来の技術(1)の場
合は、石引きレバーの石面に垂直な方向の引張り耐力は
強いが、石材間に施された目地が不完全な場合は、その
部分から石材の小口に設けられた縦穴内に水が浸入し石
材表面が濡れ色を呈したり、場合によっては冬期の凍結
によって石材が割れて剥落する恐れがあり、また石材周
端部にしか施工できないため風圧力を支持するには石材
面積は小さくする必要があるため大型の石材を使用する
ことができない欠点があり、(2)の場合は、摩擦力に
よる石材の引張り耐力は強いが、摩擦力を得るために石
材に大きな応力が作用しているため石材の端部に施工す
ると石材の割裂を誘発しやすく、また石材に外力が繰返
し作用すると長期的には穴壁から拡張部に及ぼす応力が
弛緩し摩擦力が減じアンカーの役割が阻害される欠点が
あった。
この考案は、これらの欠点を解消し、石材に応力を及
ぼさずアンカーとの係合が確実な石引きアンカーを得る
ことを課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は前記の課題を解決するため、二つ割りのね
じ棒の先端に係合脚を設けて、ねじ棒を2個合わせてボ
ルト状としたとき係合脚が二股に開くようにしたアンカ
ー分割体2個と、これらに螺合するナットとからなる石
引きアンカーの手段を講じるものである。
〔実施例〕
この考案の実施例について図面を参照して説明する。
この考案は、第1図において、長手方向に二つ割りに
したねじ棒1の先端に、石材2の裏面に対して45度方向
に穿設した斜め穴3(第2図参照)に係合する係合脚4
を斜めに設けてアンカー分割体5とし、このアンカー分
割体5を2個合わせてボルト状としたとき係合脚4が二
股に開くようにし、この状態の2個のアンカー分割体5
にナット6を螺合して石引きアンカーとするものであ
る。
この石引きアンカーを石材の裏面に穿設した斜め穴に
取付けるには、第2図に示すように、まず1個のアンカ
ー分割体5の係合脚4を斜め穴3に挿入した後、他方の
アンカー分割体5の係合脚4が石材2の表面7に垂直に
なるようにアンカー分割体5を鎖線Aの角度で斜め穴3
の入口から挿入した後、鎖線Bの角度から鎖線Cの角度
に次第に起しながら斜め穴3の奥に挿入し最後にアンカ
ー分割体5が一方のアンカー分割体5と背中合わせにな
るようにするものである。この場合、第5図に示すよう
に一方のアンカー分割体5の係合脚4の近くに突起8
を、他方のアンカー分割体5の突起8に対応する位置に
凹所9を設けると2個のアンカー分割体5,5を合わせて
1本のボルト状とするのが容易でナット6を螺合するの
にきわめて便利である。
第3図はこの石引きアンカーを使用し石材2を構造体
10に取付けた状態を示すもので、前記のようにして石材
2の斜め孔3,3に挿入した係合脚4,4を有する2個のアン
カー分割体5,5をアングル材11の取付孔12に挿通してナ
ット6で緩く締めて石材2の斜め穴3との間のガタ付き
をなくすようにする。この場合、係合脚4は斜め穴3に
対して何らの応力も及ぼすものではないから、石材2の
端部その他どのような位置に取付けても石材2の割れや
欠損を生じることがない。なお、この場合ガタ付をなく
し、水の浸入によって起る凍結を防止するために斜め穴
3と係合脚4の間隙に合成樹脂系接着剤類を充填しても
よい。
つぎに、アングル材11の他端部と構造体10にボルト13
締めした他方のアングル材14の他端部とを長孔15を介し
て適当間隔を保つようにボルト16締めしたものである。
第4図は石張り天井のような石材2を構造体10aに水
平に取付けた状態を示すもので、石材2の斜め穴3,3に
係合脚4,4を嵌入することによって取付けたアンカー分
割体5,5に長ナット6aを螺合し、その他端部に構造体10a
に螺着したねじ棒17を螺合して取付けたものである。長
ナット6aはターンバックルのように両端部を逆ねじとし
てもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、(1)石材の裏面の斜め穴に係合脚を嵌
合するようになっているので、従来のように小口から水
が浸入して凍結し石材が割れて剥落することがなく、
(2)係合脚が斜め穴に単に嵌合するだけで石材に応力
を作用させるものでないので、石材の端部に取付けても
石材が割れることがなく、石材の面のどのようにな位置
でもアンカーを取ることができるとともに多数の石引き
アンカーを取付けられるため大型の石材の使用が可能で
あり、(3)各種形状の石材にも取付けられるので施工
面への石材の割り付けの自由度が高く、(4)係合脚の
周囲の石材に応力が作用しないので長期間使用しても安
定した耐力が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案の実施例を示すもので、第1
図は斜視図、第2図は縦断正面図、第3図は縦断側面
図、第4図は縦断正面図、第5図は1部の分解正面図、
第6図および第7図は従来例を示すもので、それぞれ縦
断側面図である。 1……ねじ棒、2……石材、3……斜め穴、4……係合
脚、5……アンカー分割体、6……ナット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つ割りのねじ棒(1)の先端に係合脚
    (4)を設けて、ねじ棒(1)を2個合わせてボルト状
    としたとき係合脚(4),(4)が二股に開くようにし
    たアンカー分割体(5)2個と、これらに螺合するナッ
    ト(6)とからなる石引きアンカー。
JP14814989U 1989-12-21 1989-12-21 石引きアンカー Expired - Lifetime JPH082296Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14814989U JPH082296Y2 (ja) 1989-12-21 1989-12-21 石引きアンカー

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JP14814989U JPH082296Y2 (ja) 1989-12-21 1989-12-21 石引きアンカー

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Publication Number Publication Date
JPH0387732U JPH0387732U (ja) 1991-09-06
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JP14814989U Expired - Lifetime JPH082296Y2 (ja) 1989-12-21 1989-12-21 石引きアンカー

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JPH0387732U (ja) 1991-09-06

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