JP3225394B2 - コンクリート製品に化粧ブロックを取付ける装置 - Google Patents

コンクリート製品に化粧ブロックを取付ける装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧ブロックを既
存の擁壁表面に取付けることにより新擁壁に転化させる
ためのコンクリート製品に化粧ブロックを取付ける装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の既存の古くなった擁壁の取付工事
は、古くなった擁壁を取り除き、再度現場で型枠を組ん
でコンクリート板を打設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の既存の古くなっ
た擁壁の取付け工事においては、既存の擁壁を取り除
き、再度、新しく擁壁の取付け工事をするため、多大な
労力、工事の長期化及び高コスト化するという問題点が
あった。そこで、本発明は既存の古くなった擁壁を取り
除くことなく、むしろ擁壁面の強度を利用して、既存の
擁壁表面に化粧ブロックを取付けることを目的としてお
り、その装置に用いる化粧ブロックと擁壁との相乗作用
により壁面の強度化を図り、さらに従来と同一の美観或
は異なる美観を容易に再現して労力の軽減と工期の短縮
化及び低コストな装置を提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本願発明のうち請求項1記載の発明は、擁壁表面に化
粧ブロックを載置し、取付剤により取付けて成るコンク
リート製品に化粧ブロックを取付ける装置において、擁
壁表面に化粧ブロックを載置し、前記化粧ブロックの裏
面の上部と下部とに係止具と前記擁壁表面に係止具とを
備え、これらの係止具は互いに方向性を異にすると共
に、両係止具間の上段と下段との各段部に方向を異に
し、かつ、長く幅広く形成して傾斜させた断面三角形の
突起群を取付け、前記擁壁の係止具と化粧ブロックの係
止具とを互いに係止させ、前記擁壁の表面と化粧ブロッ
クとの空間部に前記係止具及び突起部を埋設するように
モルタル等を充填して成る。本願発明のうち請求項2記
載の発明は、擁壁表面にネットを張設し、該ネットを固
定具により擁壁表面に固定し、その上面に化粧ブロック
を取付剤によりセットする。本願発明のうち請求項3記
載の発明は、化粧ブロックの上下両端面に有する凹凸面
を設け、前記化粧ブロック内に貫通孔を穿設し、擁壁表
面に孔を形成して、前記貫通孔に締付杆を挿入し、この
締付杆の先端を前記孔に挿入して擁壁表面と化粧ブロッ
クとの間に形成された空間部にモルタル等を充填して固
定させたコンクリート製品に化粧ブロックを取付ける装
置において、化粧ブロックの上方部と下方部とに複数の
調整孔を穿設し、調整孔に調整具を挿入固着して前記調
整孔より調整杆を螺挿して擁壁表面における化粧ブロッ
クの傾斜角度を調整する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1に示される実施の形態
は、既存の開削傾斜面に敷設されたコンクリート擁壁1
の表面に化粧ブロック2を複数配列して化粧ブロック2
と擁壁1表面との間に取付剤例えばモルタル3或はエポ
キシ系樹脂接着剤を充填して張着施行する。
【0006】図2及び図3に示される実施の形態におい
ては、図2に示されるように化粧ブロック2の上部と下
部とに係止具4、例えばL形金具をボルト5にて複数取
り付け、図3に示されるように擁壁1の表面に係止具6
例えばL形金具を化粧ブロックのL形金具と対称的にボ
ルト5にて取付けて、擁壁1表面の係止具6に化粧ブロ
ック2の係止具4を係止し、擁壁1表面と化粧ブロック
2との間に形成された空間部7にモルタル3等を充填し
て擁壁1表面に化粧ブロック2を配列付着する。
【0007】図4及び図5に示される実施の形態におい
ては、擁壁1表面と化粧ブロック2との内接面に対称的
に横幅の広い係止具8をボルト5で締着し、化粧ブロッ
ク2の上部と下部の係止具8、8間に凸部10を上下に
突設し、上段凸部10の先端は上方向に下段凸部10の
先端は下方向に傾斜させて横幅広く並列させ、上述の図
2及び図3で示される実施の形態と同様に擁壁1表面の
係止具8に化粧ブロック2の係止具9を係止して擁壁1
表面と化粧ブロック2間に形成された空間部7にモルタ
ル3を充填して凸部10により両壁面の密着度を増大さ
せるものである。本発明に示される実施の形態の凸部1
0においては、三角形状で凸部10の先端を傾斜させて
いる場合を例に説明したが、本発明においては三角形状
以外に四角形、逆三角形、楕円形、円形、凹形状等化粧
ブロックと擁壁の密着度を増大させるあらゆる形状のも
のを含有する。又、上2段、下2段に横幅の広いものを
説明しているが、凸部10の数は限定されるものではな
く単数も含むものである。
【0008】図6に示される実施の形態においては、化
粧ブロック2の裏面に凸部11を縦長く設けている。係
止具8の構成は、図4及び図5に示される実施の形態と
同様である。図7に示される実施の形態においては、擁
壁1表面に斜状に凹部12を形成し、上述の図4で示さ
れる実施の形態の化粧ブロック2を係止具8、9にて係
止し、化粧ブロック2と擁壁1表面間に形成される空間
部7にモルタル3等を充填すると、凹部12内にモルタ
ル3等が流入して空間部7に充填されたモルタル3と一
体化することにより、化粧ブロック2と擁壁1の密着度
を増大させる。
【0009】図8及び図9に示される実施の形態におい
ては、図8で示されるように擁壁1の表面に金属製或は
合成樹脂製のネット13を張設して固定具14、例えば
アンカーボルト又はコンクリート釘にて止め、図9で示
されるようにこのネット13に化粧ブロック2をセット
して擁壁1表面と化粧ブロック2間に設けられた空間部
7にモルタル3を注入してネット13を介して固着する
ことが好ましい。
【0010】図10〜図12に示される実施の形態にお
いては、化粧ブロック2の上下両端面に互いに反対に形
成した凹凸面を形成して隣接化粧ブロック2と互いに係
合し得るようになし、該化粧ブロック2内に複数の貫通
孔15を穿設し、貫通孔15より締付杆16例えばボル
トを挿入して先端を擁壁1表面に形成した孔17に嵌入
した締着具18例えばアンカーナットに螺入し、前記擁
壁1表面と化粧ブロック2間に空間部7を形成する。化
粧ブロック2の複数の調整孔19に調整具20例えばナ
ットを挿入固着し、調整孔19に化粧ブロック2の表面
より調整杆21例えばボルトを螺挿してその先端部を擁
壁1表面に接触させて化粧ブロック2の傾斜角度の調整
と固定とを図ることができるようにしたものである。
【0011】図13に示される実施の形態の化粧ブロッ
クにおいては、上下両端面に凹凸面を有する点において
は上述の図10の実施の形態と同一であるが、化粧ブロ
ック2の左右側面に凹溝22と凸条部23とを設けて隣
接する左右側方に配列した化粧ブロック2の凹溝22に
は凸条部23を、凸条部23には凹溝23を係合させて
上下左右の化粧ブロック2の配列を強化させるものであ
る。
【0012】又、本発明の化粧ブロックの大きさは、既
存の擁壁の大きさと同一である場合を例に説明したが、
化粧ブロックの大きさ及び形状は擁壁の大きさ及び形状
に限定されるものではない。
【0013】
【発明の効果】既存の擁壁を使用することにより、工事
期間の短縮化、壁面の強度の増大、労力の軽減及び施工
の低コスト化を図ることができるという効果がある。既
存の擁壁表面に化粧ブロックを貼着するので、擁壁の美
観を容易に復元することができる。要望に応じ既存の擁
壁表面と異なる化粧ブロックを貼りつけることもできる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】擁壁表面に化粧ブロックの貼着状態を示す側面
図である。
【図2】化粧ブロックの係止具の取付状態を示す化粧ブ
ロックの裏面斜視図である。
【図3】擁壁表面に化粧ブロックを係止具により係止し
てモルタルを充填した状態を示す側面図である。
【図4】化粧ブロックの裏面に係止具及び凸部の取付け
状態を示す図である。
【図5】擁壁表面に図4の化粧ブロックを取付けた状態
を示す側面図である。
【図6】化粧ブロックの裏面に係止具及び凸部の取付け
状態を示す図である。
【図7】化粧ブロックと擁壁の取付け状態を示す側面図
である。
【図8】擁壁表面上に固定具にてネットを取付けた状態
を示す説明図である。
【図9】図8の擁壁表面に化粧ブロックをセットした状
態を示す側面図である。
【図10】化粧ブロックの裏面斜視図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【図12】擁壁表面に化粧ブロックを取付た状態を示す
要部の説明図である。
【図13】化粧ブロックの斜視図である。
【符号の説明】
1 擁壁 2 化粧ブロック 3 モルタル 4 係止具 6 係止具 7 空間部 13 ネット 14 固定具 15 貫通孔 16 締付杆 17 孔 18 締着具 19 調整孔 20 調整具 21 調整杆 22 凹溝 23 凸条部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 擁壁表面に化粧ブロックを載置し、取付
    剤により取付けして成るコンクリート製品に化粧ブロッ
    クを取付ける装置において、擁壁表面に化粧ブロックを
    載置し、前記化粧ブロックの裏面の上部と下部とに係止
    具と前記擁壁表面に係止具とを備え、これらの係止具は
    互に方向性を異にすると共に、両係止具間の上段と下段
    との各段部に方向を異にし、かつ長く幅広く形成して傾
    斜させた断面三角形の突起群を取付け、前記擁壁の係止
    具と化粧ブロックの係止具とを互いに係止させ、前記擁
    壁の表面と化粧ブロックとの空間部に前記係止具及び突
    起部を埋設するようモルタル等を充填して成るコンクリ
    ート製品に化粧ブロックを取付ける装置。
  2. 【請求項2】 擁壁表面にネットを張設し、該ネットを
    固定具により擁壁表面に固定し、その上面に化粧ブロッ
    クを取付剤によりセットする請求項1記載のコンクリー
    ト製品に化粧ブロックを取付ける装置。
  3. 【請求項3】 化粧ブロックの上下両端面に互いに反対
    方向に段差を有する凹凸面を設け、前記化粧ブロック内
    に貫通孔を穿設し、擁壁表面に孔を形成して前記貫通孔
    に締付杆を挿入し、この締付杆の先端を前記孔に挿入し
    て擁壁表面と化粧ブロックとの間に形成された空間部に
    モルタル等を充填して固定させたコンクリート製品に化
    粧ブロックを取付ける装置において、化粧ブロックの上
    方部と下方部とに複数の調整孔を穿設し、この調整孔に
    調整具を挿入固着し、前記調整孔より調整杆を螺挿して
    擁壁表面における化粧ブロックの傾斜角度を調整させる
    ようにしたコンクリート製品に化粧ブロックを取付ける
    装置。
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